ヤリスクロスのモデルチェンジ

ヤリスクロスのモデルチェンジ最新情報:2026年4月欧州で新型フェイスリフトデザインに刷新

欧州で発表された新型ヤリスクロス(2026年モデル)の大幅なデザイン刷新。日本への導入はまだ明らかになっていませんが、気になるその可能性は?国内向け一部改良の内容や価格・グレード情報とあわせてわかりやすく解説します。

新型ヤリスクロスは走りと先進安全装備が魅力

新型ヤリスクロスはヤリスをベースに開発されたBセグメントに該当するコンパクトクロスオーバーSUVです。トヨタのラインナップで言うとリッターカーのライズと、プリウスベースのC-HRの中間サイズに該当していて、街乗りにもレジャーにも丁度いいサイズ感が特徴のモデルです。2026年4月には欧州向けの改良モデルが発表され、ハニカムグリルを採用した大胆なフェイスリフトが話題を呼んでいます。ヤリスクロスの最新情報をまとめて紹介します。

トヨタ、欧州でヤリスクロスの改良モデルを公開 デザイン刷新でモダンな装いに

新型ヤリスクロス(欧州仕様)

トヨタ自動車の欧州部門は2026年4月16日、同地域でのベストセラーモデルであるコンパクトSUV「ヤリスクロス」の改良モデル(2026年モデル)を発表しました。ヤリスクロスは2021年の欧州デビュー以来好調な販売を続け、2025年には欧州全体で年間20万台を販売するトヨタ最量販モデルへと成長しています。英国だけでも累計7万6,000台以上が販売されており、今回の改良はその競争力をさらに高めるためのものです。今回の変更は、トヨタの「カイゼン(継続的改善)」の精神に基づいたデザインの刷新(フェイスリフト)が中心となっています。

洗練された新フロントデザイン

新型ヤリスクロス(欧州仕様)

最も大きな変化はフロントマスクです。新たにハニカムメッシュパターンのグリルを採用し、ボディカラーと同色に仕上げることで、クリーンでエレガントな印象を強めています。このデザインはより上位モデルのコロラクロスやRAV4でも採用されている手法で、ファミリー内での統一感も意識されています。プレシャスブロンズのボディカラーでは、六角形が規則正しく並ぶグリルがボンネットからシームレスにつながるかのような一体感を生み出しており、グレーのGR SPORTではよりシャープで引き締まった顔つきになっています。また、フロントバンパーもよりすっきりしたデザインに刷新され、サイドの大型インテークが廃止されてアルミ調のスキッドプレートが設けられています。LEDヘッドランプのデザインも変更され、これまで独立していたデイタイムランニングライトを統合した「ハンマーヘッド」スタイルへと進化しました。左右に鋭く伸びるランプユニットが、フロントマスク全体に水平方向の広がりをもたらし、低重心でワイドな印象を演出しています。

新型ヤリスクロス(欧州仕様)

アルミホイールも新デザインに変更され、Designグレードに17インチ、上位のExcelグレードには18インチが装着されます。ボディカラーには、ブラックルーフとのコントラストが映える「プレシャスブロンズ」と、従来のシルバーに代わる「ペルシアンソルト」の2つの新色が追加されています。プレシャスブロンズはツートーン専用色として、ブラックルーフとのコンビネーションでのみ選択可能です。光の当たり方によって表情が変わる深みのある色合いで、モダンな住宅を背景にしたシーンでも独特の存在感を放っています。

サイド・リアビューの完成度

新型ヤリスクロス(欧州仕様)

サイドビューでは、ブラックのオーバーフェンダーと大径アルミホイールの組み合わせが力強さと都会的な洗練さを両立させています。ボディ側面は先代から大きく変わらないものの、ホイールデザインの刷新により全体の印象はより現代的になっています。リアは横一文字に伸びるテールランプが水平基調のデザインを強調しており、後ろ姿にも抜かりない仕上がりです。GR SPORTはフロントだけでなく、リアまわりも専用バンパーでスポーティなキャラクターを徹底しています。

内装の質感向上とエコ素材の採用

新型ヤリスクロス(欧州仕様)

