トヨタGRシリーズ車種一覧

トヨタGRシリーズの車種一覧と特徴を解説 GRMNとGRとGRスポーツの違いから歴代モデルのスペックまで

トヨタGRシリーズとはどんなブランドか知りたい方へ。GRMNからGRスポーツまでランク別の特徴と違い、歴代全車種のスペック表、現在販売終了しているモデルの情報をまとめて確認できます。

トヨタGRシリーズとは ドライビングの楽しさを追求するコンプリートカーブランド

トヨタのGRシリーズは、2017年9月に前身のG’sシリーズから名称を変更して本格展開を始めたスポーツブランドです。「GR」はトヨタのモータースポーツ部門「TOYOTA GAZOO Racing(トヨタガズーレーシング)」の略称で、全国のトヨタディーラーに設置されたGR専門店「GRガレージ」を通じて販売されています。

走りを楽しむモデルを幅広いユーザーへ届けることを目的に、86やスープラなどのスポーツモデルだけでなく、ファミリーユースに人気のミニバンやコンパクトカー、SUVにも設定してきた点が大きな特徴です。車種ラインナップは年々進化し、現在はGRヤリス・GR86・GRスープラ・GRカローラなどのGR専用コンプリートモデルが中心となっています。

本記事では、GRシリーズのブランド体系であるGRMN・GR・GRスポーツの違いから、2017〜2019年当時に展開していた各モデルのスペックまでを詳しく紹介します。当時の歴代モデルは現在すべて販売を終了していますが、中古車でのみ購入可能です。

トヨタGRシリーズの「GRMN」「GR」「GRスポーツ」の違い ランク別の特徴を解説

GRシリーズ初のグローバルモデル新型GRスープラのような世界戦略車も順次導入する可能性も

GRシリーズはスポーツ性能の高さによって3つのランクに分かれています。

  • GRMN(最上位):エンジン・足回り・ボディ剛性すべてをチューニングした本格レーシングモデル。サーキット走行にも対応できる性能を持ち、生産台数を限定した希少モデル。
  • GR(中位):GRMNに近いチューニングを施しつつ量産モデルとして展開。一般道からサーキットまで幅広く対応できる高い走行性能を持つ。
  • GRスポーツ(入門):エンジンチューンは行わず、足回りの最適化・専用エアロパーツ・ボディ剛性強化を中心に施したライトスポーツモデル。ミニバン・SUV・コンパクトカーなど幅広い車種に設定され、初めてスポーツモデルを購入する方でも扱いやすい。

なお、2019年にはGRシリーズ初のグローバルモデル(世界戦略車)として新型GRスープラが誕生しました。その後もGRヤリス・GRカローラと、GR専用設計のコンプリートモデルが次々と登場し、現在のGRシリーズはさらなる進化を遂げています。

マークX GRMN 限定350台の最強FRスポーツセダン(販売終了)

2019年に発売したマークX GRMNは限定350台販売され翌日には売り切れる大人気車種

マークX GRMNは2019年1月に限定350台が販売された希少モデルで、現在は販売を終了しています(マークX自体も2019年12月に生産終了)。最上級グレード「350RDS」をベースに最高出力318ps・最大トルク380Nmを発揮し、6速MT・BBSホイール・4本出しマフラーなどを装備した本格レーシングモデルです。初代(2015年・100台限定)・2代目(2019年・350台)ともに即日完売するほどの人気を誇りました。

マークX GRMNのスペック
ベースモデル マークX 350RDS
駆動方式 FR(後輪駆動)
全長 4,795mm
全幅 1,795mm
全高 1,420mm
ホイールベース 2,850mm
車両重量 1,560kg
エンジン 2GR-FSE(3.456L)
最高出力 234kW(318ps)/6,400rpm
最大トルク 380Nm(38.7kgm)/4,800rpm
ミッション 6速マニュアル
使用燃料 プレミアムガソリン
乗車定員 5名

マークX GRスポーツ 希少なFRセダンの楽しさを感じられるモデル(販売終了)

希少なFRライトスポーツを楽しめるマークX GRスポーツ

マークX GRスポーツは2017年9月に発売され、2019年12月のマークX生産終了に伴い販売を終了しています。「350RDS」と「250S」の2グレードに設定され、専用チューニングサスペンション・専用ブレーキキャリパー・スポット溶接増加によるボディ剛性向上・EPSチューニングなどにより、通常モデルよりも高い走行安定性を実現していました。

