ロードスターの維持費

ロードスターの年間維持費をND型の「AT車」と「MT車」で徹底比較

ロードスターの年間維持費をND型の「AT車」と「MT車」を購入した場合をモデルケースとして求めた。燃料代・駐車場・任意保険料・車検代・自動車税を内訳とする維持費は、AT車が約40.6万円・MT車が約40.8万円。

ロードスターの年間維持費をND型の「AT車」と「MT車」で徹底比較

ロードスターの維持費は年間いくら? ND型の「AT車」と「MT車」を購入した場合をモデルケースとして計算してみた

2019年は「ロードスター」にとっては生誕30周年となるメモリアルイヤーです。グローバル市場で評価されるオープンタイプのライトウェイトスポーツカーである「ロードスター」は、世界累計販売台数が100万台を超えるマツダを代表する車です。

マツダはロードスターの生誕30周年を祝って、「レーシングオレンジ」とネーミングした専用ボディカラーを特徴とする特別仕様車を、世界で限定3,000台販売する事を2019年3月25日に発表しました。

マツダが追い求める「人馬一体」の走りを実現させるために、積極的にSKYACTIV TECHNOLOGYを導入して進化を続けるロードスターの購入を考える方は、2019年は特に多いはず。

そこで今回は、ロードスターの「MT車」と「AT車」の年間維持費を知りたいと思っている方々の要望に応えるために、4代目ND型ロードスターのグレード「S Special Package」のMT車とAT車を購入した場合をモデルケースとして、各車の維持費を求めていきます。

ND型ロードスターのグレード別 標準装備とAT車・MT車の特徴の違い

マツダロードスター

現行モデルのND型ロードスターは、重さの要因なるエンジンルーム内のワイヤーパーツにアルミを用いるなどして、先代モデル(NC型)と比較すれば、100kgを超える軽量化を実現させています。

マツダの世界戦略車であるロードスターは、アクセルペダルを踏み込んだ瞬間にパワフルなトクルを発揮可能とするFR専用設計の「SKYACTIV‐G 1.5」や、各骨格を協調させる連続フレームワーク構造に、超高張力鋼板などの素材を組み合わせる「SKYACTIV‐BODY」等の先端技術を積極的に導入して、商品力を強化します。

グレード「S Special Package」と「S Leather Package」からラインナップするAT車の特徴は、操作性を向上させるためにステアリングシフトスイッチを備える、減速エネルギーを有効活用するi-ELOOP(アイ・イーループ)やアイドリングストップを効率的に行うi-stop(アイ・ストップ)を標準装備させて、低燃費を実現している事です。

一方のMT車の特徴は「SKYACTIV‐MT」を搭載させて、マシンを操作している手応えドライバーにより強く実感させる、スポーツカーの魅力である加速レスポンスを向上させている事です。

グレード「S Special Package」の主要諸元
機種名 S Special Package
トランスミッション SKYACTIV‐MT 6MT 6EC‐AT
全長 3,915mm
全幅 1,735mm
全高 1,235mm
ホイールベース 2,310mm
最小回転半径 4.7m
エンジン SKYACTIV‐G 1.5 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
燃費(WLTCモード) 16.8km/L [17.4km/L] 17. 2km/L
燃料 無鉛プレミアムガソリン
乗車定員 2名
車両重量 1,010kg[1,030kg] 1,050kg
総排気量 1.496L
タイヤサイズ 195/50R16

※[] : MT車にはオプション設定でi-ELOOPとi‐stopを追加設定した際の数値

ND型ロードスターのベーシックモデルにあたるグレード「S」は、デジタル情報によってスマートな運転をアシストするi‐DM(インテリジェント・ドライブ・マスター)や、夜間走行時の安全性に貢献するHBC(ハイ・ビーム・コントロールシステム)などを標準装備します。

環境性能にも配慮したハイグレードモデル「S Special Package」は、フルオートエアコンや7インチWVGAセンターディスプレイを追加装備します。MT車はトルクセンシング式スーパーLSDを標準装備させて、走行性能を引き上げます。

フラッグシップモデルにあたる「RS」は、インダクションサウンドエアハンサーやビルシュタイン社製ダンパー、大径ディスクブレーキ等の専用装備を充実させて、運転時の高揚感を可能な限り引き上げます。

