グレイスのモデルチェンジ情報を紹介 ハイブリッドシステムの変更や安全装備や自動運転支援技術が進化
グレイスのフルモデルチェンジ最新情報を紹介します。グレイスは日本市場向けに開発された、今では希少な全幅1,700mm以下に抑えた5ナンバーサイズのセダンです。
近年の日本車はモデルチェンジの度にボディサイズを拡大する傾向があり、ホンダのアコードなども元々5ナンバーだったのが3ナンバーに変更されています。現在ではトヨタのカローラアクシオやプレミオ・アリオンなど、限られた車種しか残っていません。
グレイスは5ナンバーで、しかもハイブリッドモデルをラインナップする個性的なセダンで、販売台数は少な目ですが熱心なファンがいる、なくてはならない車です。ホンダのグレイスが予定するモデルチェンジ最新情報を紹介、どのような変化があるのか解説します。
グレイスがフルモデルチェンジせず2020年7月で生産終了
ハイブリッドセダンのグレイスが2020年7月で生産終了します。今では希少な5ナンバーハイブリッドセダンとして販売していますが、市場では需要が少なくなり、販売台数は伸びていませんでした。
広大な販売網を持つトヨタですら5ナンバーセダンのプレミオやアリオンを廃止する、という噂もあるほどです。
ホンダでは2020年2月に新型フィットを発売、2021年には売れ筋車種のコンパクトSUVのヴェゼルをモデルチェンジする予定のため、今後は販売数を見込める車種に注力するということが考えられます。
グレイスのフルモデルチェンジの噂まとめ
2020年7月で販売終了するホンダのグレイスですが、販売終了前にはフルモデルチェンジの噂もありました。
安全装備のホンダセンシングがアップグレードする、新型フィットに採用されたハイブリッドシステムe:HEVの導入など、グレイスのフルモデルチェンジについての情報をまとめました。
タイでホンダ・シティ(日本名:グレイス)が登場!日本国内でのモデルチェンジも間近か
ホンダオートモービルカンパニー・リミテッドが、新型となるホンダ・シティ(日本名:グレイス)を世界初公開しました。
今回発表されたのは5代目で、グレード構成は「S」「V」「SV」のほか、シティでは初設定となるスポーティーグレード「RS」を設定。今後、タイ市場だけでなく他国でも順次販売される見込みで、日本国内には2021年以降に新型グレイスとして導入される可能性が濃厚です。
ホンダ新型シティSのエクステリアとインテリア
ホンダ新型シティVのエクステリアとインテリア
ホンダ新型シティSVのエクステリアとインテリア
新型へと移行したホンダ・シティのエクステリアは、シャープなヘッドライトが目をひくデザインです。ボディカラーはグレード別設定で「レッドイグナイトメタリック」「プラチナホワイトパール」「ブラッククリスタルパール」「ルナシルバーメタリック」「モダンスチールグレーメタリック」「タフタホワイト」などがラインナップしています。インテリアはブラックで統一されたシックなスタイルです。
シティRSのエクステリアとインテリア
シティRSのエクステリアはフロント周りにピアノブラックを採用し、キリッと引き締まった印象に。フロントにはRSのバッジが装着されており、アルミホイールも専用デザインが設定されています。
インテリアはレッドのアクセントカラーを散りばめレーシーな仕上がりです。シートには滑りにくいスエード生地を使った新デザインを採用しています。
パワートレインは1.0L直列3気筒VTECターボエンジンにトランスミッションCVTを組み合わせます。加速性能と燃費性能を両立した上質な走りを実現しています。
グレイスやシティの過去のモデルチェンジ予想記事は以下にまとめています。
グレイスのモデルチェンジ情報を紹介 ハイブリッドシステムの変更や安全装備や自動運転支援技術が進化
グレイスのフルモデルチェンジ最新情報を紹介します。グレイスは日本市場向けに開発された、今では希少な全幅1,700mm以下に抑えた5ナンバーサイズのセダンです。
近年の日本車はモデルチェンジの度にボディサイズを拡大する傾向があり、ホンダのアコードなども元々5ナンバーだったのが3ナンバーに変更されています。現在ではトヨタのカローラアクシオやプレミオ・アリオンなど、限られた車種しか残っていません。
グレイスは5ナンバーで、しかもハイブリッドモデルをラインナップする個性的なセダンで、販売台数は少な目ですが熱心なファンがいる、なくてはならない車です。ホンダのグレイスが予定するモデルチェンジ最新情報を紹介、どのような変化があるのか解説します。
フルモデルチェンジ版ホンダ・シティ(日本名・グレイス)のレンダリングが公開!
