光岡自動車の車は昔から個性的!歴代車種を画像つきで紹介!
光岡自動車は、レトロで個性的な車を開発・製造することで知られる自動車メーカーです。本社は富山県富山市にあり、従業員数は約400名で、「日本一小さい自動車メーカー」でもあります。
2018年には創業50周年を迎えており、大手自動車メーカーと異なるクルマ作りで自動車ファンにとっては気になる存在の光岡自動車。どのようにして熾烈な競争のある自動車業界を生き抜き、一目置かれる存在へと成長したのでしょうか。
光岡自動車の歴史、現在販売中の現行車種、50ccエンジンを搭載したミニカーなども含めて過去に販売していた歴代車種を紹介します。
光岡の歴史とは?日本一小さい自動車メーカー誕生までの道のり
光岡自動車の歴史をご紹介。創業時は富山県富山市の小さな工場だった光岡自動車が、自動車業界で一目置かれる企業に成長するまでの道のりを振り返りましょう。
光岡自動車の原点は、整備工場と中古車販売店
光岡自動車の創業は1968年2月。創業者の光岡進は、元は日野自動車のディーラーでしたが、退職して独立。富山県富山市に板金塗装や修理サービスが主体の「光岡自動車工業」を創業し、生計を立てていました。これが現在の光岡自動車の前身です。
創業から1年ほど経過した頃、光岡氏は東京の空き地で行われた中古車の屋外展示販売を目にします。このビジネスを富山でも行おうと、1970年5月に中古車販売「カーショップ光岡自動車」を創業。「BUBU」という店舗名で、全国展開に成功します。
1979年には「光岡自動車工業」と「カーショップ光岡自動車」を統合させて、「株式会社 光岡自動車」が誕生します。
1980年代前半にはミニカー規格のオリジナルカーを初めて開発
1980年代に入ると、光岡自動車は、ミニカー(マイクロカー)と呼ばれる50ccエンジンを搭載した1人乗り専用車を開発。光岡にとって初の自社製造のオリジナルカーとなりました。
しかし、1985年までは自動二輪免許・原付免許で運転が可能だったミニカーですが、法改正により普通自動車運転免許が必要になってしまい、需要が激減。光岡自動車もやむなくミニカー事業から撤退します。
1980年後半からレプリカ車を製造し、「クラシカルな改造車」ビジネスを確立
ミニカー事業から撤退した光岡自動車ですが、創業者で当時の社長だった光岡進氏はアメリカ・ロサンゼルス市内でポルシェ356スピードスターを復刻したVWビートルベースのレプリカ車を目撃します。当時のアメリカでは、自分で組み立てる往年名車のキットカーが流行しており、ここに商機を見出しました。
1987年、メルセデス・ベンツSSKをモチーフにしたVWビートルベースのレプリカ車「BUBUクラシックSSK」を発表。その後もポルシェ356のレプリカ車などを販売し、「クラシックカーをモチーフにした改造車製造」という現在まで繋がるビジネスモデルを確立していきます。
1996年「ゼロワン」により国内10番目の乗用車メーカーとして認定
1994年、光岡自動車は名車ロータス・スーパーセブンをモチーフにしたスポーツカー「ゼロワン」を発表します。自社で設計・製造したフレームを使用したオリジナルカーで、度重なる行政との折衝や衝突試験を繰り返し、1996年に正式に新型自動車として認定されます。
このゼロワンが新型自動車として型式認証を受けたことにより、光岡自動車は日本で10番目の国産乗用車メーカーとなりました。
光岡自動車創業55周年記念の特別モデルM55 CONCEPTを発表
光岡自動車の創業55周年を祝す特別モデルのM55 CONCEPT(エムダブルファイブ コンセプト)を2023年に公開。
55年の人生を歩んだ「同世代の方々」をメインターゲットしたというエクステリア、1970年代の時代感覚をベースに、当時の夢や希望を抱き、時代を駆け抜けたユーザーのマインドを形にしたとのこと。
またM55 CONCEPTはコンセプトモデルとして発表していましたが、2024年11月にM55 Zero Editionとして市販モデルを発表、限定100台で2025年に販売開始します。
M55 Zero Editionの販売価格は8,085,000円。
項目 | 内容 |
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モデル名 | M55 CONCEPT(エムダブルファイブ コンセプト) |
発表年 | 2023年 |
特徴 | 光岡自動車創業55周年記念の特別モデル。1970年代の時代感覚をベースに同世代のマインドを形にしたエクステリア。 |
市販モデル名 | M55 Zero Edition |
市販モデル発表年 | 2024年11月 |
販売開始予定 | 2025年 |
