新型ランドクルーザー300系が2021年8月2日に発売 存在感抜群GRモデルを初追加
ランドクルーザーと言えば「陸の王者」と評され世界中でファンがいるクロカン四駆です。またランクルはトヨタ史上、最も長い歴史を持つ日本を代表する車でもあります。
2007年にランドクルーザーの200系が販売されてから10年になり、度々300系へモデルチェンジするという情報が飛び交っていましたが、2021年8月2日ついに300系のランドクルーザーが誕生しました。
300系ランクルは専用グリルを装備するスポーツグレードのGRを初めて設定することで、ラグジュアリーなイメージを持ちながらスポーティなモデルもラインナップしています。トヨタを象徴するフラッグシップSUVランドクルーザーのエクステリア・インテリア・スペックなどを紹介。
ランドクルーザー300初の一部改良を2025年初に実施か
ランクル300の一部改良が2025年始めに実施予定。
改良内容は現在搭載するCDとDVDデッキの廃止や、安全予防装備のトヨタセーフティセンスを最新版の3.0へアップデートすることなどで、ボディーカラーやグレードの整理などは行わないと予想されています。
ランドクルーザーのBEVモデルをジャパンモビリティショー2023でワールドプレミア
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LAND CRUISER Se(ランドクルーザーSe)がジャパンモビリティショー2023でワールドプレミア -
LAND CRUISER Se(ランドクルーザーSe) -
LAND CRUISER Se(ランドクルーザーSe) -
LAND CRUISER Se(ランドクルーザーSe)
ランドクルーザーのBEVモデルLAND CRUISER Se(ランドクルーザーSe)がジャパンモビリティショー2023にて世界初公開。
ランクル300の次期型とも噂されるように、全長5,150mm、全幅1,990mm、全高1,705mm、
ホイールベース3,050mmの堂々たるボディサイズ。ランクルSeはボディ骨格を従来のラダーフレームからモノコックに変更しながらも ラフロードの走破性も高い次元で確保しているとのことです。
コンセプトとして展示していますが、そのまま市販化できるような現実味のあるモデルのため今後の展開も期待できるでしょう。
ランクル300がモデルチェンジ版プラドの250系に置き換えられ海外専売車になる噂
ランドクルーザープラドの後継車種として、ランクル300とサイズ感が近しいランドクルーザー250にモデル名を変更し2024年発売。
ランクル250の発売により300系のランクルは海外専売車に、250系が300系の替わりに国内市場のフラッグシップになるという噂がありました。
ランクル300は長納期の人気車種のため、ランクル250の発売時期までバックオーダーを消化できるとは思えないため、ランクル300系が海外専売車になる可能性は限りなく低いとされていて、そもそもランドクルーザ-300とランドクルーザー250はユーザー層が違うため、ランクル250発売後も併売するようです。
新型ランクル300にロングホイールベースバージョンを追加の噂
新型ランドクルーザー300系にホイールベースを延長した、ロングバージョンが追加される、という噂が海外で広がっているようです。
パワートレインはランクル300と同一の、3.5LのV6ツインターボと、3.3LのV6ツインターボディーゼルで、発売時期は2022年後半としています。
噂の出所が海外のため、日本仕様には用意されない可能性が高いですが、注目したい話題です。
また2030年までに市販化するとされる水素エンジンについて、第一号車種として300系の新型ランドクルーザーに採用する、という噂もあるようです。
新型ランドクルーザー(300系)が遂にフルモデルチェンジ 最高のオフローダーが全方位で進化
ランドクルーザーは「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」という理念の基、70周年を迎え、2021年8月2日に300系にフルモデルチェンジしました。
日本だけでなく海外からも人気のあるオフローダーで、先行して発表されたドバイでは花火やパレードも行われるほどのお祭り状態でした。
新型ランクル300系の特徴はなんといっても新開発のGA-Fプラットフォームを採用したこと。ボンネットやルーフ、前ドアパネルなどをアルミニウム素材に変更して、高張力鋼板も広く採用することができ約200kgの軽量化に成功しています。
軽量化は走行性能や燃費性能に直結するため、これだけでも200系ランクルから正当進化したことがわかります。
