アバルト124スパイダーは走行性能を高めたFRオープンスポーツカー!生産終了までの全記録
アバルト124スパイダーは、4代目マツダ・ロードスター(ND型)のアーキテクチャーをベースとした2人乗りオープンスポーツです。
ベースモデルとしてフィアット仕様のフィアット124スパイダーも存在しましたが、日本へ正規導入されたのはこのアバルト仕様のみでした。日本ではデビュー1周年・2周年を記念した「1 Year Anniversary」「2 Year Anniversary」といった限定車も販売されています。
アバルト124スパイダーは2020年で日本での販売を終了し、後継モデルは設定されていません。新車で手に入れることはできず、入手手段は中古車のみとなります。ここではABARTH 124 Spiderのスペックやボディサイズ、エクステリア・インテリア、限定車、そして終了までの経緯を掘り下げていきます。
アバルト124スパイダーの中古相場は買取で200万円台~ 値下がりしにくい希少なFRオープン
新車での供給が止まった一方で、アバルト124スパイダーの中古相場は下落しにくい動きを見せています。2026年2月時点の買取査定相場は約204万8,000円〜319万9,000円、同年7月時点では約210万9,000円〜377万円という水準でした。専門店での販売価格は350万〜450万円あたりが目安で、程度の良い個体はこれを上回ることもあります。
値崩れしにくい理由ははっきりしています。日本での販売台数がおよそ2,700台と少ないこと、新車供給が完全に止まっていること、そして事故や廃車で流通量が緩やかに減り続けていることです。加えて、ベースとなったマツダ・ロードスターが現在も販売を続けているのに対し、124スパイダー系は二度と作られない見込みである点も希少性を押し上げています。
ただし、どの個体でも価値が保たれるわけではありません。過走行、修復歴あり、整備記録簿の欠落といった条件が重なると、希少車であっても評価は伸びにくくなります。限定車の「1 Year Anniversary」「2 Year Anniversary」は装備差が価格に反映されやすく、標準車より高値で取引される傾向があります。相場は流通量で変動するため、購入・売却の際は複数店で同条件の見積もりを取って比較することをおすすめします。
アバルトはEVへ一本化 124スパイダー後継のオープンスポーツは設定されず
124スパイダーの終了後、アバルトブランド自体も大きく姿を変えました。2023年にはブランド初のEVとなる「アバルト500e」が日本へ上陸し、電動化が始動。そして2024年5月をもってガソリンモデル「F595」「695」の日本向け生産が終了し、Stellantisジャパンが同年6月13日にこれを発表しています。欧州でも2024年8月にアバルトのガソリンモデルが生産を終え、2009年の日本導入以来続いた500シリーズのエンジン車は姿を消しました。
その後の主力は電動モデルへ移り、2024年10月28日には欧州で「アバルト600e」が発表されています。フィアット600eをベースにステランティス・モータースポーツと共同開発したモデルで、標準版が240hp、フィアット創業年にちなむ1,949台限定の「スコーピオニッシマ」が280hp、最大トルクはいずれも345Nm、バッテリー容量は54kWhというスペックです。
一方で、124スパイダーの後継にあたるオープンスポーツは、その後もアバルトから発表されていません。マツダとの協業で生まれた特殊な成り立ちのモデルであり、ブランドの主軸がコンパクトEVへ移った以上、同じ枠組みで再び2シーターFRオープンが作られる可能性は高くないと見ています。124スパイダーは、イタリアの毒サソリが日本製シャシーに宿った一度きりの試みとして幕を閉じた格好です。
アバルト124スパイダーは2020年で販売終了 最後の1台は550万円で落札
アバルト(FCAジャパン)は2020年11月7日、オープンスポーツモデル「124スパイダー」の販売を2020年で終了すると発表しました。124スパイダーは1960年代のオリジナルへのオマージュとして生まれた日本生まれのアバルト車で、マツダ・ロードスターのアーキテクチャーをベースにスタイリングデザイン、パワートレーン、室内装備・材料、サスペンションおよびステアリングフィールを独自に開発したモデルです。2016年からの販売台数は約2,700台でした。
