3世代目「ルノー トゥインゴ」が初の大幅改良を実施~新型モデルとなって刷新された内外装等
フランスに拠点を構えるルノーは2019年5月5日に、Aセグメントに属する主力車「トゥインゴ(Renault Twingo)」に大幅改良を実施して、新型モデルの欧州市場での先行発売をスタートさせました。
2019年10月には改良モデルが東京モーターショー2019へ出展されました。
新型「トゥインゴ」のフランス本国でのベース価格は1万1400ユーロです。1ユーロ=123円で計算すれば、約140.2万円と見積もることができます。
2014年にジュネーブモーターショーで世界初披露された、第3世代にとっては初となる大幅改良が実施されて誕生した新型「トゥインゴ」は、バンパー・グリル・ヘッドライトのデザインを刷新、スマホアプリとの連携を強化した最新のコネクティビティシステムを採用するなどしています。
ここでは、日本市場でも着実に認知度とシェア率をアップさせている「トゥインゴ」の新型モデルの最新情報をお届けしていきます。
TWINGOの特別仕様車「ルノートゥインゴシグネチャー」が発売
ルノートゥインゴの特別仕様車「ルノートゥインゴシグネチャー」が2020年4月9日に発売されました。
「ルノートゥインゴシグネチャー」は、ブルー内装トリム、専用レザー調×ファブリックコンビシート、ブルーステッチインテリア、専用キッキングプレート、専用サイドストライプ、ボディ同色サイドプロテクションモール、16インチアロイホイールなどの専用装備を装備した、初回生産100台の特別仕様車です。
「ルノートゥインゴシグネチャー」の専用ボディーカラーはブルーオセアンMで、価格は2,140,000円からとなっています。
ルノー・トゥインゴにEVモデル「トゥインゴZ.E.」が初登場!最大航続距離は250kmに到達
ルノーは2020年3月2日、「トゥインゴZ.E.」を発表しました。Z.E.は「ゼロエミッション」を意味しており、RenaultのEVモデルに表記される名称。トゥインゴに電気自動車が設定されるのは初となります。
トゥインゴZ.E.のEVパワートレインは最大出力82hp、最大トルク16.3kgmのモーターで、最高速は135km/h、0~50km/h加速は4秒で到達。最大航続距離は250kmとなります。
蓄電容量22kWhのバッテリーを搭載し、公共の充電ステーションで他社の最大4倍の速さで充電可能な「カメレオン」充電システムを採用している点もポイントです。
インパネカラーはレッドやオレンジなど4種類がラインナップ。すっきりと整然としたコックピット周りは操作性に優れます。荷室容量は240Lで、室内積載長は2,310mmです。
トゥインゴZ.E.には「EASY LINK」マルチメディアシステムを搭載。Apple Car PlayやAndroid Auto対応の7インチHDタッチスクリーンで操作可能です。MY Renaultアプリでは、スマートフォンを通してドライブ計画を決められるほか、バッテリー残量のチェックや充電中のエアコン温度調整機能なども利用できます。
ルノー・トゥインゴに5速MT搭載モデル「トゥインゴ S」を新設定
ルノーは2020年2月3日、トゥインゴの新モデルとして「ルノー・トゥインゴS」を新設定しました。価格は1,790,000円で、トゥインゴの中では最廉価のグレードとなります。
トゥインゴSは最高出力73PS、最大トルク95N・mを発生する1.0L 3気筒自然吸気エンジンに5速MTを組み合わせたRR(リアエンジン・リアドライブ)モデル。ボディカラー、インテリアカラーは標準仕様の「トゥインゴEDC」や「トゥインゴEDCキャンバストップ」などと同デザインです。
足元にはS専用デザインの15インチホイールカバーを装着。音声操作に対応するマルチメディア「EASY LINK」では、スマートフォンと連携することでナビや通話機能、音楽再生などの多彩な機能が利用可能となります。
トゥインゴの限定車「ルコックスポルティフ」が再び登場!
