アルトのモデルチェンジ情報 2025年7月22日発売の改良モデルが現行 次期10代目は2027年頃が有力
スズキを代表する軽自動車であるアルトは、1979年5月の初代発売以来、経済性と使いやすさを武器に支持を集めてきました。2016年12月には国内累計販売台数がスズキ車で初めて500万台に到達し、現在は520万台規模へと積み上がっています。
現行モデルは2021年12月に登場した9代目(HA37S/97S型)です。2025年6月23日に発表された一部仕様変更(発売は同年7月22日)でデザインと安全装備、燃費が同時に磨かれ、ガソリン・ハイブリッド軽自動車クラスNo.1となるWLTCモード28.2km/Lを獲得しました。2026年7月時点で生産終了や後継への切り替えは発表されておらず、この改良モデルが現行として販売されています。
このページでは、現行9代目の最新状況と価格、次期10代目のフルモデルチェンジ予想、アルトワークス復活の可能性、そして初代から続くモデルチェンジ遍歴までをまとめて解説します。なお次期型に関する内容はスズキ未発表の見立てであり、確定した仕様ではない点をあらかじめお断りしておきます。
アルトのフルモデルチェンジは2027年頃が有力 100kg軽量化と48Vスーパーエネチャージで燃費32km/L超へ
次期10代目アルトのフルモデルチェンジは、2027年頃が有力とみられます。9代目の登場が2021年12月で、アルトはおおむね6〜7年周期で世代交代してきたことを踏まえると、2027年から2028年にかけてが交代のタイミングに重なります。2026年7月時点でスズキから正式な発表はありません。
次期型の最大のテーマは軽量化です。スズキは2024年7月の技術戦略説明会で、軽くて安全な車体をつくる取り組みを掲げ、鈴木俊宏社長が次期アルトについて7世代前にあたる3代目相当の軽さを目指すと語りました。現行の最軽量グレードが680kgであるのに対し、目標値は580kg前後、つまり約100kgの軽量化です。これは1979年の初代が記録した歴代最軽量545kgに35kg差まで迫る水準になります。
パワートレインは、現行のマイルドハイブリッドを発展させた48Vスーパーエネチャージの採用が濃厚です。マイルドハイブリッド仕様の最高出力は60ps級、燃費はWLTCモードで32km/L以上を目安に開発が進むとみられ、一部では34km/Lという強気の数字も取り沙汰されています。現行のHYBRID X/Sが28.2km/Lですから、実現すれば軽自動車の低燃費競争を一段引き上げる存在になります。
価格については、アルトらしい買いやすさが維持される方向とみられます。近年は世代交代のたびに10万円、20万円という値上げが常態化していますが、次期型は材料使用量そのものを減らす軽量化で製造コストを抑えるため、上昇幅は数万円程度にとどまるという見方が有力です。現行の価格帯が114万2,900円〜158万9,500円であることを踏まえると、次期型も110万円台からのスタートを狙ってくると予想されます。
デザイン面では、サイドにエッジの効いたキャラクターラインを配し、フロントは楕円形の大型ヘッドライトを軸にした個性的な造形になる見込みです。室内はスイッチ類をディスプレイへ集約し、樹脂パーツを削ることで軽量化を徹底する方向とみられます。安全装備は現行改良型と同じくデュアルセンサーブレーキサポートIIを軸に、さらに機能を積み増す構成が予想されます。
なお9代目の発売直前にあたる2021年11月、スズキは「ALTO SPIRIT」を商標出願しています。用途は明らかにされていませんが、次期型にまつわるグレード名や派生シリーズの布石ではないかという見方が根強く残っています。
アルトワークス復活の可能性 2026年7月時点で正式発表はなし
アルトワークスは8代目をもって生産を終え、9代目には設定されていません。それでも復活を望む声は途切れず、中古車市場では高値取引が続いています。次期アルトの開発が進むなか、派生モデルとしてのワークス復活に再び期待が集まっている状況です。
もっとも、現行9代目のライフサイクル中にワークス相当が加わる可能性は低いとみられます。9代目はMTもターボも持たない燃費最優先の設計で、ここへスポーツ仕様を後付けするのは現実的ではないためです。復活があるとすれば次期10代目以降を前提とし、時期としては2027年から2028年頃が想定されます。
追い風もあります。2025年6月の改良で車体剛性とステアリングフィールに手が入り、素性としての走りが底上げされました。次期型で100kg級の軽量化が実現すれば、64ps級ターボと組み合わせたときの伸びしろは大きく、軽量ボディはそのまま武器になります。開発責任者自身がアルトワークスのオーナーであることも知られており、2026年2月のインタビューでは「全く明言できません」と笑いつつ、少量生産でもスズキらしいクルマを作りたいと次の一手への意欲をにじませました。
一方で、価格面のハードルは無視できません。安全装備を現行水準で積んだうえでターボと専用足まわりを与えると、HYBRID Xクラスの約150万円をベースに30万〜70万円程度が上乗せされ、180万〜220万円あたりに着地しやすいと予想されます。かつての「安くて速い軽」というイメージのまま復活するのは難しいでしょう。ライバル陣営でも、ダイハツが東京オートサロン2026にミライースベースの5MTターボ仕様を出品するなど動きが出ており、軽スポーツ市場の再点火をうかがう空気は確かに強まっています。
