アコードのモデルチェンジ情報 2026年7月に一部改良でフロント周りをボディー同色化
ホンダのフラッグシップセダン、アコードのモデルチェンジ情報。
初代アコードから続く「人と時代に調和したクルマ」の思想を体現するモデルで、全方位安全運転支援システムのHonda SENSING 360(ホンダ センシング 360)も最新世代を搭載。11代目アコードからはGoogleビルトインのナビゲーションシステムを日本車で初めて採用し、話題になりました。
現在のアコードは、2024年3月に日本市場へ復帰した11代目(CY2型)が継続販売中です。2025年5月にハンズオフ機能付きの「Honda SENSING 360+」搭載グレードが加わって2グレード構成となり、2026年7月30日には日本導入後として初の一部改良が正式発表されました(発売は7月31日)。改良の中身はフロントグリル周りやロアガーニッシュのボディー同色化といった外装意匠の見直しが主体で、価格は全グレード一律で35万2000円引き上げられています。以下、新しい動きから順に整理していきます。
アコードが2026年7月30日に一部改良を正式発表 7月31日発売で価格は35万2000円アップ
2026年7月31日発売の一部改良モデル。ロアガーニッシュのボディー同色化でリアの見え方も変わった
ホンダは2026年7月30日、アコードの一部改良を発表しました。発売日は翌7月31日(金)。2024年3月の日本発売から約2年5か月、日本仕様としては初の手直しとなります。
事前には販売現場発の情報として「ビッグマイナーチェンジ」と伝わっていましたが、ホンダが公式に用いた呼称は「一部改良」です。実際の内容も、パワートレインや安全装備に手を入れるものではなく、外装の質感を引き上げる意匠変更に絞られていました。呼び方ひとつですが、期待値の置き方は変わってくるところでしょう。
なおアコードは、1976年の初代登場から数えて2026年に誕生50周年を迎えたモデルでもあります。節目の年に外装をリフレッシュしてきた、という見方もできます。
変更点は「ボディー同色化」に集中 サイドマーカーもクリアレンズへ
今回の改良で手が入ったのは、フロントグリル周りとロアガーニッシュ、そしてサイドマーカーです。黒い樹脂パーツをボディーと同じ色で塗り分けることで、塊感と落ち着きを増した、という方向性です。
2026年7月の一部改良による主な変更点
- 【全タイプ共通】サイドマーカーをクリアレンズに変更
- 【全タイプ共通】ヘッドライトガーニッシュをボディー同色化
- 【全タイプ共通】ロアガーニッシュ(フロント/サイド/リア)をボディー同色化
- 【e:HEV Honda SENSING 360+】フロントグリルをボディー同色化(キャニオンリバーブルー・メタリック車のみ/ほかの外装色はピアノブラック)
- 【e:HEV Honda SENSING 360+】シャークフィンアンテナをボディー同色化(キャニオンリバーブルー・メタリック車はベルリナブラック)
e:HEV Honda SENSING 360+はフロントグリルとシャークフィンアンテナの塗り分けも変更された
ベースグレードのe:HEV。サイドマーカーのクリア化とガーニッシュ類の同色化は全タイプ共通
興味深いのは、上級の「e:HEV Honda SENSING 360+」だけフロントグリルの扱いが外装色によって分かれる点です。ボディー同色になるのは専用色のキャニオンリバーブルー・メタリックを選んだ場合のみで、それ以外はピアノブラック仕上げとなります。逆にシャークフィンアンテナは同色化される一方、キャニオンリバーブルー・メタリック車ではベルリナブラックが組み合わされます。色ごとにコントラストの付け方を作り分けている、という理解でよさそうです。
細部の仕上げまで見直され、上質感を高めたアコードのエンブレム周り
ボディーカラーは4色に整理 キャニオンリバーブルーは360+専用色に
一部改良後のボディーカラーは全4色。キャニオンリバーブルー・メタリックは360+専用となった
ボディーカラーは従来の5色から4色へ整理されました。姿を消したのは、アコード唯一の暖色系だったイグナイトレッド・メタリックです。
一部改良後のボディーカラー(全4色)
- キャニオンリバーブルー・メタリック(44,000円高/e:HEV Honda SENSING 360+専用)