インテリアは基本レイアウトを踏襲しつつ、細部の質感が大きく引き上げられています。12.3インチのデジタルメータークラスターと10.5インチのインフォテインメントディスプレイは継続採用ですが、ダッシュボードやドアトリムにプラチナカラーの装飾が追加され、洗練された雰囲気を演出しています。Designグレードからはこれまで上位グレード専用だったスポーツシートが標準装備となり、プラチナカラーのインサートと3色コントラストステッチが施されています。また、DesignグレードからアンビエントライトとQiワイヤレス充電器が標準化され、全グレードに電動格納ドアミラーが採用されました。

上位グレードの「Excel」には、植物由来のPVC・廃棄コルク・リサイクルPETを組み合わせた新開発の「SakuraTouch®(サクラタッチ)」を部分的に使用したシートを採用。本革に近い耐久性を維持しながら、製造時の二酸化炭素排出量を本革比で約95%削減するという環境性能も注目点です。Excelグレードにはパワーバックドアとブラインドスポットモニターも標準装備されます。

GR SPORTのコックピットは、スエード調の素材に赤いステッチが随所に施されたスポーツシートが目を引き、ドライビングへの意欲を高める仕上がりです。ステアリングやヘッドレストにはGRロゴが配され、ドアカードとダッシュボードにはガンメタルシルバーのトリムインサートが奢られています。

安全装備の拡充

新型ヤリスクロス(欧州仕様)

標準装備の予防安全システム「Toyota Safety Sense」も機能が拡充されています。Designグレード以上では駐車時支援ブレーキが標準化され、ExcelおよびGR SPORTグレードにはブラインドスポットモニターが追加されました。

走行性能とラインナップ

パワートレインは全グレードでハイブリッドのみの設定となります。最高出力約130psを発揮する「ハイブリッド 130」を全モデルに採用し、フロントホイールドライブ(FWD)とインテリジェント四輪駆動(AWD)のいずれかを選択できます(グレードにより異なる)。なお、GR SPORTはハイブリッド 130+FWD専用の設定です。また、専用のバンパーや再チューニングされたサスペンションを備えたスポーティな「GR SPORT」のほか、よりアウトドア志向の「Trail」グレードの設定も予定されていますが、今回のタイミングでは正式公開には至っていません。グレード体系はIcon・Design・Excel・GR Sportの4段階で構成されています。

欧州での発売時期と日本市場での動向

欧州および英国市場では2026年秋から注文受付が開始される予定です。なお、日本市場向けのヤリスクロスについては、2026年モデルにおいて欧州仕様のような大幅なデザイン変更は行わず、装備変更や機能向上といった軽微なアップデートに留まると一部海外メディアで報じられていますが、日本への正式な導入可否についてトヨタからの公式発表はありません。

欧州で発表された新型ヤリスクロス(欧州仕様)のデザインが、そのまま日本市場へ導入される可能性は、現時点では極めて低いと考えられます。その主な理由は以下の通りです。

  • 日本仕様は現行デザインの継続が報じられている:2026年モデルの日本仕様ヤリスクロスについては、欧州仕様のような大幅な意匠変更は行わず、現行の外観を維持しながら軽微なアップデートに留まると一部海外メディアで報じられています。ただし、トヨタからの公式発表はなく、今後の動向に注目が集まっています。
  • 日本での「一部改良」のタイミング:日本国内では、すでに2026年2月20日に一部改良に関する情報が出ており、その内容は「新色のボディカラー採用」や「装備の充実」といった内容に留まっています。これは、欧州で2026年4月に発表された大幅なフェイスリフトとは別軸の動きです。
  • 欧州市場に特化したモデルチェンジ:欧州トヨタは、今回の新型ヤリスクロスを「ヨーロッパの顧客のライフスタイルのために作られた」「欧州で生産される、欧州でのベストセラーモデル」と位置づけています。今回のデザイン刷新は欧州市場の競争力を高めるための現地最適化という側面が強いと言えます。

まとめ:ハニカムグリルの採用によるフロントデザインの一新と安全装備・内装の充実により、新型(欧州仕様)はコンパクトSUVとしての完成度を一段と高めた仕上がりになっています。日本国内への展開については現時点で公式発表はなく、今後のトヨタの動向が注目されます。