ND型ロードスター(S Special Package)の年間維持費は「MT車」が約40.8万円・「AT車」が約40.6万円

マツダロードスターのリアビュー

ND型ロードスター(S Special Package)の年間維持費を、支払額が法律によって定められている自動車税、任意に条件設定して見積もった任意保険料などを内訳として概算してみました。結果「MT車」は407,647円・「AT車」は406,163円となりました。

機種名 S Special Package
トランスミッション 6速MT 6速AT
自動車税 34,500円 34,500円
燃料代 92,820円 90,636円
駐車場代 120,000円 120,000円
車検代 34,927円 34,927円
任意保険料 87,900円 88,600円
諸経費 37,500円 37,500円
合計金額 407,647円 406,163円

税区分「1L超~1.5L以下」が適用されるロードスターの自動車税は34,500円

車を所有していれば支払い義務の生じる自動車税は、軽自動車であれば一律負担ですが、普通車の場合には、総排気量が0.5L増えるにつれて税額を加算する仕組みを採用しています。ロードスターの総排気量は1.496Lであるため税区分「1L超~1.5L以下」が適用されるため、5月末までに支払わなければならない自動車税は34,500円となります。

自動車税は年度の途中に新規登録した場合には、新規登録をした翌月から翌年3月までの月割り分を支払う、エコカー減税が適用される車であれば新車登録の翌年度分については税が優遇される等の諸制度を設けていますが、煩雑化を避けるためにここではロードスターの自動車税は34,500円とします。

2019年10月以前に初回新規登録を受けた場合の自動車税
車の分類 総排気量 税額 税額(13年超)
自家用車 1.0L以下 29,500円 33,900円
1.0L超~1.5L以下 34,500円 39,600円
1.5L超~2.0L以下 39,500円 45,400円
2.0L超~2.5L以下 45,000円 51,700円
2.5L超~3.0L以下 51,000円 58,600円
3.0L超~3.5L以下 58,000円 66,700円
3.5L超~4.0L以下 66,500円 76,400円
4.0L超~4.5L以下 76,500円 87,900円
4.5L超~6.0L以下 88,000円 101,200円
6.0L超~ 111,000円 127,600円
2019年10月以降に初回新規登録を受けた場合の自動車税
車の分類 総排気量 税額
自家用車 1.0L以下 25,000円
1.0L超~1.5L以下 30,500円
1.5L超~2.0L以下 36,000円
2.0L超~2.5L以下 43,500円
2.5L超~3.0L以下 50,000円
3.0L超~3.5L以下 57,000円
3.5L超~4.0L以下 65,500円
4.0L超~4.5L以下 75,500円
4.5L超~6.0L以下 87,000円
6.0L超~ 110,000円

年間走行距離を1万kmに設定すればロードスターの燃料代は「AT車」で9.1万円・「MT車」で9.3万円

古いタイプのガソリンスタンドとマツダロードスター

ロードスターの各モデルの1年間にかかる燃料代は、道路事情や運転パターンだけではなくて経済状況などの外的な要因によっても変動してしまいますが、「燃費」「年間走行距離」「燃料価格」の3項目に数値を設定すれば概算できます。

年間走行距離の目安

  • 通勤・通学(往復30km×120日×=3,600km)
  • 週1度のお買い物(往復30km×52週=1,560km)
  • 月1度のレジャー(往復400km×12回=4,800km)
  • 3,600km+1,560km+4,800km=9,960km

モデルケースとして上記のように「ロードスター」でのドライブを通勤やプライベートタイムで満喫しているオーナーを想定します。年間走行距離は、計算のしやすさを意識して、9,960kmの端数を切り上げて10,000kmへと再設定して考えます。

任意に設定した年間走行距離(10,000km)をロードスターの燃費で割って求めた「年間燃料消費量」に、プレミアムガソリン(ハイオク)価格を掛ければ、ロードスターの年間燃料代の概算値は導けます。

ロードスターの年間燃料代(概算値)の算出法

年間燃料消費量

  • 「MT車」: 10,000km ÷ 16.8km/L = 595L
  • 「AT車」: 10,000km ÷ 17.2km/L = 581L
  • 対物賠償は無制限
  • 14等級
  • ゴールド免許保有

