ボルボEX30が一部仕様変更でグレード名称刷新と新インテリア「ハーヴェスト」を導入
ボルボ・カー・ジャパンは2026年5月27日、同社のラインアップで最もコンパクトな電気自動車(EV)SUVである「EX30」のグレード名称を刷新し、一部仕様を変更して発売しました。今回の刷新では、ラインアップをより分かりやすくするため、従来の「Plus Single Motor」を「Plus P5 Electric」に、「Ultra Single Motor Extended Range」を「Ultra P5 Long Range Electric」に、そして「Ultra Twin Motor Performance」を「Ultra P8 AWD Electric」へと名称変更しています。これに伴い、車両後部のエンブレムデザインも新しい仕様へと変更されました。
仕様面では、エントリーグレードの「Plus P5 Electric」において、従来のブラックカラールーフに代わり、ボディと同色のルーフを採用することで、よりクリーンで統一感のあるミニマルなスタイリングを実現しています。また、上位グレードである「Ultra」の2モデルには、北欧の晩夏の夕暮れからインスピレーションを得た新インテリア「ハーヴェスト」が導入されました。このインテリアは、100%リサイクルポリエステルを使用したテキスタイルやバイオ素材由来のノルディコ生地を組み合わせ、アプリコットカラーのアクセントを施した、温かみのあるナチュラルな空間が特徴です。デコラティブ・パネルには亜麻の質感を活かした「ダークフラックス」を採用し、サステナビリティにも配慮されています。
EX30は、日本の標準的な機械式立体駐車場に対応するサイズ感や、ボルボ史上最速となる0-100km/h加速3.6秒(P8 AWDモデル)の性能、そしてボルボ量産車で最小のカーボンフットプリントを達成した環境性能が評価されています。日本市場では2023年の発売以来高い支持を得ており、2026年1月から4月のプレミアムEVセグメントにおいて車種別販売台数で第3位を記録するなど、同社の電動化戦略を牽引する存在となっています。なお、今回の名称および仕様変更に伴うメーカー希望小売価格の変更はありません。
生産面では、予想を超える注文への対応と関税回避のため、2025年よりベルギーのヘント工場でも欧州向け車両の生産が開始されています。日本での販売についても、当初のオンライン限定から、2025年4月よりユーザーのニーズに応える形で店頭販売へと切り替えられるなど、販売体制の強化も図られています。今回のアップデートにより、EX30はより洗練されたスカンジナビアンデザインと分かりやすいラインアップで、引き続き市場での存在感を高めていくことが期待されます。
ボルボEX30とは:電動化の未来を象徴するスモールSUVの歩み
ボルボ・カーズが展開する「EX30」は、ブランドの完全電動化に向けた目標を象徴する、最もコンパクトなプレミアム電気自動車(EV)SUVです。Bセグメントに属するこのモデルは、ボルボのラインアップにおいて新たなエントリー層を切り拓く戦略的モデルとして誕生しました。単なる小型EVにとどまらず、設計段階から環境負荷の低減を追求し、ボルボの量産車として史上最少のカーボンフットプリントを実現するなど、持続可能なモビリティのあり方を提示しています。幾度ものモデルチェンジを重ねてきたボルボの伝統的な安全思想を継承しつつ、電動化時代にふさわしい新世代のコンパクトSUVとして高い評価を受けています。
誕生とグローバル市場での躍進
EX30の歩みは、2023年5月のティザーイメージ公開から始まりました。同年6月にイタリア・ミラノで世界初公開されると同時に欧州での予約販売が開始され、そのコンセプトとスタイリングは瞬く間に注目を集めました。生産は2023年後半に中国の工場で開始されましたが、予想を上回る注文が寄せられたことや、地政学的な関税リスクを回避する目的から、2025年にはベルギーのヘント工場でも欧州向け車両の生産が開始されるなど、供給体制の最適化が進められてきました。
2024年には欧州で最も販売されたEVの一つに数えられるほどの成功を収め、2025年2月には派生モデルとしてオフロード仕様の「EX30 Cross Country」が発表されるなど、そのファミリーを拡大させています。
