S660に特別仕様車のコモレビ エディションが追加
ホンダが販売するオープン軽自動車のS660に、特別仕様車の「β コモレビ エディション」が2017年10月20日に発売されました。標準グレードのβをベースにした特別仕様車で、内外装に専用パーツが装着されています。
さっそく、2018年1月31日まで販売している特別仕様車の「S660 コモレビ エディション」のエクステリアやインテリア、搭載装備やエンジン、発売日や価格帯をチェックしていきましょう。
S660コモレビ エディションのエクステリア
S660の特別仕様車である「コモレビ エディション」は、標準グレードのβをベースとした車両で、天井の幌を巻き取って仕舞える「ロールトップ」を採用したタルガトップの2ドアオープンカーです。
標準グレードのβではブラックのロールトップを採用していますが、コモレビ エディションではブラウンのルーフトップを採用していて、おしゃれな雰囲気になっています。ボディサイズは変わらず、全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,180mm、ホイールベース2,285mmになっています。
全長 | 3,395mm |
---|---|
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,180mm |
ホイールベース | 2,285mm |
最低地上高 | 125mm |
車両重量 | 830~850kg |
定員 | 2名 |
- ヒダマリアイボリー・パール(32,400円高)
- プレミアムスターホワイト・パール(32,400円高)
- フレームレッド
ボディカラーは、コモレビ エディション専用色の「ヒダマリアイボリー・パール」、「プレミアムスターホワイト・パール」、「フレームレッド」の全3色で、ヒダマリアイボリー・パールと、プレミアムスターホワイト・パールの2色は32,400円の特別塗装色になります。
S660コモレビ エディションのインテリア
標準グレードのβでは、ブラックのスポーツファブリックシートが装備されていますが、コモレビ エディションでは、ライトタンカラーのスポーツレザーシートが標準装備されます。
β標準装備のブラックファブリックシート
他には、ディーラーオプションでドアパネルを変更することができ、標準のコモレビ エディションではカーボン調のブラックだったパネルを、シートカラーに合わせたライトタンにディーラーオプションで変更することができます。
660台限定発売された「S660 無限RA」と同様に、コモレビ エディションには「#komorebi」と書かれたアルミプレートが装着されています。
ステアリングは中央がシルバーに塗装されていて、左側にオーディオコントロールスイッチが装備されています。ベース車両がβですので、クルーズコントロールは搭載されていません。
ステアリング以外にも、パーキングブレーキノブ、エアコンアウトレットノブ、インナードアハンドル、スポーツスイッチリング、プッシュエンジンスタートリングにはクロームメッキの加飾が施されていて、さりげない所にも行き届いているインテリアです。
S660コモレビ エディションの搭載エンジン
S660コモレビ エディションに搭載されているエンジンは、ベース車両のS660と変わらず高回転型の660ccターボエンジンが搭載されています。
型式 | S07A |
---|---|
種類 | 直列3気筒 |
過給機 | ターボ |
排気量 | 658cc |
最高出力 | 64PS/6,000rpm |
最大トルク | 104Nm/2,600rpm |
S660コモレビ エディションのトランスミッションにはCVTのみが設定されていて、6速MTは搭載されない点に注意が必要です。ベース車両のβにはパドルシフトが標準装備されていてコモレビ エディションにも搭載されています。
S660コモレビ エディションの搭載装備
S660には、上級グレードのα、標準グレードのβともに「シティブレーキアクティブシステム」がメーカーオプションで搭載することができますが、コモレビ エディションでは標準装備されています。
コモレビ エディションに標準装備されている「シティブレーキアクティブシステム」は、約30km/h以下の速度帯で前方の車両と異常に接近した場合、衝突の回避・軽減を自動ブレーキで支援してくれるほか、前方に障害物がある時にアクセルペダルをグッと踏み込んだ場合、急発進を防止する機能も備えています。
S660コモレビ エディションの価格帯・発売日
S660の特別仕様車である「コモレビ エディション」の発売日は、2017年11月10日で、販売台数に制限はありませんが、2018年1月31日まで約2ヶ月の限定販売になっています。販売価格は2,080,000円で、ベース車両のβより10万円高くなっています。
トランスミッションはCVTのみの設定なので「マニュアルで走りを楽しみたい」というわけではなく、「2シーターオープンの車でゆっくりとドライブを楽しみたい」という人にピッタリで、レザーシートも安全装備も標準装備されているコモレビ エディションはお買い得なグレードといえます。
S660コモレビ エディションはゆっくりとしたドライブを楽しみたい1台
2017年11月10日から発売するS660の特別仕様車「コモレビ エディション」は、標準グレードのβをベースとした車両で、インテリアはタンカラーのレザーシートが標準装備され、メーカーオプションの「シティブレーキアクティブシステム」が標準装備されます。
トランスミッションには、CVTのみが用意されていますが、「マニュアル車は苦手」「ゆっくり流して走るオープンカーを楽しみたい」と考える人にピッタリのグレードです。価格は208万円、販売期間は2018年1月31日までの約2ヶ月間です。
搭載エンジンはβと同様のS07A型ですので、おしゃれ仕様になったからといって走りの性能は変わったわけではありません。S660を発売当初からずっと欲しいと思っていたけど、ゴリゴリ走るわけじゃないし…、と思っていた人にとって、コモレビ エディションはとてもお買い得なグレードとなるに違いありません。