コペンの維持費

コペンの年間維持費はいくら?軽自動車の車検・税金とガソリン代を解説

コペンの維持費は年間いくら?軽自動車税10,800円や車検の法定費用、燃料代、任意保険まで最新の数値でまとめました。初代と2代目の違いや13年超の重課、維持費を抑える方法、オープンカーならではのメンテナンスも紹介します。

コペンの年間維持費はいくら?軽自動車の車検・税金とガソリン代を解説

コペンの年間維持費・車検・税金の総まとめ

ダイハツのオープンタイプの軽自動車「コペン」は、男性だけでなく女性からも人気が高く、初代・2代目を問わず多くのユーザーに選ばれてきた車種です。

2シーターオープンという性格上、コペンは積載性が低く乗車定員も2名のため、セカンドカーやドライブを楽しむ趣味の一台として選ばれることが多くなっています。せっかく購入したのに維持費が思った以上にかかって手放す、という事態は避けたいところです。そこで、ダイハツの軽自動車コペンにかかるガソリン代やメンテナンス費用、車検代、税金など、年間維持費の総額を詳しく紹介します。購入を考えたら、まずは年間維持費のシミュレーションから始めましょう。

COPEN Cero AT・FFを購入したケース

現行コペンのグレード一覧

ここでは、2014年から販売されている2代目コペン(LA400K型)を購入した場合をまとめました。コペンCeroは、2012年に生産を終えた初代モデル(L880K型)を思わせる丸目のエクステリアが特徴で、2015年6月から販売されています。2代目コペンは外装パーツを交換して異なるデザイン(Robe、XPLAY、Cero)を楽しめる「ドレスフォーメーション」を採用しているのも魅力です。なお、2代目コペンは2026年8月末での生産終了が発表されており、新車で選べるのは今のうちとなっています。まずは主要なスペックを確認しましょう。

全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,280mm
ホイールベース 2,230mm
最小回転半径 4.6m
燃費 25.2km/L
燃料 レギュラー
乗車定員 2名
車両重量 870kg
エンジン KF型
総排気量 660cc

コペン年間維持費の合計はおよそ63万円

お金で作られた車

コペンを購入し、年間1万kmの走行、3年に1回のタイヤ新品交換、半年に1回のエンジンオイル交換、軽自動車税の支払い、車検代の積み立て、月極駐車場代、任意保険料を想定すると、年間ではおよそ632,360円かかります。この金額には、維持に必ずかかる税金や保険料に加え、走行距離に応じたガソリン代やメンテナンス費用が含まれています。

ただし、合計額のおよそ半分は駐車場代で、これは地域差が非常に大きい項目です。税金・車検・燃料といった軽自動車本来の費用は普通車より大幅に安く、駐車場代を除けばコペンの維持費は軽自動車らしい手頃な水準に収まります。

軽自動車税(種別割) 10,800円
燃料代 94,350円(年間1万キロ走行)
駐車場代 360,000円
車検代(積立額) 30,000円
任意保険料 87,210円
メンテナンス費用 50,000円
合計金額 632,360円

軽自動車税(種別割)10,800円の内訳

コペンの軽自動車税(種別割)は、現行税率の10,800円です。以前は7,200円でしたが、2015年4月1日以降に新規登録された軽自動車は一律10,800円に引き上げられました。軽自動車税は毎年4月1日時点の所有者に課税されます。普通車の自動車税と比べると低く抑えられている点が、軽自動車の維持費の安さを支えています。

軽自動車税(種別割)
用途区分 総排気量 税額
自家用乗用軽自動車 660cc以下(2015年4月1日以降新規登録) 10,800円
660cc以下(2015年3月31日以前新規登録) 7,200円
営業用乗用軽自動車 660cc以下(2015年4月1日以降新規登録) 6,900円
660cc以下(2015年3月31日以前新規登録) 5,500円

