三菱eKスペースと日産ルークスの違いをデザインやスペックなどからチェック!
2020年3月発売の新型eKスペースと新型ルークスの違いを、エクステリアやインテリア、安全装備、パワートレイン、価格、収納・車内スペースなどに注目して紹介。
eKスペースは標準仕様に加えてSUVテイストのeKクロススペースが新たにラインナップ。ルークスは従来通り標準仕様とハイウェイスターシリーズが設定されています。これからeKスペースまたはルークスを購入予定の方は違いをよく確認しておきましょう。
eKスペースとルークスの違い【パワートレイン編】
三菱eKスペースと日産ルークスのパワートレインはエンジンやモーター、CVTともに共通です。
HYBRIDシステム採用の自然吸気エンジン(最高出力:38kW[52PS]/6400rpm、最大トルク60 N・m[6.1 kgf・m]/3600 rpm)とターボエンジン(最高出力:47 kW[64 PS]/5600rpm、最大トルク100 N・m[10.2 kgf・m]/2400~4000 rpm)、リチウムイオン電池を主電池としたモーター、CVTを組み合わせます。
共通点 | eKスペースとルークスはエンジン、モーター、CVTが共通のパワートレインを採用している |
---|---|
自然吸気エンジン | 最高出力38kW(52PS)/6400rpm、最大トルク60N・m(6.1kgf・m)/3600rpmを発揮するHYBRIDシステム搭載エンジン |
ターボエンジン | 最高出力47kW(64PS)/5600rpm、最大トルク100N・m(10.2kgf・m)/2400~4000rpmで力強い走りを実現 |
電動システム | リチウムイオン電池を主電池としたモーターを組み合わせ、燃費性能と発進時のサポートを向上 |
トランスミッション | CVTを採用し、滑らかな加速と低燃費を両立させている |
eKスペースとルークスの違い【エクステリア編】
eKスペースとeKクロススペースのエクステリア
モデル間でのエクステリアの違いが大きいeKスペースは標準仕様とSUVテイストのeKクロススペースの2モデルが展開します。
標準仕様のグリルはボディと同色でフレンドリーな顔立ちに。ターボエンジン搭載車にはブラックカラーのグリルを採用します。eKクロススペースはフロントマスクに「ダイナミックシールド」を採用し、力強いSUVらしさを強調しています。
eKクロススペースのボディカラー一覧
- オリーブグリーンメタリック✕ホワイトソリッド
- サファイアブルーメタリック✕ホワイトソリッド
- ナチュラルアイボリーメタリック✕サンシャインオレンジメタリック
- サンドイエローメタリック✕ホワイトソリッド
- レッドメタリック✕ブラックマイカ
- ホワイトパール✕ブラックマイカ
- ホワイトパール
- チタニウムグレーメタリック
- ナイトシャドウパープルパール
- サンシャインオレンジメタリック
- オークブラウンメタリック
- ブラックマイカ
- レッドメタリック
eKスペースのボディカラー一覧
- ホワイトパール✕オークブラウンメタリック
- コーラルピンクメタリック✕ホワイトソリッド
- ミントブルーメタリック✕ホワイトソリッド
- ナチュラルアイボリーメタリック
- オークブラウンメタリック
- ホワイトパール
- スターリングシルバーメタリック
- レッドメタリック
- ブラックマイカ
ルークス ハイウェイスター
ルークス ハイウェイスターの説明
新型ルークスは標準仕様とカスタマイズカーシリーズのハイウェイスターの2タイプがラインナップしています。
どちらもV型のフロントマスクが特徴的ですが、ハイウェイスターの方がグリルは大きく迫力のある顔つき。エアロバンパーやバックドアフィニッシャー、ルーフスポイラーなどハイウェイスター専用外装が採用されています。標準仕様はグリルが小さめで、スタイリッシュで洗練されたデザインです。
ルークス ハイウェイスターのボディカラー一覧
- ホワイトパール
- チタニウムグレー
- ブラック
- プレミアムサンシャインオレンジ
- フローズンバニラパール
- カンジュクカシス
- オーシャンブルー
- ホワイトパール×カンジュクカシス(2トーンカラー)
- スパークリングレッド×ブラック(2トーンカラー)
- アメジストパープル×フローズンバニラパール(2トーンカラー)
- フローズンバニラパール×アッシュブラウン(2トーンカラー)
- アッシュブラウン×フローズンバニラパール(2トーンカラー)
ルークスのボディカラー一覧