限定台数 | 100台 |
販売価格 | 8,085,000円 |
ターゲット | 創業55周年の同世代の方々 |
備考 | シビックベースで開発。スカイラインのケンメリやダッジのチャレンジャーを想起する懐かしいエクステリア。 |
光岡自動車の現行車種一覧
光岡自動車が販売している車種をご紹介。ガリューやビュートなどロングセラーの印象が強いですが、2018年発表の記念車ロックスターには予約が殺到し、大きな話題となりました。
Buddy(バディ) 2020年~
2020年9月24日にティザーサイトを公開した、光岡自動車初のSUVがBuddy(バディ)です。光岡では「自然体でラフ、それでいてセンスもシンパシーも感じるモデル」としていて、ベース車両はトヨタのRAV4です。
2020年11月26日から先行受付を開始して2021年6月24日発売。
光岡が2018年に販売して話題を集めたロックスターとは違い、限定販売ではなく通常のラインナップなので、納期が長期化したとしても必ず購入できることが嬉しいです。
予想を上回る人気を集めたバディは2021年12月2日に一部改良を実施。2022年は累計販売台数1,000台を突破したことを発表、バディの増産計画もあります。
2022年10月7日にも一部改良を発表。
録画機能付きのインナーミラーを設定したことや、安全装備の拡充、ディスプレイオーディオやマルチインフォメーションディスプレイを大型化しました。
光岡自動車が販売するSUVバディへ特別仕様車MJ style(MJ スタイル)を設定。
2WDを15台と、4WDを5台の計20台のみの希少な限定モデル。
専用ボディカラーのブラックマイカ/スリラーレッドの2トーン仕様で、レザーシート・トリムなども専用になり、左右ドアにBuddy MJ styleのエンブレムを装備。
Buddy MJ styleの販売価格は2WDモデルが6,780,000円、4WDモデルが6,975,800円です。
項目 | 内容 |
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モデル名 | Buddy(バディ) |
発売開始 | 2021年6月24日 |
ティザーサイト公開 | 2020年9月24日 |
先行受付開始 | 2020年11月26日 |
ベース車両 | トヨタ RAV4 |
特徴 | 光岡初のSUV。「自然体でラフ、それでいてセンスもシンパシーも感じるモデル」 |
販売形態 | 通常ラインナップ(限定販売ではない) |
2021年12月2日 | 一部改良実施 |
累計販売台数突破 | 2022年、累計1,000台突破 |
2022年10月7日 | 一部改良(録画機能付きインナーミラー、安全装備拡充、ディスプレイ大型化) |
特別仕様車名 | Buddy MJ style(MJ スタイル) |
限定台数 | 20台(2WD 15台、4WD 5台) |
専用カラー | ブラックマイカ/スリラーレッド 2トーン |
内装特徴 | 専用レザーシート・トリム、左右ドアにBuddy MJ styleエンブレム装備 |
販売価格 | 2WDモデル 6,780,000円、4WDモデル 6,975,800円 |
ガリュー(我流)1996年~
のベースは日産ティアナ。モチーフは1950~60年代の英国ロールス・ロイスのシルヴァークラウドII。近年ではガリューをベースにした霊柩車が葬儀業界で大人気。クラシカルゆえに長期使用しても古く見えず、飽きがこないのが良いらしい。
項目 | 内容 |
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モデル名 | ガリュー(我流) |
発売開始 | 1996年~ |
ベース車両 | 日産ティアナ |
デザインモチーフ | 1950~60年代の英国ロールス・ロイス シルヴァークラウドII |
特徴 | クラシカルで長期使用しても古く見えず飽きがこない。霊柩車としても人気。 |
リューギ(流儀)2014年~
ベース車両はセダンがトヨタ・カローラアクシオ、ワゴンがカローラフィールダー。ガリューと同じく英国ロールス・ロイスのシルヴァークラウドIIをモチーフにしている。光岡初のハイブリッド車も設定。エンブレムは七宝焼き。
項目 | 内容 |
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モデル名 | リューギ(流儀) |
発売開始 | 2014年~ |
ベース車両 | セダン:トヨタ・カローラアクシオ ワゴン:トヨタ・カローラフィールダー |
デザインモチーフ | 英国ロールス・ロイス シルヴァークラウドII |
