ライズのモデルチェンジ

ライズのモデルチェンジ情報:2026年秋に一部改良か 次期型は3列7人乗りライズスペース追加も

ライズは生産終了するのか、次のモデルチェンジはいつか。答えは車種廃止ではなく改良モデルへの切り替えで、2026年秋に一部改良、次期型は2026年後半以降とみられます。2025年SUV販売1位となった実力と、買い時の判断材料を整理しました。

ライズのモデルチェンジ・マイナーチェンジの情報

ライズのエクステリア・インテリアデザインや基本スペックをまとめました。
ライズはかつてダイハツからOEM供給を受けていた「ラッシュ」の系譜に連なる小型クロスオーバーSUVで、現在のグレードは「X」「G」「Z」の3種類。躍動感あふれるスポーティーなスタイリングで、予防安全機能「スマートアシスト」を全車に標準装備します。
OEM元となるダイハツのコンパクトSUV(ロッキー)とは異なる箇所もありますので、その点についても注目していきます。
なお、次期型や2026年の一部改良についてはトヨタから正式な発表がなく、以下の見通しはいずれも現時点での見立てです。

ライズは2026年3月から受注が一時停止 秋の一部改良でスマートアシストが強化される見込み

ライズは2026年3月9日以降、現行型の新規オーダーを一時停止しています。3月8日でメーカーへの発注期限が締め切られたためで、2026年6月時点では受注を再開した販売会社もある一方、割当枠の有無によって対応が分かれる状況です。トヨタが2026年6月26日に更新した工場出荷時期目処では、ライズは2〜3か月程度とされ、前月案内の3〜4か月程度から1か月短くなりました。現行型の生産と出荷そのものは順調に流れているとみられます。

この受注停止の理由は、車種の廃止ではなく改良モデルへの切り替え準備です。2026年秋、具体的には11月頃に一部改良が実施される見込みで、OEM元のダイハツ・ロッキー、OEM先のスバル・レックスも同時期に改良を受ける方向とみられます。

改良の柱は次の2点が有力です。

2026年一部改良で予想される主な変更点

  • 予防安全機能「スマートアシスト」の検知対象拡大。交差点での右左折時など、これまで苦手とされた場面での作動範囲が広がる見込み
  • 内装加飾の質感向上。外観デザインや基本骨格の変更は行われない方向

価格は5万円前後の上昇が予想されます。2024年11月の一部改良で約8〜10万円値上げされた経緯を踏まえると、今回は装備追加の規模が小さいぶん上げ幅も抑えられそうです。エンジンやハイブリッドシステムに手が入る話は出ておらず、ハイブリッドの4WD追加も今回は見送られる公算が大きいでしょう。

ライズの次期型は3列7人乗り「ライズスペース」が加わる可能性

ライズは2019年11月のデビュー以来、フルモデルチェンジを一度も受けていません。設計年次だけを見れば十分に交代時期に入っており、次期型の登場は2026年後半から2027年にかけてとみるのが有力です。ダイハツの認証不正問題で商品計画が後ろ倒しになった経緯があるため、時期はさらに前後する余地があります。

次期型で最も注目されているのが、全長を伸ばした3列7人乗り派生モデル「ライズスペース」「ロッキースペース」の追加です。両車の名称は2022年12月に商標が出願されており、ボディを4,400mm前後まで延長して3列目を確保する構想とみられます。

価格については、2列シート車に対して37万円ほど高い設定になり、ノーマルガソリンエンジンのベーシックグレードが235万円前後、e-SMART HYBRIDを積む上級グレードが290万円前後になるとの予想が出ています。仮にこの水準で登場すれば、7人乗りのシエンタG(246万4,000円)を下回る価格帯の3列シート車が生まれることになり、コンパクトミニバン市場にも影響が及びそうです。

トヨタ側にライズスペースが設定されるかどうかは、シエンタとの棲み分けが焦点になります。ただし商標がライズ名でも出願されている以上、トヨタが自ら設定を見送るとは考えにくく、SUVらしい外観の3列車として、シエンタとは異なる需要を狙って投入される可能性が高いとみています

