新型パジェロミニがフルモデルチェンジで4ドアになる可能性 2026年以降に登場か
2012年「Final Anniversary」を最後に、20年近くも多くのファンに愛され続けてきた車であるパジェロミニの生産を終了しました。
パジェロミニが車市場から姿を消してから、スズキのハスラーが大ヒットしたこと、賑わいをみせるSUV市場の勢いが、パジェロミニの復活を会社側に決断させました。
新型パジェロミニの開発は、三菱と日産の両社が出資して設立したジョイントベンチャー企業・NMKVが行います。これまで、NMKVが開発を行ってきた車は、日産デイズ、三菱・ekワゴン、ekスペースです。新型パジェロミニの開発はそれらと同一プラットフォームで行われる可能性が高いです。2026年以降に登場する可能性がある新型パジェロミニは、これまでの2ドアか4ドア仕様になる見込みです。
デリカミニがパジェロミニに替わり2023年4月6日発売 ヘッドライトが特徴的な軽自動車に
デリカミニという名称の軽自動車が2023年4月6日に登場。
東京オートサロン2023にプロトタイプが参考出品され同年4月6日に発売、半円形のLEDヘッドライトが特徴的でディフェンダーのようなマッシブスタイルが魅力。
デリカミニのエクステリアは三菱にラインナップするデリカD5をコンパクトにしたもので、最低地上高を高くとることで、本家デリカD5にも劣らない走行性能を発揮することが特徴です。後席両側スライドドア搭載のスーパーハイトワゴンになり使い勝手も本家デリカD5に負けないものになるでしょう。
新型デリカミニのモノトーンカラー一覧
- アッシュグリーンメタリック(33,000円高)
- ナチュラルアイボリーメタリック(33,000円高)
- ミストブルーパール(33,000円高)
- ホワイトパール(33,000円高)
- チタニウムグレーメタリック
- ブラックマイカ
新型デリカミニの2トーンカラー一覧
- アッシュグリーンメタリック/ブラックマイカ(82,500円高)
- ナチュラルアイボリーメタリック/ブラックマイカ(82,500円高)
- ライトニングブルーマイカ/ブラックマイカ(60,500円高)
- ホワイトパール/ブラックマイカ(82,500円高)
- レッドメタリック/ブラックマイカ(60,500円高)
- サンシャインオレンジメタリック/ブラックマイカ(82,500円高)
デリカミニを発売することで、パジェロミニの開発は凍結されたとも言われていますが、デリカミニの売れ行き次第では、SUVスタイルのパジェロミニ販売計画の再スタートも期待できるのではないでしょうか。
グレード | 駆動方式 | 値段 |
---|---|---|
G | 2WD(FF) | 1,804,000円~ |
4WD | 2,015,200円~ | |
G プレミアム | 2WD(FF) | 1,985,500円~ |
4WD | 2,149,400円~ | |
T | 2WD(FF) | 1,881,000円~ |
4WD | 2,092,200円~ | |
T プレミアム | 2WD(FF) | 2,074,600円~ |
4WD | 2,238,500円~ |
三菱パジェロミニが7年ぶりに4ドア化して復活か!?開発が進められているとの噂をキャッチ!2026年以降に発表なるか!