マークX GRスポーツのスペック
ベースモデル マークX 350RDS マークX 250S
駆動方式 FR(後輪駆動) FR(後輪駆動)
全長 4,795mm 4,795mm
全幅 1,795mm 1,795mm
全高 1,420mm 1,420mm
ホイールベース 2,850mm 2,850mm
車両重量 1,560kg 1,560kg
エンジン 2GR-FSE(3.456L) 4GR-FSE(2.499L)
最高出力 234kW(318ps)/6,400rpm 149kW(203ps)/6,400rpm
最大トルク 380Nm(38.7kgm)/4,800rpm 243Nm(24.8kgm)/4,800rpm
ミッション オートマチック オートマチック
使用燃料 プレミアムガソリン レギュラーガソリン
乗車定員 5名 5名

ヴィッツ GRMN 限定150台のコンパクトスポーツ(販売終了)

限定150台のヴィッツ GRMNは強烈な加速でサーキット走行も可能

ヴィッツ GRMNは2018年4月に限定150台で発売され、現在は販売を終了しています。なお、ヴィッツは2020年にヤリスへ車名変更されています。最高出力212ps・最大トルク250Nmを発揮し、軽量ボディと6速MTを組み合わせたサーキット対応のコンパクトスポーツで、通常のヴィッツから全長を延長し3ドアハッチバックへと変更されています。

ヴィッツ GRMNのスペック
ベースモデル ヴィッツ
駆動方式 FF(前輪駆動)
全長 3,975mm
全幅 1,695mm
全高 1,510mm
ホイールベース 2,510mm
車両重量 1,415kg
エンジン 2ZR-FE(1.797L)
最高出力 156kW(212ps)/6,800rpm
最大トルク 250Nm(25.5kgm)/4,800rpm
ミッション 6速マニュアル
使用燃料 レギュラーガソリン
乗車定員 5名

ヴィッツ GR CVTとMTを設定した普段使いもできるホットハッチ(販売終了)

ヴィッツGRは4ドアで普段使いもできるホットハッチ

ヴィッツGRは2020年3月に販売を終了しています。通常の4ドアボディを維持しつつ、足回りを最適化してボディ剛性を高めたモデルで、マニュアルとスーパーCVT-iの2種類のトランスミッションを用意していました。エンジンチューンは行わずにスポーティな走りを楽しめるため、スポーツカー入門モデルとして人気を集めていました。

ヴィッツ GRのスペック
ベースモデル ヴィッツ
駆動方式 FF(前輪駆動)
全長 3,975mm
全幅 1,695mm
全高 1,510mm
ホイールベース 2,510mm
車両重量 1,060kg
エンジン 1NZ-FE(1.496L)
最高出力 80kW(109ps)/6,000rpm
最大トルク 136Nm(13.9kgm)/4,800rpm
ミッション 5速マニュアル/スーパーCVT-i
使用燃料 レギュラーガソリン
乗車定員 5名

ヴィッツ GRスポーツ ガソリンとハイブリッドの2タイプを設定した経済的なライトスポーツ(販売終了)

軽快な走りと粘り強い足回りが特徴のヴィッツGRスポーツ

ヴィッツGRスポーツは2020年3月に販売を終了しています。ガソリンとハイブリッドの両タイプを用意し、ガソリンモデルはJC08モード燃費19.6km/L、ハイブリッドモデルは34.4km/Lという高い燃費性能を持っていました。レギュラーガソリン仕様で経済性も優秀なライトスポーツでした。

ヴィッツ GRスポーツのスペック
ベースモデル ヴィッツ ヴィッツ ハイブリッド
駆動方式 FF FF
全長 3,975mm 3,975mm
全幅 1,695mm 1,695mm
全高 1,510mm 1,510mm
ホイールベース 2,510mm 2,510mm
車両重量 1,040kg 1,100kg
エンジン 1NZ-FE(1.496L) 1NZ-FXE(1.496L)
最高出力 80kW(109ps)/6,000rpm 54kW(74ps)/4,800rpm
最大トルク 136Nm(13.9kgm)/4,800rpm 111Nm(11.3kgm)/3,600-4,400rpm
モーター最高出力 45kW(61ps)
モーター最大トルク 169Nm(17.2kgm)
ミッション 5速MT/スーパーCVT-i オートマチック
JC08モード燃費 19.6km/L 34.4km/L
乗車定員 5名 5名

86 GR 専用エアロとBBS製アルミを装備した本格FRスポーツ(販売終了)

専用エクステリアに身を包んだ本格2ドアスポーツの86GR

86 GRは2021年10月のモデルチェンジ(現行GR86への移行)に伴い販売を終了しています。スバルとの共同開発ライトスポーツ「86」をGRがさらに鍛えたモデルで、フロント・リアスポイラー・ウイングによる空力強化、レイズ製17インチアルミホイール、専用チューンサスペンションなどを装備していました。なお、86の後継として2021年に登場したGR86は現在も販売継続中です。