ヤリスクロス一部改良は2026年2月20日 10.5インチディスプレイオーディオ搭載

ヤリスクロスが2026年2月20日に一部改良を実施。ブラックガーニッシュや10.5インチディスプレイオーディオPLUSの搭載が主な変更点です。またGRスポーツは2026年夏頃に改良が予定されています。エクステリアはサイドミラーやシャークフィンアンテナをブラックアウト、インテリアは10.5インチディスプレイオーディオの搭載やZ・GRスポーツグレードへのシートヒーター標準化、GRスポーツにはナノイーX・ステアリングヒーターも標準化されました。ボディカラーには2025年モデルチェンジのRAV4に設定された新色アーバンロックも追加されています。

ヤリスクロスが一部改良で特別仕様車URBANO(ウルバーノ)追加 標準装備も充実し商品力向上

ヤリスクロス特別仕様車URBANOは内外装にブラックを採用することで精悍なイメージに

ヤリスクロスが2025年2月27日に一部改良を実施。Zグレードに特別仕様車URBANO(ウルバーノ)の追加や標準装備の充実化が行われました。特別仕様車Z URBANOではトヨタのエンブレムをはじめ、ドアミラーやアウトサイドドアハンドル、18インチアルミホイールなどをブラック化、インテリアもブラックで統一し精悍なイメージに仕上がっています。パッケージオプションとしてZ URBANOセットも用意されています。

一部改良ではETC2.0、ドアミラーヒーター、ディスプレイオーディオなどを標準化し商品力をアップしています。

ヤリスクロス一部改良後の変更点

  • Z、G、UグレードにETC2.0を標準設定
  • G、U、Xグレードにドアミラーヒーターを標準設定
  • ZグレードにディスプレイオーディオPlusを標準設定
  • Xグレードにディスプレイオーディオを標準設定
2026年ヤリスクロスの販売価格一覧
グレード エンジン 駆動方式 値段
X ガソリン 2WD(FF) 2,046,000円~
4WD 2,277,000円~
G 2WD(FF) 2,172,500円~
4WD 2,403,500円~
Z 2WD(FF) 2,513,500円~
4WD 2,744,500円~
Z Adventure 2WD(FF) 2,629,000円~
4WD 2,860,000円~
Z URBANO 2WD(FF) 2,623,500円~
4WD 2,854,500円~
GR SPORT 2WD(FF) 2,648,800円~
ハイブリッド X ハイブリッド 2WD(FF) 2,433,200円~
4WD 2,664,200円~
ハイブリッド G 2WD(FF) 2,546,500円~
4WD 2,777,500円~
ハイブリッド Z 2WD(FF) 2,887,500円~
4WD 3,118,500円~
ハイブリッド Z Adventure 2WD(FF) 3,003,000円~
4WD 3,234,000円~
ハイブリッド Z URBANO 2WD(FF) 2,997,500円~
4WD 3,228,500円~
ハイブリッド GR SPORT 2WD(FF) 3,031,600円~

ヤリスクロスはヤリスのように全11色のカラフルなボディカラーラインナップ

ヤリスクロスのボディカラーはモノトーンが7色で、グレイッシュブルーやベージュなどアースカラーもラインナップしています。ベーシックなプラチナホワイトパールマイカやブラックマイカ、華やかなセンシュアルレッドマイカなどもあるので、ボディカラーを選ぶ楽しみもあるモデルです。2トーンカラーは4色設定されていますが、中間グレードG・上級グレードZ・Adventure・GR SPORTのガソリン仕様車とハイブリッド仕様車のみ選択可能です。

ヤリスクロスのボディカラー一覧

  • プラチナホワイトパールマイカ(33,000円高)
  • シルバーメタリック
  • マッシブグレー
  • ブラックマイカ
  • センシュアルレッドマイカ(33,000円高)
  • ベージュ
  • グレイッシュブルー
  • ブラックマイカ×マッシブグレー(55,000円高)
  • ブラックマイカ×プラチナホワイトパールマイカ(77,000円高)
  • ブラックマイカ×センシュアルレッドマイカ(77,000円高)
  • ブラックマイカ×ベージュ(55,000円高)
  • プラチナホワイトパールマイカ(33,000円高)
  • シルバーメタリック
  • マッシブグレー
  • ブラックマイカ
  • センシュアルレッドマイカ(33,000円高)
  • ベージュ
  • グレイッシュブルー
  • ブラックマイカ×マッシブグレー(55,000円高)
  • ブラックマイカ×プラチナホワイトパールマイカ(77,000円高)
  • ブラックマイカ×センシュアルレッドマイカ(77,000円高)
  • ブラックマイカ×ベージュ(55,000円高)