- プラチナホワイト・パール(44,000円高)
- クリスタルブラック・パール
- メテオロイドグレー・メタリック(44,000円高)
見落としやすいのが、キャニオンリバーブルー・メタリックが「e:HEV Honda SENSING 360+」専用色になったことです。改良前はグレードを問わず選べた色なので、ベースのe:HEVでブルーを狙っていた人には実質的な選択肢減となります。ブルーとフロントグリルの同色化がセットで上級グレードに集約された形で、グレード間の見た目の差を明確にする狙いが読み取れます。
内装・パワートレイン・安全装備は据え置き
今回はインテリアとメカニズムに変更のアナウンスはありません。パワートレインは2.0L直噴アトキンソンサイクルエンジンと2モーターを組み合わせた「e:HEV」を継続。10.2インチのデジタルグラフィックメーターと12.3インチのHonda CONNECTディスプレイ、Googleビルトインという室内の骨格も、そのまま引き継がれます。
水平基調のインパネと12.3インチHonda CONNECTディスプレイは継続
本革シートのスムースレザーインテリアも従来どおり標準装備
エクスペリエンス セレクション ダイヤルを備えたセンターコンソール周辺
2,830mmのホイールベースが生む後席空間。リア左右席にもシートヒーターを備える
日本車初採用のGoogleビルトイン。Googleマップやアシスタントを車内で利用できる
予防安全装備も、Honda SENSING 360/Honda SENSING 360+の構成は変わりません。つまり今回の改良は、走りや機能ではなく「見た目の商品力」に投資した内容ということになります。
価格は全グレード35万2000円アップ ホンダ国内カタログモデルで最高額へ
| グレード | 改良前 | 改良後 | 差額 |
|---|---|---|---|
| e:HEV | 5,599,000円 | 5,951,000円 | +352,000円 |
| e:HEV Honda SENSING 360+ | 5,999,400円 | 6,351,400円 | +352,000円 |
改定幅は全グレード一律で352,000円。上級グレードは635万1400円に達し、これまでホンダの国内カタログモデルで最高額だったプレリュードおよびシビック タイプR RACING BLACK Package(いずれも6,179,800円)を上回りました。アコードが名実ともにホンダ国内ラインナップの価格面での頂点に立った計算です。
装備の目立った追加がないままの35万円アップですから、「実質的な値上げではないか」という受け止めが出るのも無理はありません。ただ、原材料コストの上昇と為替の影響が直撃している時期であること、そしてアコードがもともと月販数百台規模・指名買い中心の車種であることを踏まえると、販売台数への打撃は限定的だろうというのが編集部の見立てです。むしろホンダは、アコードを「数を追うセダン」から「フラッグシップとしての存在感で売るセダン」へ位置づけ直しつつあるように見えます。
アコードが2026年5月8日に誕生50周年 世界累計2,500万台を突破
アコードは2026年5月8日、1976年の初代登場から50周年を迎えました。ホンダの発表によれば、これまでに160を超える国と地域で累計2,500万台以上を販売。セダンを主軸としたモデルとしては驚異的な数字で、カローラ(約5,500万台)やゴルフ(約3,700万台)に次ぐ規模です。
初代は当初から米国輸出を前提に開発され、1982年にはオハイオ州メアリーズビル工場で日本メーカーとして初の米国現地生産を実現。この決断が、その後のアコードの世界的な成功を決定づけました。
50周年の記念施策
- ホンダコレクションホール(モビリティリゾートもてぎ)で歴代モデルとパネルの特別展示を2026年6月30日まで実施
- 50周年記念ロゴや初代アコードをあしらったTシャツ・キャップ・マグカップ等のグッズを順次発売
- 革小物ブランドCOTOCULとのコラボで、アコードのシート表皮を再利用した革小物を販売
- 歴代モデルを振り返る特別映像を2026年5月26日に公式SNSで公開
