CR-Zのタイヤ

CR-Zのタイヤ~ハイブリッドカーにおすすめの低燃費/スポーツタイヤ

ホンダのCR-Zは、2016年の生産終了後も人気のハイブリッドスポーツカー。「コンパクト ルネッサンス ゼロ」という名前に込められた先進的なコンパクトカーの走りを目指して、スポーティーな走りと優れた燃費性を実現。速さだけでなく、走る楽しさを味わえるCR-Zにおすすめのタイヤを紹介。

CR-Zにおすすめの16インチ・17インチの低燃費タイヤ&スポーツタイヤ

本記事でご紹介するのは、ホンダのCR-Zが最後に販売されていた2015年8月発表モデル(2017年1月生産終了)の純正サイズである「195/55R16」と「205/45R17」に適合するおすすめのタイヤです。CR-Zは、全グレードにおいてこの2つのサイズが採用されていました。

「ハイブリッドスポーツ」をコンセプトとするCR-Zの特性を最大限に活かすため、おすすめのタイヤは大きく2種類に分けられます。一つは、ハイブリッド車としての低燃費性能をさらに向上させるエコタイヤ。もう一つは、スポーティーな走りを存分に楽しめる、運動性能に優れたスポーツタイヤです。お客様のドライビングスタイルに合わせて、最適な選択肢をご紹介します。

CR-Z α(アルファ)の純正サイズ195/55R16のおすすめ低燃費タイヤ

まずは、CR-Zのベースグレード「α」に標準装備されている195/55R16タイヤを紹介します。転がり抵抗性能やウェットグリップ性能などのグレードが高めの、次のようなブリヂストンとグッドイヤーの低燃費タイヤがおすすめです。

グッドイヤー(GOODYEAR)の「エフィシェントグリップ パフォーマンス」は優れた低燃費性能とウェット性能に加えてCR-Zの高い運動性能を引き出す

GOODYEAR EfficientGrip Performance 195/55R16 87V

グッドイヤー エフィシェントグリップ パフォーマンの3次元ブロックの接地面が広がってブレーキ距離を短縮

車種 CR-Z
メーカー グッドイヤー
ブランド エフィシェントグリップ パフォーマンス
タイヤサイズ 195/55R16
タイヤ外径 617mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 87
速度記号 V
低燃費グレード A/a
静粛性 ★★★★
燃費 ★★★
耐久性 ★★★
値段 20,000円~(2025年調べ)

グッドイヤーのEfficientGrip Performance(エフィシェントグリップ パフォーマンス)は、転がり抵抗性能「A」と、ウェットグリップ性能の最高グレード「a」を両立させた、ハイレベルな低燃費タイヤです。このグッドイヤーのタイヤは、その高いグリップ力により、CR-Zのドライビングにおいて、ブレーキ、コーナリング、ハンドリングの各場面で高いパフォーマンスを発揮します。また、安全性と低燃費を両立させたいCR-Zのオーナーに最適な選択肢です。

さらに、EfficientGrip Performanceは、運動性能だけでなく、優れた静粛性と快適性も兼ね備えているのが特徴です。トレッドパターンに採用された流れるようなS字型のブロック配置が、摩耗の偏りを抑制し、タイヤ寿命であるライフ性能(耐摩耗性)を高めます。静かで快適な乗り心地を長く維持できるため、CR-Zを日常使いするCR-Zのオーナーにとって、経済性と快適性の両面でメリットの大きいモデルです。

ブリヂストン(BRIDGESTONE)の「エコピア NH100」はCR-Zに求められる低燃費とロングライフによる経済性とドライ・ウェット性能に優れた安全性を両立

BRIDGESTONE ECOPIA NH100 195/55R16 87V

ブリヂストン エコピア NH100のすり減りにくいエコ効きもちゴムが低燃費性能を維持してライフ性能を両立

車種 CR-Z
メーカー ブリヂストン
ブランド エコピア NH100
タイヤサイズ 195/55R16
タイヤ外径 620mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 87
速度記号 V
低燃費グレード AA/b
静粛性 ★★★
燃費 ★★★★
耐久性 ★★★★

ブリヂストンのECOPIA NH100(エコピア エヌエッチ ヒャク)は、安全性能やロングライフに優れたブリヂストンの車種別低燃費タイヤシリーズの中でも、特にCR-Zのようなクーペ専用に開発されたモデルです。このタイヤは、高い直進安定性と優れた操縦安定性を両立させる設計がされており、CR-Zのスポーティな走行特性をしっかりと支えます。また、ラベリング制度で「AA」という高い低燃費性能を獲得している点も魅力です。

さらに、ECOPIA NH100は、低燃費性能だけでなくウェット性能にも優れています。独自の「エコ効きもちゴム」技術を採用することで、高いウェット性能を維持し、雨の日の走行でも安心感が長く続きます。ドライビングの楽しさを損なわない運動性能を持ちながら、環境性能と安全性を高次元でバランスさせた、CR-Zのオーナーにおすすめのブリヂストンのタイヤです。

