はじめての板金塗装

板金塗装をしたことない素人が初めての日曜板金塗装にチャレンジした結果

初めての板金塗装にチャレンジ!ある日突然愛車を襲った鉄の棒、フェンダーアーチへの衝撃でボディの塗装も剥げた。素人ながらDIYで板金塗装に挑戦した体験記。板金や塗装に使った道具や材料、途中経過の様子、結果は成功か失敗か、完成した車を写真で紹介。

板金塗装をしたことない素人が初めての日曜板金塗装にチャレンジした結果

車の板金とホワイトパールクリスタルシャインの塗装に素人が挑戦

初めての自動車板金と塗装に挑戦します!車はトヨタの大型SUV(ランクルプラド)、ボディカラーはプロでも難しいと言われている3コートカラーのホワイトパールクリスタルシャインです。
ユーチューブの動画やインターネットなどで調べた素人がどこまでプロに近い施工ができるのかチャレンジしてみました。
これから車の板金や塗装を始めたい方の参考になるかもしれない、素人の板金塗装挑戦記です。

愛車に傷が!初めての自動車板金・塗装DIYにチャレンジ

車の板金や塗装はプロにお願いする、という考えが一般的ですが「素人でも施工方法を調べながらできるかも」と思い、自動車板金と塗装に挑戦しました。初めてのチャレンジなのでどこまでできるか不安ながら、できるところまでやってみました。
結果は成功?それとも失敗?車のカラーコードの調べ方や、実際に使った板金塗装に必要な道具なども紹介します。

いつもの道を車で走らせていたら鉄の棒を踏んでしまった!

フェンダーアーチにぶつかった鉄の棒ドスンッという音とともにフェンダーアーチにぶつかった鉄の棒

いつもの道をいつものように車を走らせていると、前の方から来た対向車が中央線をはみ出してきたんですよ。
そうしたら、私は路肩に避けるじゃないですか。
すると「ドスンッ」と鈍い音が。
バックミラーには何かが飛び跳ねているのが映っている。
「ああ、やってしまった」と思いながら戻って、落下物の確認。
「鉄の棒だ・・・」
「たぶん、シャーシのどこか傷付いただろうな」と思いながら鉄の棒をトランクに入れその場を去りました。
帰宅して車の下に潜ってみたのですが、傷が見当たらない。

車の傷の確認:鉄の棒がフェンダーアーチに「ドスン」

どこが傷ついているのかさっぱりわからないまま、翌日洗車していると、
「え?」

塗装のはがれたフェンダーアーチの上の部分ピンチはチャンス!素人ながら初めての板金塗装DIYに挑戦しよう

鉄の棒がフェンダーアーチの下にぶつかっていたんですね。
その衝撃で、塗装が剥げてしまったようです。

最初は、近所の板金塗装屋さんに修理をお願いしようと思いましたが、ここは「ピンチはチャンス!」
タッチペンで補修してもいいレベルですが、せっかくなのでDIYの記事ネタにしようと、自分で板金塗装をしてみることを決意。
失敗したらその時に修理工場にお願いすればいいという考えで板金塗装の方法をいろいろ調べ始めました。

コーションプレートの位置を確認し車のボディ色のカラーコード(色番号)を調べる

車のボディ色のカラーコード(色番号)が記載されているコーションプレートの位置は、運転席・助手席のセンターピラーやエンジンルーム内、カーペットの下など、車種によって異なります。ホワイトパールだけでも数種類ありますので、正確な色を調べるにはコーションプレートを確認しカラーコード(色番号)を調べることで塗料を選ぶことができます。

ランドクルーザープラドのカラーコード塗装色は人気のホワイトパールクリスタルシャイン

現行車両の場合は、メーカー公式サイトにもボディカラーの隣に番号がありそこでも確認することができます。

トヨタ・ホワイトパールクリスタルシャイン<070>の塗料

ネットの口コミなどを参考にしながらTOYOTAのカラーコード070の塗料を探していたのですが、どうも安値のタッチペンではあまり再現性がよくない様子だったのでどれにしようか考えていました。
すこし高めのホルツのMINIMIXの3コートカラーの070にすることに。
トヨタのカラーコード070ですが、ホワイトパールマイカもなぜか070で色番号がよくわからないことになっています。よくわからなかったのでMINIMIX(特注色)のスプレーを購入しました。

車の板金塗装に必要な道具

その他に用意した塗料系スプレーは、シリコンリムーバー、プラサフスプレー、ぼかし剤、クリアスプレーです。それとここには写っていませんが、飛散した塗料を拭き取るためにラッカーうすめ液も用意しています。