86 GRのスペック
ベースモデル 86
駆動方式 FR(後輪駆動)
全長 4,290mm
全幅 1,790mm
全高 1,320mm
ホイールベース 2,570mm
車両重量 1,240kg
エンジン FA20(1.998L)
最高出力 152kW(207ps)/7,000rpm
最大トルク 212Nm(21.6kgm)/6,400-6,800rpm
ミッション 6速マニュアル
使用燃料 プレミアムガソリン
乗車定員 4名

86 GRスポーツ MTとATを選べる軽快なFRスポーツ(販売終了)

ドライブの楽しさを感じる86GRスポーツは軽快なハンドリングが魅力

86 GRスポーツも86 GR同様、2021年10月に販売を終了しています。GRよりもライトなチューニングながら、専用サスペンション・ボディ剛性強化により通常の86よりも高い走行安定性を実現。6速MT・6速AT(スポーツシフト)の2種類を設定しており、スポーツカーの走りを手軽に楽しみたいドライバーに適したモデルでした。

86 GRスポーツのスペック
ベースモデル 86
駆動方式 FR(後輪駆動)
全長 4,280mm
全幅 1,775mm
全高 1,320mm
ホイールベース 2,570mm
車両重量 MT:1,270kg/AT:1,250kg
エンジン FA20(1.998L)
最高出力 MT:152kW(207ps)/AT:147kW(200ps)/7,000rpm
最大トルク MT:212Nm(21.6kgm)/AT:205Nm(20.9kgm)
ミッション 6速MT/6速AT(スポーツシフト)
使用燃料 プレミアムガソリン
乗車定員 4名

アクア GRスポーツ ハイブリッドの滑らかな加速をスポーティに楽しめるモデル(販売終了)

人気のハイブリッドコンパクトのアクアにもGRスポーツを設定

アクア GRスポーツは2021年7月に販売を終了しています(アクア自体が同年フルモデルチェンジ)。アクア上級グレードGをベースにハイブリッドの滑らかな加速を楽しめるコンプリートカーで、通常のGRスポーツと17インチホイール装着の「GRスポーツ17インチパッケージ」の2種類が設定されていました。JC08モード燃費34.4km/Lの高い燃費性能も魅力のひとつでした。

アクア GRスポーツのスペック
ベースモデル アクア G
駆動方式 FF
全長 4,070mm
全幅 1,695mm
全高 1,455mm
ホイールベース 2,550mm
車両重量 1,100kg/17インチPKG:1,110kg
エンジン 1NZ-FXE(1.496L)
最高出力 54kW(74ps)/4,800rpm
最大トルク 111Nm(11.3kgm)/3,600-4,400rpm
モーター最高出力 45kW(61ps)
モーター最大トルク 169Nm(17.2kgm)
ミッション オートマチック
JC08モード燃費 34.4km/L
乗車定員 5名

ヴォクシー GRスポーツ ファミリーミニバンに走行安定性と快適性を加えたモデル(販売終了)

安定したドライブを楽しめるヴォクシーGRスポーツ

ヴォクシー GRスポーツは2022年1月のモデルチェンジ(新型ヴォクシーへの移行)に伴い販売を終了しています。ミニバン特有の高重心による高速不安定を専用チューニングサスペンション・専用ブレーキパッド・リア床下スパッツで改善し、スポーツ性能を求めないドライバーにも「乗り心地が向上した快適なミニバン」として人気を集めていました。

ヴォクシー GRスポーツのスペック
ベースモデル ヴォクシー ZS
駆動方式 FF
全長 4,795mm
全幅 1,735mm
全高 1,810mm
ホイールベース 2,850mm
車両重量 1,620kg
エンジン 3ZR-FAE(1.986L)
最高出力 112kW(152ps)/6,100rpm
最大トルク 193Nm(19.7kgm)/3,800rpm
ミッション スーパーCVT-i
使用燃料 レギュラーガソリン
乗車定員 7名

ノア GRスポーツ シンプルで落ち着いたスタイルのミニバンGR(販売終了)

スポーティーな走りとシンプルな見た目で人気のノアGRスポーツ

ノア GRスポーツはヴォクシー GRスポーツと同様に2022年1月に販売を終了しています。兄弟車のヴォクシーGRと仕様はほぼ共通ですが、ノアは落ち着きのあるシンプルなエクステリアが特徴で、ヴォクシーとは異なる層のファンを持っていました。ヴォクシーGRと同様、走行安定性の向上による安全性アップも支持された理由のひとつです。