CR-Zのマスターラベル/ファイナルラベルの純正サイズ205/45R17のおすすめ低燃費・スポーツタイヤ

続いては、CR-Zの次のようなグレードに標準装備されている205/45R17タイヤを紹介します。

205/45R17タイヤを標準装備しているCR-Zのグレード

  • α・ファイナルレーベル
  • α・ファイナルレーベル 2トーンカラースタイル
  • α・マスターレーベル
  • α・マスターレーベル 2トーンカラースタイル

低燃費性能はもちろんのこと、CR-Zのコンパクトな走りが楽しめる運動性能に優れたタイヤや、ハイブリッドの快適さが実感できる静粛性の高いコンフォートなタイヤがおすすめです。

ヨコハマ(YOKOHAMA)の「アドバン フレバ V701」はCR-Zの優れたハンドリングフィールやステアリングフィールを引き出しながら燃費や静粛性にも配慮

YOKOHAMA ADVAN FLEVA V701 205/45R17 88W XL

ヨコハマ アドバン フレバ V701の方向性パターンデザインのエッジ効果でウェットパフォーマンスがアップ

車種 CR-Z
メーカー ヨコハマ
ブランド アドバン フレバ V701
タイヤサイズ 205/45R17
タイヤ外径 616mm
タイヤの種類 スポーツタイヤ/低燃費タイヤ
ロードインデックス 88
速度記号 W
低燃費グレード A/a
静粛性 ★★★
燃費 ★★★
耐久性 ★★★
値段 19,190円~(2025年調べ)

ヨコハマのADVAN FLEVA V701(アドバン フレバ ブイナナマルイチ)は、「楽しいハンドリング」というコンセプトのもと開発されたスポーツタイヤであり、CR-Zが目指した運転の楽しさに最適なタイヤです。このヨコハマのアドバンは、ドライバーがハンドルを切った際に、遅れのないリニアなレスポンスと優れた操縦安定性を発揮します。これにより、CR-Zのスポーティな走りをさらに際立たせます。

また、ADVAN FLEVA V701は、安全性能にも配慮された設計です。トレッドパターンの最適化により排水性を高め、ハイドロプレーニング現象への高い抵抗力を確保します。さらに、ウェットグリップ性能はラベリング制度で最高グレードの「a」を実現しており、雨の日の走行でも高い安心感を提供します。CR-Zのオーナーの皆様に、日常からワインディングまで、軽快で安全な走りを楽しんでいただけるモデルです。

ダンロップ(DUNLOP)の「ディレッツァ DZ102」はCR-ZのMT車で試したいドライ・ウェットでの優れたグリップ性能にハイブリッドにうれしい静粛性が魅力

DUNLOP DIREZZA DZ102 205/45R17 88W XL

ダンロップ ディレッツァ DZ102のセカンドブロックの一体化によりスポーツタイヤでありながら静かな走りに

車種 CR-Z
メーカー ダンロップ
ブランド ディレッツァ DZ102
タイヤサイズ 205/45R17
タイヤ外径 616mm
タイヤの種類 スポーツタイヤ
ロードインデックス 88
速度記号 W
低燃費グレード C/b
静粛性 ★★★
燃費 ★★
耐久性 ★★★★
値段 17,640円~(2025年調べ)

ダンロップのDIREZZA DZ102(ディレッツァ ディーゼットイチマルニ)は、本格的なスポーツカーはもちろん、CR-Zのようにスポーティーな走行を楽しみたいドライバーをターゲットにしたハイパフォーマンスなスポーツタイヤです。専用に開発されたコンパウンドが路面との密着性を高めることで、乾燥路面(ドライ)および濡れた路面(ウェット)の両方で非常に優れたグリップ性能を発揮します。これにより、CR-Zの持つ運動性能を最大限に引き出します。

また、DIREZZA DZ102は、高い走行性能に加えて、快適性にも配慮された設計です。トレッドパターンの最適化により、走行中に発生するパターンノイズやロードノイズを効果的に抑制し、高い静粛性を実現します。日常使いとスポーツ走行の両方を楽しみたいCR-Zのオーナーにとって、優れたグリップ力と快適な静粛性を兼ね備えたバランスの良いタイヤです。

トーヨータイヤ(TOYO TIRES)の「プロクセス CF2」はCR-Zの長距離運転でも疲れにくい快適なハンドリング性能と静粛性に優れた上質な乗り心地を両立

TOYO TIRES PROXES CF2 205/45R17 88V XL

トーヨータイヤ プロクセス CF2のトレッドコンパウンドが低燃費性能とウェットグリップ性能をバランス化

車種 CR-Z
メーカー トーヨータイヤ
ブランド プロクセス CF2
タイヤサイズ 205/45R17
タイヤ外径 616mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 88
速度記号 V
低燃費グレード A/b
静粛性 ★★★
燃費 ★★★
耐久性 ★★★