三菱「パジェロ」がファイナルエディションを発売し、生産終了が発表されてまだ日も浅い中、クロスカントリー軽自動車で、パジェロの弟分の「パジェロミニ」が復活の兆しを見せています。爆発的人気を誇るスズキの「ジムニー」の対抗車となることが期待されいます。
大人気のパジェロのミニ版のようなエクステリアを持ったパジェロミニは2012年6月生産終了となり、これまで新型の開発も、されている、されていないなど、さまざまな憶測が生まれてきました。
ですが、ここへきてパジェロミニの後継となる新型パジェロミニの開発が、日産三菱の共同会社である「NMKV」にて進められているとの噂が急浮上してきました。
新型パジェロミニは、プラットフォームを日産「デイズ」や三菱「ekワゴン」と共有すると考えられ、2ドアのクロスカントリー調からダイナミックシールドを取り入れた4ドアになり、クロスオーバーSUVスタイルに刷新するのではないかと言われています。
新型パジェロミニの予想エクステリアは、アンダー部分に取り入れたグリルバーや丸型のサブライトがパジェロらしさを出していて、大型のサイドミラーになるでしょう。タイヤハウスが4WDらしくワイルドになり、サイドステップに対応したアンダースカートが装備され、存在感あふれるエクステリアになると予想します。
予想されるパワートレインは660cc直列3気筒自然吸気エンジンとモーターを組み合わせたマイルドハイブリッド仕様と、100%モーター走行のBEVの2種類のラインナップになると予想します。
安全面では「e-Assist」を標準装備し、衝突弊害軽減ブレーキシステムをはじめ、電波レーダーや搭載カメラなどでドライバーをサポートし、安全で快適な走行ができる1台になるでしょう。
パジェロミニが本当に発売されるなら、世界初公開は早くて2026年以降になると考えます。
新型パジェロミニの開発が遅れているという情報も そもそも開発されていない可能性もある
三菱のパジェロミニがフルモデルチェンジして復活するという噂がある中で、他にフルモデルチェンジを優先する車種があるため、パジェロミニの開発が遅れているという情報もあります。そもそも開発自体していないのではないか、という話もあるようです。
三菱は2018年にエクリプスクロスを投入し、デリカD5のビッグマイナーチェンジを行いました。2019年にはekワゴンがフルモデルチェンジしました。
一度は生産終了された軽自動車のパジェロミニですが、2018年にフルモデルチェンジを行ったスズキのジムニーが大ヒットしたため、同じ性格を持つ軽自動車のパジェロミニもフルモデルチェンジして市場に投入すると考えます。
投入時期についてははっきりしておらず、数々の噂の中の一つ「パジェロミニより優先する車種があるため開発が遅れている」というのが説得力のある噂だと考えます。
パジェロミニとはパジェロの兄弟車として誕生して2013年に製造終了した軽自動車
パジェロミニは、パリ・ダカールレース(パリダカ)を制覇した事でも有名なパジェロの兄弟車です。世界的レースで証明された優れた走行性を、軽自動車にカスタマイズし、車体をコンパクトにしたのがパジェロミニです。コンパクトになったことで、見た目にキュートさが加わり、購入する女性の割合が増えました。
1994年に発売された初代モデルは、NA(自然吸気)エンジン、電子制御の4WDを搭載するなど、軽自動車ながらもSUVとしての魅力も併せ持つ機能性も評価されました。パジェロミニは、1998年にターボエンジンもラインナップさせた2代目モデルも合わせると、18年の歴史で50万台近くの販売実績があります。
2000年代に突入し、クロカンブームが終わり、環境意識が高まりエコカーブームが到来する中、時代の流れと逆行するようなイメージを持たれているパジェロミニの売上は、ピーク時の10分の1にまで落ち込んでしまいました。
パジェロミニは、20年近くの歴史の中で、フルモデルチェンジで行われたのは、2回と少ないですが、日産初の軽自動車タイプのSUV「KIX」とは、深い関係にあります。
KIXは、パジェロミニの製造ラインを利用した、OEM生産(自社製品を相手先に供給し製造販売させること)によって完成した車です。ですから、パジェロミニとKIXには深いつながりがあります。
SUV市場が活発化する中、復活する新型パジェロミニでは、以前から協力関係にあった三菱と日産が再び手を組みます。
新型パジェロミニが採用するプラットフォームはekワゴンと同じもので開発か
新型パジェロミニの開発は、日産と三菱の両社が出資して設立されたジョイントベンチャー企業・NMKVが開発を行います。
同車ではすでに、日産デイズ、三菱のekワゴン、ekスペースの開発実績があります。パジェロミニの開発もそれらの開発で利用した同一のプラットフォームで行われる可能性が高いです。
