ジャスティのモデルチェンジ

ジャスティのモデルチェンジ情報:2026年9月10日発表の改良モデルでスマートアシストを強化

ジャスティの最新モデルチェンジ情報をまとめました。2026年9月の改良はフルモデルチェンジやマイナーチェンジではなく一部改良にあたる「改良モデル」で、スマートアシストの進化と装備構成の見直し、新色6色を含む全10色への再編が柱です。

ジャスティのモデルチェンジ情報!2026年9月10日発表の改良モデルでスマートアシストを強化

ジャスティは、ダイハツからOEM供給を受けてスバルが販売しているコンパクトトールワゴンです。
ダイハツはスバル以外にトヨタへもOEM供給しており、ダイハツ・トール、トヨタ・ルーミー、スバル・ジャスティの3車種が兄弟車の関係にあります。かつては4車種でしたが、トヨタ・タンクが2020年9月にルーミーへ統合される形で廃止されたため、現在は3車種構成です。

現行のジャスティは2016年11月に登場した通算5代目(日本向けとしては2代目)で、2026年時点でも生産終了や販売終了の発表はなく、現行モデルとして販売が続いています。直近の商品変更は2026年9月10日に発表された改良モデルで、運転支援機能「スマートアシスト」の検知対象拡大やリヤコーナーセンサーの増設、ボディカラー展開の一新が柱です。価格は2WDが2,170,300円、4WDが2,370,500円(いずれも消費税込)となりました。以下では、最新の動きから順に整理していきます。

ジャスティが2026年9月10日に改良モデルを発表 スマートアシスト強化とボディカラー刷新

2026年9月10日に発表されたジャスティの改良モデル(写真は2WD)

スバルは2026年9月10日、ジャスティの改良モデルを発表しました。スバルが公式に用いている呼称は「改良モデル」で、車体骨格やパワートレインには手を入れず、運転支援機能と装備構成、ボディカラーを見直した内容です。同日にはシフォン、プレオ プラスの改良モデルも同時発表されており、ダイハツ由来のOEM3車種をまとめて商品力の底上げを図った格好といえます。

事前には姉妹車のトール/ルーミーと歩調を合わせてシリーズハイブリッド「e-SMART HYBRID」が加わるとの観測もありましたが、今回の改良では採用が見送られ、動力源は従来どおり1.0L直列3気筒自然吸気の1KR-FE型とCVTの組み合わせのみです。つまり中身の刷新ではなく、安心につながる機能を着実に積み増した手堅い改良と受け止めるのが妥当でしょう。

衝突回避支援ブレーキが自転車と交差点シーンに対応

今回の目玉は、運転支援機能「スマートアシスト」の進化です。衝突回避支援ブレーキ機能の作動対象に、横断中の自転車、交差点を右折する際に直進してくる対向車、交差点の右左折時に対向方向から渡ってくる歩行者が新たに加わりました。

いずれも実際の事故で発生頻度が高いにもかかわらず、従来型の運転支援では対応が難しかった場面です。特に右折時の対向直進車との衝突は重大事故に直結しやすく、生活道路と幹線道路を行き来する機会が多いトールワゴンにとっては効きどころの大きい追加といえます。ジャスティはスバル車ではあるものの、開発と生産をダイハツが担うため、搭載されるのはアイサイトではなくスマートアシストである点は従来どおりです。

全車速追従機能付ACCの先行車検知性能を向上

全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)にも改良が入り、先行車を捉えられる距離が延びるとともに検知精度そのものが高まりました。前走車の存在をより早い段階で把握できるため、加速と減速のつながりが自然になり、ドライバーが身構えるような唐突な制御が減ることが期待できます。

1.0L自然吸気という余裕の大きくないパワートレインでは、ACCの制御が粗いと高速巡航時に速度の上下が目立ちやすくなります。制御を滑らかにする方向のチューニングは、動力性能に手を入れずに長距離移動の負担を軽くする現実的な手法といえるでしょう。

リヤコーナーセンサーを2個から4個へ増設

安全装備では、リヤコーナーセンサーの個数が2個から4個へ倍増しました。これにより後退時に検知できる範囲が広がり、後方の障害物を捉える能力が高まっています。改良後の構成はフロント2個/リヤ4個で、シフトポジションがD・B・S・Nのときはフロントのみ、Rに入れるとフロントとリヤの計6個が作動する仕組みです。

