ディッシュホイールのおすすめ

ディッシュホイールの特徴と選び方 メリット・デメリットから人気メーカー10モデルを紹介

ディッシュホイールとは何か、1ピース・2ピース・3ピース構造の違いから選び方の注意点まで解説。セダン・ミニバン・ハイエース向けの重厚ドレスアップに最適なディッシュホイール10モデルのスペックと特徴を比較しています。

ディッシュホイールの特徴と選び方 メリット・デメリットから人気メーカー10モデルを紹介

ディッシュホイールとは 特徴・メリット・デメリットと適している車種

ディッシュホイールは、ホイールの中心部(ディスク面)が円盤状に広がり、まるお皿(ディッシュ)のように見えるデザインのアルミホイールです。スポークホイールやメッシュホイールとは異なり、ディスク面そのものがデザインの主役になる構造で、重厚感とラグジュアリー感を演出できるのが最大の特徴です。

スポークホイールの幾何学模様やメッシュホイールの細かな網目デザインと比べると表現の方向性は限られますが、「スポークがないからこそ実現できる」ダイナミックなディスクデザインが可能で、ラグジュアリーカスタムの世界では一時代を築いた定番ジャンルです。若い世代には地味に見えることもありますが、実際に装着された車を間近で見ると、足元に重厚な存在感が生まれることに気づきます。

ディッシュホイールのディスク面はスポークがなく面積が広い

ディッシュホイールを装着したゴルフ。プレミアムフォージド F103を履いた例ディッシュホイールを装着したゴルフ

ディッシュホイールの構造上の特徴は、ディスク部がリムまでほぼフラットに広がっている点にあります。スポークがない(もしくは非常に短い)ため、ディスク部の面積が他のホイールタイプより大きくなります。この広いディスク面こそが、特徴的なデザイン表現を可能にすると同時に、後述する重量増加の原因にもなります。

ホイールの1ピース・2ピース・3ピース構造の違い

ディッシュホイールを選ぶ際、デザインだけでなく「構造」による違いも選択基準になります。ホイールはディスク部(車軸に固定される中心部)とリム部(タイヤが接する外周部)から構成されており、この2つの組み合わせ方によって3種類に分類されます。

1ピース構造

ディスク部とリム部が一体成型されたタイプ。剛性が高く軽量化もしやすいため、スポーツタイプのホイールで主流。デザインの自由度は低めで、インセットの変更もできない。

2ピース構造

ディスク部とリム部を別々に製造してボルトや溶接で組み合わせるタイプ。インセット値の設定やデザインの自由度が高く、幅広い車種への対応がしやすい。

3ピース構造

リム部をアウターリムとインナーリムに分けた3パーツ構造。インセットをミリ単位でオーダーできるものも多く、ツライチ(フェンダーとタイヤ面を揃えるセッティング)を狙うカスタムに向いている。製造工程が多いため価格は高め。

ディッシュホイールのメリット・デメリットと向き不向き

メリット:高強度で重厚感のある足元を演出できる
ディスク面の金属使用量が多いため、スポークホイールやメッシュホイールより強度が出やすい構造です。また、ディスク面が広いぶん多彩なデザイン表現が可能で、他では得られないラグジュアリーな存在感を足元に加えられます。

デメリット:重量増加・ブレーキ冷却性・洗車性
ディスク面の面積が大きいほどホイール重量が増し、バネ下重量(サスペンションより下の部品の重さ)が増加します。バネ下重量が100g増えると走行感への影響はバネ上重量(ボディ等)の1kg増に相当するとも言われており、重量級のディッシュホイールを選ぶと加速レスポンスの低下や燃費悪化につながります。さらに、ディスク面がブレーキを覆いやすい構造のため走行風によるブレーキの冷却効率が下がりやすく、激しい運転をする用途には不向きです。ディスク面の凹凸が少ないシンプルな形状のモデルは洗車しやすい反面、複雑な立体デザインのものは汚れが奥に入り込みやすいという声もあります。

向いている車と向いていない車
重量増加のデメリットが比較的目立ちにくく、かつデザイン的な相性が高いのはセダン・ミニバン・SUV・ハイエース・アメ車など車両重量が大きい車です。センチュリーのようなVIPカーとの組み合わせも定番です。一方、パフォーマンス重視のスポーツカーや、エンジンパワーが小さいコンパクトカーへの装着は、デメリットが目立ちやすいため慎重に検討することをおすすめします。

メーカー別ディッシュホイールの人気モデルを紹介

各メーカーの代表的なディッシュホイールを紹介します。商品の仕様・価格・在庫状況はメーカーや販売店にて最新情報をご確認ください。

MLJ(ハイペリオン) ハイパーディッシュ2

MLJのハイパーディッシュ2。センターキャップの格式あるデザインが特徴のポリッシュカラーのディッシュホイールHYPERION HYPER DISH 2

「もっと楽しく、よりファッショナブルなカーライフ」をモットーに国内外のホイールを取り扱うMLJが展開する「ハイパーディッシュ2」は、14〜19インチと幅広いリム径をラインナップしており、軽自動車からSUV・ミニバンまで多くの車種に対応できます。センターキャップのデザインに格式があり、シンプルなポリッシュカラーが高級感を演出します。インチ展開が豊富なのは小型車からの装着を検討するユーザーにとっても選びやすいポイントです。