この節目に合わせ、米国ホンダで製品戦略を担当するゲイリー・ロビンソン氏は、次世代アコードを「よりスポーティな性格に振る」方向性を示唆しています。次期型(12代目)のフルモデルチェンジは2029年頃という見方が有力で、プレリュードで初採用された疑似変速システム「S+シフト」の搭載を期待する声も出ています。ただしこれらはいずれも公式発表ではなく、現時点では観測の域を出ません。SUV向けに開発が進むとされるV6ハイブリッドがアコードへ載る可能性は低い、というのが大方の見方です。
米国では2026年モデルを2026年1月に発売 1.5Lターボを含む6グレード構成
北米では2026年1月14日、2026年モデルのアコードが発売されました。日本仕様がe:HEV一本なのに対し、米国では内燃機関モデルが残るのが大きな違いです。
2026年モデル(米国仕様)のグレード構成
- LX/SE:1.5L直列4気筒ターボ
- Sport/EX-L/Sport-L/Touring:2.0Lハイブリッド
2026年モデルでは、これまで装備が控えめだったターボ搭載のLXとSEが大幅に強化されました。タッチスクリーンは従来比で約30%大型化した9インチとなり、物理のボリュームノブ、ワイヤレス対応のApple CarPlayとAndroid Auto、Qi対応15Wのワイヤレス充電器がいずれも標準装備に。SEには従来より2インチ大きい19インチホイールと5スポークデザインが与えられました。ハイブリッド系グレードにはブラックの外装アクセントが追加されています。
米国におけるアコード販売の半数以上をハイブリッドが占めており、電動化の橋頭堡としての役割も担っています。日本仕様に1.5Lターボが導入される可能性は、e:HEV専用車という現在の商品企画と、日本のセダン市場規模を考えれば低いと見るのが妥当でしょう。
2025年11月にリコールを届け出 高精度地図はTomTom製を採用
2025年11月、アコードは駆動力統合制御ユニットの不具合により走行不能となるおそれがあるとして、4,636台を対象とするリコールを届け出ています。該当年式のオーナーは、ホンダの販売会社で対象車かどうかを確認しておきたいところです。
同じく2025年11月には、Honda SENSING 360+のハンズオフ機能が使う高精度地図に、TomTomの地図サービスを採用することが明らかにされています。ハンズオフ走行は高精度地図とGNSSによる自車位置特定が前提となるため、地図データの更新体制はそのまま機能の使い勝手に直結します。
アコードがハンズオフ可能な最新安全装備Honda SENSING 360+モデルへ 2025年5月30日発売
量産車初のホンダセンシング360プラス搭載車となったプレミアムセダン アコード
ホンダのフラッグシップセダン「アコード」は、2025年5月30日にハンズオフ機能付の高度車線内運転支援機能を含む「Honda SENSING 360+(ホンダセンシング360プラス)」を搭載した新グレード「e:HEV Honda SENSING 360+」を追加しました。先行公開と先行予約の受付開始は同年3月20日、価格は599万9400円です。
従来の「ホンダセンシング360」との主な違いは、以下の新機能が追加された点です。
- ハンズオフ機能付高度車線内運転支援機能
- レコメンド型車線変更支援機能(追い越し支援/分岐退出支援)
- カーブ路外逸脱早期警報
- 降車時車両接近警報
- ドライバー異常時対応システム
レーダーとカメラに加え、ドライバーモニタリングカメラ、高精度地図、マルチGNSSアンテナを組み合わせる
360+で拡大された機能群。赤枠が新設された運転支援・予防安全機能
センサー構成の要は、近赤外線ライトを内蔵したドライバーモニタリングカメラと、ステアリングの握り/離しを判定するハンズオンセンサーです。顔の向きや目の開閉、動作の有無からドライバーがシステムの要求に応えられる状態かを見守りながら、各機能を作動させる仕組みになっています。
ハンズオフ機能付高度車線内運転支援機能
高速道路および自動車専用道路で渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)と車線維持支援システム(LKAS)が作動している状態のとき、高精度地図とマルチGNSSで自車位置を特定し、あわせて道路情報を取得。一定の条件下でステアリングから手を離した状態での運転を支援します。