Youtubeの動画を見よう見まねで行うはじめての板金

傷付いている部分が、フェンダーアーチの爪の部分なのですが、ここの小さな傷はどうすれば板金ができるのか調べると、「アングルプライヤー」というフェンダーアーチの爪の部分を板金するプライヤーがあるのがわかりました。
しかしこのアングルプライヤー1本で6000円くらいするんです。小さな傷で日曜板金にしてはちょっと出費が痛いので、ほかの方法を探すことに。
凹みが軽度なので単純にパテだけで埋めることも考えたのですが、初めての板金だったので、とりあえずハンマリングしてみたいじゃないですか。
なんとしても「叩きたい!」

車のボディを板金施工フェンダーアーチの裏からボディを叩く

しかしこのフェンダーアーチの下にはシーリングのような軟質素材のモールがついていて微妙に破断しているんですよね。ハンマーでも叩きにくい。
インターネットで検索していると、ちょうどフェンダーアーチの爪にマッチしそうな形のドリー(当盤)とハンマーのセットを見つけたのでこちらを購入。

ゴムハンマーとドリー自動車板金で使った道具。ゴムハンマーは100均でも購入できる

100均のゴムハンマーとドリーを当ててなんとなくハンマーで叩いていきます。

正面から車の板金をする様子はじめてのハンマリング!これがやりたかった!

叩きすぎないようにハンマーを短めに持って感覚を掴みながら叩いていきます。
このくらいの補修だったら、youtubeの動画などを見よう見まねで行っても初心者でも結構できると思います。

フェンダーアーチの下のシーリングのような素材の破断の補修

フェンダーアーチのシーリング部分鉄の棒でシーリングが破断したためこれも補修

フェンダーアーチの下には軟質素材のシーリング(コーキング)のようなものがついています。
調べても何の素材なのかわからなかったのですが、とりあえず変性シリコンシールで破断を補修することにしました。

ちょっとだけの補修なので放置してもよかったのですが、せっかくなので直してみようと、この小さな補修も何とかします。

車の補修に使う中性洗剤と歯ブラシ補修部分を洗う中性洗剤と歯ブラシ

周辺を薄めた中性洗剤と歯ブラシでほこり汚れをきれいに洗浄します。

シリコンリムーバーで車を洗浄シリコンリムーバーで油分を除去

シーリングを行う個所をシリコンリムーバーで洗浄します。

100均のボンドで車を補修先にはがれているシーリング部分をくっつける

100均のボンドで裏の部分的にはがれた部分を貼りつけます。

320番のサンドペーパーで車を補修サンドペーパーで滑らかにすると後々行うシーリング作業が綺麗におさまる

10分くらいして接着したらサンドペーパー320番で破断した部分のシーリングの上にある塗料と、傷周辺を研磨し滑らかにしていきます。

車を補修するためのマスキングテープシーリング部分以外をマスキングして保護

余計なところにコーキングがつかないようにマスキングテープを貼ります。

シリコンコーキングで車を補修コーキングは多めに盛ると見た目が良くなる

つまようじで破断した部分に変性シリコンコーキングを塗っていきます。
しかし・・・滑らかにできず見た目が悪い(笑)
もう少し丁寧にコーキングすればよかったんですが、滑らかな山型を作れませんでした。

補修後のフェンダーアーチのシーリング部分フェンダーアーチのシーリング部分の補修はなんとか完了

マスキングを剥がしてこの状態で1日待ちコーキングの表面が乾くのを待ちます。コーキングは乾くと少し縮むので多めにつけたほうがよかったみたいです。

小さな傷や凹みへパテ塗りと整形作業を始める

シリコンリムーバーで脱脂しキッチンペーパーでふき取ります。

ホルツの穴埋めパテ補修の定番商品ホルツの穴埋めパテを使う

ホルツのパテはパテ2cmに対し硬化剤1㎝の割合で混ぜ合わせます。

ホルツのパテを混ぜる乾燥時間は気温や天気により短くなるため手早く作業

このパテですが、1分間混ぜた後塗ると書いてあるのですが、早いと3分くらいで乾燥してしまうので手早く塗る必要があるようです。

ホルツのパテを塗る作業傷やへこみにホルツのパテを盛る

パテをわずかな凹みや小さな傷を埋め、ヘラで平らにしていきます。あとで、サンドペーパーで綺麗に削るので凹みが無いようにパテを塗っていきます。

パテを塗った後に気づいたのですが、日なたで作業していたのですね。
一度目に混ぜていた手元のパテがすぐ乾いてしまったのは、乾燥の原因かと思うので、日陰になるようにシートを被せて作業することにします。