2020年3月5日より、ルノー・トゥインゴとフランスの総合スポーツメーカー「le coq sportif」がコラボレーションした限定車「ルコックスポルティフ」が発売されます。ルコックスポルティフとのコラボ限定モデルは2019年にも販売されていて、今回は第2弾モデルとして新設定されます。
トゥインゴ ルコックスポルティフの価格は2,140,000円から。パワートレインは直列3気筒DOHC 0.9リッターターボエンジンにトランスミッション6速EDCを組み合わせ、駆動方式は2WDとなります。
トゥインゴ ルコックスポルティフのボディカラーは、第1弾でも人気の高かった「ブラン クオーツ M」と落ち着いた色味の「グリ リュネール M」の2色がラインナップ。フロントからリアにかけての専用サイドストライプ・デカールがポイントです。
ドアミラーやインテリアはルージュカラーのアクセントを散りばめ、遊び心のあるユニークな内外装デザインに。シートはレザー調×ファブリック素材のコンビシートで、フロントシートにはシートヒーターが搭載されています。16インチ専用アロイホイールや4スピーカー+サブウーファー等も第1弾モデルから引き継がれている特別装備です。
ルノー・トゥインゴにキャンバストップモデルが新設定!2019年12月から発売
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ジョンマンゴー -
ルージュフラムM -
ヴェールピスタッシュ -
ブルードラジェ -
ブランクリスタル
ルノーがトゥインゴにキャンバストップモデルを設定することが分かりました。発売は2019年12月5日から、ボディカラーは「ジョンマンゴー」「ブルードラジェ」「ヴェールピスタッシュ」「ブランクリスタル」「ルージュフラムM」を用意。価格は2,106,000円(ルージュフラムMは2,147,000円)です。
インテリアカラーは清潔感のあるライトグレーを採用。キャンバストップによる開放的な車内空間が広がり、ロングドライブ中も快適に過ごせます。「タイヤ空気圧警報」「タイヤ空気圧警報」など安全装備が充実。スマートフォンのミラーリング機能も使用できます。
“FUTURE ANTIQUE”イベントで皆川明氏デザインのトゥインゴと初代トゥインゴが展示
2019年11月19日から開催されるイベントに、ミナ ペルホネンのデザイナー皆川明氏がデザインするルノー・トゥインゴと初代トゥインゴが展示されることがわかりました。皆川明氏が手掛けたトゥインゴには、花の咲いた野原の景色がデザインされています。
本イベントは代官山、広島、湘南のT-SITEにて順次開催されます。
ルノートゥインゴがエクステリアデザインの変更と安全装備の強化を実施!同時に特別仕様車「ルノー トゥインゴ ルコックスポルティフ」を発売
2019年8月22日、ルノージャポンはトゥインゴのマイナーチェンジを実施するとともに、特別仕様車として「Renault Twingo Le Coq Sportif(ルノー トゥインゴ ルコックスポルティフ)」を発売しました。
今回のマイナーチェンジによる大きな変更点のひとつがエクステリアデザインの刷新です。CシェイプLEDランプとCシェイプウインカーを搭載するほか、ボディサイズが全長3,645mm、全幅1,650mm、全高1,545mmとなります。
バンパーのデザインにも変更が加えられ、フロントバンパーの両側にスリットが入っています。これにより車両が受ける空気抵抗が低減されるようになりました。
リアフェンダーの左部には吸気用エアインテークが新設されていて、ウィンドウ下部のサイドストライプはドット柄に変更されています。
足元には15インチのアルミホイールを装着し、こちらも今回のマイナーチェンジでデザインが変更されました。
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マイナーチェンジ後のトゥインゴには新色「ジョン マンゴー」が新たに追加 -
ルノートゥインゴ ブルー ドラジェ -
ルノートゥインゴ ヴェール ピスタッシュ -
ルノートゥインゴ ブラン クリスタル -
ルノートゥインゴ ルージュ フラム M(4万円高)
