トヨタのミニバン「ヴォクシー」がフルモデルチェンジで安全性を強化してクラスNo.1の低燃費達成を目指す
トヨタの大人気ミニバン ヴォクシーのモデルチェンジ情報。
ヴォクシーは同じミニバンのノアと兄弟モデルで、2代目までの5ナンバーサイズから2022年のモデルチェンジより3ナンバーサイズに変更。室内空間をより拡充し、ファミリーユーザーから絶大な支持を集めるモデル。
ヴォクシーが2025年5月頃にマイナーチェンジ(一部改良)を実施する噂
ヴォクシー初めてのマイナーチェンジ(一部改良)を2025年5月頃に実施する噂があり、特別仕様車を追加する可能性もあるとのこと。
ヴォクシーの改良内容はグレード整理を実施すること、ボディカラー整理も実施しスリム化。
そのほか装備の拡充などを行われる可能性があるようです。
特別仕様車は3代目モデルでも大人気だった煌が復活することが期待されます。
ヴォクシーは運転支援システムを強化しシャープなフロントマスクにデザイン刷新
新型ヴォクシーはフロントマスク全体を大きく開口するデザインに変更
2022年1月13日にフルモデルチェンジしたトヨタ・ヴォクシーのパワートレインについて、第5世代ハイブリッドシステムのエンジン排気量は1.8Lへとアップ。ガソリンモデルもハリアーやRAV4などに搭載するパワフルな2.0Lダイナミックフォースエンジンを採用。
安全装備も大きくアップデートされ、レクサスの新型NXに採用する事前に危険を察知するプロアクティブドライビングシステム、車両後方の自転車を検知してドアの開閉をサポートするSEA、新型ヤリスにも採用する高度駐車支援システムのアドバンストパークやアドバンスドドライブなども設定。
また、90系の4代目ヴォクシーではTNGA-Cプラットフォームを流用する形でミニバン専用に改良。エクステリアは従来モデルのデザインを踏襲しつつ、よりエッジのきいた大開口フロントグリルを採用し、その他のミニバンと差別化。モデルチェンジ前はノアとヴォクシーが統合する噂がありましたが、それぞれがフルモデルチェンジしています。
従来あったヴォクシーのノーマルボディは廃止され、エアロボディのみ継続。リヤエンターテインメント機能や、2列目オットマンなど、車内空間を充実化する豊富なオプションを用意しています。
全長 | 4,695mm |
---|---|
全幅 | 1,730mm |
全高 | 1,895mm |
ホイールベース | 2,850mm |
室内長 | 2,805mm |
室内幅 | 1,470mm |
室内高 | 1,405mm |
車両重量 | 1,670kg |
最小回転半径 | 5.5m |
最低地上高 | 140mm |
乗車定員 | 7人乗り |
総排気量 | 1.797L |
エンジン最高出力 | 72kW(98ps)/5,200rpm |
エンジン最大トルク | 142Nm(14.5kgm)/3,600rpm |
フロントモーター最高出力 | 70kW(95ps) |
フロントモーター最大トルク | 185Nm(18.9kgm) |
リヤモーター最高出力 | 30kW(41ps) |
リヤモーター最大トルク | 84Nm(8.6kgm) |
WLTCモード燃費 | 23.0km/L |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
タンク容量 | 52L |
90系ヴォクシーのグレードはベースグレードのS-Gと、上位グレードのS-Zの2種類のグレードのみラインナップ。ハイブリッドモデルにも4WDの駆動方式(E-Four)を用意するため走破性も向上。
グレード | エンジン | 駆動方式 | 値段 |
---|---|---|---|
S-G | ガソリン | 2WD | 3,090,000円~ |
4WD | 3,288,000円~ | ||
ハイブリッド | 2WD | 3,440,000円~ | |
4WD | 3,660,000円~ | ||
S-Z | ガソリン | 2WD | 3,390,000円~ |
4WD | 3,588,000円~ | ||
ハイブリッド | 2WD | 3,740,000円~ | |
4WD | 3,960,000円~ |
2022年ヴォクシーのエクステリア
ヴォクシーのフロント
ヴォクシー斜め前から
ヴォクシーのサイド
ヴォクシーの斜め後ろから
ヴォクシーのリア