ライズが2025年のSUV販売台数で1位 2025年度は乗用車ブランド別3位に

認証不正による出荷停止から復帰したライズは、その後に販売を大きく伸ばしました。2025年(暦年)のSUV販売台数は100,851台で前年比196.9%を記録し、SUV市場の首位に立っています。2位のヤリスクロス(86,910台)に約1.4万台の差をつけ、コンパクトSUVクラスでもトップでした。単月では2025年11月に10,004台(前年同月比188.2%)を販売しています。

2025年度(2025年4月〜2026年3月)の実績は107,275台で前年比157.4%、乗用車ブランド通称名別順位では3位。首位のヤリス(154,627台)と2位のカローラ(125,932台)がいずれも複数ボディの合計であることを考えると、単一車種としては実質的な国内トップクラスと言えます。直近の2026年5月も9,633台(前年同月比108.6%)と前年を上回りました。

出荷停止の影響が残った2024年は51,225台・乗用車20位でしたから、わずか1年で2倍近くまで回復した計算です。5ナンバーに収まる取り回しのよさと、200万円前後から狙える価格設定という基本性能が、そのまま数字に表れた格好といえるでしょう。

ライズが2024年11月5日に一部改良 センサーを2個追加で後方支援を強化

ライズがリヤバンパーのソナー(センサー)を2個追加する一部改良を2024年11月5日に実施。バックセンサーの表示も変更することでユーザーへ後方支援を安全にサポート。OEM元のロッキーや兄弟車種のレックスも同様の一部改良を実施しています。
2024年一部改良後のライズの販売価格はエントリーグレードのXが1,800,700円から2,079,000円、中間グレードのGが1,958,000円から2,263,800円、上級グレードのZが2,152,700円から2,442,000円。改良前と比べて約8万円から10万円の上昇となりました。この価格は現在もトヨタ公式サイトに掲載されている最新のメーカー希望小売価格で、以降の価格改定は行われていません。

ライズ ハイブリッドのスペック(諸元)
全長 3,995mm
全幅 1,695mm
全高 1,620mm
ホイールベース 2,525mm
室内長 1,955mm
室内幅 1,420mm
室内高 1,250mm
車両重量 1,060kg-1,070kg
最小回転半径 4.9m-5.0m
最低地上高 185mm
エンジン型式 WA-VEX型 直列3気筒
エンジン総排気量 1.196L
エンジン最高出力 60kW(82PS)/5,600rpm
エンジン最大トルク 105Nm(10.7kgm)/3,200rpm-5,200rpm
モーター型式 E1A型
モーター最高出力 78kW(106PS)
モーター最大トルク 170Nm(17.3kgm)
乗車定員 5名
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
タンク容量 33L
WLTCモード燃費 28.0km/L
ライズ ガソリン車のスペック(諸元)
1.2L(2WD) 1.0Lターボ(4WD)
エンジン型式 WA-VE型 直列3気筒 1KR-VET型 直列3気筒ターボ
総排気量 1.196L 0.996L
最高出力 64kW(87PS)/6,000rpm 72kW(98PS)/6,000rpm
最大トルク 113Nm(11.5kgm)/4,500rpm 140Nm(14.3kgm)/2,400rpm-4,000rpm
トランスミッション D-CVT(7速シーケンシャルシフト付) D-CVT(7速シーケンシャルシフト付)
車両重量 970kg-980kg 1,040kg-1,050kg
WLTCモード燃費 20.7km/L 17.4km/L
タンク容量 33L 36L
ライズの価格一覧(2024年11月改良後)
グレード パワートレイン 値段
X 1.0Lターボエンジン 2,079,000円~
1.2L自然吸気エンジン 1,800,700円~
G 1.0Lターボエンジン 2,235,200円~
1.2L自然吸気エンジン 1,958,000円~
1.2Lハイブリッド 2,263,800円~
Z 1.0Lターボエンジン 2,413,400円~
1.2L自然吸気エンジン 2,152,700円~
1.2Lハイブリッド 2,442,000円~