サスペンションも新開発され、フロントにハイマウントダブルウィッシュボーン式、リアにトレーリング車軸式を採用。
タイヤの浮きずらさ(ホイールアーティキュレーション)も改良され、悪路走行性は世界トップレベルに進化しています。
ランドクルーザー300系のボディサイズは全長4,950mm(ZXは4,985mm)×全幅1,980mm×全高1,925mm、ホイールベースは2,850mmで先代モデルの200系ランドクルーザーと比較すると、全長55mm高くなっただけでほぼ200系と同じボディサイズになっています。
大きいイメージのランクル300系ですが、200系に乗っていたユーザーはサイズ感そのままで乗り換えできそうです。
全長 | 4,950mm |
---|---|
全幅 | 1,980mm |
全高 | 1,925mm |
ホイールベース | 2,850mm |
最低地上高 | 225mm |
室内長 | 2,775mm |
室内幅 | 1,635mm |
室内高 | 1,215mm |
車両重量 | 2,440kg |
最小回転半径 | 5.9m |
総排気量 | 3.444L |
最高出力 | 305kW(415ps)/5200rpm |
最大トルク | 650Nm(66.3kgm)/2000-3600rpm |
乗車人数 | 7人 |
WLTCモード燃費 | 7.9km/L |
ランドクルーザー300系の販売価格は、3.5Lガソリンターボモデルが5,100,000円から7,700,000円、3.3Lディーゼルターボモデルは7,600,000円から8,000,000万円です。
グレード | 乗車人数 | エンジン | 販売価格 |
---|---|---|---|
GX | 5人 | ガソリン | 5,100,000円 |
AX | 7人 | ガソリン | 5,500,000円 |
VX | 7人 | ガソリン | 6,300,000円 |
ZX | 7人 | ガソリン | 7,300,000円 |
5人 | ディーゼル | 7,600,000円 | |
GRスポーツ | 7人 | ガソリン | 7,700,000円 |
5人 | ディーゼル | 8,000,000円 |
2021年8月2日の発表前は最上級グレードで10,000,000円を超えるのではないかという噂がありましたが、エントリーグレードで273,200円上昇、最上級グレードのZSでは326,000円上昇になりました。
予想価格より大きく下回った車両価格もあり、先行オーダーの段階で納期が1年以上になりました。
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300系ランドクルーザー VX -
300系ランドクルーザー VX -
300系ランドクルーザー VX -
300系ランドクルーザー VX -
300系ランドクルーザー VX -
300系ランドクルーザー VX -
300系ランドクルーザー VX -
300系ランドクルーザー VX -
300系ランドクルーザー VX
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300系新型ランドクルーザー GR SPORT -
300系新型ランドクルーザー GR SPORT -
300系新型ランドクルーザー GR SPORT -
300系新型ランドクルーザー GR SPORT -
ランクル300のタイヤは265/65R18を装着している
300系ランドクルーザーはZSとGRスポーツ限定でプレシャスホワイトパールを設定
ランクル300のボディカラーには最上位グレードのZSと、スポーツグレードのGRスポーツ限定のプレシャスホワイトパールを設定しています。トヨタではクラウンなどのフラッグシップに採用するボディカラーで、格別の高級感を楽しめるカラーです。
その他にダークレッドマイカメタリックなど従来のランドクルーザーに設定するカラーも新型に設定します。
300系新型ランドクルーザーのボディカラー一覧
- ホワイトパールクリスタルシャイン(33,000円高、ZS・GRスポーツ以外に設定)
- プレシャスホワイトパール(55,000円高、ZS・GRスポーツのみ設定)
- グレーメタリック
- ブラック
- ダークレッドマイカメタリック
- アバンギャルドブロンズメタリック(GRスポーツ以外に設定)
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ホワイトパールクリスタルシャイン(33,000円高、ZS・GRスポーツ以外に設定) -
プレシャスホワイトパール(55,000円高、ZS・GRスポーツのみ設定) -
グレーメタリック -
