ヴェルファイアが2021年マイナーチェンジ(一部改良)でグレード体系を見直し
ヴェルファイアが一部改良で特別仕様車を除く全グレードを廃止。フルモデルチェンジに向け販売戦略の見直しを図っているようです。
2020年1月には、マイナーチェンジ(一部改良)で9インチの大型ディスプレイオーディオを標準装備、スマートフォンアプリと連携してカーナビゲーション機能やLINEメッセージのやりとりができるコネクティッド機能を強化しました。ヴェルファイアのマイナーチェンジについて、デザインやスペック、価格の変更点を中心にチェックしていきましょう。
ヴェルファイアの一部改良は2022年4月27日に 特別仕様車は高度安全装備を標準化
ヴェルファイアの特別仕様車ゴールデンアイズに、ブラインドスポットモニターや、パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)を標準化する一部改良を2022年4月27日に実施。
2022年の排ガスや騒音規制対策を行いながら、オプティトロンメーターのリング加飾をゴールドに変更するなど、特別な質感に仕上げたモデルになりました。
特別仕様車の名称も、ゴールデンアイズ2からゴールデンアイズ3へ変更になり、販売価格はゴールデンアイズ2から66,000円上昇した、4,306,000円から5,154,400円の価格帯に。
ヴェルファイアは2022年内、もしくは2023年のフルモデルチェンジで、アルファードと1本化され消滅する可能性もあるため、今回の一部改良が最後のアップデートになる可能性が高いと考えます。
ヴェルファイアにゴールデンアイズ2を追加 特別仕様車以外は全てのグレードを廃止する一部改良を実施
煌びやかなイメージのヴェルファイア特別仕様車ゴールデンアイズ2
ヴェルファイアの一部改良を2021年4月28日に発表して、2021年5月10日に発売します。
今回の一部改良では、ワンタッチ式の両側デュアルパワースライドドアやアクセサリーコンセントを標準装備した特別仕様車のゴールデンアイズ2を設定。
一部改良はグレードやボディカラーの見直しも行われ、グレードは今回発売する特別仕様車のゴールデンアイズ2以外が全て廃止されました。
カラーはスパークリングブラックパールクリスタルシャインとバーニングブラッククリスタルシャインの2つが廃止されました。
ヴェルファイアのグレードが特別仕様車以外廃止するというのは驚きで、2022年にフルモデルチェンジを実施する噂があること、販売台数がアルファードより少ないことなどが理由だと考えます。
ヴェルファイアの最後になるかもしれない、お得な特別仕様車の販売価格は4,240,000円から5,088,400円です。
上海モーターショー2021でクラウンヴェルファイアを世界初公開
クラウンのエンブレムを採用する、クラウンヴェルファイアを上海モーターショー2021で世界初公開しました。
クラウンシリーズは、同じ上海モーターショー2021でクラウンクルーガーが発表されていますが、どちらのモデルも中国専売車種になっているため日本市場で発売することはないようです。
日本市場で発売しているヴェルファイアと、今回発表されたクラウンヴェルファイアの大きな違いは、クラウンのエンブレムのほか、エアロボディをベースにして内装のカラーを変更していることです。
ヴェルファイアのマイナーチェンジと言えるモデルで、大きな違いはありませんがクラウンの可能性を示した注目の車になっています。
ヴェルファイアに特別仕様車「Z GOLDEN EYES(ゴールデンアイズ)」を2020年4月20日に設定
ヴェルファイアの特別仕様車ゴールデンアイズは2020年5月1日発売
ゴールデンアイズは専用シート表皮やルーフやピラーをブラックにしたラグジュアリーな室内空間
ヴェルファイアのZグレードをベースにした特別仕様車「ゴールデンアイズ」を2020年4月20日に発表、2020年5月1日に発売。兄弟車のアルファードにはSグレードをベースにした特別仕様車「タイプゴールド」を設定しています。
ゴールデンアイズは今までオプション装備だった三眼LEDヘッドライト+シーケンシャルターンランプや、後席パワースライドドアや電動リヤゲートを標準装備、ウルトラスエードと合皮のコンビシートは専用デザインを採用、ヘッドライトをゴールドにするなど内外装に特別感のある豪華仕様です。
