ルークスのモデルチェンジ

ルークスのモデルチェンジでハイウェイスターがミニセレナ顔に カンジュクカシスも注目

新型ルークスに関する最新情報。2020年3月にデイズルークスがフルモデルチェンジし誕生した日産ルークスは広い室内スペースと荷室を両立。インテリジェント エマージェンシーブレーキなどの安全装備や運転支援技術プロパイロットを搭載した次世代の軽自動車に進化しています。

ルークスのモデルチェンジ情報 特別仕様車・一部改良・マイナーチェンジなど

日産デイズルークスがフルモデルチェンジを機に車名を「日産ルークス」と改めました。発売日は2020年3月19日です。

今回のフルモデルチェンジで、ルークスは運転支援システム「プロパイロット」を搭載。ミリ波レーダーを採用することで、デイズに採用されているものよりさらに進化を遂げています。

また、ルークスのハイブリッドシステムには、優れた長寿性能や急速充電性能を有する東芝のリチウムイオン二次電池「SCiB」バッテリーを採用。日産車でSCiBが採用されるのは、デイズに続き2モデル目となります。

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多彩な先進機能が盛り込まれた新型ルークスのスペックや内外装デザインなどを詳しく紹介していきます!

ルークスがミニセレナ顔に進化するビッグマイナーチェンジ 2023年4月17日公開・発売は2023年6月

新型ルークスはセレナ風のVモーショングリルが特徴的

日産ルークスが2023年にビッグマイナーチェンジ。発表は2023年4月17日で新型ルークスの発売は2023年6月。
注目はセレナのように、上下にラインを連ねたVモーショングリルに変更したハイウェイスターです。ミニセレナのようなインパクトの強い外観になりました。

新型ルークスはインテリアカラーやボディカラーが見直され、華やかな印象に進化、好評のダーククロムのフロントグリル、防水シートなどを備えます。
日産の軽自動車はBEVのサクラがヒットしていますが、軽ガソリンモデル筆頭のルークスもモデルチェンジで存在感が増すでしょう。

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新型ルークスはボディカラーの名称も特徴的で、パープル系のカンジュクカシスという新色も登場。
ルークス、ルークスハイウェイスターともにモノトーンカラーと2トーンカラーを用意して自分だけのルークスを選べるようになっています。

2023年ルークスのボディカラー一覧

  • ホワイトパール(33,000円高)
  • ブラック
  • スターリングシルバー
  • スパークリングレッド
  • ブロッサムピンク
  • アッシュブラウン(33,000円高)
  • カクタスグリーン
  • ソルベブルー/ホワイトパール(71,500円高)
  • フローズンバニラパール/プレミアムサンシャインオレンジ(55,000円高)

2023年ルークス ハイウェイスターのボディカラー一覧

  • ホワイトパール(33,000円高)
  • チタニウムグレー
  • ブラック
  • プレミアムサンシャインオレンジ(44,000円高)
  • フローズンバニラパール
  • カンジュクカシス(33,000円高)
  • オーシャンブルー
  • ホワイトパール/カンジュクカシス(71,500円高)
  • スパークリングレッド/ブラック(55,000円高)
  • アメジストパープル/フローズンバニラパール(71,500円高)
  • フローズンバニラパール/アッシュブラウン(55,000円高)
  • アッシュブラウン/フローズンバニラパール(71,500円高)

2023年ビッグマイナーチェンジ版ルークスの販売価格はノーマルボディが1,637,900円から1,914,000円、エアロボディのハイウェイスターは1,940,400円から2,316,600円です。

