車の静電気対策に役立つ7つの方法と便利な除去グッズの特徴比較
乾燥している季節に車のドアノブに触れた瞬間に「パチッ」という静電気の刺激を受けたという経験をお持ちの方は多いはず。乾燥している冬などの季節に静電気の影響を受けやすい理由、車内で加湿器を利用するなどの静電気対策に有効な方法や、ECサイトでの人気の高いおすすめの除去グッズの特徴も紹介。
静電気は外気が乾燥していて着ている服同士が摩擦して帯電しやすい冬の季節に影響を受けやすくなる
車のドアノブに触れるなどの動作を行う際に、「ピリッ」という静電気の刺激を受けやすいのは、外気が乾燥しているために静電気が空気中へと放出されにくくて、重ね着をしているために着ている服同士が擦れ合って電気が蓄えられやすい冬の季節です。
衣服も含めた身の回りにある物質はプラスとマイナスの微弱な電気を帯びています。モノ同士は普段はバランス関係が取れているので、静電気の原因である帯電現象が抑えられていますが、動く際に着ている服同士が擦れ合うなどの刺激が与えられれば、電子の移動が活発化されて電気的なバランス関係が乱れて、極性が生じて帯電現象が起こります。
冬以外の季節においても身動きをして、衣服などが擦れ合う際には帯電現象は起こりますが、外気が湿っている状態であれば、蓄えられている電気は自然と空気中へと放出されるために、静電気の影響を受ける事はほとんどありません。
冬などの乾燥している環境下においては空気中へと電気は自然放出されずに、どんどんと蓄えられていきます。そうした状況下で車のドアノブ等の電気を通しやすい金属部に触れた際に、瞬間的に蓄えられていた電気が接合部から一気に放電されてしまうのが「ピリッ」という静電刺激を受けてしまうメカニズムです。
除去プレートを設置するなどの車の静電気対策に有効な7つの方法
乾燥している季節に発生しやすい車の静電気対策に有効な加湿器を利用するなどの方法について紹介します。
1. 革製などの電気を通しにくい手袋を着用してドアノブに触れる
革製の手袋などを着用して手の一部でドアノブに直接触れなければ静電気刺激の影響は受けにくい
静電気を帯びている状態で、指や手で直接ドアノブに触れてしまうと接合部位で電気刺激を感じてしまいますが、革製などの電気を通しにくい手袋を着用してドアノブに触れると「チクっ」とするような静電気刺激を体感する事はありません。
2. ドアノブに触れる前に地面を触って電気を逃がす
ドアノブに触れる前に電気を地面へと逃がすと静電気の影響は受けにくくなる
ドアノブに触れる前に、地面を触って体にたまっている静電気を逃がしてやるという対策法も有効です。地面へと静電気を逃がした後に、しゃがんだ姿勢から起き上がる際などに勢いよく動作をしてしまえば、静電気が再び蓄えられてしまうため、それら動作はゆっくりと行うように注意しましよう。
3. 車用加湿器を利用して室内に潤いを与えて静電気が自然と外へと逃げていくような環境設定
車用加湿器をかけて車内に潤いを与えていれば、乗車中にシートと服、服と服とが擦れ合う事によって静電気が蓄えている状態であっても、静電気は夏の季節と同様に自然と外部環境へと逃げていくので、車から降りる際には「ピリッ」という電気刺激は発生しません。
4. 指先ではなくて手の全体でドアノブに触れて手のひら全体から静電気を逃がしてやる
指先ではなく手のひら全体で電気を分散化させて逃がしてやると「ピリッ」という刺激は受けにくい
スマートキーを利用した乗車システムに慣れてしまうと、指先でまずはドアノブに触れるという行為が習慣化されてしまいますが、帯電した電気は断面積が小さい指先から集中的に放出させるよりも、断面積の大きな手の平全体で分散的に放出させた方が「パチっ」という強い刺激を受けるリスクは低減化されます。
5. アクリルやナイロンなどの帯電しやすい化学繊維同士の衣服はできるだけ重ね着しない
綿素材が含まれている服を着用した方が帯電現象は起こりにくい
アクリル・ナイロン・ポリエステル等の帯電しやすい化学繊維同士の衣服を重ね着していれば、車のドアを開けようとする際、車内で少し動いた際であっても衣類と衣類とが擦れ合って帯電現象が起こりやすくなります。
乗り降りする時に頻繁に「ピリッ」という静電気の刺激を体感してしまうという方は、その時に着用していた衣服のコーディネートをチェックしてみて、化学繊維同士の衣服の組み合わせるパターンが多い場合には、麻や綿などの電気を帯びにくい自然素材の衣類もファッションに採り入れるようにしましょう。
6. 車から降りる際に有効な「静電気除去プレート」を設置
ホンダなどの自動車メーカーは、車から降りる際に手で触れるだけで静電気を逃がす事が出来る「静電気除去プレート」を純正アクセサリーで用意しています。それらアクセサリーは、車から降りる際にも影響を受けやすい静電気対策に有効です。
7. キーホルダー型などの携帯性が優れた便利な静電気除去グッズを利用