全高1,735mmのボディは見切りの良さが持ち味ですが、それでも真後ろの低い障害物は死角になりがちです。車庫入れの頻度が高いユーザーほど恩恵を実感しやすい変更といえます。

2026年9月改良でのジャスティの主な変更点

  • 衝突回避支援ブレーキ機能が横断中の自転車を検知対象に追加
  • 衝突回避支援ブレーキ機能が交差点右折時の直進対向車を検知対象に追加
  • 衝突回避支援ブレーキ機能が交差点右左折時に対向方向から横断する歩行者を検知対象に追加
  • 全車速追従機能付ACCの先行車検知距離を延長し検知精度を向上
  • リヤコーナーセンサーを2個から4個へ増設
  • 「純正ナビ装着用アップグレードパック」を全車標準装備
  • スマートフォン連携9インチディスプレイオーディオをメーカー装着オプションへ変更
  • ボディカラーを見直し、新色6色を含む全10色に再編

純正ナビ装着用アップグレードパックを全車標準装備 ディスプレイオーディオはオプションへ

ディスプレイオーディオの選択肢が広がったジャスティのインテリア

機能装備では、「純正ナビ装着用アップグレードパック」が全車標準装備となりました。同パックにはリヤビューカメラ、オーディオ操作用およびハンズフリー通話用のステアリングスイッチ、GPSアンテナ、フルセグTVアンテナが含まれます。

一方で、2024年12月の一部改良で標準装備化されたスマートフォン連携9インチディスプレイオーディオは、メーカー装着オプションへと位置づけを変更しました。一見すると装備の格下げに映りますが、実態は選択肢の拡大です。前回の改良では9インチディスプレイオーディオが全車に付いてくるため、社外ナビや上位の純正ナビを希望する人にとっては割高感が残りました。今回はカメラやアンテナ類だけを標準で確保したうえで、画面まわりは購入者が選べる構成に切り替えたわけです。ナビゲーションにこだわりのないユーザーと、自分好みの機器を入れたいユーザーの双方に応えられる整理といえるでしょう。

価格は1,100円のアップにとどまる 販売計画は月90台

メーカー希望小売価格は2WDが2,170,300円、4WDが2,370,500円(いずれも消費税込)です。2024年12月の一部改良時が2WD 2,169,200円/4WD 2,369,400円でしたから、上げ幅はわずか1,100円にとどまりました。前回が19万円台という大幅な引き上げだったことを踏まえると、今回は装備の入れ替えで原価上昇を吸収し、実質的に価格を据え置いた形といえます。

グレード体系は引き続きモノグレードで、2WDと4WDから駆動方式を選ぶ構成です。販売計画は月90台と、前回改良時の100台からやや引き下げられました。

ジャスティの価格(2026年9月10日 改良モデル)
グレード 駆動方式 メーカー希望小売価格(消費税込)
ジャスティ(モノグレード) 2WD(FF) 2,170,300円
ジャスティ(モノグレード) 4WD 2,370,500円

2026年9月改良モデルの主要諸元

ジャスティの主要諸元(2026年9月改良モデル)
項目 2WD 4WD
型式 5BA-M900F 5BA-M910F
全長×全幅×全高 3,705×1,670×1,735mm 3,705×1,670×1,735mm
ホイールベース 2,490mm 2,490mm
室内長×室内幅×室内高 2,180×1,480×1,355mm 2,180×1,480×1,355mm
車両重量 1,090kg 1,140kg
乗車定員 5名 5名
最小回転半径 4.6m 4.6m
エンジン 1KR-FE型 直列3気筒DOHC 996cc 1KR-FE型 直列3気筒DOHC 996cc
最高出力 51kW(69PS)/6,000rpm 51kW(69PS)/6,000rpm
最大トルク 92N・m(9.4kgf・m)/4,400rpm 92N・m(9.4kgf・m)/4,400rpm
トランスミッション CVT CVT
WLTCモード燃費 18.4km/L 16.8km/L
燃料タンク容量 36L(無鉛レギュラーガソリン) 38L(無鉛レギュラーガソリン)
タイヤサイズ 165/65R14 165/65R14
ホイール 14インチアルミホイール 14インチアルミホイール