燃料代94,350円の内訳

コペンのガソリン代を計算します。カタログ燃費は25.2km/Lですが、ここでは実燃費を18.0km/Lと設定し、年間1万キロ走行すると仮定しました。レギュラーガソリンの全国平均価格は2026年時点でおおむね170円/L前後で推移しているため、その価格で計算すると年間94,350円になります。

年間1万キロ走った場合の燃料代

10,000km÷18.0km/L=年間約555リットル
555リットル×170円=94,350円

雪の多い地域で冬期(例えば12月から4月までの間)は走らないと仮定し、年間7,500キロ走行とした場合は、ガソリン代はおよそ70,890円になります。ガソリン代は走行環境や運転方法で変わるため、あくまで目安として考えてください。軽自動車のコペンは燃費が良く、同じ走行距離でも燃料代を抑えやすいのが強みです。

駐車場代360,000円の内訳

ミニカーの駐車場

駐車場代は、東京都内の月極駐車場の平均額30,000円を基準にすると、年間360,000円になります。地方ではこれより安くなることが多く、年間維持費を大きく左右する項目です。地域の相場に置き換えて計算すると、より実態に近い金額になります。

コペンはオープンカーで台数も多くないため、いたずらや盗難のリスクも意識したいところです。ルーフは電動開閉式のハードトップで、開けたままの駐車は避けたい構造でもあります。可能であれば、防犯対策のされた月極駐車場や屋根付き・屋内の駐車場を選ぶと安心です。

車検代30,000円の内訳

コペンの車検は、新車購入から3年後、以降は2年ごとの継続検査で、自動車重量税・自賠責保険料・印紙代といった法定費用が必ずかかります。自家用軽自動車でエコカー減税の適用がない場合、法定費用は重量税6,600円、自賠責保険料(24ヶ月)17,540円、印紙代1,100円で、合計25,240円ほどです(自賠責は2023年4月1日以降の金額)。

これにディーラーや車検代行業者へ依頼する点検整備費用や代行手数料が10,000円から30,000円程度上乗せされ、総額はおおよそ35,000円から55,000円になります。車検は2年ごとのため、年間に換算して積み立てる金額は30,000円程度をみておけば十分です。ただし、車検時に部品交換や修理が必要になればその分の費用が別途かかります。軽自動車は重量税や自賠責が普通車より安く、車検費用を抑えやすいのも魅力です。

※新車購入してから3年後にやってくる初回車検以降は2年毎

●自動車重量税
自動車重量税 車検の有効期間(3年)
エコカー外 エコカー
税率 減税無し 本則税率 25%減税 50%減税 75%減税
3年自家用(新車購入時) 9,900円 7,500円 5,600円 3,700円 1,800円
2年自家用(継続検査) 6,600円 5,000円 3,700円 2,500円 1,200円

※車を登録してから、13年、18年が経過すると、重量税が増加します。
※エコカー減免制度が適用される車であれば、税額が免除、または一定割合減免されます。

●自賠責保険料(離島・沖縄を除く)
2023年4月1日以降の軽自動車自賠責保険料
軽自動車 保険期間
37ヵ月 36ヵ月 25ヵ月 24ヵ月 13ヵ月 12ヵ月 1ヵ月
24,010円 23,520円 18,040円 17,540円 11,950円 11,440円 5,740円

※新車を購入した場合は、自賠責保険に37ヶ月加入します。

任意保険料87,210円の内訳

車を守る手

車検に含まれる自賠責保険だけでは、事故の際の補償が不十分です。自分や相手、車や対象物への損害を補償する任意保険には加入しておきたいところです。年齢30歳、ゴールド免許、年間走行距離11,000km以下、対人・対物無制限、車両保険つき、運転者本人限定という条件で見積もると、年間87,210円になりました。保険料は保険会社や補償内容、契約者の条件で大きく変わります。

