ヴェルファイアが3代目へモデルチェンジ 40系は新開発2.4Lタ-ボエンジンで差別化
ヴェルファイアが40系へモデルチェンジ。
一時はアルファードを追い越す勢いのヴェルファイアでしたが、2017年のマイナーチェンジ以降はアルファードに販売台数を大きく越されていたため、次期モデルチェンジでアルファードに統合されるのではないかという噂も出たほど。
2023年6月21日にアルファードと同時にモデルチェンジすることが発表され、次期モデルも継続販売することになりました。
40系ヴェルファイアはアルファードとは明確に差別化されており、ラグジュアリーを追求したショーファードリブンの性格を強めた一方、ヴェルファイアはミニバンで初めて採用する新開発の2.4L直噴ターボエンジンを搭載することにより、ユーザー自らが運転を楽しめるドライバーズカーになりました。
スポーティな外観・運動性能ながら、アルファードと同じ最上級グレードのエグゼクティブラウンジ(EL)を設定するため、従来どおり最上級の質感を持つフラッグシップミニバンとしても活躍するでしょう。
今後PHEV(プラグインハイブリッド)の追加も発表した3代目新型ヴェルファイアのエクステリア・インテリア・スペックなどを解説。
ヴェルファイアは2025年1月頃に一部改良を実施 新カラーのプレシャスメタル追加
ヴェルファイアの一部改良を2025年1月頃実施予定。
改良内容は新色のプレシャスメタルを追加すること、Executive Lounge(エグゼクティブ ラウンジ)に新パワートレインのPHEV(プラグインハイブリッド)を追加すること。
Z Premierグレードへ標準装備を追加する噂もあります。
同日行われるアルファードのマイナーチェンジではエントリーグレードのXが追加予想されていますが、ヴェルファイアに追加グレードの予定はないようです。
3代目ヴェルファイアは90系ノアに似た横長バーを縦に連ねるスポーティな外観に
運転する喜びをコンセプトに専用サスチューン・ボディ補強で走行性能を強化した40系新型ヴェルファイア
3代目ヴェルファイアのフロントデザインは先代までの押し出しの強さから、クセのないスポーティな外観に変化。
2022年にフルモデルチェンジした90系ノアのような横長のバーを縦に連ねることにより、ファミリーカーとしても活躍できる親しみのある印象に。ロアグリルの外周をメッキガーニッシュで囲うことでパワフルなイメージも持ち合わせています。
ヘッドライトはアルファードと同じ、先代の2代目ヴェルファイアよりシャープになった3眼ヘッドライトを採用。
アルファードでは8連LEDデイタイムランニングライトを採用しましたが、ヴェルファイアはヘッドライト直下に横長のシームレスLEDデイタイムランニングライトを採用、昼間でもアルファードとヴェルファイアの違いが明確にわかる仕様になっています。
サイドシルエットは先代から続くZを逆にしたプレスラインで造形。
フロントはアルファードと同じく垂直に切り落としたシルエットで、すっきりとしながら重厚感のあるスタイルになりました。
全長 | 4,995mm |
---|---|
全幅 | 1,850mm |
全高 | 1,945mm |
室内長 | 3,005mm |
室内幅 | 1,660mm |
室内高 | 1,360mm |
最低地上高 | 155mm-160mm |
乗車定員 | 7名 |
ホイールベース | 3,000mm |
最小回転半径 | 5.9m |
WLTCモード燃費 | 10.3km/L-17.7km/L |
タイヤサイズ | 225/55R19 |
新型ヴェルファイアのウインカーは、40系アルファードと同じ流れるタイプのシーケンシャルターンランプを採用。
タイヤサイズはZプレミア・エグゼクティブラウンジ共通で225/55R19、Zプレミアのアルミホイールはブラックスパッタリング塗装、エグゼクティブラウンジのアルミホイールは切削光輝+ブラック塗装で、新車装着タイヤはヨコハマゴムのADVAN V03(アドバン・ブイゼロスリー)。
40系はP.C.D(ホイールピッチ)のサイズに変更があり120mmに拡大したため、30系までの114.3mmのP.C.Dを採用するホイールが適合しません。そのため30系アルファードのホイール流用を考えている方は注意が必要です。
40系ヴェルファイアはサイドのBピラー下にヴェルファイアのVを模したエンブレムバッジ、リヤのトヨタマーク直下にVELLFIREのレタリングバッジを発布しているのも特徴で、トヨタ車ではクラウンクロスオーバー、クラウンスポーツ、プリウスなどにも採用。