ブラック -
ダークレッドマイカメタリック -
アバンギャルドブロンズメタリック(GRスポーツ以外に設定)
世界中で長く愛されるランドクルーザーの長年続く歴史あるモデルチェンジ遍歴
ランドクルーザーは世界中で人気があるクロスカントリー車で、モデルチェンジをしながら長く愛されている、70年の歴史を持つモデルです。初代は幌付きモデルのみでしたが、モデルチェンジを重ねるごとに高級感が増していきます。
トヨタ・初代 ジープBJ型/1951年~1955年
ランドクルーザーの初代にはまだその名前がなく、トヨタ・ジープBJ型として警察予備隊への納入を期待し、1951年に開発されて試作品が完成しています。基本は後輪駆動とし、トランスファーの切り替えで四輪駆動になる仕様でした。エンジンは直列6気筒OHV・3,400cc初代B型ガソリンエンジンを搭載。B型エンジンを搭載したJeep型車から、BJ型となりました。警察予備隊への車両採用の入札では採用されませんでしたが、後に国家地方警察のパトロールカーに採用され、活躍したモデルです。
1954年6月、ランドクルーザーと改名されます。クロスカントリー車として頭角を現していた「ランドローパー」の持つ海賊船という意味に対し、駆逐するという意気込みで巡洋戦をなぞらえてつけられたネーミングで、ランドクルーザーの長い歴史の始まりともいえます。
ランドクルーザー20系/1955年~1960年
1955年8月、初めてのモデルチェンジを行い、ランドクルーザーは20系になりました。2,285mmのショートボディと2,430mmのミドルボディ、あとから2,650mmのロングボディが追加されます。
エンジンは初代から続くB型に加え、11月にはF型ガソリンエンジンも追加され、エンジンを選択できるようになります。
ボディタイプはショートとミドルではソフトトップとハードトップが、ミドルにはピックアップとバン、消防用シャシ、その後1595年にはロングの4ドアステーションワゴンが追加になりました。
20系となってから海外への輸出を開始し、北米市場ではそれまで現地で活躍していた4気筒エンジンに対し、6気筒エンジンのランドクルーザーはパワーがあることから人気が出て、その後の海外人気の火付けになったとも言えるでしょう。
ランドクルーザー40系/1960年~1984年
1960年1月、フルモデルチェンジを受け40系に。30系にならなかったのは、20系で「FJ35V」と、すでに30番代を使用していたためです。40系は24年にも渡る長い歴史を持ち、1960年代前半では北米でもヨトタの量販車となっていました。パワフルな40系は発展途上国を中心に世界中で愛され、「ヨンマル」「フォーティー」の愛称で親しまれています。40系はランドクルーザープラドをベースにした人気のFJクルーザーのデザインモチーフにもなったモデルです。
1960年1月に生産が開始された40系に遅れて45(B)シリーズも登場。スーパーロングも追加されます。45は1967以前を初代、以降を2代目としています。1973年にはランクル初のディーゼルエンジンとなる、直列6気筒3,576cc OHV95PS H型ディーゼルエンジンを搭載したHJ45が追加され、翌1974年には直列4気筒2,977cc B型ディーゼルエンジンも登場します。
ランドクルーザー40系は4ナンバーで要録できて経済性があり、すぐれた性能と高い耐久性が世界的な大ヒットになり、飛躍的に販売台数が増えていきます。その後も燃料タンクを床下配置にして油臭が解消されたり、パーキングブレーキがセンタードラム式から後2輪ドラム式に変更、インテリアも快適性を重視したり特別仕様車「ザ・マイティ」が登場するなど、改良が加えられながらも1984年11月、70系にモデルチェンジするため、生産が終了します。
ランドクルーザー55・56型/1967年~1980年
ヘラジカと北米市場で呼ばれたフロント周りや電動昇降式のリヤウインドウなど、これまでのランドクルーザーのイメージとは違う独特な印象のスタイル。内装も北米の保安基準に適合する作りになっています。55型にはディーゼルエンジンの設定がなく、また、高額であったことから業務用としての尿入実績はありましたが、日本市場での個人向け販売はふるいませんでした。
本来50系は2ドアモデルを開発し、「FJ50型」を名乗る予定だったのですが、販売が好調の北米での「FJ40」とのバッティングをさけるため、販売価格や部品などの生産能力を考慮し、開発途中で2ドアモデルの計画は中止。これに伴い、55型と56型が50「系」と呼ばれずに、「型」と呼ばれるようになりました。
ランドクルーザー60系/1980年~1990年
