WRX S4の維持費

WRX S4の年間維持費はいくら?グレード別の内訳を徹底比較

WRX S4の維持費はグレードでどう違う?ハイオク指定の燃料代、シンメトリカルAWDのタイヤ交換、車検や任意保険の内訳に加え、中古VA型を選ぶときの注意点と向き不向きまで解説します。

スバルのスポーツセダン「WRX S4」の年間維持費をグレード別に求めて徹底比較

アイサイトを全車に標準装備するなど安全性能も魅力的な、スバルの高級スポーツセダン「WRX S4」(VA型・初代モデル)の年間維持費をグレード別に求めて徹底比較します。

動力性能と環境性能を高水準で両立する2.0L直噴ターボエンジンに、ダイレクトな操作性を特徴とするスポーツリニアトロニックを組み合わせる「WRX S4」は、世界的に評価の高いスポーツセダンです。WRX S4への乗り換えを検討している方、または維持費の見通しを立てたい方に向けて、燃料代・自動車税・車検代・任意保険料・諸経費を内訳とする年間維持費の概算値をグレード別に解説します。

WRX S4の主要諸元とグレード別の標準装備の違い

WRX S4はスバル伝統の水平対向エンジン(ボクサーエンジン)を搭載するスポーツセダン

WRX S4(VA型)が採用する「水平対向4気筒 2.0L DOHC 16バルブ デュアルAVCS 直噴ターボエンジン(FA20型)」は、左右に配置するピストンを水平方向に動かすSUBARU BOXERに、バルブタイミングを最適化する直噴システムを組み合わせ、動力性能と環境性能を両立しています。間近で見ると、ワイドなフェンダーと低いルーフがつくる踏ん張り感が強く、数字以上に塊感のあるスタンスが伝わってきます。

変速機として採用する「スポーツリニアトロニック」は、優れた応答性とストレスの少ない変速性を特徴とし、MT車のようなスポーティでダイレクトな操作感をドライバーに与えます。

WRX S4(VA型)の主要諸元
グレード 2.0GT EyeSight 2.0GT‐S EyeSight STI Sport EyeSight
変速機 スポーツリニアトロニック
駆動 AWD(常時全輪駆動)
全長 4,595mm
全幅 1,795mm
全高 1,475mm
ホイールベース 2,650mm
最小回転半径 5.5m 5.6m
燃費(JC08モード) 13.2km/L 12.4km/L
燃料 無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)
乗車定員 5名
車両重量 1,540kg
エンジン FA20 水平対向4気筒 2.0L DOHC
16バルブ デュアルAVCS 直噴ターボ
総排気量 1.998L
最高出力 221kW/5,600rpm
最大トルク 400Nm/2,000-4,800rpm
車両価格(税込) 3,369,600円 3,736,800円 4,093,200円
タイヤサイズ 225/45R18 245/40R18

WRX S4(VA型)は、「2.0GT EyeSight」「2.0GT‐S EyeSight」「STI Sport EyeSight」の3グレード構成です。

ベースグレード「2.0GT EyeSight」は、ガンメタリック塗装アルミホイール・LEDハイ&ロービームランプ・本革巻ステアリングホイール・アルミパッド付スポーツペダルなど、高級スポーツセダンにふさわしい装備を標準で備えます。

上級グレード「2.0GT‐S EyeSight」は、フロント倒立式のビルシュタイン製ダンパーとアイサイトセイフティプラスを追加装備し、スポーティさと安全性能をさらに強化しています。メーカーオプションで大型リヤスポイラーも設定できます。

最上級グレード「STI Sport EyeSight」は、ボルドーブラックをあしらったRECAROフロントシートや本革巻シフトレバー、STIエンブレム付サイドガーニッシュ・STI Sportフロントグリルといった専用パーツで特別感を演出します。手を触れると、RECAROシートのホールド感や本革ステアリングの握りの質感に、価格差に見合う作り込みを感じられます。

WRX S4の年間維持費の概算値は「2.0GT EyeSight」が約60.1万円・「2.0GT‐S EyeSight」「STI Sport EyeSight」が約64.0万円

燃料代や自動車税などを内訳として概算したWRX S4の年間維持費は、ベースグレード「2.0GT EyeSight」が600,703円(608,570円)、上級モデル「2.0GT‐S EyeSight」「STI Sport EyeSight」が640,403円(648,270円)となりました(括弧内は継続車検時)。

「2.0GT‐S EyeSight」と「STI Sport EyeSight」は車両重量・カタログ燃費・総排気量・タイヤサイズが同一のため、燃料代や諸経費も同額で計算しています。ベースグレードの「2.0GT EyeSight」は燃費が良く燃料代を抑えられる一方、上級グレードはタイヤ幅が20mm大きくなるため新品タイヤの購入費が高くなります。