ジャスティのボディカラーは新色6色を含む全10色に再編

2026年9月の改良にあわせ、ボディカラーの構成も大きく入れ替わりました。モノトーン8色と2トーン2色の合計10色という内訳で、このうち6色が今回の新設定です。

新たに加わったのは、定番の白を刷新した「シャイニングホワイト・パール」、深みのある黒緑系の「イエローイッシュブラッククリスタルマイカ」、落ち着いた紫の「クールバイオレットクリスタルシャイン」、アウトドア調の「グレイッシュオリーブメタリック」の4色と、2トーンの「ブラック/シャイニングホワイト・パール」「ブラック/グレイッシュオリーブメタリック」です。入れ替わりで、これまで設定されていたパールホワイトⅢ、プラムブラウンクリスタルマイカ、ターコイズブルーマイカメタリックなどはラインアップから外れました。

くすみ系のオリーブやバイオレットを加えた顔ぶれは、近年のコンパクトカー市場で人気が高まっている落ち着いたトーンをしっかり押さえたものです。2トーンが4色から2色へ絞られた一方、モノトーン側の選択肢が増えており、全体としては「奇抜さより日常になじむ色」へ軸足を移した印象を受けます。

スバル ジャスティのボディカラー一覧(2026年9月改良モデル)

  • シャイニングホワイト・パール(33,000円高/新設定)
  • ブライトシルバー・メタリック
  • ブラック・マイカメタリック
  • ファイアークォーツレッド・メタリック
  • レーザーブルークリスタルシャイン(33,000円高)
  • イエローイッシュブラッククリスタルマイカ(33,000円高/新設定)
  • クールバイオレットクリスタルシャイン(33,000円高/新設定)
  • グレイッシュオリーブメタリック(新設定)
  • ブラック/シャイニングホワイト・パール(77,000円高/新設定)
  • ブラック/グレイッシュオリーブメタリック(55,000円高/新設定)
  • シャイニングホワイト・パール
  • ブライトシルバー・メタリック
  • ブラック・マイカメタリック
  • ファイアークォーツレッド・メタリック
  • レーザーブルークリスタルシャイン
  • イエローイッシュブラッククリスタルマイカ
  • クールバイオレットクリスタルシャイン
  • グレイッシュオリーブメタリック
  • ブラック/シャイニングホワイト・パール
  • ブラック/グレイッシュオリーブメタリック

ジャスティのフルモデルチェンジは2027年以降へ、次世代DNGA採用が見込まれる

ジャスティのフルモデルチェンジは、当初2023年末から2024年にかけて実施される計画でした。しかし2023年12月に表面化したダイハツの認証不正問題により新車開発プロジェクトが大幅に見直され、次世代モデルの投入は2027年以降へずれ込んでいます。2026年9月の改良が骨格やパワートレインに踏み込まない内容にとどまったことからも、現行型をもうしばらく延命させる方針がうかがえ、2027年から2028年とする見立てが優勢です。

次世代モデルでは、ダイハツの新世代プラットフォーム「DNGA」の考え方を反映した骨格へ切り替わり、ボディ剛性と静粛性が引き上げられると予想されます。ボディサイズは5ナンバー枠を維持したまま全長とホイールベースをわずかに延長し、室内空間を稼ぐ方向が有力です。パワートレインは設計の新しい1.2L直列3気筒への移行に加え、今回見送られたシリーズハイブリッド「e-SMART HYBRID」が次期型で採用される可能性があります。ロッキーやライズで先行採用されている方式で、発電専用エンジンで電気をつくり、走行は100%モーターが担う構成です。実現すれば「スバルの店で買えるハイブリッドの両側スライドドア車」という立ち位置が生まれ、これまで検討対象に入っていなかった層にも届く可能性があります。

また、トールの車体を使った両側スライドドア付き3列7人乗りのコンパクトミニバンを設定するという構想も長く取り沙汰されており、実現すればトヨタとスバルにもOEM供給される可能性があります。ただしこの構想は2026年時点でも正式発表に至っておらず、ダイハツ側の3列シート車としてはロッキーの車体を拡大した派生モデルの投入が先行するとみられます。

ジャスティが2024年12月12日に一部改良 9インチディスプレイオーディオを標準装備

スバルは2024年12月12日、ジャスティの一部改良モデルを発表しました。改良の中身はスマートフォン連携9インチディスプレイオーディオの標準装備化で、これに伴ってリヤビューカメラも全車標準装備となり、後退時の安全性が高まりました。SmartDeviceLinkやApple CarPlay、Android Autoに対応したアプリをディスプレイ上で操作できます。

