BMW 1シリーズのモデルチェンジ

BMW1シリーズは2024年に4代目F70へFMC 「i」廃止で120/M135に マイルドHV化で478万円から

BMW1シリーズの今は?現行は4代目F70で、118iは「120」、M135iは「M135」へ改称され、120は1.5L直3+48Vマイルドハイブリッドに。噂されたフルEVやPHEVは1シリーズには設定されず、電動化はiX1/iX2が担います。F40からの変化をわかりやすく解説します。

1シリーズは2024年に4代目F70へ全面刷新 「i」表記も廃止

BMWのエントリーを担うプレミアムコンパクト「1シリーズ」は、2019年にFF化した3代目F40型へと生まれ変わりましたが、現在はさらに世代交代しています。2024年に4代目のF70型へフルモデルチェンジし、日本でも同年11月に導入されました。48Vマイルドハイブリッドの採用とともに、ガソリン車の車名から「i」が外れるという大きな節目を迎えています。

ここではまず、現行F70への刷新と近年の動きを整理し、続いて3代目F40の詳細、2018年当時の予想・関連情報、そして歴代の歩みをご紹介します。

現行は4代目F70 2024年11月に日本発売 120とM135 xDriveを設定

BMWは2024年6月5日に4代目1シリーズ(F70型)を本国発表し、日本では同年11月1日に導入をアナウンス、10〜11月に発売しました。日本仕様は「BMW 120」(478万円)、「BMW 120 M Sport」(498万円)、そしてハイパフォーマンスの「BMW M135 xDrive」(698万円)の3モデルです。120は1.5L直列3気筒エンジンに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせ(システム最高出力125kW/最大トルク280N・m、エンジン単体で170ps級)、M135 xDriveは2.0L直列4気筒ツインターボで300psを発揮します。

今回の刷新で象徴的なのが、ガソリン車の車名末尾から「i」が消えたことです。118i系は「120」、M135iは「M135」へと改称され、「i」は今後EV専用の呼称になると案内されました(ディーゼルの「d」は継続)。ボディサイズは全長4,361mm(先代比+42mm)、全高1,459mm(+25mm)で、全幅1,800mm・ホイールベース2,670mmは先代と同値。120はラゲッジ下に48V用バッテリーを積む関係で、容量は先代の380Lから300Lへと変わりました。外観はキドニーグリルの位置を下げ、縦型LEDのデイタイムランニングライトを採り入れて、最新の3シリーズに通じるシャープな表情になっています。なお、新世代コード「F70」を名乗りつつも先代F40と共通点が多く、実態としては大幅改良に近いという見方もあります。

コンパクトのフルEVはiX1/iX2が担当 1シリーズのEV・PHEV構想は見送りに

かつて本記事では、1シリーズのフルEV化(2021年頃)や、2.0L直4ターボ+モーターで最高出力400hpを狙うPHEV「Mi140e」の追加が取り沙汰されていました。しかし、これらはいずれも1シリーズ本体としては実現していません。BMBのコンパクトクラスにおける電動化は、独立した電気自動車である「iX1」「iX2」が担う形となり、1シリーズ自体はガソリン・ディーゼルに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせる構成にとどまっています。「i」がEV専用の呼称に整理されたのも、この住み分けを明確にする狙いがあります。予想されたピュアEVやPHEVは、結果的に別モデルへと役割が振り分けられた、という決着です。

2021年 人気オプションを標準装備する改良を実施

3代目F40の時代には、装備の拡充も進みました。2021年6月1日には、人気オプションを標準装備とする改良モデルが発売されています。アクティブクルーズコントロールやオートマチックテールゲート、運転席・助手席の電動フロントシート(運転席メモリー機能付)などが加わり、価格に対する魅力が高まりました。

BMW 1シリーズに追加したオプション装備

  • アクティブクルーズコントロール
  • オートマチックテールゲートオペレーション
  • 運転席&助手席電動フロントシート
  • 運転席メモリー機能付
  • BMW Individualアルミニウムライン
  • ドライビングアシスト(118iのみ)
  • イルミネーテッドベルリンインテリアトリム(PlayとPlay Edition Joy+のみ)