特別仕様車ゴールデンアイズのボディカラーはアルファードの特別仕様車タイプゴールドと同じ「ホワイトパールクリスタルシャイン」「ラグジュアリーホワイトパール」「ブラック」「スパークリングブラックパール」の人気ボディカラー4色を設定しました。
ヴェルファイア特別仕様車ゴールデンアイズの装備一覧
- 3眼LEDヘッドランプ
- LEDシーケンシャルターンランプ(前・後ろ)
- LEDコーナリングランプ
- パワーバックドア
- アクセサリーコンセント
- ウェルカムパワースライドドア機能
- ゴールド加飾ヘッドランプ
- 専用フロントグリル
- リヤランプガーニッシュ
- LEDフロントフォグランプモール
- バックドアガーニッシュ
- 専用シート表皮
- アダプティブハイビームシステム
- メタルウッド本革巻き4本スポークステアリングホイール
- 専用ゴールド加飾スマートキー
- 高輝度塗装18インチアルミホイール(ガソリンモデル)
- メッキ加飾インサイドドアハンドル
トヨタ・ヴェルファイアの一部改良を実施 ディスプレイオーディオが標準装備に
アルファードと同様にディスプレイオーディオと車載通信機DCMでコネクティッド機能を強化
トヨタが2019年12月18日にヴェルファイアの一部改良を発表しました。新型ヴェルファイアの発売日は2020年1月6日、価格帯はエントリーモデルの「X」で3,520,000円、最上級グレード「Executive Lounge Z」の場合は7,752,000円となります。
スマートフォンのアプリでナビゲーションできる機能やLINEのメッセージを送受信できる機能も搭載
ヴェルファイアは今回の改良で、SmartDeviceLink対応のスマホアプリを表示し、スマホのように操作できる9インチのオーディオディスプレイを標準装備としています。Apple Car PlayやAndroid Auto、LINEカーナビとの連携が可能です。
さらに、T-Connect SDナビゲーションシステムやリヤシートエンターテインメントシステムのディスプレイを大型化し、見やすさをアップ。予約ロック機能つきウェルカムパワースライドドアやLEDヘッドランプの標準装備グレードを拡大するほか、バックGUIDEモニターを全車に標準装備しました。
また、オプションでは電動サイドステップを用意し、乗降性を高めます。
2019年10月発売のインドの新型ヴェルファイア!インテリアの様子が明らかに
以前からお伝えしている2019年10月にインドで発売される2020年型ヴェルファイア。価格約1100万円超えの高級MPVですが、どうやらインドでの販売台数は200台限定になる見込みです。
また、インテリアについても少しずつ明らかになってきました。
シートは高級車らしくフルレザーで、キャメルのアククセントカラーがおしゃれです。ステアリングホイール、ダッシュボードやウッドボードには、ウッド調のオーナメントパネルを採用しています。
シートレイアウトは、インドでは7席のみがラインアップ予定。
ボディサイズ、パワートレイン、安全装備・快適装備については以下で詳細に解説しています。
インドで2020年モデルの新型ヴェルファイアが一般向けに公開!発売は2019年10月から
新型ヴェルファイアの全貌が徐々に明らかに!(画像は日本仕様の現行型ヴェルファイア)
トヨタの新型ヴェルファイア2020年モデルがインドで発表されたとお伝えしたばかりですが、今回、一般ユーザーにも正式に初公開されました。グレード構成は不明ですがガソリン仕様とハイブリッド仕様合わせて4種類のエンジンが用意され、2019年10月に発売されるとのことです。
全長4,935mm×全幅1,850mm×全高1,935mmのダイナミックなボディを備える新型ヴェルファイア。ボディカラーはパープルやホワイトパールがラインナップ。スタンダードボディとエアロボディの2種類が設定され、これらはフロントフェイスに違いがあるとされています。グレード間でホイールのデザイン・インチサイズが異なることも予想されます。インテリアは高級感のある本革を使用し、ラグジュアリーな空間が広がります。
ライバル車種はメルセデスベンツの「Vクラス」。価格は約1,178万円からと強気な姿勢ですが現時点での先行予約状況は好調で、納期にもかなりの遅れが出ることが予想されています。
2020年モデルのインド市場向け新型ヴェルファイアが初公開!