日本市場における展開と販売戦略の転換
日本国内では2023年11月に待望のデビューを果たしました。当初、ボルボ・カー・ジャパンはデジタルネイティブな層をターゲットに、専用ウェブサイトを通じたオンライン販売のみで展開を開始しました。しかし、実車を確認したいという要望や対面でのサポートを求めるユーザーの声が非常に多かったことから、2025年4月より全国の正規ディーラーでの店頭販売へと切り替えられました。
この柔軟な戦略転換は市場に受け入れられ、2026年に入ると日本のプレミアムEVセグメントにおける車種別販売台数で上位にランクインするなど、国内の電動化市場において確固たる地位を築いています。また、2026年5月には、ユーザーへの分かりやすさを重視してラインアップの名称刷新が行われ、常に市場のニーズに合わせた進化を続けています。
環境負荷の最小化とプラットフォームの革新
EX30は、親会社である吉利汽車が開発したSEA(Sustainable Experience Architecture)プラットフォームを採用しています。この最新プラットフォームを基盤としながら、リサイクル素材の積極的な採用やデザインの最適化による部品点数の削減を徹底しました。その結果、ライフサイクル全体(20万km走行想定)でのCO2排出量を既存のEVモデルから約25%削減することに成功しています。製造プロセスにおいても二酸化炭素排出量の削減に取り組んでおり、ボルボが掲げるサステナビリティの理念を最も色濃く反映したモデルの一つとなっています。
進化し続けるソフトウェアとデジタル体験
車両の機能面では、Googleとの提携による「Google Apps and Services」を搭載しており、スマートフォンを介さず車体のみで高度なナビゲーションや音声操作、アプリの利用が可能です。5G通信機器を内蔵しているため、無線ソフトウェアアップデート(OTA)にも対応しています。これにより、納車後も常に最新のソフトウェア機能や改善がクラウド経由で配信され、時間の経過とともに「進化し続ける車」としての体験を提供しています。さらに、スマートフォンを車両の鍵として利用できるデジタルキー技術への対応など、現代のライフスタイルに即したコネクティビティを追求しています。
ボルボEX30のエクステリア:北欧の美学と機能性が融合したミニマルな造形美
ボルボ史上最もコンパクトなSUVである「EX30」のエクステリアは、北欧デザインの本質を体現しています。スカンジナビアン・デザインに基づき、美しさと実用性を高い次元で調和させており、コンパクトなボディサイズながら、ひと目で心に残る力強い存在感を放つのが特徴です。空力性能の向上やセンサー類のスマートな配置など、すべての要素が機能性とデザインの調和のもとに設計されています。近年のモデルチェンジのトレンドでは、ソフトウェアや装備の充実が主流となっていますが、EX30はエクステリアの造形そのものにも強いこだわりが注ぎ込まれています。
象徴的なライティングとワイドな佇まい
フロントマスクで最も目を引くのは、ボルボの象徴である「トールハンマー」デザインを採用したLEDヘッドライトです。ヘッドライトユニット内には細く鋭いイルミネーションが横一列に走り、フロントフェイス全体に強い水平基調のラインを与えています。このデザインがボディのワイド感を強調し、広範囲をムラなく照らす視認性の高さも兼ね備えています。ヘッドライトはAピラー基部に向かってシャープに切り込む形状で、その直下にVOLVOのエンブレムがフラットな面の中央に配置されています。リアには2分割構造のC字型LEDテールライトが採用され、テールゲート両端から内向きにカーブする赤いラインがボルト留めのないクリーンなリアビューを際立たせています。テールゲートのほぼ全幅にわたって「VOLVO」のレタリングが均等配置され、その下段に「EX30」のエンブレムが収められています。
空力性能を追求したプロポーションとルーフ
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VOLVO EX30 -
VOLVO EX30 -
VOLVO EX30
