ZR-Vの内装

ZR-Vの内装を徹底解説 グレード別シート素材やコックピット装備からラゲッジまで

ZR-Vのインテリアカラー・シート素材・コックピット装備・収納スペース・ラゲッジルームをグレード別に比較解説。ステアリングヒーターやシートヒーター、ハンズフリーテールゲートなど快適装備の詳細もわかります。

ZR-Vの内装は上質で実用性にも優れたインテリア

2023年4月に発売されたホンダのクロスオーバーSUV「ZR-V」は、ホンダSUVのフラッグシップとして登場したミドルサイズモデルです。内装は「パール調のソフトパッド」を採用して上質感があり、水平基調のレイアウトで運転席からの見晴らしが良く、機器類の視認性にも優れています。荷室も広く、大開口のテールゲートで荷物の積み下ろしもしやすい設計です。

ホンダ車初となるデジタル造形デザインを採用し、統一感のあるデザイン性と傷が目立ちにくい機能性を兼ね備えたインテリアが特徴です。

なお本記事の写真は2023〜2025年モデルのものです。2026年3月に一部改良が実施され、1.5Lガソリンモデルは廃止、全車e:HEV(2.0Lハイブリッド)に一本化されるなどグレード構成が変更されています。購入を検討する場合は最新のカタログでご確認ください。

操作性・視認性に優れたZR-Vのコックピット周辺

  • Xのコックピット周辺
  • HYBRID Xのコックピット周辺
  • Zのコックピット周辺
  • HYBRID Zのコックピット周辺
  • e:HEV X 特別仕様車 BLACK STYLEのコックピット周辺
  • e:HEV Z 特別仕様車 BLACK STYLEのコックピット周辺

ZR-Vのコックピット周辺は無駄を排除したシンプルなレイアウトで、操作性と視認性に優れています。機器類をスムーズかつ直感的に操作でき、視界が広く確保されているので開放感のあるドライビングポジションが確保されています。

  • ZR-Vの運転席からの全方位視界
  • ZR-Vの見晴らしの良い後方視界

運転席からの前方視界は広く開放的で、目視による安全確認の範囲が広がります。後方視界も十分に確保されており、後退時の安全確認やルームミラーでの確認がしやすく、日常の運転のしやすさを実感できます。

視認性が高い10.2インチ デジタルグラフィックメーター

メーターパネルには10.2インチの2眼デジタルグラフィックメーターを採用。直感的に情報を読み取れる表示で、エンジンの回転数やパワーの高まりを視覚からも体感できます。

4つのモードを選択できるドライブモードスイッチ

ドライブモードスイッチでは走行シーンに合わせて4つのモードを選択できます。「SPORTモード」は「X」以外のグレードに設定されます。

  • NORMALモード:あらゆる走行シーンに対応する標準モード。軽快な走行を実現
  • SPORTモード:ワインディングロードなど連続するカーブに。ダイレクトでパワフルな走行を実現
  • ECONモード:スムーズな走行でエコドライブをサポート。燃費向上に貢献
  • SNOWモード:雪道でもスムーズな加速・減速・旋回をサポート

回生ブレーキの強さを手元で調節できるメタル製減速セレクター

メタル製の減速セレクターは、ガソリンモデルの「Z」とe:HEVの「X」「Z」に標準装備されています。ガソリンモデルではパドルシフトとして手元でシフトチェンジが行え、e:HEVモデルでは「減速セレクター」として回生ブレーキの強さを4段階で調整できます。樹脂ではなくメタル素材を採用したことで質感と触感が高く、ワインディングロードなどで重宝します。

Honda CONNECTディスプレー+ETC2.0車載器〈ナビゲーション連動〉

ホンダ車専用車載通信モジュール「Honda CONNECT」に対応したナビディスプレーを装備。タッチ画面は視認性と操作性が高く、ETC2.0も搭載しています。「X」「e:HEV X」ではメーカーオプションとなります(2026年3月の一部改良後の「e:HEV Z」では、Google ビルトイン搭載のHonda CONNECTディスプレーが標準装備となっています)。

Zシリーズに標準装備される運転席8ウェイパワーシート+助手席4ウェイパワーシート

「Z」「e:HEV Z」「e:HEV Z 特別仕様車 BLACK STYLE」には、シートのスライド・リクライニング・ハイト前後調整が可能な運転席8ウェイパワーシートを標準装備。助手席はスライドとリクライニングが可能な4ウェイパワーシートです。