1年間にかかる燃料代

  • 「MT車」: 595L × 156(円/L)= 92,820円
  • 「AT車」: 581L × 156(円/L)= 90,636円

※WLTCモードのカタログ燃費は実燃費に近いので「MT車」は16.8km/L、「AT車」が17.2km/Lの数値をそのまま適用する
※ハイオク価格は1Lあたり156円と設定

上記のようにハイオク価格は156(円/L)・年間走行距離は10,000kmと任意に数値を設定してロードスター(S Special Package)の1年間にかかる燃料代を概算した結果、MT車は92,820円・AT車は90,636円となりました。

上記の金額を用いて判断すれば、i-ELOOPやi-stopを標準装備させて更なる低燃費を実現しているAT車の方が、2,184円リーズナブルである事を確認できます。

モデルケースとして月極駐車場を1万円で借りているオーナー想定すれば「ロードスター」の1年間にかかる駐車場代は12万円

COBBYは「ロードスター」の駐車場代を求めるにあたって、全国相場の1万円で月極駐車場を借りている方をモデルケースとして想定して12万円と計算しました。

駐車場代は年間維持費の内訳の中でも最も誤差が膨らみやすい項目です。自宅などに駐車スペースを用意している方であれば料金は掛からず、月極駐車場を借りている方同士であっても、地価の影響を強く受けるため、大都市と地方に住む方を比較すれば月換算でも数万円の開きが生じてしまうからです。

実費に近い金額を確認したいという方は、駐車場賃貸借契約書などに記載されている月極料金を用いて、ご自身で計算してみましょう。

全国主要都市の月極駐車場の相場

  • 東京(23区)の相場:30,000円
  • 大阪市の相場:25,000円
  • 横浜市の相場:17,000円
  • 名古屋市の相場:11,000円
  • 福岡市の相場:11,000円
  • 札幌市の相場:10,000円
  • 全国の相場:10,000円

ND型ロードスター(S Special Package)車検代は1年換算で考えれば約3.5万円

ボンネットを開けエンジンをチェックしている様子

車検代は、自賠責保険などのように支払額が法律によって定められている法定費用と、ディーラーやカー用品店などの依頼場所によって請求額が異なる代行手数料・整備費用を合算すれば求まります。

ND型ロードスター(S Special Package)の法定費用
重量税 36,900円
自賠責保険 36,780円
印紙代 1,100円
合計 74,780円

ロードスターの車検代は法定費用の合計額(74,780 円)に、代行手数料・整備費用を加えれば概算値を算出する事ができます。

代行手数料・整備費用を3万円と仮定すれば、ロードスターの車検代104,780円であると計算できます。

車検のタイミングは新車を購入した場合には3年後、継続審査を行う場合には2年周期でやってきます。今回はロードスターを新車で購入するケースを考えているため、先に求めた車検代(104,780円)は1年換算で考えれば34,927円となります。

車両重量1,500kg以下の税区分が適用されるND型ロードスターを購入した場合の重量税は36,900円

軽自動車であれば車検の有効期間に応じて一律で、普通車であれば車両重量が500kg増加するごとに税額を加算していく仕組みを導入している重量税は、本来は1年単位でかかってくる税金ですが、新車登録時・車検時に適用期間分を一括して支払うという制度体型を構築しています。

ここでは、ND型ロードスター(S Special Package)を新車で購入するというモデルケースを想定しているため、適用される税区分は車両重量1,500kg以下となり、新規検査の際に納めるべき重量税は36,900円となります。

