福祉車両におすすめしたい軽自動車の人気の15車種
社会の高齢化が進むにつれて、福祉車両のニーズは高まっていきます。そんな中でも、燃費が良く・維持費が安く・街中走行に適している軽自動車タイプの福祉車両は、今後はますます注目が集まります。
福祉車両として認識されている車には様々なタイプのものがありますが、今回紹介していくのは車椅子に乗られている方にとって便利な、以下の機能が備わっている車です。
- 車椅子のまま乗車する事ができるスロープが付いている
- 助手席あるいは後部座席が昇降できる
その条件を満たしているスズキの「スペーシア」やホンダの「N-BOX+」などの人気のおすすめ15車種を紹介していきます。
「ワゴンR カスタムZ 昇降シート車」は助手席に専用のアームレストやフットレストを装備する利用者目線で開発された福祉車両
「ワゴンR カスタムZ 昇降シート車」は、男性ユーザーからの支持を集めるために、カッコ良さを積極的に取り入れて開発されているワゴンR カスタムZをベース車とする福祉車両で、助手席には専用のアームレストやフットレストが標準装備されている。
ワゴンR カスタムZの福祉車両が搭載する助手席昇降システムは、ドアを開ききった状態にしたら、標準装備されるワイヤレスリモコンの中央付近に配置されている「下」ボタンを押すと、作動を開始して、シートがスライド・回転・下降していく。
シートに着座している方を車内に乗せる際には、ワイヤレスリモコンに配置されている「上」ボタンを押せば、回転・上昇していく、完了を告げるブザーがなってシートが動かなくなった事を確認してから、助手席のドアを閉めるのが一連の流れ。
全長 | 3,395mm |
---|---|
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,650mm |
室内長 | – |
室内幅 | – |
室内高 | – |
ホイールベース | 2,460mm |
最小回転半径 | 4.4m |
燃費 | – |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 890kg |
エンジン | R06D型 水冷4サイクル直列3気筒 |
総排気量 | 657㏄ |
ボディカラー | 8色 |
駆動方式 | フルタイム4WD |
車内で快適に過ごせる装備が充実している「スペーシア 車いす移動車」はお洒落なエクステリアも魅力とするスズキの福祉車両
スズキの福祉車両シリーズであるWITHからラインナップされる「スペーシア 車いす移動車」は、
爽やかで清潔感のあるオフブルーメタリックがボディカラーで人気。
同車は後部座席の足元付近に温風を送れるリヤヒーターダクトや、プライバシー保護にも役立つロールサンシェードを装備しているのも魅力的。
「スペーシア 車いす移動車」は、両側スライドドアを採用しているので、道幅が狭い場所に駐車した場合であってもスムーズな介助を行えます。リヤシートは背もたれ部を押し倒してからクルンと回転させれば、車椅子をそのまま乗せられるスペースを誕生させられます。
車いすを乗せて移動させるスロープには、雨の日に効果を発揮する滑り止め加工や、黄色い矢印で目立つ停止マークが付いているのが特長です。
全長 | 3,395mm |
---|---|
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,785mm |
室内長 | – |
室内幅 | – |
室内高 | – |
ホイールベース | 2,460mm |
最小回転半径 | 4.4m |
燃費 | |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 920kg |
エンジン | R06A型水冷4サイクル直列3気筒 |
総排気量 | 658㏄ |
ボディカラー | 3色 |
駆動方式 | 2WD |
スズキの福祉車両シリーズWITHからラインナップされる「エブリイ 車いす移動車」は車いすを乗せるスペースに余裕を持たせている
「エブリイ 車いす移動車」は、ワンボックスタイプの軽自動車であるエブリイをベース車として改良が加えられ、スズキの福祉車両のWITHシリーズからラインナップされている車。
エブリイの福祉車両のリヤシートは助手席側だけに付けて、必要ないときには折りたたむことで、車いすのスペースに余裕を持たせているのが特長的で、手すりは回転するので握りやすいベストな位置へと動かせます。標準装備される乗員専用の3点式シートベルトは介助者が扱いやすい設定をしています。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,880mm |
室内長 | – |
室内幅 | – |
室内高 | – |
ホイールベース | 2,430mm |
最小回転半径 | 4.1m |
燃費 | – |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 960kg |
エンジン | R06A型水冷4サイクル直列3気筒 |
総排気量 | 658㏄ |
ボディカラー | 2色 |
駆動方式 | 2WD |
