パジェロファイナルエディションが2019年4月24日発売 販売価格4,530,600円で700台限定販売
2018年にドイツ三菱で販売されていたパジェロファイナルエディションが、日本で販売しました。三菱のパジェロは一部改良した新しいモデル「ファイナルエディション」を700台限定で投入するのを最後に2019年8月に生産終了。
2018年にはドイツでパジェロが販売終了となっており、すでにファイナルエディションと呼ばれる特別仕様車が限定1,000台で発売されていました。日本仕様で発売するパジェロファイナルエディションのスペックやエクステリアを、ドイツで発売した三菱パジェロファイナルエディションも含めてチェックします。
パジェロがファイナルエディションを発表 ランエボに次ぐ第2弾のファイナルエディションが登場
限定700台のパジェロファイナルエディションを最後にパジェロは日本市場から撤退
パジェロを製造・販売している三菱は、2019年8月にパジェロの日本国内販売を終了すると発表、同時に最後の特別仕様車「パジェロ ファイナルエディション」を2019年4月24日から発売し有終の美を飾りました。
パジェロファイナルエディションはパジェロのクリーンディーゼルエンジンを搭載する上級グレードのエクシードをベースにした特別仕様車で、販売価格は4,530,600円で700台の限定販売になっています。
パジェロ特別仕様車ファイナルエディションの特別装備
- ルーフレール
- 電動ロングサンルーフ
- 本革シート
- 運転席/助手席パワーシート
- 寒冷地仕様
- リヤデフロック
- SRSサイドエアバッグ
- カーテンエアバッグ
パジェロファイナルエディションで注目の特別装備はルーフレールや電動ロングサンルーフです。パジェロは単体でのメーカーオプションはなく、電動ロングサンルーフを装備したい場合は407,160円のフルパッケージBを装備しなければなりません。
ベースモデルのエクシードとファイナルエディションの価格差が248,400円なので電動ロングサンルーフだけ考えても、パジェロファイナルエディションがいかにお得かがわかります。
パジェロファイナルエディションのボディカラーはモノトーンのウォームホワイトパール、ブラックマイカ、スターリングシルバーメタリック、2トーンカラーのスターリングシルバーメタリック&アイガーグレーメタリックの4色を設定します。
パジェロ特別仕様車ファイナルエディションのボディカラー一覧
- ウォームホワイトパール(32,400円高)
- ブラックマイカ
- スターリングシルバーメタリック
- スターリングシルバーメタリック&アイガーグレーメタリック(2トーン)
パジェロは2006年にフルモデルチェンジしていて、2019年では販売より13年経過しているロングライフなモデルです。そのため、最新車種では当たり前になっている自動ブレーキなどの安全支援装備は装着されていないため注意が必要ですが、SRSサイドエアバッグやカーテンエアバッグを特別に装備しているため安全性も十分でしょう。
ドイツ三菱でパジェロの販売終了が決定!2018年には1,000台限定でファイナルエディションが発売されていた
左がロングのファイナルエディションで、右がショートのファイナルエディション
ドイツの三菱では2018年にパジェロの販売が終了していて、2018年4月にはファイナルエディションが発売されていました。ロングとショートの2種類が発売されていて、ロングは都会が似合うオンロード志向、ショートはカンガルーバーを装備したオフロード向けの仕様になっています。
限定1,000台の振り分けは、3ドアのショートが300台・5ドアのロングが700台となっていて、どちらも3.2Lのディーゼルエンジンを搭載しています。最高出力は190PS・最大トルクは441Nmのパワフルなエンジンです。
ファミリーカーとしても使いやすい5ドアモデルのロングのほうは振り分けが多く、カンガルーバーが装備されているショートは冒険やキャンプなどのアクティビティにピッタリです。
パジェロショートファイナルエディションはカンガルーバーを装備しオフローダーなホイールがカッコいいエクステリア
パジェロショートのファイナルエディションはスチール製ブルバーを装備し18インチホイールを履いている
日本仕様では販売終了してしまった3ドアのショートですが、ドイツ三菱ではファイナルエディションにも設定されています。日本では見かけなくなったブルバーを装備していて、もし日本仕様が販売されるならスチール製ブルバーは装備されないでしょう。
他には、4mmの厚さがあるアルミ製フロントスキッドプレートにルーフレール、オフローダーなデザインのブラックアルミホイールに265/60R18のオールテレーンタイヤが装備されています。
パジェロショートファイナルエディションの特別装備
- ルーフレール
- フロントシートヒーター
- アルミ製フロントスキッドプレート
- 265/60R18のオールテレーンタイヤ
- 18インチアルミホイール(ブラック・オフロードデザイン)
- スチール製カンガルーバー(マットブラック仕上げ)
快適装備として、オートヘッドライトやフロントシートヒーター、クルーズコントロールやレインセンサー、ヘッドライトウォッシャーなどが搭載されています。キャンプ場に向かう道や高速道路などでクルーズコントロールを使い快適に移動、寒い冬や朝は暖房が効きづらいですがシートヒーターがあるためすぐに身体を温められます。
パジェロロングファイナルエディションは街乗り重視の煌びやかなエクステリアで大径ホイールを装備
パジェロロングのファイナルエディションは20インチアルミを装備した街乗り重視のモデル
パジェロロングのファイナルエディションは、日本仕様でも継続して販売されている5ドアモデルで、7人乗りのためファミリーカーとしての使い心地も抜群です。レザーシート仕様になっているため、ベースグレードは中間グレードのエクシードか、上級グレードのスーパーエクシードとなっているでしょう。
装着しているホイールは20インチの大きいもので、スチール製のドアシルやフロントスキッドプレート、リアスポイラーに電動サンルーフも搭載しています。3ドアモデルと同じようにルーフレールも装備しているため、屋根の上に荷物を載せる装備を追加することもできます。
パジェロロングファイナルエディションの特別装備
- 本革シート
- レザーシート
- ルーフレール
- リアスポイラー
- 電動サンルーフ
- スチール製ドアシル
- フロントスキッドプレート
- ナビゲーション付きインフォテインメントシステム
ロングのパジェロには電動サンルーフも備わっているため3ドアショートよりも快適性が増しています。本革シートも搭載しているため豪華さが際立っています。20インチアルミホイールは、シルバーとブラックに塗り分けられたスタイリッシュなデザインでオフロードよりも街乗りが似合います。
日本のパジェロは2019年4月24日にファイナルエディションを発売 国内販売は2019年8月に終了
日本仕様のパジェロは2018年の販売台数が747台と、ついに年間で1,000台以下に割り込みました。近年では売上が芳しくない車種は販売終了の流れが多く、RVブームをけん引してきたパジェロもついに2019年8月に日本での販売を終了。
2016年に販売終了したランサーエボリューションのファイナルエディションと同様に、パジェロにもファイナルエディションを設定し限定700台の発売になります。ベースグレードは上級グレードのエクシードで、特別装備にオプションとなっているルーフレールや電動サンルーフ、そしてリヤデフロックが装備されるためオフロード性能もバッチリです。
価格帯は4,530,600円で、ベースになるクリーンディーゼルのエクシードから248,400円高くなりますが、装備内容をみるととてもお得なパッケージなのがわかります。3.2Lのクリーンディーゼルエンジンを搭載し、パワフルでオフロード性能も抜群にいいパジェロを新車で購入できる機会は2019年8月までです。
パリダカでの総合優勝や、RVブームを引っ張ってきたパジェロが生まれの地である日本での販売が終了することはとても寂しい限りですが、いつの日かパジェロが復活して日本の道路を再び元気に走ることに期待しましょう。