アメリカ市場でスバルWRX STI S209がついに発表!2019年11月より限定209台発売
WRX STIの高性能モデル「WRX STI S209」がついに発表され、11月より発売されます。限定209台での販売となり、エンジンを大幅にグレードアップしています。
パワートレインは最高出力345ps、最大トルク447Nmを発生するHKS社製STIターボチャージャー搭載の2.5L水平対向4気筒エンジン。トランスミッションは6速MT(クローズド・レシオ)、駆動方式はAWDです。
WRX STI S209のエクステリアはワイドボディキットを装着することでデモカーのような過激なデザインに。足回りにはBBS製アルミホイールを装着します。
ボディカラーは「WRブルー」と「クリスタルホワイトパール」の2種類がラインナップ。車両価格は約550万円を超えるのではないかと予想されます。
2019年11月欧米で販売されるスバルWRX STI S 209のスペックが明らかに!
スバルテクニカインターナショナル株式会社が、209台限定で販売される欧米仕様のSUBARU WRX STI S 209の確定仕様を公表しました。価格は63,995ドル(日本円で約693万円)とのことです。
エクステリアはS209オーナメント付きのメッシュタイプフロントグリルを装着し、サイドガーニッシュにはS209のロゴが入ります。ドライカーボンのルーフとリヤスポイラーがスポーティーなスタイルです。足回りにはSTI製BBSの19インチ9.0J鍛造アルミホイールとダンロップ製265/35R19タイヤを装着します。
インテリアにはS209専用デザインのRECAROフロントシートを装備。リヤシートはシルバーカラーをアクセントとしたスタイリッシュなデザインです。
インパネ周りにはルミネセントメーターやマルチファンクションディスプレイなど先進装備を搭載します。ステアリングはウルトラスエード、シフトノブは本革巻で握り心地もよく、操作性に優れています。車内には6スピーカーを配置し、スターリンク7.0インチマルチメディアオーディオを備えます。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 181.9 × 72.4 × 58.1in. |
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トレッド(前) / トレッド(後) | 60.8in. / 61.2in. |
最低地上高 | 4.9in. |
車両重量 | 3485 lb. |
エンジン | EJ25・水平対向4気筒 |
最高出力 | 341 hp |
燃料タンク容量 | 15.9 gal |
燃料種類 | 無鉛プレミアムガソリン |
スバルWRX STI S209が2019年にアメリカ市場で限定販売
スバルのアメリカ法人が、2018年12月12日に「WRX STI S209」と思われる商標登録の申請を、米国特許商標庁(USPTO)に対して行いました。
かねてより噂のあったSTIのコンプリートカーの新型モデルの誕生がいよいよ現実味を帯びてきました。申請内容は「自動車および構造パーツとそのアクセサリー」に関する事柄であったため、WRX STI S209は、ベース車を構成するユニットパーツの改良やアクセサリーパーツの追加設定を中心にすると思われます。
2019年の発売が予定され、アメリカ市場での販売が予定されている「WRX STI S209」に関する最新情報をお届けします。
アメリカに続きスバル南アフリカでWRX STIの限定車Diamond Edition登場!
これまで北米仕様のWRX STI S209の発表はありましたが、今度は南アフリカ限定販売の「WRX STi Diamond Edition」が登場です。
VABでは最大とされる約354PSという出力を誇り、STI設立30周年を記念し、南アフリカ限定で30台しか販売されないという超レアの限定モデルです。
トランスミッションは6速MTで、外観はフロントリップスポイラーとサイドスカート、リアアンダースポイラにがハイビズイエローを施し、とても目立つ存在です。
S209が2019年にアメリカ市場で販売 STIの頂点「Sシリーズ」初の海外限定車
S209がデトロイトモーターショー2019で発表されアメリカ市場限定で販売することが決定しました。これまでSTIの最高峰に位置するSシリーズは日本国内のみで発売されてきましたが、スバルの主戦場である北米で初めてSシリーズが発売されることになりました。
S209はアメリカ市場のみで販売され、生産数は僅か200台です。過去日本で販売されたS208などは人気ありすぎて抽選販売していましたが、今回のS209はスバル人気の高いアメリカということと、生産台数が限られるということで最も手に入りにくい希少なコンプリートカーになるでしょう。
S209 | S208 | |