ステーションワゴン56型の後継として1980年8月、60系が登場します。これまでの構成を払拭し、本格的なステーションワゴンとし、このボディを基本としてこの後はクロームメッキバンパーやドアミラーの採用、再度ステップやオーバーフェンダーなど、時代のニーズに合わせた変更や追加が施されていくことになります。この頃からインテリアが上質になり、上級装備オプションなども登場します。発売からかなりの年月が経過していますが、現在でもコアなファンがいるモデルで、運転のしやすさから中古車市場で高い人気を誇るモデルでもあります。
ランドクルーザー70系/1984年~2004年/2014年~2014年/2023年~
ヘビー級で知られるランドクルーザー70は、40系に変わり、1984年11月にデビュー。長く愛されていたモデルでしたが、2004年7月に自動車NOx・PM法の影響を受けて国内販売を終了しています。
2007年にはフロント周りの意匠を大きく変更した新型がオーストリアをはじめとした海外でデビュー。ボンネットが大きく変更され、見た目がかなりワイルドに。2014年8月から2015年6月まで、日本国内でこのモデルが期間限定発売され、話題になりました。日本では発売30周年記念復活モデルとしての発売で、ランドクルーザーらしいデザインに高い居住性のある室内デザイン、最大600kgが積載可能なデッキスペースなどを備え、ピックアップ型と同時に販売されました。
2023年には日本復活モデルとして再再販されています。30周年記念モデルよりも全長80mm拡大され、排気量はダウンサイジングされています。外観は1984年モデルを彷彿させつつ、現代のニーズに合わせた機能性や安全性能を備えています。
ランドクルーザー80系/1989年~1997年
ランドクルーザー80系は北米やオーストラリア、中東などのメインマーケットに向けたモデルで、高級SUVへと進化する最初のモデルになります。オンロードでの操縦安定性と快適性に加え、オフロードでの走行性能にすぐれたモデルになりました。
1989年10月の発売を予定して発表されましたが、新機構が数多く搭載されている80系への対応に遅れが生じ、発売が1990年1月にずれ込みました。1992年にはマイナーチェンジを行って、エンジンが4.0Lから4.5Lに変更、サスペンションのコシが強くなり、安全面での機能も追加されました。その後特別仕様車「メモリアルパッケージ」や「Gパッケージ」などが発売され、1995年にはマイナーチェンジで後期型となります。やがて1997年に、その他かい人気は100系へと受け継がれます。
ランドクルーザー100系/1998年~2007年
1998年1月、80系の後継として100系が誕生。これまで半世紀、世界の悪路を走破してきた歴史を持つランドクルーザーの中で、実用性の高いタフなモデルから、さらにタフさを備えつつ、ラグジュアリーなSUVへと大きな変化を遂げた、トヨタSUVの最高峰と「トップ・オブ・SUV」と宣言したモデルです。ランクル初のV8エンジンを搭載し、電子制御のフルタイム4WD、これまでの悪路走破性はもちろんのこと、インテリアにもこだわりを持ち、上質感を演出しています。
数度の一部改良、2度のマイナーチェンジを行い、2006年には特別仕様車「60thスペシャルエディション」を設定。2007年には平成17年度の排出ガス規制に適合できず、生産を終了し、後継の200系へとその歴史を受け継ぎます。
ランドクルーザー200系/2007年~2021年
2007年、フルモデルチェンジで200系が登場しました。悪路走破性はそのままに、内外装が豪華になり、さらに上質感が向上しました。世界初となるクロールコントロールを搭載し、微妙な速度調節が必要な砂地路や岩石路などで車両安定性を発揮します。2009年と2010年に一部改良ののち、2011年にはマイナーチェンジが施され、全てのグレードでトラクションやブレーキ制御をスイッチ操作で切り替えてオフロード性能を高めることができるようになりました。2015年のマイナーチェンジではデザインが一新され、フロント周辺が大きく変更されました。2016年にはトヨタ店創立70周年を記念した特別仕様車「ZX-FRONTIER」が発売されています。
ランドクルーザー300系/2021年~
2021年8月、フルモデルチェンジで300系となったランドクルーザー。14年ぶりとなるフルモデルチェンジに予約段階で注文が殺到して納車が5年待ちという事態に。フロントグリルが拡大され、水平基調になりました。ボンネットヤルーフ、ドアパネルにアルミニウムが採用されたおとにより、200系と比べて200kgの軽量化がされています。トヨタ初となる指紋認証でのスタートスイッチや、最新化された「Toyota Safety Sense」の搭載など、時代に合わせた装備が充実しました。