ライズのボディカラーはロッキーにないターコイズブルーマイカメタリックなど全10色設定

ライズのボディカラーは全10色で、モノトーンカラーは7色、ブラックルーフを組み合わせた2トーンカラーは3色を用意。レーザーブルークリスタルシャインとシャイニングホワイトパールは有料色でプラス33,000円、2トーンカラーはスムースグレーマイカメタリックとターコイズブルーマイカメタリックが55,000円、シャイニングホワイトパールが77,000円です。なお、ブラックマイカメタリック×スムースグレーマイカメタリックはZ専用のメーカーオプションとなります。
なお、ダイハツ・ロッキーには「コンバーノレッド」と「ブラック×コンバーノレッド」の設定がありますが、ライズにはその代わりに「ターコイズブルーマイカメタリック」と「ブラック×ターコイズブルーマイカメタリック」がラインナップしています。

ライズのボディカラー一覧

  • シャイニングホワイトパール(33,000円高)
  • ブラックマイカメタリック
  • スムースグレーマイカメタリック
  • ファイアークォーツレッドメタリック
  • ナチュラルベージュマイカメタリック
  • レーザーブルークリスタルシャイン(33,000円高)
  • ターコイズブルーマイカメタリック
  • ブラックマイカメタリック×スムースグレーマイカメタリック(55,000円高/Z専用)
  • ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール(77,000円高)
  • ブラックマイカメタリック×ターコイズブルーマイカメタリック(55,000円高)
  • シャイニングホワイトパール(33,000円高)
  • ブラックマイカメタリック
  • スムースグレーマイカメタリック
  • ファイアークォーツレッドメタリック
  • ナチュラルベージュマイカメタリック
  • レーザーブルークリスタルシャイン(33,000円高)
  • ターコイズブルーマイカメタリック
  • ブラックマイカメタリック×スムースグレーマイカメタリック(55,000円高)
  • ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール(77,000円高)
  • ブラックマイカメタリック×ターコイズブルーマイカメタリック(55,000円高)

ライズは認証不正で出荷停止 2024年7月に全モデルが復帰

ライズは2023年から2024年にかけて、生産を担うダイハツ工業の認証不正問題により長期の出荷停止を経験しました。

まず2023年5月19日、ロッキーとライズのハイブリッド車について、ポール側面衝突試験(UN-R135)に関する認証手続きの不正が判明し、同日付で出荷・販売が停止されます。対象台数はライズが56,111台、ロッキーが22,329台でした。さらに2023年12月にはダイハツの全車種で出荷が停止され、ガソリン車も含めてライズは受注そのものができない状態に陥ります。

再開は段階的でした。2024年3月4日に未出荷車両の出荷が再開、3月18日にガソリン車の生産が再開。ハイブリッド車は2024年4月19日に国土交通省が出荷停止指示を解除し、7月17日に生産、翌18日に出荷が再開されて、ようやく全モデルが通常運用へ戻りました。ライズが2025年に販売を大きく伸ばした背景には、この空白期間に積み上がった潜在需要の反動もあったとみられます。

ライズがロッキーとともに2022年11月1日一部改良を実施 法規対応で車両価格上昇

ライズの一部改良が2022年11月1日実施。
今回の改良は、排ガス規制や騒音規制の法規対応のみで兄弟モデルのロッキーも同日に一部改良を行っています。値上げ幅は全グレードで1万円程度にとどまりました。

エクステリア・インテリアも含め、ボディカラーやグレード構成などに変化はなく、ごく軽微な改良内容になりました。なお同じ2022年11月11日には、ダイハツからスバルへのOEM供給が始まり「レックス」が登場。ロッキー・ライズ・レックスの3兄弟体制がここで整いました。