2023年ルークスのグレード別販売価格一覧
グレード 駆動方式 販売価格
S 2WD(FF) 1,637,900円~
4WD 1,788,600円~
X 2WD(FF) 1,768,800円~
4WD 1,919,500円~
X ターボ 2WD(FF) 1,885,400円~
4WD 2,036,100円~
ハイウェイスター X 2WD(FF) 1,940,400円~
4WD 2,091,100円~
ハイウェイスター X
プロパイロットエディション
2WD(FF) 2,049,300円~
4WD 2,200,000円~
ハイウェイスター G ターボ
2WD(FF) 2,057,000円~
4WD 2,207,700円~
ハイウェイスター G ターボ
プロパイロットエディション
2WD(FF) 2,165,900円~
4WD 2,316,600円~
ハイウェイスター X アーバンクロム 2WD(FF) 2,011,900円~
4WD 2,162,600円~
ハイウェイスター X
アーバンクロム プロパイロットエディション
2WD(FF) 2,120,800円~
4WD 2,271,500円~
ハイウェイスター G ターボ
アーバンクロム
2WD(FF) 2,139,500円~
4WD 2,290,200円~
ハイウェイスター G ターボ
アーバンクロム プロパイロットエディション
2WD(FF) 2,248,400円~
4WD 2,399,100円~

ルークスのXグレードにターボエンジンモデルを追加する一部改良は2022年9月15日

ルークスの新色ソーダブルー/アッシュブラウンの2トーン

ルークスの走行性能強化などを含む一部改良を2022年9月15日実施。
内容はハイウェイスターXプロパイロットエディションには、15インチタイヤ&アルミホイールを標準設定、ハイウェイスターではないXグレードにターボモデルのXターボグレードを追加、排ガスや騒音規制の法規対応を行うことで、カタログ燃費数値も0.1から1.1km/L改善します。

モノトーンカラーではアトランティックブルーパールなど3色追加され、2トーンカラーはソーダブルー&アッシュブラウンを追加。
車両価格は現行モデルよりも若干上昇しています。

ルークスにダーククロムのメッキグリルを装備した特別仕様車アーバンクロムを追加

新型ルークスに初めて設定する特別仕様車のアーバンクロム

新型ルークスに特別仕様車アーバンクロムを2021年1月14日に追加。セレナやデイズにも同じシリーズの特別仕様車が追加されています。
ルークスのアーバンクロムはダークロムメッキのフロントグリルやブラックカラーのドアミラーを装備するほか、インテリアのブラックシートが防水仕様になっているのが特徴です。

また、フロントにセパレートシートをオプション選択できる新しいグレードのハイウェイスターGターボも追加。ルークスに用意している2WDの全グレードで寒冷地仕様を選べるようになり、気温が低くなる地域や降雪地域でも乗りやすくなっています。
ルークス アーバンクロムの販売価格は1,800,700円から2,132,900円です。

新型ルークスの価格帯は1,415,700円から2,066,900円!

日産ルークスの価格は、エントリーモデルのS(2WD)で1,415,700円から。最上級グレードにあたるハイウェイスター G ターボ プロパイロットエディション(4WD)が2,066,900円となります。

ルークス 2WD車の価格表
グレード S X ハイウェイスター X ハイウェイスター X
プロパイロットエディション
ハイウェイスター G ターボ
プロパイロットエディション
エンジン BR06-SM21 BR06-SM21
インタークーラーターボ
トランスミッション エクストロニックCVT
価格 1,415,700円 1,546,600円 1,734,700円 1,843,600円 1,932,700円
ルークス 4WD車の価格表
グレード S X ハイウェイスター X ハイウェイスター X
プロパイロットエディション
ハイウェイスター G ターボ
プロパイロットエディション
エンジン BR06-SM21 BR06-SM21
インタークーラーターボ
トランスミッション エクストロニックCVT
価格 1,549,900円 1,680,800円 1,868,900円 1,977,800円 2,066,900円
ルークス AUTECHの価格表
ベース車グレード X
駆動方式 2WD 4WD
エンジン BR06-SM21
トランスミッション エクストロニックCVT
価格 1,747,900円 1,882,100円
ルークス 助手席スライドアップシートの価格表
ベース車グレード X ハイウェイスターX ハイウェイスターX プロパイロットエディション X
駆動方式 2WD 4WD
エンジン BR06-SM21
トランスミッション エクストロニックCVT
価格 1,801,000円 1,972,000円 2,071,000円 1,923,000円

