グランドチェロキーは2025年3月に日本での販売を終了 最終モデルは810万円のファイナルエディション100台
グランドチェロキーはジープブランドのフラッグシップSUVです。初代は1993年にフォードのエクスプローラーの対抗車種として設計・発売され、日本には1994年から導入されました。現行となる5代目WLは2021年から販売されています。
日本では2021年12月13日に3列シートの「グランドチェロキーL」が発表され、2022年2月19日に発売。7人乗りの「Limited」と6人乗りの「Summit Reserve」が用意されました。2022年10月24日には2列シート5人乗りの「グランドチェロキー」を追加し、プラグインハイブリッドの「4xe」も設定されています。
その後、右ハンドル仕様の生産終了に伴い、2025年3月15日発売の限定車「ファイナルエディション」100台をもって日本での販売を終了しました。2026年7月時点で日本への再導入は発表されておらず、新車は正規ディーラーの在庫販売のみという状況です。一方の本国では2026年モデルとして中期改良を受け、販売が続いています。
本国は2026年モデルで中期改良 2.0L「Hurricane 4 Turbo」を追加し4xeは廃止
米国では2025年10月に2026年モデルのグランドチェロキーが公開され、5代目の中期改良が実施されました。生産はこれまでどおりデトロイトのジェファーソン工場とマック工場が担当します。
最大のトピックは新開発の2.0L直列4気筒ターボ「Hurricane 4 Turbo」の追加です。最高出力324hp(約329ps)、最大トルク332lb-ft(約450Nm)を発生し、直噴とポート噴射の併用、ツインスパークプラグ、そして副室で先に着火させる「Turbulent Jet Ignition」を採用することで、排気量あたりの出力を大きく引き上げています。1タンクあたりの航続は約506マイル(約814km)とされ、従来の3.6L V6ペンタスター(293hp)も引き続きベースグレードに残ります。
一方で、2026年モデルでは4xe(プラグインハイブリッド)が廃止されました。5代目は登場時に4気筒・6気筒・8気筒をそろえていましたが、V8は早い段階で姿を消し、今回のPHEV廃止で構成は大きく整理された形です。
2026年モデル(本国仕様)の主な変更点
- 2.0L直4ターボ「Hurricane 4 Turbo」を新設定(324hp/332lb-ft)
- 4xe(プラグインハイブリッド)を廃止、3.6L V6は継続
- センターに12.3インチディスプレイを採用し、10.25インチの助手席ディスプレイを設定
- マッキントッシュ19スピーカーオーディオ、最新のActive Driving Assistを用意
- 7スロットグリルとバンパーを変更、ヘッドライトをスリム化
- Steel Blue/Copper Shino/Fathom Blueの3色を追加
- 2列シート仕様と3列シート仕様の両方を継続
日本導入については、2026年7月時点でStellantisジャパンからの発表はありません。右ハンドル仕様の生産がすでに終わっているため、日本へ戻ってくるには右ハンドルの再設定が前提になります。ハードルは低くないというのが正直なところで、当面は左ハンドルの並行輸入が現実的な入手経路になるとみられます。
2025年3月15日発売の限定車「ファイナルエディション」100台で日本の販売を終了
Stellantisジャパンは2025年2月28日、限定車「Jeep Grand Cherokee Final Edition(グランドチェロキー ファイナル エディション)」を3月15日に発売すると発表しました。右ハンドル仕様の生産終了に伴い、これが日本で販売されるグランドチェロキーの最終モデルとなります。
価格は8,100,000円(税込)で100台限定。ボディカラーはブライトホワイトが30台、バルティックグレーメタリックが70台で、インテリアカラーはブラックのみの設定です。
ベースは人気グレードの「リミテッド」。先代でシリーズ化され好評だったブラックアクセントの特別仕様車「グランドチェロキー アルティチュード」に着想を得ており、フロントのJeepバッジをブラック化し、グロスブラック塗装の18インチアルミホイールを装着します。
グランドチェロキーは1993年に北米で誕生し、日本には1994年に初代(ZJ)が導入されました。以来5代にわたり、国内で累計3万8,000台を超える台数が販売されたことになります。1台のラグジュアリーSUVが30年以上にわたって日本で受け入れられ続けたという実績は、輸入SUVとして小さくない数字です。
2024年9月14日発売の限定車「リミテッド スペシャルエディション」は100台限定で785万円