トーヨータイヤのPROXES CF2(プロクセス シーエフツー)は、欧州市場で鍛えられた実績を持つ、高速域での優れた操縦安定性とウェット性能に特化した低燃費タイヤです。このトーヨータイヤのプロクセスは、リブやサイドウォール部の剛性感(しっかり感)を高める設計により、CR-Zが持つキビキビとした走りや、正確でスムーズなハンドリングをしっかりとサポートします。

また、PROXES CF2は、高い走行性能を保ちながらも、経済的なロングライフを実現しています。タイヤが路面に接地するトレッド面をワイド化することで、接地面の圧力を均等にし、偏摩耗の発生を抑制します。これにより、高い耐摩耗性能を確保しています。CR-Zで長距離移動や高速走行を頻繁に行うCR-Zのオーナーにおすすめのモデルです。

ブリヂストン(BRIDGESTONE)の「ポテンザ アドレナリン RE003」は操縦安定性や応答性に優れた高次元の運動性能によりCR-Zの走る歓びをさらに高める

BRIDGESTONE POTENZA Adrenalin RE003 205/45R17 88W XL

ブリヂストン ポテンザ アドレナリン RE003の3本の主溝とOUT側のリブ溝が剛性を高めて初期応答性を向上

車種 CR-Z
メーカー ブリヂストン
ブランド ポテンザ アドレナリン RE003
タイヤサイズ 205/45R17
タイヤ外径 616mm
タイヤの種類 スポーツタイヤ
ロードインデックス 88
速度記号 W
低燃費グレード C/b
静粛性 ★★
燃費 ★★
耐久性 ★★★★

ブリヂストンのPOTENZA Adrenalin RE003(ポテンザ アドレナリン アールイー ゼロ ゼロ スリー)は、スポーツカーだけでなく、CR-Zを含む幅広い車種のスポーツ走行に対応するストリートスポーティタイヤです。このタイヤは、ドライ路面やウェット路面での高い運動性能と、ハンドル操作に対するクイックな初期応答性を特徴としています。これにより、CR-Zのハイブリッドシステムが持つ優れた加速性能や軽快なハンドリングを存分に楽しめます。

また、POTENZA Adrenalin RE003は、操縦安定性に優れるだけでなく、タイヤの寿命であるロングライフにも配慮しています。トレッド面の接地圧を均一に保つ設計により、摩耗の偏りを抑制し、偏摩耗による早期交換を防ぎます。CR-Zで日々の運転から週末のドライブまで、高いグリップ力と長寿命を求めるオーナーにとって、最適なパフォーマンスを提供するタイヤです。

CR-Zの夏タイヤ購入の参考になる純正タイヤサイズと純正ホイールサイズ一覧

車種・グレード タイヤサイズ 車両型式 ホイールサイズ
α ドレスレーベルⅢCVT 205/45R17 DAA-ZF2 17インチ X 6.5J(+45)
α ドレスレーベルⅢ6MT 205/45R17 DAA-ZF2 17インチ X 6.5J(+45)
βCVT 195/55R16 DAA-ZF2 16インチ X 6.0J(+45)
β6MT 195/55R16 DAA-ZF2 16インチ X 6.0J(+45)
αCVT 195/55R16 DAA-ZF2 16インチ X 6.0J(+45)
α6MT 195/55R16 DAA-ZF2 16インチ X 6.0J(+45)
α マスターレーベルCVT 205/45R17 DAA-ZF2 17インチ X 6.5J(+45)
α マスターレーベル6MT 205/45R17 DAA-ZF2 17インチ X 6.5J(+45)

ホンダのグリーンマシン3号のCR-Zがホンダセンシングを搭載して帰ってくる!?

ホンダのCR-Zは、インサイト(1号)、シビックハイブリッド(2号)に続く「グリーンマシン3号」として、「ハイブリッドスポーツ」という新たなスポーツカーのジャンルを確立することを目指しました。しかし、ライバル車のトヨタ86などに押される形で販売が伸び悩み、2016年に惜しまれながら生産終了となりました。現在、CR-Zは個性的なデザインと走行性能から、中古車市場や愛好家の間で高い人気を誇っています。

生産終了から時間が経った現在、CR-Zのフルモデルチェンジによる復活の可能性について多くの関心が寄せられています。仮に新型CR-Zが登場する場合、初代には設定されなかった本格的なスポーツモデル「タイプR」がラインナップされる可能性があるほか、ホンダの先進予防安全技術である「Honda SENSING(ホンダセンシング)」が標準装備されることが有力視されています。これにより、安全性が大幅に向上すると予測されます。

CR-Zのモデルチェンジに関する詳細については、こちらの新型CR-Zは2019年に2代目へ進化!をご覧ください。予測される発売時期のほか、採用されるプラットフォームや想定価格などについて詳しく解説しています。