「エブリイワゴン 車いす移動車」は左右分割リヤシートを搭載しているのでドライブシーンに合わせたシートアレンジパターンを選択できる
「エブリイワゴン 車いす移動車」は、乗用タイプであるエブリイワゴンをベース車として開発された福祉車両。ボディカラーは、クールカーキメタリックが人気。
エブリイワゴンの福祉車両は、左右分割リヤシートを搭載することで、乗車する方や人数、その時のドライブシーンに合わせたシートアレンジパターンを選択できるのも魅力的。
車いすに乗られている方を車内へと移動させる際には、リヤスペース左側に設けられている装置のベルトフリーボタンを押して、ウインチベルトを車いすの方まで引き出したら、フレームにフックかけるなどの手順を踏まえます。
全長 | 3,395mm |
---|---|
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,895mm |
室内長 | – |
室内幅 | – |
室内高 | – |
ホイールベース | 2,430mm |
最小回転半径 | 4.5m |
燃費 | – |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 1,010kg |
エンジン | R06A型水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ |
総排気量 | 658㏄ |
ボディカラー | 3色 |
駆動方式 | 2WD |
フルモデルチェンジで安全性を増した「アトレー スローパー」はワンタッチ操作で簡単にスロープを利用する事ができる福祉車両
ダイハツの軽自動規格のワンボックスカーであるアトレーをベース車とする「アトレー スローパー」は、2021年末にアトレーともにフルモデルチェンジが実施され、車椅子を乗せるエリアの足元部にゆとりを持たせるなどの改良が加えられた。
アトレー スローパーに搭載されるリトラクタブルスロープは、片手を使うだけでも簡単に手前に引き出せる機能を備えていて使い勝手が良いと評判。車いすを乗せる以外にも普段の買い物シーンなんかでも有効活用できます。
アトレー スローパーは、女性や年配の方が安全に介助しやすいようにと配慮して、電動ウインチを搭載させていて、車いすを利用されている方自身のチカラでも移動中に体を支える事が出来るように、手すりを設置しているのも福祉車両として魅力的。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,890mm |
室内長(車いすスペース) | 1,645mm |
室内幅(車いすスペース) | 770mm |
室内高(車いすスペース) | 1,380mm |
ホイールベース | 2,450mm |
最小回転半径 | 4.2m |
燃費 | ‐ |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 1,030kg |
エンジン | 水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボ |
総排気量 | 658㏄ |
ボディカラー | 6色 |
駆動方式 | 2WD |
「タント ウェルカムターンシート」はディーラーオプションで幅広ステップを搭載させれば誰もが乗り降りしやすい車となる福祉車両
福祉車両に力を入れているタントでは、車いすのまま乗車するスローバー方式以外にも、助手席シートが回転して、車内へと迎え入れてくれるウェルカムターンシート方式を採りいれている車種も展開。
「タント ウェルカムターンシート」が搭載する旋回する助手席は、介助車がサポートしやすく、乗車する方も設置されているラクスマグリップを握りやすいベストな角度30°回転するように設計されている。
介助される方の車椅子をラゲッジルームにガッチリと固定できる固縛ベルトが付けられていて、車椅子を積み降ろしする際にサポートしてくれるパワークレーンや、作業中にバンパーを傷つけないようにサポートする保護カバーが付いているのもお勧めポイント。
全長 | 3,395mm |
---|---|
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,775mm |
室内長 | 2,155mm |
室内幅 | 1,350mm |
室内高 | 1,370mm |
ホイールベース | 2,460mm |
最小回転半径 | 4.4m |
燃費 | – |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 910kg |
エンジン | 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置 |
総排気量 | 658㏄ |
ボディカラー | 11色 |
駆動方式 | 2WD |
「N-WGN 助手席回転シート車」は専用設計のシートを採用して安心して移動できるようにサポートしてくれる福祉車両