この改良には法規対応という背景があります。2024年11月から後退時車両直後確認装置の装備が義務化されたため、旧仕様のままでは生産を継続できず、2024年10月末にいったん生産を停止。同年12月に新仕様で生産を再開したうえで発売されました。一時的に生産が止まったことから「ジャスティは生産終了したのではないか」という受け止め方も広がりましたが、実際には法規対応のための切り替えでした。

価格は2WDが2,169,200円、4WDが2,369,400円(いずれも消費税込)。2022年9月の価格改定以降は据え置かれていたため、装備の充実と原材料価格の上昇を反映して194,600円のアップとなりました。販売計画は100台/月です。グレードは引き続き1本のみで、駆動方式を2WDと4WDから選ぶ構成です。

ジャスティの価格(2024年12月12日 一部改良モデル)
グレード 駆動方式 メーカー希望小売価格(消費税込)
ジャスティ(モノグレード) 2WD(FF) 2,169,200円
ジャスティ(モノグレード) 4WD 2,369,400円

ジャスティは2023年12月に受注停止 ダイハツ認証不正で2024年3月に出荷停止解除

ジャスティにとって最も大きな出来事は、2023年末のダイハツ認証不正問題です。2023年12月20日、ダイハツの不正対象がそれまで判明していた6車種からほぼ全車種へ拡大したことが明らかになり、同社は国内外全車種の出荷を停止しました。ジャスティもその対象に含まれます。

これを受けてスバルは2023年12月21日から販売店での新規受注を停止。対象はジャスティとレックス(登録車)、シフォン、ステラ、プレオプラス、サンバーバン、サンバートラック(軽自動車)の計6車種にのぼりました。販売への打撃は大きく、2024年2月の登録台数ではルーミーが前年同月比88.1%減の1,027台まで落ち込み、トールとジャスティはさらに下位に沈みました。

その後、国土交通省による立会試験で道路運送車両法の基準に適合していることが確認され、2024年3月15日にトール・ルーミー・ジャスティ3車種の出荷停止指示が解除されました。ジャスティは第5弾の解除対象で、ここから生産・販売が正常化していきます。この一連の混乱が、本来2024年に予定されていたフルモデルチェンジを2027年以降へ押しやった直接の原因です。

ジャスティは2023年にリコールを2件届け出 LEDフォグランプと燃料ポンプ

2023年には、車両側の不具合によるリコールも2件届け出されています。

2023年に届け出されたジャスティ関連のリコール

  • 2023年6月23日:前部霧灯(LEDフォグランプ)が点灯しなくなるおそれ。トール・ルーミー・ジャスティの3車種、計55,481台
  • 2023年11月2日:燃料ポンプの不具合によりエンジンが停止するおそれ。トールなど6車種、計269,280台

いずれもOEM元のダイハツから届け出されたもので、兄弟車が同時に対象となる構図です。設計と生産をダイハツが担うOEM車では、こうした不具合対応も3車種横並びで進むのが通例といえます。

ジャスティが2022年9月8日に価格改定 1グレード構成のまま約1万円アップ

ジャスティは2022年9月8日、価格改定を伴う仕様変更モデルを発売しました。OEM元のダイハツ・トールとトヨタ・ルーミーが同年9月1日に改良を受けたのに続く形で、ジャスティは1週間遅れの実施です。

価格は2WDが1,974,600円、4WDが2,174,800円(いずれも消費税込)となり、2020年9月の改良時(1,964,600円/2,164,800円)からそれぞれ10,000円のアップにとどまりました。グレード体系は1本のままで、装備内容にも大きな変更はありません。この価格が2024年12月の一部改良まで据え置かれたため、2024年の改定幅が19万円台という大きな数字になった経緯があります。

ジャスティが2020年9月24日に一部改良 オートブレーキホールドやパワースライドドアを搭載

一部改良で新世代スマートアシストを標準装備したジャスティ

ジャスティは2020年9月24日、内外装を一新する一部改良を実施しました。最新式のオートブレーキホールドや電動パーキングブレーキ、ウェルカムオープン機能付きパワースライドドアが加わり、実質的にはマイナーチェンジと呼べる規模の変更です。OEM元のトールと姉妹車のルーミーが同年9月15日にマイナーチェンジを受けており、ジャスティはその9日遅れで発表されました。

