ヴェルファイアの全グレードを特徴と装備で比較
ヴェルファイアは2023年6月に約8年ぶりのフルモデルチェンジを実施し、現行の3代目へと進化しました。プラットフォームを刷新し「性能を世界基準に昇華させる」を開発テーマに、走行性能・静粛性・内外装の上質感がすべて大幅に向上しています。兄弟車のアルファードとプラットフォームは共通ながら、ヴェルファイア独自のボディ剛性強化パーツの追加・専用サスペンションチューニング・全車19インチタイヤの標準装備など、よりスポーティでアグレッシブな走りが楽しめる点が特徴です。
2024年12月には一部改良が実施され、PHEVグレードの追加・装備の充実・価格の見直しが行われました。現行ヴェルファイアのグレード構成は「Zプレミア」と「エグゼクティブラウンジ」の2グレードで、パワートレインは2.4Lガソリンターボ(Zプレミアのみ)・2.5Lハイブリッド・PHEV(エグゼクティブラウンジのみ)から選択できます。以下では各グレードの特徴・標準装備・スペック・価格を詳しく解説します。
ヴェルファイアの主力グレード「Zプレミア」

Zプレミアはヴェルファイアのメイングレードでありながら、アルファードの最上位グレードに匹敵する豪華な装備内容が特徴です。購入者の約7割がZプレミアを選択しており、現行ヴェルファイアの事実上の中心グレードといえます。
シートはZプレミアの時点でプレミアムナッパ本革を標準採用しており、セカンドシートはエグゼクティブパワーシート(パワーロングスライド・パワーリクライニング・パワーオットマン・快適温熱シート+ベンチレーション)を装備。乗車定員は7人(キャプテンシート)で、全車E-Four(ハイブリッド4WD)も選択可能です。
安全装備はトヨタセーフティセンス・トヨタチームメイト(アダプティブクルーズコントロール+レーントレーシングアシストなど)が全車標準装備されており、高速道路での長距離移動でも疲労を大幅に軽減できます。また、ヴェルファイア専用のフロントパフォーマンスブレースや周波数感応型ショックアブソーバーにより、重量級ミニバンとは思えないシャープなハンドリング性能を実現しています。
パワートレインは2.4Lガソリンターボ(2WD/4WD)と2.5Lハイブリッド(2WD/E-Four)の2種類が用意されています。2.4Lターボはアルファードには設定されないヴェルファイア専用エンジンで、最高出力279PS・最大トルク430Nmというスポーツカー並みのスペックを誇ります。
Zプレミアの主な標準装備
- トヨタセーフティセンス(全車標準)
- トヨタチームメイト(アダプティブクルーズコントロール+レーントレーシングアシスト等)
- プレミアムナッパ本革シート(全車標準)
- エグゼクティブパワーシート(セカンドシート)
- 快適温熱シート+ベンチレーション(前後席)
- 19インチアルミホイール(全車標準)
- 左右独立ムーンルーフ
- パワーサイドサンシェード(リヤドア)
- デジタルインナーミラー(前後方録画機能付)
- 12.3インチディスプレイオーディオ
- JBLプレミアムサウンドシステム(メーカーオプション)
- 周波数感応型ショックアブソーバー
- ヴェルファイア専用ボディ剛性強化パーツ
| 全長 | 4,995mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,850mm |
| 全高 | 1,945mm |
| ホイールベース | 3,000mm |
| 室内長 | 3,285mm |
| 室内幅 | 1,590mm |
| 室内高 | 1,410mm |
| 最小回転半径 | 4.9m |
| 2.4Lターボ WLTCモード燃費(2WD) | 10.2km/L |
|---|---|
| 2.4Lターボ 最高出力 | 279PS/6,000rpm |
| 2.4Lターボ 最大トルク | 430Nm/1,700〜3,600rpm |
| 2.4Lターボ 使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
| ハイブリッド WLTCモード燃費(2WD) | 17.5km/L |
| ハイブリッド WLTCモード燃費(E-Four) | 16.5km/L |
| 乗車定員 | 7人 |
| 価格(2.4Lターボ 2WD) | 670万円〜 |
| 価格(2.4Lターボ 4WD) | 692万円〜 |
| 価格(ハイブリッド 2WD) | 705万円〜 |