サイドビューは、フロントからリアにかけてわずかに傾斜する低いルーフラインと、豊かなショルダーラインの組み合わせによって、SUVとしての堂々とした佇まいを実現しています。ボディサイドはCピラー付近からリアにかけて力強く絞り込まれており、スポーティなリアビューを生み出しています。空力性能の向上に貢献するルーフスポイラーはリアルーフエッジに一体化され、ブレーキランプやウォッシャーノズルを内蔵した機能的な設計となっています。真上から見下ろすと、フロントからリアまで広がる大判のパノラマ・ガラス・ルーフが車体の大部分を覆い、周囲をブラックのルーフレールとボディ同色のピラーが囲む構成です。
ルーフのデザインはグレードによって異なります。上位グレードではブラックカラールーフが採用され、車体の重心を低く見せるダイナミックな印象を与えます。一方、2026年5月の仕様変更により、エントリーグレードの「Plus P5 Electric」ではボディと同色のルーフが採用され、よりクリーンで統一感のあるミニマルなスタイリングへと進化しました。
洗練された足元を演出するホイールデザイン
ホイールには、軽量かつ空力性能に優れた新デザインのアルミホイールが採用されています。グレードに応じて18インチ、19インチ、20インチが用意され、スポーク面にダイヤモンドカット加工が施された鋭い直線基調のデザインが特徴です。スポーク間のスペースは深く掘り込まれており、その奥にブレーキキャリパーが覗く構造となっています。特に、ホイールボルトを見せない構造を採用することで、ホイール全体をより大きく、伸びやかに見せる視覚効果を生み出しています。ホイールセンターにはVOLVOのエンブレムが配置されています。
個性を彩る5つのボディカラー・バリエーション
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VOLVO EX30のボディカラー・クリスタルホワイト -
VOLVO EX30のボディカラー・クラウドブルー -
VOLVO EX30のボディカラー・ヴェイパーグレー -
VOLVO EX30のボディカラー・オニキスブラック -
VOLVO EX30のボディカラー・サンドデューン
ボディカラーは、北欧の自然や風景からインスピレーションを得た5色が用意されています。いずれのカラーも、ボディ下部のロッカーパネル付近はマットなダークグレーで統一され、ボディとのツートーンの表情を生み出しています。
- クリスタルホワイト:3層コートにより、シルクのような滑らかさと深い光沢を実現したホワイトパールです。フロントからリアにかけて面の変化に応じて光の反射が微妙に変わり、単純な白ではなく奥行きのある明るさが際立ちます。
- ヴェイパーグレー:北欧の石灰岩をイメージした、軽やかで機敏な印象のメタリックグレーです。太陽光の下では明るく輝き、斜面の陰では落ち着いたシルバーへと表情を変えます。
- クラウドブルー:スウェーデンの冬の空をイメージした淡く遊び心のあるソリッドブルーで、ボディ全体が均一な薄青みを帯びています。下部のダークグレーとのコントラストが爽やかな軽快感を演出しています。
- オニキスブラック:深みのある質感が特徴の洗練されたブラックメタリックで、ボディのシャープな面構成を際立たせます。ルーフとの色差が少ないため、全体が引き締まった一体感のあるシルエットを描きます。
- サンドデューン:温かみのあるベージュ系メタリックで、アーシーなトーンが穏やかな存在感を放ちます。ボディ下部のダークグレーとの対比によって、落ち着いた二層構造の配色が楽しめます。
なお、2025年からは派生モデルとして、最低地上高を上げ、専用エクステリアやオールテレーンタイヤを採用したオフロード仕様の「EX30 Cross Country」も発表されており、さらに選択肢が広がっています。
ボルボEX30のインテリア:持続可能性とミニマリズムが融合した先進の「ルーム」体験
ボルボ史上最もコンパクトなSUV、「EX30」のインテリアは、エクステリアと同様にスカンジナビアン・ミニマリズムを徹底しています。スイッチ類を最小限に抑えたシンプルで直感的な空間設計が特徴であり、ボルボの量産車で最小のカーボンフットプリントを実現するため、リサイクル素材やバイオ素材を積極的に採用しています。車内を単なる「内装」ではなく、自然の色彩や質感を取り入れた4つの「ルーム(インテリアテーマ)」として構成し、上質な居住空間を提供しています。これまでのモデルチェンジで培われたボルボ伝統の人間工学設計が、電動化世代の空間にも受け継がれています。