Carmate (カーメイト)などの車用品を多数取り扱っている企業は、キーホルダータイプやカラビナタイプなどの携帯性に優れた静電気除去グッズも展開しています。車のドアに触れる前に、そういったアイテムで先に触れておいて静電気を逃がしてやれば「ピリッ」という嫌な電気刺激を感じる事はありません。
簡単に使えて効果的なおすすめ静電気除去グッズ5選
キーホルダー型・貼り付け型などの簡単に使えて効果的な、各ECサイトでのユーザー評価の高い人気の静電気除去グッズの特徴を紹介します。
車のドアノブに触れる前に設置されているプレートをタッチすれば体に溜まっていた静電気を逃がす
Carmate 静電気除去 貼付けタイプ レジテックブラック DZ463
導電素材レジテックを組み込む効果によって静電気をゆっくりと逃がす
製品サイズ | H9mm×W60mm×D21mm |
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価格 | 874円~(2024年調べ) |
デザイン面も評価されている「静電気除去 貼付けタイプ レジテックブラック」は、電気が流れている状態であればランプがオレンジ色に点滅するので、静電気の除去を視覚的に確認できます。本製品は裏側にある粘着テープを使ってボディへと貼付けます。
ゴールドカラーを採用する高級感がただようスイス製の静電気除去グッズ
Lauda 静電気除去キーホルダー Anti Shoc
リング側を握って先端部をドアノブに近づければ体にたまっていた静電気は除去
製品サイズ | 直径:約11mm × 全長:約57mm |
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価格 | 3,280円~(2024年調べ) |
ラグジュアリーなデザイン性も魅力とする「Anti Shoc (アンチショック)」は、携帯のしやすさを意識して開発されているので、車に乗り降りするシーンだけではなくて、家の中やオフィス内などにおいても便利に使い回せます。
静電気の除去率に優れた真鍮製(しんちゅうせい)素材を採用する本製品は、電池交換せずとも半永久的に使えます。
安心の1年間の保証サービスが備わるリーズナブルな価格を魅力とする静電気除去グッズ
静電気除去キーホルダー er-eler
軽量コンパクトなんで家の鍵や車の鍵と一緒に携帯しやすい
製品サイズ | 直径:約9mm × 全長:約57mm |
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特殊導電素材を採用する「静電気除去キーホルダー er-eler」は、体にたまっている電気の効率的な除去を可能とします。帯電時にはネオン灯がブルーに発色する本製品は、価格設定はリーズナブルとして、1年間の保証サービスを付けて消費者の購買意欲を刺激します。
お洒落でクールなデザイン性が評価されて車のキーにつけている方も多い人気商品
Carmate レジテックカラビナ カーボン調 ブルー NZ988
色鮮やかなブルーとクールなブラックカラーは男性ユーザーから受けている
製品サイズ | H69mm×W32mm×D10mm |
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「レジテックカラビナ カーボン調 ブルー NZ988」は、数多くの静電気除去器をラインナップしているCarmate (カーメイト)ブランドの中でも男性ユーザーから特に支持されている人気商品です。本製品を車のキーに付属させて利用しているという方は多くいらっしゃいます。
本体に内蔵される導電素材レジテックには放電現象を抑える効果が備わる
Carmate 静電気除去 キーホルダー レジテックブラックメッキDZ462
静電気を除去できたどうかはランプがオレンジ色に点滅したかどうかで確認できる
製品サイズ | H50mm×W8mm×D8mm |
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コンパクト設計でスタイリッシュなデザインが魅力的な「静電気除去 キーホルダー レジテックブラックメッキ DZ462」は、先端部の除去パーツに特殊素材であるレジテックを配置させます。本製品の先端部をドアノブに金属面にあてれば、体に蓄えられていた電気は安全に放出されます。
乾燥する季節にセルフで給油する際には「静電気除去シート」にタッチしてから燃料の補給は行おう
ドライバーが静電気に関わる事項において最も注意すべきなのは、セルフスタンドで給油を行うタイミングです。ガソリンは揮発性が非常に高く、静電気の発生が要因となってガソリンが着火してしまったという思わぬ事故が各地で実際に起きています。
乾燥しやすい冬などの季節には、静電気除去グッズを利用する、あるいは対策法を実行する、給油前には「静電気除去シート」に触れて静電気を逃がしてやって、思わぬ事故やピリッという嫌な電気刺激を積極的に防ぎましょう。