2026年4月に環境性能割が廃止 アルト購入時の初期費用が軽くなった
車両側の変更ではありませんが、アルトを買うときの負担に直結する制度変更がありました。2025年12月19日に公表された令和8年度税制改正大綱で環境性能割の廃止が決まり、2026年3月31日をもって課税が終了。2026年4月1日以降に届出される車両には環境性能割がかからなくなりました。
判定の基準は契約日でも納車日でもなく、登録日・届出日である点に注意が必要です。アルトのように燃費性能が高いモデルはもともと非課税か低い税率だったため、値引き幅が劇的に変わるわけではありませんが、取得時の税体系が実質的に消費税のみへ簡素化された意味は小さくありません。
なお自動車重量税のエコカー減税は2年間延長されており、HYBRID S/HYBRID Xは重量税50%減税の対象です。ただし2026年5月以降は燃費基準の適用が段階的に厳しくなるため、減税幅は今後見直される可能性があります。
アルトが2025年7月22日に改良モデルを発売 デュアルセンサーブレーキサポートIIを全車標準装備
スズキは2025年6月23日にアルトの一部仕様変更を発表し、同年7月22日に発売しました。公式呼称は「一部仕様変更」ですが、外観の造形変更から安全装備の刷新、燃費向上、さらに車体そのものの手直しまで及んでおり、実態としてはビッグマイナーチェンジと呼ぶにふさわしい内容です。月間目標販売台数は3,500台に設定されました。
エクステリアは楕円モチーフを継承しつつ、メッキフロントバンパーガーニッシュの形状を変更。フロントおよびリヤバンパーを柔らかいフォルムと質感のある造形に改め、HYBRID X/HYBRID Sにはルーフエンドスポイラーを追加しました。この空力改善により、マイルドハイブリッドの2WD車はWLTCモードで27.7km/Lから28.2km/Lへ、4WD車は25.7km/Lから26.2km/Lへ向上。アイドリングストップを持たないガソリン車も25.2km/Lから25.8km/Lへ改善しています。
安全機能は世代がひとつ進みました。ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせ、車両・歩行者・自転車・自動二輪車を検知し、交差点での検知にも対応する衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を全車標準装備。あわせて低速時ブレーキサポート(前進・後退)、車線逸脱抑制機能、信号切り替わりにも対応する発進お知らせ機能を標準化し、パーキングセンサーはフロントにも追加されました。アルトは「サポカーSワイド」および国土交通省の「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」に該当します。
装備面では、HYBRID Xに本革巻ステアリングホイールとメッキインサイドドアハンドルを採用。スズキ緊急通報やリモートエアコンといったアプリ機能が使えるスズキコネクトにも対応し、エントリー軽としては手厚い内容にまとまりました。
改良の隠れた本丸はボディ剛性 開発責任者が語った狙い
2026年に入って明らかになったのは、この改良の重心が実は「走り」に置かれていたという点です。開発責任者の竹中秀昭さんは、従来型を運転した際に車体がねじれる感覚があったと振り返り、基本性能そのものを引き上げることを最優先に据えました。
具体的には、バックドアを含むドア開口部の周囲に構造用接着剤を、フロア周りに減衰接着剤を採用。開口部の歪みと応力を抑え込み、大きなコストをかけずに車体剛性を高めています。車体がしっかりしたことでサスペンションが素直に動くようになり、それに合わせて電動パワーステアリングを再チューニング。ステアリングの切り始めの違和感が大きく減りました。
この車体強化には燃費改善という背景もあります。転がり抵抗の少ないタイヤへ替えると乗り心地が硬くなりロードノイズも増えがちですが、車体とパワステに手を入れることでその副作用を吸収したかたちです。エンジン側も、R06Aは燃焼効率を高める制御変更、R06Dはクランク剛性の向上と吸気系の変更が施され、車外騒音の法規対応と静粛性改善を同時に果たしています。
| 全長 | 3,395mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 | 1,525mm |
| ホイールベース | 2,460mm |
| 室内長 | 2,015mm |
| 室内幅 | 1,280mm |
| 室内高 | 1,260mm |
| 車両重量 | 710kg |
| 最低地上高 | 150mm |
| 最小回転半径 | 4.4m |
| エンジン | R06D型 0.66L直列3気筒DOHC 吸排気VVT(マイルドハイブリッド) |
| エンジン最高出力 | 36kW(49ps)/6,500rpm |
| エンジン最大トルク | 58Nm(5.9kgm)/5,000rpm |
| モーター最高出力 | 1.9kW(2.6ps)/1,500rpm |
| モーター最大トルク | 40Nm(4.1kgm)/100rpm |
| トランスミッション | CVT |
| タイヤサイズ | 155/65R14 |
| WLTCモード燃費 | 28.2km/L |
| 乗車定員 | 4人 |
| グレード | 駆動方式 | WLTCモード燃費 | 値段 |
|---|---|---|---|
| A(受注生産) | 2WD(FF) | 25.8km/L | 1,142,900円 |