ハンズオフ機能付高度車線内運転支援機能。高速道路・自動車専用道路での長距離移動が主戦場となる
高精度地図とGNSSで自車位置を割り出し、前方の道路形状まで把握する
先行車がいる場合は車間を保ちながら車線内の走行を支援する
カーブ手前では速度を調整し、ハンズオフのまま進入できる
先行車がいなければ設定車速で車線中央をキープし、先行車がいれば車間を保って追従。カーブが近づけば速度を調整するため、手を添えていなくても進入できます。とはいえ作動には条件があり、前方や周囲への注意は常に必要で、状況に応じてステアリングを操作しなければならない点は変わりません。
レコメンド型車線変更支援機能(追い越し支援/分岐退出支援)
ハンズオフ機能付高度車線内運転支援機能の作動中、システムが周辺状況から車線変更できると判断すると、ドライバーへ車線変更を提案します。ドライバーがステアリングスイッチで承認すると、ウインカー操作と加減速、そしてステアリング操作までを支援。ナビに目的地が入っていれば、分岐や出口に向けた車線移動と退出も支援します。
レコメンド型車線変更支援機能。遅い先行車がいる場面で追い越しを提案する
追い越しが可能と判断すると、メーター内に車線変更の提案が表示される
提案の承認はステアリングスイッチで行う。判断の主体はあくまでドライバー側にある
車線変更中はハンズオンが前提。ステアリングを握った状態で操作を支援する
ポイントは、承認から実行までがハンズオンを前提としていること。作動条件は高速道路・自動車専用道路を約70km/h以上で走行中で、ステアリングから手を離していると機能しません。「クルマが勝手に追い越す」のではなく「クルマが提案し、人が決める」設計になっているわけで、責任の所在をはっきりさせた作りだと感じます。
ドライバー異常時対応システム
走行中に体調の急変などで運転を続けられない状態になった場合、ハザードランプで周囲へ警告しながら同一車線で減速・停車を支援します。さらに緊急サポートセンターへ接続し、ドライバーと同乗者、周囲の交通参加者の安全確保を支援する仕組みです。
ドライバーモニタリングカメラが顔の向きや目の開閉、動作の有無を見守る
異常を検知すると、音とメーター表示で警告したうえで減速・停車へ移行する
作動は約10km/h以上での走行中が条件で、緊急サポートセンターへの接続にはHonda Total Care プレミアム“基本パック”への申し込みが必要です。あらゆる状況で安全な停車や衝突回避を保証するものではなく、意図的に作動させるのは厳禁とされています。
このほか、高速道路でカーブへ入る速度が高すぎるときに警報と二段階の減速で路外逸脱を抑える「カーブ路外逸脱早期警報」、駐停車中に側方を通過する車両や自転車を検知して知らせる「降車時車両接近警報」も360+で追加された機能です。
専用装備でスポーティさを強調
アコード e:HEV Honda SENSING 360+の主な追加装備
- ブラックドアミラー
- ダーク切削クリア 専用ベルリナブラック18インチアルミホイール
- ホワイトレザーシート(専用ホワイト内装)
- ルーフライニング・ピラーまで統一した専用ブラック内装
- ブラックカラードシャークフィンアンテナ
デザイン面では、ブラックのドアミラーやベルリナブラックの専用アルミホイールでスポーティさを強調。インテリアはホワイトレザーとブラック内装の2方向から選べ、上質で洗練された空間を演出しています。
「ホンダセンシング360プラス」を搭載した量販モデルは、アコードが初。その後、ホンダは他車種への展開も進めており、フラッグシップセダンが技術の先導役を務めるという位置づけが明確になりました。
| 全長 | 4,975mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,860mm |
| 全高 | 1,450mm |
| ホイールベース | 2,830mm |
| トレッド(前/後) | 1,590mm/1,615mm |
| 室内長 | 2,010mm |
| 室内幅 | 1,590mm |
| 室内高 | 1,175mm |
| 車両重量 | 1,580kg |
| 最小回転半径 | 5.7m |
| 最低地上高 | 135mm |
| 乗車定員 | 5名 |
| エンジン型式 | LFD |