ヤリスクロスの一部改良は2024年1月17日 ソフトアームレストやマッシブグレー追加

  • フロントグリルがメッシュ調から横基調に変更
  • ヤリスクロスのカーキインテリア ソフトアームレストも追加され利便性向上
  • コックピットの液晶メーターは7インチに拡大

ヤリスクロスが2024年1月17日に一部改良を実施しました。エクステリアの変更点はメッシュ調フロントグリルから横基調フロントグリルに変更され、SUVらしく力強いイメージに刷新されています。新規ボディカラーにマッシブグレーも追加されています。

インテリアの変更点は加飾のカラーをガンメタリックに変更し、最新のディスプレイオーディオを標準装備。メーター液晶部分を7インチに拡大し、待望のコンソールボックス付フロントソフトアームレストを追加して快適性も向上しています。

2024年ヤリスクロス一部改良の変更点

  • アッパーグリルパターンの変更(GR SPORTを除く全グレード)
  • コンソールボックス付フロントソフトアームレスト追加(X、Uを除く全グレード)
  • 7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ標準装備(Uを除く全グレード)
  • 最新のディスプレイオーディオ標準装備(Z、G、Uグレード)
  • ボディカラーにマッシブグレー追加
  • 一部インテリア加飾をガンメタリックに変更(Z、Gグレード)
  • プリクラッシュセーフティの検出範囲拡大

安全装備のトヨタセーフティセンスは検知範囲を拡大し、交差点での出会い頭や自動二輪車も検知可能になっています。

ヤリスクロスをベースにしたレクサスLBXを2023年6月5日に発表

LBXはレクサス初のBセグSUVで専用開発したGA-Bプラットフォーム採用

LBX正式発表前に公表したティザーイメージ

レクサスが「LBX」という車名を商標登録申請。このLBXがヤリスクロスのレクサス版と言えるモデルです。2023年6月5日には欧州市場でLBXを世界初公開し、同時に日本市場のニュースリリースでも公表されました。日本発売は2023年11月9日です。

パワートレインにはヤリスクロスと同じ1.5L直列3気筒のガソリンモデルと、1.5L直列3気筒エンジン+モーターのハイブリッドモデルをラインナップ。LBXのボディサイズはヤリスクロスより少し大型化しています。

レクサスLBXのボディサイズ
全長 4,190mm
全幅 1,825mm
全高 1,560mm
ホイールベース 2,580mm

レクサスラインナップのヒエラルキーを超えるモデルとのことで、車両を自分好みにカスタマイズできるビスポークビルドをレクサスで初導入。グレード体系をCOOL・RELAX・ELEGANT・ACTIVE・URBANの5つのテーマで展開するなど、今までにないレクサスを体現するモデルです。

インドネシア市場で新型ヤリスクロスを世界初公開 日本版とは違うミニRAV4顔に

ミニRAV4のようなエクステリアが特徴のインドネシア版ヤリスクロス

ヤリスクロスのインドネシアモデルを2023年5月15日にワールドプレミア。日本市場で販売するヤリスクロスとは異なる力強さを感じる精悍なフロントマスクが特徴で、ライズやRAV4にも似たトヨタSUVとしての統一感のある外観に仕上がっています。

インドネシア版ヤリスクロスのボディサイズは日本版よりホイールベースが60mm、全長が130mm大きくなっています。全長4,310mm、全幅1,770mm、全高1,615mm、ホイールベース2,620mmと、車内の居住性も向上しています。パワートレインは1.5L直列4気筒ガソリンエンジンと、モーターをプラスしたハイブリッドシステムの2種類を設定しています。

ヤリスクロスが2022年7月19日に一部改良とGR SPORTとZ”Adventure”を設定発表

トヨタは2022年7月19日に、ヤリスクロスの一部改良とGR SPORTとZ”Adventure”を新設定し、2022年8月8日から発売しました。

一部改良したヤリスクロス

一部改良の中身は、ドライブレコーダー付自動防眩インナーミラーを全グレードでオプション選択できるようになったほか、Zグレードにブラックの内装色を選択できるオプションが追加されました。

新グレードのZアドベンチャーは、フロントとリヤに専用バンパーを特別装備し、ルーフレールを標準装備することでアウトドアにもマッチするアクティブなグレードに仕上がっています。