新型トゥインゴのボディカラーには「ブルー ドラジェ」「ヴェールピスタッシュ」「ブランクリスタル」「ルージュ フラム M」のほか、新色として「ジョンマンゴー」が追加。ルージュ フラム Mは有料色でプラス4万円となります。
新型トゥインゴのインテリアには、ブランインテリア(ホワイト)にライトグレーのスポーティーなシートカラーを採用。ミラーリング機能「EASY LINK」搭載の7インチタッチスクリーンはスマホとの連携も可能で、Apple Car PlayとAndroid Auto、音声操作にも対応します。
センターコンソールは収納力を高め、USBポートなどの端子も完備。実用性の高いコックピットとなっています。
トゥインゴは今回のマイナーチェンジで「車線逸脱警報(LDW)」を新採用。その他にも「タイヤ空気圧警報」「ヒルスタートアシスト」「バックソナー」「タイヤ空気圧警報」を装備するなど、コンパクトカークラスとしては非常に高性能な一台となっています。新型トゥインゴのベース価格は195万円です。
マイナーチェンジとともに発表された特別仕様車「ルノー トゥインゴ ルコックスポルティフ」は、150台限定で2019年8月22日より発売されます。仏のスポーツウェアブランド「ルコックスポルティフ」とのコラボにより生まれたモデルで、価格は2,140,000円。トランスミッションには6EDC(エフィシエントデュアルクラッチ)を採用します。
車体色はブラン クオーツ メタリックにトリコロールを配した洗練されたスタイリングで、フランス車らしい魅力あふれる車に仕上がっています。インテリアはブラックをベースにレッドのアクセントをプラスしたファッショナブルなデザインです。
特別仕様車「ルノー トゥインゴ ルコックスポルティフ」に用意されている多彩な特別装備は以下の通り。
ルノー トゥインゴ ルコックスポルティフの特別装備
- 専用サイドストライプ・専用デカール
- ボディ同色サイドプロテクションモール(ルコックスポルティフロゴ入り)
- ルージュドアミラー
- プライバシーガラス
- コーナリングランプ機能付フロントフォグランプ
- 専用16インチアロイホイール
- 専用キッキングプレート
- ルージュ内装トリム(ダッシュボード・エアコンベゼル)
- 専用ロゴプレート
- レザー調×ファブリックコンビシート
- 前席シートヒーター
- 4スピーカー+サブウーハー
- バックソナー+リアカメラ
- リアシート下収納ネット
- サングラスホルダー
ルノートゥインゴGTに特別仕様車「ノワール」誕生!限定30台でレア車になること間違いなし!
ルノー・ジャポンはRR(リヤエンジン・リヤドライブ)の現行ルノー・トゥインゴに、特別仕様車「トゥインゴGTノワール」を30台限定で2019年5月23日から発売をスタートしました。
トスインゴGTは高性能なコンパクトスポーツモデルで、109psを誇るターボエンジンのチューニングをルノー・スポールが施しているモデルで、トランスミッションはMT、車線逸脱警報などの安全装備も設定されています。
「ノワール」のボディカラーは専用色の「ノワール・エトワール」で、ブラックのボディに鮮やかなオレンジがアクセントになっていて、スポーティさだけではなく、精悍な印象でこれまでのトゥインゴに比べてかなりの特別感があります。
特別なトゥインゴGT「ノワール」は30台の限定販売で、販売価格は229万円になります。
ビッグマイナーチェンジによって「トゥインゴ」のフロントグリル等のデザインは刷新
トゥインゴの現行型3世代目は、メルセデス・ベンツ傘下のスマートブランドの「フォーツー」や「フォーフォー」とシャシーなどのパーツを共有することで、従来のFFレイアウトからRR駆動・5ドアの車へと移行しました。
3世代目にとっては、初のビッグマイナーチェンジが実施されて誕生した新型モデルは、フロントバンパー・フロントグリル・ヘッドライトのデザインを刷新しています。特にヘッドライトは、新型「メガーヌ」も採用する、ルノー車のトレンドであるLEDデイタイムランニングライトを導入して、機能性も追求しています。
新型トゥインゴは、テールランプやリアバンパー等にも新デザインを採用して、ハッチバックスタイルの完成度を高めています。
新型「トゥインゴ」はユーザーの好みに合わせてインテリアカラーを組み合わせ選択できるサービスを用意