ライズのマイナーチェンジを2021年11月1日に実施 100%モーター走行のハイブリッドグレード追加

ライズのハイブリッドは日産e-POWERと同じ100%電気で走るシリーズ方式を採用

ライズのパワートレインに、新開発の1.2L直列3気筒エンジン+モーターのe-SMART HYBRID(イースマートハイブリッド)というハイブリッドシステムを、2WD駆動のみに設定するマイナーチェンジを2021年11月1日に実施。
e-SMART HYBRIDとは日産のe-POWERと同じ、エンジンを発電のみに使用して、モーターのみで走行するシリーズ式のハイブリッドシステムで、WLTCモード燃費は28.0km/Lを達成します。同時に2WDのガソリン車も1.0Lターボから新開発の1.2L自然吸気エンジン(WA-VE型)へ切り替えられ、1.0Lターボは4WD専用となりました。

今回のマイナーチェンジでは安全装備も夜間の歩行者を検知する最新式のスマートアシストにアップデートし、全車標準装備化。加えてハイブリッドのZとG、ガソリンのZに電動パーキングブレーキとオートブレーキホールドを標準装備しました。ボディカラーとグレードも整理され、発売当初に設定されていたスマートアシスト装着グレードの「X“S”」はこのタイミングで役目を終えています。

トヨタ・ライズが乗用車ブランド通称名別順位で2ヶ月連続1位に!

2020年3月5日、一般社団法人日本自動車販売協会連合会が乗用車ブランド通称名別順位を発表しました。

トヨタ・ライズは1月の10,220台に続き2月は9,979台が販売されており、各月登録新車販売台数ランキングで2ヶ月連続1位という快挙を成し遂げています。
発売月2019年11月の台数は7,484台、2019年12月は9,117台と順調なスタートを切っており、2020年2月にはあまりの人気ぶりで受注をストップ、納車までの期間も長期化しましたが、2020年3月に受注が再開しました。

ライズの受注状況をトヨタが発表 月販目標の8倍にあたる32,000台に

ダイハツのロッキーと同時に発売されたコンパクトSUVライズの発売1か月の受注状況が公式発表されました。
ライズの月販目標は4,100台に設定していますが、この数字の8倍にあたる約32,000台を受注、好調な売り出しになっています。

5ナンバーサイズに収まるコンパクトボディ、駐車支援システムやスマートアシストなどの安全面の強化が人気の理由で、グレード別の販売割合は上位グレードのZがユーザーの7割、中間グレードのGがユーザーの2割に選ばれています。
購入しやすい車両価格のため装備が充実したグレードに人気が集中しました。

ボディカラー別に見ると、シャイニングホワイトパールが3割、ブラックマイカメタリックが2割ということで、他車種で圧倒的な人気の白黒カラーが5割程度になっています。
ライズはカラー展開が豊富なため、ユーザー好みの色を自由に選んでいるように感じます。この上位グレード偏重の傾向は現在まで続いており、装備の充実したZが販売の中心である点は変わっていません。

ライズのエクステリア・インテリア・装備とライバル車

ライズのパワートレインは1.2L自然吸気・1.0Lターボ・1.2Lハイブリッドの3本立て

ライズのパワートレインは3種類です。2WDのガソリン車には1.2L自然吸気のWA-VE型(64kW=87PS/113Nm)、4WD車にはダウンサイジングされた1.0LターボのIKR-VET型(72kW=98PS/140Nm)を搭載。いずれもトヨタ初採用のスプリットギヤを組み込んだD-CVTと組み合わせ、「加速」「曲がる」「止まる」などの基本動作もスムーズで、コンパクトSUVクラスとしては非常にレベルが高く、気持ちの良い走りを実現しています。
そして2WD専用のハイブリッドが、モーター走行に徹するe-SMART HYBRID。78kW(106PS)/170Nmのモーターが駆動を担い、WLTCモード燃費は28.0km/Lに達します。
また、4WD車にはダイナミックトルクコントロール4WDを搭載し、悪路走行性と燃費性能を両立。ZとGの4WD車の場合、マルチインフォメーションディスプレイにトルク配分をわかりやすく表示します。