ヤリスクロス Zアドベンチャーの装備

  • フロント・リヤ専用バンパー
  • シルバールーフレール
  • 専用シート表皮(合皮サドルタン×ファブリックブラック)

ヤリスクロスGR SPORTでは、剛性アップパーツのほかに、専用ホイール・シート・新型サスペンション・電動パワーステアリング制御などに改良が加えられ、GR版ヤリスクロスとして大きく強化されています。

ヤリスクロス GR SPORTの装備

  • フロア下・ロアバックにブレース追加
  • 専用サスペンション
  • 電動パワーステアリング制御
  • スポーツタイヤ FALKEN FK510 SUV装着
  • ドライブシャフトのねじれ剛性強化
  • フォグベゼル・リアディフューザー専用意匠
  • GR SPORT専用エンブレム
  • 専用シート表皮(エアヌバック+合成皮革)
  • 専用インテリア ダークメタリック加飾

スポーティな乗り味を好むか、アクティブなドライブを好むか、用途により性格の異なる仕様を選べることで、ヤリスクロスのグレード選択がより楽しくなりました。

ヤリスクロスが一部改良のため2022年2月で受注停止し改良モデルで受注再開

ヤリスクロスが2022年8月頃に一部改良を実施するため、ハイブリッドモデルが2022年2月に、ガソリンモデルが2022年3月に受注を停止。改良後のモデルで受注を再開しています。ボディカラーの整理や新グレードのGRスポーツ・Zアドベンチャー(Z Adventure)を追加し、ステアリングヒーターなどを標準装備して商品力を強化しています。

ヤリスクロス アドベンチャーを欧州市場で発表 日本にも導入して欲しいタフギア仕様

タフギア感が増したヤリスクロスアドベンチャー

ヤリスクロスにワイルドなグレードのアドベンチャーが欧州市場で発表されました。2021年9月発売で、フロントとリヤのロアバンパーをシルバーパーツに変更し、18インチのブラックホイールで足元を引き締めています。日本市場への導入については言及されていませんが、RAV4にもアドベンチャーグレードが設定されていることを考えると、将来的なフルモデルチェンジのタイミングでの追加に期待したいところです。

ヤリスクロスのエクステリアは「頑強さ」をコンセプトにした力強いスタイル

コンセプト通りの「頑強さ」を感じる迫力あるエクステリア

新型ヤリスクロスは走る楽しさやクラスレスの高い質感を基に開発された新しいクロスオーバーSUVです。そのエクステリアデザインにはロバスト(頑強さ)があり、シンプルながら逞しいスタイリングが特徴です。開発はTNGAのGA-Bプラットフォームを採用し、新型ヤリスとベースを共有しながらも独自の迫力を持っています。サイズ感はトヨタのリッターカーであるライズより大きく、GA-Cプラットフォームを採用するC-HRよりコンパクトな「ちょうどいいサイズのSUV」に位置づけられています。

ヘッドライトは上部にありますが、デイタイムライトやウインカーはサイドが光る仕様になっています。ボディ全体がスクエアなため実際のサイズより大きく迫力のあるルックスに見えるのも特徴のひとつです。

ヤリスクロスのスペック
ガソリンモデル ハイブリッドモデル
全長 4,180mm
全幅 1,765mm
全高 1,560mm
ホイールベース 2,560mm
最低地上高 170mm
車両重量 1,110kg~ 1,160kg~
最小回転半径 5.3m
乗車定員 5名
駆動方式 2WD(FF)/4WD(E-Four)
総排気量 1.490L
最高出力 88kW(120ps)6600rpm 67kW(91ps)5500rpm
最大トルク 145Nm(14.8kgm)4800-5200rpm 120Nm(12.2kgm)3800-4800rpm
ハイブリッドシステム最高出力 85kW(116ps)
WLTCモード燃費 FF:17.6km/L~
4WD:17.4km/L~
FF:25.0km/L~
E-Four:26.0km/L~

パワートレインはヤリスと同じく、ガソリンモデルは直列3気筒1.5L直噴エンジンとダイレクトシフトCVTを採用し、最高出力120ps・最大トルク145Nmを発揮します。ハイブリッドモデルは直列3気筒1.5L直噴エンジンとモーターの組み合わせで、最高出力116ps・最大トルク120Nmを発揮します。