ちなみに今回はモデルケースとしては扱いませんでしたが、車両重量が990kg のベーシックモデル「S」を新車で購入した場合の重量税は24,600円となります。

自動車重量税 車検の有効期間(3年)
エコカー外 エコカー
車両重量/税率 減税無し 本則税率 25%減税 50%減税
~500kg以下 12,300円 7,500円 5,600円 3,700円
~1,000kg以下 24,600円 15,000円 11,200円 7,500円
~1,500kg以下 36,900円 22,500円 16,800円 11,200円
~2,000kg以下 49,200円 30,000円 22,500円 15,000円
~2,500kg以下 61,500円 37,500円 28,100円 18,700円
~3,000kg以下 73,800円 45,000円 33,700円 22,500円
自動車重量税 車検の有効期間(2年)
エコカー外 エコカー
車両重量/税率 減税無し 本則税率 25%減税 50%減税
~500kg以下 8,200円 5,000円 3,700円 2,500円
~1,000kg以下 16,400円 10,000円 7,500円 5,000円
~1,500kg以下 24,600円 15,000円 11,200円 7,500円
~2,000kg以下 32,800円 20,000円 15,000円 10,000円
~2,500kg以下 41,000円 25,000円 18,700円 12,500円
~3,000kg以下 49,200円 30,000円 22,500円 15,000円

※車を登録してから、13年、18年が経過すると、重量税が加算されます。
※エコカー減免制度が適用される車であれば、税額が免除、及び一定割合減免されます。
※重量税は車検証の有効期間分を一括して支払います。

普通車であるロードスターを購入した場合の自賠責保険料は36,780円

強制保険とも呼ばれる「自賠責保険」は、人身事故が発生した際に被害者を救済するという観点から、公道を走る車には法律によって加入義務が定められています。普通車であるロードスターを新車で購入した場合の保険期間は37ヵ月となるため、自賠責保険料は36,780円です。

2017年4月1日以降、2020年3月31日以前の自賠責保険料
車種普通自動車 保険期間
37ヵ月 36ヵ月 25ヵ月 24ヵ月 13ヵ月 12ヵ月 1ヵ月
36,780円 35,950円 26,680円 25,830円 16,380円 15,520円 5,870円
2023年4月1日以降の自賠責保険料
車種普通自動車 保険期間
37ヵ月 36ヵ月 25ヵ月 24ヵ月 13ヵ月 12ヵ月 1ヵ月
24,190円 23,690円 18,160円 17,650円 12,010円 11,500円 5,740円

※新車を購入した場合は、自賠責保険は37ヶ月加入となります。
※車検を通すには自賠責保険に加入する必要があります。
※沖縄・離島は除く

「ロードスター」の車検を指定工場に依頼した場合にかかる印紙代は1,100円

法定費用の一種である「自動車検査登録印紙(印紙代)」には、車検の適合性を公的機関に認定してもらう際にかかる手数料などが含まれます。

指定工場 1,100円(一律)
認定工場 軽自動車:1,400円
5ナンバー:1,700円
3ナンバー:1,800円

印紙代は、車検を自社で完結できて保安基準適合証を交付できる権限を持つ指定工場に依頼した場合には、軽自動車あるいは普通車に関わらず一律で1,100円です。ここでは「ロードスター」の車検を指定工場に依頼するというケースを想定しているため印紙代は1,100円を適用します。

車両保険はつける・対人賠償は無制限・ゴールド免許保有とするなどの条件設定で見積もったロードスターの任意保険料は「AT車」が8.9万円・「MT車」が8.8万円

「任意保険」には加入義務が伴いませんが、自賠責保険では対応できない物損事故等が発生した場合に備えて、ほとんどのドライバーが加入しています。任意保険はドライバーが属する等級・加入する保険の特約などの諸条件を考慮して支払い金額を算出します。

ロードスターはオーナーが運転を楽しむ趣味性の高い車であるため、運転者は本人限定として任意保険料を見積ります。その他には下記のように諸条件を設定しました。

全国主要都市の月極駐車場の相場

  • 年齢30歳以上
  • 年間走行距離11,000km以下
  • 対人賠償は無制限
  • 対物賠償は無制限
  • 14等級
  • 運転者は本人限定
  • ゴールド免許保有

マツダ「ロードスター(1.5 S Special Package)」の任意保険料の見積り額

  • 「AT車」:88,600 円(36,700円)
  • 「MT車」:87,900円(36,700円)

※()内の数値は、車両保険なしの金額

任意保険料は車両保険の有無、あるいは加入者の運転履歴や対物・対人賠償は無制限とするかなどの条件設定によっても支払い額が大きく変動しますので、ロードスターの購入を具体化させるために実費に近い見積り額を確認したいという方は、ご自身の条件設定に合わせて再計算することをお勧めします。

