シーマのマイナーチェンジ

新型シーマのマイナーチェンジ情報!先進安全装備が追加

シーマのマイナーチェンジ情報をまとめました。2017年6月15日に行われたマイナーチェンジは、車が人を守るインテリジェントモビリティの追加で、アラウンドビューモニターの他に、エマージェンシーブレーキなどの先進安全装備が、全車標準搭載になります。

新型シーマのマイナーチェンジ情報!先進安全装備が追加

日産シーマのマイナーチェンジで安全装備が充実した

日産が販売するフラッグシップセダンの「シーマ」が、2017年6月15日に、安全装備を充実させるマイナーチェンジを施しました。追加された運転支援システムには、一体どのような機能があるのか?

シーマのエクステリアやインテリア、搭載エンジンや価格なども交えながら、シーマのマイナーチェンジ情報を紹介します。

日産シーマが仕様向上を発表 先進安全装備を拡充しより安全なクルマに

日産の高級車シーマが仕様向上し、2019年12月23日に発売されました。 新型シーマは「HYBRID」が8,231,300円、「HYBRID VIP」が8,781,300円、「HYBRID VIP G」が9,331,300円という価格設定で、今回の仕様向上により以下の先進安全装備がシーマ全車に標準装備となっています。

新型シーマに標準装備される先進装備

  • インテリジェント エマージェンシーブレーキ
  • 踏み間違い衝突防止アシスト
  • ハイビームアシスト
  • インテリジェントクルーズコントロール
  • インテリジェントFCW
  • ECOペダル

マイナーチェンジで追加された安全装備

安全装備が充実した新型シーマ

マイナーチェンジしたシーマには、「日産インテリジェントモビリティ」と呼ばれる、車が人を守る先進安全装備が備わっています。

新型シーマのインテリジェントアラウンドビューモニターインテリジェントアラウンドビューモニター

駐車時など、バックカメラの映像だけではなく、フロントカメラ・サイドカメラの映像を使い、車を上空から見下ろした視点でモニタリングしてくれます。駐車中、車の周りに移動する物体・人を検知するとディスプレイや音で知らせてくれるので、巻き込みなどを回避することができます。

新型シーマのインテリジェントエマージェンシーブレーキインテリジェントエマージェンシーブレーキ

マイナーチェンジで追加された「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」は、ミリ波レーダーで検知するタイプで、前方車両と衝突する危険性があったら、アクセルペダルが反発し、緩いブレーキでドライバーに危険を促します。5km/h以上で動作し、停止車両には70km/h以上では動作しないことに注意が必要です。

新型シーマのインテリジェントFCWインテリジェントFCW(前方衝突予測警報)

前走車だけではなく、2台前を走る車の距離や速度をモニタリングし、ドライバーから見えない位置で危険があり2台先の車が減速した時に、ドライバーへ注意やブレーキを促す装備です。

新型シーマのインテリジェントBSI/BSWインテリジェントBSI/BSW

車両の後方に設置したセンサーで車両を検知し、サイドミラーのインジケーターやアラウンドビューモニターに表示します。また、近くに車両がいる時に車線変更をしようとすると警報をするのと同時に、元のレーンへ戻す力を働かせます。

新型シーマのインテリジェントLI/LDWインテリジェントLI/LDW(前方逸脱防止支援システム)

走行中にふらつきなどで車線を逸脱しそうになった場合、ブザーとディスプレイで注意を促し、車自身も車線内に戻そうとする力を発生させ、ドライバーにも状況を伝えようとします。

また、インテリジェントBUI(後退時衝突防止支援システム)では、バックギアに入れた時に、後方に接近している車両がいれば、アクセルペダルが重くなったり、自動ブレーキをすることで、近づいてくる車の存在をドライバーに知らせます。

2017年6月15日のマイナーチェンジで追加された装備は、アラウンドビューモニターの他に、FCWやエマージェンシーブレーキ、BSIやLDWなどの先進装備が全車に標準装備されました。

新型シーマのエクステリアは日産のフラッグシップセダンに相応しい迫力がある

新型シーマのエクステリア

シーマは、初代が1988年に発売したフラッグシップセダンで、2012年には5代目へとフルモデルチェンジしています。海外では、インフィニティブランドから「Q70(フーガ)」のロングモデル「Q70L」として販売されています。

フロントノーズが長く、Vモーショングリルではなく横方向にメッキパーツが流れているデザインです。ボディカラーは全部で4色設定されており、すべて小傷などを修復するスクラッチシールドが施されています。