終了の背景には、ブランド戦略の転換があります。フィアットのCEOオリビエ・フランソワ氏は、124の市場は非常にニッチだが有益なビジネスであるとしたうえで、フィアットの将来において特に重要ではないと語っており、500ファミリーの充実を優先する路線が選ばれました。ベースのフィアット124スパイダーを含めた総生産台数は41,321台にとどまっています。
販売終了の発表と同時に、FCAジャパンは保有していた最後の1台をチャリティーオークションへ出品すると明らかにしました。出品車両は右ハンドルのAT、ボディカラーは163 BIANCO TURINI 1975 ホワイト(ソリッド)、シートはBlack/Red Leather Seat、装備はレザーシート/ナビゲーション/オーディオパッケージという内容です。FCA本社のデザインセンターCentro Stileがこの1台のためだけにデザインした特別バッヂが与えられ、アルミプレートには124スパイダーのシルエットと、唯一無二を意味する「Edizione Unico」、永遠にあなたのものを意味する「Per sempre tua」の文字がアバルトを象徴する赤で刻まれました。
オークションはサイレントオークション(入札式)で、入札開始金額は370万円、入札期間は2020年11月13日から29日まで。結果は2021年3月16日に発表され、最後の1台は550万円で落札されました。あわせて出品されたCentro Stile提供のオリジナルスケッチ16点も計9万5,890円で落札されています。落札金額の全額は、小児がんや重い病気の子供たちとその家族を支援する認定NPO法人シャイン・オン!・キッズへ寄付され、同法人の活動「Beads of Courage」に活用されました。日本での新車登録は2021年1月をもって終わっており、これが124スパイダーの実質的な最終章となります。
北米では外装オプション「スコーピオン・スティング」を設定 日本には導入されず
北米向けに設定された「スコーピオン・スティング アピアランスグループ」装着車のエクステリア
フィアットは2019年9月18日、フィアットの創立120周年とアバルトの創立70周年を記念し、北米市場の「フィアット124スパイダー アバルト」向けに外装オプション「スコーピオン・スティング アピアランスグループ」を発表しました。
フロントフードのサソリデカールとサイドストライプが目をひくスコーピオン・スティング
内容はフロントフードに配されるアバルトのサソリデカールと、Rosso redのサイドストライプというグラフィックのみで、機械的な変更はありません。価格は395米ドルの追加オプションで、限定車ではなく2020年モデルの上級グレード向けに用意された装いのパッケージです。同時期の北米では、レコルト・モンツァ・エキゾースト(995米ドル)やヴェレーノ・アピアランスグループ(495米ドル)といった選択肢も併売されていました。
なお、このパッケージは北米専用で、日本には導入されていません。北米仕様のフィアット124スパイダー アバルトは最高出力164hp/5,500rpm、最大トルク249Nm/2,500rpmで、後述する日本仕様の170ps/250Nmとは数値が異なります。日本で同じ装いを再現したい場合は、社外品や並行輸入のパーツに頼ることになります。
アバルト124スパイダーの基本スペック エンジンは直列4気筒マルチエア 16バルブ インタークーラー付ターボを搭載
日本仕様のABARTH 124 Spiderのスペックと、販売終了時点の価格をまとめました。
ボディサイズは4,060mm×1,740mm×1,240mmで車両重量は1,130〜1,150kg、エンジンにはパワフルな直列4気筒マルチエア 16バルブ インタークーラー付ターボエンジンを採用。最高出力125kW(170ps)/5,500rpmに最大トルク250Nm(25.5kgm)/2,500rpmを発揮しました。
アバルト124スパイダーの価格は、6速MT車が3,986,000円、6速AT車が4,093,000円です。ブレーキはブレンボ製、ダンパーはビルシュタイン製、マフラーはレコルト・モンツァ、さらにトルクセンシング式LSDを備えるなど、ベースのロードスターとは狙いの異なる仕立てが与えられていました。