日産ルークスは広い室内空間でドライバーもゲストも快適に過ごせる

ルークスの車内はフロント~リアまでゆとりがある

新型ルークスの室内高は139cmまであるため、子供の着替えもスムーズです。後部座席の足元にもゆとりがあり、大人が座っても窮屈感がありません。

日産ルークスは多彩なボディカラーも魅力!エクステリアはシリーズごとに異なる

  • アメジストパープル / フローズンバニラパール 2トーン
  • ホワイトパール / セレニティゴールド 2トーン
  • スパークリングレッド / ブラック 2トーン
  • ホワイトパール / チタニウムグレー 2トーン
  • フローズンバニラパール / アッシュブラウン 2トーン
  • ホワイトパール
  • スターリングシルバー
  • チタニウムグレー
  • ブラック
  • スパークリングレッド
  • アトランティックブルー
  • ソーダブルー
  • ブロッサムピンク
  • アッシュブラウン
  • アメジストパープル
  • プレミアムサンシャインオレンジ
  • フローズンバニラパール

日産ルークスに用意されるボディカラーは、ハイウェイスターシリーズが11色(うち3色が2トーンカラー)、S/Xシリーズ(スタンダードシリーズ)にも11色(うち2色が2トーンカラー)と非常に豊富です。選択できるボディカラーはそれぞれ以下の通りとなっています。

ルークス ハイウェイスターシリーズのボディカラー一覧

  • アメジストパープル(PM)/フローズンバニラパール(M)2トーン
  • スパークリングレッド(PM)/ブラック(P)2トーン
  • ホワイトパール(3P)/チタニウムグレー(M)2トーン
  • ホワイトパール(3P)
  • チタニウムグレー(M)
  • ブラック(P)
  • スパークリングレッド(PM)
  • アトランティックブルー(PM)
  • アッシュブラウン(M)
  • アメジストパープル(PM)
  • フローズンバニラパール(M)

ルークス S/Xシリーズのボディカラー一覧

  • ホワイトパール(3P)/セレニティゴールド(PM)2トーン
  • フローズンバニラパール(M)/アッシュブラウン(M)2トーン
  • ホワイトパール(3P)
  • スターリングシルバー(M)
  • ブラック(P)
  • スパークリングレッド(PM)
  • ソーダブルー(M)
  • ブロッサムピンク(TM)
  • アッシュブラウン(M)
  • プレミアムサンシャインオレンジ(M)
  • フローズンバニラパール(M)

また、エクステリアデザインもシリーズごとに異なります。ハイウェイスターシリーズは大きめのメッシュグリルを採用し、ワイドで存在感のあるフロントマスクに。S/Xシリーズはハイウェイスターよりもすっきりとコンパクトなグリルにまとまっていて、スタイリッシュなデザインとなっています。

ルークス AUTECHのエクステリア

AUTECH仕様のルークスには、フロントグリルやバンパー、エンブレムなどが標準仕様とは一味違う専用デザインが採用されています。アルミホイールも精悍な印象の切削光輝14インチアルミホイールが装着されます。ボディカラーは以下の9色からセレクト可能です。

ルークスAUTECHのボディカラー一覧

  • アトランティックブルー/ブラック 2トーン(AUTECH専用色)
  • アッシュブラウン/ブラック 2トーン(AUTECH専用色)
  • ホワイトパール/ブラック 2トーン(AUTECH専用色)
  • スパークリングレッド/ブラック 2トーン
  • ホワイトパール
  • ブラック
  • ソーダブルー
  • ブロッサムピンク
  • フローズンバニラパール

新型ルークスではプロパイロットをはじめ様々な先進装備がドライバーをアシスト

日産ルークスには、運転支援技術「プロパイロット」をグレード別で設定。疲労がたまりがちな高速道路での走行中も、アクセルやブレーキ、ハンドル操作を制御することで車間距離や車線中央の維持をアシストします。ミリ波レーダーを採用することで、現行デイズに採用されている従来のプロパイロットよりも、遠くの先行車を検知しやすくなっています。