新型パジェロミニは三菱のデザインアイコン「ダイナミックシールド」を採用する可能性がある
新型パジェロミニでは、パジェロのコンパクトサイズのデフォルメを保ちながらも、フロントマスクにおいてはアウトランダーでは、すでに搭載されているダイナミック・シールド・デザインが採用される見込みです。
最近の日本車のエクステリアの特徴は、各メーカー毎にデザインが特徴的で際立っていることです。ダイナミックシールドが導入された車は、ロゴマークを見なくても、三菱の車だと解る方もいるはずです。また、同車にはPOPなデザインを取り入れて人気車の仲間入りをした、ハスラーの優れたデザイン面も取り入れるかもしれません。
エクステリア最大の変更点とされているのは、これまでの2ドアから4ドアに移行することです。4ドアにすることで、車体の剛体は弱まってしまいますが、車としての利便性は向上します。
新型パジェロミニのパワートレインはターボモデルも追加すると予想
NA(自然吸気)モデル | ターボモデル | |
---|---|---|
エンジンの種類 | 直3気筒DOHC | 直3気筒DOHCターボ |
総排気量 | 660cc | 660cc |
駆動方式 | 4WD(電子制御) | 4WD(電子制御) |
トランスミッション | CVT・7速パドルシフト | CVT・7速パドルシフト |
最高出力 | 35kw/6400rpm | 52kw/6000rpm |
最大トルク | 55Nm/4800rpm | 96Nm/2800rpm |
往年のファンの心をつかみ取るため、駆動方式は三菱自慢の電子制御による4WDをさらに進化させたモデルを搭載すると予想します。
パジェロの兄弟車としてのプライドから、総排気量は軽自動車の上限である660ccと読みます。最高出力などはハスラーよりもオフロード走行を楽しみたいユーザーのために、高く設定すると思います。
新型パジェロミニの予想燃費は22.8km/L・販売価格は115万円からと予想
新型パジェロミニの燃費や価格帯を、ライバル関係にあるスズキのハスラーやジムニー、NMKVですでに開発がなされた車であるekワゴンや日産デイズと比較しながら予想します。
車種 | 燃費 | メーカー販売価格 |
---|---|---|
ekワゴン | 21.8~25.8km/L | 103~153万円 |
ekカスタム | 21.8~25.8km/L | 129~168万円 |
日産デイズ | 21.8~25.8km/L | 114~175万円 |
ジムニー | 13.6~14.8km/L | 129~169万円 |
ハスラー | 24.8~32.0km/L | 107~173万円 |
新型パジェロミニ | 22.8~32.2km/L(予測値) | 115~185万円(予測値) |
三菱自動車と日産自動車は、燃費不正問題でバッシングを浴びた経緯があるので、新型パジェロミニでは、クリーンなイメージを取り戻すため燃費の面で力を入れると思われます。話題づくりのためにも、ライバル車であるハスラーの上限値を超えるのではないかと予測します。
新型パジェロミニは、ekカスタムなどと同じプラットフォームで開発される見込みです。そのため、製造段階での効率化が望まれ、価格帯をある程度抑える事はできますが、ライバルひしめくSUV市場への投入で、他車よりも優位性のある機能を搭載することが必須なので、ekワゴンなどよりも販売価格が高くなると判断しました。
新型パジェロミニのボディサイズは全高の高いekワゴンのイメージに近くなる
新型パジェロミニのボディサイズを、同一のプラットフォームでの開発が見込まれるekワゴンやekカスタムと比較しながら予測します。
ekワゴン | ekカスタム | 新型パジェロ(予測値) | |
---|---|---|---|
全長 | 3,395mm | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,620mm | 1,620mm | 1,750mm |
ホイールベース | 2,430mm | 2,430mm | 2,430mm |
軽自動車として分類されるボディサイズは「全長3400mm以下×全幅1480mm以下×全高2000mm以下」です。全長や全幅、ホイールベースにおいては効率化を図るため同一のサイズが見込まれます。
全高ついては、SUVとしての魅力を高める目的でekワゴンなどよりもサイズアップすると予想します。
ハスラーの売れゆきが新型パジェロミニの復活・発売の引き金か
2012年に販売を終了したパジェロミニ。「スズキのハスラー」は2014年発売され、これまでのSUVのイメージをガラリと変えた低燃費性、POPなデザインがバカ受けし、同年に10万台以上も売り上げ、2015年のRJCカーオブザイヤーを受賞しました。