- スターリングシルバー
- ホワイトパール
- ブラック
- スパークリングレッド
- ブロッサムピンク
- アッシュブラウン
- カクタスグリーン
- ソルベブルー×ホワイトパール(2トーンカラー)
- フローズンバニラパール×プレミアムサンシャインオレンジ(2トーンカラー)
eKスペースの特徴 | 標準仕様とSUVテイストのeKクロススペースの2モデル展開。標準仕様はボディ同色グリルで親しみやすい印象、ターボ車にはブラックグリルを採用している |
---|---|
eKクロススペースの特徴 | フロントマスクに「ダイナミックシールド」を採用し、SUVらしい力強さを前面に押し出したデザインとなっている |
ルークスの特徴 | 標準仕様とハイウェイスターの2タイプがあり、どちらもV型のフロントマスクを採用。標準仕様は洗練されたスタイルで、ハイウェイスターは大型グリルや専用エアロで迫力を強調している |
デザイン比較 | eKスペースは親しみやすさとSUVテイストを両立、ルークスは洗練と迫力をタイプごとに選べる設計となっている |
ボディカラーの特徴 | eKシリーズは2トーンカラーを多く用意し遊び心を演出、ルークスは単色から2トーンまで幅広く展開し高級感と個性を両立している |
eKスペースとルークスの違い【インテリア編】
eKスペースのインテリア
eKクロススペースの「プレミアムインテリアパッケージ」
eKスペースはナチュラルなライトウォームグレーのインテリアカラーを採用。eKクロススペースはブラウン×ブラックの組み合わせです。
なお、eKクロススペースの「G」「T」の2グレードは、SUV風のエクステリアにマッチするブラウンにオレンジステッチをあしらった「プレミアムインテリアパッケージ」もメーカーオプションで選択可能です。
ルークスのインテリア
ルークス ハイウェイスターのインテリア
ルークスの標準仕様には、車内を明るくするアイボリーカラーを設定。ハイウェイスターシリーズは落ち着いたエボニーやブラックでまとめられています。標準仕様とハイウェイスターのどちらにもトリコットシートが採用されています。さらに、ハイウェイスターにはブラック×モカのプレミアムグラデーションインテリアが用意されます。
eKスペースの特徴 | ナチュラルなライトウォームグレーを基調とした明るく落ち着いたインテリア。シンプルで親しみやすい室内空間を演出 |
---|---|
eKクロススペースの特徴 | ブラウン×ブラックの組み合わせでSUVらしい力強さを表現。さらに「G」「T」グレードではブラウンにオレンジステッチを施したプレミアムインテリアパッケージが選択可能 |
ルークスの標準仕様 | アイボリーカラーを採用し、車内を明るく開放的に見せるデザイン。トリコットシートを備え実用性と快適性を両立 |
ルークス ハイウェイスター | 落ち着いたエボニーやブラック基調で高級感を演出。ブラック×モカのプレミアムグラデーションインテリアも選べ、上質さを強調 |
デザイン比較 | eKシリーズはシンプルとSUVテイストを展開、ルークスは明るさと高級感をタイプ別に分けて提供している |
eKスペースとルークスの違い【価格編】
三菱eKスペースの価格帯は1,399,200円~1,767,700円、eKクロス スペースが1,655,500円~1,991,000円。日産ルークスの価格帯は1,415,700円~1,680,800円、ルークス ハイウェイスターは1,734,700円~2,066,900円と、ルークスの方が価格設定は高めとなっています。
eKスペース | 1,399,200円~1,767,700円。標準仕様で選びやすく、軽スーパーハイトワゴンの中でも比較的リーズナブルな価格帯 |
---|---|
eKクロス スペース | 1,655,500円~1,991,000円。SUVテイストを取り入れたモデルで、eKスペースより高めの価格設定 |
ルークス | 1,415,700円~1,680,800円。標準仕様でもeKスペースよりやや高めで、全体的に価格レンジはコンパクトに収まる |
ルークス ハイウェイスター | 1,734,700円~2,066,900円。専用外装や高級感ある内装を備え、ラインナップの中で最も高額帯に位置 |
価格比較のポイント | 全体的にルークスの方が高めの設定。特にハイウェイスターは装備充実で200万円を超える価格帯も選択肢に入る |
eKスペースとルークスの違い【安全装備編】
eKスペースとeKクロススペースには予防安全技術「e-Assist」が標準装備となります。e-Assistのパッケージ内容は以下の通りです。