レクサスでも順次車名のレタリングバッジをリヤエンブレムにしています。
40系新型ヴェルファイアのボディカラーはブラックとプラチナホワイトパールマイカの2色のみ
40系ヴェルファイアのボディカラーはモノトーンのブラックとプラチナホワイトパールマイカの2色のみ設定しており、バイトーン(2トーン)などの設定もありません。
新型モデルのカラーラインナップでは最小クラスで、人気カラーのみ揃えた割り切った構成です。
40系アルファードのヴェルファイアボディカラー
- プラチナホワイトパールマイカ(33,000円高)
- ブラック
- 40系ヴェルファイア プラチナホワイトパールマイカ(33,000円高)
- 40系ヴェルファイア ブラック
新型発表後しばらくしてからカラーラインナップの充実化を図るパターンもあるため、アルファードに設定されたプレシャスレオブロンドの追加や、グレーやシルバー系カラーの追加、クラウンクロスオーバーのように大胆なバイトーンの追加にも期待しましょう。
ヴェルファイアのパワートレインにミニバン初のターボエンジン搭載 グレードもZプレミアで全部入り高級仕様に
3代目ヴェルファイアの最大の特徴は新開発2.4L直噴ターボエンジンを搭載するZ Premier(Zプレミア)グレードを設定したこと。
コンパクトミニバンのシエンタ、ミドルサイズミニバンのノア・ヴォクシー、兄弟モデルのアルファードも設定しない、ミニバン初採用のターボエンジンということで、アルファードとの違いがハッキリ解るポイントです。
ハイブリッドモデル | ターボガソリンモデル | |
---|---|---|
エンジン型式 | A25A-FXS(直列4気筒) |
T24A-FTS(直列4気筒インタークーラー付ターボ) |
総排気量 | 2.487L | 2.393L |
エンジン最高出力 | 140kW(190ps)/6,000rpm | 205kW(279ps)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 236Nm(24.1kgm)/4,300rpm-4,500rpm | 430Nm(43.8kgm)/1,700rpm-3,600rpm |
フロントモーター型式 | 5NM | – |
フロントモーター最高出力 | 134kW(182ps) | – |
フロントモーター最大トルク | 270Nm(27.5kgm) | – |
リヤモーター型式 | 4NM | – |
リヤモーター最高出力 | 40kW(54ps) | – |
リヤモーター最大トルク | 121Nm(12.3kgm) | – |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | 無鉛プレミアムガソリン |
グレードもアルファードとは違いZではなくZ Premierを設定することで充実した装備内容に。その分車両価格は上昇しますが、専用サスペンションチューニングやボディ補強を強化することでフラッグシップミニバンの走りを存分に楽しめるグレードになっています。
運動性能と豪華装備を兼ね備えるZ Premier以外にもラグジュアリーを追求する最上級グレードのエグゼクティブラウンジ(EL)も設定するため、アルファードと同じショーファードリブンの役割もこなしてくれるでしょう。
今後追加予定のヴェルファイアPHEV(プラグインハイブリッド)モデルには2023年9月6日に発表したセンチュリー(SUVタイプ)に設定する3.5LのV型6気筒ガソリンエンジン(2GR-FXS)+モーターシステムを搭載するとのこと。
またアルファードにはないヴェルファイアの装備として、ターボモデルのZ Premierにパドルシフトを追加。
使用燃料はヴェルファイアのターボモデルのみプレミアムガソリン(ハイオクガソリン)で、アルファード・ヴェルファイアのその他グレードは全てレギュラーガソリンになります。
グレード | エンジン種類 | 駆動方式 | 値段 |
---|---|---|---|
Z Premier | ガソリンターボ | 2WD | 6,550,000円~ |
4WD | 6,748,000円~ | ||
ハイブリッド | 2WD | 6,900,000円~ | |
4WD(E-Four) | 7,120,000円~ | ||
エグゼクティブラウンジ | 2WD | 8,700,000円~ | |
4WD(E-Four) | 8,920,000円~ | ||