スムースレザーのステアリングホイール

Zシリーズのステアリングホイールはスムースレザーの本革巻きを採用。手にしっくりと馴染む本革の感触がラグジュアリーな雰囲気を高めます。

フレームレスの自動防眩ルームミラー

Zシリーズのルームミラーは自動防眩タイプ。夜間に後続車のヘッドライトがまぶしい状況でも光の加減を自動で調節して見やすくなります。フレームレスデザインで視界をすっきりと確保しているのもポイントです。

室内にあしらわれているパール調ソフトパッド

インストルメントパネル・アームレスト・ハイデッキセンターコンソールなど手が触れることの多い部位に、ガラスパールをソフトパッド表面に散りばめた「パール調ソフトパッド表皮」を採用。やわらかな印象と上質感を室内全体に与えています。

パンチングメタル・エアコンアウトレット

横一文字に伸びるエアコンアウトレットはパンチングメタルを施したデザインで、室内のワイド感を際立てています。シンプルながら上質感を底上げするアクセントとなっています。

ZR-Vのインテリアカラーとシート素材 グレード別に違いを確認

  • e:HEV X/Xのインテリア
  • コンビシート/プライムスムース×ファブリック/タフティングタイプ
  • パール調ソフトパッド

e:HEV XとXのインテリアカラーは「マルーン」と「ブラック」(Xは「ブラック」のみ)で、シート表皮はプライムスムース×ファブリックのコンビシート。触り心地が良くリラックスできる素材感です。

  • e:HEV Z/Zのインテリア
  • 上質な本革シートが高級感を演出する
  • パール調ソフトパッド

e:HEV ZとZのインテリアカラーは「マルーン」と「ブラック」で、シート表皮は上質な本革シート。どちらのカラーも落ち着きとラグジュアリー感のある空間を演出します。Zグレードを選ぶ場合はシートの質感が大きくアップするため、インテリアの上質さを重視するユーザーにはZシリーズがおすすめです。

  • e:HEV X 特別仕様車 BLACK STYLE
  • コンビシート/プライムスムース×ファブリック/タフティングタイプ
  • パール調ソフトパッド

e:HEV X 特別仕様車 BLACK STYLEのインテリアはブラック基調で、シート表皮はプライムスムース×ファブリック。統一感のあるブラックコーディネートで特別感のある空間を演出します。

  • e:HEV Z 特別仕様車 BLACK STYLE
  • 特別感のある落ち着いたブラックの本革シート
  • パール調ソフトパッド

e:HEV Z 特別仕様車 BLACK STYLEはブラック基調のインテリアに本革シートを組み合わせ、落ち着きと高級感を両立させた空間です。Zシリーズのスポーティかつラグジュアリーなキャラクターを最も強く感じられるグレードです。

ZR-Vの室内には快適に過ごせる充実した装備が揃っている

充電切れ知らずで便利な充電ポート

室内にはType-AのUSBジャックとType-CのUSBチャージャーが装備されており、スマートフォンなどの充電に対応しています。さらに、ケーブル不要で置くだけで充電できる「ワイヤレス充電器」も装備されています。ワイヤレス充電器は「X」「e:HEV X」ではメーカーオプションです。

左右独立温度コントロール式のフルオート・エアコンディショナー

フルオートエアコンは左右独立温度コントロール式で、運転席と助手席がそれぞれ好みの温度に設定できます。「Z」「e:HEV Z」にはプラズマクラスター技術も搭載されており、車内の空気清浄効果も期待できます。

Zシリーズに標準装備されるBOSEプレミアムサウンドシステム

12スピーカーを搭載したBOSEプレミアムサウンドシステムは「Z」「e:HEV Z」「e:HEV Z 特別仕様車 BLACK STYLE」に標準装備されています。20cm口径の大容量サブウーファーボックスが重低音と臨場感を加え、車内全体に広がるサウンドを楽しめます。

  1. ミッドレンジスピーカー:8cm
  2. ツィーター:フロントピラー
  3. ワイドレンジスピーカー:フロントドア・17cm
  4. ツィーター:リアドア
  5. ワイドレンジスピーカー:リアドア・13cm
  6. ミッドレンジスピーカー:8cm
  7. サブウーファースピーカー・20cm

快適に過ごせるステアリングヒーター&シートヒーター

「Z」「e:HEV Z」「e:HEV Z 特別仕様車 BLACK STYLE」にはステアリングヒーターを標準装備。寒い日でも手元を温めながら運転できます。シートヒーターは運転席・助手席・左右後席の全席に装備されており、車内が温まるまでの時間もシートから直接温めてくれるため、冬場の快適性が大きく向上します。なお「X」「e:HEV X」では4WD車のみ標準装備、「e:HEV Z」のFF車はメーカーオプションとなります。