今まで目撃されたプロトタイプを参考にした、フルモデルチェンジ版ホンダ・シティ(グレイス)のレンダリングが公開。
新型シティは今後マレーシアやタイなどの地域で販売される予定です。ファミリー層に親しまれるような丸みのあるシルエットを有しつつ、ラグジュアリーな雰囲気も漂う一台となっています。ボディカラーについても「ダークルビーレッド・パール」「ルナーシルバー・メタリック」「モダンスチール・メタリック」などがラインナップすると予想されています。
新型シティのインテリアはフィット4をベースとしています。コックピットに配置されるナビゲーションディスプレイやメーター周り、その他操作系については全体的にフィット4から流用されるものと思われます。
新型シティのパワートレインには1.0リッター直列3気筒VTECターボエンジンにCVTを組み合わせます。最高出力122ps/5,500rpm、最大トルク200Nm/2,000rpm~4,500rpmを発生し、燃費性能も従来型から大きくアップさせるでしょう。
グレイスのモデルチェンジ時期は2021年頃で5ナンバーサイズを継承
グレイスはモデルチェンジ後も使いやすい5ナンバーのボディサイズを維持
グレイスは2014年12月に発売開始しました。フィットをベースに開発しているため、室内をより広く使えるホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用、5ナンバーセダンではトップクラスの居住性を実現しています。発売当初はハイブリッドモデル専売車でしたが、2015年にはガソリンモデルを追加、販売価格を引き下げたことで間口が広がりました。
2017年には初めてマイナーチェンジを受け、安全装備のホンダセンシングを採用しました。グレード体系やボディカラーや内装カラーを見直し、エクステリアもフェイスリフトしています。
マイナーチェンジが発売から3年後に行われたことから、フルモデルチェンジは4年後の2021年になると予想します。
オデッセイやフィットが2019年でジェイドやシャトルが2021年頃にモデルチェンジすると予想できます。2021年はミニバンのステップワゴンもモデルチェンジするため、グレイスのモデルチェンジにも丁度良い時期だと言えるのではないでしょうか。
グレイス | グレイスハイブリッド | |
---|---|---|
駆動方式 | 2WD(FF)/4WD | |
全長 | 4,450mm | |
全幅 | 1,695mm | |
全高 | FF:1,475mm/4WD:1,500mm | |
ホイールベース | 2,600mm | |
室内長 | 2,040mm | |
室内幅 | 1,430mm | |
室内高 | 1,230mm | |
車両重量 | 1,160kg | |
最小回転半径 | 5.1m | |
最低地上高 | FF:135mm/4WD:150mm | |
総排気量 | 1.496L | |
エンジン最高出力 | 97KW(132PS)/6,600rpm | 81KW(110PS)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 155Nm(15.8kgm)/4,600rpm | 134Nm(13.7kgm)/5,000rpm |
モーター最高出力 | – | 22KW(29.5PS)/1,313-2,000rpm |
モーター最大トルク | – | 160Nm(16.3kgm)/0-1,313rpm |
乗車定員 | 5名 | |
JC08モード燃費 | 22.0km/L | 34.8km/L |
販売価格 | 1,801,800円~ | 2,236,300円~ |
またグレイスはモデルチェンジしても従来モデルからボディサイズを変更することはないでしょう。これはグレイスが日本市場向けに開発されたことで、海外需要に対応するためのボディの大型化をしなくて済むからです。
日本の狭い道を走るために5ナンバーサイズのセダンを望む声も多いため新型グレイスは5ナンバーセダンを継承するでしょう。
次期グレイスは従来のスポーツハイブリッドi-DCDから2モーターのスポーツハイブリッドi-MMDに進化
新型グレイスのパワートレインはインサイトと同じ1.5Lスポーツハイブリッドi-MMDを搭載
現行モデルのグレイスはフィットやシャトルなどに搭載する1.5Lのスポーツハイブリッドi-DCDを採用しています。ハイブリッドシステムi-DCDはトヨタのハイブリッドシステムTHS2に迫る優秀なシステムですが、モデルチェンジする次期グレイスにはインサイトに搭載している1.5Lのスポーツハイブリッドi-MMDを採用します。