  • ガーネットブラックの新型シーマガーネットブラック(54,000円高)
  • ブリリアントシルバーの新型シーマブリリアントシルバー
  • スーパーブラックの新型シーマスーパーブラック
  • クリスタルホワイトパールの新型シーマクリスタルホワイトパール(54,000円高)
新型シーマのスペック
全長 5,120mm
全幅 1,845mm
全高 1,510mm
ホイールベース 3,050mm
最低地上高 155mm
車両重量 1,950kg
最小回転半径 5.8m
燃費 15.6km/L
使用燃料 ハイオクガソリン

本革や木目を贅沢に使った高級感溢れる新型シーマのインテリア

新型シーマのインテリア

シーマのインテリアは、本革や木目を使った高級感あふれるデザインで、身体を包み込むシートはずっと座っていたくなるほど座り心地のいいシートです。シートカラーは3種類、マテリアルは4種類あり、それぞれの個性が輝く組み合わせです。

  • ブラウンレザーの新型シーマブラウンレザー(セミアニリン本革)
  • ブラックレザーの新型シーマブラックレザー(本革)
  • ベージュレザーの新型シーマベージュレザー(本革)
  • ブラッククロスの新型シーマブラッククロス(ネオソフィール/ジャカード織物)
  • ベージュクロスの新型シーマベージュクロス(スエード調トリコット/ダブルラッセル)

設定グレードは、「シーマハイブリッドVIP G・シーマハイブリッドVIP」の2グレードに、セミアニリン本革のブラウンシート、「シーマハイブリッド」には、ブラッククロスシートが標準装備され、他のブラック本革・ベージュ本革・ベージュクロスの3種類が、メーカーオプションになります。

新型シーマのフォレストエアコン

エアコンには、綺麗な空気を出すことはもちろん、アロマディフューザーやそよそよとした風を排出するゆらぎ風などを実装した「フォレストエアコン」を装備しています。

新型シーマのオートクロージャー

トランクは、ゴルフバッグを4つ収納できるスペースがあり、軽く押し下げるだけでロックしてくれるオートクロージャーを搭載しています。

暑い時にはリヤガラスの電動サンシェードをおろしたり、手動でリヤドアのサンシェードも装備しています。また、後部座席には、読書灯のほかにバニティミラーが装備されているので、身だしなみチェックに便利です。他にも、リヤドアには、半ドアになっても自動的に閉めてくれるオートクロージャーを装備しています。

搭載エンジンは3.5LのV型6気筒エンジンとハイブリッドシステムで最高出力364PSを発揮

新型シーマのハイブリッドシステム

シーマに搭載されているエンジンは、3,500ccのV型6気筒エンジンで、モーターをフロントに1つ装備しています。エンジンとモーターを合わせた最高出力は364PSになり、最大トルクはエンジンで350Nm、モーターで290Nmあります。

新型シーマのトランスミッション

トランスミッションには、2クラッチ方式の7速トランスミッションを装備していて、マニュアルモードもついているのでシフトでのギア操作が楽しめます。燃費は15.6km/Lで、ガソリンタンク容量は70Lですので、満タンで約1,000km走行することができます。

新型シーマの価格はベースグレードで8,231,300円から

横並びになっている新型シーマ

マイナーチェンジしたシーマは、ベースグレードの「シーマハイブリッド」、上級グレードの「シーマハイブリッドVIP」、最上級グレードの「シーマハイブリッドVIP G」の3種類展開されています。全てハイブリッドエンジンを搭載した2WDモデルで、4WDのグレードはありません。

新型シーマの価格表
ハイブリッド 8,231,300円
ハイブリッドVIP 8,781,300円
ハイブリッドVIP G 9,331,300円

日産のフラッグシップセダン 新型シーマの画像4枚

  • 新型シーマのフロントビューシーマ
  • 左前から見た新型シーマシーマ
  • 新型シーマのサイドビューシーマ
  • 新型シーマのリヤビューシーマ

シーマのマイナーチェンジでより安全に運転できる車へ

シーマ

日産のフラッグシップセダン・シーマは、2017年6月15日のマイナーチェンジで、インテリジェントモビリティの先進安全装備を、全車標準装備で手に入れました。それにより価格は30万円ほどアップしましたが、事故を1回防げたと思えば安いものだと思います。

1988年より、日産の先進技術を詰め込んできたシーマが、今後どのような進化を遂げていくのか楽しみです。