ランドクルーザー初のGR SPORTの設定もあり、強化された足回りや専用装備で特別感があります。
ランドクルーザーのモデル | 販売年表 |
---|---|
トヨタ・ジープBJ型 | 1951年~1955年 |
ランドクルーザー20系 | 1955年~1960年 |
ランドクルーザー40系 | 1960年~1984年 |
ランドクルーザー55・56型 | 1967年~1980年 |
ランドクルーザー60系 | 1980年~1990年 |
ランドクルーザー70系 | 1984年~2004年/2014年~2014年/2023年~ |
ランドクルーザー80系 | 1989年~1997年 |
ランドクルーザー100系 | 1998年~2007年 |
ランドクルーザー200系 | 2007年~2021年 |
ランドクルーザー300系 | 2021年~ |
300系の新型ランドクルーザーの先行オーダーが19,000台を超えたという情報も
新型ランクル300系の先行予約が7月から始まっていますが、2021年7月10日時点で19,000台を超えたという情報があります。
ランドクルーザー300の生産計画が月に約620台前後ということで、生産計画が調整されない場合は7月10日時点で、納車まで2年半待ちという事になっています。
ランドクルーザーの新型モデルは約14年振りのフルモデルチェンジということで、日本だけでなく海外からも注目のモデルです。特に中東地域ではプレミア価格で取引されるなど人気が過熱していることから、日本でも転売目的で購入するケースもあるようです。
また、ランクル300系の販売価格が予想よりもお得だったことも注文が殺到する要因になったと考えます。
先行受注の約19,000台について複数注文や転売目的のオーダーを精査するということで、正式発表までに納期が短縮することも考えられます。
このままの推移で予約数が増加した場合は、バックオーダーを多数抱えたジムニーのように、ランクル300も生産台数を増強するケースもあり、既に月間生産台数を2,000台まで増やす計画もあるようです。
正式発表の前に行われた7月の先行受注は中止になり、2021年8月2日の発表に合わせて新型300系の受注を再開しています。
300系の新型ランドクルーザー正式発表前の情報や噂
ランドクルーザーは世界的に人気のモデルなので、300系の新型モデル発表の前には世界中から次期ランクルのエクステリアやインテリア、新機能などの予想がありました。
予想レンダリング画像やハイブリッドエンジンの噂など、新型ランクル300系の噂などをまとめました。
新型ランドクルーザー300系をワールドプレミア 日本市場の発表日は2021年8月1日で発売が2021年8月2日
ランクル300系が2021年6月10日遂に世界初公開。14年振りのフルモデルチェンジは世界中で注目されていて、トヨタ公式サイトが繋がらなくなるほどでした。
ワールドプレミアは中東地域を中心にオンラインで公開され、海外仕様ですが市販車がお披露目されました。
新型ランドクルーザーはトヨタを象徴するモデルとして販売され、今回のフルモデルチェンジではTNGAを基にした新たなGA-Fプラットフォームを採用。
新たなフレーム設計により軽量化と高剛性化を実現して、従来モデルの走破性を進化させつつ車両重量を200kg軽量化しています。
また新しく設定されるGRグレードの「GR-S」には人気必須になると予想される「TOYOTA」マークのエンブレムがグリルに装着されています。
注目装備はトヨタ初採用の指紋認証エンジンスターターシステムで、日本一盗難される車としても有名なランドクルーザーに頼もしい機能が追加されました。
この盗難防止用の指紋認証エンジンスターターシステムはフルモデルチェンジするランクル300から搭載が始まり、レクサスの車種にも順次採用されるという情報があります。
パワートレインには最高出力415ps、最大トルク650Nmを発揮する新開発の3.5LのV型6気筒ツインターボのガソリンエンジンと、最高出力309ps、最大トルク700Nmを発揮する新開発3.3LのV型6気筒ツインターボのディーゼルエンジンを採用。
新型ランクル300へハイブリッドエンジンをラインナップする、という噂もありましたが、公式発表はなく、発売から遅れて追加される可能性もありそうです。
販売価格は5,100,000円から8,000,000円で、後に追加されるという噂のハイブリッドモデルの乗り出し価格は大台の10,000,000円を超えてくる可能性もあるでしょう。
日本市場の発表日は2021年8月1日、発売日は2021年8月2日で、新プラットフォームや指紋認証付きのエンジンスターターシステムなど、トヨタで初めて採用する装備が満載のフラッグシップモデルのフルモデルチェンジに期待しましょう。