パテの硬化時間を待つパテの硬化には時間がかかるため施工部分を保護してしばし休憩

パテは30分程度で硬化します。

サンドペーパーで滑らかになるまで研磨

車のボディを研磨約30分後にパテが硬化したら研磨開始

30分くらいするとほぼ乾燥していますので、800番のサンドペーパーで形を整えていきます。
100円ショップで購入したサンドペーパーセットをサンドペーパーホルダーにセットし研磨開始。
この研磨は丁寧に行うのがキーポイントだそうです。

研磨後の車のボディ丁寧に作業したので綺麗に仕上がった

細心の注意を払って綺麗に仕上げます。比較的簡単にできる作業なので思った通りの仕上がりになりました。

プラサフを行うための範囲の狭いマスキング

サフ吹きの前のマスキングプラサフスプレーを吹きたくない場所をマスキング

プラサフスプレーは結構飛び散るので、必要最低限の範囲を残してほぼマスキングします。

プラサフ+15分間隔×5+乾燥1時間

プラサフスプレーを吹く作業あとで研磨するので失敗は気にしない

下地が見えなくなるまで、プラサフスプレーを薄塗の10分程度間隔で何度もスプレーしていきます。プラサフはあとで研磨するのである程度失敗してもいい感じです。

プラサフスを終えた車のボディ重ね塗り後乾燥させるためしばし休憩

4回くらい重ね塗りしたら30分くらい放置して乾燥を待ちます。

サンドペーパー1200番でプラサフ研磨

プラサフ用に囲った狭い範囲のマスキングテープを外しサンドペーパーでプラサフを研磨していきます。

乾燥したらサンドペーパーで研磨開始サンドペーパーは1200番から始める

100円ショップで購入したサンドペーパーセットから1200番のサンドペーパーを取り出し、プラサフの外周から境目を研磨して段差をなくしていきます。

コンパウンド細目でプラサフと周辺を研磨

車の磨き作業に使うコンパウンドホルツのスポンジとコンパウンドセット

コンパウンド細目で全体的にきれいにしていきます。

磨き作業を終えた車のボディ磨き作業は大成功!初めての板金塗装は順調に進んだかに見えたが…

ここまでは初めても板金塗装にしては我ながら順調に仕上がっています。

失敗してしまった初めての塗装

最初に結論を言ってしまうのもなんですが、塗装から先はちょっと失敗しました。
やってみた後の感想としては、やはり塗装はある程度練習しないと、経験則が働かない。模型などで塗装経験のない人がネットのマニュアル通りに施工すると、ほぼ失敗するんじゃないかと思います。
詳しくはあとで説明しますが、塗装の手順を解説。

シリコンリムーバーで脱脂

油分を除去するシリコンリムーバー綺麗な塗装面に仕上げるために必須のシリコンリムーバー

塗装に入る前には洗浄が欠かせませんのでシリコンオフ(シリコンリムーバー)で脱脂します。

塗装に入る前にぼかし剤を塗装カ所に薄くスプレー

ぼかし剤を塗装箇所にスプレー塗装面のザラつきを抑えるためぼかし剤を使う

塗装する箇所に全体的に湿るようにぼかし剤を散布していきます。

カラー塗装下塗り+1分以内にぼかし剤

ホワイトパールの下塗り塗料手早くホワイトパールの下塗り塗料をスプレー

ぼかし剤を散布したら1分程度でホワイトパール<070>の下塗り塗料をスプレーします。
そのあと1分程度でぼかし剤を散布します。

(ここで塗装ミス1:マニュアルを見ながら作業していたので、グラデーションを考えてませんでした。)

カラー塗装上塗り+1分以内にぼかし剤

ホワイトパールの上塗り塗料上塗り塗料をスプレーする時は色見をしっかり確認

ホワイトパールの下塗り塗料をスプレーしたら次はホワイトパールの上塗り塗料をスプレーしてキラキラ感を出していきます。
(塗装ミス2:ここもマニュアルを見ながら作業していたのと、日も暮れてきて時間がなかったので、色味をじっくり見てませんでした。)

クリア塗装+1分以内にぼかし剤

車の塗装に使ったクリアスプレー車の塗装は時間に余裕があるときに行うことが大切と身をもって知りました。

マニュアル通りにクリアスプレーを数回スプレーしていきます。
液だれを恐れながらビクビク作業してしまいます。
(塗装ミス3:あたりは真っ暗で色合いを見ている暇がありません(笑)あとクリアペイントは液だれを恐れず、液だれをしない程度が望ましいらしい。塗装は時間のある時に行いましょう。)

