光岡ロックスターが2018年12月1日発売 限定販売で中古車市場ではプレミア価格に
日本の自動車メーカーとして独特の地位を築いている光岡自動車が、2018年12月1日にマツダ・ロードスター(ND)をベースにした創業50周年記念車「ロックスター」を販売しました。
11月29日に50台MITSUOKA麻布ショールーム GALLERY 麻布で行った発表会でも評判は上々。限定200台の限定販売だったため、中古車市場では販売価格を超えるプレミア価格になっています。
光岡ロックスターのエクステリアは古きよきアメ車風!コルベット好きにもたまらない!
光岡ロックスターのコンセプトは『やんちゃ×スタイリッシュ×楽しさ』だそうで、古き良きアメリカンなスタイルを意識して作ったことが明かされています。確かに60~70年代のアメリカの青春映画に出てきそうな雰囲気・佇まいがあります。
開発段階では、特定の車種からインスピレーションを得ることはなかったようですが、名車と名高い「シボレー・コルベット・スティングレイを彷彿させる」といった声も聞こえてきます。もともとの光岡のファンはもちろん、アメリカ車好きも思わず足を止めてまじまじ見つめるようなカッコいいデザインです。
光岡ロックスターの基本スペック!マツダ・ロードスターNDをどう変化させた?
光岡ロックスターのベース車は、マツダ・ロードスター(ND)です。光岡自動車のラインナップとしては2018年2月にフルモデルチェンジをし、NCからNDベースになった「ヒミコ(卑弥呼)」の弟(妹)と考えることもできます。
車両型式 | マツダ・5BA-ND5RC改 |
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全長 | 4,345mm |
全幅 | 1,770mm |
全高 | 1,235mm |
ホイールベース | 2,310mm |
車両重量 | 1,080kg |
エンジン型式 | P5-VP[RS]型 水冷4気筒DOHC16バルブ |
総排気量 | 1,496cc |
最高出力 | 97kW(132ps)/7,000rpm |
最大トルク | 152Nm(15.5kgm)/4,500rpm |
ベースとなるマツダ・ロードスターの全長は3,915mmなので、特に全長が拡大されてボリュームが増しているのがわかります。ヒミコなど他の光岡の車全般にもいえることですが、車好きでない人に「同じ車だよ」と説明しても「なにが?どこか?」とビックリされるような変身ぶりです。
光岡ロックスターの価格は4,698,000円から!
光岡ロックスターの値段(税込み)は以下のようになっています。
ボディカラーは6色ありますが、カラーによっては追加費用がかかりますので注意してください。もちろん内装やインテリアはオプションで自分好みにできます。
Sグレード | 6MT | 4,698,000円 |
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S Special Package | 6MT | 4,984,200円 |
6EC-AT | 5,184,000円 |
グレード | S | S Special Package | |
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駆動方式 | 6MT | 6MT | 6EC-AT |
SRSエアバッグシステム | 32,400円 | 標準装備 | |
セーフティパッケージ | – | 75,600 | |
CDプレーヤー | 10,800円 | – | |
CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー+シートヒーター | – | 43,200円 | |
Boseサウンドシステム+9スピーカー | – | 75,600円 | |
i-ELOOP+i-stop | – | 86,400円 | 標準装備 |
15インチヴィンテージタイヤ&ホイールセット | 270,000円 | ||
カラードソフトトップ | 399,600円 | ||
カラードAピラー | 64,800円 | ||
カラードドアミラー | 43,200円 | ||
フロントエンブレム(七宝焼き)カラー | 21,600円 | ||
本革レザーシート | 318,600円 | ||
本革インテリアレザーセット | 486,000円 | ||
カラードドアアッパートリム | 81,648円 |
参考までにベース車であるマツダ・ロードスター(ND)のSグレードが2,554,200円、S Special Packageの6MTが2,759,400円、6EC-ATが2,872,800円。おおよそ200万円ぐらい高くなっているといって良いでしょう。
光岡ロックスターのボディカラー全6色!すべてアメリカンな雰囲気を意識
プレスリリースのほとんどが青いロサンゼルスブルーの写真ですが、光岡ロックスターのボディーカラーは6色で、いずれもアメリカの地名が入っています。
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ロサンゼルスブルー -
シカゴレッド(129,600円高) -
ニューヨークブラック -
シスコオレンジ -
ワシントンホワイト(162,000円高) -
アリゾナイエロー(129,600円高)
情熱的なシカゴレッド、かっこいいニューヨークブラック、太陽を思い浮かべるシスコオレンジ、知的なワシントンホワイト、エキゾチックなアリゾナイエローの6色です。シカゴレッド、アリゾナイエローは+129,600円、ワシントンホワイトは+162,000円となっています。
ソフトトップの色は、メーカーオプション(37万円)で、オフホワイト、ダークレッド、レッド、タンが選択でき、ドアミラーやAピラー、七宝焼きのフロントエンブレムも変更可能です。
光岡ロックスターの内装はオプション追加で自分好みに!
光岡ロックスターの内装は、公式ホームページの画像を見る限り、マツダ・ロードスターと大きな変更点は見当たりません。内装に関しては、メーカーオプションによって自分好みにすることを考えた方が良いでしょう。
ボディーカラーに合わせて、インテリアのカラーを全体的に統一できる「インテリアレザーセット(486,000円)」を追加すれば大きく印象が変わりますが、シートのみ、ドアアッパートリムのみなど予算に応じて細かく設定は可能です。
光岡ロードスターの納車は最長3年待ちの可能性も すでに完売して中古車市場ではプレミア価格に
光岡ロードスター先行予約分50台は、創業50周年を記念し、50台限定で、あくまで光岡自動車オーナー向けに用意されたものでした。この50台の出荷は2019年6月から順次開始されました。
次の販売分のオーダーは12月1日からの受付で、限定150台です。出荷は2020年に75台、2021年に75台となっていましたが、すでに完売しています。
50周年記念の200台限定車だったので、中古車市場でも約800万円のプレミア価格で流通する車になりました。今後もロックスターの人気は衰えないと予想されていて、さらなる価格上昇になる可能性もあるでしょう。
光岡ロックスターの評価は?個性派ゆえにヘッドライトの好き嫌いが分かれる!
「欲しい」「お金があれば乗りたい」など、販売価格500万円を出せるかはともかくSNSなどでは概ね好評の光岡ロックスター。ただ、ボリューミーなルックスとは裏腹なヘッドライトの小ささに関しては、好き嫌いが分かれています。
もちろんヘッドライトが小さいのは、光岡のデザイナーは狙ってのこと。造形やフロントフードの主張が強いので、「ヘッドライトはなるべく目立たせないように」という意図です。
ただ、最近はヘッドライトの主張が強いフロントデザインが多いので、違和感を覚える人も多いのかもしれません。
光岡ロックスターは車好きをワクワクさせる魅力に溢れている!
ロックスターは、オロチ、ヒミコなど個性的なクルマを作ってきた光岡らしさを持ちつつも、これまでにないアメリカンデザインが新鮮です。独自路線を突き進む、光岡の新たな可能性を感じてワクワクした人も多いはず!
光岡自動車の光岡章夫氏は、50周年にあたって、100年続く企業として、もっと店舗を増やして全国展開していきたいという展望を語っています。今後も個性的なクルマが生まれることを期待しましょう!