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全長 | 4,620mm | 4,635mm |
全幅 | 1,838mm | 1,795mm |
全高 | 1,475mm | 1,470mm |
ホイールベース | 2,650mm | 2,650mm |
車両重量 | 1,580kg | 1,785kg |
駆動方式 | AWD | AWD |
トランスミッション | 6MT | 6MT |
エンジン型式・種類 | EJ25 2.5L水平対向4気筒ターボエンジン | 2.0L水平対向4気筒ターボエンジン |
最高出力 | 341hp | 242kW(329ps)/7200rpm |
最大トルク | – | 432Nm(44.0kgm)/3200-4800rpm |
WRX STI S209の主要装備
- S209オーナメント付メッシュタイプフロントグリル
- フロント・サイド・リヤアンダースポイラー
- バンパーサイドベゼル
- バンパーサイドカナード
- ワイドフェンダー
- フロントフェンダーエアアウトレット
- S209ロゴ入りサイドガーニッシュ
- リヤバンパー
- S209リヤオーナメント
- ドライカーボンルーフ
- ブラックカラードドアミラー
- ドライカーボンリヤスポイラー
- 6スピーカー
- スターリンク7.0インチマルチメディアオーディオ
- ブラックカラードシャークフィンアンテナ
- レカロフロントシート
- S209ロゴ付インパネ加飾パネル
- S209ロゴ付サイドシルプレート
- シルバーステッチドアアームレスト
- シルバーステッチセンターコンソール加飾パネル
- シリアルナンバープレート
- サブトランク
- STI製ビルシュタイン フロントストラット(倒立式)&コイルスプリング
- STI製ビルシュタイン リヤダンパー&コイルスプリング
- STI製BBS19インチ×9.0J鍛造アルミホイール
- ダンロップ製265/35R19タイヤ
- ブレンボ製フロントベンチレーテッドディスクブレーキ
- ブレンボ製リヤベンチレーテッドディスクブレーキ
- STI製フレキシブルタワーバーフロント
- STI製フレキシブルドロースティフナー
- STI製ピロボールブッシュ・リヤサスリンク
- STI製サポートフロント
- 鍛造ピストン
- 鍛造コネクティングロッド
- 強化バルブスプリング
- 強化クラッチ
- 大容量インジェクター&燃料ポンプ
- 専用低圧損インテークダクト
- 大型エアクリーナー&専用エアクリーナーボックス
- 大径吸気パイプ
- 低圧損ダクトブーツ
- 大径ターボチャージャー
- STIロゴ入り低背圧パフォーマンスマフラー
- 専用ECU
- パフォーマンスシュラウド
- パドルスイッチ付インタークーラーウォータースプレイ
- MOTUL製5W-40エンジンオイル
- シリアルナンバー付きエンジンソレノイドブラケット
- VDC
- アクティブ・トルク・ベクタリング
- STI製ショートストロークギヤシフトレバー
- STIロゴ入りルミネセントメーター
- マルチファンクションディスプレイ
- インパネセンターバイザー
- ウルトラスエード®巻ステアリングホイール
- STIロゴ入りSTI製プッシュエンジンスイッチ
- STIロゴ入りSTI製本革巻MTシフトノブ
今回の発表を受け、日本のスバルファンには残念ですがS209は日本で手に入らないことになります。しかしS209の替わりとしてスバルは日本限定のハイパフォーマンスモデルを用意するという噂もあるため今後の発表に注目しましょう。
S209がデトロイトモーターショー2019で世界初公開しライブ配信 ハニカムメッシュグリルと専用エンブレムを公開
WRX STIをベースにしたコンプリートカー「S209」を2019年1月14日~1月27日の日程で行われるアメリカのデトロイトモーターショーでワールドプレミアするとスバルテクニカインターナショナル(STI)が発表しました。
発表と同時にS209の専用エンブレムを装備したハニカムメッシュグリルが公開されています。日本時間2019年1月15日2時40分からSTI社長の平川良夫氏がスバルブースでプレスカンファレンスを行い、その様子はライブ配信でリアルタイム視聴できます。
SシリーズはスバルとSTIが共同開発する「究極のドライビングカー」をコンセプトに誕生しました。2017年にはS208が販売され限定450台の枠に2,600人が応募するなどスバリスト憧れのスペシャルモデルでした。
S209も限定販売されるとみられ競争率もS208同様かそれ以上になると考えます。
WRX STI Sシリーズはスバル社のスポーティなイメージをリードするコンプリートカー
WRX STI S207やWRX STI S208などのSシリーズは、スバル社のスポーティなイメージをリードしてきたコンプリートカーです。