インテリジェント アラウンドビューモニター

ディスプレイつき自動防眩式ルームミラー

日産オリジナルナビゲーションはディーラーオプションで装備可能

また、クルマを上から見下ろすような映像を映し出して駐車操作をサポートする「インテリジェント アラウンドビューモニター」もグレード別で用意されています。移動物検知機能のため、歩行者や自転車を検知するとブザーでドライバーに警告を促します。

このほか、「アダプティブLEDヘッドライトシステム(アクセントランプ付)」「ハイビームアシスト」「インテリジェント オートライトシステム(フロントワイパー連動、薄暮れ感知「おもいやりライト」機能付き)」「インテリジェント DA」「オートブレーキホールド」「ヒルスタートアシスト」「標識検知機能(進入禁止標識検知、最高速度標識検知、一時停止標識検知)」「電動パーキングブレーキ[グレード別設定]」「コンフォートフラッシャー」などの多彩な装備が用意されています。

ルークスはデイズルークス時代から安全性能を大幅に向上

運転支援機能だけでなく安全性能にも力を入れている新型ルークスは、全グレードが「サポカーSワイド」該当車です。
なお、ルークスには以下の先進安全装備が搭載されています。

日産ルークスに搭載される先進安全装備

  • インテリジェント FCW
  • SOSコール
  • インテリジェント LI/LDW
  • 踏み間違い衝突防止アシスト
  • インテリジェントエマージェンシーブレーキ
  • エマージェンシーストップシグナル

2台前の先行車も検知可能なインテリジェント FCWは、軽自動車で初めて採用された機能。ディスプレイ表示や警告音で運転手に危険を知らせます。
SOSコールはハイウェイスターシリーズに標準装備されています。スイッチを押すだけで専門オペレーターにつながるため、急病などで助けを呼びたいときに非常に便利な機能です。

ルークスのインテリアは上質で居心地の良いスタイル

  • ルークス ハイウェイスターシリーズの標準デザイン「エボニー」
  • ルークス ハイウェイスターシリーズのメーカーオプションデザイン「プレミアムグラデーションインテリア」
  • ルークスS/Xシリーズの標準デザイン「アイボリー」

ルークスのハイウェイスターシリーズには、落ち着いた色合いのエボニーインテリアが標準設定となっています。メーカーオプションでは、より上質で高級感のある「プレミアムグラデーションインテリア」もセレクト可能です。
ルークスS/Xシリーズには、ナチュラルな雰囲気で居心地のよいアイボリーが標準装備されます。

ルークス AUTECHのインテリア

AUTECHのインテリアはエクステリアと同様に専用デザインが採用されています。トワイライトロゼ/アイボリーに、AUTECHのアイコンカラーである鮮やかなブルーのステッチを組み合わせることで特別感のあるインテリアに仕上がっています。レザー調のインパネや本革巻のステアリングホイールが質感を高めます。

新型ルークス発表前に噂された内容やモデルチェンジ後の予想など

新型ルークスが2020年3月19日に発売されることを日産が公式発表。車種名をデイズルークスから「ルークス」へ変更して新たなスタートを切りました。

ルークスの注目はなんといっても新たにミリ波レーダーを採用した自動運転支援技術のプロパイロットを標準装備するグレードを設定したことです。軽自動車初の前方衝突予測警報「インテリジェント FCW」を採用することもトピックです。

新型ルークスが発表される前に噂された機能、エクステリアやインテリアの変化など予想を交えた情報をまとめています。

新型ルークスを2020年2月25日10時からに日産公式Youtubeでライブ配信

デイズルークスが「ルークス」に名前を替えてフルモデルチェンジ。発表会の模様を2020年2月25日10時からインターネット生中継を日産のyoutube公式チャンネルで行いました。
新型ルークスは自動運転支援技術の「プロパイロット」や駐車を支援する機能の「プロパイロットパーキング」などを搭載する可能性が高いでしょう。