| 価格(ハイブリッド E-Four) | 727万円〜 |
VIP仕様の最上級グレード「エグゼクティブラウンジ」

エグゼクティブラウンジは現行ヴェルファイアの頂点に立つ最上級グレードで、ファーストクラスやプライベートジェットを彷彿とさせる後席空間が最大の魅力です。ハイブリッド車専用グレード(2WD・E-Four)で、2024年12月の一部改良ではPHEV(E-Fourのみ)も追加されました。
Zプレミアとの最大の違いはセカンドシートです。エグゼクティブラウンジではZプレミアのエグゼクティブパワーシートをさらに上回るエグゼクティブラウンジシートを採用。パワーロングスライド・パワーリクライニング・パワーオットマン・マニュアルウォークインレバー・回転格納式テーブル(各席1個)・オットマン&アームレストヒーター・リフレッシュシート(マッサージ機能)・リヤマルチオペレーションパネル(脱着式)など、移動中にあらゆる寛ぎを提供する装備が充実しています。
エクステリアではフロントグリルがガンメタ塗装仕様となり、Zプレミアとは異なる重厚で高級感のある顔つきになります。ボディカラーはブラックを基調としたラインナップが中心で、インテリアカラーはブラックとサンセットブラウンの2色から選択可能です。
オーディオはJBLプレミアムサウンドシステム(14インチ後席エンターテインメントシステム付)を標準装備しており、長距離移動での後席の快適性は国産ミニバンの中でも最高峰といえます。ただし、Zプレミアとの価格差は200万円以上あるため、後席装備の差をディーラーで実際に体感した上で選ぶことをおすすめします。
エグゼクティブラウンジの主な標準装備(Zプレミアからの追加・変更点)
- エグゼクティブラウンジシート(セカンドシート)
- 回転格納式テーブル(防汚処理付バニティミラー付、各席1個)
- オットマン&アームレストヒーター(セカンドシート)
- リフレッシュシート(マッサージ機能)
- リヤマルチオペレーションパネル(脱着式)
- JBLプレミアムサウンドシステム(標準装備)
- 14インチリヤシートエンターテインメントシステム(標準装備)
- 後席用パワーサンシェード(フロント・リヤ・クォーター)
- フロントグリル(ガンメタ塗装・専用デザイン)
| ハイブリッド WLTCモード燃費(2WD) | 17.5km/L |
|---|---|
| ハイブリッド WLTCモード燃費(E-Four) | 16.5km/L |
| 乗車定員 | 7人 |
| 価格(ハイブリッド 2WD) | 870万円〜 |
| 価格(ハイブリッド E-Four) | 892万円〜 |
| 価格(PHEV E-Four) | 1,085万円〜 |
ヴェルファイアのグレードを選ぶときのポイント
現行ヴェルファイアはグレード構成がシンプルな2本立てとなり、選択の軸は「Zプレミアで十分か、エグゼクティブラウンジの後席装備まで必要か」という点に絞られます。以下のポイントを参考にしてください。
- パワフルな走りを重視したい・コストを抑えたい→「Zプレミア(2.4Lターボ 2WD)」がおすすめ。購入者の約6割が選ぶ最人気の組み合わせです。
- 燃費も重視したい・雪道など悪天候でも安心したい→「Zプレミア(ハイブリッド E-Four)」。WLTCモード16.5km/Lと重量級ミニバンとして優秀な燃費性能です。
- 後席の豪華さを最優先・送迎・ショーファードリブン用途→「エグゼクティブラウンジ(ハイブリッド)」。エグゼクティブラウンジシートによる後席空間は国産ミニバン最高峰です。
- 環境性能と後席の贅沢さを両立したい→「エグゼクティブラウンジ(PHEV)」。外部充電に対応し、EVモードでの走行も可能です。ただし価格は1,085万円〜と非常に高額です。
なお、アルファードと比較すると、ヴェルファイアはZプレミアの時点でナッパ本革シート・19インチホイール・トヨタチームメイトが全車標準装備となっており、装備の充実度ではアルファードのZグレードを上回ります。その分価格もアルファードより115万円前後高くなりますが、走りへのこだわりや個性的なデザインを重視するなら、ヴェルファイアは非常にコストパフォーマンスに優れた選択肢といえます。
最小回転半径は4.9mと大型ミニバンとしては標準的ですが、全長4,995mm・全幅1,850mmの大柄なボディを取り回す機会が多い方は、事前に自宅周辺や駐車環境の確認を忘れずに行いましょう。最新の価格・装備内容はトヨタ公式サイトや販売店にてご確認ください。
