新型ランドクルーザー300系のワールドプレミアは2021年6月9日に決定
新型ランクル300系を2021年6月9日21時30分(日本時間は2021年6月10日2時30分)からYouTubeライブで世界初公開することを、トヨタUAE公式ツイッターで告知。
日本で発売する新型ランドクルーザー300系の公開についても、6月10日に行うという噂があるため期待しましょう。
ランクル200のオーダーをストップするディーラーも 300系の投入は2021年で確定か
ランクル200のオーダーをストップしているディーラーがあり、2021年の発売が噂される300系の投入が現実味を帯びてきました。
販売店ではすでにランクル300の生産開始、および販売スケジュールのお知らせの連絡を受けている所もあるようで、2021年の発売が期待できるのではないでしょうか。
300系の新型ランドクルーザー発表スケジュール予想
- 6月中旬:スタッフマニュアル配信
- 7月上旬:生産開始(ガソリン以外は半月遅れで生産)
- 8月上旬:記者発表
- 8月下旬:店頭発表会
パワートレインには3.3Lのディーゼルターボ、3.5LのV型6気筒ガソリンターボ、THSではない新開発のハイブリッドシステムを発売から遅れて採用するという噂があり、エクステリアにはオンロード仕様とオフロード仕様の2つのグレードがあるという情報もあります。
新型の300系には世界で初めて採用する盗難防止システムの指紋認証のエンジンスターターを搭載するらしく、国内で盗難被害の多いランクルには嬉しい装備と言えそうです。その他にも12インチのワイドディスプレイなどを装備することでユーザビリティも向上するようです。
現行のランドクルーザー200系は終売して、新型ランドクルーザー300系の発売日は2021年8月頃になるという情報があります。
スポーツグレードのGRスポーツ(グレード名はGR-S)を設定するという噂もあるので、注目しましょう。
次期型ランクルに新開発のハイブリッドエンジン「I-Force Max」を搭載か<POINT>
トヨタが「自働車とその構造部品」として「I-Force Max」を商標登録したことが明らかとなりました。
I-Force Maxは「I-Force」の後継エンジンで、タンドラやセコイアなどに搭載。もともとは4.7L V型8気筒エンジンでしたが、2007年には5.7L V型8気筒へアップデートし、最高出力381ps、最大トルク544Nmに到達しています。
I-Force Maxは3.5L V型6気筒ツインターボエンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッドの可能性が高く、次期型タンドラやトヨタ・ランドクルーザーに採用されると考えられます。
新型ランドクルーザーはTNGAのラダーフレームを採用予定<POINT>
新型ランドクルーザーは、ラダーフレーム構造である点は変わらないものの、トヨタの新プラットフォーム「TNGA」技術のGA-Fプラットフォームで剛性を維持しながら軽量化したラダーフレームを歴代モデルで初採用する可能性が高いでしょう。また、トヨタの予防安技術「トヨタセーフティセンス」の最新版を搭載する可能性もあります。
次期型ランドクルーザーにディーゼルハイブリッドモデルを設定か<POINT>
トヨタ・ランドクルーザーが次期型に移行する際、ディーゼルハイブリッドシステムを導入するという説が有力になっています。オーストラリア市場における大型SUVのディーゼルモデル需要は高く、トヨタオーストラリアの幹部もその可能性について言及しているとのことです。
トヨタは2025年までに電動車両550万台を普及するという目標を掲げています。ランドクルーザーだけでなく、プラドやフォーチュナー、ハイラックスなどの車種にもハイブリッドモデルが設定されるとの情報があります。
海外ニュースサイトがランクル300系の予想レンダリングを公開!<POINT>
海外メディアサイトにより、新型ランドクルーザー(300系)の予想レンダリングが公開されました。
レンダリングイメージから新型ランドクルーザーのエクステリアデザインをチェックしてみると、現行型の200系を踏襲したフロントエンドに、3本のフラットバーから構成されるグリルがデザインされています。下部にはU型のグリルを配置し、より精悍な顔つきに。デイタイムランニングライトはシームレスタイプのものを搭載します。また、ハリアーやC-HRに採用される流れるウィンカー(シーケンシャルウィンカー)を、ランクルにも採用する可能性が高いでしょう。