新型デイズルークスが誕生するのは2020年2~3月頃

  • 新型デイズルークスのフルモデルチェンジは2020年2月25日(画像は現行型デイズルークス)

日産のディーラーからの情報などを根拠として総合的に判断すると、次期フルモデルチェンジが実施され、新型デイズルークスが誕生する時期として最も可能性が高いのは2020年2~3月頃であると判断できます。

新型デイズルークスは、2019年2~3月にフルモデルチェンジを実施し、高速道路においての部分的な運転をサポートする「プロパイロット」や、専用オペレーターが緊急時に対応してくれるSOSコール等の先進装備を2代目デイズと同様に搭載するものと期待します。

新型デイズルークスのエクステリアはデイズとeKクロスがベースとなり、強調されたVモーショングリルを備え、ノーマル・ハイウェイスターの各モデルのデザインはもちろんのこと、スポーティさも今回のフルモデルチェンジで大きく変わることでしょう。

「デイズルークス」モデルチェンジの歴史年表
年度 内容
2014年2月 初代デイズルークス誕生
2016年12月 マイナーチェンジで後期型へ
2020年3月 2代目デイズルークス誕生か

デイズルークスの車両価格帯は1,415,700円~からでプロパイロット標準装備のグレードもある

新型デイズルークスのグレード構成はS、X、オーテック、ハイウェイスターX、ハイウェイスターGがあり、ハイウェイスターGには日産の運転支援技術プロパイロットを標準装備しています。最上位グレードになり販売価格も200万円オーバーですが、運転の疲れを軽減する最新装備なだけに人気グレードになるでしょう。

パワートレインは、全てのグレードに660ccガソリンエンジンにマイルドハイブリッドを搭載する仕様で、ハイウェイスターGのみ過給機付きのターボエンジンになっています。
燃費は、より実測値に近いWLTCモード燃費で2WDが20.8km/L、4WDが18.2km/L、ターボモデルの2WDが18.8km/L、4WDが16.4km/Lになっていて、背が高く居住空間に優れるトールサイズの軽自動車では優秀な数値になります。

新型デイズルークスは「Vモーショングリル」の主張を強めて存在感をアップ

新型デイズルークスはデイズと同じくVモーショングリルが採用される可能性がある(画像は日産デイズ)

次期フルモデルチェンジで誕生する新型デイズルークスは「Vモーショングリル」の主張を強めて存在感をアップさせると予想します。

デイズルークスは2016年12月にマイナーチェンジを実施して、後期型へと移行するタイミングでVモーショングリルを採用。一方のデイズは、2019年3月に実施したフルモデルチェンジで2代目へと移行するタイミングでVモーショングリルを導入しました。

従来モデルでのデイズルークスとデイズの違いのひとつは、Vモーショングリルを採用しているかどうか。次期フルモデルチェンジで誕生する新型デイズルークスは、2代目デイズが導入しているVモーショングリルよりも主張の強いデザインを取り入れて存在感をアップし、エクステリアにおいての差別化を図るものと考えます。

特に売れ筋であるエアロスタイルの「ハイウェイスター」は、ワイルドなVモーショングリルに、シャープで鋭い印象の二段式ヘッドライトを組み合わせて大迫力を与えるものと期待します。

新開発のプラットフォームを導入して室内スペースを拡張させる2代目デイズルークスは「ゼログラビティシート」等を導入して内装を充実させる見込み

新型デイズルークスは内装の質感向上も期待される(画像は日産デイズ ハイウェイスターのエボニーインテリア)

2020年3月に誕生する見込みの2代目デイズルークスは、先にフルモデルチェンジが実施された新型デイズと同様に新開発のプラットフォームを採用し、車両重量の軽減化・静粛性の向上・室内スペースの拡張を実現させます。