この改良でグレード体系が大きく整理され、グレード表記のない自然吸気エンジンのモノグレード仕様となりました。デザインはトールやルーミーの「カスタムG」に相当するカスタムスタイルに統一され、それまでの標準車デザインは廃止されています。あわせてターボエンジン「1KR-VET型」の設定も終了しました。

2020年9月改良でのジャスティの変更点

  • エクステリア・インテリアの刷新(カスタムスタイルへ統一)
  • グレード整理によりモノグレード化、ターボ車を廃止
  • 新色ターコイズブルーマイカメタリック追加
  • 衝突警告機能・衝突回避支援ブレーキ性能向上
  • 全車速域アダプティブクルーズコントロール追加
  • 路側逸脱警報機能追加
  • ふらつき警報機能追加
  • ウェルカムオープン機能付パワースライドドア
  • 電動パーキングブレーキ追加
  • オートブレーキホールド(オートビークルホールド)追加
  • 燃費・排出ガスがWLTCモードへ移行、平成30年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆☆)認定

安全装備にはステレオカメラを刷新した新世代のスマートアシストを搭載し、全車速域アダプティブクルーズコントロールやふらつき警報機能を追加。シートを疲れにくい仕様へ改良し、メーターやセンタークラスター、ステアリングホイールの意匠も変更されました。より安全で快適なドライブを実現した改良といえます。

ジャスティは2018年11月に一部改良して安全性能を強化

2018年の一部改良で追加されたオプションカラーのブリリアントカッパークリスタル・マイカ

2018年の一部改良で追加されたカスタム専用色ファイアークォーツレッド・メタリック

ジャスティは発売から2年が経過した2018年11月8日に一部改良を行いました。
最大の改良は、発売時から搭載されていたスマートアシストⅡを、全車スマートアシストⅢにアップグレードした点です。
生産元がダイハツですから、ジャスティはスバルの「アイサイト」ではなく、ダイハツの予防安全機能「スマートアシスト」を搭載しています。

スマートアシストⅢ搭載車となったことで、対車両のみだった「衝突回避支援ブレーキ機能」が歩行者にも対応できるようになりました。カメラはステレオカメラ方式へ変更され、ハイビームアシストも追加。政府が定める安全運転支援機能が充実した「サポカーSワイド」適合車となりました。

ソナーセンサーをフロントグリルにも搭載し、フロント&リヤコーナーセンサーも標準装備。衝突回避はもちろん、駐車場などでの取り回しをサポートしてくれます。外観では「カスタムRSスマートアシスト」の15インチアルミホイールが「GSスマートアシスト」にも標準装備されました。

スマートアシストⅢの主な機能

  • 衝突警報機能(対車両・対歩行者)
  • 衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者)
  • 誤発進抑制制御機能(前方・後方)
  • 車線逸脱警報機能
  • 先行車発進お知らせ機能
  • オートハイビーム(ハイビームアシスト)

その他、2018年の一部改良ではボディカラー設定にも変更が加えられました。
オプションカラーに「ブリリアントカッパークリスタル・マイカ」、カスタム専用色に「ファイアークォーツレッド・メタリック」が追加され、2トーンカラーでも選択が可能になりました。入れ替わりで「フレッシュグリーン・メタリック」と「インペリアルゴールドクリスタル・メタリック」は廃止されています。

ジャスティのモデルチェンジ遍歴

ジャスティはスバルが販売する小型乗用車です。初代はBセグメントとして登場しましたが、2代目から3代にわたって海外専売車となり、5代目で約21年11か月ぶりに日本での車名復活を果たしました。通算では5代目ですが、日本国内では実質2代目にあたります。

