リーフのセダンが中国で発売!2019年に次期シルフィとして登場か
日本ではあまり人気のないボディタイプのセダンですが、中国市場では好調でコンパクトセダンのシルフィが月に4万台以上も売れた実績もあり、2018年4月に開催される北京モーターショーでリーフのセダンを発表しました。
リーフといえば日本でも販売されているハッチバックの電気自動車で、2017年9月にモデルチェンジを行い2代目が販売されています。さっそく、中国で販売される予定のリーフ セダンのエクステリアやインテリア、搭載パワートレインや装備、発売日や価格帯などをチェックしていきましょう。
リーフ セダンのエクステリア
リーフのセダンになると見られている車両のスパイショットで、ボンネットにはコンセント差し込み口になると考えられる部分のカモフラージュが途切れているのが分かります。日産車の特徴であるVモーショングリルが見え、ヘッドライト内側に沿ってLEDが装着されています。
ヘッドライトは中国仕様の新型シルフィのデザインと同様で、フォグライトはLEDが使われています。エンブレムの下には横長のナンバープレートを取りつけるベースが見えます。
リアビューでは、ボディ側とトランク側に分かれたテールランプが装着されていて、トランク側の白い部分がバックランプ、ボディ側にはウインカーが装着されていると考えられます。ハイマウントストップランプは車内側に取りつけられているのが見えます。
ボディサイズは全長4,615mm、全幅1,790mm、全高1,495mmのホイールベースが2,700mmになると考えられていて、北米のセントラと比べると幅が少し広がっています。
リーフ セダン | セントラ | |
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全長 | 4,615mm | 4,625mm |
全幅 | 1,790mm | 1,760mm |
全高 | 1,495mm | 1,496mm |
ホイールベース | 2,700mm | 2,700mm |
リーフ セダンのインテリア
リーフ セダンのインテリアは2代目リーフをベースとしたデザインで、センタークラスターは上からエアコン吹き出し口、インフォメーションディスプレイ、操作スイッチやパワースイッチなどが並んでいます。
センターコンソール付近にはリーフに搭載されているものと同じデザインの特徴的なシフトスイッチが配置されています。インテリアカラーはエアリーグレーに近い配色で、シート素材はリーフの通りなら織物か本革が使われます。
リーフ セダンの搭載パワートレイン
リーフ セダンが搭載しているパワートレインは、リチウムイオン電池とモーターで動くEV形式で、40kwhのバッテリーを搭載し走行距離はJC08モードで400kmを記録しています。
型式 | EM57 |
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種類 | リチウムイオン電池 |
総電力量 | 40kwh |
定格出力 | 85KW |
最高出力 | 110KW/3,283~9,795rpm |
最大トルク | 320Nm/0~3,283rpm |
リーフ搭載のパワートレインをリーフ セダンにも搭載すると考えられます。広大な土地がある中国ですので、主に都市部での使用を想定していると予想します。
リーフ セダンの搭載装備
リーフセダンにはハッチバックモデルに搭載されている安全装備や先進装備がグレードによって搭載されるものと考えられます。自動運転技術のプロパイロットはもちろんのこと、アクセルペダルだけで発進・停止ができるe-Pedal、ボタン1つで駐車できるプロパイロット・パーキングなど、たくさんの装備が搭載されています。
リーフ セダンに搭載される安全・先進装備
- e-Pedal
- プロパイロット
- プロパイロット・パーキング
- インテリジェントエマージェンシーブレーキ
- インテリジェント クルーズコントロール
- インテリジェント レーンインターベンション
- ハイビームアシスト
- インテリジェント アラウンドビューモニター
- インテリジェント ルームミラー
- 後退時車両検知警報
- 後側方車両検知
リーフ セダンの発売日・価格帯
リーフ セダンの発売日は2019年になると考えられていて、発表は北京モーターショー2018で行われました。コンパクトサイズのセダンといえば、シルフィ(セントラ)がありますが、中国では大人気の車種ですのでガソリンのシルフィ、EVのリーフ セダンが共存すると予想します。
価格帯はパワートレインの更新や新機能の搭載がないので、リーフと変わらず315万円から400万円になると考えられます。ガソリン車のシルフィは15万元(約254万円)ほどあれば購入できるそうなので、少し高級車なイメージを持ちます。
リーフ セダンが日本で発売する可能性は?
日本ではボディタイプがセダンの車はあまり人気が出ない傾向にありますので、日本仕様での逆輸入としてセダンタイプのリーフが販売される可能性は限りなく低いと考えられます。
日本仕様のリーフは総電力量60kwhのハイスペックモデルを導入、走行可能距離は458kmに伸びています。2020年以降ますますEV市場が盛り上がっていくことが予想され、日産のリーフもさらに性能やバリエーションが伸びていくでしょう。