アルファードのモデルチェンジ情報:PHEV拡充と新グレード「G」を加えた2026年一部改良
トヨタの高級ミニバン「アルファード」が、2026年6月3日に一部改良を実施し、同日より販売を開始しました。幾度もモデルチェンジを重ねながら、世代ごとに上質さと快適性を磨き上げてきたアルファードにとって、今回の改良はラインアップの幅を大きく広げる内容となっています。プラグインハイブリッド車(PHEV)が「Z」グレードへと拡大され、ハイブリッド車には新グレード「G」が加わりました。ここでは、エクステリアやインテリアの質感から、走行性能、先進の安全装備、そして価格・グレード構成まで、最新の改良内容を詳しく解説します。
トヨタ、「アルファード」を一部改良 PHEVモデルの拡充や新グレードを設定
新型アルファード
トヨタは2026年6月3日、ミニバンの「アルファード」を一部改良し、同日より販売を開始しました。今回の改良では、プラグインハイブリッド車(PHEV)およびハイブリッド車(HEV)のラインアップに新グレードが追加設定されたほか、全般的な商品力の強化が図られています。なお、兄弟モデルである「ヴェルファイア」についても同様の一部改良が実施され、同日に発売されています。
アルファードの主な改良点として、まず「Z」グレードに待望のPHEVモデルが新設定されました。このモデルには、19インチのシルバースパッタリング塗装アルミホイールや本杢のステアリングホイール、エグゼクティブパワーシート、左右独立ムーンルーフなどが標準装備されるほか、外部給電機能(V2H)に対応した充電インレットも備わっています。また、HEVモデルには新たに「G」グレードが設定され、3眼LEDヘッドランプやパノラミックビューモニター、パーキングサポートブレーキといった安全・快適装備が充実しています。
全グレード共通の強化策としては、新たなボディカラーとして「ニュートラルブラック」が設定されました。最上位の「Executive Lounge」グレードでは、内装の加飾がブロンズスパッタリングへと統一され、より洗練された空間を演出しています。走行性能の面では、路面からの振動に応じて減衰力を機械的に可変させる「周波数感応型ショックアブソーバー」を全グレードに標準設定し、乗り心地のさらなる向上が図られました。このほか、18インチアルミホイールへのハイパークロームメタリック塗装の採用など、細部にわたる質感の向上が実施されています。
トヨタ・アルファード、上質さを極めたエクステリア デザインの細部と新色に迫る
新型アルファード
2026年6月3日に一部改良が発表されたトヨタのフラッグシップミニバン「アルファード」は、高級ミニバンとしての威厳と、スムーズな走りを感じさせる洗練されたスタイリングを特徴としています。これまでのモデルチェンジで磨かれてきた堂々たるプロポーションはそのままに、今回の改良では走行性能や快適装備の充実に加え、外観においても質感をさらに高めるアップデートが施されました。静謐さと躍動感という2つのエッセンスを研ぎ澄ませた、限りなく上質な佇まいが追求されています。
威厳と鋭さを放つフロントマスクと照明
新型アルファード
アルファードのフロントフェイスは、高級感溢れる大型のコンビネーションランプが力強い眼差しを印象づけています。フロント中央を大きく占める格子状のメッキグリルはトヨタエンブレムを核に立体的なブロックを積み重ね、その左右へと鋭く切れ上がったヘッドランプが連なります。プラチナホワイトパールマイカのボディは、なだらかなボンネットから張りのあるフェンダーへと面が流れ、ドアハンドルにはメッキ加飾が施されています。異形3眼LEDヘッドランプは、ハイ・ロービームやオートレベリング機能に加え、デイタイムランニングランプやコーナリングランプといった機能を一体化し、夜間の優れた視認性とデザイン性を両立しています。右左折時に内側から外側へ流れるように点灯するLEDシーケンシャルターンランプは、周囲からの被視認性を高めるとともに、次世代の高級感を演出します。
リヤビューにおいては、シームレスに光を放つ大型のLEDリヤコンビネーションランプが気品ある後ろ姿を形作っています。このアウターレンズ表面には、優れた操縦安定性を確保するための「エアロスタビライジングフィン」が設定されており、機能美も追求されました。