ヴォクシーのエクステリア
ヴォクシーの運転席
ヴォクシーのフロント内装
ヴォクシーのナビ・シフト
ヴォクシーの後部座席
ヴォクシーの広い後部
ヴォクシーのラゲッジ
ヴォクシーのボディカラーはモノトーンカラーのみ6種類設定 グレード差はなく全てのカラー選択可能
ヴォクシーにはホワイトパールクリスタルシャインやマッシブグレーなど、人気カラーが多数ラインナップ。
カラー展開はモノトーンカラーのみで6種類を設定、近年人気の2トーンカラーの設定はありません。
ヴォクシーのボディカラーの特徴はダーク系カラーが多いことで、定番色アティチュードブラックマイカのほか、スパークリングブラックパールクリスタルシャイン、グリッターブラックガラスフレーク、マッシブグレーの4色を設定。
90系ヴォクシーのボディカラー一覧
- ホワイトパールクリスタルシャイン(33,000円)
- メタルストリームメタリック
- マッシブグレー
- アティチュードブラックマイカ
- スパークリングブラックパールクリスタルシャイン(33,000円)
- グリッターブラックガラスフレーク(33,000円)
ホワイトパールクリスタルシャイン(33,000円)
メタルストリームメタリック
マッシブグレー
アティチュードブラックマイカ
スパークリングブラックパールクリスタルシャイン(33,000円)
グリッターブラックガラスフレーク(33,000円)
ヴォクシーと兄弟車のノアとのボディカラーの違いは、ヴォクシーのマッシブグレーがノアに設定されず、その代わりとしてレッドマイカメタリックを設定すること。
ノアはヴォクシーとスペックが似てる兄弟車ですが、マッシブグレーかレッドマイカメタリックか、好みのボディカラーの有無も選択肢の一つになるかもしれません。
ヴォクシーのインテリアは精悍なブラック基調 HUDや7.0インチオプティトロンメーターなど先進装備も多数
S-Gグレードの上級ファブリックシート
S-Zグレードの合皮+ファブリックシート
ヴォクシーはシートやインストルメントパネルなどをブラックで統一した精悍なインテリアが特徴。
S-Gグレードのシート表皮にはブラックの上級ファブリックを設定、上級グレードのS-Zのシート表皮にはブラックの合成皮革+ファブリックのコンビシートを設定。
ハイブリッドモデルとガソリンモデルでも差別化されていて、S-Zのコクピットにはハイブリッド専用オプティトロンメーターとして7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイとデザイン違いのガソリン車専用7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ、Z-Gのコクピットにはハイブリッド専用オプティトロンメーターとして4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイとガソリン車専用4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを装備。
複雑ですが、S-Gは4.2インチのコクピットメーター、上位グレードはより見やすい7.0インチのコクピットメーターが搭載されます。
90系ヴォクシーは快適・便利な機能を多数装備
メーカーオプションではエレクトロマチックシフトやデジタルインナーミラー、カラーヘッドアップディスプレイ(HUD)、快適温熱シート&ステアリングヒーターなど先進装備も。
ドアの施錠・開錠や開閉時におもてなしするイルミネーテッドエントリーシステムや電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドは全車で標準装備します。
ヴォクシーの同乗者に優しい機能・シートアレンジ豊富でロングドライブも安心
ヴォクシーのオプションには日常使いに便利な挟み込み防止機能付ハンズフリーデュアルパワースライドドア、ロングアシストグリップ付きユニバーサルステップを用意。
強い日差しをカットする後席用サンシェードなど小さな子どもやお年寄りに寄り添った機能です。
セカンドシート空間は高さ1,405mm、幅1,295mm、ストレート超ロングスライドは7人乗り仕様で745mmを確保。
780mmのスライドドア開口部で荷物を持ったままスムーズに乗り降りできます。
