eKスペースのモデルチェンジ

eKスペースがモデルチェンジ~2020年3月発売予定の新型はMI-PILOTを装備

三菱「eKスペース」のモデルチェンジに関する最新情報。2020年3月に誕生する予定の新型は、先進の運転サポートシステム「MI-PILOT」を導入し、マイルドハイブリッドを搭載させて燃費を良くさせます。東京モーターショーに出展されたコンセプトカーから、カスタムが採用するエクステリアの予想も行います。

eKスペースがモデルチェンジ~2020年3月発売予定の新型はMI-PILOTを装備

三菱「eKスペース」がモデルチェンジする新型は2020年3月に発売か?エクステリアやインテリアの特徴をコンセプトカーから読み解きます

eKスペースの新型モデルが2020年3月に発売される見通しです。日産と三菱の合弁会社であるNMKVが企画・開発に携わっている同車にとっては初となるモデルチェンジが実施されて誕生する2代目は、先に発売されたeKクロスと同様に先進の安全システムMI-PILOTを導入して、マイルドハイブリッドも搭載させる見込みです。

ここでは、東京モーターショー2019で世界初披露されたeKスペースが市販化される際にベースとする可能性が極めて高いコンセプトカーである「SUPER HEIGHT K-WAGON CONCEPT」の特徴や、その外観などから推測できる新型eKスペースが採用するであろうエクステリアやインテリアについても予想を交えて紹介していきます。

東京モーターショー2019に次期eKスペースのベースとなる「SUPER HEIGHT K-WAGON CONCEPT」が出展された

東京モーターショー2019(開催期間:2019年10月24日~11月4日)に三菱自動車が出展した「SUPER HEIGHT K-WAGON CONCEPT(スーパーハイト軽ワゴンコンセプト)」は、ネーミング及びタイミング的にみても、次期eKスペースのベース車となる可能性が極めて高いコンセプトカーです。

スーパーハイト軽ワゴンコンセプトのエクステリアスーパーハイト軽ワゴンコンセプトのエクステリア

スーパーハイト軽ワゴンコンセプトのエクステリアは、三菱のアイデンティティとして定着している「ダイナミックシールド」によってワイルドさを与えて、ブラックカラーのサイドシルガーニッシュやホイールアーチによって三菱が得意とするSUVテイストを巧みに融合させています。

サイドビューからは同車が、ロングホイールベースの特徴を活かして室内空間を可能な限り拡げている、ホイールはボディカラーと同一のオリーブグリーン、ドアミラーと同一のホワイトを斬新に組み合わせてドレスアップしている事を確認できます。

スーパーハイト軽ワゴンコンセプトのインテリアスーパーハイト軽ワゴンコンセプトのインテリア

インテリアは落ち着きのあるブラウンを基調として、相性の良いオレンジを各部にアクセントカラーとして施します。採用されたシートは、合成皮革にキルティング装飾によるアレンジを加えて洗練された格式の伴うゴージャスさを追求しています。

リアドアはスライドドアリアドアはスライドドアを採用

スーパーハイト軽ワゴンコンセプトのその他の特徴は、リアドアはスライドドアを採用し、後部座席の可動域は広く設計してフットスペースに余裕を持たせている事です。

新型「eKスペース カスタム」のエクステリアはホイール以外はSUPER HEIGHT K-WAGON CONCEPTのイメージと近いものとなる

SUPER HEIGHT K-WAGON CONCEPTのエクステリアは、フロントグリルの感じやランプ等の配置パターンがeKスペースカスタムの方に近いことから、次期eKスペースカスタムが採用する外観的な特徴を表現しているのではないかと噂されています。

新型eKスペースカスタムが市販化される際には、堂々とした印象を与えるワイドなダイナミックシールドやSUVの要素を取り入れたパーツやキャラクターラインなどは、SUPER HEIGHT K-WAGON CONCEPTから受け継ぐものの、ホイールのデザインは変えてくる可能性が高いと判断しています。