ヤリスクロスのグレードは「X」「G」「Z」「GR SPORT」の4種類を設定

ヤリスクロスのグレードはベースグレードのX、中間グレードのG、上級グレードのZ、スポーツグレードのGR SPORTの4種類を設定。ハイブリッドモデルのグレードも同様で、ZにはAdventure(アドベンチャー)を設定しています。全グレードにディスプレイオーディオが標準装備され、グレードにより画面サイズが異なります。また、ヤリスにはない電動パーキングブレーキとブレーキホールドがヤリスクロスでは全グレードに標準装備されており、上級グレードにはアダプティブハイビームシステム(AHS)も標準装備されます。

ヤリスクロス Xグレードの主要装備

  • ハロゲンヘッドライト
  • 16インチホイール
  • ウレタンステアリングホイール
  • チルト&テレスコピックステアリング
  • スマートエントリー+プッシュスタート
  • 電動パーキングブレーキ
  • ブレーキホールド
  • 4.2インチマルチインフォメーションディスプレイ
  • タコメーター
  • ヒルスタートアシストコントロール
  • ヘッドレスト一体型シート
  • 6:4分割可倒リアシート
  • 7インチディスプレイオーディオ
  • 車載DCM

ヤリスクロス Gグレードの主要装備

  • 16インチアルミホイール
  • 8インチディスプレイオーディオ
  • バックガイドモニター
  • スーパーUVカットガラス
  • 本革巻きステアリングホイール
  • 本革巻きシフトノブ
  • 4:2:4分割可倒リアシート
  • リアセンターアームレスト
  • インテリア加飾
  • USBソケット
  • 6スピーカー

ヤリスクロス Zグレードの主要装備

  • 18インチアルミホイール
  • LEDヘッドランプ+リヤコンビネーションランプ
  • ピアノブラックグリル
  • ピアノブラックドアグリップ
  • 運転席6WAYパワーシート
  • 運転席+助手席シートヒーター

ヤリスクロスのインテリアは3種類でヤリスに似た内装が特徴

ヤリスクロスはX・G・Zのグレードごとにインテリアが異なっていますが、ガソリンモデルとハイブリッドモデルの違いはセンターメーター・空調ガーニッシュ・走行モードなど一部にとどまり、大きな差異はありません。ヤリスとヤリスクロスの主な違いはセンターメーターで、その他の部分はほぼ共通化しています。

ヤリスクロスXグレードの内装

ヤリスクロスのXグレードの内装はブラックで、シートのヘッドレストが一体化しているのが特徴です。シート素材はファブリックで、座り心地の良いベーシックなデザインを採用しています。Xグレードのガソリンモデルのエアコンはマニュアルのダイヤル式ですが、ハイブリッドモデルはオートエアコンを採用しています。

ヤリスクロスGグレードの内装

Gグレードもブラックの内装で、Xグレードとの最大の違いはヘッドレストが分離していること。シート素材も上級ファブリックにアップグレードされ、エアコンはオートになるなど全体的な質感も向上しています。

ヤリスクロスZグレードの内装

Zグレードになると一気にラグジュアリー感が増し、シートやパネル類にブラウンを採用しています。シート素材も合皮とファブリックのコンビシートになり、見た目も上質な雰囲気に。トヨタ紡織が新開発した運転席6WAYパワーシートや運転席・助手席シートヒーターも標準装備されています。

ヤリスクロスは収納も豊富でラゲッジも広々

4:2:4分割可倒式のリヤシートで長尺物も載せられる

ヤリスクロスのユーティリティで最も注目したいのが、4:2:4分割可倒式のリヤシートです。真ん中部分を倒すとスキーやスノーボードなども楽に積める便利な仕様になっています。

ラゲッジの積載量はコンパクトクラストップレベルの390Lを確保

ラゲッジ容量は最大390Lで、同クラスのなかでもトップクラスの収納力を持っています。ゴルフバッグや自転車も積むことができ、レジャーでも大活躍します。

使い勝手の良い収納スペースが豊富なのもヤリスクロスの特徴

カップホルダーやグローブボックスなど基本的な収納のほか、靴なども収納できる助手席アンダートレイやカップホルダー付きリヤセンターアームレストなど、便利な収納も充実しています。