この改良により、販売価格は3,620,000円から4,710,000円となり、コストパフォーマンスの高い一台になりました。

2020年 ディーゼル「118d」を追加 ホットハッチ「128ti」も登場

BMW1シリーズのエクステリア

2020年4月2日には、2.0Lクリーンディーゼルを積む「118d」が新設定されました。価格帯は385万円から451万円で、最高出力110kW(150PS)/4000rpm、最大トルク350N・m/1750-2500rpm、燃費16.7km/Lと、経済性に優れます。ドライビングアシストやパーキングアシストを標準装備し、オプションで「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」も用意されました。

BMW1シリーズ118dの価格リスト
モデル BMW 118d
Play Edition Joy+
BMW 118d
M Sport Edition Joy+
BMW 118d
Play
BMW 118d
M Sport
価格 3,850,000円 4,230,000円 4,130,000円 4,510,000円

また、F40の時代にはFF(前輪駆動)ベースのホットハッチ「128ti」も登場し、M135i xDrive(306ps)に次ぐスポーティな選択肢として、走り好きの注目を集めました。

2019年に登場した3代目F40型 1シリーズの詳細

ここからは、シリーズ初のFFを採用して2019年に登場した3代目F40型の内容を振り返ります。2011年以来8年ぶりのフルモデルチェンジで、駆動方式をFRからFFへ転換し、室内空間を大きく広げた世代です。世界初公開は2019年6月の「#NEXTGen」イベントで、同年秋のフランクフルトモーターショーを経てグローバル展開が始まりました(日本への導入も2019年)。

フランクフルトモーターショー2019で第3世代を披露

BMW1シリーズがフランクフルトモーターショー2019でお披露目

3代目F40は、2019年9月に開催されたフランクフルトモーターショーに出展されました。エクステリアはキドニーグリルが大型化し、アグレッシブなシャークノーズを採用。アダプティブフルLEDライトはオプションで選べました。駆動方式をFF化し、i3で採用されたホイール回転数制御の考え方を採り入れています。FF化によって室内、とくにリアシートにゆとりが生まれ、電動テールゲートも歴代で初めて採用されました。

FFへ変わった新型「1シリーズ」

大きな変化は、後輪駆動(FR)から前輪駆動(FF)への転換です。横置きエンジンと低いセンタートンネルの新しい前輪駆動構造により、後席の足元が33mm、ヘッドルームが19mm広がりました。ラゲッジも380Lへと拡大し、電動テールゲートを初採用しています。

トランスミッションは6速MT・7速DCT・8速ATを用意。エンジンはディーゼル3種・ガソリン2種の構成で、欧州では以下がラインアップされました。

3代目1シリーズ(欧州)の主なエンジン

  • 116d:1.5Lディーゼルターボ
  • 118d:2.0Lディーゼルターボ
  • 120d xDrive:2.0Lディーゼルターボ
  • 118i:1.5Lガソリンターボ
  • M135i xDrive:2.0Lガソリンターボ

先進運転支援では、カメラ・レーダー・超音波センサーで周囲を監視し、欧州仕様は「衝突回避・被害軽減ブレーキ」「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」を標準装備。音声操作の「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」も採用し、「ヘイ!BMW」で車両設定や情報にアクセスできました。オプションの「BMWデジタルキー」では、対応スマートフォンをNFCでキー代わりに使え、最大5人と共有できます。

F40の主要スペック

3代目F40の日本でのグレード構成は「118i」「118i Play」「118i M Sport」「M135i xDrive」で、価格はおよそ334万円から630万円でした。

BMW1シリーズ(F40)主要諸元
118i 118i Play 118i M Sport M135i xDrive
エンジン 直列3気筒DOHCガソリン 直列3気筒DOHCガソリン 直列3気筒DOHCガソリン 直列4気筒DOHCガソリン
トランスミッション 電子油圧制御式7速DCT 電子油圧制御式8速AT
駆動方式 前輪駆動 4輪駆動
最高出力 103kW(140ps)/4,600rpm-6,500EEC 225kW(306ps)/5,000rpm-6,250EEC
最大トルク 220Nm(22.4kgm)/1,480rpm-4,200EEC 450Nm(45.9kgm)/1,750rpm-4,500EEC
全長 4,355mm
全幅 1,800mm
全高 1,465mm
ホイールベース 2,670mm
価格 3,340,000円 3,750,000円 4,130,000円 6,300,000円