足元を彩る多彩なホイールラインアップ
新型アルファード
新型アルファード
今回の改良では、一部グレードのアルミホイールにおいて質感の向上が図られました。細やかに枝分かれする多数のスポークが鏡面のように光を反射し、ホイール中央にはトヨタエンブレムを据えた小ぶりなセンターキャップが収まります。主なラインアップと特徴は以下の通りです。
- 19インチ(シルバースパッタリング塗装):立体的なスポーク造形が次世代のエレガンスを表現し、PHEVモデル(Zグレード)などに標準装備されます。
- 18インチ(ハイパークロームメタリック塗装):「Z」グレード(ガソリン車・HEVモデル)に標準設定され、今回の改良で質感が向上したトリプルスポークのデザインが力強さを演出します。
- 17インチ(シルバースパッタリング塗装):「Executive Lounge」のHEVモデルに標準装備され、王道の高級感と品格を際立たせます。
- 17インチ(シルバーメタリック塗装):「G」グレードに標準装備される、精緻な多軸スポークの端正なデザインです。
利便性と意匠を両立したエクステリア装備
新型アルファード
新型アルファード
快適な乗り降りをサポートする機能として、スライドドアのアウトサイドハンドルには直感的な操作が可能な「ワンタッチシーソースイッチ」が装備されています。また、ドアの開閉に連動して地上約220mmの位置に出現する「ユニバーサルステップ」も全車にメーカーオプションとして設定されており、お子様や高齢者の方の乗降性を高めています。
PHEVモデルのボディ側面には、外部給電機能(V2H)に対応した充電インレットが備わります。リッドを開くと給電口の脇に施錠用のキーシリンダーが、給電口上部には充電状態を示す緑色のインジケーターランプが配置され、コネクターを差し込むだけで通電状況を確認できます。
開放感をもたらす装備としては、2列目の左右席それぞれで独立して開閉操作ができる「左右独立ムーンルーフ」が設定されました。天井には左右2枚のガラスルーフが前後に長く並び、それぞれにスライド式のルーフシェードが組み込まれています。これはPHEVモデルやExecutive Loungeに標準装備されるほか、Zグレードのガソリン車やHEVモデルにもメーカーオプションとして用意されています。
豊かな表情を見せるボディカラー・バリエーション
ボディカラーには、今回の改良で新たに追加された新色を含む3色が設定されています。
- ニュートラルブラック:今回の新設定色で、全グレードに展開されます。
- プラチナホワイトパールマイカ:メーカーオプションとして設定される、真珠のような輝きを持つ白です。
- プレシャスレオブロンド:メーカーオプションとして設定される、華やかさと落ち着きを兼ね備えたブロンドカラーです。
トヨタ・アルファード、移動を至福に変える「おもてなし」の室内空間
新型アルファード
新型アルファード
新型アルファード
2026年6月3日の一部改良により、トヨタのフラッグシップミニバン「アルファード」のインテリアはさらなる進化を遂げました。今回の改良では、最上位グレード「Executive Lounge」の加飾変更や、新たに設定されたPHEVモデル、ハイブリッド車の「G」グレードにおいて、それぞれのキャラクターに合わせた上質な装備が拡充されています。「快適な移動の幸せ」を追求し、隅々まで心づかいが施された室内空間は、乗る人すべてを至福のひとときへと誘います。
極上の寛ぎを約束するシートラインアップ
新型アルファード
アルファードのインテリアにおける最大の魅力は、乗車人数やグレードに合わせて用意された多彩なシートです。2列目にはヘッドレストからショルダー、座面までを包み込む大型のキャプテンシートが据えられ、座面前方からは電動式のオットマンが長く前方へとせり出します。シート表皮にはブラックレザーに細かなパーフォレーション加工が施され、ドアトリムにはダイヤモンド状のキルティングと木目調パネルが組み合わされています。アームレストの天面やドア内側にはブロンズ色のアクセントラインが走り、漆黒を基調とした空間を引き締めています。