2024年9月5日、Stellantisジャパンは限定車「Limited Special Edition(リミテッド スペシャルエディション)」を発表し、9月14日に発売しました。100台限定で価格は7,850,000円です。
ベースは2列シートの「リミテッド」。フロント+リアのドライブレコーダー、「Special Edition」の刺繍ロゴが入ったプレミアムフロアマット、サイドバイザー、限定車オリジナルバッジという約23万円相当のアクセサリーを特別装備しながら、ベース車の830万円より45万円安い価格に設定されました。
ボディカラーはブライトホワイトが40台、ダイアモンドブラッククリスタルが60台。成約者にはポータブル電源「Anker 521 Portable Power Station」が贈られました。
装備を足しながら値段を下げるという構成は、販売のテコ入れを兼ねた実質的な値引き施策といえます。この時点ですでに、日本市場でのグランドチェロキーが終盤に差しかかっていたことがうかがえます。
2023年12月2日発売の「30th アニバーサリー エディション」は90台限定で1,049万円
2023年11月17日、Stellantisジャパンはグランドチェロキーの誕生30周年を記念した限定車「Jeep Grand Cherokee 30th Anniversary Edition」を発表し、12月2日に発売しました。90台限定で、メーカー希望小売価格は10,490,000円(別途サーチャージが必要)です。
ベースはプラグインハイブリッドの「Limited 4xe 2.0L」。フロントおよびリアのデザインには、オフロード性能をより意識した日本未発売グレード「Overland(オーバーランド)」のものを採用し、フロントグリル、ルーフレール、ホイールをブラックで統一しています。
通常は上級グレード「Summit Reserve」にのみ与えられるデジタルリアビュールームミラーとワイヤレスチャージングパッド、さらに2列目ウインドウシェードを標準装備とし、利便性も高められました。
リアゲートに装着される専用バッジは、1993年に誕生した初代と当時の現行モデルのシルエットが向かい合うデザイン。ボディカラーはダイヤモンドブラッククリスタルが選ばれています。
なお同じ2023年には、2月10日にグランドチェロキーLのメーカー希望小売価格の変更も行われました。
PHEVのグランドチェロキー4xeを2021年9月29日に発表 日本では2022年10月24日に発売
グランドチェロキー4xeは、5代目のなかで最も技術的で豪華なモデルとして企画されました。グランドチェロキーで初めてのプラグインハイブリッド(PHEV)という点でも注目を集めています。
発表は2021年9月29日で、ジープが掲げるゼロエミッションフリーダムを体現するモデルとして登場しました。
日本では2022年10月24日に発売され、「Limited 4xe」と「Summit Reserve 4xe」の2グレードが設定されました。
パワートレインは2.0L直列4気筒ターボエンジンに電気モーター2基と350Vバッテリーパック、8速オートマチックを組み合わせた構成で、システム最高出力は375ps、システム最大トルクは65.0kgmに達します。モーターのみでの走行は最長53km、ハイブリッド燃料消費率はWLTCモードで10.4km/Lです。
走行モードは「HYBRID」「ELECTRIC」「e-SAVE」の3種類を選べる「E-Selec」機能を搭載し、回生ブレーキの効果を最大化する「Max Regen」も任意で選択できます。
| グレード | 値段 |
|---|---|
| LIMITED | 8,300,000円~ |
| L LIMITED | 8,550,000円~ |
| L SUMMIT RESERVE | 10,600,000円~ |
| LIMITED 4xe | 10,370,000円~ |
| SUMMIT RESERVE 4xe | 11,850,000円~ |
| 30th Anniversary Edition(90台限定・2023年12月2日発売) | 10,490,000円 |
| Limited Special Edition(100台限定・2024年9月14日発売) | 7,850,000円 |
| Final Edition(100台限定・2025年3月15日発売) | 8,100,000円 |
ジープのフラッグシップを担ってきた大型ラグジュアリーSUVの中身
グランドチェロキーは強い存在感を放つラグジュアリーSUV
ダイナミックなラグジュアリーSUVのグランドチェロキーは、1993年の発売以来、多くのオフローダーから愛され続けてきたモデルです。2018年には高いオフロード性能・走行性能を有したハイパフォーマンスモデル「トラックホーク」が設定されました。
4代目ジープ・グランドチェロキーのグレード構成は「LAREDO」「ALTITUDE」「LIMITED」「SUMMIT」「SRT8」「TRACKHAWK」の6種類。主なスペックは以下の通りです。