Type-C急速充電対応タイプ2個付のリアベンチレーションと後席用USBチャージャー

後席専用のリアベンチレーションは送風口が左右2つあり、後席の乗員それぞれが快適な空調環境を確保できます。リアベンチレーションにはType-C急速充電対応のUSBチャージャーが2つ設置されており、後席でのスマートフォン充電も快適に行えます。

指先で触れるだけで操作できる静電タッチ式LEDルームランプ

リア席左右に設置された「静電タッチ式LEDルームランプ」は、ランプ周辺に指先で触れるだけで点灯・消灯ができます。スイッチを押す手間がなく、暗い車内でも直感的に操作できるのが便利なポイントです。

ZR-Vの収納スペースはドリンクホルダーやボトルホルダーも含めて使い勝手が良い

  • センターコンソールアンダートレー
  • グローブボックス
  • ドリンクホルダー(ハイデッキセンターコンソール)
  • ボトルホルダー(フロント左右ドア)
  • サングラスホルダー
  • シートバックポケット(運転席/助手席)
  • リアセンターアームレスト(ドリンクホルダー付き)
  • ボトルホルダー(リア左右ドア)

ZR-Vには前席・後席を問わず手の届きやすい位置に収納スペースが豊富に設けられています。ドリンクホルダーやボトルホルダーは安定性があり、飲み物を安心して置けます。主な収納スペースは以下の通りです。

  • センターコンソールアンダートレー
  • グローブボックス
  • ハイデッキセンターコンソール ドリンクホルダー
  • フロント左右ドア ボトルホルダー
  • サングラスホルダー
  • 運転席/助手席 シートバックポケット
  • ドリンクホルダー付きリアセンターアームレスト
  • リア左右ドア ボトルホルダー

ZR-Vの広々としたラゲッジルームは積み下ろしのしやすさと積載量を両立

ZR-Vのラゲッジルームはテールゲートの開口部がすっきりとしており、フラットで無駄のない形状。開口部と荷室フロアの段差がほとんどないため、重い荷物や大きな荷物の積み下ろしがとてもしやすい構造です。リヤシートを倒すことでさらに広大なラゲッジスペースに拡大でき、普段のショッピングはもちろんアウトドアレジャーにも対応できます。

  • 広々としてたくさんの荷物を積み込めるZR-Vの荷室

6:4分割可倒式のリヤシートでシートアレンジが可能です。ゴルフバッグやキャンプ道具をまとめて積み込めるのはもちろん、スノーボードや釣り竿など長尺な荷物にも対応できます。後席を片側だけ倒せば2名乗車しながら大きな荷物を積むことも可能で、家族でのレジャーや趣味の荷物が多い方にも重宝します。

予約クローズ機能付のパワーテールゲート

ZR-Vのパワーテールゲートには「予約クローズ機能」を搭載。ラゲッジルームに荷物を置いて車両から離れると自動でテールゲートが閉まります。開閉動作を一時停止できる「ストップ&ホールド」機能や、テールゲートの開度を好みの位置に設定できる「開度設定機能」も備えており、使い勝手が優秀です。駐車場の天井が低い場所でも開度を抑えられるため、日常の様々な場面で役立ちます。

Zシリーズに標準装備されているハンズフリーアクセス機能

「Z」「e:HEV Z」「e:HEV Z 特別仕様車 BLACK STYLE」には「ハンズフリーアクセス機能」を標準装備。Hondaスマートキーを携帯した状態でリヤバンパー下に足を出し入れするだけでテールゲートが開閉します。両手に荷物を持っているときや雨天時でも足の動作だけで操作できるため非常に便利です。

ZR-Vの内装はラグジュアリーで落ち着けるSUVインテリアの完成形

ZR-Vは流麗なスタイリングと存在感を持つミドルサイズのクロスオーバーSUVで、ホンダSUVのフラッグシップとして位置付けられています。インテリアはブラックとマルーンの2色が用意されており、どちらも上品で落ち着きのある質感です。パール調ソフトパッド・本革シート(Zシリーズ)・BOSEサウンドシステムなど、SUVでありながらラグジュアリーカーに匹敵する装備が充実しています。

街乗り中心のクロスオーバーSUVを探しているユーザーにとって、サイズ感の良さと室内のゆったりした快適空間はZR-Vならではの魅力です。グレード選びの参考として、インテリアの質感を重視するなら本革シートとBOSEサウンド搭載のZシリーズを、コストを抑えたい場合はXシリーズを検討するとよいでしょう。