新型「トゥインゴ」の内装では、インテリアカラーはダーク系統とライト系統とを自由に組み合わせる事も可能とするなど、ユーザーの好みに合わせてオリジナリティを発揮できる、カスタマイズオプションを設定しています。
その他の内装の特徴は、センターコンソールのデザインを刷新・2基のUSBポートを装備・シフトレバーのデザインにも改良が加えられている事です。
新型「トゥインゴ」の全長は前モデルよりも25mm延長・ボディカラーはフランスの車らしく深みと鮮やかさが伴う色調
新型トゥインゴのボディサイズは3,614mm×1,646mm×1,544mmです。前モデルと比較すれば全長は約25mm延長され・全高は10mmほど低く設定されています。
同車が採用するボディカラーはイエロー・レッド・ブラック・ホワイトで、どの塗装色もフランスの車らしく、深みと鮮やかさを伴わせます。
全長 | 3,614mm |
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全幅 | 1,646mm |
全高 | 1,544mm |
ホイールベース | 2,492mm |
新型「トゥインゴ」はスマホアプリとの連携を強化した最新のコネクティビティを導入して利便性を向上
欧州市場で先行発売された新型・トゥインゴは、スマホアプリとの連携を強化したルノーのコネクティビティサービス「イージー・コネクト」の最新バージョンを導入して、利便性を追求しています。
同車が新たに採用するマルチメディアシステムにおいての主要ユニットである「高解像度タッチスクリーンモニター」は、利用者との親和性を高めるために、ユーザー目線に立ったインターフェース・ショートカットメニューを充実させて、優れた操作性を追求します。
新型トゥインゴでは、車載コンピューターにApple「Car Play」やGoogle「Android Auto」をインストールさせて、スマートアプリとの連携を強化させる事で、より簡単・スムーズな目的地検索やハンズフリー通話などを可能とします。
また、同車はスマホアプリ「My Renault」を利用すれば、ネット回線を通じてルノー・ディーラー・ドライバーの3者間の連携が強化されて、各種サービスの提供が可能となります。
新型「トゥインゴ」は搭載するNAエンジンとターボエンジンの最高出力を強化
大幅改良が実施されて誕生した新型「トゥインゴ」も前モデルと同様に、RR(リアエンジン・リアドライブ)方式を採用します。
新型「トゥインゴ」はNAエンジンあるいは、ターボエンジンを搭載する2タイプの車両を展開しています。排気量998ccの3気筒自然吸気エンジンは、最大出力75hp/6,250rpm・最大トルク9.7kgm/4,000rpmをクリアします。従来モデルと比較すれば最大出力は5hp、最大トルクは0.4kgm強化されています。
一方の総排気量898cc の3気筒ターボエンジンは、最大出力93hp/5,500rpm・最大トルク13.8kgm/2,500rpmのスペックを実現しています。前モデルと比較すれば最大トルクは同一の数値ですが、最大出力は3hp引き上げられています。
エンジン | 3気筒NAエンジン | 3気筒ターボエンジン |
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総排気量 | 998cc | 898cc |
最高出力 | 75hp/6,250rpm | 93hp/5,500rpm |
最大トルク | 9.7kgm/4,000rpm | 13.8kgm/2,500rpm |
変速機 | 5速MT | 5速MT・6AT |
マイナーチェンジを実施して動作性や利便性が強化された新型「トゥインゴ」の日本市場への早いタイミングでの導入が期待
大幅改良が実施されて誕生した第3世代・トゥインゴの新型モデルは、搭載するエンジンの出力が強化され、スマホアプリと連携する最新のコネクティビティを導入して利便性を向上させています。
2014年に誕生した第3世代のトゥインゴは、2016年9月より日本市場での販売をスタートさせました。Aセグメントの車両としては数少ないRRレイアウトを採用する同車は、オシャレな内外装・リーズナブルな価格帯などが評価されて、日本国内でも認知度とシェア率を高めています。
マイナーチェンジによって更なる魅力を増した、新型「トゥインゴ」の日本市場への早いタイミングでの導入が期待されます。