最上位のExecutive Loungeには、肌触りの良いプレミアムナッパ本革を使用した「エグゼクティブラウンジシート」を装備しています。電動のパワーロングスライドやパワーオットマン(伸縮機構付)、さらには背中から大腿部までを押圧するリフレッシュシート機能を備え、究極の快適性を提供します。
新たにPHEVモデルが追加されたZグレードには、合成皮革の「エグゼクティブパワーシート」が標準装備されています。また、ハイブリッド車に新設定されたGグレードでは、7人乗り仕様に「リラックスキャプテンシート」、8人乗り仕様には「6:4分割チップアップシート」が採用され、日常の使い勝手と多人数乗車の利便性を両立しています。
先進技術と機能美が融合したコックピット
新型アルファード
運転席まわりは、重厚なコンソールと先進のインターフェースが融合した、機能的な空間となっています。ステアリングホイールは上下のリムに木目材をあしらい、中央のスポークにはトヨタエンブレムとブロンズ色の加飾が配されています。ステアリング左脇には電源を入れる「POWER」ボタンが置かれ、助手席側のインパネには木目の加飾パネルが横方向へと伸びています。
メーター類には、4つのテイストから表示をカスタマイズできる「12.3インチTFTカラーメーター」を採用。センターには直感的な操作が可能な「14インチHDディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plus」が配置されています。さらに、視線を逸らさずに情報を確認できる「カラーヘッドアップディスプレイ」や、指先の触感で直感的に操作できる「タッチトレーサーオペレーション」も設定されています。
ステアリングについては、PHEVモデルやExecutive Loungeに本杢(ほんもく)のステアリングホイールが採用されるなど、素材の質感にもこだわりが尽くされています。センターコンソール前方には、ケーブルを使わずにスマートフォンを充電できるワイヤレス充電トレイを配置。トレイの脇にはType-CのUSB端子が並び、上方のエアコン吹出し口の縁にはブロンズ色のアクセントが添えられています。
空間を彩る光と空調の「おもてなし」
新型アルファード
新型アルファード
新型アルファード
車内での時間をより豊かにするため、照明や空調にも徹底したこだわりが見られます。天井中央には、照明、各種スイッチ、エアコン吹出し口などの機能を一括集約した「スーパーロングオーバーヘッドコンソール」が前後に長く伸びています。中央の操作パネルには空調の設定温度が表示され、その左右に2列目・3列目用の吹出し口とルーフシェードのスイッチが整然と並びます。両側には左右独立ムーンルーフのガラス面が広がり、開放的な眺めをもたらします。
このコンソールには全64色から選べる「LEDルーフカラーイルミネーション」が備わり、その日の気分に合わせた空間演出が可能です。また、後席から空調や照明などを指先ひとつで操作できる脱着式の「リヤマルチオペレーションパネル」もExecutive Loungeに標準装備されています。
空調面では、前後左右独立温度コントロールフルオートエアコンに加え、微粒子イオン「ナノイーX」を放出する機能を備え、常に清潔で快適な空気環境を維持します。
洗練度を高めた内装加飾
今回の改良では、最上位グレードのExecutive Loungeにおいて、内装の加飾が「ブロンズスパッタリング」へと統一されました。これにより、ブラックやニュートラルベージュの内装色と相まって、よりモダンで洗練された空間が演出されています。
また、PHEVモデルのルーフヘッドライニング(天井材)には、上質な風合いと耐久性を兼ね備えたスエード調人工皮革「ウルトラスエード®」が採用されています。きめ細かな起毛が天井からピラー周辺までを途切れなく覆い、しっとりとした手触りと落ち着いたマット感を生み出し、視覚と触覚の両面で高い満足感を与えています。
トヨタ・アルファード、高級セダンに匹敵する「極上の走り」と「快適性」の両立
新型アルファード
トヨタのフラッグシップミニバン「アルファード」は、2026年6月3日の一部改良により、走行性能の面でもさらなる進化を遂げました。これまでのモデルチェンジで鍛え上げられてきたTNGAプラットフォームの採用や高剛性ボディに加え、今回の改良では「周波数感応型ショックアブソーバー」を全グレードに標準設定するなど、乗り心地と操縦安定性の向上が図られています。高級ミニバンとしての余裕ある走りと、乗る人すべてに快適な移動を提供する動的性能のディテールを解説します。