PHEV(プラグインハイブリッド) | – | – | -円~ |
G(普及グレード) | – | – | -円~ |
40系の3代目ヴェルファイアの車両価格はZ Premierが6,550,000円から7,120,000円、トップグレードのエグゼクティブラウンジ(EL)は8,700,000円から8,920,000円に。
Zプレミアもエグゼクティブラウンジも2WD(FF)駆動のほか4WD(E-Four)駆動も設定するため降雪地帯のユーザーも安心して乗ることができます。
サンセットブラウンは40系ヴェルファイア限定の内装色に 14インチディスプレイオーディオ、12.3インチセンターメーターなどフラッグシップらしいインテリア
- エグゼクティブラウンジ ブラックインテリアのインストルメントパネル
- エグゼクティブラウンジ プレミアムナッパ本革レザーシート(ブラック)
- エグゼクティブラウンジ ブラックインテリアのドアガーニッシュ
- エグゼクティブラウンジ ブラックインテリアのシート表皮
- エグゼクティブラウンジ サンセットブラウンインテリアのインストルメントパネル
- エグゼクティブラウンジ プレミアムナッパ本革レザーシート(サンセットブラウン)
- エグゼクティブラウンジ サンセットブラウンインテリアのドアガーニッシュ
- エグゼクティブラウンジ サンセットブラウンインテリアのシート表皮
- Zプレミア ブラックインテリアのインストルメントパネル
- Zプレミア プレミアムナッパ本革レザーシート(ブラック)
- Zプレミア ブラックインテリアのドアガーニッシュ
- Zプレミア ブラックインテリアのシート表皮
- Zプレミア サンセットブラウンインテリアのインストルメントパネル
- Zプレミア プレミアムナッパ本革レザーシート(サンセットブラウン)
- Zプレミア サンセットブラウンインテリアのドアガーニッシュ
- Zプレミア サンセットブラウンインテリアのシート表皮
40系ヴェルファイアの内装色はブラックと、アルファードには無いヴェルファイア限定のサンセットブラウンの2種類。
アルファードのシート素材はZグレードに合成皮革を採用しますが、ヴェルファイアはエグゼクティブラウンジ、Zプレミアの全てのグレードにプレミアムナッパ本革レザーを採用します。
またヴェルファイアのインテリアの特徴は、アルファードにはオプション設定される装備が、標準装備されていること。
左右独立式ムーンルーフ・カラーヘッドアップディスプレイ・トヨタチームメイトアドバンスドパーク+パーキングサポートブレーキ+アドバンストドライブなど豪華内容になっています。
販売価格はベースグレード比較で1,150,000円ヴェルファイアが高額ですが、その分インテリアも満足できる仕様です。
40系ヴェルファイアはアルファードと比較してベースグレードの標準装備が充実している
センターメーターはアルファードと同じ12.3インチTFT大型フル液晶を採用、トヨタラインナップで最大サイズの14インチディスプレイオーディオもアルファードと同様の装備です。
オプション装備ではトヨタ初採用になる音声認識機能搭載の14インチエンターテインメントディスプレイを2列目に設定できます。
エグゼクティブラウンジには日本板硝子のオリジナル防汚コーティング技術を採用するバニティミラーを採用、油分のふき取りを簡単・綺麗にする機能で快適性も向上。
シフトレバーはZプレミア・エグゼクティブラウンジ共通でエレクトロシフトマチックを採用。アルファードがZグレードでストレートシフトを採用するのとは差別化しました。
シート機能はZプレミアとエグゼクティブラウンジで違いがあり、エグゼクティブラウンジには伸縮機構付のパワーオットマン・回転格納式テーブル、リフレッシュシート、快適温熱機能の範囲を拡大したシートにグレードアップします。
- Zプレミアの2列目シートに設定するエグゼグティブシート
- エグゼクティブラウンジグレードの2列目シートに設定するエグゼクティブラウンジシート
40系ヴェルファイアのエグゼクティブパワーシート(Zプレミアグレード)の機能
- パワーオットマン
- 大型アームレスト(カップホルダー各席1個+ポケット付)
- 折りたたみ式サイドテーブル
- 快適温熱シート
- ベンチレーションシートなど
40系ヴェルファイアのエグゼクティブラウンジシート(エグゼクティブラウンジグレード)の機能
- 伸縮機構付パワーオットマン
- 大型アームレスト(カップホルダー各席1個+小物入れ2個付)