| 4WD | 23.8km/L | 1,274,900円 | |
| L | 2WD(FF) | 25.8km/L | 1,197,900円 |
| 4WD | 23.8km/L | 1,328,800円 | |
| HYBRID S | 2WD(FF) | 28.2km/L | 1,301,300円 |
| 4WD | 26.2km/L | 1,432,200円 | |
| HYBRID X | 2WD(FF) | 28.2km/L | 1,469,600円 |
| 4WD | 26.2km/L | 1,589,500円 |
2トーンルーフ仕様車は49,500円高、ピュアホワイトパール塗装車は27,500円高です。Lにはアップグレードパッケージ(132,000円)、HYBRID SにはLEDヘッドランプ(72,600円)などのメーカーオプションが用意されます。
アルトのボディカラーは新色テラコッタピンクメタリックを含む全12色設定
アルトのボディカラーはモノトーン8色と2トーンルーフ4色の全12通り。2025年の一部仕様変更で、モノトーンに柔らかな色合いのテラコッタピンクメタリックが加わりました。
2トーンルーフは配色そのものが刷新され、従来のホワイトルーフに代わってソフトベージュルーフとブラックルーフの2系統に。ソフトベージュにはシフォンアイボリーメタリックとフォギーブルーパールメタリック、ブラックにはフェニックスレッドパールとノクターンブルーパールが組み合わされます。
2トーンルーフを選べるのはHYBRID X、HYBRID S、そしてLのアップグレードパッケージ装着車です。受注生産のエントリーグレードAはモノトーンからの選択となります。
アルトのボディカラー一覧
- テラコッタピンクメタリック
- ダスクブルーメタリック
- ソフトベージュメタリック
- ホワイト
- ピュアホワイトパール(27,500円高)
- シルキーシルバーメタリック
- ブルーイッシュブラックパール3
- アーバンブラウンパールメタリック
- フェニックスレッドパール×ブラック(49,500円高)
- ノクターンブルーパール×ブラック(49,500円高)
- フォギーブルーパールメタリック×ソフトベージュ(49,500円高)
- シフォンアイボリーメタリック×ソフトベージュ(49,500円高)
-
テラコッタピンクメタリック -
ダスクブルーメタリック -
ソフトベージュメタリック -
ホワイト -
ピュアホワイトパール(27,500円高) -
シルキーシルバーメタリック -
ブルーイッシュブラックパール3 -
アーバンブラウンパールメタリック -
フェニックスレッドパール×ブラック(49,500円高) -
ノクターンブルーパール×ブラック(49,500円高) -
フォギーブルーパールメタリック×ソフトベージュ(49,500円高) -
シフォンアイボリーメタリック×ソフトベージュ(49,500円高)
アルトのフルモデルチェンジは2021年12月 アルトワークスは8代目限りで生産終了
9代目アルトは2021年12月10日に発表され、同月22日に発売されました。型式はガソリン車がHA37S型、マイルドハイブリッド車がHA97S型です。8代目で低められていた全高は50mm高められ、室内高は45mm、室内幅は25mm拡大。それでいて最小回転半径は4.4mに抑えられ、取り回しの良さは受け継がれました。ラパンを思わせる丸みを帯びたフォルムと楕円モチーフ、そして2トーンカラーの設定が、それまでのアルトにはなかった親しみやすさを生んでいます。
パワートレインは、R06A型エンジンにエネチャージを組み合わせたガソリン車に加え、R06D型エンジンとISG(モーター機能付発電機)で構成されるアルト初のマイルドハイブリッドを新設定。2WD車はWLTCモードで軽自動車No.1となる27.7km/Lを達成し、軽自動車として初めて2030年度燃費基準95%達成車となりました。トランスミッションは新型CVTへ一本化され、5MTと5AGSは姿を消しています。
安全面では衝突被害軽減ブレーキがステレオカメラ方式のデュアルカメラブレーキサポートとなり、6エアバッグ化とあわせて全グレードに標準装備されました。
一方で、8代目に設定されていたホットモデルのアルトワークスは9代目へ引き継がれませんでした。2015年12月に約15年ぶりの復活を遂げたアルトワークスは、5速MTと64psターボという希少な組み合わせで人気を集めましたが、年々厳しくなる安全基準と燃費規制のなかで採算を確保するのが難しく、8代目限りで生産を終えています。商用モデルのバン「VP」も2021年7月30日に生産を終え、初代から続いた軽ボンネットバンの歴史はここで幕を閉じました。
なお、9代目登場後には「新型アルトワークスが2022年10月頃に登場する」という観測も流れましたが、実際には登場せず、2026年7月時点でも復活は正式発表されていません。復活があるとすれば次期10代目以降が前提になるという見方が主流です。
9代目アルト発売前に噂されたモデルチェンジ情報まとめ
2021年12月に発売された9代目アルトについて、公式発表前に噂されていた情報をまとめました。次期アルトと言われていたエスプレッソについて、海外展開するアルトについて、エクステリア・インテリア・スペック予想などを解説します。それぞれの予想がその後どうなったかも、あわせて記しています。
インド市場で「S-PRESSO(エスプレッソ)」が2019年9月30日より発売!