進化した足回りとプラットフォーム
新型アルファード
アルファードの走りの基盤となるのは、ミニバン用に最適化されたTNGAプラットフォームです。ボディ骨格には2種類の構造用接着剤を効果的に塗布し、床下にはVブレースを追加することで、優れた操縦安定性と不快な振動の低減を実現しています。
サスペンション形式は、フロントにマクファーソンストラット式、リヤにはダブルウィッシュボーン式を採用しています。今回の改良で全車標準装備となった「周波数感応型ショックアブソーバー」は、路面からの振動周波数に応じて減衰力を機械的に変化させ、しっかりとした接地感としなやかな乗り心地を高次元で両立させます。
3つのパワートレインが提供する多彩な走りの個性
新型アルファード
パワートレインは、新たに拡充されたPHEV、主力となるHEV、そしてガソリン車の3種類が用意されています。
- 2.5L プラグインハイブリッドシステム(PHEV):大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、モーター主体で走行します。圧倒的な静粛性と滑らかな加速を提供し、EV走行距離は73km(17インチタイヤ装着車は74km)を確保しています。
- 2.5L ハイブリッドシステム(HEV):2.5Lダイナミックフォースエンジンを核とし、優れた動力性能と低燃費を両立しています。WLTCモード燃費で最大18.9km/Lという高い環境性能を誇ります。
- 2.5L ガソリンエンジン:2AR-FEエンジンとSuper CVT-iを組み合わせ、力強くリニアな加速フィーリングを実現しています。
乗り心地と安定性を高める高度な制御技術
快適な移動空間を実現するため、緻密な制御技術が数多く投入されています。ハイブリッド車およびPHEVには、路面の凹凸に合わせてモータートルクを制御し、車体の上下の揺れを抑える「ばね上制振制御」を搭載しています。さらに、停止直後の揺れを抑える「スムーズストップ」や、急ブレーキ時の姿勢変化を低減する「ブレーキ車両姿勢制御(ピッチ制御)」などが、乗員の不快な姿勢変化を最小限に抑えます。
また、4WDモデルにおいては、電気式4WDシステム「E-Four」を採用しています。路面状況に応じて前後輪のトルク配分を最適に制御し、滑りやすい路面での安定性と、ドライ路面での力強い発進・旋回性能に寄与しています。
先進技術によるエネルギー効率の最適化
走行シーンに応じて、エネルギー効率を最大化する先進機能も充実しています。GPS情報を元に長時間駐車場所を推定し、到着前に放電して次の始動時の効率を高める「先読みSOC制御」(HEVに標準)や、ナビのルート情報に合わせてEV/HV走行を自動で切り替える「先読みEVドライブ」(PHEVに標準)などが、快適な走りと省燃費の両立をサポートします。
トヨタ・アルファード、先進の「Toyota Safety Sense」と運転支援で守る究極の安心感
新型アルファード
2026年6月3日の一部改良により、トヨタのフラッグシップミニバン「アルファード」は、安全性能の面でもその地位を揺るぎないものにしています。最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備するだけでなく、高度運転支援技術「トヨタ チームメイト」の機能拡充、さらには今回の改良で新設定された「G」グレードへの安全装備の充実など、乗る人すべてに「移動の幸せ」を提供するための先進テクノロジーが惜しみなく投入されています。
進化を続ける予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」
アルファードには、2種類のセンサー(ミリ波レーダーと単眼カメラ)で高い認識性能と信頼性を両立した「Toyota Safety Sense」が搭載されています。
- プリクラッシュセーフティ:前方の車両や歩行者(昼夜)、自転車(昼夜)、自動二輪車(昼)を検出し、衝突回避や被害軽減をサポートします。交差点での右左折時の検知や、出会い頭の車両・自動二輪車の検知にも対応しています。
