アリオンとプレミオが廃止決定 後継モデルはなく今後はカローラセダンが受け継ぐ
トヨタが販売するアリオン、トヨペットが販売するプレミオは、カリーナとコロナの後継モデルで姉妹車の関係にあります。カローラアクシオとカムリの間に位置するモデルで、日本専売車種ですが東南アジアなどの海外では5年落ちでも新車価格で取引されるほど大人気の車種です。
ボディサイズは5ナンバーのコンパクトボディながらも外装・内装に高級感のある作りです。しかし、アリオンとプレミオはモデルチェンジをせず廃止されることが決定。
モデルチェンジして3ナンバー化になったカローラがプレミオとアリオンの替わりになり、ミドルサイズセダンの需要を受けることになりました。
生産終了したプレミオが新型として復活するという噂
プレミオは2021年3月に生産終了した5ナンバーセダンです。5ナンバーセダンは、ホンダのグレイスなどがありましたが、今ではトヨタのカローラアクシオ以外新車販売はされていません。
5ナンバーセダンはタクシーや社用車などで需要が高いですが、個人向けには販売台数は伸びません。プレミオも復活して新型モデルを発表する、という噂がありますが、トヨタにはカローラアクシオがあるため、プレミオ復活の可能性は低いと考えます。
アリオンとプレミオは2021年3月末で生産終了
アリオンとプレミオはフルモデルチェンジすることなく生産終了することが2021年12月1日にトヨタから公式発表されました。
世界的なSUV人気もあり、日本国内でもセダンの販売台数は落ち込んでいたことから、アリオンとプレミオも廃止の噂も以前からありました。
2021年3月末で生産終了することが決定していて、後継車種が用意されていないことから、今後はカローラセダンがアリオンとプレミオの役割を引き継ぐことになります。
アリオンとプレミオが廃止決定されるまでに噂されたフルモデルチェンジの情報
アリオンとプレミオの廃止は2020年12月1日にトヨタが公式発表しました。それまでも廃止の噂は絶えませんでしたが、フルモデルチェンジするという情報も少なからずありました。
フルモデルチェンジしていた場合どのような進化があったのか、プレミオとアリオンの基本スペックと一緒に情報をまとめています。
2021年にフルモデルチェンジしてプレミオがモデル継続
モデル廃止の噂があるアリオンとプレミオでしたが、2021年にフルモデルチェンジを行いアリオンがプレミオに統合、プレミオのみ販売が続けられる可能性があるとの情報を入手しました。
新型カローラセダンとは差別化され、2Lエンジン搭載のセダンモデルとしてラインナップするとのこと。しかしその一方、新型カローラセダンをベースとした上級モデルとして登場するとの説もあるようです。続報が入り次第、COBBYで詳しい情報をお伝えしていきます。
アリオンとプレミオはモデルチェンジせずに販売終了か?統合モデルはカローラアクシオになるだろう
アリオンとプレミオの下位モデルに位置するカローラアクシオは、2019年6月にフルモデルチェンジを行い3ナンバーのワイドボディになるなど大幅な改良が予定されています。その際にはアリオンとプレミオがカローラアクシオに吸収されるといわれています。
新型カローラアクシオは全長4,620mm・全幅1,740mm・全高1,460mmになり3ナンバーになるといわれていて、エクステリアのほかにもインテリアをワンランク上の高級感を持たせてミドルクラスのセダンに迫るオーラをまとうと考えます。
そのため、アリオンとプレミオは新型カローラアクシオに統合されセダンのラインナップが絞られるものと予想します。しかし、国内ラインナップから5ナンバーセダンが消えることになるため5ナンバーサイズのカローラアクシオを併売する可能性もあります。
トヨタは4つの販売チャネルを統合し販売車種を半減する噂がありその影響があるだろう
トヨタ自動車は2020年から2025年にかけて販売チャネルを統合するという話があり、販売する車種も2018年で乗用車51車種・商用車20車種で合計すると71車種が販売されていますが、チャネル統合により半分の35車種ほどに絞ると予想します。
その際には姉妹車として設定されているアリオン・プレミオが、新型カローラアクシオと統合になり廃止になると考えます。そのため、セダンのラインナップはカローラアクシオ・カムリ・クラウン・センチュリーの4車種になると予想し、マークXもカムリに統合されるでしょう。
アリオンとプレミオは5ナンバーセダンが欲しい人向けにマイナーチェンジを施しどちらか1車種を残す可能性もある
アリオンとプレミオは新型カローラアクシオがワイドボディになり3ナンバー化したことで、空いた5ナンバーセダンの枠を埋めるためアリオン・プレミオのどちらかが残る可能性もあります。アリオンとプレミオは全幅1,695mmでギリギリ5ナンバーサイズですが、コンパクトなイメージからか一定の需要があります。
アリオン | プレミオ | |
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全長 | 4,590mm | 4,595mm |
全高 | 1,695mm | 1,695mm |
全幅 | 1,485mm | 1,485mm |
そのため、アリオンかプレミオのどちらか販売台数が多いほうを残し、売れている数が少ないほうを廃止にすることが予想できます。トヨタにとっては5ナンバーサイズの最上級セダンですので、少なくとも需要があり1車種だけでも残すのではないかと考えます。
モデルチェンジせず生産終了の噂があるアリオンとプレミオの画像31枚
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アリオン -
アリオン -
アリオン -
アリオン -
アリオン
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アリオンの内装 -
アリオンの内装 -
アリオンの内装
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プレミオ -
プレミオ -
プレミオ -
プレミオ -
プレミオ