WRX S4のグレード別 年間維持費(概算値)の比較表
グレード 2.0GT EyeSight 2.0GT‐S EyeSight STI Sport EyeSight
自動車税 39,500円 39,500円 39,500円
燃料代 169,740円 181,440円 181,440円
駐車場代 120,000円 120,000円 120,000円
車検代 38,163円(46,030円) 38,163円(46,030円) 38,163円(46,030円)
任意保険料 92,300円 92,300円 92,300円
諸経費 141,000円 169,000円 169,000円
合計金額 600,703円(608,570円) 640,403円(648,270円) 640,403円(648,270円)

():継続車検時 ※ハイオクガソリン価格は全国平均180円/L(資源エネルギー庁調査)をもとに算出

合計額のうち最も大きい割合を占めるのは、ハイオク指定による燃料代と、スポーツタイヤ中心の諸経費です。逆にいえば、走行距離やタイヤ選び、駐車場の条件によって総額は上下します。各項目の前提を確認しながら、ご自身の使い方に置き換えて見ていきましょう。

総排気量1.998Lのエンジンを搭載するWRX S4の自動車税は39,500円

毎年5月末までに支払い義務が生じる自動車税は、普通車の場合、搭載エンジンの総排気量に応じた税額が課されます。WRX S4が搭載する水平対向4気筒直噴ターボエンジンの総排気量は1.998Lです。税区分「1.5L超〜2.0L以下」が適用され、2019年10月以前に初回新規登録を受けた車両の自動車税は39,500円です。2019年10月以降に登録された車両であれば36,000円に下がります。なお、WRX S4はハイオク仕様のガソリン車のため、ハイブリッド車と異なり登録から13年を超えると重課の対象となり、税額は45,400円に上がります。初期のVA型はこの時期に近づいているため、中古で長く乗る場合は念頭に置いておきましょう。

2019年10月以前に初回新規登録を受けた場合の自動車税
車の分類 総排気量 税額 税額(13年超)
自家用車 1.0L以下 29,500円 33,900円
1.0L超〜1.5L以下 34,500円 39,600円
1.5L超〜2.0L以下 39,500円 45,400円
2.0L超〜2.5L以下 45,000円 51,700円
2.5L超〜3.0L以下 51,000円 58,600円
3.0L超〜3.5L以下 58,000円 66,700円
3.5L超〜4.0L以下 66,500円 76,400円
4.0L超〜4.5L以下 76,500円 87,900円
4.5L超〜6.0L以下 88,000円 101,200円
6.0L超〜 111,000円 127,600円
2019年10月以降に初回新規登録を受けた場合の自動車税
車の分類 総排気量 税額
自家用車 1.0L以下 25,000円
1.0L超〜1.5L以下 30,500円
1.5L超〜2.0L以下 36,000円
2.0L超〜2.5L以下 43,500円
2.5L超〜3.0L以下 50,000円
3.0L超〜3.5L以下 57,000円
3.5L超〜4.0L以下 65,500円
4.0L超〜4.5L以下 75,500円
4.5L超〜6.0L以下 87,000円
6.0L超〜 110,000円

※エコカー減税が適用される車であれば翌年度分については税が優遇されます。
※年度の途中に新規登録した場合には、新規登録した翌月から翌年3月までの月割り分を支払います。

年間走行距離1万kmを想定した場合の燃料代は「2.0GT EyeSight」が約17.0万円・「2.0GT‐S EyeSight」「STI Sport EyeSight」が約18.1万円

WRX S4の1年間の燃料代は、「燃費」「年間走行距離」「燃料価格」の3項目から概算できます。ここでは下記のモデルケースをもとに年間走行距離を10,000kmと設定します。

年間走行距離の目安

  • 通勤・通学(往復30km×120日=3,600km)
  • 週1度のお買い物(往復30km×52週=1,560km)
  • 月1度のレジャー(往復400km×12回=4,800km)
  • 合計:3,600km+1,560km+4,800km=9,960km → 端数切り上げ10,000km

年間走行距離(10,000km)をWRX S4の実燃費で割り、ハイオク価格を掛け合わせれば年間燃料代を算出できます。ハイオク価格は資源エネルギー庁が公表する全国平均の180円/Lを用いています。WRX S4はプレミアムガソリン(ハイオク)指定で、レギュラーより1Lあたり約10円高いため、同じ走行距離でもレギュラー車より燃料代の比重は大きくなります。レギュラーを入れるとノッキングや出力低下を招き、エンジン保護の面でも推奨されません。