特徴 | 光岡初のハイブリッド車設定。エンブレムは七宝焼き。 |
ビュート(美遊人)1993年~
光岡自動車の売れ筋モデル。モチーフはジャガー・Mk2。3代目のベース車両は日産・マーチ。ベース車両の内外装を1度分解し、手作業でカスタムしつつ組み立て直して製作。映画『探偵はBARにいる』の劇中車「高田号」としても活躍。
ビュートの特別仕様車「カフェラテ(Caffe Latte)」が2020年4月17日から発売。「可愛らしさ、上質さ、癒し」がテーマで、専用ボディカラーの「カフェラテ」が可愛いお得な1台。ビュートカフェラテは台数限定販売で、ビュートが35台、ビュートなでしこが15台設定。
2023年9月21日発表・22日発売の4代目ビュートストーリーにモデルチェンジ、日産マーチからトヨタのヤリスにベースモデルを変更。ボディカラー12色、インテリアはレザーシートと専用パネルガーニッシュが各8色ずつ設定していて自分だけのビュートストーリーを選ぶことが可能に。
項目 | 内容 |
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モデル名 | ビュート(美遊人) |
発売開始 | 1993年~ |
モチーフ | ジャガー・Mk2 |
ベース車両(3代目まで) | 日産・マーチ |
製造工程 | ベース車両の内外装を一度分解し手作業でカスタム後、再組立て |
特徴 | 売れ筋モデル。映画『探偵はBARにいる』劇中車「高田号」としても有名。 |
特別仕様車 | カフェラテ(Caffe Latte) テーマ:可愛らしさ、上質さ、癒し 台数限定:ビュート35台、ビュートなでしこ15台 |
4代目ビュートストーリー | 2023年9月21日発表・22日発売。ベースモデルを日産マーチからトヨタ・ヤリスに変更。 ボディカラー12色、レザーシートと専用パネルガーニッシュは各8色設定。 |
ビュートなでしこ 2015年~
ビュートの5ドアハッチバックモデル。ベース車の日産マーチのリアを流用することで、セダンフォルムに仕上げているビュートよりも価格が60万円ほど安い。2018年にパステルカラーの特別仕様車「フレンチマカロン」も販売。
項目 | 内容 |
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モデル名 | ビュートなでしこ |
発売開始 | 2015年~ |
特徴 | ビュートの5ドアハッチバックモデル。ベース車の日産マーチのリアを流用し、セダンフォルムのビュートより約60万円安価。 |
特別仕様車 | 2018年 パステルカラーの「フレンチマカロン」発売 |
ヒミコ(卑弥呼)2008年~
初代はマツダ・ロードスターNC型をベースにしつつ、ホイールベースを700mm延長するなど大改造を施していた。2代目(2018年~)はND型ベースに変更。オプションで全30色からカラーが選択可能に。6速MT仕様あり。
また、ヒミコの2024年モデルを2023年7月20日発表。ワングレードの7色展開で販売価格は6,787,000円で、10台のみ販売する限定モデルになりました。
項目 | 内容 |
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モデル名 | ヒミコ(卑弥呼) |
発売開始 | 2008年~ |
ベース車両(初代) | マツダ・ロードスター NC型(ホイールベース700mm延長) |
ベース車両(2代目) | マツダ・ロードスター ND型 |
カラーオプション | 全30色から選択可能(2代目) |
トランスミッション | 6速MT仕様あり |
2024年モデル発表 | 2023年7月20日発表。ワングレード7色展開。販売価格6,787,000円。限定10台販売。 |
ライクT3 2012年~
家庭用コンセントで充電可能な電気自動車。後2輪、前1輪のトライク型小型車で、定員2名、後部の積載量は100kg。1回の充電6時間で約60km走行可能。企業名のステッカーやロゴを貼り付けられるように前面や側面はシンプル。
光岡自動車が生産終了した歴代車種一覧
ミニカー(マイクロカー)やキットカーを含めて生産終了した光岡自動車の歴代車種を紹介。
国産自動車メーカーとしての認証を受けるに至ったゼロワンやファッションスーパーカーのオロチ、光岡50周年限定モデルのロックスターなども印象深い1台です。
項目 | 内容 |
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モデル名 | ライクT3 |
発売開始 | 2012年~ |
車種タイプ | 電気自動車(トライク型小型車) |
駆動方式 | 後2輪、前1輪 |