| 全長 | 4,835mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,935mm |
| 全高 | 1,825mm |
| ホイールベース | 2,915mm |
| 車両重量 | 2,160kg |
| 乗車定員 | 5名 |
| ステアリング | 右 |
| エンジン | 3.6L V型6気筒DOHC |
| 最高出力 | 213kW (290ps) / 6,400rpm |
| 最大トルク | 347 N・m(35.4kg・m) / 4,000rpm |
| 変速機 | 電子制御式8速AT |
| 駆動方式 | 常時4輪駆動 |
| 全長 | 4,890 mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,980 mm |
| 全高 | 1,800 mm |
| ホイールベース | 2,915mm |
| 車両重量 | 2,470 kg |
| 乗車定員 | 5名 |
| ステアリング | 右 |
| エンジン | 6.2L V型8気筒 OHV |
| 最高出力 | 522 kW(710ps) / 6,200 rpm |
| 最大トルク | 868 N・m(88.5kg・m) / 4,700 rpm |
| 変速機 | 電子制御式8速AT |
| 駆動方式 | 常時4輪駆動 |
4代目の最廉価モデル「ラレード」を参考にすると、ボディサイズは4,835mm×1,935mm×1,825mm、ホイールベースは2,915mm。乗車定員の5名がゆったりとくつろげる室内空間が確保されていました。
エンジンは「LAREDO」「ALTITUDE」「LIMITED」「SUMMIT」に3.6L V型6気筒DOHC、「SRT8」「TRACKHAWK」にV型8気筒 OHVエンジン(SRT8は6.4L、TRACKHAWKは6.2L)が搭載されていました。
5代目グランドチェロキーのパワートレインは2.0L直4ターボと3.6L V6 PHEVの4xeも設定
日本に導入された5代目のパワートレインは3種類です。2列シートの「グランドチェロキー」には2.0L直列4気筒ターボ、3列シートの「グランドチェロキーL」には3.6L V型6気筒、そしてPHEVの「4xe」が用意され、いずれも8速オートマチックと組み合わされました。
2.0L直4ターボは1,995ccから最高出力272PS(200kW)/5,250rpm、最大トルク400N・m(40.8kgm)/3,000rpmを発生します。排気量だけを見れば控えめですが、2トンを超える車体を不足なく走らせる実力があり、V6の4代目ラレード(290ps/347N・m)に対してトルクで上回る点が実用上の武器でした。
グランドチェロキーLの3.6L V型6気筒は最高出力286PS、最大トルク344N・mを発生します。
4xeは2.0L直4ターボにモーター2基を組み合わせ、システム最高出力375ps、システム最大トルク65.0kgmに到達。電気のみで53km走行でき、WLTCモードのハイブリッド燃料消費率は10.4km/Lです。
なお本国では6.4L V8を積むSRTや5.7L V8も設定されましたが、V8はいずれも日本には導入されないまま、本国でも早期にラインアップから外れています。
| グランドチェロキー Limited | グランドチェロキーL | グランドチェロキー 4xe | |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,900mm | 5,200mm | 4,910mm |
| 全幅 | 1,980mm | 1,980mm | 1,980mm |
| 全高 | 1,810mm | ― | 1,810mm |
| ホイールベース | 2,965mm | 3,090mm | 2,965mm |
| 車両重量 | 2,070〜2,090kg | ― | 2,410kg(30周年記念車) |
| 乗車定員 | 5名 | Limited 7名/Summit Reserve 6名 | 5名 |
| エンジン | 1,995cc 直列4気筒DOHCターボ | 3.6L V型6気筒 | 2.0L直列4気筒ターボ+モーター2基 |
| 最高出力 | 272PS(200kW)/5,250rpm | 286PS | システム375ps |
| 最大トルク | 400N・m(40.8kgm)/3,000rpm | 344N・m | システム65.0kgm |
| 変速機 | 8速AT | 8速AT | 8速AT |
| 駆動方式 | 4WD | 4WD | 4WD |
| EV走行距離 | ― | ― | 53km |
| 燃費 | ― | ― | 10.4km/L(WLTCモード) |
5代目ジープ・グランドチェロキーはワゴニアに着想を得たロング&ワイドなボディ
