日産「デイズ」のモデルチェンジ情報 特別仕様車・マイナーチェンジなど
日産の軽自動車「デイズ」と、そのカスタムモデルである「デイズハイウェイスター」のフルモデルチェンジが2019年3月28日に行われ同日発売しました。ホンダ「N‐BOX」などのライバル車と比較すると、販売が下落傾向にあるデイズはフルモデルチェンジをきっかけに巻き返しを狙います。
2013年6月に登場したデイズは、日産と三菱自動車との合弁会社であるNMKVによって共同開発された軽トールワゴンです。NMKVの基で開発される三菱のekワゴンとekカスタムは基本構造を同一とする兄弟車です。
日産の主力軽自動車デイズシリーズが登場してから、約6年のタイミングで実施するフルモデルチェンジによって誕生する新型モデルは、先進運転支援技術プロパイロットを搭載して軽自動車では最高クラスの安全性を実現します。なお、2019年11月にはこれらの先進技術が評価され、日本自動車研究者・ジャーナリスト会議主催の「2020年次RJCカー オブ ザ イヤー」を受賞しました。
新型デイズのエクステリアの特徴や販売価格等について紹介します。
デイズの一部改良は2024年6月10日法規対応とボディカラーの追加
デイズへ法規対応と新色バブルガムピンク×フローズンバニラパールルーフ2トーン、フローズンバニラパール×バブルガムピンクルーフ2トーンを追加する一部改良を2024年6月10日実施。
価格改訂も行いデイズの販売価格は1,437,700円から2,157,100円になりました。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,650mm |
ホイールベース | 2,495mm |
室内長 | 2,065mm |
室内幅 | 1,340mm |
室内高 | 1,270mm |
車両重量 | 850kg |
最小回転半径 | 4.5m |
最低地上高 | 155mm |
エンジン型式 | BR06型 水冷直列3気筒DOHC |
エンジン総排気量 | 0.659L |
エンジン最高出力 | 38kW(52PS)/6,400rpm |
エンジン最大トルク | 60Nm(6.1kgm)/3,600rpm |
モーター型式 | SM21型 |
モーター最高出力 | 2.0kW/1,200rpm |
モーター最大トルク | 40Nm/100rpm |
乗車定員 | 4名 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
タンク容量 | 27L |
WLTCモード燃費 | 23.3km/L |
グレード | 駆動方式 | 値段 |
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S | 2WD(FF) | 1,437,700円~ |
4WD | 1,588,400円~ | |
X | 2WD(FF) | 1,478,400円~ |
4WD | 1,629,100円~ | |
ボレロ | 2WD(FF) | 1,600,500円~ |
4WD | 1,751,200円~ | |
ハイウェイスターX | 2WD(FF) | 1,698,400円~ |
4WD | 1,849,100円~ | |
ハイウェイスターX アーバンクロム |
2WD(FF) | 1,764,400円~ |
4WD | 1,915,100円~ | |
ハイウェイスターX プロパイロットエディション |
2WD(FF) | 1,798,500円~ |
4WD | 1,949,200円~ | |
ハイウェイスターX アーバンクロム プロパイロットエディション |
2WD(FF) | 1,864,500円~ |
4WD | 2,006,400円~ | |
ハイウェイスターGターボ | 2WD(FF) | 1,838,100円~ |
4WD | 1,988,800円~ | |
ハイウェイスターGターボ アーバンクロム |
2WD(FF) | 1,915,100円~ |
4WD | 2,065,800円~ | |
ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション |
2WD(FF) | 1,929,400円~ |
4WD | 2,080,100円~ | |
ハイウェイスターGターボ アーバンクロム プロパイロットエディション |
2WD(FF) | 2,006,400円~ |
4WD | 2,157,100円~ |
デイズのボディカラーは多彩な全21色 2トーンカラーにはボレロ限定色・アーバンクロム限定色を設定
デイズのボディカラーはモノトーンカラー13色、2トーンカラー8色の全21色を設定、プレミアムサンシャインオレンジやカクタスグリーンなど多彩なカラーを用意。
デイズのボレロには2トーンの限定カラーを5色、アーバンクロムにも2トーンの限定カラーを3色設定。
シルキーライラックやフローズンバニラパールなどパステルカラーもあり、日本車でも最多クラスのカラーラインナップが魅力です。
デイズのボディカラー一覧