マルチ・スズキが2019年9月30日、コンパクトSUVの「S-PRESSO(エスプレッソ)」を発売しました。車両価格はおよそ56万円からで、生産はマルチ・スズキ社のマネサール工場で行われます。HEARTECT Kプラットフォームに1.0Lガソリンエンジンを搭載し、トランスミッションは5速MTとAGSを用意。力強い走行性能を持ちつつ、排ガス規制にも対応した環境性能の高い一台となっています。
S-PRESSOはフロントからリヤにかけてデザインイメージを統一。アグレッシブで個性的な顔つきに、ワイルドな足回りが目をひくエクステリアです。
車内には先進性あふれるデジタルセンターメーターや丸型センターコンソールを搭載。ラゲッジルームも大きなスーツケース等が入る容量を確保しており、非常に実用的な構造です。
使い勝手の良いコンパクトSUVということで日本でも人気が出そうな一台でしたが、自動ブレーキやリヤのパワーウィンドウを持たないことに加え、クロスビーやハスラーとの棲み分けもあり、日本市場への導入可能性は低いと見ていました。結果として、S-PRESSOは2026年7月時点でも日本へは導入されていません。インドでは1.0LデュアルジェットエンジンやCNG仕様の追加などを重ねながら販売が続いており、現地では最も手頃な価格帯を担うモデルとして定着しています。
| 全長 | 3,565mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,520mm |
| 全高 | 1,549/1,564mm |
| エンジン | 1.0Lガソリン |
| トランスミッション | 5MT/AGS |
マルチ・スズキ「S-Presso(エスプレッソ)」のティーザースケッチが公式発表
インド市場で販売中のアルトの後継モデル「S-Presso(エスプレッソ)」のティーザーイメージが公式発表されました。デザインとコスト面を両立したS-Pressoは、若者をターゲットにした一台として2019年9月より発売される予定でした。
ミニSUVらしいワイルドで逞しさを感じさせるエクステリアデザインで、ワイドなグリルの中央にスズキエンブレムを配置。足回りはブラックパーツで堅牢なイメージに仕上げられていました。
インド市場で販売される「S-Presso(エスプレッソ)」のスペックが完全リーク!
2019年9月30日よりインド市場で発売されるマルチ・スズキ「エスプレッソ」の主要諸元がリークしました。
エスプレッソは全長3,565mm、全幅1,520mm、全高1,564mm、ホイールベース2,380mmとコンパクトなクロスオーバータイプのボディを持ちます。燃料タンク容量は27Lで、足元には165/70R14のタイヤに14インチのホイールが装着されるとされていました。
パワートレインは複数のガソリンエンジンを想定。最初に展開されたのは最高出力68ps/5,500rpm、最大トルク90Nm/3,500rpmを発生する排気量1.0LのK10B型直列3気筒ガソリンエンジンで、トランスミッションは5速MTとAMTが用意されました。
価格帯はおよそ55〜67万円となる見込みで、40万円からという低価格で売り出していた競合車のルノー・クウィッドよりもやや高めの設定。その分、装備やデザインを強化することで渡り合っていく構図でした。実際の発売価格もこの予想の範囲に収まっています。
マルチ・スズキの「エスプレッソ(S-Presso)」の開発車両をスクープ!
マルチ・スズキが販売するアルトの後継モデル「エスプレッソ」の開発車両が、当時繰り返し目撃されていました。
このときの目撃ではフロントマスクが確認でき、ヘッドライトとフロントグリルは従来モデルよりも細めでシャープな印象。足回りやフェンダーの張り出し感から、インドオートエキスポ2018で登場したコンセプトカー「フューチャーS」のようなSUVらしいスタイリングになる可能性が高いと見られていました。
エスプレッソのワールドプレミアは2019年9月30日、価格帯はおよそ55万円から67万円で、この見立ては実際の市販車でおおむね裏づけられました。
次世代アルト「エスプレッソ」のフロントマスク
インドのマルチ・スズキで発売予定だった次期アルト「エスプレッソ」。以前は開発車両のリヤが目撃されていましたが、このときはサイドと、わずかながらフロントマスクが確認されました。
サイドミラー越しに撮影された開発車両は、ヘッドライトの位置が非常に高いのが特徴です。
横から見ると、コンセプトカー「フューチャーS コンセプト」に比べてスクエア型なのがよく分かります。デザイン的にはこの開発車両のほうがアルトとの類似性を感じられ、アルトの車高を上げてボンネットを平らにしたような印象でした。
次世代アルト「エスプレッソ」のエクステリアはコンセプトカーから大きく変更?
2019年9月発売予定、インドのマルチ・スズキでアルトの後継となる可能性もある新型車「エスプレッソ(S-Presso Concept)」の開発車両のエクステリアが確認されました。
エスプレッソはコンセプトカー「フューチャーS コンセプト」をベースに開発されています。
しかし、目撃された開発車両はコンパクトクロスオーバーらしい車高の高さこそ健在なものの、「フューチャーS コンセプト」とはまったく異なるエクステリアでした。
躍動的だった「フューチャーS コンセプト」に対して、リヤから見たエスプレッソはシンプルで、基本的にはスクエア型。クロスビーをかなり大人しくしたような印象です。LEDテールライトの形も大きく変更されていました。
コンセプトモデルとかけ離れた量産車は珍しくありませんが、こうなるとフロントマスクも気になるところ。東南アジアでの競合車としてはルノー・クウィッドが挙げられるため、どう差別化するかも注目でした。最終的な市販版は、この開発車両の方向性をほぼそのまま受け継いだ、実用重視のスクエアなミニSUVとして登場しています。
インドのマルチ・スズキが次世代アルト「エスプレッソ」を発売決定!