これまでは、販売された時期がかぶることはありませんでしたが、新型パジェロミニが市場に投入されれば、最大のライバルはスズキのハスラーになります。
実は、ハスラーが予想以上に売れた事は、パジェロミニが復活するきっかけとなった要因でもあります。古くから親しまれ、ブランドイメージを持つパジェロミニにハスラーの優れた特徴を取り入れれば、ある程度の販売台数は確保できるとのデータによる裏付けがあって、新型パジェロミニが開発されることになったと言われています。
新型パジェロミニは2018年以降に復活して販売する可能性がある
新型パジェロミニの発売は2017年になるのではないかとも言われていました。しかし、三菱と日産は燃費不正問題の賠償金の支払いなどの処理に追われ、開発~発売に時間的余裕を持たせる意味で、当初の予定よりもズレてしまったのかもしれません。
新型パジェロミニは、2017年の10月に行われる東京モーターショーで全貌を公開すると噂されていましたが、実際には公開されていません。2018年はライバルの新型ジムニーがフルモデルチェンジして大ヒット、その流れを受けて2018年以降に新型パジェロミニとして復活すると考えます。
パジェロの弟分として登場したパジェロミニモデルチェンジ遍歴
パジェロミニは三菱がかつて販売していた軽SUVで、パジェロの弟分として登場しました。パジェロの技術が詰め込まれたパジェロミニには多くのファンがいました。
パジェロミニ 初代 H51/56A型(1994年~1998年)
1994年12月、パジェロミニが誕生しました。NAエンジンの「XR」、ターボエンジンの「VR」のグレードが用意されました。
1996年1月、パジェロミニの誕生1周年を記念した特別仕様車「1stアニバーサリー」を発売。5月にはタウンユース向け特別仕様車「スキッパー」を発売しました。6月には一部改良で安全装備と快適装備の充実。10月には冬のレジャー向けの特別仕様車「アイアンクロス」を発売しました。
1997年1月、パジェロミニ誕生2周年を記念した特別仕様車「アニバーサリーリミテッド」を発売。5月にはマイナーチェンジを実施して安全性能を向上と共に、オフロードドレスアップ仕様の特別仕様車「デザートクルーザー」と、サンルーフしようの特別仕様車「ダブルサンルーフ」を設定。9月にも特別仕様車「ホワイトスキッパー」を発売しました。
1998年1月、パジェロミニ誕生3周年を記念した特別仕様車「アニバーサリーリミテッド」を発売しました。
パジェロミニ H53/58A型(1998年~2013年)
1998年10月、フルモデルチェンジで2代目パジェロミニになりました。
1999年10月、一部改良と新しく「R」がグレードに追加されました。
2000年11月、特別仕様車「スヌーピー・エディション」を発売しました。11月の一部改良では安全装備を充実。10月の一部改良ではABSが標準装備となり、特別仕様車「スヌーピー・エディションⅡ」が発売されました。
2003年9月、マイナーチェンジを実施して、フロントグリルがメッキになり、ボディカラーや装備の変更が施されました。
2005年1月、一部改良で快適装備を充実。特別仕様車「アクティブフィールドエディション」はHDDナビなどの快適装備を充実。
2008年9月、マイナーチェンジを実施し、フロント周辺をパジェロと同様のデザインに変更。インテリアの収納などが充実し、燃費性能も向上。
2009年5月、寒冷地仕様化した特別仕様車「ホワイトパールセレクト」を、8月には装備を簡略化した特別仕様車「Limited」を発売しました。
2010年12月、特別仕様車「Premium Selection」を発表。
2012年3月、6月での生産終了を発表すると共に、特別仕様車「Premium Selection ~Final Anniversary~」を発表。
パジェロミニのモデル | 販売年表 |
---|---|
初代 H51/56A型 | 1994年~1998年 |
H53/58A型 | 1998年~2013年 |
新型パジェロミニもワイド化され普通自動車にラインナップされる可能性も
これまでの軽自動車は、税金の面で優遇されていました。しかし、2015年4月以降に新車登録された車両では、自動車税が7200円/年⇒10,800円/年に値上げ。
また、新車登録から13年経過した車には、これまでかからなかった自動車重量税が課されるようになりました。それら税制面での負担が増した事から、軽自動車よりも安全性などが高い普通自動車を購入するユーザーが増え始めました。
軽自動車タイプのSUVとして好調な売り上げをキープしていた、スズキのハスラーはその影響を受けて、売上が低迷していきました。
事態を打開しようと、ハスラーをワイド化したクロスビーをラインナップして大ヒットしています。ハスラー同様に、新型パジェロミニでもワイド化がなされた普通自動車が開発・販売されるのかに注目が集まります。