インド市場でデビューするトヨタ・ヴェルファイアの2020年モデルが、富裕層の顧客向けに初公開したことが明らかになりました。もともとインド市場にはアルファードが投入される予定でしたが、ヴェルファイアへと変更されています。
現在明らかとなっている、インド市場へ導入される2020年モデルの新型ヴェルファイアのスペック情報は以下の通りです。
全長 | 4,935mm |
---|---|
全幅 | 1,850mm |
全高 | 1,935mm |
最低地上高 | 160mm~170mm |
エンジン | 2.5L 2AR-FE製直列4気筒ガソリンエンジン 3.5L 2GR-FKS製V型6気筒エンジン 2.5L 2AR-FXE製直列4気筒エンジン+2JM電気モータ(ハイブリッド車) |
最高出力 | 2.5L 直4ガソリン:182ps 3.5L V6:301ps |
最大トルク | 2.5L 直4ガソリン:235Nm 3.5L V6:361Nm |
今回ラインナップされるのはエレガントなスタンダードボディとエアロボディの2タイプ。価格帯は完成輸入車に課せられる160%という高税率によりかなりの高額となっており、なんと1,178万円からの販売となります。
また、インド市場の2020年型ヴェルファイアには以下の安全装備・快適装備が搭載されることも判明しています。
2020年型ヴェルファイアの安全・快適装備
- コーナリング付LEDヘッドライトやシーケンシャルターンインジケーター
- 電動拡張式オスマンフルリクライニングシート
- シートヒータ/シートベンチレーション
- ツインムーンルーフ
- パワースライド
- エアバッグ
- マルチカラーアンビエントライト
- インディヴィジュアルシートテーブル
- Black/Flaxインテリア
ヴェルファイアが全系列店扱いと同時に2020年1月ビッグマイナーチェンジ
ヴェルファイアが2020年1月にビッグマイナーチェンジを行います。2020年からヴェルファイアとアルファードが全系列で取り扱うのと同じタイミングになり、兄弟車のアルファードもマイナーチェンジを行います。前回は2018年1月に行われたため2年振りの刷新になります。
詳しい変更内容はまだ不明ですが、2.5Lのハイブリッドモデルに2WD駆動を追加すること、エクステリアとインテリアも変更することが考えれられます。
安全装備のアップグレードも入る可能性があり、2017に行われたマイナーチェンジにも匹敵する進化が見られるかもしれません。
ヴェルファイアのマイナーチェンジ(一部改良)で全車インテリジェントクリアランスソナーを標準装備してより安全性が高い車へ
ヴェルファイアには、パーキングサポートブレーキ付きのインテリジェントクリアランスソナーをエグゼクティブラウンジに標準装備・その他のグレードにはメーカーオプションで設定されていましたが、2018年10月25日の一部改良により全車標準装備しました。
パーキングサポートブレーキ付きのインテリジェントクリアランスソナーは、フロント・リアのソナーが障害物を検知し対象物との距離をブザーで教えてくれ、ぶつかりそうになると自動的にエンジン出力を抑制したり、ブレーキをかけて衝突を回避する可能性を高める安全装備です。
インテリジェントクリアランスソナーは、2017年12月のマイナーチェンジでは最上級グレードのエグゼクティブラウンジに標準装備されていて、ほかのグレードはメーカーオプションになっていますが、2018年10月25日の一部改良では全車標準装備になりどのヴェルファイアでも安心して運転することができます。
ヴェルファイアの一部改良マイナーチェンジでは、メーカーオプションの設定変更がされてより使いやすい車に
ヴェルファイアに設定されているメーカーオプションは、「インテリジェントクリアランスソナーとデジタルインナーミラー」でしたが、2018年10月25日の一部改良では、インテリジェントクリアランスソナーが標準装備になり「デジタルインナーミラーとブラインドスポットモニター」のセットオプションに切り替わりました。