東南アジアで大きなシェアを持つマルチ・スズキ・インディアが、アルトの次世代モデル「エスプレッソ」を2019年9月に発売することが正式決定しました。
ベースとなったコンセプトカー「フューチャーS コンセプト」のエクステリアやパワートレインは既にお伝えしている通りですが、このコンセプトカーそのままに「シーケンシャルウィンカー」を搭載するのではないかという見方も出ていました。
シーケンシャルウィンカーは通称「流れるウィンカー」とも呼ばれ、LEDライトが内側から連鎖点灯するのが特徴です。国内ではトヨタのクラウンやレクサス車など比較的高級な車種での採用が多く、当時のスズキには採用車種がありませんでした。
もしエスプレッソが採用すればスズキ初の「流れるウィンカー」となるはずでしたが、市販されたS-PRESSOでの採用は確認できていません。低価格帯を狙うモデルだけに、コスト面で見送られたとみられます。
当時はホンダN-BOXカスタムなど軽自動車にもシーケンシャルウィンカーが採用され始めており、国内発売される次期アルトやアルトワークスへの波及も期待されました。実際には9代目アルトにもシーケンシャルウィンカーは設定されていません。
インドのスズキが「アルト」の次世代型モデル「エスプレッソ(S-Presso)」を2019年秋に発表か!?
スズキのインド子会社、マルチ・スズキの勢いが加速していました。2019年秋に「アルト」の次世代モデル「エスプレッソ」を発表する可能性があるとの情報をキャッチしています。日本のスズキからマルチ・スズキの研究開発部門がサポートを受け、設計と開発を進めていたプロジェクトで誕生したモデルです。
2018年に行われたAuto Expoで発表されたコンセプトカー「フューチャーS コンセプト」をベースにした「エスプレッソ・コンセプト」と呼ばれる一台でした。
アルトに代わる次世代型といわれる「エスプレッソ」は、すでに公道を走行する開発車両が目撃されていたことから、SUV風デザインのコンパクトクロスオーバーになると見られていました。インドでも話題になっており、主要モデルになっていくと思われていたとおり、S-PRESSOはその後インドのエントリー層を支える中核車種へ成長しています。
開発コストの軽減のため、スズキからできるだけパーツを流用し、プラットフォームもHEARTECTプラットフォームをベースにする計画でした。
安全面でも運転席エアバッグはもちろん、高速警告アラート、リヤパークセンサーなど、基本となる安全機能を全て搭載するとされていました。
「エスプレッソ」に搭載されるパワートレインは1.0LのK10B型直列3気筒エンジン(BS4)で、最高出力68ps、最大トルク90Nmを発揮。トランスミッションは5速MTと5速ATのいずれかを選択することになるとされていました。
発表は2019年秋と言われ、販売開始時期はまだ明らかになっていませんでした。実際には2019年9月30日に発表と同時に価格も公表され、予想はほぼ的中しています。
パキスタンのパックスズキ社で新型「アルト」を発表!マルチ・インドでは新型「アルト」に「CNG」モデルを追加
パキスタンのスズキ子会社、パックスズキ社から、日本の軽自動車規格のアルトと同じボディを採用した新型「アルト」が2019年6月15日に発売されました。
海外で高評価を受けているスズキですが、日本の軽自動車規格と同じボディや排気量を採用するのは、スズキの海外拠点としてこれが初めてです。8代目アルトをベースに、バンパーとフロントフェンダーの材質を樹脂製から鋼板製へ変更し、最低地上高を高めるなど、パキスタンの道路事情に合わせた仕様変更が施されています。
| 全長 | 3,395mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 | 1,490mm |
| パワートレイン | 660cc直列3気筒DOHC R06A型エンジン |
| トランスミッション | 5速MT/AGS |
スズキのインド子会社、マルチ・スズキはスイフトやイグニス、ワゴンRを立て続けに発売してきましたが、アルトには新グレード「CNG」を設定して発売しました。
「アルト CNG」のパワートレインは796cc直列3気筒のF8D型エンジンで、ガソリン時は最高出力48ps、最大トルク69Nm。CNG使用時は排ガス規制への適合と燃費向上のため、最高出力41ps、最大トルク60Nmに調整されます。トランスミッションは5速MTのみのラインナップです。
販売価格はLXiグレードが638,000円から、LXi(O)が643,000円からとなります。
新型アルト CNGの標準装備
- パワーステアリング
- エアコン
- フロントパワーウィンドウ
- 助手席側エアバッグ:LXi(O)グレードのみ
- シルバーアクセントトリム
- 格納式リヤシートベルト
- リヤチャイルドロック
- リモートブート
- フューエルリッドオープナー
スズキ アルトが誕生40周年を記念して特別仕様車「Lリミテッド」を発売
スズキはアルトの誕生40周年を記念して、40周年記念特別仕様車「Lリミテッド」を2019年6月13日に発売しました。8代にわたって愛され続けてきたアルトの「Lリミテッド」は快適装備と安全装備が充実していながら、価格も抑えられた一台です。
ボディカラーは全5色で、特別装備とスズキの予防安全技術スズキ セーフティ サポートが充実している一台です。
アルト特別仕様車「Lリミテッド」の特別装備
- インパネカラーパネル(ブラック)
- サテンメッキ調エアコンサイドルーバーリング
- サテンメッキ調エアコンセンタールーバー
- 電動格納式リモコンドアミラー
- カラードドアミラー
- ヒーテッドドアミラー(4WD車)
- メッキインサイドドアハンドル
- ピアノブラック調ドアアームレスト(フロント)
- スモークガラス(リヤ・バックドア)
- 全面UVカット機能付ガラス
- 専用エンブレム[40th Anniversary](バックドア)
アルト特別仕様車「Lリミテッド」の安全装備
- デュアルセンサーブレーキサポート
- 後退時ブレーキサポート
- 誤発進抑制機能
- 後方誤発進抑制機能
- 車線逸脱警報機能
- ふらつき警報機能
- 先行車発進お知らせ機能
- ハイビームアシスト
| 全長 | 3,395mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 | 1,475mm |
| ホイールベース | 2,460mm |
| パワートレイン | 水冷4サイクル直列3気筒エンジン |
| トランスミッション | CVT |
| 駆動方式 | 2WD/フルタイム4WD |
アルトの「顔」が変わった!スズキのインド部門が改良新型アルトを発表!燃費は驚きの22km/L!