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ALLION A20 -
ALLION A20 -
ALLION A20 -
ALLION A20 -
ALLION A20 -
ALLION A20 -
ALLION A20 -
ALLION A20 -
ALLION A20
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プレミオ 1.5F“EXパッケージ” -
プレミオ 1.5F“EXパッケージ” -
プレミオ 1.5F“EXパッケージ” -
プレミオ 1.5F“EXパッケージ” -
プレミオ 1.5F“EXパッケージ” -
プレミオ 1.5F“EXパッケージ” -
プレミオ 1.5F“EXパッケージ” -
プレミオ 1.5F“EXパッケージ” -
プレミオ 1.5F“EXパッケージ”
姉妹車関係にあるプレミオとアリオンのモデルチェンジ遍歴
プレミオとアリオンは、トヨタが販売していた姉妹車の4ドアセダンです。プレミオはコロナの後継車種として、アリオンはカリーナの後継車種として登場しました。基本部分は共有していますが、プレミオはターゲットが60代以上の年配ユーザーでしたが、アリオンはスポーティでエアロパーツやローダウンスプリングなどのディーラーオプションが用意されていました。
プレミオ・アリオン初代 T24#型/2001年~2007年
2001年12月、プレミオはコロナの後継車種として、アリオンはカリーナの後継車種として販売を開始しました。どちらもMT車の設定はありません。
2002年10月、プレミオの「1.5F/1.8X」、アリオンの「A15」「A18」の装備を簡素化して低価格の「スタンダードパッケージ」を設定。
2003年4月、プレミオの「1.5F/1.8X」をベースとした特別仕様車「1.5F/1.8X Lパッケージ・リミテッド」を、アリオンの「A15」「A18」をベースとした特別仕様車「A15”Gパッケージ・リミテッド”」 「A18”Gパッケージ・リミテッド”」を発売。
2004年4月、プレミオから特別仕様車「Lパッケージ・プレミアムエディション」の発売と、アリオンの「A15”Gパッケージ・リミテッド”」 「A18”Gパッケージ・リミテッド”」を再販しました。同年12月、マイナーチェンジを実施。プレミオはフロントデザインを力強さとエレガントが融合したデザインに、アリオンではフロント周辺やリヤコンビネーションランプをよりスポーティなデザインに変更しました。
2005年10月、プレミオの特別仕様車「1.5F/1.8X Lパッケージ・リミテッド」を再販、アリオンから特別仕様車「A15”Gパッケージ・プレミアム”」 「A18”Gパッケージ・プレミアム”」を発売。
2006年8月、プレミオにトヨペット店チャンネル創立50周年記念の特別仕様車「Lパッケージ・Prime Selection」を発売。アリオンではトヨタ店チャンネル創立60周年記念特別仕様車「A15”Gパッケージ・60thスペシャルエディション”」「A18”Gパッケージ・60thスペシャルエディション”」を発売。
プレミオ・アリオン 2代目 T26#型/2007年~2021年
2007年6月、プレミオ、アリオン共にフルモデルチェンジで2代目に。室内長と室内幅が拡大され、ゆとりのある空間に。アリオンはさらにスポーティなスタイリングになりました。
2008年1月、共に2.0Lエンジン「3ZR-FAE型」を搭載したグレードを追加し、初代同様、「スタンダードパッケージ」を追加。9月、プレミオに静粛性を向上した特別仕様車「2.0G”SUPERIOR”」を、アリオンから「A15”Gパッケージ スタイリッシュエディション”」「A18”Gパッケージ スタイリッシュエディション”」を発売。
2009年6月、プレミオから特別仕様車「1.8X”Lパッケージ・Prime Selection”」を発売。10月、一部改良が実施され、タイヤサイズが14インチから15インチに変更と共に、プレミオから特別仕様車「1.5F"Lパッケージ・Prime Selection"」「1.5F/1.8X "Version C"」、アリオンから「A15"Gパッケージ スペシャルエディション"」が発売されました。
2010年4月、マイナーチェンジ。搭載エンジンやインテリアの変更、価格の引き下げが実施されました。12月、プレミオから特別仕様車「1.5F"Prime Selection"」「1.8X"Prime Selection"」、アリオンから特別仕様車「A15"HID Edition"」「A18"HID Edition"」「A18"Gパッケージ・Luxury Edition"」を発売。
2011年10月、プレミオから特別仕様車「1.5F"Lパッケージ・Prime Green Selection"」「1.8X"Lパッケージ・Prime Green Selection"」、アリオンから特別仕様車「A15"Gパッケージ・Limited"」「A18"Gパッケージ・Limited Power-Seat Edition"」を発売。
2012年12月、一部改良で燃費性能の向上とインテリアの変更を実施。
2016年6月、マイナーチェンジでプレミオとアリオンの外観を大きく変更。フロントデザインを共通化しました。内装なども刷新。安全面も強化。
2020年9月、2.0Lモデルを廃止。
2021年4月、プレミオ、アリオン共に販売を終了しました。
プレミオ・アリオンのモデル | 販売年表 |
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初代 T24#型 | 2001年~2007年 |
2代目 T26#型 | 2007年~2021年 |
トヨタのアリオンとプレミオは5ナンバーサイズの最上級モデルだったが後継車種が登場しないまま生産終了
アリオンとプレミオは、5ナンバーサイズの最上級モデルとしての高級感がある車でしたが2021年に両車種ともに生産終了。
後継車種は登場しませんでしたが、5ナンバーのカローラアクシオが継続販売しているため、今後はカローラアクシオがアリオンとプレミオの受け皿になります。