新世代デザインを採り入れたエクステリア

フルモデルチェンジ後のBMW 1シリーズのエクステリア

3代目F40は、ボディ剛性を高めつつ従来より最大30kgの軽量化を実現しました。左右がつながった新世代デザインの大型キドニーグリルや、4灯ヘキサゴナルLEDヘッドライトが目を引きます。リヤには立体感のあるL字テールライトや90mmのエキゾーストテールパイプを備えます。

都会的なインテリア

スタイリッシュでスポーティーなBMW 1シリーズのインテリア

スマートフォン連携の「BMWコネクテッド・ドライブ」や音声入力の「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」など先進装備が充実し、アーバンで洗練された内装に仕上げられています。

デザインと性能を両立したMスポーツ・シート

M SportとM135i xDriveには、一体型ヘッドレスト付きのMスポーツ・シートを装備可能。爽やかなブルーのアクセントが特徴です。

4:2:4分割シートバックで多彩なアレンジが可能

ラゲッジ容量は380Lを確保し、4:2:4分割可倒式の後席を倒せば最大1,200Lまで拡大します。

「ARB(タイヤスリップ・コントロール)」を搭載

「タイヤスリップ・コントロール・システム」を日本導入のBMW車として初採用

3代目F40は「ARB(タイヤスリップ・コントロール)」を、日本導入のBMW車として初めて採用しました。タイヤのスリップ状況に応じてアンダーステアを抑制し、制御信号の伝達速度は従来のおよそ3倍。これにより、FF車ながらキビキビとした走りを実現しています。

M135i xDrive専用のMパフォーマンスパーツ

M135i xDrive専用のカーボンファイバ製Mパフォーマンスパーツ

F40のワールドプレミアに合わせて、ハイパフォーマンスの「M135i xDrive」専用Mパフォーマンスパーツも発表されました。装着したボディはスポーティさが際立ちます。

選択できるキドニーグリル

キドニーグリルはバーティカルタイプとメッシュタイプから選択できます。

Mパフォーマンスデカールとグロスブラックのサイドスカート

ドアサイドには、Mパフォーマンスデカールとグロスブラックのサイドスカートが、ホワイトボディに映えて目を引きます。

カーボンファイバ製のサイドミラーキャップ

カーボンファイバ製のリヤディフューザー

サイドミラーキャップやリヤディフューザーにはカーボンファイバを採用しています。

ドアを開けると、ドアカード下のLEDプロジェクターが地面に「BMW M Performance」のロゴを映し出す、遊び心のあるカーテシーライトも追加できます。

新型「M135i xDrive」のインテリア

インテリアはアルカンターラ製ステアリングにシルバーステッチをあしらい、上部にレッドのストライプを加えるなど、スポーティなアクセントが効いています。

登場前に公開されたティーザーとプロトタイプ情報

BMW次期1シリーズのティーザー画像

正式発表に先立ち、カモフラージュを一部取り払ったティーザーやプロトタイプが公開されていました。2眼ヘッドライトにコの字状のLEDデイタイムランニングライトを組み合わせたフロントや、Z4を思わせる表情が話題を集めました。これらの姿は、その後のF40として実際に市販化されています。

プロトタイプのコックピットにはフルデジタルメーターを採用

インテリアには、3シリーズや8シリーズ、Z4、X5にも用いられる「BMWオペレーティングシステム7.0」世代のフルデジタルメーターが確認できました。プラットフォームは前輪駆動用の「FAAR」が採用され、頂点のM135i xDriveは2.0L直4ターボで最高出力306psを実現。当時はPHEV追加の予想もありましたが、前述のとおり1シリーズ本体へのPHEV設定は見送られています。

マイナーチェンジ前(2018年)の予想と関連情報

ここでは、3代目登場前の2018年当時に取り上げていた予想や関連情報を振り返ります。当時は、中国専売の1シリーズ セダンをヒントに、次期型がFF化するのではないかと見られていました。結果として、その予想どおり3代目はFF化を果たしています。