ノア GRスポーツのスペック
ベースモデル ノア Si
駆動方式 FF
全長 4,795mm
全幅 1,735mm
全高 1,810mm
ホイールベース 2,850mm
車両重量 1,620kg
エンジン 3ZR-FAE(1.986L)
最高出力 112kW(152ps)/6,100rpm
最大トルク 193Nm(19.7kgm)/3,800rpm
ミッション スーパーCVT-i
使用燃料 レギュラーガソリン
乗車定員 7名

ハリアー GRスポーツ ラグジュアリーSUVにスポーティさを加えたGRシリーズ(販売終了)

SUVのGRシリーズはハリアーGRが唯一ランナップしている

ハリアー GRスポーツ(60系)は2020年6月のモデルチェンジ(80系新型ハリアーへの移行)に伴い販売を終了しています。1997年の初代ハリアーから続く「元祖ラグジュアリーSUV」の豪華な内装はそのままに、室内をブラックで統一したクールな内装とアルミペダル・カーボン調加飾・GRロゴシートを組み合わせ、スポーツとラグジュアリーの両立を実現していたモデルです。

ハリアーGRスポーツはアルミペダルを装備してカーボン調加飾を施す

フロントシートにもGRのロゴがデザインされている

ハリアー GRスポーツのスペック
ベースモデル ハリアー エレガンス ハリアー エレガンス ターボ
駆動方式 FF/4WD 4WD
全長 4,770mm 4,770mm
全幅 1,835mm 1,835mm
全高 1,655mm 1,655mm
ホイールベース 2,660mm 2,660mm
車両重量 1,590kg 1,720kg
エンジン 3ZR-FAE(1.986L) 8AR-FTS(1.998L)
最高出力 111kW(151ps)/6,100rpm 170kW(231ps)/5,200-5,600rpm
最大トルク 193Nm(19.7kgm)/3,800rpm 350Nm(35.7kgm)/1,650-4,000rpm
ミッション スーパーCVT-i 6速AT
使用燃料 レギュラーガソリン プレミアムガソリン
乗車定員 5名 5名

プリウスα GRスポーツ 3列7人乗り仕様を持つステーションワゴン型GR(販売終了)

ステーションワゴンのプリウスGRスポーツはファミリーユースでも使いやすい

プリウスα GRスポーツは2021年3月に販売を終了しています。プリウスαはホイールベースを延長したステーションワゴンタイプで、5人乗りのほか3列7人乗り仕様も設定していたファミリー向けのモデルです。GRシリーズにおいてステーションワゴンタイプだったのはプリウスαGRのみで、荷室の広さと使い勝手のよさを持ちながらスポーティな走りも楽しめる希少な存在でした。

プリウスα GRスポーツのスペック
ベースモデル プリウスα Sツーリングセレクション
駆動方式 FF
全長 4,665mm
全幅 1,775mm
全高 1,560mm
ホイールベース 2,780mm
車両重量 1,480kg
エンジン 2ZR-FXE(1.797L)
最高出力 73kW(99ps)/5,200rpm
最大トルク 142Nm(14.5kgm)/4,000rpm
ミッション スーパーCVT-i
使用燃料 レギュラーガソリン
乗車定員 5名/7名

プリウスPHV GRスポーツ プラグインハイブリッドのスムーズな走りをスポーティに楽しむ(販売終了)

プラグインハイブリッドをスポーツ仕様にしたプリウスPHV GRスポーツ

プリウスPHV GRスポーツは2023年1月にプリウスPHV自体の販売終了に伴って生産を終了しています。プリウスPHVはEVモードで走行し電気が尽きたらハイブリッドカーとして使えるプラグインハイブリッドカーで、GRスポーツ仕様では専用チューニングサスペンション・専用エアロ・GRロゴタコメーターを装備し滑らかなPHEVの加速をさらにスポーティに味わえるモデルでした。ガソリンを使わずにEV走行できる区間はランニングコストが非常に経済的であることも特徴でした。

プリウスPHV GRスポーツのスペック
ベースモデル プリウスPHV S/Sナビパッケージ
駆動方式 FF
全長 4,685mm
全幅 1,760mm
全高 1,470mm
ホイールベース 2,700mm
車両重量 1,550kg
エンジン 2ZR-FXE(1.797L)
最高出力(エンジン) 72kW(98ps)/5,200rpm
最大トルク(エンジン) 142Nm(14.5kgm)/3,600rpm
モーター最高出力 53kW(72ps)/23kW(31ps)
モーター最大トルク 163Nm(16.6kgm)/40Nm(4.1kgm)
ミッション オートマチック
使用燃料 レギュラーガソリン
乗車定員 4名