ホンダのN-シリーズの第4ラインナップであるN-WGNをベース車とする福祉車両である「N-WGN 助手席回転シート車」は、2022年9月に実施したマイナーチェンジで、従来使用されていた「助手席回転シート車 Honda SENSING」という名称から車名を変更されて誕生した。
助手席ドアを完全に開け切ってから、シート下部に設置されている操作レバーを倒せば、シートが一定の角度まで回転し終わった状態をなれば、人を乗せる事が可能となります
N-WGNの福祉車両が採用する回転する助手席シートは、クッション先端部の曲率に緩やかさを与えるなどの専用構造を導入する事で、着座した方が安定的に座れて、介助する方の足抜きのしやすさを実現しています。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,675mm |
室内長 | – |
室内幅 | – |
室内高 | – |
ホイールベース | 2,520mm |
最小回転半径 | 4.5m |
燃費 | – |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 870k |
エンジン | 水冷直列3気筒横置 |
総排気量 | 658㏄ |
ボディカラー | 6色 |
駆動方式 | 2WD |
「日産ルークス 助手席スライドアップシート」は助手席シートが車いすと同じ高さまで下降してくれる機能性を備える福祉車両
「ルークス 助手席スライドアップシート」は、ルークスをベース車として日産のモータースポーツ&カスタマイズ事業部が架装した軽自動車規格の福祉車両。
ルークスの福祉車両が採用する助手席シートは回転するだけではなくて、車椅子と同じ高さまで下降するので機能的で、介助する方の負担になりにくいのが特長。
「ルークス 助手席スライドアップシート」では、乗車人数や積載する荷物の種類に合わせて、車いすをラゲッジスペースだけではなくて、フロントシートとリヤシートとの間のスペースに積載できるのもお勧めできるポイントです。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,780mm |
室内長 | 2,200mm |
室内幅 | 1,335mm |
室内高 | 1,390mm |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 1,220kg |
駆動方式 | 2WD |
「日産 NV100クリッパー リオ チェアキャブ」は女性一人でも簡単に折り畳み式スロープを出し入れ出来る福祉車両
「NV100クリッパー リオ チェアキャブ」は、スズキの軽自動車規格のワンボックスカーであるエブリイワゴンからOEM供給を受けて、日産ブランドで販売している商用車であるNV100クリッパーリオをベース車として、日産のカスタマイズ会社であるオーテックジャパンが改良を加えた福祉車両。
NV100クリッパー リオの福祉車両は、車いすを乗せるスペースに余裕を持たせているので、横に座る方もサポートしやすいと評判。
折り畳み式スロープは解除ノブを上に引き上げると、地面に設置されられる状態となって、固定用フックと車いす用のシートベルトを着用してあげれば、最大で120kgの昇降能力を備える電動ウインチを利用できます。
全長 | 3,395mm |
---|---|
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,895mm |
最小回転半径 | 4.5 |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 1,050kg |
駆動方式 | 4WD |
「マツダ FLAIR WAGON 車いす移動車」はスロープに滑り止め加工が施されているので雨の日の利用であっても安心できる
「フレアワゴン 車いす移動車」は、スズキの軽トールワゴンであるスペーシアからのOEM供給を受けて、マツダブランドで販売されている福祉車両。
フレアワゴンの福祉車両は、スロープを1枚構造とする事で、ノブを解除したら倒すだけというワンアクションで利用可能となるスムーズさを実現。滑り止め加工がされているシートが取り付けられているので、雨が降っている日の利用も安全なのも魅力的。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,785mm |
室内長 | 2,050mm |
室内幅 | 1,345mm |
室内高 | 1,395mm |
ホイールベース | 2,460mm |
最小回転半径 | 4.4m |
燃費 | – |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 910kg |
エンジン | 水冷4サイクル直列3気筒DOHC12バルプVVT |
総排気量 | 658㏄ |
駆動方式 | 2WD |
ダイハツ タントスローバーは車椅子のまま乗車できるスロープが便利な福祉車両
「タントスローバー」は、ダイハツが2003年に発売を開始したタントをベース車とした車椅子のまま乗車できるタイプの福祉車両です。
タントは室内高を高く設定するなど、広々設計の室内スペースを誇る軽自動車です。そのため、車椅子のまま乗車しても窮屈な思いをしにくい設計となっています。