定員 | 2名 |
積載量 | 100kgまで |
充電時間・走行距離 | 6時間充電で約60km走行可能 |
デザイン特徴 | 前面や側面はシンプルで企業ロゴやステッカーを貼りやすい |
BUBU50シリーズ 1982~1985年
50ccエンジンを搭載した1人乗り専用マイクロカー。自動車整備と中古車販売の2本柱だった光岡自動車がオリジナルカー製造へと踏み出すきっかけに。現在はミニカー事業からは撤退しているが、大切に乗り続けているファンが多い。
項目 | 内容 |
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モデル名 | BUBU50シリーズ |
発売期間 | 1982年~1985年 |
特徴 | 50ccエンジン搭載の1人乗り専用マイクロカー。光岡自動車がオリジナルカー製造へ踏み出したきっかけとなったモデル。 |
現在の状況 | ミニカー事業から撤退しているが、ファンが大切に乗り続けている。 |
BUBUクラシックSSK 1987年
メルセデス・ベンツが1928年に発売したスポーツカー「SSK」をモチーフしたレプリカ車。SSKはルパン三世の愛車としても有名。ベース車両はVWビートルで1.6Lの空冷エンジン搭載。200台限定、価格295万円だが、大ヒット。現在も中古市場で価格高騰中。
項目 | 内容 |
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モデル名 | BUBUクラシックSSK |
発売年 | 1987年 |
モチーフ | メルセデス・ベンツ SSK(1928年発売スポーツカー) |
ベース車両 | VWビートル |
エンジン | 1.6L 空冷エンジン搭載 |
限定台数 | 200台 |
販売価格 | 295万円 |
特徴 | ルパン三世の愛車としても有名。発売後大ヒットし、中古市場で価格高騰中。 |
BUBU356スピードスター 1989~1990年
ポルシェ356スピードスターのレプリカ車。356はフェルディナンド・ポルシェが設計したVWビートルをベースに息子フェリーが開発した小型スポーツカー。光岡もこれに倣い、ビートルをベースにレプリカを製作。
項目 | 内容 |
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モデル名 | BUBU356スピードスター |
発売期間 | 1989年~1990年 |
モチーフ | ポルシェ356スピードスター(VWビートルをベースに開発された小型スポーツカー) |
ベース車両 | VWビートル |
特徴 | ポルシェ356のレプリカ車として製作 |
ラ・セード 1990~1993年/2000~2001年
ベース車両は日産シルビアだが、シルビアのモノコックボディを切断し、光岡オリジナルの梯子状フレームと組み合わせた大改造モデル。シルビアベースのため、部品が手に入りやすく、メンテナンスが容易。2代目はニューラセードの車名で販売。
項目 | 内容 |
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モデル名 | ラ・セード |
発売期間 | 1990年~1993年 / 2000年~2001年 |
ベース車両 | 日産シルビア(モノコックボディを切断し光岡オリジナル梯子状フレームを組み合わせ) |
特徴 | 光岡初のオリジナルフレーム設計モデル。部品入手が容易でメンテナンスしやすい。 |
2代目モデル名 | ニューラセード |
ドゥーラ 1991~1993年
500台限定のオリジナルフルオープンカー。ベース車は1979年式フォード・マスタングで、エンジンもフォード製V8エンジンを搭載。全長・全幅・ホイールベースが延長されており、日本の道路ではカーブを曲がるのが大変なことも。
項目 | 内容 |
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モデル名 | ドゥーラ |
発売期間 | 1991年~1993年 |
限定台数 | 500台限定 |
車種タイプ | オリジナルフルオープンカー |
ベース車両 | フォード・マスタング 1979年式 |
エンジン | フォード製 V8エンジン搭載 |
特徴 | 全長・全幅・ホイールベース延長により、日本の道路のカーブが曲がりにくいこともある |
ゼロワン 1994~2000年
光岡が自社設計したオリジナル・スポーツカー。デザインは多くのキットカーメーカーがモチーフにするロータス・スーパーセブンの影響が大きい。当初は組立車扱いだったが1996年に新型自動車として認証を受け、光岡も正式に国産自動車メーカーに!