一部改良前ではブラインドスポットモニターだけの設定はなくメーカーナビとのセットでしたが、2018年10月25日のマイナーチェンジでデジタルインナーミラーとのセットオプションになり選びやすくなっています。T-Connect SDナビゲーションの非装着時に「ブラインドスポットモニター・デジタルインナーミラー」のメーカーオプションを選ぶことができて、価格は108,000円です。
ブラインドスポットモニターがあると、ボディサイズが大きいヴェルファイアの弱点でもある死角の多さを補ってくれるため、車線変更時の接触や左折時に自転車などを巻き込む事故の可能性を下げてくれます。
現行型ヴェルファイア(2018)のマイナーチェンジの内容
2015年のフルモデルチェンジが行われてから、初のマイナーチェンジとなる今回の改良点のアピールポイントは、第二世代のトヨタセーフティセンスの導入です。
トヨタは2017年にリリースしたモデルチェンジモデルに対して積極的に先進の安全支援システムを取り入れています。今回のモデルチェンジでは次世代のトヨタセーフティセンスを標準装備してエクステリとインテリアも刷新するビッグマイナーチェンジとなりました。
2017年12月25日に発表され2018年1月8日に発売された新型ヴェルファイアのマイナーチェンジ最新情報を紹介します。
ヴェルファイアはトヨタの最上級ミニバン「アルファード」の兄弟車
ヴェルファイアは、トヨタが製造・販売を行うLLクラスのミニバンです。ヴェルファイアはラグジュアリータイプのミニバンであるアルファードの兄弟車です。
初代ヴェルファイアは、アルファードのフルモデルチェンジを機に、ネッツ店から販売されていたアルファードVの後継車種として2008年5月に販売を開始しました。
上品で洗練された雰囲気が特徴であるアルファードとの差別化を図るため、ヴェルファイアではエクステリアで「アグレッシブ」「力強さ」「若々しさ」を表現しました。
2011年の9月に行われたマイナーチェンジでは、エンジン音や振動数を最小限に抑制させ優れた静粛性を実現したエンジンと、E-Fourと呼ばれる電気式4輪駆動を組み合わせたハイブリッドカー「ハイブリッドX」「ハイブリッドV」などの車種を登場させました。
2015年の1月に兄弟車のアルファードとともにフルモデルチェンジが行われた2代目モデルでは、フロント部分に、上下2段のヘッドランプの特徴を際立出せる縦幅の広いメッキ加工を施しているグリルを採用して、エクステリアの魅力を高めました。
マイナーチェンジ後のヴェルファイアは進化した第二世代セーフティセンスを標準装備して安全性が進化
新型ヴェルファイアのマイナーチェンジの目玉は、第二世代に進化した衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準装備して安全性を大幅に強化した事です。
トヨタセーフティセンスは、ミリ波レーダーと単眼カメラを用いてドライバーの死角になる場所の安全確認を行い、警戒音を発したり自動でブレーキを発動させるシステムを備えます。
ミリ波レーダーは遠くにいる車の状況を調べるのに有効で、雨や霧などの天候不良の影響を受けにくいのが特徴です。一方の単眼カメラは対象物の認識に有効で、車だけではなく、白線や対向車のランプ、歩行者の識別にも機能性を発揮します。異なる2種類のタイプのセンサーを使用することで、第二世代のトヨタセーフティセンスでは信頼のおける安全システムを構築する事が可能となります。
第二世代のトヨタセーフティセンスには、以下の衝突支援システムがパッケージングされています。
ヴェルファイアは夜間の歩行者も検知できるプリクラッシュセーフティシステムも搭載
先行者や歩行者との衝突の可能性があれば、警戒音を鳴らすまたはディスプレイ上で危険を知らせます。さらに衝突の危険が高くなると、自動的にブレーキを発動させて衝突の回避や衝突の被害を最小限にさせる予防安全技術です。
第二世代のトヨタセーフティセンスでは0-80km/hで走行中に自転車を検知、夜間の歩行者も検知できるように進化しました。
ヴェルファイアの車線を維持するレーントレーシングアシスト
ドライバーがウインカー操作を行わっていないにもかかわらず、走行車線からはみ出してしまった場合に危険性をブザーやディスプレイ表示で知らせ、車線を維持できるようにステアリング操作をアシストします。
状況により切り替えるオートマチックハイビームもマイナーチェンジで実装