リヤデザインはアグレッシブなフロントマスクと比べると大人しめな印象です。
新型ランドクルーザー300系と予想されるエクステリア
ランドクルーザー300系の予想エクステリアでは、現在販売されているランクル200系を踏襲したオフロード感の強いエクステリアになっています。
特徴的なのがフロント周りで、ヘッドライトの端に角度が付き、ランドクルーザープラドを彷彿させるヘッドライトに変更されています。
直線基調のグリルは先代のランクル200系を引き継いでいますが、300系の予想デザインでは幅が狭くなりスッキリした印象に変化しています。
また、ドアハンドルはレンジローバー ヴェラールやテスラ モデルXなどに採用されているフラッシュハンドル(格納式のドアハンドル)になり先進性を感じます。
新型ランドクルーザー300系の予想スペックも紹介します。全長、全幅は現行のランドクルーザー200系と同じですが全高が高くなると予想されています。ランクル200系ZXの燃費と比較すると性能もJC08モード燃費で2.2km/L改善すると考えられています。
ランクル300系 | ランクル200系 | |
---|---|---|
全長 | 4,950mm | 4,950mm |
全幅 | 1,980mm | 1,980mm |
全高 | 1,920mm | 1,870mm |
ホイールベース | 2,850mm | 2,850mm |
パワーユニット | V6DOHC | V8DOHC |
総排気量 | 3.444cc | 4.608cc |
最高出力 | 422ps/6,000rpm | 234ps/5,600rpm |
最大トルク | 61.2kgm/1,600-4,800rpm | 46.9kgm/3,400rpm |
トランスミッション | 6AT | 6AT |
JC08モード燃費 | 8.9km/L(200系は6.7km/L) | 6.7km/L |
価格 | 5,100,000円~8,000,000円 | 4,826,800円~6,974,000円 |
リークされたのはランクル300系の予想デザインなので実際に発表される新型300系はどのようなデザインになるのか、200系からの進化も含めて今後の続報に期待しましょう。
ランクル300系のパワートレインはV8を廃止してディーゼルエンジンも追加
現行のランドクルーザーはガソリンモデルのみのラインナップですが、300系へのフルモデルチェンジのタイミングでパワートレインを一新しディーゼルモデルを追加する可能性があります。
海外で販売されているランドクルーザーには4.5L V型8気筒DOHC32エンジンを採用したディーゼルモデルがあるため、いつか日本でも発売されるのではないかと言われてきました。
しかし発売がないまま300系を迎えることになり、世界で販売されているディーゼルモデルを日本でも同様に販売するのではないかと言われています。
この他にも北米で販売されている5.7L V型8気筒DOHC32のガソリンエンジンの追加も噂されているので、300系のパワートレインには大きな変化がみられるでしょう。
また新型ランクル300系の新たなパワートレインとして、200系に搭載されているV8エンジンを廃止してレクサスLSに採用している「3.5L V6DOHCツインターボエンジン」と10速AT、さらに同じ「3.5L V6DOHCツインターボエンジン+ハイブリッド」を組み合わせたマルチステージハイブリッドの2つのパワートレインがラインアップされるとの情報もあります。
ランクル300発売の時点では+ハイブリッドは導入されていませんので、次の導入に期待したいところです。
フルモデルチェンジ後の300系はラダーフレームが独自の進化を遂げる
現行の200系ランドクルーザーには伝統的なラダーフレーム構造が採用されています。これはボディとはしご上のフレームを切り離した構造のことを言います。
ラダーフレーム構造は路面から大きな衝撃を受けた場合でも、ボディのゆがみを抑えるため本格的なオフロード走行に適しています。
現在日本で販売している車ではトヨタのランドクルーザー、ランドクルーザー プラド、スズキのジムニーの3車種しか採用していない貴重な構造となっています。
新型ランドクルーザー300系にはラダーフレームを独自に進化させた、軽量化と衝突安全性を高い次元で両立する次世代のラダーフレーム構造を採用する可能性があります。
トヨタは新たなプラットフォームTNGAを全ての車種に採用すると発表していますが、ランドクルーザーにもTNGAが進化した新たなフレーム構造が採用されるかもしれません。
新型ランドクルーザーは2019年10月の東京モーターショーの出展が期待されたが登場せず