| エンジン排気量 | 1.993L |
| エンジン最高出力 | 108kW(147PS)/6,100rpm |
| エンジン最大トルク | 182Nm(18.6kgm)/4,500rpm |
| モーター最高出力 | 135kW(184PS)/5,000rpm-8,000rpm |
| モーター最大トルク | 335Nm(34.2kgm)/0rpm-2,000rpm |
| トランスミッション | 電気式無段変速機 |
| 駆動方式 | FF |
| 使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
| 燃料タンク容量 | 48L |
| タイヤサイズ(前後) | 235/45R18 98W |
| ホイールサイズ | 18インチアルミホイール |
| WLTCモード燃費 | 23.8km/L |
| グレード | 駆動方式 | 値段 |
|---|---|---|
| e:HEV | 2WD(FF) | 5,951,000円 |
| e:HEV Honda SENSING 360+ | 2WD(FF) | 6,351,400円 |
なお、2024年3月の発売当初のe:HEVは5,449,400円でした。2025年5月の「e:HEV Honda SENSING 360+」追加にあわせて5,599,000円へ改定され、2026年7月の一部改良でさらに5,951,000円まで上がっています。2年余りで約50万円の上昇ですから、値上げのペースは決して緩やかではありません。
アコードのボディーカラーは一部改良で4色に整理 イグナイトレッドは廃止
アコードのボディーカラーは、2026年7月の一部改良までは5色構成でした。定番のホワイト、ブラック、グレーに加えてイグナイトレッド・メタリックとキャニオンリバーブルー・メタリックも用意され、華やかな印象でした。
アコードのボディカラー一覧(一部改良前・全5色)
- プラチナホワイトパール(44,000円高)
- クリスタルブラックパール
- メテオロイドグレーメタリック(44,000円高)
- イグナイトレッドメタリック(44,000円高)/一部改良で廃止
- キャニオンリバーブルーメタリック(44,000円高)/一部改良で360+専用色に
2026年7月の一部改良で、この5色のうちイグナイトレッド・メタリックが廃止され、全4色に整理されました。アコードで唯一の鮮やかな暖色系だっただけに、赤いアコードを狙っているなら改良前の在庫車や中古車が選択肢になります。あわせてキャニオンリバーブルー・メタリックが「e:HEV Honda SENSING 360+」専用色となったため、色から選ぶ場合はグレードが絞られる点にも注意が必要です。
プラチナホワイトパール(44,000円高)
クリスタルブラックパール
メテオロイドグレーメタリック(44,000円高)
イグナイトレッドメタリック(44,000円高)/2026年7月の一部改良で廃止
キャニオンリバーブルーメタリック(44,000円高)/一部改良後は360+専用色
モデルチェンジした11代目アコードが北米や中国市場に投入 2024年3月8日に日本市場でも復活
約1年2か月ぶりに日本市場で復活したアコード
最新のホンダセンシング360を搭載し安全性能もホンダトップクラスに
本革シートやLEDアンビエントランプなどを標準装備
2024年アコードはブラック内装を採用しシックなイメージ
10代目アコードの日本仕様は2022年9月に生産を終え、販売そのものも2023年1月で終了しました。売れ行きの良い中国市場や北米市場では日本での終売後もアコードの販売が続き、そして2024年3月8日、モデルチェンジした11代目アコードが日本市場でも発売されています。
2024年アコードの主要標準装備
- Honda SENSING 360
- フルLEDヘッドライト
- マルチビューカメラシステム
- 11.5インチ相当ヘッドアップディスプレイ
- Google搭載12.3インチHonda CONNECTディスプレイ
- BOSEプレミアムサウンドシステム 12スピーカー
- インテリジェント・デュアル・フルオートエアコンディショナー
- エクスペリエンス セレクション ダイヤル
- 10.2インチデジタルグラフィックメーター
- ドライブモードスイッチ