単眼カメラで周囲の状況や対向車がヘッドライトを付けているのかを確認する。ハイビームでの走行が可能であると判断すればハイビームのままで走行、ハイビームの点灯が先行車や対向車の走行に迷惑がかかると判断すれば自動的にロービームに切り換えます。
ヴェルファイアの追従型レーダークルーズコントロール
車を一定速度のまま運転するのに役立つ機能である。先行車との車間距離を維持するのをサポートしてくれるシステムです。
道路標識を表示してくれるロードサインアシストもマイナーチェンジで装備
一時停止や制限速度など、ドライバーが見落としがちな道路標識を認識、最小限の視線移動になるようコクピット内のマルチインフォメーションディスプレイ内に表示します。
マイナーチェンジモデルでヴェルファイアのエクステリアもフェイスリフト
2018年1月8日のマイナーチェンジでは大幅なエクステリアの変更は見られないと思われましたが、ヘッドランプ、フロントグリル、フロントバンパー、バックドアガーニッシュ、リヤコンビネーションランプのデザイン変更が行われたビッグマイナーチェンジになりました。
流れるウインカー「シーケンシャルターンランプ」もヴェルファイアに採用
その他には、ハリアーなどで採用している外側へ流れるようにLEDランプが次々と点滅していく、LEDシーケンシャルターンランプをフロントとリヤに導入します。エクステリアの質感はレクサスに並ぶほど豪華になっています。
またスマートキーを持つオーナーが車に近づくと、ドアミラーの下に光を照らして車名のロゴを表示されるハリアーで好評の「ウェルカムランプ」をヴェルファイアでも装備しています。
新型ヴェルファイアのボディカラーはボディ専用色含めて全7色
新型ヴェルファイアは新型アルファードと同じように通常ボディとエアロボディがラインナップされています。
ボディカラーも通常ボディとエアロボディで専用のカラーがあり、全てのカラーが共通ではありません。
2018年1月8日のマイナーチェンジで設定される全7色のボディカラーを紹介します。
- ブラック
- スティールブロンドメタリック(通常ボディ専用)
- グラファイトメタリック
- ホワイトパールクリスタルシャイン(32,400円高)
- バーニングブラッククリスタルシャインガラスフレーク(32,400円高)
- ダークレッドマイカメタリック(エアロタイプ専用)
- スパークリングブラックパールクリスタルシャイン(エアロタイプ専用・32,400円高)
ヴェルファイアのマイナーチェンジ後のインテリアは上質感がより進化
ミニバンといえば「ファミリーカー」「大衆車」としてのイメージが先行しがちです。しかし、ラグジュアリータイプのミニバンであるヴェルファイアのインテリアは、現行モデルでも十分に室内装備が整っていて、上質で格調の高いラグジュアリーな空間でしたが、マイナーチェンジにより更なる進化を遂げました。
ヴェルファイアの内装はレクサスに引けを取らない豪華な装いで、VIPな方々が利用するミニバンとしても有名です。マイナーチェンジによってヴェルファイアの魅力である、助手席スーパーロングスライドシートなどの室内装備の機能性がさらに増しました。
ヴェルファイアには、エスティマで採用されている電動床下格納付サードシートを搭載しました。3列目シートをボタン操作で簡単に床下に収納できて、乗車人数が多い時には3列目も簡単に利用でき、ヴェルファイアの車としての魅力が高まります。
ヴェルファイアの3.5Lエンジンを刷新し燃費性能が向上
マイナーチェンジが行われた新型ヴェルファイアには、ハリアーに導入された2.0Lターボエンジンの搭載が噂されていましたが、今回は搭載されませんでした。
また、ハイブリッドモデルのシステムにも、新型カムリに搭載されている新開発の2.5L直列4気筒ハイブリッド用ダイナミックフォースエンジン+THS2が導入される見込まれていましたが、今回は見送られています。ダイナミックフォースエンジンは、TNGA(Toyota New Global Architecture)のもとで開発された優れた走行安定性と高い環境性能を実現したパワートレインです。