スズキのインド部門であるマルチ・スズキが、改良新型アルトを発表しました。当時インドで販売されていたアルトは2014年11月に発表されたモデルです。
アルトはインドの最量販車に15年連続で輝いたほどの人気で、2018年度では約26万台、インドでの発売以来の累計販売台数は370万台を突破していました。
フロントノーズは新しいデザインのフロントグリルやヘッドライトを採用し、それまでのアルトと比べて刷新されています。バンパーやフェンダーにも新しいデザインが採用されているのが分かります。
ボディカラーは全6色で、アップタウンレッド、スーペリアホワイト、モヒートグリーン、シルキーシルバー、セルリアンブルー、グラナイトグレーとなっています。
インテリアはシートにデュアルトーンを使い、ダッシュボードも新しいデザインに。新しいインフォテインメントシステム「Smart Play Dock」を搭載し、Bluetoothで音楽デバイスを接続して好みのサウンドを車内で楽しめます。
従来はオプション装備だった運転席用エアバッグ、EBD付ABS、スピードアラートシステム、リバースパーキングセンサー、シートベルトリマインダー(運転席および助手席)が標準装備となりました。インパネはいたってシンプルで、メーターもスピードメーターのみでタコメーターは備わりません。
パワートレインはF8D型直列3気筒ガソリンエンジンを搭載し、排気量は約800cc。最高出力48hp、最大トルク69Nmで、燃費性能は22.05km/Lを実現しました。トランスミッションは5速MTのみとなっています。
グレード別の価格は「アルトVXI」が約59万円、「アルトLXI」が56万円、「アルトSTD」が47万円でした。この800ccアルトが日本で発売されることはなく、日本市場のアルトは軽自動車規格のまま独自に進化を続けています。なおインドでは2022年8月に1.0LのアルトK10がフルモデルチェンジし、現在も現地の主力エントリーモデルとして販売されています。
長い歴史を刻み続けるアルトのモデルチェンジ遍歴
アルトはスズキが販売しているハッチバック型の軽自動車です。フロンテの商用車版の姉妹車として登場した初代は大ヒットし、ワゴンRが登場するまでの間、スズキを代表する軽自動車でした。海外でも展開しており、国内外で長い歴史を刻み続けています。
アルト 初代 SS30V/40V型(1979年~1984年)
1979年5月、初代アルトが軽乗用車フロンテの商用版姉妹車としてSS30Vを発売。本体価格47万円という業界初の全国統一価格が話題を呼びました。
1980年5月、2速AT車を追加。
1981年1月、3気筒SOHC4ストロークエンジン(F5A型)を搭載したSS40Vを発売。同年10月、定員2名の2シーターモデルを追加設定。
1982年10月、マイナーチェンジを実施し、上級グレードの「Lタイプ」と「Gタイプ」を追加設定。同時に2ストロークエンジン車を廃止。
1983年10月、四輪駆動の「スノーライナー」シリーズを発売。
1984年4月、特別仕様車「Cタイプリミテッド」を発売。同年5月にはエアコン付特別仕様車「マリアンヌ」を発売。
アルト 2代目 CA71V/72V/CC71V/72V型(1984年~1988年)
1984年9月、フルモデルチェンジで71V型になり、全車が4ストロークエンジン(F5A型)を搭載。同年12月、四輪駆動車を追加。
1985年2月、特別仕様車「麻美スペシャル」を発売。同年5月、特別限定車「キッズ」を発売。同年9月、軽自動車初の電子制御燃料噴射装置付きターボモデル「アルトターボ」を発売。10月にはアルト累計100万台記念車として5ドアを追加。
1986年7月、マイナーチェンジを実施。ターボを48馬力に強化したほか、DOHCエンジンを搭載する「ツインカム12RS」を追加。同時に特別仕様車「レジーナ」「ジュナ」を発売。
1987年1月に「ウォークスルーバン」を、2月には「アルトワークス」シリーズを発売。ワークスのグレードは廉価版の「RS-S」と「RS-X」、フルタイム四輪駆動の「RS-R」のラインナップ。「RS-X」「RS-R」ではピンクを基調とした派手なインテリアが話題になりました。
1988年5月、特別仕様車「アルト ビーム」を発売。
アルト 3代目 CL11V/21V/CM11V/21V/22V/CN11S/21S/CR22S/CP11S/21S/CS22S型(1988年~1994年)
1988年9月、フルモデルチェンジで3代目に。ホイールベースを拡大して当時の軽自動車では最長とし、両側スライドドアを備えた「スライドスリム」も設定。「ワークス」は独立車種となりました。