新型ランドクルーザー300系がこれまでのV8エンジンを廃止し、V6ツインターボを搭載するとの情報があります。2019年10月に行われた東京モーターショーで世界初公開される噂もありましたが、発表はありませんでした。
新型ランクルはV8エンジンからV6ツインターボエンジンにダウンサイジングすることで、環境規制の基準にマッチさせ、軽量化やエンジン効率をアップ、トランスミッションはこれまでと同じ6速ATになるようです。
V型6気筒エンジンやV型6気筒ディーゼルターボエンジン+電気モーターと組み合わせたハイブリッドモデルも登場すると噂されているため、パワフルな加速も楽しめるモデルになるでしょう。
300系ランドクルーザーの登場が噂されたフランクフルトモーターショー2017
2年に1度開催される世界最大規模のモーターショーがドイツのフランクフルトモーターショーです。1897年から開催されている伝統的なモーターショーで待望のランドクルーザー300系が登場すると噂されていました。
ランドクルーザーの300系が登場するという噂の出どころは欧州トヨタの発表です。今回開催されるドイツのフランクフルトではランドクルーザーと言えばプラドを指すため、プラドのマイナーチェンジの発表をランクル300系の発表と勘違いした誤報ということになります。
このフランクフルトモーターショーではメルセデス・ベンツやアウディ、BMWなど名だたる自動車メーカーがフラッグシップモデルを披露している場でもあるので、例にもれずトヨタの最上級SUVのランドクルーザー300系も披露されるのではないかという噂もありました。
今回自動車の本場ドイツで待望の新型ランドクルーザー300系を発表は見送られましたが、今後の発表をめぐり自動車メーカーや世界中のファンから注目を集めました。
200系(現行モデル)のランドクルーザーのスペック
新型ランドクルーザーが300系に進化するにあたり、現在販売されている現行のランドクルーザーのスペックを確認しましょう。
300系はフレーム構造が進化すると見られるので、現行ランドクルーザーと比較するとサイズも変化する可能性があります。
全長 | 4,950mm |
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全幅 | 1,980mm |
全高 | 1,870mm |
室内長 | 2,690mm |
室内幅 | 1,640mm |
室内高 | 1,170mm |
ホイールベース | 2,850mm |
車両重量 | 2,690kg |
最低地上高 | 225mm |
最小回転半径 | 5.9m |
エンジン | V型8気筒DOHC |
総排気量 | 4.608L |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
JC08モード燃費 | 6.7km/L |
乗車定員 | 8名 |
価格 | 6,847,200円~ |
グレード | 販売価格 |
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GX | 4,739,040円~ |
AX | 5,151,600円~ |
AX Gセレクション | 5,870,880円~ |
ZX | 6,847,200円~ |
フルモデルチェンジ前の200系ランドクルーザーの画像5枚
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ランドクルーザー200系(後期) -
ランドクルーザー200系 -
ランドクルーザー200系 -
ランドクルーザー200系 -
ランドクルーザー200系
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LAND-CRUISER AX Gセレクション -
補助ミラー(キノコミラー)がついていないが、純正ナビでフロント・サイドにカメラを搭載するとミラーが無くなる。 -
LAND-CRUISER AX Gセレクション -
LAND-CRUISER AX Gセレクション -
LAND-CRUISER AX Gセレクション -
LAND-CRUISER AX Gセレクション
新型300系ランドクルーザーのモデルチェンジに世界が注目
日本が誇る世界の最上級SUVとして君臨するランドクルーザーは世界中のファンが注目しています。故障が少ない信頼のジャパンブランドとして近年は中東やパキスタン、アフリカ地域などでも大注目されている車種。
200系の登場から10年を経て、待望の300系へフルモデルチェンジをめぐり世界中の注目が集まっていて、300系にはスポーツモデルのGRスポーツグレードを初設定し、ランドクルーザー300の価値が高まっています。