5代目のエクステリアは、1963年に誕生したラグジュアリーSUVの草分け「ワゴニア」に着想を得ています。優雅なロングノーズ・プロポーション、広々としたキャビン、特徴的な逆スラントノーズを受け継ぎつつ、最新のデザイン手法でモダンにまとめられました。
フロントには7スロットグリルや台形のホイールアーチといったジープのアイデンティティが健在で、フロントエアインテークにはパワートレインの冷却状況に応じて開口部のフラップを自動制御するアクティブグリルシャッターを採用し、実燃費を改善しています。
ボディサイズは、2列シートの標準ボディで全長4,900mm×全幅1,980mm×全高1,810mm、ホイールベースは2,965mm。3列シートのグランドチェロキーLは全長5,200mm、ホイールベース3,090mmで、標準ボディより全長で約300mm、ホイールベースで125mm長くなります。
4代目のラレードと比べると全長で65mm、全幅で45mm拡大しており、数値以上に堂々として見えるのは、水平基調のライトまわりとワゴニア由来のロングノーズによるものでしょう。サスペンションは前後ともマルチリンク式で、上級グレードにはエアサスペンションが組み合わされました。
ジープ・グランドチェロキーのインテリアはレザーシートを装備した質感の高いスタイル
4代目のグランドチェロキーは、エントリーグレードのラレードを除く全車にレザーシートを採用していました(ラレードはファブリックシート)。インパネやドアパネル、アームレストにはそれぞれピアノブラックや本木目、カーボンファイバーといった質感の高い素材を使用しています。
5代目のインテリアは一から作り直されました。インストルメントパネルは水平基調で横方向の広がりを強調し、上質なマテリアルを重ねたレイヤー状のレイアウトで質感を高めています。中心部には10.1インチのデジタルタッチスクリーンを配置し、インフォテインメントシステムには「Uconnect 5」を採用しました。
日本仕様は全グレードがレザーシートで、上級のSummit Reserveにはパレルモレザー、19スピーカーのマッキントッシュ プレミアム オーディオシステム、マッサージ機能付きのフロント16WAYパワーシート、ハンズフリーパワーゲート、デジタルリアビュールームミラーなどが与えられます。
乗車定員はグランドチェロキーLのLimitedが7名、Summit Reserveが6名、2列シートのグランドチェロキーが5名。2列と3列を並行して用意したことが、5代目が日本で支持された最大の理由だったと考えます。
グランドチェロキーの安全装備は世代を追うごとにアップデート
4代目グランドチェロキーには以下の安全装備が搭載されていました(アドバンストブレーキアシスト・アダプティブクルーズコントロール・前面衝突警報・LaneSense車線逸脱警報プラス・Parkviewリアバックアップカメラはラレード以外のグレードに標準装備)。
4代目グランドチェロキーに搭載されている安全装備
- エレクトロニック・スタビリティ・コントロール
- エレクトロニック・ロール・ミティゲーション
- ブレーキアシスト(ラレードのみ)
- アドバンストブレーキアシスト
- レインブレーキサポート
- レディアラートブレーキ
- クルーズコントロール
- アダプティブクルーズコントロール STOP機能付
- 前面衝突警報(クラッシュミティゲーション付)
- LaneSense車線逸脱警報プラス
- Parkviewリアバックアップカメラ
- フロント / リアパークアシスト
- ParkSense縦列/並列パークアシスト
- ブラインドスポットモニター / リアクロスパスディテクション
5代目ではこれらがさらに拡充され、日本仕様には衝突被害軽減ブレーキ、ストップ&ゴー機能付きアダプティブクルーズコントロール、ブラインドスポットモニター、360度サラウンドビューカメラ、パークセンス、ヘッドアップディスプレイなどが備わりました。
本国の2026年モデルではハンズフリー運転支援の「Active Driving Assist」が用意され、支援レベルはさらに一段引き上げられています。
日本でも人気のモデル グランドチェロキーのモデルチェンジ遍歴
グランドチェロキーはジープブランドから販売されてきた人気のSUVです。フォードのエクスプローラーに対抗すべく開発されたモデルで、日本でも高い人気を集めました。3代目までは本国モデルと輸出の2モデルが販売されています。5代目では3列シートのLを含む日本仕様が導入され、国内累計3万8,000台超という実績を残しました。
初代ZJ(本国モデル)/ZG(輸出モデル):1993年~1998年
グランドチェロキーの初代は1993年に本国モデルZJと、輸出モデルのZGが誕生しました。搭載されるエンジンは当初はAMCの直列6気筒4.0Lエンジンでしたが、1996年にパワーテックエンジンに変更。V型8気筒エンジンには5.2Lマグナムエンジンが、1998年には5.9Lマグナムエンジン搭載車の設定もありました。駆動方式は後輪駆動と四輪駆動が用意されています。