新型デイズルークスには、「ゼログラビティシート」などのアクセサリーの標準装備、あるいはオプション設定も期待されます。

新型デイズルークスは「プロパイロット」や「踏み間違い衝突防止アシスト」などを装備して安全性を強化

新型デイズルークスには、デイズの現行モデルが先に導入している、高速道路においての一部状況下で運転操作をシステム側がアシストする「プロパイロット」や、ブレーキペダルとアクセルペダルを踏み間違えているとシステムが判断すれば、エンジン出力を抑えて衝突を回避する「踏み間違い衝突防止アシスト」などを装備して安全性を強化します。

インテリジェント アラウンドビューモニター(車両は日産デイズ)

新型デイズルークスに搭載する際には、デイズにグレード別に設定されている「インテリジェント アラウンドビューモニター」や「電動パーキングブレーキ」等の先進技術をそのまま流用するのではなく、ソフトウェア等に改良を加えるものと予想します。

新型デイズルークスは新開発のBR06エンジンを搭載して最高出力と最大トルクをアップ

デイズルークスの現行モデルは、三菱製のエンジン「MIVEC(3B20型)」を搭載しています。現行型のデイズルークスとライバル車が搭載しているエンジンスペックを比較すれば、優位性があるとは言えないのが現状です。

次期フルモデルチェンジで誕生する新型デイズルークスは、2代目デイズが初採用した新開発のNMKV・BR06エンジンの搭載が確実視されています。

同エンジンは、ルノーと日産が新興国市場向けに開発した800㏄クラス・エンジン「BR08」を日本の軽自動車規格に適合させる為にダウンサイジングしたもの。導入によってデイズルークスはよりパワフルな走りを楽しめる車となる見込みです。

デイズルークス(現行型)とライバル車のエンジンスペックの比較
  デイズルークス タント スペーシア N-BOX
最高出力 36kW/6,500rpm 38kW/6,900rpm 38kW/6,500rpm 43kW/7,300rpm
最大トルク 59Nm/5,000rpm 60Nm/3,600rpm 60Nm/4,000rpm 65Nm/4,800rpm

※2019年8月時点においての各車が搭載するノーマルエンジンの数値

新型デイズルークスは「スマートシンプルハイブリッド」を導入してライバル車と同レベルの低燃費を目指す

2020年3月に誕生する予定の新型デイズルークスは、減速シーンで生じる運動エネルギーを有効活用してモーターを回してエンジンをサポートする「スマートシンプルハイブリッド」を導入し、ライバル車種と同レベルの低燃費を目指します。

デイズルークスの現行車のカタログ燃費(JC08モード)をN-BOXなどのライバル車と比較すれば、見劣りしているのが現状です。

先にフルモデルチェンジを実施したデイズは、スマートシンプルハイブリッド等の先進技術を導入し、NAエンジンを搭載するグレード「ハイウェイスターX」では29.8km/ Lを、ターボエンジンを搭載する「ハイウェイスターG ターボ」では25.2km/ Lのカタログ燃費を実現しています。

そのため、新型デイズルークスも2代目デイズと同様の先進技術を導入すれば、先行するライバル車と同レベルの低燃費を達成する可能性は十分に高いでしょう。

デイズルークス(現行型)とライバル車の燃費比較表
(JC08モード) デイズルークス タント スペーシア N-BOX
NAエンジン 22.0km/L 27.2km/L 30.0km/L 27.0km/L
ターボエンジン 22.2km/L 25.2km/L 25.6km/L

※数値は2019年8月時点においての各車のカタログ燃費の最上値を表示

デイズルークスを含むルークスのモデルチェンジ遍歴

ルークスは日産から販売されている軽トールワゴンで「ハイウェイスター」のグレード名はこれまで3列シートのミニバンに与えられていたグレードであり、ルークスは日産で2列シート軽ミニバンとして、ミニバンラインナップの再開に位置し、軽自動車としては最上位に位置しています。