- ワイヤレス充電器
- USBチャージャー
- USBジャック
- 後席用USBチャージャー
- スマートウエルカムランプ
- 本革シート スムースレザーインテリア
- 本革巻ステアリングホイール
- LEDアンビエントランプ
- 運転席/助手席/リア左右席 シートヒーター
- 高輝度パワーウインドウスイッチパネル
- ピアノブラック調インパネガーニッシュ
- 静電タッチ式LEDルームランプ
- ドライビングポジションシステム
- 一体可倒式リアシート
- LEDカーテシーランプ
- フロント/リア LEDシーケンシャルターンシグナルランプ
- マットブラック+切削光輝 18インチ ノイズリデューシングアルミホイール
注目のパワートレインは2.0Lの直噴アトキンソンサイクルエンジンと新開発の2モーター内蔵電気式CVTを組み合わせた次世代e:HEVを採用(FF駆動のみで4WDの設定はなし)、プラットフォームは10代目アコードと同じ熟成されたものを踏襲しています。安全装備のホンダセンシングも、次世代型のHonda SENSING 360にアップデート。Googleビルトインを日本車で初採用し、Googleマップのメーター内表示、Google Play、Googleアシスタントの車内利用を可能にしてコネクティッド機能を強化しました。
2024年発売アコードのエクステリア
後ろから見たアコード
ボディサイズは全長4,975mm、全幅1,860mm、全高1,450mmで、トヨタのクラウンクロスオーバーや日産スカイラインなどと同クラスのサイズ感になります。
発売当初はオプションの少ないワングレード展開で、車両価格は高めながら全部入りの豪華仕様でした。その後2025年5月に「e:HEV Honda SENSING 360+」が加わり、現在は2グレード構成となっています。
アコードのモデルチェンジ遍歴
誕生50年。「人と時代に調和したクルマ」の思想は11代目にも受け継がれている
アコードはホンダが販売するアッパーミドルクラス乗用車で、「145」の後継モデルとして登場したホンダを代表する世界戦略車です。北米や欧州で高い人気を誇り、2026年5月8日には誕生50周年を迎え、世界累計販売は2,500万台を超えました。
アコード 初代 SJ/SM(1976年~1981年)
1976年5月、3ドアハッチバックモデルとしてアコードがデビューしました。CVCC仕様のEF型エンジンを搭載し、排出ガス規制をクリアしていました。初代アコードは世界約90ヵ国に輸出されています。
1977年10月、ノッチバックの4ドアサルーンが発売されました。
1978年9月、エンジンを1.8L EK型に変更。当時では珍しかったパワーステアリングを最上級グレードの「EX」に装備。のちに追加された「EX-L」にはパワーウインドウを、フルオートエアコンが1800サルーン「EX-L」に追加されました。
1979年10月、ホンダマチックに3速が追加され、パワステ装備の1800サルーン「ES」が追加設定されました。
1980年7月、1.6Lモデルを再追加し、EP型エンジンを搭載しました。
アコード 2代目 SY/SZ/AC/AD型(1981年~1985年)
1981年9月、フルモデルチェンジで2代目に。安全性が向上し、エンジンはEP型とEK型を設定。全車にクルーズコントロールが装備されました。
1982年、オハイオ州メアリーズビル工場で生産を開始。日本の自動車メーカーとして初の米国での乗用車現地生産となりました。
1982年11月、一部変更でホンダマチックが4速フルATに改良されました。
1983年6月のマイナーチェンジではフロントマスクとエンジンを変更しています。
1984年5月、電子制御燃料噴射装置の「OGM-FI」仕様が1.8Lエンジンに追加されました。
アコード 3代目 CA1/2/3/4/5/6型(1985年~1990年)
1985年6月、セダンがフロントフェイスを変更してフルモデルチェンジ。仕向け地によってヘッドライトの形状が異なります。7月、3ドアハッチバックがフルモデルチェンジ。日本と欧州では「アコードエアロデッキ」を導入し、北米とオーストラリアでは「ファストバック」タイプとなりました。
1987年5月、国内モデルのマイナーチェンジを実施。外観の変更とエンジン仕様の追加が実施されました。7月には「アコードCA」の販売を開始します。