ライズの最小回転半径は4.9mまたは5.0mに設定。16インチタイヤを履くGとXが4.9m、17インチタイヤのZが5.0mとなり、駆動方式ではなくタイヤサイズで決まります。小回りが利くので狭い路地などもスマートに走り抜けることが可能です。

アイポイントを高く設定することで、運転中も良好な前方視界を確保。リヤドアガラスも大きく、駐車操作もスムーズに行えます。

ライズのエクステリアは「ミニRAV4」とも言えるスポーティーなスタイリング

ライズのスポーティで魅力的なエクステリア

サイド・正面から見たライズのエクステリア 筋肉質で力強さを感じるデザイン

リヤスタイルもがっしりとしているトヨタ・ライズ。右側には『RAIZE』のロゴバッジが配置される。

ライズはアグレッシブなフロントマスクがRAV4を思わせるようなエクステリアデザインで、ダイハツ・ロッキーとはまた違った雰囲気をまとった一台です。上位グレードZには17インチのアルミホイールが標準装備されており、足回りもかっこよくキマっています。ZにはさらにLEDフロントシーケンシャルターンランプ(流れるウィンカー)とLEDイルミネーションランプが備わり、より先進性あふれるデザインに。ドアは軽いので開け閉めの操作は女性や子供でもスムーズに行うことができ、乗降性にも優れています。

ライズのボディサイズは全長3,995mm、全幅1,695mm、全高1,620mm、ホイールベースは2,525mmで、ダイハツ・ロッキーと同数値のコンパクトサイズ。
ホイールサイズはXが16インチのスチールホイール(樹脂フルキャップ)、Gが16インチのアルミホイール、Zが17インチのアルミホイールとなります。同じインチ数でもハイブリッド車は5穴、ガソリン車は4穴とデザインが異なる点も、見分けるポイントです。

ライズのインテリアデザインは全グレード共通

ライズのコックピットとシート

ライズのインテリアはブラックをベースにしたファブリックシートを全グレードに設定。Zには前席にレッドのパイピングがあしらわれ、スポーティーで遊び心のあるデザインです。シートはやや硬めな座り心地のため、ドライビングポジションをしっかりと維持することができます。
運転席・助手席シートヒーターは4WD車に標準装備で、2WD車は寒冷地仕様とセットのメーカーオプションとなります。

ZとGに備わるマルチインフォメーションディスプレイ付LEDデジタルスピードメーター+7インチTFTカラー液晶ディスプレイは、表示パターンを「先進」「ワクワク」「シンプル」「アナログ」の4種類からセレクト可能。自分好みにカスタマイズを楽しむことができます。Xは2眼のオプティトロンメーターとなります。

9インチディスプレイオーディオとT-Connectナビ

フルセグTVにも対応しているメーカーパッケージオプションの9インチディスプレイオーディオでは、Apple CarPlayとAndroid Autoによるスマートフォン連携に対応し、スマホで使用しているナビゲーションやオーディオアプリが利用可能です。
バックカメラとステアリングスイッチをセットにした「ナビレディパッケージ」(31,900円)から、駐車支援まで含む「スマートパノラマパーキングパッケージ」(163,900円)まで、5種類のパッケージが用意されています。

スマホの充電に便利なUSB端子もフロントに1ヶ所、リヤに2ヶ所用意。9インチディスプレイオーディオをオプション装備した場合は、フロントが外部入力兼用となり、さらにHDMI端子が1個追加されます。

ライズのラゲッジルームは荷室容量369Lを確保

ライズのラゲッジスペースは5ナンバーのコンパクトSUVクラスの中でもトップクラスとなる369Lの荷室容量を確保しています。リヤシートにフル乗車しても、たくさんの荷物を積載可能です。

