空気圧センサーの仕組み

空気圧センサー「直接式」「間接式」タイプの仕組みや人気商品の取り付け法

空気圧センサーに関する最新情報。トヨタ・レクサス・日産などの国産メーカーで標準装備している代表的な車種、システムを再設定するなどタイヤ交換する際の注意点、「直接式」「間接式」といった各タイプがタイヤの内圧や温度を観測する仕組み等について詳しく解説いたします。

空気圧センサー「直接式」「間接式」タイプの仕組みや人気商品の取り付け法

空気圧センサーの仕組みは? レクサス・日産などの国産メーカーで標準装備している車種やDIYでの取り付けも可能な人気商品などを紹介

車内にいながらタイヤの空気圧をリアルタイムで確認できる「空気圧センサー(TPMS)」を装着する車両がレクサスなどの高級車や、日産のスポーツカーなどを中心に国内市場でも増えています。

アメリカを始めとした外国市場で販売される新車に「TPMS」の搭載が義務化されている背景や、センサー部が各タイヤの空気圧を測定する仕組み、DIYでも簡単に取り付け可能な人気商品、空気圧センサーが設置されているタイヤを交換する際の注意点などを詳しく紹介します。

「空気圧センサー」とはタイヤの内圧や温度をリアルタイムで観測可能とするシステムで、タイヤトラブルが増加傾向にある日本市場でも注目が高まっている

タイヤの空気穴

海外市場では「タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(Tire Pressure Monitoring System)」というネーミングで浸透している空気圧センサー(TPMS)は、タイヤの内圧や温度をリアルタイムで観測して、タイヤトラブルによる事故などを未然に防ぐために取り付ける安全システムです。

アメリカでタイヤの空気圧不足が原因による交通事故が多発した影響を受けて、同国で新車への標準装備が義務化されて、各国にも広まった「空気圧センサー」は、セルフスタンド化が進むなどの影響によって、タイヤのパンク等のトラブルが増加傾向にあるというデータもある日本市場においても注目され始めています。

「空気圧センサー(TPMS)」は空気圧の不足が理由による事故が多発したアメリカで設置を義務化する法律が施行された事が起点となって各国にも広がっていった

「空気圧センサー(TPMS)」は、2000年にアメリカの高速道路で空気圧不足が理由による事故が多発化したことを受けて安全性に関する新たな法規制である「TREAD法」が成立して、2007年9月より新車販売される車両にはTPMSの装備が義務化された事がきっかけとなり、パンクしていても気がつくにくいランフラットタイヤの装着率が多い欧州市場などでも追随する形で広がっていきました。

新車への「TPMS」の装備が義務化されているエリアと法規制が実施されたタイミング
エリア 法規制されたタイミング
米国市場 2007年9月~
欧州市場 2012年11月~
韓国市場 2013年1月~
台湾市場 2014年11月~
ロシア市場 2016年1月~
中国市場 2019年1月~

日本の自動車メーカーではレクサスなどの高級車や日産のスポーツカーなどが「空気圧センサー(TPMS)」を標準装備している

アメリカを始めとした諸外国の市場と比較すると、新車販売時に法律によって装着が義務化されていない日本市場で販売されているクルマでは、レクサスブランドを中心とした高級車や、日産GT‐Rなどのスポーツカーに「空気圧センサー」が標準装備されています。

ノーマルタイヤと比較すれば特殊な構造をしているランフラットタイヤの場合には、パンク状態となっていてもドライバーは運転中に気が付きにくい為、空気圧センサーの設置は義務化されています。

レクサス GS FGS Fなどのレクサスブランドには「空気圧センサー(TPMS)」が標準装備されている

その他には日本の自動車メーカーが国内市場で展開しているクルマでは、販売価格が400万円以上となっているラグジュアリーな車両に「TPMS」が標準装備されている傾向があります。

メーカー 車種
トヨタ センチュリー、カムリ、クラウン(G・エクスクルースブ)、スープラ
※ランドクルーザー、ランドクルーザープラドはメーカーオプション
レクサス IS、ES、GS、LS、RC、LC、RC F、GS F、UX、NX、RX、LX
ホンダ NSX、レジェンド
日産 GT‐R、スカイライン、フーガ、シーマ
マツダ CX-5

空気圧センサーを取り付けるメリットは?「直接式」と「間接式」タイプの特徴や空気圧などを測定する仕組みを解説

このセクションでは、空気圧センサーを取り付けるメリットや、異なる測定法を採用している「直接式」と「間接式」タイプの特徴についても解説していきます。

空気圧センサーを取り付けるメリットはトラブルを未然に防げて・燃料代を節約できて・タイヤのロングライフ化が実現できる

空気圧センサーの受信機がディスプレイ上でタイヤの空気圧が不足していると警告表示していたら、ドライバーは素早く行動して、タイヤへと空気を注入すれば、バースト等のトラブルを未然に防げて、燃費が良くなり、偏摩耗しにくくなるのでタイヤのロングライフ化が実現されます。