2年サイクルで新品タイヤを購入・エンジンオイルは年に1回交換するとして求めた「ロードスター」の諸経費は約3.8万円

「ロードスター」の諸経費の内訳は、新品タイヤの購入代とオイル・エレメント交換費用とします。必要時に応じてエアコンフィルターの交換等のメンテナンスを行う際には、37,500円という値にそれらの金額を加算すれば、ご自身にとっての諸経費のリアルティが増します。

ロードスターの諸経費
  AT車 MT車
タイヤ購入代 29,500円
オイル・エレメント交換代 8,000円
合計 37,500円
新品タイヤを2年サイクルで購入したとすれば1年間の積立金は約3万円

マツダロードスター前部のサイドビュー

マツダのSKYACTIV TECHNOLOGYを積極導入して、人馬一体の走りを追求する「ロードスター」でのドライブの質を維持するためには、装着するタイヤの状態が良好である事も必要条件となります。

ゴム成分が経年劣化する・路面に動力を伝える際に表面がスリ減っていく消耗品であるタイヤは、バースト等のトラブルを避けて、事故を未然に防ぐためにも定期的に新品へと交換しなければなりません。

新品タイヤへと交換する時期は一般的には3~4年と言われていますが、「ロードスター」のようなスポーツカーの場合には、走行能力に比例して装着しているタイヤが受けるダメージも大きくなるため、ここでは交換時期は2年後と設定します。

ダンロップのスポーツタイヤ「DIREZZA DZ102」を購入した場合を想定

  • タイヤサイズ (195/50 R16):4本セットの安値価格は59,000円

新品タイヤはNDロードスターに装着可能な、高性能微粒子カーボンやブレーキスロットを導入してウェット・グリップ性能を高める「DIREZZA DZ102(ディレッツァ ディーゼットイチマルニ)」を4本セットで購入した場合を想定します。

  AT車 MT車
タイヤサイズ 195/50R16
合計額 59,000円
年間換算 29,500円

「DIREZZA DZ102」を安値価格(4本セット)で購入した場合の金額は59,000円です。その額を適用すれば、29,500円が1年間の積立金であると判断出来ます。

今回は計算しませんでしたが、降雪地帯において冬シーズンも「ロードスター」を運転したいという方は、スタッドレスタイヤの購入金額も含めて再計算しましょう。

ロードスターが搭載する「SKYACTIV‐G 1.5」の状態を維持するのに必要なエンジンオイル・エレメント交換費用は年間で8,000円

NDロードスターが搭載する、ストレスのない加速フィールを実現する「SKYACTIV‐G 1.5」のスペックを維持するためには、定期的にエンジンオイルとエレメントを交換する必要があります。

ロードスターの製造・販売を行うマツダは、ガソリンエンジンを搭載する普通車のオイル交換はノーマルコンディションであれば1年単位で、山道・悪路走行が多いなどのシビアコンディションであれば半年単位で行うべきと推奨しています。

ここではノーマルコンディションでの利用を想定し、オイルに混じり込むスラッグ等の汚れを除去するパーツであるエレメントの交換も、年に1回実施するものとして考えて計算を行います。

「ロードスター」のオイル・エレメント交換費用8,000円の内訳

  • オイル交換(年1回)年:5,000円× 1回 = 5,000円
  • エレメント交換(年1回):2,000円×1回=2,000円
  • 作業工賃:500円×2回=1,000円
  • 合計金額:8,000円

※オイル・エレメント交換費用はディーラーやスタンドなどの依頼場所によっても異なりますが、平均的な金額である5,000円と2,000円と設定
※工賃は1作業あたり500円で計算

ロードスターはオープン・クローズ走行時に趣の異なるドライブを楽しめる贅沢な車

ロードスターの維持費

ロードスターは初代NA型が1989年に誕生してから、モデルチェンジを重ねてNB型・NC型・ND型へと進化を続けてきたオープンタイプのライトウェイトスポーツカーです。

SKYACTIV TECHNOLOGYを積極的に導入して人馬一体の走りを追求する「ロードスター」は、オーブン走行時にはエンジン音を感じながら・心地良い風に包まれながらのドライブを、クローズ走行時には静粛性の優れた室内空間で運転を楽しめる贅沢な車です。
ロードスターでの運転を希望する方は、維持費も考慮して購入するグレードを選びましょう!