7人乗り仕様ではシート間が185mmあるため、2列目と3列目の移動も余裕があり、2列目シートヒーターと足をかけてリラックスできるオットマンにより同乗者の負担も軽減。
ヴォクシーの広大な車内を活かしたシートアレンジも豊富で、超ロングスライドを活かしたスーパーリラックスモード、2人の子どもをケアできる後席トライアングルモード、仮眠にも活躍するフロントフラットソファモード、7人乗り特別アレンジの前席ベビーケアモード、後席全てをフルフラットにするリヤフラットソファモード、サードシートを跳ね上げ積載性を向上するラゲージモード、荷室を最大化するビッグラゲージモードの7つのシートアレンジがあります。
サードシート(3列目シート)はシートバック下部のレバーで、ロック解除・跳ね上げ・固定が軽い力でできるよう改良。
3列目を使うときや収納時のストレスが軽減されています。
後ろに積む荷物の出し入れに便利なフリーストップバックドア
ヴォクシーのパワーバックドアは挟み込み防止機能と停止位置メモリー機能があり、車両サイドにパワーバックドアスイッチを設置するのはトヨタ初の試み。
また世界初の技術で、手動でバックドアの位置を保持できるフリーストップバックドアを採用、後ろのスペースが限られているときでもヴォクシーを傷つけることなく荷物の出し入れが可能に。
ヴォクシーのパワートレインは第5世代ハイブリッドに進化 プラットフォームはGA-C採用
ヴォクシーのガソリンエンジンモデルにはRAV4やハリアーにも搭載する2.0Lダイナミックフォースエンジンを採用。
燃費効率に優れたエンジンで長距離運転で高いエコ性能を発揮します。
ハイブリッドモデルには1.8L 2ZR-FXE エンジンとモーターを組み合わせた第5世代のトヨタハイブリッドシステム(THS2)を搭載。
第5世代THS2はヴォクシーとノアが初搭載しました。
ヴォクシーのプラットフォームはミニバン初のTNGA思想を汲むGA-Cを採用、腰高ボディでも高い剛性と直進安定性で安全でリニアなドライビングを実現。
4WDモデルには前輪駆動と4輪駆動を電子制御するダイナミックトルクコントロール4WD搭載、燃費効率の良い最適な走りが可能になりました。
90系ヴォクシーのライバル車種はノア・ステップワゴン・セレナ・デリカD5
ヴォクシーは同じトヨタが販売する兄弟車のノアが比較対象になることが殆どですが、トヨタのミニバン以外にもホンダステップワゴン、日産セレナ、三菱デリカD5がライバルに。
それぞれのミドルサイズミニバンにはシートアレンジや機能、ボディサイズの違いなどもあります。
ノアはパワートレインやシートアレンジなどヴォクシーと共通点の多いミニバン
ノアはヴォクシーと同じ先進性の高いミニバン
ヴォクシーの兄弟車として同時期の2022年にデビューしたノア。
ボディサイズ、シートアレンジや機能、収納などの使い勝手はヴォクシーと同じで、違いは一部ボディカラーやフロントバンパーなど見た目が殆ど。
80系までは5ナンバーサイズを維持していましたが、ヴォクシーと同様2022年のフルモデルチェンジより全てのグレードで3ナンバーに変更されました。
ステップワゴンは標準装備が充実したホンダのフラッグシップミニバン
ステップワゴンは装備が充実した快適ミニバン
ホンダのステップワゴンは、ヴォクシーがオプション設定する多くの装備を標準化する満足度の高いミドルサイズミニバンで、プレーンな表情のエア(AIR)、精悍な表情のエアロボディ スパーダ(SPADA)の2ダイプを設定。
ボディサイズは全長4,800~4,830mmx全幅1,750mmx全高1,840~1,845mm、ステップワゴンが若干大きいですが、取り回しには苦労しないサイズ感。
標準装備が充実している分販売価格はヴォクシーよりも高額ですが、総合的にみるとコストパフォーマンスは高めです。
日産セレナは2列目シートアレンジが便利な5ナンバーサイズのミニバン
セレナは日常使いに便利な5ナンバーサイズを設定するミニバン
日産セレナの特徴は前後だけではなく左右にも移動する2列目シートを備えること。
この機能をミニバンで初めて採用したのがセレナで、今でもセレナが売れ続ける理由でもあります。現在では同じ機能がステップワゴンにもありますが、使い勝手はセレナが上回るという評価もあります。
ボディサイズは全長4,690~4,765mmx全幅1,695~1,715mmx全高1,870~1,895mm、日本国内で販売する唯一の5ナンバーサイズミニバンなので希少性もあるモデルです。