項目 | 内容 |
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モデル名 | ゼロワン |
発売期間 | 1994年~2000年 |
車種タイプ | オリジナル・スポーツカー(フルオープン2シーター) |
デザインモチーフ | ロータス・スーパーセブンの影響が大きい |
認証 | 1996年に新型自動車として認証取得。正式に国産自動車メーカーに。 |
K-1 1998年
ユーザーが自分で組み立てて製作するキットカー。自治体に申請すれば公道走行可能で、車名も自分で決められる。プロだとエンジンに2時間、全工程で10時間程度の製作時間。当時の販売価格は32.5万円。
項目 | 内容 |
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モデル名 | K-1 |
発売年 | 1998年 |
車種タイプ | キットカー(ユーザーが自分で組み立てる車) |
特徴 | 自治体に申請すれば公道走行可能。車名は自分で決定可能。 |
製作時間 | エンジン組み立て約2時間、全工程約10時間(プロの場合) |
販売価格 | 当時32.5万円 |
シリーズ | K-1~K-4まで発売された人気シリーズ |
リョーガ(凌駕)1998~2004年
初代はP11型プリメーラ&プリメーラワゴンがベース。よくいえば控えめ、悪く言えばワゴンはリアがプリメーラのままとやや中途半端な印象。2代目はB15型サニーがベースで、前後ともに光岡らしいクラシカルデザインに。価格も先代より抑えている。
項目 | 内容 |
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モデル名 | リョーガ(凌駕) |
発売期間 | 1998年~2004年 |
初代ベース車両 | P11型プリメーラ&プリメーラワゴン |
初代特徴 | 控えめなデザイン。ワゴンはリアがプリメーラのままで中途半端な印象 |
2代目ベース車両 | B15型サニー |
2代目特徴 | 前後とも光岡らしいクラシカルデザイン。価格も先代より抑えられている |
レイ(麗)1999~2004年
初代・2代目のベース車両はマツダ・キャロル、3代目はダイハツ・ミラジーノがベース。全長が軽自動車規格を超えた登録車(白ナンバー)も存在。初代と3代目は内装に木目調パネルが与えられているが、2代目はほとんどベース車と同じ。
項目 | 内容 |
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モデル名 | レイ(麗) |
発売期間 | 1999年~2004年 |
ベース車両 | 初代・2代目:マツダ・キャロル 3代目:ダイハツ・ミラジーノ |
登録区分 | 軽自動車規格を超えた登録車(白ナンバー)も存在 |
内装特徴 | 初代・3代目は木目調パネルを採用。2代目はほとんどベース車と同じ |
ユーガ(優雅)2000~2001年
ベース車両は日産キューブZ10型。キューブの特徴である箱型エクステリアをロンドンタクシー風に仕上げた5ドアトールワゴン。キューブのモデルチェンジに伴い1年で生産終了となった、光岡の中でもかなりのレア車。
項目 | 内容 |
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モデル名 | ユーガ(優雅) |
発売期間 | 2000年~2001年 |
ベース車両 | 日産キューブ Z10型 |
車種タイプ | 5ドアトールワゴン |
特徴 | キューブの箱型エクステリアをロンドンタクシー風に仕上げたモデル。モデルチェンジに伴い1年で生産終了のレア車 |
ヌエラ 2004~2012年
初代はホンダ・アコード7代目がベース。丸形4灯ヘッドライトが存在感抜群。アコードのモデルチェンジに合わせて2008年生産終了。2代目はトヨタ・カローラシリーズをべースに車名をヌエラ6-02(ロクゼロニイ)に改称し、ステーションワゴンを追加。
項目 | 内容 |
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モデル名 | ヌエラ |
発売期間 | 2004年~2012年 |
初代ベース車両 | ホンダ・アコード(7代目) |
初代特徴 | 丸形4灯ヘッドライトが特徴。2008年に生産終了 |
2代目ベース車両 | トヨタ・カローラシリーズ |
2代目特徴 | 車名をヌエラ6-02に改称。ステーションワゴン追加 |
ガリュー2-04 2008~2012年
「ニイゼロヨン」の読みでOK。ガリューⅢ(3代目ガリュー・日産フーガがベース)の弟分として誕生した、サイズを一回り小さくしたコンパクトセダン。ベース車両は初代カローラアクシオ。現在は認定中古車として販売中。
項目 | 内容 |
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モデル名 | ガリュー2-04 |
発売期間 | 2008年~2012年 |