1989年1月、上級グレード「エポP2」を追加。同年4月、物品税廃止に伴い5ナンバー車を設定し、フロンテを統合。5月にはワークスの特別仕様車「ターボS/X・S/R」を、7月には200万台達成記念車「2M-V」「2M-S」を、11月には特別仕様車「ビームR」「ビームR-S」を発売。
1990年3月、新規格化に伴うマイナーチェンジを実施し、エンジンを550ccのF5B型から660ccのF6A型へ変更。同年7月、特別仕様車「ワークス ターボi.e.」を発売。
1991年9月、マイナーチェンジを実施し、ドアハンドルやインパネ形状などを変更。「レジーナ」を廃止し、「ワークス ターボi.e.」がカタロググレード化されました。同年11月、荷室を拡大した「ハッスル」を追加設定。12月には特別仕様車「Fスペシャル」を発売。
1992年5月、セダンタイプに「Ce-P」を、6月には競技ベース車の「ワークスR」を追加設定。9月、特別仕様車「エポP2-S」を、翌月「Fe-P」、翌々月に「Fスペシャル」を発売。「ハッスル」は販売不振により販売終了。
1993年5月、特別仕様車「Ce-S」を発売。11月、特別仕様車「ワークスFスペシャル」を発売。
1994年4月、全タイプで一部改良を実施し、11月に4代目と入れ替わりで販売を終了。
アルト 4代目 HA11S/21S/HB11S/21S/HC11V/HD11V型(1994年~1998年)
1994年11月、フルモデルチェンジで4代目に。3ドアと5ドアの標準モデルとワークスのみのラインナップになります。ワークスの上級「RS/Z」には新開発のK6A型DOHCターボを搭載しました。
1995年3月、セダンに「Sv」を追加。同年5月、競技仕様車の「ワークスR」を追加。6月には特別仕様車の「ウィズ」を、翌月には「ワークス ターボie/sリミテッド」を発売。11月、ワークスがマイナーチェンジ。
1996年5月、特別仕様車「エポ」を、11月には「ワークス ターボie/s Fリミテッド」を発売。
1997年4月、マイナーチェンジで外観のデザインを変更。同年11月には特別仕様車「エポリミテッド」を発売。
1998年1月、特別限定車「ワークス スズキスポーツリミテッド」を発売。同年5月、特別仕様車「ビーム」を発売。同年10月、新規格対応の5代目と入れ替わりで販売を終了します。
アルト 5代目 HA12S/22S/23S/12V/23V型(1998年~2005年)
1998年10月7日、軽自動車規格改正に対応してフルモデルチェンジ。マツダへキャロルとしてのOEM供給もこの代から純粋なOEMとなります。競技仕様車の「ワークスR」の設定は廃止されました。
1999年2月、快適装備を充実させた特別仕様車「ワークス リミテッド」を発売。3月には「エポターボ」を、5月にはCVT搭載の「Sc リーンバーン」を発売。10月には一部改良を実施し、発売20周年記念車「エポエクストラ」とクラシック仕様の「アルトC」を設定。
2000年5月、スズキ創立80周年記念車「80周年記念車 Lx」を発売。7月には2シーターの「訪問介護車」を発売。同年9月、インドでの生産と販売をスタート。同年12月にマイナーチェンジを実施し、同時に「ワークス」を廃止しました。
2001年2月、「アルトC2」を、7月には新グレード「Lb」を発売し、累計生産台数400万台を達成。11月には上級装備ながら求めやすい価格の「N-1」を新グレードとして発売。
2002年4月、一部改良で環境性能と安全性能を強化。「Lb」に5MT車を追加。
2003年6月、「Lbスペシャル」を追加。
2004年6月、仕様変更で環境性能と燃費性能を強化。9月にはセダンが販売を終了、翌2005年1月にはバンも販売を終了。
アルト 6代目 HA24S/24V型(2004年~2009年)
2004年9月13日にフルモデルチェンジで6代目となり、「E」「G」「X」のグレード体系に。3ドア車や2シーター、エアコン・パワステなし仕様は廃止されました。
2005年1月、バンもフルモデルチェンジし、16年ぶりに5ドアバンが復活。同年5月、特別仕様車「Gスペシャル」を発売し、バンには新グレード「VP」を追加。
2006年1月、特別仕様車「EⅡ」を、7月には「GⅡ」を発売。同年12月、マイナーチェンジを実施し、バンパー周辺のデザインを変更。「EⅡ」「GⅡ」はカタロググレードへ昇格しました。
2007年1月、日産へ「ピノ」としてOEM供給を開始。6月には「X」に4輪ABSを標準装備。9月には特別仕様車「EⅡ」を再発売。
2008年7月、仕様変更でボディカラーの追加と廃止を実施。
2009年4月、最上級グレードの「X」とバンの「VS」を廃止。同年5月、発売30周年を記念した「誕生30年記念車」を発売。12月、7代目と入れ替わりで販売を終了。
アルト 7代目 HA25S/25V/35S型(2009年~2014年)