クリアが乾燥後マスキングを剥がす

仕上がった車の塗装面仕上がった塗装面は色ムラがあり輝きがない…

予定ではこれで順調にきれいに仕上がっている予定だったのですが、どうも「大失敗」した感じです。

ボディの塗装面と給油口の色が違う板金塗装した部分と給油口の色が違うため少し焦る

  • 塗装の色が結構違う(笑)
  • 部分的に色ムラ
  • まったくクリアがない

初めての塗装は失敗して待ったようです。これは板金塗装屋さんに持ち込みか(笑)

再度方法を調べなおして塗装失敗をリベンジ

いろいろ調べると、結構難しいことがわかる。難しかったのは塗装の境目。あとクリアのスプレーはコツがあるらしく、私は結構遠目からスプレーしたのが、クリアがうまくいかなかった原因のようです。あとはぼかし剤の使い方が甘かった感じ。

もう一度サンドペーパーとコンパウンドで塗装の大半を落として再チャレンジしてみることにしました。

色ムラはグラデーションを丁寧にし、ホワイトパールの上塗り塗料をしっかりスプレー。クリアのザラザラ感はぼかし剤とコンパウンドで改善。

色ムラの部分は塗装スプレーのグラデーションが甘かった感じ。
塗装の色が結構違うと感じる問題は、色味というよりクリアの品質が違う感じだったので、クリアから先は給油口の部分もマスキングを外して一緒にクリアを吹きかけるようにしました。
全くクリアが出ない問題はそもそもクリアの塗装方法が甘くクリアは結構難易度が高かったみたいです。じっくり調べなおし自己流の改善案を考えます。

<再考しなおした具体的な手順>

車へ塗装のし直しをする前に、手元にあった樹脂ボックスで練習した結果、クリア以降は以下のようにしたら比較的キレイになったのでクリアスプレーから先は以下の手順で行うようにしました。

  • クリア~:クリアを10~20分間隔で軽くぼかし剤を混ぜながら何度も塗る。
  • クリアは半乾きで何度も厚塗り。後半ほど徐々に範囲を広げていく。
  • 後半になるほど垂れない程度に厚塗り。もし液だれしても放っておいてあとで研磨・コンパウンドする。
  • 5回くらい繰り返したら半乾きまで乾燥して、クリアより広い範囲に全体(ざらざらしている部分)が、平面的に濡れるように(鏡面のように)ぼかし剤を散布。
  • 3日以上たったらコンパウンドで鏡面を目指す。

前のやり方はぼかし剤が少ない印象があったのでぼかし剤を多めにこのような作業方針で施工してみました。

ぼかし剤を多めに塗装ぼかし剤でツルツルが復活!次はゆず肌をなんとかする

前回はツブツブが多く残ってて、クリアどころじゃなかったのですが、ぼかし剤の使い具合で8割方ツルツル感が取り戻せました。
ただ、やはりツブツブが消えてツルツル感までは持っていけても「ゆず肌」になっています。
調べるところによるとこの「ゆず肌」は、距離が離れすぎたり、スプレーの移動速度が速すぎたりするとなるらしく、液だれを恐れビクビクしながらクリアを塗装するとこうなるらしいです。
しかし、見た目は塗装の乱れも許容範囲になっているので、塗装し直しはやめて、この辺はコンパウンドの仕上げでできるかぎり鏡面に近づけて誤魔化すことにします。

コンパウンドで鏡面にする作業クリア面をコンパウンドで鏡面に近づける

補修箇所は下のちょっとした部分だったのですが、スプレーで塗装のグラデーションを作っていたらこのあたりまでスプレーが広がっていました(笑)
まだクリアにムラがあるのと、まだややザラザラ感がみられるので、その辺はコンパウンドで鏡面を出していきます。

液だれしたボディクリアを吹きすぎて液だれになったボディ

クリアを吹きすぎたところは液だれしてしまっています。
ここはボディの角に気を付けながら優しくサンドペーパーで磨いて平らにしていきます。
このくらいの液だれでしたらサンドペーパーで十分リカバリーができます。
なんでこんなところまでクリアがという話は、塗装のリカバリーをしてたら少しずつ広がってしまいました(笑)

コンパウンドで鏡面を取り戻せ!