| トランスミッション | 6速MT | 6速AT |
|---|---|---|
| 駆動方式 | FR | |
| 全長 | 4,060mm | |
| 全幅 | 1,740mm | |
| 全高 | 1,240mm | |
| ホイールベース | 2,310mm | |
| 車両重量 | 1,130kg | 1,150kg |
| 乗車定員 | 2名 | |
| エンジン | 直列4気筒マルチエア 16バルブ インタークーラー付ターボエンジン | |
| 総排気量 | 1,368cc | |
| 最高出力 | 125kW(170ps)/5,500rpm | |
| 最大トルク | 250Nm(25.5kgm)/2,500rpm | |
| クラッチ形式 | 乾式単板ダイヤフラム | 3要素1段2相形 (ロックアップ付トルクコンバーター) |
| タイヤサイズ | 205 / 45R17 | |
| 型式 | CBA-NF2EK | |
| 価格(販売終了時) | 3,986,000円 | 4,093,000円 |
アバルト124スパイダーのエクステリアはスパルタンなボディが特徴的
アバルト124スパイダーのエクステリア(フロント・リヤ)
伸びやかなプロポーションが美しいアバルト124スパイダーのエクステリアには、往年のフィアット124スポルトスパイダーのデザインを反映。肉感的で力強さを感じさせます。
エネルギッシュな10スポークタイプの17インチアルミホイールはMT/ATのどちらにも装備される
アバルト124スパイダーの足元にはガンメタカラーの10スポークデザインのアルミホイールを装着。インチサイズは17インチで、アバルトの象徴であるサソリが描かれたレッドのセンターパーツがポイントです。
アバルト124スパイダーに設定された4色のボディカラー
アバルト124スパイダーのボディカラーは全部で4色がラインナップされていました。「レッド」「ホワイト」「メタリックブルー」「パールホワイト」が用意され、レッドとホワイトはソリッド、メタリックブルーはメタリック、パールホワイトは3層コートとなっています。ソフトトップカラーはすべてブラックです。なお限定車には、通常モデルに設定のないメタリックブラックやメタリックシルバーが与えられました。
| シートカラー | レザー/アルカンターラ | レザー(オプション) | |
|---|---|---|---|
| ボディカラー | |||
| レッド | 〇 | △ | – |
| ホワイト | 〇 | – | △ |
| メタリックブルー | – | △ | – |
| パールホワイト | – | – | △ |
〇:標準装備 △:オプション -:設定なし
124スパイダーのインテリアはオプションでレザーシートに変更可能!黒・赤のシートがスポーツマインドを刺激
走りを予感させる情熱的なレッドを利かせたアバルト124スパイダーのインテリア
ブラックをベースに、アクセントとして鮮烈なレッドを利かせたアバルト124スパイダーのインテリア。ドライバーの所有欲を満たすレーシーなコックピットデザインで、アームレスト・インパネ・シフトブーツ・メーターフードなどには質感の高いレザーインテリアが設定されます。
アバルト124スパイダーのメーター周りとオーディオコントローラー付きスポーツレザーステアリング
運転席前には視認性に優れた3眼メーターを搭載。レッドステッチをあしらったレザーステアリングホイールは握り心地がよく、手元にオーディオコントローラーが装着されます。
オプションで装備できたアバルト124スパイダーのレザーシート
アバルト124スパイダーのシートには、ヘッドレスト一体型のアルカンターラ/レザーシートを標準装備。オプションではレザーシート(ボディカラーによりブラックまたはレッドが設定)に変更できました。中古車を探す際は、この組み合わせが個体ごとに異なるため、装備表の確認をおすすめします。
ABARTH 124スパイダーは安全装備も充実で安心して本格スポーツ走行を楽しめる
アバルト124スパイダーの安全装備はMT・ATで共通です。それぞれ以下のセーフティ装備を標準搭載としていました。
ABARTH 124スパイダーの安全装備
- イモビライザー
- ABS + EBD[アンチロック ブレーキシステム +エレクトロニック ブレーキフォース ディストリビューター]