1988年4月、アメリカで開発された3ドアノッチバックのアコードクーペが左ハンドル仕様で、日本で販売を開始しました。
1988年9月、一部変更でシフトロックシステムをATに追加すると同時に、エアコンを標準装備した特別仕様車「スーパーステージ」を発売。
アコード 4代目 CB1/2/3/4型(1989年~1994年)
1989年9月、フルモデルチェンジで4ドアセダンのみになりました。サイズは5ナンバーフルサイズに拡大されています。
1990年4月、アコードクーペがモデルチェンジして販売を開始しました。
1991年4月、アメリカで開発と生産が行われている「アコードワゴン」の販売を開始しました。7月にはマイナーチェンジを実施し、グレード体系の見直しも行われました。
1992年2月、F22A型エンジンを搭載した「2.2iエクスクルーシブ」がクーペに追加されました。6月には左ハンドル仕様のセダンから、2,000台限定の特別仕様車「スペシャル・エディション」を発売しました。
1993年9月、セダンがフルモデルチェンジに伴って販売を終了しました。
アコード 5代目 CD3/4/5/6型(1993年~1997年)
1993年9月、セダンがフルモデルチェンジで3ナンバーになりました。エンジンはPGM-FI仕様に。
1994年3月、クーペモデルとワゴンモデルがフルモデルチェンジしました。
1996年7月、セダンにマイナーチェンジを実施し、外観のデザインを変更。スポーツモデルではインテリアカラーが専用のブラックモノトーンになりました。9月にはクーペモデルとワゴンモデルのマイナーチェンジを実施し、スポーティモデルの「SiR」が追加設定されました。
1997年9月、6代目と入れ替わりのため、販売を終了しました。
アコード 6代目 CF3/4/5/CL1/3型(1997年~2002年)
1997年9月、セダンとワゴンをフルモデルチェンジしました。日本仕様では、セダンが5ナンバー、ワゴンが3ナンバーとなります。初の四輪駆動の設定もされました。
1998年5月、特別仕様車「ホワイトパールエディション」を発売。
1999年1月、一部改良でHONDA LEVを2.0L VTS全車に採用し、「Sパッケージ」を「SiR」「SiR-T」に追加しました。また、4WDモデルの「2.0VTS」に「Fタイプ」を設定しました。7月には特別仕様車「クリーンスポーティス」を発売しました。
2000年6月、マイナーチェンジを実施。フロントグリルとテールランプの変更に加え、スポーツグレードの「ユーロR」の追加、2.0VTSへの「レザーパッケージ」の設定、「1.8VTE」の追加が行われました。
2001年5月、新たに「SiR・Euroパッケージ」を設定しました。
2002年5月、特別仕様車「スタイルエディション」「Premiumエディション」「Euro-R・X」を発売しました。10月には7代目と入れ替わりのため、販売を終了しました。
アコード 7代目 CL7/8/9型(2002年~2008年)
2002年10月にセダン、11月にワゴンがフルモデルチェンジしました。日本仕様は欧州仕様と統合したため、3ナンバーになりました。新開発のK型エンジンを搭載しています。11月には200台限定の特別仕様車「ビエラ」を発売。
2003年2月、特別仕様車「日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞記念車」を、6月には福祉車両「アルマス」を発売しました。
2004年10月、一部改良で新たにスポーツサスペンションが装備された「スポーツパッケージ」を設定。「20A」の追加などが行われました。
2005年11月、マイナーチェンジで内外装の変更とボディカラーの追加。スポーティモデル「タイプS」を追加しました。これは欧州仕様のサスペンションを装備しています。
2008年12月、8代目と入れ替わりのため、販売を終了しました。
アコード 8代目 CU1/2型(2008年~2013年)
2008年6月、8代目アコードの欧州仕様が販売を開始し、豪華な内外装の「TSX」も春から発売となります。オーストラリアでは「アコード・ユーロ」として販売を開始。12月には日本での販売を開始しました。グレード体系は「24E」「24TL」「24TL SPORT STYLE」「24iL」のラインナップになります。