- 回転格納式テーブル
- リフレッシュシート
- オットマン&アームレストヒーター付快適温熱シート
- ベンチレーションシートなど
- エグゼクティブラウンジシートのリクライニングイメージ
- 赤色部分が低反発フォームパッド箇所
- オットマンとアームレストの加温箇所
- 着脱式のリヤマルチオペレーションパネル
- エグゼクティブラウンジシートの操作スイッチ
ヴェルファイアのエグゼクティブラウンのリヤシートは、アルファードと同じ世界初のパワーロングスライドを採用。
スライド量430mm、電動と手動を切り替えられる優れものです。
後席シートにユーザーが乗っているときと乗っていないときで電動スライドの速度も変化するため、ストレスのない素早い乗り降りを実現しています。
セカンドシートのレール2か所に防振ゴムも設置しており、先代ヴェルファイアと比較しても揺れの少ないコンフォートな乗り心地に進化しました。
40系ヴェルファイアは走行性能だけではなくファミリーユースにも最適なシートレイアウトが魅力
40系ヴェルファイアは剛性の高いボディと2.4Lターボ搭載で力強い走りが注目されていますが、ファミリーユースにも活用できる広い車内空間も特徴です。
シートアレンジはアルファードと同じく、2列目後席を下げることで広大な足元空間を実現するスーパーリラックスモードを搭載。
エグゼクティブラウンジではオットマントとアームレストにヒーター機能を搭載するため、冬場の寒い時期の長距離移動も快適です。
- シートアレンジ 通常乗車時
- シートアレンジ フロント・セカンドフルフラットモード
- シートアレンジ リヤシートフルリクライニングモード
- シートアレンジ 4人乗車+荷室モード
- シートアレンジ 最大積載モード
- シートアレンジ リラックス+荷室モード
- シートアレンジ スーパーリラックスモード
- シートアレンジ トライアングルモード
セカンドシートを互い違いにすることで乗員のライフスタイルに合わせた空間を作り上げるトライアングルモード、荷物が多くなりがちな旅行やレジャーなどで活躍する最大積載モード、キャンプなどのアウトドアや少し休憩したいときに便利なリヤシートフルリクライニングモード、フロントとセカンドシートもフルフラットにできるため車中泊も可能です。
大型ミニバン ヴェルファイアのモデルチェンジ遍歴
ヴェルファイアはトヨタが販売するLLクラスの大型ミニバンで、兄弟車のアルファードのフルモデルチェンジの際、アルファードVから独立した車種に当たります。アルファードに比べて尖鋭なスタイルで、力強さを感じさせます。
ヴェルファイア初代 ANH2#W/GGH2#W/ATH20W型(2008年~2015年)
2008年5月、ヴェルファイアの販売が開始されました。7人乗りと8人乗りの設定があります。
2009年6月、アルカンターラのシート表皮やいる峰―テッドエントリーシステムを装備した特別仕様車「2.4Z/3.5Z”PLATINUMセレクション”」を発売。
2010年4月、特別仕様車「PLATINUMセレクションⅡ」を発売。9月、ブラックとゴールドのコントラストが際立つ特別仕様車「PLATINUMセレクションⅡ-type GOLD」を2011年3月までの期間限定で発売。
2011年5月、特別仕様車「PLATINUMセレクションⅡ-type GOLD Ⅱ-」を発売。11月、マイナーチェンジでフロント周辺やリアガーニッシュとインテリアを変更し、より力強いスタイルに。さらに、11月発売でハイブリッドモデルを設定し、グレード体系は「ハイブリッドX」「ハイブリッドV」「ハイブリッドZR」の3種類になります。
2012年9月、特別仕様車「2.4Z"Golden Eyes"」「3.5Z"Golden Eyes"」を発売。カタロググレードの「3.5V」「ハイブリッドV」「ハイブリッドZR」には「PREMIUM SEAT EDITION」を新設しました。さらに、スポーティドレスアップモデルの「G’s」を発表し、11月に「G SPORT」として販売を開始しました。
2013年10月、特別仕様車「2.4Z"GOLDEN EYES II"」「3.5Z"GOLDEN EYES II"」を発売。
ヴェルファイア 2代目 AGH3#W/GGH3#W/AYH30W型(2015年~2023年)