2009年12月16日、フルモデルチェンジを受けて7代目に。「E」「F」「G」「X」のグレード体系で、バンは「VP」のみとなります。
2010年2月、「E」「F」「VP」に5MTを設定。5月の仕様変更で「E」を廃止し、新グレード「G4」を追加。「G」「X」の四輪駆動は廃止になりました。
2011年11月24日、低燃費仕様の派生モデル「アルトエコ」を発表(同年12月13日発売)。
2012年6月、一部改良を実施し、後席にISOFIX対応チャイルドシート固定用アンカーを追加。
2013年2月、一部改良とアルトエコのマイナーチェンジを実施。次世代環境技術の導入や内外装カラーの変更、装備の充実が図られました。同年11月にはアルトエコを一部改良し、JC08モードで35.0km/Lを達成。
2014年12月、8代目と入れ替わりで販売を終了します。
アルト 8代目 HA36S/HA36V型(2014年~2021年)
2014年12月、「原点回帰」の考えのもと、かつてのアルトのシンプルさを目標にフルモデルチェンジで8代目になりました。新プラットフォーム「HEARTECT」を採用しています。
2015年3月、5代目以来約14年3か月ぶりのターボ車「ターボRS」を発売。4月には仕様変更で燃費性能を強化。同年12月24日、約15年のブランクを経て「アルトワークス」が復活。
2016年12月、アルトの国内累計販売台数が500万台を達成し、記念の特別設定色3色を「L」と「S」に設定。
2017年4月、仕様変更で燃費性能を強化。5月の仕様変更ではボディカラーを変更。
2018年12月、一部仕様変更で安全装備を充実させインテリアカラーを変更。あわせて「ターボRS」が整理され、ホットモデルは「ワークス」へ一本化されました。
2019年6月13日、発売40周年を記念した特別仕様車「Lリミテッド」を発売。
2020年10月、一部仕様変更でグレード構成を見直し「X」を廃止。ボディカラーの見直しと燃費性能の向上も実施。
2021年7月30日、バン「VP」が生産終了。初代から続いた軽ボンネットバンは42年の歴史に幕を閉じました。同年12月、9代目へ移行するのに伴い、ワークスを含む8代目の販売を終了。
アルト 9代目 HA37S/97S型(2021年~)
2021年12月10日に発表、同年12月22日に発売。丸みを帯びたボディをまとって9代目となりました。グレード体系は「L」「HYBRID S」「HYBRID X」に加え、法人向けを想定した「A」の4本立て。アルトとして初のマイルドハイブリッドを設定し、WLTCモード27.7km/Lで軽自動車No.1の燃費を獲得しました。ホットモデルの「ワークス」は設定されていません。
2023年11月20日、一部仕様変更(2型/12月13日発売)。法規対応に伴うリヤパーキングセンサー作動表示灯の追加とUSB電源ソケットの見直しを行い、ボディカラー「ホワイト」をマイルドハイブリッド車にも設定。原材料価格の高騰などにより、全グレードで一律12万1,000円値上げされました。
2025年6月23日、一部仕様変更(3型/7月22日発売)。フロント・リヤバンパーの形状変更とルーフエンドスポイラーの追加で空力性能を高め、マイルドハイブリッド2WD車の燃費をガソリン・ハイブリッド軽自動車クラスNo.1となる28.2km/Lへ向上。衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」や車線逸脱抑制機能、発進お知らせ機能を標準装備とし、スズキコネクトにも対応しました。ボディカラーはモノトーンに「テラコッタピンクメタリック」を追加し、2トーンルーフのルーフ色をソフトベージュとブラックに刷新して全12通りに。価格は1,142,900円〜1,589,500円です。
2026年7月時点で、これ以降の一部改良や特別仕様車、フルモデルチェンジは発表されていません。
| アルトのモデル | 販売年表 |
|---|---|
| 初代 SS30V/40V型 | 1979年~1984年 |
| 2代目 CA71V/72V/CC71V/72V型 | 1984年~1988年 |
| 3代目 CL11V/21V/CM11V/21V/22V/CN11S/21S/CR22S/CP11S/21S/CS22S型 | 1988年~1994年 |
| 4代目 HA11S/21S/HB11S/21S/HC11V/HD11V型 | 1994年~1998年 |
| 5代目 HA12S/22S/23S/12V/23V型 | 1998年~2005年 |
| 6代目 HA24S/24V型 | 2004年~2009年 |
| 7代目 HA25S/25V/35S型 | 2009年~2014年 |
| 8代目 HA36S/HA36V型 | 2014年~2021年 |
| 9代目 HA37S/97S型 | 2021年~(現行) |