ヤリスクロスの収納一覧

  • 助手席グローブボックス
  • センターオープントレイ
  • フロントコンソールボックス
  • フロントカップホルダー
  • 充電用・通信用USB端子
  • フロント/リヤドアポケットとドリンクホルダー
  • 助手席シートバックポケット
  • リヤセンターアームレスト
  • リヤコンソールボックス
  • 助手席シートアンダートレイ

ヤリスクロスのライバル(競合車種)はホンダのヴェゼルや日産キックス、スバルのクロストレック

ヤリスクロスはコストパフォーマンスの高いガソリンモデルと燃費性能の良いハイブリッドモデルの両方をラインナップしています。ライバルはホンダヴェゼルや日産キックス、走行・安全性能の評価が高いスバルのクロストレックなどが挙げられます。

ホンダが販売するヴェゼルはコンパクトSUVの代表的なモデル

ホンダのヴェゼルは初代モデルがコンパクトSUV年間販売台数No.1を獲得するなど、代表的なモデルとして評価されています。2021年のモデルチェンジではボディ同色グリルをいち早く採用するなど革新的なモデルとして販売。ボディサイズやパッケージングもヤリスクロスと似ているため、競合車種として比較検討するユーザーも多いです。

日産キックスは100%モーター走行を実現するe-POWER専用モデル

  • e-POWER専用モデルとして登場したクロスオーバーSUVのキックス
  • 日産キックスのエクステリア

日産が販売するキックスはエンジンを発電専用にして100%モーター走行のe-POWERをパワートレインとするモデルです。1ペダル走行など、純ガソリンエンジンやヤリスクロスが搭載するTHS2のハイブリッドシステムとは一味違うドライブフィールを楽しめます。e-POWERモデルのみのラインナップとなるため、ヤリスクロスより販売価格は割高になります。

スバルのクロストレックはファイブスター賞を受賞するなど安全面でも高い評価

スバルのクロストレックは2023年度のファイブスター賞を受賞した安全評価の高いコンパクトSUVです。駆動方式はFF(2WD)のほかスバル伝統の常時4WD駆動のAWDモデルも設定されています。2024年にはスバルが開発した水平対向ストロングハイブリッドS:HEVモデルの販売を開始し、燃費性能もヤリスクロスに迫るレベルに達しています。

クルーズコントロールは全車速対応 ヤリスクロスは運転支援や安全装備も充実

ヤリスクロスのトヨタセーフティセンスには全車速追従機能付きのレーダークルーズコントロールを採用しています。レーントレーシングアシストも標準装備されており、高速巡航時の疲労を軽減します。誤発進抑制のためのインテリジェントクリアランスソナーや、昼・夜の歩行者・自転車に対応したプリクラッシュセーフティもあるため、安心してドライブを楽しめます。

ヤリスクロスのトヨタセーフティセンスの内容

  • 昼・夜歩行者・昼自転車対応プリクラッシュセーフティ
  • レーントレーシングアシスト(LTA)
  • 全車速追従レーダークルーズコントロール
  • アダプティブハイビームシステム(Zグレードのみ)
  • ロードサインアシスト
  • インテリジェントクリアランスソナー
  • ブラインドスポットモニター(オプション)
  • セカンダリーコリジョンブレーキ

ヤリスクロスのモデルチェンジ遍歴

ヤリスクロスはトヨタのBセグメントの小型クロスオーバーSUVです。ヤリスと比較するとボディサイズも大きく、後部座席の居住性を重視されています。第90回ジュネーブモーターショーでのワールドプレミアが中止となったためオンラインでお披露目され、本来は欧州向けに開発されたモデルでしたが、当時のトヨタ社長の「なぜ発売しないの?」という言葉がきっかけで日本市場への発売が決まったというエピソードもあります。

ヤリスクロス XP210型/2020年~

2020年8月、「気になったら、全部やる。」をキャッチフレーズに掲げ、ヤリスクロスが誕生しました。ガソリン車「X」「G」「Z」、ハイブリッド車「HYBRID X」「HYBRID G」「HYBRID Z」の各3グレードが用意されました。2022年7月に一部改良を実施し、「GR SPORT」「Z”Adventure”」がガソリン・ハイブリッド両方に追加されました。

ヤリスクロスのモデルチェンジ遍歴
ヤリスクロスのモデル 販売年表
XP210型 2020年~