2015年1月、初のフルモデルチェンジで2代目に。メッキバーのフロントグリルが目を引くフロントフェイスになり、装備も強化されました。グレード体系は2.5Lガソリン車には「X」「Z」「V」、3.5Lガソリン車では「ZA」「VL」「Executive Lounge」、ハイブリッド車では「HYBRID X」「HYBRID V」「HYBRID ZR」「HYBRID Executive Lounge」となります。2月には香港仕様が、3月にはタイ仕様がフルモデルチェンジしました。
2016年7月、初代モデルの特別仕様車「GOLDEN EYES」を、2代目をベースとした新仕様で、「Z"Aエディション・GOLDEN EYES"」「ZA"GOLDEN EYES"」の2種類を用意しました。8月にはマレーシアでグレード「2.5」のみ、販売が開始されました。
2017年12月、マイナーチェンジを実施し、翌年1月に販売を開始。安全装備の強化とエアロ仕様の「Executive Lounge Z」の追加、ハイブリッドモデルに「Z」の追加、「ZA」と「ZA”Gエディション”」を統合して「ZG」に改名などの変更がありました。
2018年10月と2019年12月に一部改良。
2020年4月、2016年モデルの特別仕様車「GOLDEN EYES」を新仕様で「Z” GOLDEN EYES」として発表。ハイブリッド車にも設定されました。
2021年4月、中国市場で一部改良が実施され、「クラウンヴェルファイア」と名前も変更になりました。同月、特別仕様車「GOLDEN EYES」が改名されて特別仕様車「GOLDEN EYES Ⅱ」になりました。
2022年4月、一部改良でシート表皮の変更やBSMやパーキングサポートブレーキが標準装備となり、グレード名を「GOLDEN EYES Ⅲ」「HYBRID GOLDEN EYES Ⅲ」としました。
ヴェルファイア 3代目 TAHA4#W/AAHH4#W型/(2023年~)
2023年6月、ヴェルファイアは2度目のフルモデルチェンジで3代目になりました。照明やスイッチ類、エアコン吹き出し口がスーパーロング化されたオーバーヘッドコンソールへと集約。グレード体系はヴェルファイア専用の新グレード「Z Premier」が新設され、漆黒メッキ基調で金属加飾が施されています。その他、アルファードと共通グレードの「Executive Lounge」の2グレード設定となりました。
ヴェルファイアのモデル | 販売年表 |
---|---|
初代 ANH2#W/GGH2#W/ATH20W型 | 2008年~2015年 |
2代目 AGH3#W/GGH3#W/AYH30W型 | 2015年~2023年 |
3代目 TAHA4#W/AAHH4#W型 | 2023年~ |
ヴェルファイアの生産比率はアルヴェル全体の30% 希少なミニバンとして存在感を放つ
40系にモデルチェンジしたヴェルファイアは、最大出力279psを発揮する2.4Lターボエンジンを搭載するなど、アルファードと明確に差別化され1モデルとして独立したようにも見えます。
2024年8月頃に装備や機能を簡素化したコストパフォーマンスに優れる廉価グレードXの追加、環境性能の高いPHEV(プラグインハイブリッド)モデルの追加も予定されているようです。また2列4座仕様の豪華グレード、ヴェルファイア スペーシャスラウンジも追加予定とのこと。
- トヨタ ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプト
- トヨタ ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプト
- トヨタ ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプト
- トヨタ ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプト
- トヨタ ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプト
- トヨタ ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプト
30系までは日本を中心に販売したアルファード・ヴェルファイアですが、40系からは北米や欧州を除く世界各国で販売するグローバルモデルになることを公表。
販売台数はアルファードに押されていたヴェルファイアですが、40系になりアルヴェル全体の生産比率のうち30%がヴェルファイアなることを発表、ヴェルファイアはアルファードと比較して希少価値も高くなるため、グレード名にもあるとおりプレミアムミニバンになっていくのかもしれません。
1
2