自転車のタイヤとは異なって、車のタイヤは空気圧が不足している状態であっても運転中にはなかなか気づけないものです。「空気圧センサー」を設置して、空気圧が下限値以下となっていれば警報を発令してもらえるようにしておけば、理想的な空気圧状態のタイヤでドライブを堪能できます。

「直接式」はタイヤ内側にセンサーを取り付けて実際の内圧を測定する仕組みを採用しているので高精度

「直接式の空気圧センサー」は、各タイヤの内側に取り付けられたセンサーによって内圧や温度を直に測定するので、間接式と比較すればより精度の高いデータが受信機側へと送られます。

同タイプは、高級車などに標準装備されている場合が多く、デメリットはセンサー部の電池が切れてしまった場合などの理由によって交換する際には自分では行いにくくて、部品代に作業工賃が加算されるため間接式よりもコストがかかってしまうという事です。

「間接式」はタイヤ外径や回転数の変化から内圧の変化を判断する仕組みを採用して直接式よりも低コスト

「間接式の空気圧センサー」は、空気圧が低下すると、タイヤの外径が小さくなって・回転数が増加するという現象に着目して、車両ABS(アンチロック・ブレーキシステム)などを利用して、他のタイヤとの相対化を行って、個別タイヤの内圧変化等を判断する仕組みを構築します。

バルブキャップにセンサー部を取り付ける同タイプは、直接式と比較すれば精度は劣ってしまうものの、リーズナブルな価格帯の社外製品も数多く販売されていて、設置が面倒ではなくて低コストであるというメリットがあります。

自分でも簡単に設置できて性能面も優れている「空気圧センサー」のおすすめ商品5選

このセクションでは自分でも簡単に設置できて、利用すればタイヤトラブルを未然に防ぐ事ができる「空気圧センサー」のお勧め商品を魅力を紹介します。

SOFT99の「ドライバーコンパス」は専用アプリをダウンロードしてスマホ画面上でタイヤの空気圧などをチェックする

SOFT99「ドライバーコンパス(受信機)

SOFT99「ドライバーコンパス(受信機)SOFT99の「ドライバーコンパス(受信機)」は車内のUSBコネクタに設置して利用する

メーカー SOFT99
商品名 ドライバーコンパス(受信機)
価格 17,000円~(2019年11月調べ)

「ドライバーコンパス対応空気圧センサー」は様々なサイズのホイールへの装着が可能

ドライバーコンパス対応空気圧センサー

ドライバーコンパス対応空気圧センサー「ドライバーコンパス対応空気圧センサー」は全サイズのホイールへの装着が可能

メーカー SOFT99
商品名 ドライバーコンパス対応空気圧センサー
価格 5,100円~(2019年11月調べ)

SOFT99(ソフト99)が販売する「ドライバーコンパス(受信機)」と「ドライバーコンパス対応空気圧センサー」は、センサーが固定されているゴム製のエアバルブを設置して、ダウンロードする専用アプリによって、受信機側から送られるデータを受け取れば、スマホ画面上でタイヤの空気圧や温度をチェックする事が出来ます。

同商品はアルミ・スチールホイールの種類に関係なく設置できて、空気圧を表示させる単位の変更や装着しているタイヤに適した上限値・下限値の諸設定をスマホ操作で簡単に行えます。

A SHOPが販売する「空気圧センサー」は取り付けを簡単に行えてリーズナブル

A SHOP「空気圧センサー」

A SHOP「空気圧センサー」「空気圧センサー」は配線系統に詳しくない方でもDIYできる車のメンテナンス用品

メーカー A SHOP
価格 3,800円~(2019年11月調べ)

A SHOPが販売する顧客満足度の高い「空気圧センサー」は、バルブキャップを外した後にセンサーを取り付ける間接式タイプです。同商品にセットされる受信機側のディスプレイは、タイヤの空気圧や温度をビジュアライズに表示するだけではなくて、警報機能や充電機能の面においても優れています。

「空気圧モニタリングシステム U903」はタイヤの空気圧や温度が設定値域から外れるとアイコン表示や警告音で教えてくれる

空気圧モニタリングシステム U903

空気圧モニタリングシステム U903「空気圧モニタリングシステム U903」は国産車だけではなくて外国車にも対応する汎用性を備えている

メーカー カリフォルニアカスタム
価格 8,400円~(2019年11月調べ)

カリフォルニアカスタムが販売するユーザー評価の高い「タイヤ空気圧モニタリングシステム」は、センサー機能付きのエアバルブキャップを各輪へと設置して、センサーから送られる個別データをリアルタイムで監視できるモニターを車内のお好きな場所へと設置すれば、タイヤ監視システムを利用可能となります。

タイヤの空気圧や温度が設定された上限値あるいは下限値から外れてしまった場合に、アイコンや音で知らせてくれる同商品を利用すれば、適正空気圧下でのドライブが可能となってパンクなどのトラブルを未然に防げます。

「AirmoniX(エアモニX)」は充電式モニターに各タイヤの空気圧と温度をカラフルに表示する

AirmoniX(エアモニX)

AirmoniX(エアモニX)AirmoniXは国内の電波法をクリアする信頼のおける商品

メーカー Airmoni
価格 26,000円~(2019年11月調べ)