2段デッキボード構造を採用しているライズのラゲッジスペース。荷物の大きさ・形状に応じて取り外すことで積載性をアップできます。

シートアレンジ多彩なライズの室内

こちらは両側前倒し時と片側前倒し時の写真となります。リヤシートは6:4分割可倒式で、カーペットやスノーボードのような長尺物や大きな家具などを運ぶ際に非常に便利です。

ライズのZにはプッシュ式オートエアコンを搭載し、GとXはダイヤル式のマニュアルエアコンとなります。運転席には、全席のドアを解錠するワンモーションドアアンロックが全車に設置されます。

UVカット・IRカット機能付ウインドシールドグリーンガラスと、フロントドアのスーパーUVカット・IRカット機能付グリーンガラスはZに標準装備。GとXはUVカット機能付となります。日差しの強い日の心強い味方です。

電子カードキーを持った状態で、指先でタッチ式リクエストスイッチに触れるとドアの施錠・解錠が可能なキーフリーシステム。イモビライザーとオートアラーム機能付きで盗難対策もばっちりです。

ライズは最新型のスマートアシストを全車に標準装備!

ライズには多彩な安全装備を用意しています。車両事故防止システム「スマートアシスト」はXを含む全車に標準装備され、昼夜の歩行者にも対応する衝突回避支援ブレーキ機能、車線逸脱警報機能・車線逸脱抑制制御機能、標識認識機能、オートハイビーム、ADB(アダプティブドライビングビーム)、全車速追従機能付ACCなどを搭載します。2024年11月の改良では、リヤのコーナーセンサーが2個から4個へ増やされました。

ZとGの2グレードには、メーカーパッケージオプションで「パノラミックビュー」や「スマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援システム)」も装備可能です。BSM(ブラインドスポットモニター)+RCTA(リヤクロストラフィックアラート)は66,000円のメーカーオプションとなります。

ライズのライバルはダイハツのロッキーやホンダWR-V、同じトヨタのヤリスクロスも

ライズはトヨタの最小コンパクトSUVでダイハツロッキーのOEMモデルでもあります。
スバルでもレックスの名称で販売していますが、ライズのライバル(競合車種)として紹介するのはダイハツのロッキー、コストパフォーマンスの高いホンダのWR-V、そして同じトヨタから販売するヤリスクロスです。加えて2024年10月に上陸したスズキ・フロンクスも、価格帯の近い新顔として存在感を強めています。

ダイハツロッキーはライズの基になるコンパクトSUV

ダイハツが販売するロッキーはライズやスバルのレックスのOEM元として販売するモデルで、ライズとスペックは同一ですが、ボディカラーやフロントフェイスが違います。
2021年新設定したハイブリッドシステムe-SMARTもロッキー・ライズ・レックス全ての車種に搭載。ロッキーの安全装備などもライズと同じくダイハツのスマートアシストを搭載します。レックスは当初1.2Lガソリン2WDのみでしたが、2025年6月にハイブリッド、同年11月に1.0Lターボ4WDが加わり、3兄弟のパワートレイン差はほぼ解消されました。

ホンダWR-Vはパワートレインを純ガソリンに、駆動方式をFFに絞った高コスパモデル

ホンダのWR-Vは2024年にインド生産車の輸入という形で発売したモデル。
ライズよりサイズは大きいですが、パワートレインは純ガソリンエンジンのみ、駆動方式はFF(2WD)のみという限られたラインナップで販売して販売価格を抑えた、高コストパフォーマンスモデル。
精悍なエクステリアとシンプルなインテリアで販売台数を伸ばしている期待のコンパクトSUVで、予防安全装備もホンダセンシングを全てのモデルで搭載します。

スズキ・フロンクスはクーペスタイルの輸入コンパクトSUV

スズキのフロンクスは2024年10月16日に日本発売されたモデルで、インドのグジャラート工場から輸入されます。価格は2WDが254万1,000円、4WDが273万9,000円。全長4m以下かつ全高1,550mmに抑えたパッケージで、立体駐車場に入る点はライズと共通の強みです。
1グレード構成で電動パーキングブレーキなどを標準装備するぶん、ライズのXやGよりは高い価格帯となり、ライズZのハイブリッドと真正面からぶつかる位置づけといえます。