2017年に登場した中国専売のBMW 1シリーズ セダン

中国専売モデルの1シリーズ セダン

日本仕様2代目後期モデル(F20 LCI)

中国専売の1シリーズ セダンは2017年に発売され、アウディA3などがライバルでした。従来の1シリーズはFRでしたが、このセダンはUKLプラットフォームを用いてFF化されており、この方式が次期型(3代目)にも用いられると見られていました。実際、3代目F40はFF化を果たし、予想は的中しています。

セダンと日本仕様1シリーズの
ボディサイズ比較
5ドア1シリーズ セダン
全長 4,340mm 4,456mm
全幅 1,765mm 1,803mm
全高 1,440mm 1,446mm
ホイールベース 2,690mm 2,670mm

当時予想されていたエンジン・装備・価格

次期型のエンジンは、直列3気筒1.5Lターボと直列4気筒2.0Lターボが見込まれていました。実際の3代目でも、これに沿った3気筒・4気筒ターボが搭載されています。

当時予想された新型1シリーズの搭載エンジン
種類 直列3気筒ターボ 直列4気筒ターボ
排気量 1,500cc 2,000cc
最高出力 100KW/4,400rpm 141KW/5,000rpm
最大トルク 220Nm/1,250~4,300rpm 280Nm/1,250~4,600rpm
トランスミッション 6AT 8AT
駆動方式 FF FF

最大のポイントは、駆動方式がFRからFFへ変わる点でした。横置きエンジンとUKLプラットフォームの採用で室内空間が広がるという読みは、3代目F40で現実のものとなりました。

装備面は、2代目後期の内容を受け継ぐと見られていました。以下は当時の1シリーズが備えていた主な安全装備です。

当時の1シリーズに搭載されていた安全装備

  • ダイナミック・スタビリティ・コントロール
  • レーン・ディパーチャー・ウォーニング
  • アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付き)
  • 前車接近警告機能
  • 衝突回避・被害軽減ブレーキ
  • パーキング・アシスト
  • パーク・ディスタンス・コントロール
  • リヤ・ビュー・カメラ

価格帯は、当時のエントリーが300万円前後、上級のM140i級が650万円前後と予想されていました。実際の3代目F40はおおむね334万〜630万円で登場し、この読みに近い水準に落ち着いています。

当時予想された新型1シリーズの価格帯
118i 300万円
120i 450万円
M140i 650万円

2代目F20に特別仕様車3種を追加(2018年9月)

2代目F20へ追加された3つの特別仕様車

3代目登場前の2018年9月5日、BMWジャパンは2代目F20の「スポーツ/スタイル/Mスポーツ」グレードを整理し、特別仕様車を3種投入しました。「118i/118d Mスポーツ エディションシャドウ」「118i/118d ファッショニスタ」は再導入モデル、「M140i エディションシャドウ」は完全新規の特別仕様車です。

118i/118d Mスポーツ エディションシャドウの特別装備

  • ボディカラーの設定色
    アルピン・ホワイト
    ブラック・サファイア
    ミネラル・グレー
    サンセット・オレンジ
    エストリル・ブルー
  • 専用ダーク・ヘッドライト/リア・ランプ
  • 専用ハイグロス・ブラック・キドニー・グリル
  • 専用18インチ M ライト・アロイ・ホイール・ダブルスポーク
  • コーナー・クロス アンソラジット/グレー・ハイライト
  • ハイグロス・ブラック・トリム/パール・クローム・ハイライト
  • 専用インテリア・バッジ
  • ACC/アクティブ・クルーズ・コントロール
  • 特別装備パーキング・サポート・パッケージ
  • 特別装備コンフォート・パッケージ