年間燃料代の算出(ハイオク180円/L使用)

  • 年間燃料消費量
    「2.0GT EyeSight」:10,000km ÷ 10.6km/L=943L
    「2.0GT‐S EyeSight」「STI Sport EyeSight」:10,000km ÷ 9.92km/L=1,008L
  • 1年間にかかる燃料代
    「2.0GT EyeSight」:943L × 180円/L = 169,740円
    「2.0GT‐S EyeSight」「STI Sport EyeSight」:1,008L × 180円/L = 181,440円

※JC08モードのカタログ燃費の8割を実燃費として計算。「2.0GT EyeSight」:13.2km/L×0.8=10.6km/L、「2.0GT‐S EyeSight」「STI Sport EyeSight」:12.4km/L×0.8=9.92km/L
※ハイオク価格は資源エネルギー庁公表の全国平均を参考に180円/Lとして計算。実際の価格は時期・地域により異なります。

年間駐車場代12万円の想定〜月極駐車場1万円のオーナーをモデルケースに設定

WRX S4を保管するために月極駐車場を全国相場の1万円で借りているオーナーを想定し、年間駐車場代は12万円として計算します。実際の駐車場代は居住地域によって大きく異なるため、実費をもとに下記の都市別相場を参考に再計算することをおすすめします。都市部では月3万円前後になることもあり、年間維持費を最も大きく動かす項目になります。

全国主要都市の月極駐車場の相場

  • 東京(23区)の相場:30,000円
  • 大阪市の相場:25,000円
  • 横浜市の相場:17,000円
  • 名古屋市の相場:11,000円
  • 福岡市の相場:11,000円
  • 札幌市の相場:10,000円
  • 全国の相場:10,000円

※自宅などに駐車スペースを用意している方は、駐車場代は無料となります。

WRX S4を購入した場合〜初回車検は年換算で約3.8万円・継続車検は約4.6万円

車検代は、支払額が法律で定められた法定費用(自賠責保険料・重量税・印紙代)と、依頼先によって変動する代行手数料・整備費用で構成されます。

WRX S4車検の法定費用
  WRX S4
車検の有効期間 3年(初回) 2年(継続)
自賠責保険料 24,190円 18,160円
重量税 49,200円 32,800円
印紙代 1,100円 1,100円
合計 74,490円 52,060円

法定費用の合計額に代行手数料・整備費用(4万円と想定)を加算した車検代の概算値は以下のとおりです。エンジンなど内部ユニットに大きな故障がないケースを前提としています。

  WRX S4
車検の有効期間 3年(初回) 2年(継続)
法定費用 74,490円 52,060円
代行手数料・整備費用 40,000円 40,000円
合計 114,490円 92,060円
年換算 38,163円 46,030円

※自賠責保険料は2023年4月1日以降の料率を使用。初回(37ヵ月):24,190円、継続(25ヵ月):18,160円。

WRX S4の自賠責保険料について

公道を走行する車両には、人身事故の被害者救済のために自賠責保険への加入が法律で義務付けられています。WRX S4を新車購入した場合の初回分の自賠責保険は37ヵ月加入、継続車検時は25ヵ月加入となります。

2023年4月1日以降の自賠責保険料(普通自動車)
車種普通自動車 保険期間
37ヵ月 36ヵ月 25ヵ月 24ヵ月 13ヵ月 12ヵ月 1ヵ月
24,190円 23,690円 18,160円 17,650円 12,010円 11,500円 5,740円

※新車購入時は37ヵ月加入。継続審査時は25ヵ月加入。※離島・沖縄は除く。

WRX S4を購入した場合〜初回分の重量税は49,200円・継続審査時は32,800円

普通車の重量税は車両重量500kgごとに税額が加算される仕組みで、新車登録時または継続審査時に車検有効期間分を一括納付します。車両重量1,540kgのWRX S4には「2,000kg以下」の税区分が適用され、初回(3年分)は49,200円、継続(2年分)は32,800円です。ハイオクのスポーツモデルはエコカー減税の対象外のため、減税後の本則税率ではなく減税無しの税額が適用されます。