- ESC[エレクトロニック スタビリティ コントロール]
- HBA[ハイドローリック ブレーキ アシスト]
- HHS[ヒルホールドシステム]
- TCS[トラクション コントロール システム]
- アクティブボンネット
- フロントデュアルエアバッグ
- サイドエアバッグ(シート組込型)
- プリテンショナー + ロードリミッター付3点式シートベルト
- シートベルトリマインダー
- 頸部衝撃緩和シート
- サイドインパクトビーム
- ESS[エマージェンシー ストップ シグナル、緊急制動表示機能]
アバルト124スパイダーのラゲッジルームは140Lを確保
コンパクトながらも十分な荷物が積めるアバルト124スパイダーの荷室
アバルト124スパイダーのラゲッジルームの荷室容量は140Lを確保します。オープンカーゆえに一般的な車と比べ積載力は劣るものの、小旅行程度の荷物であれば問題なく積載できます。
ABARTH 124スパイダーの限定プログラム「Make Your Spider」 自分だけのスパイダーを作れるカスタマイズ・プログラム
アバルト124スパイダーをカスタマイズできる「Make Your Spider」
2019年7月31日、FCAジャパン株式会社は、ボディカラー、シートandパッケージオプション、アクセサリーをオーダーし、ユーザー好みにアバルト124スパイダーをカスタマイズできるプログラム「Make Your Spider」を期間限定で展開すると発表しました。実施期間は2019年8月1日から9月23日までで、結果的に124スパイダーにとって最後の大きな販売施策となりました。
「Make Your Spider」のボディカラーは個性豊かな6色から選ぶことが可能だった
Make Your Spiderのボディカラーには「レッド(ソリッド)」「ホワイト(ソリッド)」「パールホワイト(3層仕上げパールペイント)」「メタリックブルー(メタリック)」の4色に、Make Your Spider専用色として「シルバー(メタリック)」と「ブラック(メタリック)」の2色を加えた計6色が用意されました。
Make Your Spiderレザーシート / ナビゲーションパッケージ(220,000円)
Make Your Spiderレザーシート / ナビゲーション / オーディオパッケージ(385,000円)
Make Your Spider RECAROシート / ナビゲーションパッケージ(357,000円)
Make Your Spiderのシートandパッケージオプションは「レザーシート / ナビゲーションパッケージ」「レザーシート / ナビゲーション / オーディオパッケージ」「RECAROシート / ナビゲーションパッケージ」の3タイプが用意されました。パッケージオプションなしの選択も可能です。
独自のカスタムが楽しめる純正アクセサリーを豊富に用意
アバルト124スパイダーを内外装ともに磨き上げる純正アクセサリーも豊富にラインナップされ、ボディカラーやパッケージオプションと組み合わせることで、自分だけの一台に近づけることができました。中古車市場でこの時期の個体を探すと、専用色や特徴的な仕様に出会えることがあります。
アバルト124スパイダー 日本限定の記念モデル「2 Year Anniversary」 2018年7月28日発売
日本導入2周年を記念した限定車が「124 spider 2 Year Anniversary(ツーイヤー・アニバーサリー)」です。2018年7月28日に全国のアバルト正規ディーラーで100台限定として発売され、価格は420万2,000円でした。
ベースは6速MT車で、ボディカラーには初採用となる「GRIGIO ALPI ORIENTALI 1974 シルバー(メタリック)」と、1周年記念モデルでも好評だった「NERO SAN MARINO 1972 ブラック(メタリック)」の2色を設定。いずれも通常モデルには用意されない限定車専用色で、各50台ずつが割り当てられました。内装はブラックで統一されています。パワートレインは標準車と同じ最高出力125kW(170PS)/5,500rpm、最大トルク250Nm(25.5kgm)/2,500rpmの1.4L直列4気筒ターボです。