リム径 14inch/15inch/17inch/18inch/19inch
カラー ポリッシュ
参考 MLJ[ホイールメーカー一覧]

PIAA(ピア) プレミアムフォージド F103

PIAAのプレミアムフォージド F103。鍛造ワンピース構造で高強度・高剛性を誇るディッシュホイールPREMIUM FORGED F103

2輪・4輪モータースポーツで実績を積むパーツメーカーPIAAによる市販ホイールシリーズ「プレミアムフォージド」のF103は、鍛造ワンピース構造で高強度・高剛性・高バランスを実現したモデルです。シルバー・ブラック・ゴールド系など12色のカラーバリエーションがあり、ボディカラーに合わせた選択がしやすい構成です。スポーツカーへの装着例も多いモデルですが、最新の取扱い状況はPIAAまたはホイール販売店でご確認ください。

リム径 17inch/18inch
カラー レーシングバフフィニッシュ/マットゴールド/マットガンメタリック/ブラッシュドポリッシュ/ガンメタリック/マットブロンズ/マットブラック/ブロンズ/ゴールド/ホワイト/ブラック/シルバー
参考 PIAA[ホイールメーカー一覧]

クリムソン RS DPカップ

クリムソンのRS DPカップ。オールドスタイルのディッシュホイールで3D加工技術による立体構造が特徴RS DP CUP

クリムソンの「RS DPカップ」はアメ車のクラシックカーを連想させるオールドスタイルのディッシュホイールです。現代の3D加工技術を活用しているため、ディッシュ部の立体構造が際立つ仕上がりになっています。7色のカラーバリエーションとリムとのカラーコントラストが特徴で、インセット設定も細かく用意されており多くの車種に対応できます。クラシックカーテイストのカスタムを検討しているユーザーに刺さりやすいモデルです。

リム径 16inch/17inch
カラー ブラッシュド×バフアノダイズドリム/スモーククリア×バフアノダイズドリム/レッドクリア×バフアノダイズドリム/マットハイパー×バフアノダイズドリム/ホワイト×バフアノダイズドリム/ゴールド×バフアノダイズドリム/ブラック×バフアノダイズドリム
参考 クリムソン[ホイールメーカー一覧]

トピー実業 アヌヴィアス モアレット

トピー実業のアヌヴィアス モアレット。階層構造と特徴的な放熱口デザインのディッシュホイールANEVIAS MOARETTO

トラック・バス用ホイールやタイヤチェーンも手がけるトピー実業の「アヌヴィアス モアレット」は、乗用車向けディッシュホイールの中で異彩を放つモデルです。階層構造となったディスク面と、放熱性を高めるために設けられた通気口のデザインが一様ではなく、ガンメタリックミラーポリッシュの仕上げが上品です。17〜19インチのラインナップで、ミニバンやSUVへの装着に向いています。

リム径 17inch/18inch/19inch
カラー ガンメタリックミラーポリッシュ
参考 トピー[ホイールメーカー一覧]

LS(ワーク) キアレッツァ SUV

ワークのキアレッツァ SUV。3次元メッキを用いたスーパークロームメッキで光沢感に優れるディッシュホイールLS CHIAREZZA SUV

モータースポーツへのホイール供給でも知られるWORK(ワーク)社が展開する「キアレッツァ SUV」は、20〜24インチの大径展開でSUVやミニバンへの装着を前提としたモデルです。スーパークロームメッキには3次元メッキ素材が用いられており、光沢感が際立ちます。シンプルな対称構造ながら、大径だからこそ生まれる存在感が魅力で、アルファードやエスカレードのような大型ミニバン・SUVを重厚に仕上げたいユーザーに向いています。

リム径 20inch/22inch/24inch
カラー スーパークロームメッキ/ブラック/カームシルバー/ブラック+ブラックアルマイトリム
参考 ワーク[ホイールメーカー一覧]

Gコーポレーション ムービングカフェレーベル オープンハート2

Gコーポレーションのムービングカフェレーベル オープンハート2。放熱口をハートマーク形にデザインした個性的なディッシュホイールMovingCafeLabel OpenHeart 2

Gコーポレーションの「ムービングカフェレーベル オープンハート2」は、ホイールの放熱用の空気口をハートマーク形にデザインするという遊び心のある発想が特徴です。カラーバリエーションも「マシュマロ・ホワイト」「ジューシー・オレンジ」「キウイ・グリーン」など、個性的な命名が印象的です。13〜15インチと小径設定で、軽自動車やコンパクトカーをかわいらしくドレスアップしたいユーザーに向いたモデルです。