12.3インチ・ディスプレイに集約された先進機能
EX30のコックピットは、従来の運転席正面のメーター類を廃止し、すべての情報を12.3インチのフローティング・センターディスプレイに集約しています。ステアリングコラムの正面にはメータークラスターを持たず、代わりにセンターコンソール上部に縦型の大型タッチスクリーンが独立して設置されています。ステアリングホイールはスポーク部に各種操作ボタンが埋め込まれたフラットボトム形状で、センターにはVOLVOのエンブレムが据えられています。この高精細なタッチスクリーンには、速度やバッテリー残量などの運転情報からナビゲーション、メディア操作までが一体化されており、ドライバーは最小限の視線移動で必要な情報を把握できます。
インフォテインメントシステムにはGoogleが標準搭載されており、Google マップやGoogle アシスタント、Google Playのアプリをスマートフォンを介さずシームレスに利用可能です。また、5G通信による無線ソフトウェアアップデート(OTA)に対応しており、常に最新の機能やサービスをクラウド経由で享受できる「進化し続ける車」としての体験を提供します。
スマートな収納設計と革新的なサウンド体験
コンパクトなサイズながら、EX30は創意工夫に満ちた収納スペースを備えています。通常はドアにあるスピーカーをダッシュボード上の「サウンドバー」に集約することで、ドアポケットの大容量化を実現しました。センターコンソールには引き出し式のカップホルダーや、バッグを置ける広々とした下部スペースが設けられ、キャビン全体をすっきりと保つことができます。リアシートを折りたたんだラゲッジルームは、リアバンパー開口部から奥のバックシート背面まで、フラットで整然とした広い荷室床面が広がる構造です。荷室奥ではセンターディスプレイのGoogle マップの画面が確認でき、後方からでも車両状態が把握できる設計となっています。
音響面では、Harman Kardonプレミアムサウンド・オーディオシステムが選択でき、サウンドバーを含む計9基のスピーカーが1040Wの総出力で臨場感あふれる音響空間を生み出します。
自然の美しさを映し出す「ルーム」と新インテリア「ハーヴェスト」
EX30は、北欧の風景に着想を得た個性豊かなインテリアテーマを用意しています。
- インディゴ:フロント・リア合わせて4席すべてのシート表皮にリサイクルデニム素材が採用され、深いインディゴブルーと細かなテキスタイル質感が全面に広がります。ヘッドレストの縁取りとシームに細いライトグレーのパイピングが施されており、現代的でスポーティな青の空間を形成しています。
- ミスト:調温機能に優れたウールブレンド素材を用い、ミディアムグレーのシート表皮が前後座席を統一感のある落ち着いたトーンで包んでいます。夜明け前の静けさを思わせる穏やかなグレーが全体をやさしくまとめています。
- パイン:スウェーデンの森をイメージしたグリーンとイエローの配色で、生命力あふれる空間を提供します。
- ハーヴェスト:2026年5月より導入された新インテリアで、北欧の晩夏の夕暮れをイメージしています。シート表皮には100%リサイクルポリエステルとバイオ素材由来の「ノルディコ」生地が組み合わせられ、アーモンドに近いウォームベージュが全体のベースカラーを形成しています。ヘッドレスト背面とシートバックのサイドサポートにはアプリコットカラーのアクセントが配置されており、シーム部分の細いステッチラインと合わさって繊細な手工芸品のような温かみを醸し出しています。デコラティブ・パネルには亜麻の質感を活かした「ダークフラックス」が施されています。
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VOLVO EX30の内装 -
VOLVO EX30の内装 -
VOLVO EX30の内装
快適性と開放感を高めるディテール
人間工学に基づいて設計されたフロントシートは、長距離ドライブでも疲れにくい構造となっており、形状をスリム化することで後席の足元スペースを確保しています。さらに、パノラマ・ガラス・ルーフ(Ultraグレードに標準)は、フロントからリアまで広がる大きな面積で自然光を採り込み、車内に圧倒的な開放感をもたらします。このガラスは熱を約80%カットする加工が施されており、サンシェードなしでも快適に過ごせるよう設計されています。