WRXという名称は、もともとはインプレッサのスポーツバージョンに付けられていたグレード名でした。スバルは3代目インプレッサのモデルチェンジを行った際に、人気グレードを独立させる形でインプレッサという車名を外して「WRX STI」と「WRX S4」を誕生させました。
WRX の後に続くアルファベット3文字「STI」は、スバル・テクニカル・インターナショナルの頭文字をとったものです。スバル・テクニカル・インターナショナルは、スバルの子会社で、モータースポーツに積極的に参戦する中で蓄積された技術力を活かした専用パーツの開発や、エンジンのチューニングを得意とします。
世界ラリー選手権などのモーターショーで輝かしい功績を収めてきた、インプレッサWRXの遺伝子を受け継ぎながら、STIの専用パーツや装備してチューニングも行う「WRX STI」は、スバル社のスポーティなイメージをリードしてきました。その特別仕様車にあたるWRX STI Sシリーズは、スバリスト以外の評価も高いコンプリートカーです。
WRX STI S209の登場は2019年 「S207」や「S208」と同様に限定販売 エンジンはEJ20からEJ25に変更され最高出力は345ps
WRX STIの次期フルモデルチェンジは、2019年と予想されます。WRX STIの新型モデルをベース車とする可能性の高い、WRX STI S209の誕生は、そのタイミングから1年ほど遅れた2019年になると公式発表しました。
現行モデルのWRX STIは2014年8月にインプレッサから独立して誕生しました。そのタイミングから約1年後の2015年10月に特別仕様車である「S207」が発売されました。今回も同様のスケジュールを組むとすれば、WRX STI S209の登場は2019年となる可能性が高いと判断できます。
搭載されるエンジン等のパワートレインは日本のWRX STIに搭載されている2.0LのEJ20型エンジンではなく、北米で販売しているWRX STIに搭載する2.5LのEJ25型になります。
このEJ25型エンジンをチューニングして最高出力345ps、最大トルク44.0kgmを発揮するモンスターエンジンに仕上げます。
WRX STI S209はその他に、エンジンの主要パーツであるコンロッドの強度を高め、ショックアブゾーバーやボールベアリングに改良を加えて、スポーツ走行時の安定性をさらに良くすると思われます。また、リヤウィングやリヤディフューザー以外のパーツにもカーボンファィバーを素材として用いる事で、軽量化をはかると期待します。
先端の空力技術を取り入れた新たなエアロパーツを搭載して、更なるハイパフォーマンス化の実現が見込まれる「WRX STI S209」は、先代モデルのS207やS208と同様に400台~500台程度の限定販売となる可能性が高いです。
WRX STI S209は米国市場限定で販売され日本では販売されない
WRX STIのハイパフォーマモデルである Sシリーズは今まで日本での限定販売となっています。その希少性の高さから日本以外の市場においても販売を望む声が根強くありました。
S209の商標登録がアメリカで行われた事やS209の商品企画は米国の「スバルオブアメリカ」が主導をとっていること、そして発表がアメリカのデトロイトモーターショー2019になることから初めて米国市場限定で販売します。
水平対向エンジンや、シンメトリカルAWDを搭載して、パワフルなスポーツ走行を可能とするWRX STIの認知度はアメリカ市場においても高く、特別装備を充実させた希少性が高く高性能な「WRX STI S209」をアメリカ市場で販売すれば、日本同様のヒットが見込めるでしょう。
今回のSTIコンプリートモデル「S209」は日本では販売されませんが、350~380psのS209ではないSTIのコンプリートカーが日本で用意されるという情報もあるので続報を待ちましょう。
スバリストにとっての憧れる車「WRX STI S209」のオーナーになるにはラッキーも必要
STI Type Sをベース車として、エンジンや足回りのチューニングを再設定し、内外装の専用装備を充実させた限定400台販売の特別仕様車「S207」は即日完売しました。
強い横Gに対しても、ドライビング姿勢を安定させるSTI製RECAROシートを採用し、シリアルナンバープレートを多数設置してオーナーに更なる特別感を与える「S208」は、限定販売450台に対して2,500人を超える応募がありました。
スバルが伝統的に進化させるEJ20型エンジンを搭載して、STIの専用装備を充実させてスポーツ性能も向上させる、希少性の高い、WRX STI Sシリーズはスバリストにとっての憧れの車です。
WRX STI S209の販売台数は今回も500台以下となる見込みです。同車の販売価格は600万円以上となる事が確実視されていますが、先代モデルと同様にオーナーとなるには、高い競争倍率の中から選ばれる幸運も必要となります。