次期eKスペースはボディカラーを充実させて、ハンズフリースタイルドアを導入するものと期待

eKスペースは若い女性や子育て中の女性をメインターゲットとしている車両。eKスペース カスタムの方は、キュートよりは迫力のある車を好む傾向の強い男性ユーザーを意識している車両です。東京モーターショーで公開された「スーパーハイト軽ワゴンコンセプト」はワイルドなイメージの方が強いので、新型eKスペース カスタムが採用するエクステリアを暗示している車両であると考えました。

現行型eKスペース写真は現行型eKスペース、新型ではボディカラーのラインナップの更なる充実が期待されている

追加情報が期待される次期eKスペースでは、エクステリアの印象に大きく関わるボディカラーのライナップを更に充実させる、女性ユーザー受けのよい買い物した時やお子さんを連れてドライブする際に便利なハンズフリースタイルドアを導入させる可能性も高いと予想しています。

次期eKスペースのインテリアではSUPER HEIGHT K-WAGON CONCEPの路線を受け継ぐ

2020年3月頃の発売とアナウンスされている2代目eKスペースのインテリアでは、SUPER HEIGHT K-WAGON CONCEPTが提示した、ナチュラルさと上質感がブレンドされていて居心地の良い室内スペースに、ハイテク装備を使いやすい位置に配置させるという路線は引き継ぐものと思われます。

新型eKスペースでは、コックピットセンター部に9インチクラスのナビゲーションディスプレイを設置して運転をアシストして、車内で過ごす際の楽しみの幅を広げます。

また、ロングホイールベース化に伴って、スーパハイト軽ワゴン最大の魅力である室内空間の広さは更に拡張されて、後部座席のスライド幅も現行モデルよりは延長されて、乗員全ての快適性がアップするものと期待します。

新型eKスペース はバージョンアップしたe-Assistに「MI‐PILOT」を組み合わせて軽自動車No.1クラスの安全性を実現させる

三菱自動車はプレスリリースでSUPER HEIGHT K-WAGON CONCEPTに、高速道路上で渋滞及び巡航走行中に先行車との車間距離を一定に保つサポートなどをシステム側が行う同一車線運転支援技術「MI‐PILOT(マイパイロット)」を導入させる事を発表しています。

eKスペースの現行モデルでは、前方にいる歩行者やクルマと衝突する危険性があるとシステム側が判断した場合には、警報ブザーの発令またはブレーキ制御を行わせる衝突被害軽減ブレーキシステム等をパッケージングする「e‐Assist」を装備しています。

バージョンアップされた「e-Assisit」に、一部グレードでは先にeKクロスに導入されて好評な「MI-PILOT」をメーカオプションで追加設定が可能となる新型eKスペースは、軽自動車No.1クラスの予防安全性能を達成すると予想します。

モデルチェンジが実施されて誕生する新型「eKスペース」が採用するパワートレインはeKクロスに搭載されているタイプを流用させる可能性が高い

2020年3月頃にフルモデルチェンジが実施されて誕生する見込みの新型「eKスペース」は、2019年3月28日に発売をスタートさせたeKクロスに搭載されている無段変速機や過給機、マイルドハイブリッドシステムを流用させて導入する可能性が高いと考えます。

現行型のeKスペースではグレード「T Safety Package」においては、インタークラーターボチャージャーを搭載しているものの、マイルドハイブリッドシステムを導入しているグレードは展開されてはいません。

eKスペースが属するスーパーハイト軽ワゴン市場は、強力なライバル車が多くスズキ・スペーシアのようにマイルドハイブリッドシステムを導入して、クラス最高レベル30km/L(JC08モード)を実現している車両もあります。

新型eKスペースはそういったライバル車に対抗するために、先にeKクロスに導入された減速時に生じる回生エネルギーを有効活用する三菱のHYBRIDシステムを流用させるものと考えられています。

そのため2代目「eKスペース」のパワートレインが実現するスペックは、eKクロスと同レベルとなる見込みです。

現行型eKクロスのスペック
グレード M G T
駆動方式 2WD 4WD 2WD 4WD 2WD 4WD
エンジン BR06 BR06 BR06インタークーラー付ターボチャージャー
最高出力 38kW/6,400rpm 38kW/6,400rpm 47kW/5600rpm
最大トルク 60Nm/3,600rpm 60Nm/3,600rpm 100Nm/2400~4000rpm
モーター SM 交流同期同期電動機
最高出力 2.0kW/1,200rpm
最大トルク 40Nm/100rpm