対物賠償や車両保険の設定を見直す、運転者の範囲を絞るなど、コペンの使い方に合わせてオプションを調整すれば、任意保険料は抑えられます。代理店型だけでなくネット型でも見積もりを取り、補償内容とのバランスで選ぶと無駄が出ません。

メンテナンス費用50,000円の内訳

タイヤ

コペンを維持するには、車検や税金以外に日々のメンテナンス費用もかかります。タイヤは夏タイヤと冬タイヤ(スタッドレス)の新品交換を3年に1回行うサイクルを想定します。165/50R16サイズの夏タイヤは国産メーカーで4本4万円ほど、冬タイヤは4本5万円ほどで、同じ年にまとめて交換するサイクルなら年換算でおよそ3万円です。

エンジンオイル交換を半年に1回のサイクルとすると、オイルフィルター(エレメント)交換を含めても1回あたり1万円以内で済み、年間2万円ほどです。タイヤとオイルを合わせると、メンテナンス費用は年間で約5万円になります。

あわせて意識したいのが、コペンならではの電動開閉ルーフ(アクティブトップ)です。開閉機構のモーターや作動部、ルーフまわりのウェザーストリップ(ゴムシール)は経年で劣化し、開閉不良や雨漏りが起きやすい部分です。定期的に作動を確認し、ゴム部分の手入れをしておくと、大がかりな修理を避けやすくなります。長く良い状態で乗り続けるには、こうした予防的なメンテナンスが効いてきます。

コペンの維持費を抑えるコツ

軽自動車のコペンはもともと固定費が低く、工夫しだいでさらにランニングコストを抑えられます。効果が大きいのは任意保険で、ネット型での見積もり比較や無事故による等級アップ、車両保険の見直しが有効です。燃料代は、急発進を控えたていねいな運転やタイヤの空気圧管理で数%の差が出ます。車検はディーラー、整備工場、車検専門店などで相見積もりを取り、ワイパーゴムなど自分で交換できる消耗品はDIYで済ませると工賃を節約できます。ただし、ルーフの開閉機構やブレーキなど安全と機能に関わる部分の整備は削らず、優先して点検しておきましょう。

初代コペンの中古車という選択肢もある

海外でも人気がある初代コペン

コペンには、2002年から2012年まで生産された初代モデル(L880K型)という選択肢もあります。軽自動車としては珍しい直列4気筒ツインスクロールターボエンジンを搭載し、走りを楽しめる一台です。トランスミッションは4速ATと5速MTがあり、本革シートを採用した特別仕様車も多く販売されました。

初代コペンは、2015年3月31日以前の新規登録であれば軽自動車税は7,200円ですが、現存する個体はすべて初年度登録から13年を超えているため重課の対象で、軽自動車税は12,900円になります。車検時の重量税も13年超・18年超で段階的に上がる点に注意が必要です。生産台数は約58,000台と多く、中古車市場でも見つけやすいモデルです。なお、軽オープンとして希少なコペンは中古相場が底堅く、2代目の生産終了が発表されてからは中古人気がさらに高まっています。値落ちが小さいぶん、売却額まで含めた実質的な維持費は数字ほど重くならないこともあります。

コペンの維持費は安い

コペンと維持費

軽自動車のコペンは、軽自動車税が7,200円から10,800円に上がったとはいえ、税金・車検・自賠責といった本来の維持費は普通車より大幅に安く済みます。今回の試算ではおよそ632,360円となりましたが、その半分近くを占めるのは地域差の大きい駐車場代です。駐車場代を抑えられる環境であれば、年間の負担はさらに軽くなります。

2シーターオープンのコペンは、ファミリーカーのセカンドカーや趣味の一台として、維持費の面で扱いやすい車種です。燃費の良さや軽自動車ならではの税負担の軽さに加え、電動ルーフのメンテナンスや任意保険を上手に管理すれば、無理なく長く付き合えます。費用の全体像をつかんだうえで、オープンエアの爽快なドライブを楽しんでください。