夜間には、オーロラや夏至など北欧の自然な移ろいをテーマにした5つのアンビエントライトが室内をやさしく照らし、没入感のある洗練された移動時間を演出します。
ボルボEX30の走行性能:ボルボ史上最速の加速と緻密なシャシーがもたらす走りの新次元
ボルボ・カーズが提供する「EX30」は、コンパクトなボディサイズからは想像できないほどのパワフルで洗練された走行性能を備えています。ボルボの完全電動化戦略を象徴するモデルとして、電気自動車(EV)ならではの素早いレスポンスと、都市部での扱いやすさ、そしてボルボの歴史を塗り替える圧倒的な加速力を兼ね備えているのが最大の特徴です。
ボルボ史上最速を誇る加速性能
EX30の走行性能を語る上で最も注目すべきは、その加速力です。特に前後2基のモーターを搭載する「Ultra P8 AWD Electric」は、最高出力315kW(428ps)、最大トルク543Nmを発生し、0-100km/h加速はわずか3.6秒という驚異的な数値を記録しています。これは、これまでのボルボの量産車において最速の加速性能です。
また、後輪駆動(RWD)モデルも優れた動力性能を維持しており、0-100km/h加速は「Plus P5 Electric」で5.7秒、「Ultra P5 Long Range Electric」では5.3秒と、日常のあらゆるシーンでストレスのない鋭い加速を実現しています。
俊敏なハンドリングを支える高剛性シャシー
コンパクトな車体を活かした俊敏なハンドリングを実現するため、シャシーは細部まで丁寧にチューニングされています。リアサスペンションには高度なマルチリンク式を採用し、優れたコントロール性と走行安定性を両立しました。
さらに、先進の電子制御システムがタイヤのスリップを抑制し、あらゆる路面状況下で最適なトラクションを維持します。これらの技術が統合されることで、EV特有の静粛性に加え、ドライバーの意図に忠実な滑らかで質の高い走りを提供します。なお、最高速度はボルボの全モデル共通の安全方針に基づき、180km/hに制限されています。
性格を切り替えられるドライブモード
EX30には、走行シーンや好みに合わせてパフォーマンスを調整できる「ドライブモード」が搭載されています。
- デフォルトモード:パフォーマンス、快適性、エネルギー消費のバランスを最適に保つ、日常走行に適した設定です。
- 航続距離モード:エネルギー効率を最大限に高め、航続距離を伸ばすためのモードです。
- パフォーマンスモード:モーター、ステアリング、ブレーキのレスポンスが鋭くなり、スポーティな走行特性を最大限に引き出します。
特にAWDモデルでは、パフォーマンスモードを選択することで常時全輪駆動となり、トラクションと安定性が最大限に高められます。
効率的なバッテリーシステムと充電環境
航続性能についても、エネルギー効率を最大限に高める設計がなされています。用途に合わせて2種類のバッテリー(LFPおよびNMC)が用意されており、最大で560kmの航続距離(P5 Long Rangeモデル、WLTCモード)を実現しました。
また、充電効率を高めるための「バッテリー・プレコンディショニング」機能も備わっています。Google マップで充電ステーションを目的地に設定すると、到着に合わせてバッテリーを最適な温度に調整(予熱・予冷)し、急速充電の速度と効率を大幅に向上させることが可能です。
ボルボEX30の安全性能:最先端テクノロジーで「全方位」を守るスモールSUV
ボルボ・カーズが「すべての人の安全を守るために」という信念のもと開発した「EX30」は、ブランド史上最もコンパクトなSUVでありながら、上位モデルと同等の高度な安全基準を備えています。「Safe Space Technology(セーフ・スペース・テクノロジー)」と総称される最新の安全・運転支援機能を標準装備し、都市部での複雑な交通状況から高速道路での長距離ドライブまで、あらゆるシーンで乗員や周囲の歩行者を守るための革新的な技術が凝縮されています。
衝突回避・被害軽減を支えるインテリジェントな検知機能
EX30には、昼夜を問わず他車や歩行者、サイクリストを検知する「衝突回避・被害軽減ブレーキシステム」が搭載されています。このシステムは、衝突の危険を検知すると警告を発し、必要に応じて自動ブレーキやステアリング補正を行い、被害の回避または軽減を図ります。