新型eKスペースのガソリン・ターボ車の燃費は現行モデル以上、マイルドハイブリッド車の燃費はeKクロスと近い値となる

新型eKスペースは使用するパーツの無駄を省くなどの効率化を行って、現行モデルよりも軽量化を図る見込みです。それに伴って新型eKスペースのガソリン車・ターボチャージャー搭載車では、現行モデル以上の低燃費をクリアすると予想します。

現行型ではラインナップされていないマイルドハイブリッドを搭載する車両は、システムを流用させる可能性が高いeKクロスが達成した21.2km/h(WLTCモード)に近い値を実現させるものと判断します。

現行型eKスペースのグレード別の燃費比較表
グレード 駆動方式 燃費(JC08モード)
M e-Assist 2WD 22.0km/L
4WD 21.8km/L
G Safety Package 2WD 22.0km/L
4WD 20.6km/L
T Safety Package 2WD 22.2km/L
4WD 20.4km/L
現行型eKクロスのグレード別の燃費比較表
グレード M G T
駆動方式 2WD 4WD 2WD 4WD 2WD 4WD
燃費(JC08モード) 29.8km/L 25.4km/L 29.2km/L 25.4km/L 25.2km/L 22.8km/L
燃費(WLTCモード) 21.2km/L 18.8km/L 21.0km/L 18.8km/L 19.2km/L 16.8km/L

モデルチェンジによって誕生する新型eKスペースの車両価格は現行モデルに5万円前後を加算した金額になると予想

初のフルモデルチェンジによって誕生する2代目eKスペースの車両価格は、マイルドハイブリッドを搭載する車両であれば現行モデルに5万円前後を加算した金額になると予想します。

先進の運転サポート技術「MI-PILOT」をオプションで追加設定する場合には、eKクロスと同じく約7万円が加算される見込みです。

新型eKスペースも最近の軽自動車の価格戦略のトレンドである、廉価モデルの価格は抑えながら、最上級モデルではコンパクトカーの価格を超える金額に設定する路線を継続させます。

現行型eKスペースのグレード別 販売価格
グレード 駆動方式 車両価格
M e-Assist 2WD 1,342,000円~
4WD 1,450,900円~
G Safety Package 2WD 1,542,200円~
4WD 1,651,100円~
T Safety Package 2WD 1,650,000円~
4WD 1,758,900円~
G Safety PLUS Edition 2WD 1,542,200円~
4WD 1,651,100円~
現行型eKスペース カスタムのグレード別 販売価格
グレード 駆動方式 車両価格
G e-Assist 2WD 1,651,100円~
4WD 1,760,000円~
G Safety Package 2WD 1,717,100円~
4WD 1,826,000円~
T e-Assist 2WD 1,839,200円~
4WD 1,948,100円~
T Safety 2WD 1,905,200円~
4WD 2,014,100円~
T Safety PLUS Edition 2WD 1,905,200円~
4WD 2,014,100円~

2020年春以降は三菱eKシリーズ&日産デイズ連合とホンダNシリーズの軽自動車市場においてのシェア争いが激しくなる

2020年3月頃にはeKスペースの新型モデルと共に、日産の新型デイズルークスも誕生する予定です。

三菱のeKシリーズ&日産デイズとホンダの軽Nシリーズを比較すると、年間新車販売台数は20万台を超えるN-BOXを中心としたホンダNシリーズの方が優勢です。

2019年3月には先にフルモデルチェンジが実施されて4代目eKワゴンが発売され、SUVテイストを取り入れたeKクロスが新たに誕生しました。2020年3月頃には、居住スペースが拡張されて、安全性能が強化された新型「eKスペース」が登場して、eKシリーズは攻勢を仕掛けます。

2020年春以降には、巻き返しを図るeKシリーズ&日産デイズ連合とホンダNシリーズとの軽自動車市場においてのシェア争いが激化していきます。