2009年7月、中国にて「スピリア」の名前で販売を開始。
2011年2月、マイナーチェンジを実施。「Type S」「Type S・アドバンスパッケージ」にグレードを整理しました。
2012年4月、一部改良を実施。
2013年3月、9代目と入れ替わりのため、生産・販売を終了しました。
アコード 9代目 CR5/6/7型(2013年~2020年)
2012年9月、9代目アコードをアメリカで販売開始。
2013年6月、日本でアコードハイブリッド、アコードプラグインハイブリッドの販売を開始しました。日本国内でセダン「アコード」の車名が3か月ぶりに復活しています。
2016年3月、プラグインハイブリッドが生産を終了(日本国内の累計登録は238台)。事実上の後継はクラリティPHEVとなりました。
2016年5月、マイナーチェンジを実施。フロントデザインを刷新してインラインタイプのフルLEDヘッドライトを採用し、ボディ剛性やNVH性能を強化。Honda SENSINGを標準装備化し、車名も「アコードハイブリッド」から「アコード」に改められました。
2020年2月、10代目と入れ替わりのため、日本での販売を終了しました。
アコード 10代目 CV3型(2017年~2023年)
2017年10月、アメリカとカナダで、10代目になったアコードの販売を開始しました。
2018年4月には中国仕様車の販売を開始。
2019年8月、2020年初めに日本仕様車のフルモデルチェンジを行うと発表しました。
2020年2月、日本仕様車のフルモデルチェンジを実施。e:HEVのモノグレード構成となります。
2022年9月、日本仕様車がモデル切り替えのため生産を終了。販売終了は2023年1月で、これによりホンダの国内ラインナップから一時的にセダンが消えました。
アコード 11代目 CY2型(2024年~)
2022年11月、11代目アコードを北米で世界初公開。2023年から現地販売を開始しました。
2024年3月8日、日本でも11代目アコードの販売を開始。パワートレインは2.0L直噴4気筒エンジンと新開発の高出力モーターを組み合わせたハイブリッド「e:HEV」のみで、Honda SENSING 360とGoogleビルトインを搭載します。発売時価格は5,449,400円。
2025年3月20日、「e:HEV Honda SENSING 360+」の情報を先行公開し、先行予約を開始。
2025年5月30日、新グレード「e:HEV Honda SENSING 360+」(599万9400円)を追加。同時にe:HEVの価格が5,599,000円へ改定されました。ホンダの量販モデルとして初のハンズオフ機能搭載車です。
2025年11月、駆動力統合制御ユニットの不具合により4,636台のリコールを届け出。同月、Honda SENSING 360+の高精度地図にTomTomのサービスを採用することが明らかになりました。
2026年1月14日、米国で2026年モデルを発売(1.5Lターボ含む6グレード)。
2026年5月8日、アコードが誕生50周年。ホンダコレクションホールで6月30日まで特別展示を実施。
2026年7月30日、一部改良を発表。翌7月31日に発売され、価格は5,951,000円と6,351,400円になりました。
| アコードのモデル | 販売年表 |
|---|---|
| 初代 SJ/SM | 1976年~1981年 |
| 2代目 SY/SZ/AC/AD型 | 1981年~1985年 |
| 3代目 CA1/2/3/4/5/6型 | 1985年~1990年 |
| 4代目 CB1/2/3/4型 | 1989年~1994年 |
| 5代目 CD3/4/5/6型 | 1993年~1997年 |
| 6代目 CF3/4/5/CL1/3型 | 1997年~2002年 |
| 7代目 CL7/8/9型 | 2002年~2008年 |
| 8代目 CU1/2型 | 2008年~2013年 |
| 9代目 CR5/6/7型 | 2013年~2020年 |
| 10代目 CV3型 | 2017年~2023年(日本仕様は2020年~2023年) |
| 11代目 CY2型 | 2024年~(現行) |
アコードの写真
東京モーターショー2019に出展された10代目アコード



