118i/118d ファッショニスタの特別装備

  • ボディカラーの設定色
    アルピン・ホワイト
    ブラック・サファイア
    エストリル・ブルー
  • 専用ダーク・ヘッドライト/リア・ランプ
  • 専用ハイグロス・ブラック・キドニー・グリル
  • 専用18インチ M ライト・アロイ・ホイール・ダブルスポーク
  • 専用色ダコタ・レザー・シート ブラック/ブルー・ステッチ
  • 専用ハイグロス・ブラック・トリム/パール・クローム・ハイライト
  • 専用インテリア・バッジ
  • 特別装備HiFiサウンドスピーカー・システム

M140i エディションシャドウの特別装備

  • ボディカラーの設定色
    ミネラル・ホワイト
    メルボルン・レッド
    専用色シーサイド・ブルー
  • 専用17インチ アロイ・ホイールY スポーク・スタイル
  • 専用ダコタ・レザー・シート オイスター/ブラック・ステッチ
  • フロント・シート・ヒーティング
  • 専用インテリア・バッジ
  • ACC/アクティブ・クルーズ・コントロール
  • 特別装備パーキング・サポート・パッケージ
  • 特別装備コンフォート・パッケージ
BMW1シリーズ特別仕様車の販売価格
BMW 1シリーズ 118i ファッショニスタ 3,790,000円~
BMW 1シリーズ 118i Mスポーツ エディションシャドウ 3,790,000円~
BMW 1シリーズ 118d ファッショニスタ 4,040,000円~
BMW 1シリーズ 118d Mスポーツ エディションシャドウ 4,040,000円~
BMW 1シリーズ M140i エディションシャドウ 6,520,000円~

BMW・1シリーズのモデルチェンジ遍歴

BMW 1シリーズは、ドイツBMWのCセグメントモデルで、かつての3シリーズ コンパクトの後継にあたるエントリーモデルです。

BMW・1シリーズ 初代 E81/E82/E87/E88型(2004年~2011年)

2004年10月、日本でハッチバック「120i」の販売を開始。「118i」「116i」も予約を受け付け、2005年3月納車とされました。2005年4月には3.0L直6を積むフラッグシップ「130i」を追加。2007年にフェイスリフトと3ドアを追加し、クーペやカブリオレも設定。2008年には3.0L直6ツインターボの「135i」を投入するなど、多彩な展開を見せました。

BMW・1シリーズ 2代目 F20型(2011年~2019年)

2011年秋、ホイールベースを延長した2代目F20が登場(日本は同年9月販売開始)。2012年に「M135i」、2015年5月に日本向けフェイスリフト、2016年5月にディーゼルの「118d」、2017年8月にマイナーチェンジで内装を一新しました。クーペとカブリオレは2014年に「2シリーズ」として独立しています。

BMW・1シリーズ 3代目 F40型(2019年~2024年)

2019年、シリーズ初のFFを採用して3代目F40に。新開発の前輪駆動用「FAAR」プラットフォームを採用し、室内空間を拡大しました。M135i xDrive(306ps)や、後にホットハッチの128tiも設定されています。

BMW・1シリーズ 4代目 F70型(2024年~)

2024年、4代目F70へフルモデルチェンジ。48Vマイルドハイブリッドを採用し、車名から「i」が外れて「120」「M135」となりました。日本では120、120 M Sport、M135 xDriveを展開しています。

BMW・1シリーズのモデルチェンジ遍歴
BMW・1シリーズのモデル 販売年表
初代 E81/E82/E87/E88型 2004年~2011年
2代目 F20型 2011年~2019年
3代目 F40型 2019年~2024年
4代目 F70型 2024年~

FF化から電動化へ 進化を続けるBMW 1シリーズ

3代目F40は、FRからFFへと駆動方式を転換し、室内空間と実用性を大きく高めた転機のモデルでした。ARBの採用でFFらしからぬ軽快な走りを実現し、電動テールゲートやデジタルコックピットなど装備も一新。かつて予想されたFF化は現実となり、一方でフルEVやPHEVの構想は1シリーズ本体には採用されませんでした。

そして2024年、1シリーズは4代目F70へと進化し、48Vマイルドハイブリッドの採用と「i」表記の廃止という新時代を迎えています。エントリークラスの電動化はiX1/iX2が担い、1シリーズは“走りのコンパクト”としての個性を磨き続けています。BMWの入り口を飾るモデルとして、これからの動きにも注目したい一台です。