ジャスティ初代 KA7/KA8型:1984年~1994年

1984年2月、スバルのレックスをベースにボディサイズを拡大し、初代ジャスティが誕生しました。エンジンは1L直列3気筒SOHCのEF10型で、ボディは3ドアと5ドアのハッチバック、それぞれに前輪駆動とパートタイム四輪駆動が用意されました。4WDはシフトノブのスイッチを押すだけでFFと4WDの切り替えができるようになっていました。
1985年10月、1.2L 3気筒SOHC9バルブツインキャブエンジン(EF12型)を「火の玉ボーイ」というキャッチコピーとともに追加。1.2Lモデルには自然吸気のコンパクトカーとして業界初のフロントベンチレーテッドディスクブレーキが標準装備されました。
1987年2月、金属ベルト式無段変速機ECVTを量産車として世界で初めて採用。アメリカでは1987年から1989年まで3年連続で燃費ベストカーに選ばれる燃費性能を誇りました。
1988年11月、ビッグマイナーチェンジによってエクステリアが大幅に変更され、エンジンは1.2LのEF12型のみとなります。1991年6月にもブレーキのノンアスベスト化やパワーステアリング標準装備化などのマイナーチェンジを行いましたが、1994年12月に販売を終了しました。

ジャスティ 2代目(日本未発売):1994年~2003年

1994年にフルモデルチェンジを行いますが、日本ではリッターカー市場から撤退したため欧州仕様のみとなります。スズキのハンガリー現地法人であるマジャールスズキで生産されていたスイフト(当時の日本名はカルタス)のOEM供給を受けた形で、ボディは3ドアと5ドアのハッチバックのみ。一部モデルにはECVTが搭載されました。

ジャスティ 3代目(日本未発売):2003年~2007年

2003年、当時同じGM傘下だったスズキ・イグニス(日本名は初代スイフト)の欧州仕様のOEMとなり、車名に「G3X」が付きました。フロントグリルとバンパーが一体式のベース車に対し、ジャスティには他のスバル車と同じ意匠の独自デザインが与えられています。

ジャスティ 4代目 M300F型(日本未発売):2007年~2011年

2007年2月26日、ダイハツのブーン(欧州名シリオン)のOEM供給を受け、欧州で新型ジャスティとして発売すると発表。同年秋から販売が始まりました。エンジンは1Lの1KR-FE型3気筒のみで、グレードはスポーティな「アクティブ」と標準の「トレンド」の2種類。5MTも設定され、年間約6,000台がダイハツ本社(池田)工場で生産されました。スバル・トレジアを実質的な後継車とする形で生産・販売を終えています。

ジャスティ 5代目 M900F/M910F型:2016年~現在

2016年11月9日、日本では2代目となる新型ジャスティを発表(発売は11月21日)。ダイハツ「トール」のOEM供給モデルとなり、トヨタの「ルーミー」「タンク」とは姉妹車の関係です。グレードは「Lスマートアシスト」「Gスマートアシスト」「GSスマートアシスト」「カスタムRスマートアシスト」「カスタムRSスマートアシスト」の5種類が用意され、兄弟車にあったスマートアシスト非装備グレードは設定されませんでした。

2018年11月8日、一部改良モデルを発売。「スマートアシストⅡ」から、衝突回避支援ブレーキ機能が歩行者にも対応する「スマートアシストⅢ」へ強化されました。2019年10月には消費税率の変更に伴う価格改定を実施。

2020年9月24日には一部改良でラインアップを整理し、グレード表記のない自然吸気エンジンのモノグレードに一本化。デザインを刷新してカスタムスタイルとなり、ターボエンジンは廃止されました。燃費・排出ガスの表示もWLTCモードへ移行しています。

2022年9月8日、価格改定を実施し2WDが1,974,600円、4WDが2,174,800円となりました。2023年6月23日と11月2日にはLEDフォグランプと燃料ポンプに関するリコールを届け出。2023年12月21日には、ダイハツの認証不正問題を受けてスバルが新規受注を停止し、2024年3月15日に国土交通省が出荷停止指示を解除しました。

2024年12月12日には一部改良モデルを発表。スマートフォン連携9インチディスプレイオーディオとリヤビューカメラを標準装備し、価格は2WDが2,169,200円、4WDが2,369,400円となりました。そして2026年9月10日には改良モデルを発表し、スマートアシストの検知対象拡大とリヤコーナーセンサーの増設、ボディカラーの再編を実施。価格は2WDが2,170,300円、4WDが2,370,500円です。次のフルモデルチェンジは2027年以降とみられています。

ジャスティのモデルチェンジ遍歴
ジャスティのモデル 販売年表
初代 KA7/KA8型 1984年~1994年
2代目(日本未発売) 1994年~2003年
3代目 G3X(日本未発売) 2003年~2007年
4代目 M300F型(日本未発売) 2007年~2011年
5代目 M900F/M910F型 2016年~現在(現行モデル)