自動車重量税 車検の有効期間(3年)
エコカー外 エコカー
車両重量/税率 減税無し 本則税率 25%減税 50%減税
〜500kg以下 12,300円 7,500円 5,600円 3,700円
〜1,000kg以下 24,600円 15,000円 11,200円 7,500円
〜1,500kg以下 36,900円 22,500円 16,800円 11,200円
〜2,000kg以下 49,200円 30,000円 22,500円 15,000円
〜2,500kg以下 61,500円 37,500円 28,100円 18,700円
〜3,000kg以下 73,800円 45,000円 33,700円 22,500円
自動車重量税 車検の有効期間(2年)
エコカー外 エコカー
車両重量/税率 減税無し 本則税率 25%減税 50%減税
〜500kg以下 8,200円 5,000円 3,700円 2,500円
〜1,000kg以下 16,400円 10,000円 7,500円 5,000円
〜1,500kg以下 24,600円 15,000円 11,200円 7,500円
〜2,000kg以下 32,800円 20,000円 15,000円 10,000円
〜2,500kg以下 41,000円 25,000円 18,700円 12,500円
〜3,000kg以下 49,200円 30,000円 22,500円 15,000円

※登録から13年・18年が経過すると重量税が加算されます。
※エコカー減免制度が適用される車は税額が免除または一定割合減免されます。

WRX S4の車検を指定工場に依頼した場合にかかる印紙代は1,100円

「自動車検査登録印紙(印紙代)」には、車検の適合性を公的機関に認定してもらう際にかかる手数料が含まれます。保安基準適合証を独自に交付できる指定工場に依頼した場合は、車種を問わず一律1,100円です。

指定工場 1,100円(一律)
認定工場 軽自動車:1,400円
5ナンバー:1,700円
3ナンバー:1,800円

車両保険あり・対人賠償無制限などの条件設定で見積もられる「WRX S4」の任意保険料は9.2万円

任意保険は、自賠責保険では対象外となる物損事故や、自賠責の上限を超える賠償が発生する事故に備えるため、ほとんどのドライバーが加入します。保険料は加入者の等級・加入特約・当該車両の事故率(型式別料率クラス)などによって変動します。WRX S4のような高出力のスポーツモデルは料率クラスが高めに設定される傾向があり、同排気量の実用車より保険料が割高になりやすい点は押さえておきましょう。

以下の条件でWRX S4の任意保険料を試算しています。

  • 年齢30歳以上
  • 年間走行距離11,000km以下
  • 対人賠償は無制限
  • 対物賠償は無制限
  • 14等級
  • ゴールド免許保有

WRX S4の任意保険の見積り額

  • 92,300円(35,500円)

※()内の数値は車両保険なしの金額
※実費に近い額を確認したい方はご自身の条件設定に合わせて再計算することをおすすめします。

エンジンオイル交換代などを内訳とする諸経費は「2.0GT EyeSight」が14.1万円・「2.0GT‐S EyeSight」「STI Sport EyeSight」が16.9万円

新品タイヤの購入費とエンジンオイル・エレメント交換代を内訳とする諸経費は、ベースグレード「2.0GT EyeSight」が141,000円、「2.0GT‐S EyeSight」「STI Sport EyeSight」は169,000円となりました。エアコンフィルターやバッテリー交換が必要な場合は、その費用を加算するとより精度の高い概算値が得られます。

WRX S4 グレード別の諸経費
  2.0GT EyeSight 2.0GT‐S EyeSight STI Sport EyeSight
タイヤ購入代 127,500円 155,500円 155,500円
オイル・エレメント交換代 13,500円 13,500円 13,500円
合計 141,000円 169,000円 169,000円
新品タイヤの購入費用は1年換算で「2.0GT EyeSight」が12.8万円・「2.0GT‐S EyeSight」「STI Sport EyeSight」が15.6万円

アクティブ・トルク・ベクタリングやマルチモードVDCなどの安全システムを正しく機能させるためには、タイヤを定期的に新品へ交換する必要があります。高性能エンジンを搭載するWRX S4のような車両はタイヤへの負荷が大きいため、交換サイクルは2年を目安に設定しています。

あわせて知っておきたいのが、シンメトリカルAWDのタイヤ管理です。常時全輪駆動のWRX S4は前後輪の外径差に敏感で、1本だけや前後2本だけの交換は避け、4本まとめて同じ銘柄・同じ摩耗状態に揃えるのが基本です。摩耗差が大きいままだとセンターデフやトランスファーに負担がかかり、駆動系トラブルの原因になります。交換時の出費がまとまりやすいぶん、定期的なローテーションで4本を均等に減らしておくと、結果的に交換サイクルを延ばせます。

また、シンメトリカルAWDを採用するWRX S4は冬季の走行機会も多い車両です。スタッドレスタイヤも購入するオーナーを想定して諸経費を算出しています。

サマータイヤはヨコハマ「ADVAN Sport V105」、スタッドレスタイヤはブリヂストン「BLIZZAK VRX2」を選択した場合の安値相場をもとに計算しています。

「2.0GT EyeSight」の新品タイヤ購入費用255,000円の内訳(225/45R18)