これらのパワートレインは設定されたませんでしたが、3.5Lエンジンが刷新され、ATが6速から8速へ変更されたことによりエグゼクティブラウンジのJC08モード燃費は従来の9.6km/Lから10.6km/Lを達成しています。
マイナーチェンジした新型ヴェルファイアの販売価格とスペック
マイナーチェンジ後のヴェルファイアの販売価格は3,354,480円~となっています。第二世代へ進化したトヨタセーフティセンスを標準装備した新型ヴェルファイアの一番人気グレード、ガソリンモデルのX8人乗りのスペックと全グレードの販売価格一覧を紹介します。
グレード | メーカー希望小売価格 |
---|---|
X | 3,376,080円~ |
V | 4,206,600円~ |
VL | 4,652,000円~ |
HYBRID X | 4,384,800円~ |
HYBRID V | 4,997,160円~ |
HYBRID V L エディション | 5,551,200円~ |
Executive Lounge | 7,028,640円~ |
HYBRID Executive Lounge | 7,352,640円~ |
Z | 3,714,120円~ |
Z A エディション | 3,926,880円~ |
Z G エディション | 4,383,720円~ |
ZG | 4,969,080円~ |
HYBRID Z | 4,632,120円~ |
HYBRID ZR | 5,139,000円~ |
HYBRID ZR G エディション | 5,695,920円~ |
Executive Lounge Z | 7,177,680円~ |
HYBRID Executive Lounge Z | 7,502,760円~ |
全長 | 4,935mm |
---|---|
全幅 | 1,850mm |
全高 | 1,935mm |
ホイールベース | 3,000mm |
室内長 | 3,210mm |
室内高 | 1,590mm |
室内幅 | 1,400mm |
車両重量 | 1,920mm |
最低地上高 | 160mm |
最小回転半径 | 5.6m |
総排気量 | 2.493L |
最高出力 | 134kW(182PS)/6,000rpm |
最大トルク | 235Nm(24.0kgm)/4,100rpm |
ボディカラー | 5色 |
乗車定員 | 8名 |
JC08モード燃費 | 11.6km/L |
価格 | 3,354,480円~ |
ヴェルファイアのライバルはホンダのフリードや日産のセレナ
下記の表は2017年3月の国内のミニバンの新車販売台数の売上トップ5を示しています。1位のホンダ・フリード・2位の日産セレナを、ヴェルファイアと比較すれば車体のサイズやラグジュアリーモデルのミニバンではないため、直接的なライバル関係とは言えないかもしれません。
しかし、フリードもセレナも2017年の3月においてはヴェルファイアの倍近くを販売しているため、ミニバン市場で熾烈なシェア争いを繰り広げているライバル車として捉えても差支えがありません。
順位・車名 | 月間販売台数 |
---|---|
1位 ホンダ・フリード | 14,799台 |
2位 日産・セレナ | 14,577台 |
3位 トヨタ・シエンタ | 13,336台 |
4位 トヨタ・ヴォクシー | 10,831台 |
5位 トヨタ・ヴェルファイア | 6,538台 |
ホンダ・フリード
日産・セレナ
最上級のラグジュアリーミニバン・ヴェルファイアの画像5枚
- ヴェルファイア
- ヴェルファイア
- ヴェルファイア
- ヴェルファイア
- ヴェルファイア
ヴェルファイア・アルファード連合で「フリード」や「セレナ」の販売台数を超える事ができるか
新型ヴェルファイアのマイナーチェンジは2017年12月25日に発表され2018年1月8日に発売しました。時期を合わせて兄弟車であるアルファードのマイナーチェンジ車も販売されています。現状では、ヴェルファイアの販売台数とアルファードの販売台数を合計してもフリードやセレナの販売台数以下です。ラグジュアリータイプのミニバンであるため仕方がない側面もありますが、今回行わるマイナーチェンジでヴェルファイアの販売台数とアルファードの販売台数の合計がフリードやセレナの販売台数を超える事ができるのかに注目が集まります。