- プロアクティブドライビングアシスト(PDA):「歩行者の横断」や「飛び出してくるかもしれない」といったリスクを先読みし、ステアリングやブレーキ操作をさりげなくサポートします。
- レーンチェンジアシスト(LCA):高速道路等でレーントレーシングアシスト作動中にウインカーを操作することで、車線変更のための操舵支援を行います。
- ドライバー異常時対応システム:ドライバーの無操作状態が継続した場合、自車線内に減速停車し、救命・救護をサポートします。
高度運転支援技術「トヨタ チームメイト」による負担軽減
高速道路や駐車時における運転負荷を大幅に軽減する「トヨタ チームメイト」も、アルファードの大きな特徴です。
- アドバンスト ドライブ(渋滞時支援):高速道路での渋滞時(0km/h〜約40km/h)、一定の条件を満たすとシステムが作動し、認知・判断・操作を支援します。停車後、約3分以内であれば先行車の発進に合わせて自動で再発進し、ドライバーの疲労を軽減します。
- アドバンスト パーク:スイッチひとつで、ステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトの全操作を車両が支援して駐車を行います。さらに、PHEVおよびHEVモデルでは、車外から専用スマートフォンアプリで操作可能な「リモート機能」も備わっています。
日常の不安を解消する多角的なサポート機能
新型アルファード
今回の改良で新設定されたハイブリッド車の「G」グレードには、パノラミックビューモニターやパーキングサポートブレーキが標準装備されました。
- パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付):車両を真上から見たような映像をディスプレイに表示します。ボディを透かして見たような「シースルービュー」により、目視しにくい周辺状況の確認をサポートします。
- 安心降車アシスト(SEA):降車時に後方からの自転車や車両を検知すると、ドアミラーのインジケーター点灯や音声で警告し、衝突の可能性がある場合はスライドドアのオープンを停止・キャンセルします。
- ドライブレコーダー(前後方):車載カメラの映像を内蔵メモリに記録します。専用アプリを介して、録画した映像をスマートフォンで再生することも可能です。
通信で安全を高める「ITS Connect」
新型アルファード
クルマに搭載されたセンサーでは捉えきれない、見通しの悪い交差点での車両や歩行者の存在、信号情報を、道路や他のクルマと直接通信して取得する「ITS Connect」がメーカーオプションとして用意されています。緊急車両の存在を通知する機能や、右折時の注意喚起、赤信号の見落とし防止を支援する機能など、通信技術によって「見えない不安」を「見える安心」へと変えています。
トヨタ・アルファード、2026年改良モデルの価格・諸元・グレード一覧
新型アルファード
2026年6月3日の一部改良により、トヨタのフラッグシップミニバン「アルファード」は、PHEVモデルのラインアップ拡充やハイブリッド車(HEV)の新グレード「G」の設定が行われ、さらに選択肢が広がりました。近年のモデルチェンジのトレンドでも電動化グレードの拡充は大きな潮流となっており、アルファードもその流れに沿って商品力を高めています。高級ミニバンとしての圧倒的な存在感を支える主要諸元と、幅広いニーズに応える最新のグレード別価格について詳細をまとめます。
グレード別ラインアップとメーカー希望小売価格(税込)
今回の改良では、最上位の「Executive Lounge」から、充実した基本性能を備える新設定の「G」まで、多彩な選択肢が用意されています。
| グレード | パワーユニット | 駆動方式 | 乗車定員 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| Executive Lounge | 2.5L プラグインハイブリッド(PHEV) | E-Four | 6人 | 10,699,700円 |
| Executive Lounge | 2.5L ハイブリッド(HEV) | 2WD | 7人 | 8,649,300円 |
| Executive Lounge | 2.5L ハイブリッド(HEV) | E-Four | 7人 | 8,869,300円 |