- ホワイトパール(38,500円高)
- チタニウムグレー
- ブラック
- プレミアムサンシャインオレンジ(48,400円高)
- ソルベブルー(38,500円高)
- オーシャンブルー
- カクタスグリーン
- スターリングシルバー
- スパークリングレッド
- アッシュブラウン(38,500円高)
- シルキーライラック(38,500円高)
- フローズンバニラパール
- ホワイト
- ホワイトパール×プレミアムサンシャインオレンジ(71,500円高)
- スパークリングレッド×ブラック(66,000円高)
- ソルベブルー×オーシャンブルー(71,500円高)
- カンジュクカシス×ホワイトパール(71,500円高)
- フローズンバニラパール×バブルガムピンク(ハイウェイスターGターボ/X限定色、66,000円高)
- ソルベブルー×ホワイトパール(71,500円高)
- ホワイトパール×アッシュブラウン(71,500円高)
- バブルガムピンク×フローズンバニラパール(X/S限定色、71,500円高)
ホワイトパール(38,500円高)
チタニウムグレー
ブラック
プレミアムサンシャインオレンジ(48,400円高)
ソルベブルー(38,500円高)
オーシャンブルー
カクタスグリーン
スターリングシルバー
スパークリングレッド
アッシュブラウン(38,500円高)
シルキーライラック(38,500円高)
フローズンバニラパール
ホワイト
ホワイトパール×プレミアムサンシャインオレンジ(71,500円高)
スパークリングレッド×ブラック(66,000円高)
ソルベブルー×オーシャンブルー(71,500円高)
カンジュクカシス×ホワイトパール(71,500円高)
フローズンバニラパール×バブルガムピンク(ハイウェイスターGターボ/X限定色、66,000円高)
ソルベブルー×ホワイトパール(71,500円高)
ホワイトパール×アッシュブラウン(71,500円高)
バブルガムピンク×フローズンバニラパール(X/S限定色、71,500円高)
デイズボレロ・デイズアーバンクロムの限定ボディカラー一覧
- シルキーライラック×ホワイトパール(ボレロ限定色、71,500円高)
- アッシュブラウン×ホワイトパール(ボレロ限定色、71,500円高)
- ホワイトパール×シルキーライラック(ボレロ限定色、71,500円高)
- フローズンバニラパール×アッシュブラウン(ボレロ限定色、66,000円高)
- ブラック×ホワイトパール(ボレロ限定色、66,000円高)
- カンジュクカシス×ブラック(アーバンクロム限定色、71,500円高)
- ホワイトパール×ブラック(アーバンクロム限定色、71,500円高)
- ブラック×スターリングシルバー(アーバンクロム限定色、66,000円高)
シルキーライラック×ホワイトパール(ボレロ限定色、71,500円高)
アッシュブラウン×ホワイトパール(ボレロ限定色、71,500円高)
ホワイトパール×シルキーライラック(ボレロ限定色、71,500円高)
フローズンバニラパール×アッシュブラウン(ボレロ限定色、66,000円高)
ブラック×ホワイトパール(ボレロ限定色、66,000円高)
カンジュクカシス×ブラック(アーバンクロム限定色、71,500円高)
ホワイトパール×ブラック(アーバンクロム限定色、71,500円高)
ブラック×スターリングシルバー(アーバンクロム限定色、66,000円高)
デイズへマイナーチェンジを実施 2023年9月29日グリルパターン変更安全装備拡充など
新たにセレナ顔のVモーショングリルを採用するデイズ
デイズが2023年9月29日にマイナーチェンジを発表。
フロントのグリルデザインを水平基調の次世代Vモーションに変更することや、軽自動車で初めてBSW、RCTAを採用する360°セーフティアシストを搭載するなど安全面も強化。
ボディカラーの新色追加、LEDヘッドライトやステアリングヒーターの新規オプションなど選択の幅も広がります。
デイズに特別仕様車ファイントーンなどを追加する一部改良を2022年9月15日実施
デイズ特別仕様車ファイントーン
デイズ新色ホワイトパール/アッシュブラウンの2トーン
デイズが一部改良を行い法規対応の燃費改善、ボディカラー整理、特別仕様車ファイントーンの設定を実施。
騒音規制・排ガスの法規対応によりカタログ燃費数値が2.0から2.8km/L改善、ボディカラーではモノトーンカラーのスパークリングレッドなど3色廃止して、2トーンカラーを1色入れ替えます。
2022年デイズ特別仕様車ファイントーンの装備
- インテリジェントアラウンドビューモニター
- 専用ボディカラー
- 専用インテリアカラー
- 専用シートカラー
特別仕様車のファイントーンは、マイルドハイブリッドのハイウェイスターXをベースに、アラウンドビューモニタ-を標準装備するお得なグレードで、内外装に専用カラーを設定しています。
デイズの販売価格は改良前から上昇しており、同時に一部改良したルークスも販売価格を改定。