乾燥時間を数日取ったら磨きです。まずは洗車と鉄粉落としで車を綺麗にしていきます。

鉄粉を落とす作業コンパウンドで研磨するときは先に鉄粉除去してボディの傷つきを抑える

ゴミが残っているとコンパウンドで研磨しているときに傷つけてしまうので、丁寧に洗車します。

サンドペーパー1200番の空研ぎでブツ取りと液だれ緩和

1200番のサンドペーパーで研磨削り過ぎが怖いので目の細かい1200番から研磨開始

もう少し荒い番手でもいいのですが、初めての塗装の人はクリアを研ぎすぎてしまうかもしれないとのことで、ビクビクしながら1200番あたりから始めます。

丁寧がサンドペーパー掛け作業ボディ表面をよく確認しながら丁寧にサンドペーパーをかける

丁寧に行えば1200番でもブツ取りと液だれ緩和はできます。
ブツ取りと液だれはその部分の頭だけ削るイメージで丁寧に研磨します。

サンドペーパー2000番で優しく水研ぎでゆず肌を緩和・1200番傷消し

2000番のサンドペーパーボディのゆず肌を緩和するため2000番から始める

ゆず肌が酷い場合は、これよりももっと荒い番手から始めるのがいいそうです。
初めての塗装だったのでこのあたりで始めてみたいと思います。

サンドペーパー用のブロックサンドペーパー用のブロックを使うと平面に削れるのでこちらは用意したい。

サンドペーパーを平面で軽く充てる感じで水研ぎします。
プレスライン(角)はすぐに研ぎすぎてしまうので、プレスラインの研磨はなるべく行わないか丁寧に優しく行います。

コンパウンド細目で2000番の傷を消す

サンドペーパー2000番で傷つけた傷はコンパウンド細目→極細目→鏡面と順に研磨していくことでツルツルのクリアを作ることができます。

ホルツの液体コンパウンド細目の商品ホルツの液体コンパウンド細目

液体コンパウンド細目です。粒子は7ミクロンらしいです。
コンパウンド用のスポンジで手磨きするときは、縦方向と横方向の研磨を何度も行い研磨します。

コンパウンド極細目でコンパウンド細目の傷を消す

ホルツの液体コンパウンド極細目の商品ホルツの液体コンパウンド極細目

コンパウンド用のスポンジをコンパウンドの種類の分だけ用意し、コンパウンドの粒子が混ざらないようにするといいかもしれません。

最後は0.2ミクロンのコンパウンドで鏡面の輝き

ホルツの液体コンパウンドツヤ出し用の商品ホルツの液体コンパウンドツヤ出し用

コンパウンドが細かくなるほどクリアを研ぎすぎる心配が少なくなってくるので、じっくり研磨しましょう。

サンドペーパー→コンパウンドで鏡面を出した仕上がり

コンパウンドで研磨した車のボディコンパウンドで研磨してゆず肌を改善

手磨きだったので、部分的に研磨しきれていない箇所が散見されるのと、じっくり見るとまだ「ゆず肌」が結構目立ちますが、何度か研磨してコンパウンドのコツを掴むと改善できると思います。

コンパウンド後はガラス系コーティングで仕上げ

評価の高いバリアスコートバリアスコートは簡単施工のガラス系コーティング

ネットでも大人気のバリアスコートのガラス系コーティング。
バリアスコートはスプレーしてタオルで拭くだけで手軽なのと、何度もやると輝きが増していくそうで巷では人気のガラス系コーティング。

ゆず肌を改善した車のボディ言われなければわからないほど上手く行った板金塗装

何人かに塗装し直しをしているかわかるか確認しましたが、普通の人は言われないと自分で塗装しているとわからないレベルのようです。

元の塗装面とゆず肌の塗装面よくよく見るとゆず肌になっているが初めてにしてはOKライン

「ゆず肌」は結構緩和されたのですが、じっくりみるとやはり「ゆず肌」

板金塗装のDIYは難易度が高いが何度かやるとコツがつかめてくる

塗装はコツをつかむまで難しいというのが感想です。
まだ研磨のコツがつかめず手磨き研磨で、サンドペーパーも荒い番手(800番以下)を避けてビクビクしながら作業していたのですが、その分だけ「ゆず肌」が残った感じです。
一度で肌の改善と鏡面を目指さなくても、感覚を掴みながらクリアを研ぎすぎない範囲で何度もコンパウンドするといいでしょう。

ポリッシャーを使い研磨すると、もっときれいに仕上がるとのことで、次はポリッシャーも混ぜて更に鏡面を目指したいと思いますが、板金塗装のDIYはいったんこれで完了にしたいと思います。