| Z | 2.5L プラグインハイブリッド(PHEV) | E-Four | 6人 | 7,649,400円 |
| Z | 2.5L ハイブリッド(HEV) | 2WD | 7人 | 6,399,800円 |
| Z | 2.5L ハイブリッド(HEV) | E-Four | 7人 | 6,619,800円 |
| Z | 2.5L ガソリンエンジン | 2WD | 7人 | 5,599,000円 |
| Z | 2.5L ガソリンエンジン | 4WD | 7人 | 5,797,000円 |
| G | 2.5L ハイブリッド(HEV) | 2WD | 8人 | 5,599,000円 |
| G | 2.5L ハイブリッド(HEV) | E-Four | 8人 | 5,819,000円 |
| G | 2.5L ハイブリッド(HEV) | 2WD | 7人 | 5,599,000円 |
| G | 2.5L ハイブリッド(HEV) | E-Four | 7人 | 5,819,000円 |
※価格は北海道・沖縄地区を除きます。北海道地区の価格には寒冷地仕様が含まれます。
主要諸元と走行スペック
アルファードのボディサイズやエンジンスペックは、フラッグシップにふさわしい余裕ある設計となっています。
| 項目 | 仕様・数値 |
|---|---|
| 全長 / 全幅 / 全高 | 4,995mm / 1,850mm / 1,935〜1,945mm |
| ホイールベース | 3,000mm |
| 室内長 / 室内幅 / 室内高 | 3,005mm / 1,660mm / 1,360mm |
| 最小回転半径 | 5.9m |
| PHEVシステム最高出力 | 227kW (309PS) ※エンジン+モーターの社内算定値 |
| HEVシステム燃費 (WLTC) | 最大18.9km/L (G・2WD) |
| PHEV EV走行距離 | 73km (17インチタイヤ装着車は74km) |
※全高はタイヤサイズ等により異なります。室内高の数値は社内測定値です。
タイヤサイズおよびホイールの種類
グレードやパワートレインに応じて、最適なサイズと質感のホイールが設定されています。
| グレード / パワートレイン | タイヤサイズ | ホイールの種類 |
|---|---|---|
| PHEVモデル 全車 / Z(HEV・ガソリン)オプション | 225/55R19 | アルミホイール(シルバースパッタリング塗装) |
| Executive Lounge (HEV) オプション | 225/55R19 | アルミホイール(切削光輝+ブラック塗装) |
| Z (HEV・ガソリン) 標準 / G オプション | 225/60R18 | アルミホイール(ハイパークロームメタリック塗装) |
| Executive Lounge (HEV) 標準 / PHEVオプション | 225/65R17 | アルミホイール(シルバースパッタリング塗装) |
| G 標準 / Z (HEV・ガソリン) オプション | 225/65R17 | アルミホイール(シルバーメタリック塗装) |
トヨタ車体架装の特別仕様「アルファード Spacious Lounge」2026年6月3日改良 乗り味と静けさをさらに磨く
4代目アルファードを土台に、トヨタ車体が独自の架装を施すショーファードリブン仕様「Spacious Lounge(スペーシャスラウンジ)」も、ベース車と歩調を合わせる形で2026年6月3日に一部改良を受け、同日から全国のトヨタ販売店で取り扱いが始まりました。後席に座る人をなによりも優先して仕立てられたこのモデルは、今回の手直しによって走行時の快適性と車内の静けさを一段と引き上げ、ファーストクラスのもてなしを思わせる移動空間へと磨き込まれています。
パフォーマンスダンパーと専用ダンパーがもたらす極上の乗り味
アルファード スペーシャスラウンジ
今回の改良で核となるのが、車体に生じる微小な変形を吸収する「パフォーマンスダンパー®」の新採用です。これに加えてショックアブソーバーも本モデル専用に味付けし直され、路面の段差をいなしながらも常に水平を保つような、フラットでしなやかな身のこなしを実現しました。走行中に発生する細かなボディの震えや、それに伴って耳へ届くノイズも抑え込まれ、後席で過ごすひとときの心地よさが格段に高められています。