  • ADVAN Sport V105(4本セット安値相場):115,000円
  • BLIZZAK VRX2(4本セット安値相場):140,000円
  • 合計:255,000円 年換算:127,500円

「2.0GT‐S EyeSight」「STI Sport EyeSight」の新品タイヤ購入費用311,000円の内訳(245/40R18)

  • ADVAN Sport V105(4本セット安値相場):133,000円
  • BLIZZAK VRX2(4本セット安値相場):178,000円
  • 合計:311,000円 年換算:155,500円
  2.0GT EyeSight 2.0GT‐S EyeSight STI Sport EyeSight
タイヤサイズ 225/45R18 245/40R18 245/40R18
サマータイヤ 115,000円 133,000円 133,000円
スタッドレス 140,000円 178,000円 178,000円
合計 255,000円 311,000円 311,000円
年換算 127,500円 155,500円 155,500円
WRX S4が搭載するSUBARU BOXERの状態を維持するのに必要なエンジンオイル・エレメント交換代は年間13,500円

「FA20 水平対向4気筒 2.0L DOHC 16バルブ デュアルAVCS 直噴ターボエンジン」のコンディションを維持するためには、エンジンオイルの定期交換が欠かせません。ターボ車は熱負荷が高いため、最低でも年2回の交換が推奨されます。エレメント(オイルフィルター)は年1回の交換がメーカー推奨サイクルです。さらに、400Nmの大トルクを受け止めるスポーツリニアトロニックはフルードの劣化が走りに影響しやすく、中古車では変速のもたつきや加速時の異音がないかを試乗で確かめ、フルードの交換履歴を整備記録簿で確認しておくと安心です。

WRX S4のオイル・エレメント交換費用13,500円の内訳

  • オイル交換(年2回):5,000円×2=10,000円
  • エレメント交換(年1回):2,000円
  • 作業工賃:500円×3回=1,500円
  • 合計金額:13,500円

※オイル・エレメント交換費用はディーラーや整備工場によって異なりますが、平均的な金額を参考に設定。
※工賃は1作業あたり500円で計算。

WRX S4の維持費を抑えるための実践的なポイント

WRX S4の年間維持費をできるだけ抑えるためには、以下のポイントが参考になります。まず任意保険は複数の保険会社の見積もりを比較することで、数万円単位のコスト削減につながる場合があります。タイヤはネット購入と持ち込み交換を組み合わせると、取付工賃を除いた本体費用を抑えられます。エンジンオイルはディーラーとカー用品店・ガソリンスタンドで料金差が大きいため、信頼できる整備工場を見つけておくことが節約の近道です。固定費の中で割合が大きい燃料代とタイヤ代に手を入れると、効果を実感しやすくなります。

WRX S4(VA型)は現在、新車としての販売を終了しており、中古車市場での流通がメインです。中古車として購入する場合も、年間維持費の内訳は本記事の概算値を参考にしていただけます。なお、2021年11月に登場した現行型WRX S4(VB型)は2.4Lターボエンジンを搭載し、グレード構成や車両価格も大きく異なります。静粛性や最新の安全装備を重視するなら現行のVB型、価格を抑えてFA20型ターボの軽快な吹け上がりを楽しみたいなら中古のVA型、という選び分けになります。

購入するグレードを選ぶ際には維持費も含めた総合的なコストを把握して、水平対向エンジンが生み出す低重心の走りを存分に楽しみましょう。

中古でWRX S4(VA型)を選ぶときの維持費の注意点と向き不向き

中古でVA型を検討する場合は、過去の使われ方によって維持費が変わる点に注意が必要です。サーキット走行や改造の履歴がある個体は、ブレーキ・タイヤ・駆動系の消耗が進んでいることがあります。試乗で加速時の異音や変速のもたつきを確認し、ノーマルに近い状態かどうかと整備記録の有無をチェックしておくと、購入後に大きな出費が発生するリスクを抑えられます。タイヤやブレーキはスポーツ走行で一気に減るため、残り溝やローターの状態も見ておきましょう。

向き不向きでいえば、年間を通してある程度の距離を走り、ワインディングや雪道でシンメトリカルAWDの走りを活かせる人ほど、ハイオク代やスポーツタイヤ代に見合う満足度を得られます。逆に、街乗りの短距離が中心で走行距離が少ない使い方では、ハイオク指定の燃料単価・大径スポーツタイヤ・高めの保険料率クラスが効いて、走りを楽しむ機会の割に固定費が重く感じられます。自分の走り方と年間走行距離を先に見極めることが、WRX S4を無理なく維持し、その走りを楽しみ続けるための判断材料になります。