また、交差点での安全をサポートする「インターセクション・サポート」も備えており、右折時に対向車が接近している場合や、直進時に側方から車両が接近している場合に衝突を回避するようサポートします。
ドライバーの集中力をモニターする「ドライバー・アラート・システム」
ドライバーの状態をきめ細かく見守る機能も進化しています。ステアリングコラムに設置された赤外線センサーが、ドライバーの視線や頭の動き、まばたきの速さと頻度をリアルタイムで追跡します。さらにフロントカメラが道路を監視し、これらのデータを総合的に分析することで、注意散漫や居眠り運転の兆候を検知した際には、メッセージを表示して休憩を促します。
都市部での事故を防ぐ「ドア・オープニング・アラート」
都市部での利用に配慮した機能として、「ドア・オープニング・アラート」が新たに導入されました。これはリアレーダーを用いて後方から接近するサイクリストやスクーターを検知する機能です。乗員が不用意にドアを開けようとして衝突の危険がある場合、ディスプレイ表示と警告音、さらにはドアミラーの警告灯を通じて知らせることで、いわゆる「ドア事故」を未然に防ぎます。
ストレスを軽減する高度な運転支援機能
長距離走行をサポートする「パイロット・アシスト」には、設定された速度での巡航や先行車への追従機能に加え、「レーンチェンジ・アシスト(車線変更支援)」が含まれています。また、大型トラックなどとの並走時には、自動でステアリングを微調整して安全な距離を確保する「レーンオフセット・アシスト」も備わっています。
さらに、縦列駐車を含む駐車操作を自動で行う「パーク・アシスト・パイロット」も搭載されており、ステアリング、アクセル、ブレーキの操作を車両が担うことで、狭いスペースへの駐車も安全かつスムーズに行えます。
乗員を守る強固な構造と多角的なエアバッグ
パッシブセーフティ(衝突安全)の面でもボルボの基準は揺るぎません。高強度のシャシー設計に加え、室内の安全性を高める工夫が随所に施されています。特に、衝突時に運転席と助手席の乗員同士が接触するのを防ぐ「ファーサイド・エアバッグ」が新たに採用されたほか、頭部を保護するカーテン状のインフレータブルカーテン(IC)など、合計で7つのエアバッグが全方位から乗員を保護します。これらの機能により、EX30は小さなボディサイズながらも、最高水準の保護性能を実現しています。
ボルボEX30の価格・グレード・主要諸元:最新ラインアップとスペックまとめ
ボルボ・カー・ジャパンは2026年5月27日、同社最小の電気自動車(EV)である「EX30」のグレード名称を刷新し、ラインアップを再編しました。刷新後のラインアップは、日常的なパワーと効率のバランスに優れたエントリーモデルから、ボルボ史上最速の加速性能を誇るAWDモデルまで3つのグレードで構成されています。ここでは、最新のメーカー希望小売価格と、各グレードの主要な諸元情報を一覧で紹介します。
グレード構成とメーカー希望小売価格
2026年5月の刷新により、従来の「Single Motor」などの表記が「P5」「P8」といった出力ベースの名称に変更されました。なお、この名称変更に伴う価格の改定は行われていません。
| グレード名称 | 旧名称 | メーカー希望小売価格(税込) |
|---|---|---|
| Plus P5 Electric | Plus Single Motor | 4,790,000円 |
| Ultra P5 Long Range Electric | Ultra Single Motor Extended Range | 5,790,000円 |
| Ultra P8 AWD Electric | Ultra Twin Motor Performance | 6,290,000円 |
主要諸元と比較データ
EX30は全車共通で全長4,235mm、全幅1,835mmというコンパクトなサイズを維持しており、日本の機械式立体駐車場にも対応した設計となっています。走行性能や航続距離、装着されるタイヤサイズはグレードごとに異なります。
| 項目 | Plus P5 Electric | Ultra P5 Long Range Electric | Ultra P8 AWD Electric |