足元から質感を底上げする専用フロアマット
アルファード スペーシャスラウンジ
細部の演出にも手が加えられ、専用フロアマットの配色が一部見直されました。上質さを引き立てる加飾をあしらうことで足元の佇まいに奥行きが生まれ、見た目の高級感のみならず、車内へ入り込む音をやわらげる効果も狙われています。視覚と聴覚の両面から、ワンランク上のくつろぎを引き出す細やかな心づかいといえるでしょう。
選べる架装オプションと価格設定
アルファード スペーシャスラウンジ
架装オプションとしては、ボディを長く美しく保つ「ペイントプロテクションフィルム」が引き続き用意されています。飛び石などによる小傷からボディを守りつつ、汚れが落ちやすく機械式の洗車機もそのまま使える実用性が魅力です。質感の異なる2タイプが選べ、艶を抑えて特別感を際立たせるセミマット仕様と、本来の輝きを長く保つクリア仕様から、好みに応じて選択できます。なお、このフィルムを装着できるボディカラーは、プラチナホワイトパールマイカとニュートラルブラックの2色に限られます。
Spacious Loungeは持ち込み登録車として、購入者が利用するトヨタ販売店で登録される仕組みとなっています。メーカー希望小売価格は下表の通りで、いずれも消費税込みの金額です。なお、北海道・沖縄地区は価格が異なるほか、表記の価格にリサイクル料金は含まれていません。
| パワーユニット | 駆動方式 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| 2.5L プラグインハイブリッド(PHEV) | E-Four | 14,850,000円 |
| 2.5L ハイブリッド(HEV) | E-Four | 12,769,900円 |
アルファードのモデルチェンジ遍歴

アルファードはトヨタが販売する大型LLクラスの最上級ミニバンです。内外装のラグジュアリー感と広い室内空間を武器に、自ら運転する「オーナーカー」としてだけでなく、後席に人を乗せる「ショーファーカー」としても高い支持を集めてきました。ここでは初代から現行4代目まで、各世代の歩みを振り返ります。
アルファード 初代 ANH1#W/MNH1#W/ATH10W型(2002年~2008年)
2002年5月、日本人好みの豪華さを目指した高級感あふれるアルファードがデビューしました。
2003年7月、ハイブリッドモデルを追加。特別仕様車「MS/AS Premium」を設定しました。
2004年1月、特別仕様車「MS/AS Premium Alcantara version」を発売。6月には特別仕様車「MX/AX TRESOR・ALCANTARA version」を発売しました。
2005年4月、マイナーチェンジを実施。フロントフェイス、テールライト、リヤガーニッシュが変更されました。9月には特別仕様車「MS/AS Limited・MS/AS Limited DUAL AVN SPECIAL」を発売。
2006年8月、トヨペット向けの特別仕様車「MS/AS Prime Selection」、ネッツ向けの特別仕様車「MS/AS PLATINUM SELECTION」を発売しました。
2007年6月、トヨペット向けの特別仕様車「MS/AS Prime Selection Ⅱ」、ネッツ向けの特別仕様車「MS/AS PLATINUM SELECTION Ⅱ」を発売しました。
2008年4月、ハイブリッドモデルが販売終了。5月にはアルファード「G」が販売終了し、「V」はヴェルファイアへと移行しました。
アルファード 2代目 ANH2#W/GGH2#W/ATH20W型(2008年~2015年)
2008年5月、新MCプラットフォームを採用し、フルモデルチェンジで2代目へ移行しました。
2009年6月、特別仕様車「240S "Limited"」「350S "Prime Selection"」を発売。
2010年4月、特別仕様車「350S/240S "Prime Selection II"」を発売。