三菱e-Assist の装備リスト
- 衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM]
- 踏み間違い衝突防止アシスト
- 車線逸脱警報システム[LDW]
- 車線逸脱防止支援機能[LDP]
- オートマチックハイビーム[AHB]
- ふらつき警報[DAA]
- 前方衝突予測警報[PFCW]
- 標識検知[TSR]
- 先行車発進通知[LCDN]
ルークスやルークスハイウェイスターでも、名称は異なりますがeKスペースシリーズと同等の安全装備が備わっています。
三菱e-Assist の装備リスト
- インテリジェント エマージェンシーブレーキ
- 踏み間違い衝突防止アシスト
- インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム)+LDW(車線逸脱警報)
- インテリジェント FCW(前方衝突予測警報)
- ハイビームアシスト/プロパイロット エディションアダプティブLEDヘッドライトシステム(プロパイロットエディション)
- インテリジェント DA(ふらつき警報)
- 標識検知機能(進入禁止標識検知、最高速度標識検知、一時停止標識検知)
- 先行車発進お知らせ
また、eKスペースには「マイパイロット」、ルークスには「プロパイロット」と、どちらにも高速道路走行時の運転支援技術を導入。システムの名称は異なりますがこちらも同じ機能で、高速道路での渋滞やロングドライブでのストレス軽減に貢献します。
eKスペース / eKクロススペース | 予防安全技術「e-Assist」を標準装備。衝突被害軽減ブレーキ[FCM]、踏み間違い衝突防止アシスト、車線逸脱警報[LDW]、車線逸脱防止支援[LDP]、オートマチックハイビーム[AHB]、ふらつき警報[DAA]、前方衝突予測警報[PFCW]、標識検知[TSR]、先行車発進通知[LCDN]を搭載 |
---|---|
ルークス / ルークス ハイウェイスター | 名称は異なるがe-Assistと同等の安全装備を搭載。インテリジェント エマージェンシーブレーキ、踏み間違い衝突防止アシスト、インテリジェント LI+LDW、インテリジェント FCW、ハイビームアシスト/プロパイロット エディションアダプティブLEDヘッドライト、インテリジェント DA、標識検知機能、先行車発進お知らせを装備 |
高速道路運転支援 | eKスペースは「マイパイロット」、ルークスは「プロパイロット」を搭載し、高速道路での渋滞や長距離運転のストレスを軽減 |
比較ポイント | 装備内容はほぼ同等だが、名称や細かい仕様に違いがある。どちらも衝突回避や走行支援に重点を置いた設計 |
eKスペースとルークスの違い【車内空間の広さ・収納】
多彩なシートアレンジが可能なeKスペースとルークス(画像はルークスの車内)
eKスペースとルークスのボディサイズは共通しており、室内寸法も同じです。全モデルよりホイールベースを65mm延長しているため、さらに広いスペースを確保できています。
後部座席は320mmの前後スライドが可能で、助手席を倒す操作もレバーで簡単に行えます。
荷室下にはラゲッジアンダーボックスを用意(画像はeKスペース2WD)
ラゲッジルームも十分な容量があり、買い物やレジャーにと活躍してくれます。また、荷室フロア下にはラゲッジアンダーボックスが設置されています。
車内空間 | eKスペースとルークスはボディサイズ・室内寸法共通。全モデルでホイールベースを65mm延長しており、広々とした空間を確保 |
---|---|
後部座席 | 320mmの前後スライドが可能で、乗員や荷物に応じて柔軟に調整。助手席もレバー操作で簡単に倒せる |
ラゲッジルーム | 十分な容量を確保し、買い物やレジャーに対応。荷室フロア下にはラゲッジアンダーボックスを装備し小物収納も便利 |
収納・利便性 | 多彩なシートアレンジと併せて荷室や車内収納が充実しており、日常使いからアウトドアまで幅広く対応可能 |
eKスペースとルークスの違いを理解して好みの車を選ぼう!
新型eKスペースと新型ルークスは、パワートレインや安全装備など、スペック面での大きな違いはありません。エクステリアやインテリアのメーカーオプションなど、デザインにおける違いが多いので、eKスペースとルークスの2つではもちろん、eK Xスペースやハイウェイスターのようなモデル間でも比較しながら自分好みの一台を選びましょう。