読み方 | ニイゼロヨン |
車種タイプ | コンパクトセダン |
特徴 | ガリューⅢ(日産フーガベース)の弟分でサイズを一回り小さくしたモデル |
ベース車両 | 初代カローラアクシオ |
現在の状況 | 認定中古車として販売中 |
ガリューコンバーチブル 2007~2012年
ガリューの4人乗りオープンモデルだが、ベース車両はフォード・マスタングコンバーチブル。デザインは共通だが、通常のガリューは日産車がベース。V6とV8エンジンモデルが存在。5速ATのみ。
項目 | 内容 |
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モデル名 | ガリューコンバーチブル |
発売期間 | 2007年~2012年 |
乗車定員 | 4人乗りオープンモデル |
ベース車両 | フォード・マスタングコンバーチブル |
特徴 | 通常のガリューは日産車ベースだが、このモデルはフォード車ベース。V6とV8エンジンモデルあり。5速ATのみ。 |
オロチ(大蛇)2007~2014年
日本神話「ヤマタノオロチ」をイメージした唯一無二のファッションスーパーカー。総生産台数は200台未満、著名人オーナーとしては高須クリニックの高須克弥氏など。限定各1台の「エヴァンゲリオン オロチ」「デビルマンオロチ」も存在。
項目 | 内容 |
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モデル名 | オロチ(大蛇) |
発売期間 | 2007年~2014年 |
特徴 | 日本神話「ヤマタノオロチ」をイメージした唯一無二のファッションスーパーカー。総生産台数200台未満。 |
著名オーナー | 高須クリニック 高須克弥氏など |
限定モデル | 「エヴァンゲリオン オロチ」「デビルマンオロチ」各1台限定 |
キュート 2009~2013年
日産マーチK12型の認定中古車をベースにしていたビュートの姉妹車。漢字では「喜遊人」と表現。ハッチバックスタイルのため、荷物の積み下ろしなど実用面で優れており、後方視界もビュートより良い。価格108万円~と新車ではないためお買い得。
項目 | 内容 |
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モデル名 | キュート |
発売期間 | 2009年~2013年 |
特徴 | ビュートの姉妹車。日産マーチK12型の認定中古車をベースにしたハッチバック。荷物の積み下ろしや後方視界が良い。 |
漢字表記 | 喜遊人 |
価格 | 108万円~(新車ではなく認定中古車のためお買い得) |
ライク(雷駆)2010~2011年
三菱の軽自動車i-MiEV(i-MiEVは登録車)をベースにした電気自動車。ライクはバンパーを巨大化したことで、当初から登録車としてのデビューしている。価格428万円だが、補助金により実質価格は314万円。
ライク3は、経済産業省の「クリーンエネルギー自動車導入促進対策費補助金」の補助金対象車ですので、実際にはもっと安く購入可能です。
項目 | 内容 |
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モデル名 | ライク(雷駆) |
発売期間 | 2010年~2011年 |
特徴 | 三菱i-MiEV(登録車)をベースにした電気自動車。バンパーを巨大化し登録車としてデビュー。 |
価格 | 428万円(補助金適用で実質314万円) |
補助金情報 | 経済産業省「クリーンエネルギー自動車導入促進対策費補助金」対象車 |
ロックスター 2018年~
光岡創業50周年を記念した限定車。60~70年代のアメ車からインスピレーションを得ており、「現代版コルベットスティングレイ」の声も。ベース車両はマツダ・ロードスター(ND型)。470万円~とロードスターと2倍以上価格差があるなか200台が約2ヶ月で完売。
項目 | 内容 |
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モデル名 | ロックスター |
発売期間 | 2018年~ |
特徴 | 光岡創業50周年記念限定車。60~70年代のアメ車にインスパイアされたデザインで「現代版コルベットスティングレイ」とも呼ばれる。 |
ベース車両 | マツダ・ロードスター(ND型) |
価格 | 470万円~ |
販売状況 | 限定200台が約2ヶ月で完売 |
光岡自動車はオンリーワンの自動車メーカーであり続ける!
光岡の車は、1台1台熟練の技を持つ職人たちがハンドメイドで組み立てていきます。オートメーションのラインが存在しないため、生産できるのは1日1台程度です。
創業から50年の時間が経過しましたが、光岡は大きな自動車メーカーになることを目指してはいません。
「小さな自動車メーカーだからこそ作れる車がある」。ナンバーワンよりオンリーワンを目指すのが光岡自動車なのです。これからも独創的な車を製造し、多くの人を楽しませてくれることでしょう。