新型デイズは2022年9月15日発表・発売しました。
新型デイズに初めての特別仕様車アーバンクロムを追加
漆黒メッキグリルやブラックドアミラーを特別装備するデイズ アーバンクロム
デイズがフルモデルチェンジして初めての特別仕様車アーバンクロムを2021年1月14日に追加します。ベースモデルはハイウェイスターで、専用の漆黒メッキフロントグリルやブラックカラードアミラーなどを装備します。
デイズが一部改良でプロパイロットにミリ派レーダーを採用 ボディカラーも3色新たに追加
2020年の一部改良で安全装備が充実した新型デイズ
日産の軽自動車デイズが2020年8月20日に一部改良を実施。安全装備やプロパイロットにミリ波レーダーを搭載して安全性能を向上、追加した安全装備は全てのグレードに標準装備します。
2020年デイズの改良で追加した安全装備
- インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)
- インテリジェントDA(ふらつき警報)
- 先行車発進お知らせ
- 標識検知機能
- ロードリミッター付ダブルプリテンショナーシートベルトなど
今回の一部改良では、安全装備の他にボディカラーも追加されています。チタニウムグレーとブラックの2トーンカラー、アトランティックブルー、アメジストパープルのモノトーンカラーの3種類です。軽自動車でもトップクラスの全18種類のラインナップで選ぶ楽しみが増えました。
新型デイズとハイウェイスターのエクステリアはVモーションを強調した日産らしいスタイル
左のデイズハイウェイスターはワイドなVモーションを、右のデイズはコンパクトなVモーショングリルを採用
新型デイズとデイズハイウェイスターのエクステリアは日産のデザインアイコン「Vモーション」を強調した存在感のあるスタイルが魅力で、それぞれの個性を追求して差別化を強めました。
デイズハイウェイスターはワイドになったVモーションが特徴的
デイズはこのVモーションが中央に配置されコンパクトで可愛らしい印象を受けますが、デイズハイウェイスターはVモーションがワイドになり、ヘッドライトに触れる所まで広がります。グリルも大型化しているためワイルドでかっこいいスタイルになっています。
切削アルミホイールがアグレッシブさをアピールしている
女性ユーザーからの支持率が高い「デイズ」は、キュートで可愛らしいヘッドライトや、親しみやすさを意識したフロングリルなどの個性をフルモデルチェンジで追求しています。
男性ユーザーから支持される「ハイウェイスター」は、シャープで鋭いヘッドライトのデザインや、攻撃的な大型アッパーグリル、躍動感を与える大胆なキャラクターライン、15インチ切削アルミホイールなどの個性をフルモデルチェンジによって強化しました。
フロントグリルのデザインアイコン「Vモーショングリル」を採用して、押し出しの強いダイナミックシールドをフロントグリルに採用する兄弟車の三菱ekワゴン・ekクロスとの差別化をさらに強めています。
新型デイズは新開発のプラットフォームを採用したことも大きなトピックです。軽自動車はボディサイズなどの規格が決まっているため、どの自動車メーカーも大きさに制限がかかっています。
2019年3月に発表された新型デイズとデイズハイウェイスターは、軽自動車規格のなかで最大限のキャビンスペースとラゲッジスペースを確保するため新たなプラットフォームを採用して後席のニールームを710mmに延長、荷室長も広くとり長時間のドライブも楽しく過ごせます。
新型デイズ・デイズハイウェイスターのインテリアカラーは全3種類
新型デイズのSグレードとXグレードの標準インテリア
新型デイズは「SとX」「ハイウェイスター」「ハイウェイスターのオプション」の3種類が用意されています。デイズのSグレードとXグレードにはベージュとブラウンのファブリックシートが標準装備されていて、車内が明るくなる親しみやすいインテリアカラーになっています。
新型デイズハイウェイスターの標準インテリア
デイズハイウェイスターのインテリアはブルーとブラックのチェック模様を用いたデザインになっています。インストルメントパネルはブルーになり、運転席・助手席のドアトリムまでしっかりデザインされ高級感もある仕上がりになっています。
新型デイズハイウェイスターにオプション設定するインテリア
デイズハイウェイスターのみ選択できるオプションインテリアは、ブラウンをベースにしてブルーとブラックのラインを入れたシートが特徴的です。性別年齢問わずマッチするオシャレなデザインになっています。
新型デイズにオーテックから可愛らしいコンプリートカー「ボレロ」を設定
可愛らしいオーテックのコンプリートカー新型デイズ「ボレロ」
新型デイズの発表と同時にオーテックのコンプリートカーのボレロが設定されました。ブロッサムピンクやソーダブルーなどのパステルカラーとホワイトルーフを組み合わせた可愛らしさが特徴です。
新型ボレロのインテリアはピンクブラウンを採用
専用のブラウンピンクインテリアはシートの背面と座面をピンクのストライプでデザイン、インストルメントパネルやハンドルはピンクとブラウンのコンビカラーになっています。ドアトリムはブラウンで統一されていて、可愛すぎない雰囲気になっています。