2010年9月、特別仕様車「350/240S "Prime Selection II -type GOLD-"」を、翌2011年5月には「350S/240S "Prime Selection II -type GOLD II-"」を発売しました。11月にはマイナーチェンジを実施し、グレード体系も変更しました。
2012年9月、特別仕様車「240S "type GOLD"」「350S "type GOLD"」の発売と同時に、スポーツドレスアップモデル「G’s」を発表(11月発売)。
2013年10月、特別仕様車「240S "type GOLD II"」「350S "type GOLD II"」を発売しました。
アルファード 3代目 AGH3#W/GGH3#W/AYH30W型(2015年~2023年)
2015年1月、フルモデルチェンジで3代目へ。2月には香港仕様、3月にはタイ仕様と台湾仕様、6月には中国仕様がそれぞれフルモデルチェンジを迎えました。
2016年7月、特別仕様車「TYPE BLACK」を発売。
2017年12月、マイナーチェンジを実施し、全グレードに第2世代の「Toyota Safety Sense」を標準装備。一部ボディカラーも入れ替えられました。
2020年5月に特別仕様車「S "TYPE GOLD"」、2021年4月に「S "TYPE GOLD Ⅱ"」、2022年4月に「S "TYPE GOLD Ⅲ"」をそれぞれ発売しました。
アルファード 4代目 AGH4#W/AAHH4#W型(2023年~)
2023年6月21日、フルモデルチェンジで4代目が登場しました(当初は6月7日発売予定でしたが延期されています)。ミニバン用に最適化されたTNGAプラットフォーム(GA-K)を採用し、ハイブリッド用エンジンもA25A-FXS型へと刷新。発売当初は「Executive Lounge(HEV)」「Z(HEV/ガソリン)」を中心とするラインアップで、走りの質感と上質な室内空間を大きく引き上げました。
2024年12月20日、大規模な一部改良と新モデルの追加を発表しました(当初2024年秋の発売を予定していましたが、認証関連の問題で延期されたものです)。この改良では、エントリーグレードとなる8人乗りの「X」を新設定したほか、2.5Lプラグインハイブリッドシステムを搭載する日本初のミニバンPHEV(EV走行換算距離73km)を追加。さらにトヨタ車体が架装するショーファードリブン仕様の4人乗り「Spacious Lounge」も設定されました。「Z」へのJBLプレミアムサウンドシステムのオプション設定、前後録画機能付きデジタルインナーミラーの採用なども行われています。ガソリン車・ハイブリッド車は2025年1月7日、PHEVおよびSpacious Loungeは2025年1月31日に発売されました。
2026年6月3日、2回目の一部改良を実施しました。2024年改良で追加された「X」に代えて、装備を充実させたハイブリッドの新グレード「G」を設定。これまで「Executive Lounge」と「Spacious Lounge」に限られていたPHEVを「Z」グレードにも拡大しました。走行性能では「周波数感応型ショックアブソーバー」を全車標準化し、新色「ニュートラルブラック」を全グレードに設定。「Executive Lounge」の内装加飾は「ブロンズスパッタリング」に統一されました。あわせて、「ランドクルーザー300」由来のセキュリティ技術を採り入れ、スマートフォンアプリの操作で夜間などの始動を禁止できる「マイカー始動ロック」を新たに採用しています。兄弟車「ヴェルファイア」も同日に同様の一部改良を実施しました。
| アルファードのモデル | 販売年表 |
|---|---|
| 初代 ANH1#W/MNH1#W/ATH10W型 | 2002年~2008年 |
| 2代目 ANH2#W/GGH2#W/ATH20W型 | 2008年~2015年 |
| 3代目 AGH3#W/GGH3#W/AYH30W型 | 2015年~2023年 |
| 4代目 AGH4#W/AAHH4#W型 | 2023年~ |
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3代目アルファード
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