ライズと同門のヤリスクロスも強力なライバルに

ライズと同じトヨタが販売するヤリスクロスは一回り大きいサイズ感に先進装備とトヨタ自慢のTHS2ハイブリッドシステムを搭載する人気コンパクトSUVの筆頭。
ライズハイブリッドの上位グレードの価格とヤリスクロスの中間グレードの価格にあまり差がないことから、トヨタではライズを購入しにきたユーザーがヤリスクロスを購入するということもあるようです。
ヤリスクロスは2025年2月27日と2026年2月20日に一部改良を受けており、後者では上級グレードに10.5インチの大型ディスプレイオーディオを採用する一方、約10万円から17万円の値上げとなりました。装備差が広がったぶん、価格を重視するならライズという住み分けはむしろ明確になっています。

様々なシーンで毎日をサポートするライズのモデルチェンジ遍歴

ライズはトヨタの小型クロスオーバーSUVで、ダイハツのロッキーからOEM供給を受けるモデルです。「アクティブ・ユースフル・コンパクト」をコンセプトに掲げ、普段使いにもレジャーにも様々なシーンで毎日をサポートする車種として、トヨタからの要望をダイハツがデザインや開発を行いました。フロントフェイスには「キーンルック」が用いられ、トヨタのアイデンティティがいかされています。

ライズ A200A/A201A/A202A/A210A型:2019年~

2019年11月5日、「サプライズと出逢おう。」のキャッチフレーズのもと、ライズが発売されました。当初のグレードは「X」「X“S”」「G」「Z」の4種類で、パワートレインは1.0Lターボ+D-CVTのみ。「Z」ではライズ専用のアルミホイールを装着し、ハイグレード仕様となります。発売から1か月で、月販目標4,100台の約8倍にあたる約32,000台を受注しました。

2021年11月1日の一部改良で、シリーズ式ハイブリッドのe-SMART HYBRIDを追加。同時に2WDガソリン車が1.2L自然吸気へ切り替わり、1.0Lターボは4WD専用となりました。安全装備も強化され、「スマートアシスト」を全車標準装備としています。

2022年11月1日には法規対応の一部改良を実施し、同月11日にはスバルへのOEM供給が始まって「レックス」が誕生。2023年から2024年にかけては認証不正による出荷停止を挟みましたが、2024年7月までに全モデルが復帰しました。2024年11月5日の一部改良でリヤソナーを4個へ増設し、現在に至ります。

ライズのモデルチェンジ遍歴
時期 区分 内容
2019年11月5日 新型車発売 初代ライズ(A200A/A210A型)発売。X/X“S”/G/Z、1.0Lターボ+D-CVT
2021年11月1日 マイナーチェンジ e-SMART HYBRID追加(A202A型)。2WDガソリンを1.2L自然吸気(A201A型)へ変更、スマートアシスト全車標準化
2022年11月1日 一部改良 排ガス・騒音規制への法規対応。約1万円の価格改定
2023年5月19日 出荷・販売停止 ハイブリッド車の認証手続き不正が判明し出荷停止(対象56,111台)
2023年12月 出荷停止 ダイハツ全車種の出荷停止によりガソリン車も停止
2024年3月4日/3月18日 出荷・生産再開 未出荷車両の出荷を再開、ガソリン車の生産を再開
2024年7月17日/7月18日 生産・出荷再開 ハイブリッド車の生産・出荷を再開し全モデルが復帰
2024年11月5日 一部改良 リヤソナーを2個追加し4個に。約8万〜10万円の価格改定
2025年 販売記録 暦年のSUV販売台数1位(100,851台)、2025年度は乗用車ブランド通称名別3位(107,275台)