2代目はデイズルークスとなりましたが、3代目へのモデルチェンジを機に、約6年ぶりにルークスとして回帰しました。

ルークス 初代 ML21S(VA0)型/2009年~2013年

ルークスは2009年10月、第41回東京モーターショーで発表され、12月1日に販売が開始されました。スズキの「パレット SW」のOEMモデルになります。2010年には仕様向上が施されます。
2011年6月、「E」を除く全グレードに特別仕様車の「リミテッド」を設定。
2012年の3月と6月に一部仕様向上。「G」を廃止するとともに「X」が追加されます。
2013年、OEM供給元のパレットの生産終了に伴い、ルークスも販売を終了します。

ルークス 2代目 B21A(BA0)型/2014年~2020年

2代目ルークスはNMKVが開発し、デイズルークスとして2014年2月に発売されます。発売から1か月で、月販目標の5.6倍の販売数を記録します。同年7月、オーテックジャパンの「ライダーブラックライン」と福祉車両の「アンシャンテ助手席スライドアップシート」を発表。同年12月には特別仕様車「X Vセレクション+SafetyⅡ」「ハイウェイスターX Vセレクション+SafetyⅡ」を発売。
2015年4月、一部改良で安全性能を強化します。12月には「X」「ハイウェイスターX」をベースとした特別仕様車「Vセレクション」を発売。ボディカラーに特別設定色を設定。
2016年にはマイナーチェンジが行われました。ボディカラーの一部廃止と新色の追加、フロントデザインの刷新などが行われ、グレードでは「ハイウェイスターS」の廃止と、ターボグレードが「ウ相ウェイスターXターボ」と「ハイウェイスターGターボ」に細かく分けられ、新たに「ボレロ」が新設定されました。
2017年4月、特別仕様車「X Vセレクション」と「ハイウェイスターX Vセレクション」に新しい仕様で再発売。
2018年に一部改良が施されます。
2020年3月、3代目ルークスへのフルモデルチェンジのため、販売を終了します。

ルークス 3代目 B44A/B45A/B47A/B48A(BA1)型/2020年~

2020年2月、デイズルークスから車名をルークスに戻し、フルモデルチェンジが行われました。それぞれのグレードに専用色が追加されています。同年10月には2020年度グッドデザイン賞を受賞。12月には「2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤー K CARオブ・ザ・イヤー」を受賞。同月、特別仕様車「アーバンクロム」を発表。
2021年12月にボディカラー追加の仕様変更が施されました。
2022年一部仕様向上がほどこされ、燃費消費率が向上し、新たに「Xターボ」が新設されました。ボディカラーの入れ替えや機適正の向上などもほどこされました。
2023年4月、マイナーチェンジが行われ、フロントフェイスが刷新し、ボディカラーの入れ替えも行われました。マイナーチェンジに伴い、「AUTECH」シリーズが廃止となりました。

ルークスのモデルチェンジ遍歴

ルークスのモデル 販売年表
初代 ML21S(VA0)型 2009年~2013年
2代目 B21A(BA0)型 2014年~2020年
3代目 B44A/B45A/B47A/B48A(BA1)型 2020年~

新型ルークスはフルモデルチェンジで安全性を強化して巻き返しを図る

日本の巨大な軽自動車市場は、Nシリーズが好調なホンダ、アルト・ラパン・ジムニーなどをラインナップするスズキと、トヨタの子会社であるダイハツの3強が高いシェア率を誇っています。

日産と三菱が共同で立ち上げた軽自動車事業に関わる合弁会社であるNMKVが、規格・開発・製造などに関わるデイズシリーズや、eKワゴン・eKスペースの販売台数は他社がラインナップする主力車と比較すると好調であるとは言えないのが現状です。

2019年3月28日にフルモデルチェンジが実施されて、2代目デイズと4代目eKワゴンの販売がスタートしました。2020年3月には新型デイズルークスが誕生する見込みです。
新型デイズルークスは「プロパイロット」や「踏み間違い衝突防止アシスト」等の日産の先進技術を導入して、安全性を強化して先行するN-BOXなどのライバル車を追随していきます。