走破性を求めるアクティブなユーザーならデリカD5もライバルに
デリカD5はアウトドア好きに人気のミニバン
デリカD5はヴォクシーにはない走破性をもつアウドドア系ミニバン。
ボディサイズはヴォクシーより一回り大きく、パワートレインにはガソリンエンジンやハイブリッドシステムではないディーゼルエンジンを搭載。
その他のミニバンはボディ構造にモノコックを採用する中で、デリカD5はリブボーンフレームという独自の骨格を採用することで高い車両剛性と操縦安定性を獲得。
ボディサイズ全長4,800mm×全幅1,795mm×全高1,875mm、ヴォクシーより大きくステップワゴンに近いサイズ感です。
人気のミニバン ヴォクシーのモデルチェンジ遍歴
ヴォクシーはトヨタが販売しているミニバンで、「ノア」とは姉妹車になり、ドレスアップ要素が強いモデルになります。日本国内専用者ですが、左ハンドル仕様を受注生産が可能なモデルです。
ヴォクシー初代 R60G型(2001年~2007年)
2001年11月、ライトエースノアの後継車種としてヴォクシーがデビュー。7月に特別仕様車「Z 煌」「Z 煌 ナビスペシャル」を発売。12月にも特別仕様車「X Limited」「X Limited ナビスペシャル」を発売。
2003年8月、一部改良で新グレードに「X・Lエディション」を追加設定。「Z 煌」の改良版の「Z 煌Ⅱ」「Z 煌Ⅱ・ナビスペシャル」を発売。
2004年8月、マイナーチェンジを実施。フロント周辺、リヤコンビネーションランプやセンターメーター、シート表皮を変更いました。2005年4月、特別仕様車「Z 煌」を発売。
2007年6月、2代目と入れ替わりのため販売を終了しました。
ヴォクシー 2代目 R70G/W型(2007年~2014年)
2007年6月、フルモデルチェンジで2代目に。2008年6月、特別仕様車「ZS 煌」を発売。翌2009年6月、「ZS 煌」を進化させた「ZS 煌Ⅱ」を発売。
2010年4月、マイナーチェンジを実施。全グレードにバルブマチック付エンジン3ZR-FAE型を拡大し、全車に7速スポーツシーケンシャルシフトマチックを搭載。6月、スポーツコンバージョンバージョンの「G SPORT」シリーズを販売開始。9月、追加装備をして特別仕様車「ZS“煌”」を再販。
2011年5月、「G SPORT」シリーズに一部改良を実施。スポーティシートを運転席と助手席に採用し、前席を黒基調としました。10月、特別仕様車「ZS”煌Ⅱ”」を発売。
2012年10月、特別仕様車「ZS”煌Ⅲ”」を発売。翌年2013年5月、特別仕様車「ZS”煌Z”」を発売。
2014年1月、3代目と入れ替わりで販売を終了しました。
ヴォクシー 3代目 R80G/W型(2014年~2021年)
2014年1月、ガソリン車がフルモデルチェンジで3代目に進化。ハイブリッド車は2月に発売。11月、新ネッツ店誕生10周年記念の特別仕様車「ZS”煌”」を発売。
2016年1月、一部改良で安全性能を強化。3ナンバー登録のエアログレード「HYBRID ZS」を追加発売。4月、2016年東京オートサロンに出展されていたコンセプトカーの市販版「ZS” G’s”」を発売。7月、特別仕様車「ZS”煌Ⅱ”」を発売。
2017年7月、マイナーチェンジを実施。9月、「ZS”GR SPORT”」を追加。11月、特別仕様車「ZS”煌”」を発売。
2019年1月、一部改良で安全性能を強化と同時に特別仕様車「ZS”煌Ⅱ”」を発売。
2020年4月。仕様変更でグレード体系を「ZS」「HYBRID ZS」「ZS”GR SPORT”」のみに整理。10月、特別仕様車「ZS”煌Ⅲ”」を発売。
2021年、4代目と入れ替わりのため販売を終了。
ヴォクシー 4代目 R90W型(2022年~)
2022年1月、フルモデルチェンジで4代目に進化。グレード体系は「S-G」「S-Z」とハイブリッドモデルの「HYBRID S-G」「HYBRID S-Z」のラインナップです。
ヴォクシーのモデル | 販売年表 |
---|---|
初代 R60G型 | 2001年~2007年 |
2代目 R70G/W型 | 2007年~2014年 |
3代目 R80G/W型 | 2014年~2021年 |
4代目 R90W型 | 2022年~ |
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