エアモニは四輪車だけではなくてバイクに設置する空気圧センサーの販売を行うブランドです。同社が展開するベーシックモデルの「Airmoni X(エアモニX)」は、各タイヤのバルブキャップを取り外して付属されているセンサー部を設置すれば、全タイヤの空気圧や温度をビジュアル面でも魅力的なカラー液晶モニターで確認できます。

国内の電波法をクリアする「エアモニX」は、タイヤの空気圧が一定以下となれば異常を知らせてくれて、減圧によって起こるバーストを未然に防ぐためのサポートをしてくれます。

DELI SHOPが販売する「TPMS 車用空気圧センセーデジタル」はSUVやツーリングカーなど多様な車種に対応して機能的

TPMS 車用空気圧センセーデジタル

TPMS 車用空気圧センセーデジタル「TPMS 車用空気圧温度センサーデジタル」は、USB接続による充電と太陽光を利用した充電も行える

メーカー DELI SHOP
価格 4,200円~(2019年11月調べ)

DELI SHOPが販売している人気商品「TPMS 車用空気圧温度センサーデジタル」は、陽が差し込んでいる際にはソーラ充電によって、雨の日にはUSBポートに接続する方法によって電気を蓄えます。

同商品にパッケージングされているセンサー部は、六角ナットやレンチを利用してホイールのバルブキャップへと取り付けます。専用のゴムシールを用いてドライバーが見やすい位置へと固定させるスクリーン部では、前後左右のタイヤの状態だけではなくてバッテリーの残量なども確認可能です。

空気圧センターが付いているタイヤを交換する際の注意点を「直接式」「間接式」のケース別に分けて紹介

空気圧センサーは、外国車や一部国産の高級車やスポーツカーに標準装備されていて、ネットなどで購入して自分で装着されるユーザーも増えている注目度の高いカー用品です。

このセクションでは、空気圧センサーが付いているタイヤを交換する際の注意点を「直接式」と「間接式」のケース別に分けて紹介します。

「間接式タイプ」の空気圧センサーは交換後のタイヤに対しても利用できて装着後にはシステムを再設定する必要がある

ネットで購入して自分でも簡単に取り付けられる「間接式タイプ」の空気圧センサーは、基本的には交換する新たなタイヤにも装着可能です。

ケースとして多いのはスタッドレスタイヤへの交換ですが、その際にはサイズが合えばノーマルタイヤから取り外したセンサーをスタッドレスタイヤのバルブキャップ部へと取り付ける事が可能です。

CX-5に間接式タイプの空気圧センサーを取り付けているマツダが、電子取扱説明書内で呼びかけているように、タイヤやホイールを交換した際には、新たなタイヤの状態に適した空気圧の上限・下限値等へと適用させなければならない為、システムを再設定する必要があります。

その他の注意点は、タイヤ交換を整備工場やカー用品などに依頼する場合には、空気圧センサーを取り付けている旨をきちんと伝えておくことです。そうすれば、センサー部を傷つけないように配慮してタイヤ交換を行ってくれて、システムの再設定もサービスしてもらえたりします。

「直接式タイプ」はタイヤ・ホイールへのダメージを考えるとスタッドレスタイヤ用のワンセットを購入した方がロングスパンで考えるとお得

タイヤやホイールの内側にセンサーを取り付けて、空気圧をダイレクトに観測して高精度を実現して「直接式タイプ」を利用されている方には、スタッドレスタイヤ用に設置するワンセットを購入するプランをお薦めします。

各メーカーによって取り付け場所は若干異なるもののタイヤやホイールの内側に固定されている「直接式タイプ」のセンサーを、別のタイヤやホイールへと取り付ける際には面倒さが伴うため、作業を依頼した場合には工賃が加算されてしまいます。

ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへと、スタッドレスタイヤからノーマルタイヤへと交換する度にセンサー部も交換するようであれば費用が膨らんでしまいますし、タイヤ・ホイールへのダメージが蓄積してしまいます。そういった諸事情を考慮すると、直接式タイプの空気圧センサーはスタッドレスタイヤ用にもうワンセット購入した方がお得です。

メーカー側もそういった状況を想定してセンサーは、2セットまでならば登録可能とするシステムを構築しています。

「空気圧センサー」は便利だが故障する事もあるので定期的にエアーコンプレッサーを使ってのメンテナンスチェックを行えば適正な空気圧下での快適なドライブを楽しめる

車の動力を地面へと伝える役割を担っているタイヤは、車の重みを受ける・走行中のストレスによって、空気圧は何もしていなくとも自然と減っていきます。

空気圧センサーを設置していても、走行中にクギやガラスの破片が刺さってしまうという不測の事態は回避する事はできませんが、タイヤの空気圧不足が原因によるパンクやバーストなどのトラブルは未然に防げます。

そんな便利な「空気圧センサー」ですが、構成しているユニットは機械なので故障してしまうという場合も想定されます。そうしたケースにも備えてエアーコンプレッサーを使うなどしてタイヤの空気圧は定期的にチェックしておけば、より望ましい状態のタイヤでのドライブを楽しめます。