1993年にはグランドチェロキーの上級モデル「ジープ・グランドワゴニア」を台数限定で販売。1996年にマイナーチェンジを行い、フロント周辺が変更され、フォグランプも装備されます。フェンダーに設置される車名がAMCからクライスラーのものに変更されました。日本には1994年から導入されています。
2代目WJ(本国モデル)/WG(輸出モデル):1999年~2004年
1999年、2代目グランドチェロキーの本国モデルWJと、輸出モデルのWGが発売されます。初代モデルから流用された部品は限られており、軽量化と堅牢化が図られた2代目にはパワーアップされたエンジンが搭載されました。
2002年には欧州向けモデルにメルセデス・ベンツの直列5気筒2.7L OM647型ディーゼルエンジンを搭載。2004年にはフェイスリフトが行われましたが、フルモデルチェンジにあたって2代目の生産終了が決まり、中国の北京ジープに生産設備が売却されたことから、2006年から中国での販売が始まります。
3代目WK(本国モデル)/WH(輸出モデル):2005年~2010年
3代目グランドチェロキーは2004年に2005年モデルとして登場します。クォドラ・ドライブIIの四輪駆動システムを採用し、ジープでは初めてオンロード性能を強調したモデルで、騒音や振動が改善され快適性が向上した一方、オフロード性能は一部後退しています。
欧州にも展開され、日本では2005年7月に発売されました。2008年モデルではフェイスリフトが施されてヘッドランプが円状になり、2009年モデルではエンジンが5.7Lに改良されています。
4代目WK2:2010年~2021年
2010年、4代目グランドチェロキーは2011年モデルとして発売されます。メルセデス・ベンツMクラスとプラットフォームなどのハードウェアのおよそ30%を共用し、ハンドルも左右両仕様が用意され、世界的に展開されていき、SUVからクロスオーバーSUVへと変わっていきます。既存ユーザーの意見を形にしたカーゴルームの拡大や各ドアの開口角度の拡大、日本のユーザーの意見が反映されたものとして、リアシートリクライニング機構が挙げられます。2011年2月には、日本仕様が発表されます。
2014年と2017年には大幅なマイナーチェンジが施されました。エクステリアやインテリア、エンジンなどが大きく変更され、先進安全装備や快適装備が充実されます。
2018年には高性能モデルの「トラックホーク」を追加設定。オフロード性能に加え、レーシングトラックとしての走行性能にすぐれ、ジープ史上最強の高性能モデルとなります。
5代目WL:2021年~(日本は2025年3月で販売終了)
グランドチェロキーは11年ぶりとなるフルモデルチェンジを行い、5代目が登場しました。標準仕様の「グランドチェロキー」と、ロングホイールベースの「グランドチェロキーL」が設定され、7スロットグリルや台形のホイールアーチなど、ジープブランドのアイデンティティは健在です。
2021年12月13日には日本仕様の「グランドチェロキーL」を発表し、2022年2月19日に発売。7人乗りの「Limited」と6人乗りの「Summit Reserve」が用意され、6人乗りには19スピーカーのマッキントッシュ プレミアム オーディオシステム、マッサージ機能付きフロント16WAYパワーシート、ハンズフリーパワーゲート、デジタルリアビュールームミラーなど、快適性と利便性を高める装備が備わります。
2022年10月24日には日本向けの5人乗り「グランドチェロキー」を追加。グランドチェロキー初のプラグインハイブリッド仕様の「4xe」も設定されました。
その後、2023年12月2日に誕生30周年記念の限定車「30th Anniversary Edition」(90台・1,049万円)、2024年9月14日に「Limited Special Edition」(100台・785万円)を設定。
2025年2月28日には右ハンドル仕様の生産終了が明らかとなり、3月15日発売の「Final Edition」(100台・810万円)が日本で販売される最後のグランドチェロキーとなりました。本国では2026年モデルとして中期改良が実施され、2.0L直4ターボ「Hurricane 4 Turbo」の追加と4xeの廃止が行われています。
| グランドチェロキーのモデル | 販売年表 |
|---|---|
| 初代ZJ(本国モデル)/ZG(輸出モデル) | 1993年~1998年 |
| 2代目WJ(本国モデル)/WG(輸出モデル) | 1999年~2004年 |
| 3代目WK(本国モデル)/WH(輸出モデル) | 2005年~2010年 |
| 4代目WK2 | 2010年~2021年 |
| 5代目WL | 2021年~(日本は2025年3月で販売終了) |