ホンダのスポーツハイブリッドi-MMDは2種類あり、1つはインサイトや次期グレイスに搭載予定の1.5L、もう一つはミニバンのステップワゴン・オデッセイやセダンのアコード、SUVのCR-Vに搭載する2.0Lです。
1.5L i-MMD | 2.0L i-MMD | |
---|---|---|
総排気量 | 1.496L | 1.993L |
エンジン型式 | LEB型 | LFB型 |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒横置 | |
エンジン最高出力 | 80kW(109PS)/6,000rpm | 107kW(145PS)/6,200rpm |
エンジン最大トルク | 134Nm(13.7kgm)/5,000rpm | 175Nm(17.8kgm)/4,000rpm |
モーター型式 | H4 | |
電動機種類 | 交流同期電動機 | |
モーター最高出力 | 96kW(131PS)/4,000-8,000rpm | 135kW(184PS)/5,000-6,000rpm |
モーター最大トルク | 267Nm(27.2kgm)/0-2,000rpm | 315Nm(32.1kgm)/0-2,000rpm |
使用燃料 | レギュラーガソリン | |
JC08モード燃費 | 34.2km/L(インサイト) | 31.6km/L(アコード) |
1.5Lのスポーツハイブリッドi-MMDは最高出力と最大トルクは2.0Lに劣りますが、コンパクトクラスのグレイスやセダンタイプのインサイトには十分なパワーを発揮します。燃費性能も1.5Lスポーツハイブリッドi-MMDのほうが優れているため、5ナンバーセダンのグレイスには最適なパワートレインだと言えます。
安全装備のホンダセンシングは進化してより安全なグレイスに生まれ変わる
新型グレイスの安全装備は2017年7月のマイナーチェンジで搭載したホンダセンシングを採用、現在夜間の歩行者を検知できる仕様ですが次期フルモデルチェンジではさらにアップグレードすると考えます。
安全装備ホンダセンシングの進化速度はとても早く、2014年フラッグシップセダンのレジェンドに初採用された時とは比べ物にならないほどです。
グレイスがモデルチェンジする時期には、ミリ波レーダーと単眼カメラの精度をさらに上げ夜間の自転車も検知できるようになるでしょう。
新型グレイスにはホンダが目指す2025年の自動運転レベル4に近い技術を投入
自動運転レベル3の技術投入が期待される新型グレイス
ホンダは2025年までに自動運転レベル4を目指すと、国内の自動車メーカーでは唯一時期を明言しており、2020年の自動運転にかかわる法整備後に開発が本格化してくると考えます。
2021年にモデルチェンジすると予想するグレイスにも自動運転支援技術を搭載、現在の自動運転レベル2(システムがステアリング補正などをする運転支援技術)を超え、条件付きでシステムが自動運転を行い緊急時にドライバーが操作する「自動運転レベル3」の技術を搭載するかもしれません。
自動車教習所向けのモデルもあったグレイスのモデルチェンジ遍歴
グレイスはホンダが販売していた4ドアセダンで、一般向けと自動車教習所向けがありました。燃費性能と広い室内と走行性能を融合させた5ナンバーサイズのセダンです。
グレイス GM4/5/6/9型:2014年~2020年
2014年1月、ハイブリッドセダンのグレイスが誕生しました。ベーシック仕様の「HYBRID DX」、スタンダード仕様の「HYBRID LX」、上級仕様の「HYBRID EX」の3タイプが用意されました。
2015年6月にはガソリン車の「LX」を追加。同年7月に、自動車教習所向けの教習者を発売。CVTに加え、市販車で設定の無い5速MT車の設定もありました。9月にはハイブリッド車を一部改良。
2016年9月、特別仕様車「STYLE EDETION」を発売。
2017年7月、マイナーチェンジを実施。安全性能を強化すると共に、スタイリングにも変更を施しました。壮年10月にはボディカラーの設定を変更。
2018年12月、特別仕様車「BLACK STYLE」を発売。
2020年7月、個人向けモデルが生産終了となり、翌年2021年7月、教習者も販売を終了。グレイスが消滅することとなりました。
グレイスのモデル | 販売年表 |
---|---|
GM4/5/6/9型 | 2014年~2020年 |
新型グレイスはモデルチェンジせず2020年に生産終了
新型グレイスのモデルチェンジは2021年以降になる噂がありましたが、2020年に次期型の登場もなく生産終了へ。
ホンダのセダンはグレイスだけでなく、フラッグシップのレジェンドも生産終了しているため、2024年に復活するアコードのみになります。