リム径 13inch/14inch/15inch
カラー マシュマロ・ホワイト/ヒカリ・スパッタ/ブラック・ベリー/ピンク・ベリー/ジューシー・オレンジ/キウイ・グリーン
参考 Gコーポレーション[ホイールメーカー一覧]

パンドラ(ラグテック) ネオムーン

パンドラのネオムーン。センター部の半球構造が力の分散に優れ、ハイエース等の重量車にも向くディッシュホイールLUGTEC NEOMOON

パンドラの「ネオムーン」は、ホイールのセンター部が半球構造になっているユニークなモデルです。半球形状は力の分散効果に優れており、ハイエースのような車両重量の大きいワンボックスや商用車系のカスタムにも適しています。15〜16インチと比較的小径のラインナップで、働く車をベースにしたカスタムに好まれる選択肢です。

リム径 15inch/16inch
カラー ブラック×リムポリッシュ/パールホワイト
参考 パンドラ[ホイールメーカー一覧]

レアマイスター プレミックス バリック

レアマイスターのプレミックス バリック。スポークホイールとディッシュホイールを融合させたようなデザインで躍動感があるPREMIX BARIQUE

レアマイスターの「プレミックス バリック」は、スポークホイールとディッシュホイールを融合させたようなデザインが特徴的なモデルです。スポーク1本1本が異なる方向に伸びており、一般的なディッシュホイールの重厚感に加えて動きのある印象を与えます。外円部にブルーやレッドのカラーアクセントが入るバリエーションもあり、ボディカラーとの組み合わせで個性を出せます。15〜17インチの展開で、ミディアムサイズのセダンや旧車テイストのカスタムに向いています。

リム径 15inch/16inch/17inch
カラー パールブラック×リムポリッシュ/パールブラック×ブルークリア/パールブラック×レッドクリア/ブラッククリア/BMCポリッシュ
参考 レアマイスター[ホイールメーカー一覧]

ホットスタッフ トラフィックスター DTXモノブロック

ホットスタッフのトラフィックスター DTXモノブロック。1ピース鋳造構造でブラックラインアクセントが入ったディッシュホイールTrafficstar DTX MONOBLOCK

ホットスタッフの「トラフィックスター DTX モノブロック」は1ピース構造の鋳造ホイールで、ディッシュ部に等間隔で入るブラックラインがアクセントになります。15〜20インチ(19インチを除く)とインチ展開が広く、インセット値も細かく設定されているため、コンパクトカーからSUV・ミニバンまで幅広い車種への対応が可能です。1ピース鋳造のためコストパフォーマンスが高く、ディッシュホイールの入門として選ばれることも多いモデルです。

リム径 15inch/16inch/17inch/18inch/20inch
カラー ノアールフェイス/マシニングフェイス
参考 ホットスタッフ[ホイールメーカー一覧]

モンツァ ハイブロック バレックス

モンツァのハイブロック バレックス。ディッシュデザインとリムのアレンジ加工でアクティブな印象を持つホイールHI-BLOCK BALEX

モンツァの「ハイブロック バレックス」は、ディッシュデザインとリムへのアレンジ加工を組み合わせたモデルです。14〜17インチの展開で、アウトドアユースのコンパクトカーや軽クロスオーバー車との相性が高く、価格帯が比較的手頃な点も選ばれる理由のひとつです。足元に存在感を加えつつコストを抑えたい場合の選択肢として検討する価値があります。

リム径 14inch/15inch/17inch
カラー パールホワイト×リムポリッシュ/マットブラック×リムポリッシュ
参考 モンツァ[ホイールメーカー一覧]

ラディアンス FIVE SLOT2

ラディアンスのFIVE SLOT2。ノスタルジックなデザインと鏡面反射のミラーポリッシュが特徴の15インチディッシュホイールFIVE SLOT 2

ラディアンスの「FIVE SLOT2」は、日産キャラバンやハイエースなどの車両重量が大きいワンボックス車のオーナーからの要望に応えて商品化されたモデルです。ミラーポリッシュカラーは名前の通り鏡のように光を反射する高い光沢感が持ち味で、ノスタルジックなフロントフェイスのワンボックスと組み合わせると昭和〜平成のVIPカスタムを彷彿とさせる仕上がりになります。15インチのみの展開のため対応車種は限られますが、ハイエース・キャラバン向けの定番モデルとして根強い支持があります。

リム径 15inch
カラー ミラーポリッシュ/ブラック×レッドライン
参考 ラディアンス[ホイールメーカー一覧]

ディッシュホイールは重厚感と個性を求める車種に刺さるカスタムアイテム

スポークホイールやフィンホイールと比べると主流ではなくなってきているジャンルではありますが、ミニバン・ハイエース・VIPセダン・アメ車といった「大きくて重い車をさらにどっしりと見せたい」という用途では今なおディッシュホイールが選択肢に上がります。車種との相性が強く出るホイールでもあるため、装着例を実際に確認してから選ぶことをおすすめします。ホイールショップのスタッフに「自分の車で装着実績があるか」を確認するのが、イメージのギャップを防ぐ近道です。