|---|---|---|---|
| 全長×全幅×全高 (mm) | 4,235 × 1,835 × 1,550 | ||
| ホイールベース (mm) | 2,650 | ||
| 最低地上高 (mm) | 175 | ||
| 車両重量 (kg) | 1,770 | 1,790 | 1,880 |
| 駆動方式 | 後輪駆動 (RWD) | 全輪駆動 (AWD) | |
| 最高出力 [kW(ps)] | 200 (272) | 200 (272) | 315 (428) |
| 最大トルク [Nm] | 343 | 343 | 543 |
| 一充電走行距離 (WLTCモード) | 390 km | 560 km | 535 km |
| バッテリー容量 (kWh) | 51 | 69 | |
| タイヤサイズ | 225/55R18 | 245/45R19 | 245/40R20 |
ボルボ「EX30 Cross Country」:冒険心を刺激するタフな電動SUVの誕生
ボルボ・カーズが展開する「EX30 Cross Country(クロスカントリー)」は、ブランド史上最小の電気自動車(EV)であるEX30をベースにした、オフロード走行も視野に入れた派生モデルです。ボルボ伝統の「クロスカントリー」の名を冠したこのモデルは、コンパクトなサイズ感とEVならではの機敏さを維持しつつ、よりアクティブなライフスタイルに応えるためのタフな個性を纏っています。
伝統の継承とEVでの復活
EX30 Cross Countryは、2025年2月10日に世界に向けて発表されました。ボルボが長年培ってきた「クロスカントリー」のヘリテージを次世代の電動SUVへと継承するモデルであり、都市部から自然の中まで、あらゆる風景に映えるスタイリングを追求しています。日本市場においては、2025年8月21日に大幅なアップデートの一環として導入され、販売が開始されました。
オフロード性能を高める専用仕様
このモデルの最大の特徴は、未舗装路や過酷な路面状況にも対応できる専用の設計です。ヴェイパーグレーのボディは起伏のある山間部のロードを走行しており、ルーフ上には金属製のキャリアラックが架装され、その上に黒いハードケース2個が積載されています。ベースモデルと比較して最低地上高(ロードクリアランス)が高められており、走破性が向上しています。
足元には、砂利道や滑りやすい路面でのグリップ力を高める「オールテレーンタイヤ」を装着しています。タイヤのサイドウォールは肉厚で、ブロックパターンの深い溝が施されています。ホイールはブラック塗装の多スポーク形状で、タフな印象を強調しています。さらに、スキッドプレートを備えたフロントおよびリアのバンパー、ブラックの樹脂製フェンダーアーチモールディング、サイドシルガードを採用したタフなエクステリアなど、冒険心をかき立てる専用のデザインが施されています。フロントフェイスには標準EX30同様のトールハンマーLEDヘッドライトが備わり、ロワーバンパー中央には大型のスキッドプレートが装着されています。リアビューではC字型テールライトの両側に「EX30」のエンブレムが配置され、テールゲート中央には「VOLVO」のレタリングが横断しています。
日本市場におけるパフォーマンスと航続距離
日本で展開されるEX30 Cross Countryは、高い動力性能を誇る全輪駆動(AWD)の「Ultra Twin Motor Performance」グレードのみの設定となっています。前後2基のモーターにより最高出力428hp(315kW)というパワフルな走りを実現し、厳しい路面状況下でも安定したトラクションを提供します。
また、一充電走行距離(WLTCモード)は最大500kmを達成しており、長距離のアウトドアレジャーでも安心して走行できる航続性能を確保しています。小さなボディにボルボの安全思想とタフな走りを凝縮したEX30 Cross Countryは、電動モビリティにおける新しい「冒険の形」を提案する一台です。
VOLVO EX30の写真
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VOLVO EX30 -
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