新型デイズ「ボレロ」の専用装備
- ダーククローム 専用フロントグリル
- ホワイトパール 電動格納式リモコンカラードドアミラー
- ホワイトパール アウトサイドドアハンドル
- ダーククローム 専用バックドアフィニッシャー
- ホワイト 専用14インチアルミホイール
- ステッチ付 専用ソフトレザー調/トリコットコンビシート
- ブラウンピンク 専用インストルメントパネル
- ブラウンピンク 専用本革巻ステアリング
- バニティミラー付 助手席サンバイザー
- メッキインサイドドアハンドル
- メッキボタン付シフトノブ
- メッキインナードアハンドル
- トリコットアイボリー無地 ドアトリムクロス
オプション装備で360度見渡せるアラウンドビューモニターやSOSコールなどを設定できるため、初めて車を購入する方や運転が苦手な方のファーストカーにもおすすめできます。
注目のオプション装備はミニバンのセレナ、SUVのエクストレイル、電気自動車のリーフなどに採用している自動運転支援技術のプロパイロットです。軽自動車では初めて採用する技術になるため期待が高まります。
フルモデルチェンジする新型デイズは運転支援技術の「プロパイロット(ProPILOT)」を装備して安全性を大幅に強化
新型デイズは自動運転レベル2をクリアする「プロパイロット」を装備する
2019年3月28日に発売する新型デイズは、自動運転レベル2をクリアする「プロパイロット(ProPILOT)」を装備、0kmから25kmでクルーズコントロールを使用すると停止と再発進を自動で行い、レーンの中央を走るように支援、一部条件を満たすエリア内において運転サポートを可能とすることで安全性を大幅に強化する見込みです。
軽自動車市場で圧倒的な販売台数を誇るホンダ「N‐BOX」の現行モデルは、車線維持支援システム等をパッケージングする先進の安全運転支援システムである「ホンダセンシング(Honda SENSING)」を標準装備します。
同時に発売する「デイズ ハイウェイスター」は、スズキのワゴンRスティングレーも装備するカスタムグレードの最近のトレンドである「サイド&カーテンエアバッグ」を全てのグレードで標準装備、安全性が向上しました。
NMKVが開発したデイズのモデルチェンジ遍歴
デイズは日産が販売する軽トールワゴンです。NMKVが三菱のeKワゴンとの共同開発車として開発。初代は三菱が設計、製造を行っていましたが、2代目からは日産が設計して三菱が製造しています。
デイズ 初代 B21W(AA0)/2013年~2019年
2013年6月、デイズの販売が開始されました。「J」「S」「X」の3グレードを展開。スポーティタイプのデイズハイウェイスターは「ハイウェイスターJ」「ハイウェイスターX」「ハイウェイスターG」「ハイウェイスターGターボ」の4グレードを展開します。
2014年7月、一部改良で燃費性能を向上。アンテナをルーフアンテナへ変更とボディカラーの追加が実施されました。10月、特別仕様車「ハイウェイスター Vセレクション+Safety」を、12月には「ハイウェイスター Vセレクション+Safety Ⅱ」「ハイウェイスターX Vセレクション+Safety Ⅱ」を発売。
2015年10月、マイナーチェンジを実施し、安全性能の強化やクリルやインテリアの変更、ボディカラーの変更を施しました。また、「ハイウェイスターJ」を廃止し、オーテックジャパン扱いの「ボレロ」を新設定しました。
2016年7月、特別仕様車「X Vセレクション」を発売。
2017年4月、特別仕様車「X モカセレクション」「ハイウェイスターX プレミアムセレクション」を発売。
2018年5月、一部改良で安全性能を強化。ボディカラーの見直しが実施されました。
2019年3月、2代目と入れ替わりのため、販売を終了しました。
デイズ 2代目 B40W(AA1)/2019年~
2019年3月、フルモデルチェンジで2代目になったデイズは、日産の軽自動車では初となるプロパイロットヘルプネットが採用されています。グレード体系は初代同様に、「プロパイロットエディション」が採用されています。
2020年8月、一部仕様向上でミリ波レーダーが導入され、安全性能を強化しました。同年12月、特別仕様車「アーバンクロム」を発表。翌2021年1月に発売となりました。
2022年9月、一部仕様向上でインテリアの変更と燃費性能を向上。ボディカラーの変更が施されました。併せて特別仕様車「ファイントーン」が設定されました。
2023年9月、マイナーチェンジを実施。デジタルVモーションが導入されています。また、新仕様の特別仕様や「ハイウェイスター アーバンクロム」が復活設定されました。
デイズのモデル | 販売年表 |
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初代 B21W(AA0) | 2013年~2019年 |
2代目 B40W(AA1) | 2019年~ |