アバルト124スパイダー 日本限定の記念モデル「1 Year Anniversary」 2017年9月9日発売
日本導入1周年を記念した最初の限定車が「124 spider 1 Year Anniversary(ワンイヤー・アニバーサリー)」で、2017年9月9日に限定100台(MT50台/AT50台)で発売されました。価格は6速MTが426万6,000円、6速ATが437万4,000円です。
ボディカラーは「NERO SAN MARINO 1972 ブラック(メタリック)」の1色のみ。特別装備としてRECAROシート、レザーシート/ナビゲーションパッケージ、アダプティブ機能付フルLEDヘッドライト(光軸自動補正式)、ヘッドライトウォッシャー、ナビゲーション用SDカード、CD/DVDプレーヤー+フルセグ地上デジタルTVチューナーが与えられました。JC08モード燃費はMTが13.8km/L、ATが12.0km/Lです。RECAROシートが標準となる貴重な仕様のため、中古車市場では標準車より高い評価を受けています。
スポーティなオープンカー アバルト・124スパイダーのモデルチェンジ遍歴
アバルトの124スパイダーは、フィアットのアバルトブランドとマツダの技術提携によってNDロードスターをベースに作られた2ドアのオープンカーです。製造は日本の広島で行われ、自動車型式認証では製造事業者をマツダとする国産車として扱われていました。
アバルト・124スパイダー NF2EK型/2016~2020年
2016年、アバルト版の「アバルト124スパイダー」がジュネーブモーターショー2016でワールドプレミア。フィアット版の「124スパイダー」をさらにチューンし、ブレンボ製ブレーキ、ビルシュタイン製ダンパー、レコルト・モンツァのマフラー、トルクセンシング式LSDなどを装備しました。日本での販売開始は2016年10月です。
2017年9月9日に限定100台の「1 Year Anniversary」、2018年7月28日に限定100台の「2 Year Anniversary」、2019年8月1日から9月23日まではカスタマイズプログラム「Make Your Spider」を展開しました。北米では2019年9月に外装オプション「スコーピオン・スティング アピアランスグループ」が設定されています。
ベースとなったフィアット124スパイダーを含めた生産は2019年に終了し、総生産台数は41,321台。日本ではFCAジャパンが2020年11月7日に販売終了を発表し、新車登録は2021年1月をもって完了しました。フルモデルチェンジは一度も行われておらず、後継モデルも設定されていません。なおFIA R-GTカテゴリーで公認された124のラリーバージョンも存在し、レッドゾーン6,500rpmで300PS(221kW)を発生する1.8Lターボエンジンを搭載していました。
| アバルト・124スパイダーのモデル | 販売年表 |
|---|---|
| NF2EK型 | 2016年10月~2020年(日本での新車登録は2021年1月まで) |
ABARTH 124スパイダーは優れたデザインとパワフルな走りでドライバーを楽しませた一台

刺激的な走り味を体感できるアバルト124スパイダーは、優れたデザインと基本性能で多方面から高い評価を得ました。日本での販売はわずか4年ほど、台数にして約2,700台にとどまり、フルモデルチェンジを受けることなく2020年で幕を下ろしています。後継モデルは設定されておらず、新車で手に入れる術はありません。
限定プログラム「Make Your Spider」ではトランスミッション・ボディカラー・シートandパッケージオプションの組み合わせで68通り、純正アクセサリーまで含めれば1,564通り以上のカスタマイズが可能とされ、2019年8月1日から9月23日まで期間限定で展開されました。こうした一台ごとの違いが、中古車を選ぶうえでの面白さにもつながっています。
イタリアのブランドが日本のシャシーを得て生まれ、日本の工場で作られた2シーターFRオープン。アバルトがEVへ舵を切ったいま、この成り立ちが再現される見込みは薄く、その希少性が相場を下支えしています。購入を検討するなら、走行距離と修復歴、整備記録簿の3点を軸に、限定車か標準車かによる装備差も含めて比較したいところです。



