車内リヤ部分の両サイドには、回転式で取り外しが簡単にできる手すりが設置されています。そのため、走行中の車が左右にブレてしまっても手すりを利用すれば体をしっかりと支える事が可能です。
スロープはコンパクトに折り畳む事ができて、車椅子を備え付けの専用ベルトでしっかり固定すれば車の中に4人が乗る事ができます。
スローバーにはタント同様にダイハツの先進安全装備である「スマートアシスト3」が搭載されている事も、福祉車両として人気が集まる理由です。
全長 | 3,395mm |
---|---|
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,750mm |
室内長 | 1,930mm |
室内幅 | 1,350mm |
室内高 | 1,365mm |
ホイールベース | 2,455mm |
最小回転半径 | 4.4m |
燃費 | 26.0km/L |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 980kg |
エンジン | 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置 |
総排気量 | 658cc |
ボディカラー | 10色 |
駆動方式 | 2WD |
ダイハツ ムーヴ・フロントシートリフトは助手席が昇降するタイプの福祉車両でリモコン操作にも対応
「ムーヴ・フロントシートリフト」は助手席が昇降するタイプの福祉車両です。ベース車としているムーヴはライバル関係にあるスズキのワゴンRを意識して作られた車です。
助手席のシートリフトはリモコン操作で簡単に昇降することが出来ます。シート側面にはリモコンポケットが付いていて便利です。シートの下側には「折り畳み式フットレスト」が設置され、使わない時は片手でしまえる機能性を有しています。
車椅子を収納するスペースには、ホールド力の強い「車いす固縛ベルト」が設置されています。車椅子をしっかり固定することで、運転中に車椅子がカタカタと動いてしまう事はなくなります。そして、車椅子とリヤガラスがぶつかり合ってしまう恐れもなくなります。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,630mm |
室内長 | 2,080mm |
室内幅 | 1,320mm |
室内高 | 1,280mm |
ホイールベース | 2,455mm |
最小回転半径 | 4.4m |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 870kg |
エンジン | 水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボ横置 |
総排気量 | 658cc |
ボディカラー | 10色 |
駆動方式 | 2WD |
スズキ ワゴンR・ウィズは車高が高く室内空間が広い福祉車両のパイオニア
スズキのワゴンRは、軽自動車のウィークポイントであった室内空間の狭さを車高を高くする事で克服したパイオニア的な車です。スズキは自社の車をWITH(ウィズ)シリーズで福祉車両に改造しています。ワゴンRのウィズは、助手席が昇降するタイプの車両です。
シート昇降スイッチを押せば、シートはゆっくりと旋回しながら車椅子とほぼ同じ高さまで降りてきます。そのため、車椅子から助手席シートへの移動をスムーズに行う事が出来ます。
助手席シートには、ホールド力を高める胸部固定用ベルトや専用のアームレスト・フットレストを装備します。
ワゴンRは、福祉車両に嬉しい安全性能も充実しています。車内に設置する単眼カメラや検知能力が優れているレーダーを利用することで、自動ブレーキ機能や誤発進抑制機能などの安全サポートシステムが充実します。
ワゴンRは軽自動車で初めてヘッドアップディスプレイを搭載しました。ダッシュボードの上に、車の速度や安全システムの作動状況を表示するヘッドアップディスプレイを設置することで、ドライバーは視線移動を最小限になり、運転に集中できるため安全性が増します。
全長 | 3,395mm |
---|---|
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,650mm |
ホイールベース | 2,460mm |
最小回転半径 | 4.4m |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 870kg |
エンジン | 水冷4サイクル直列3気筒DOHC12バルブ吸排気VVT |
総排気量 | 658cc |
ボディカラー | 10色 |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | CVT |
ホンダ N-BOXはスロープや電動ウインチを装備して介護者の負担を減らす工夫が盛りだくさんの福祉車両
ホンダが発売した四輪車の中で最速で累計販売台数100万台を突破したN-BOXの派生車である「N-BOX+」は、N‐BOXに新しい可能性をプラスするために開発されました。
N-BOXでは、車椅子のまま室内に乗り込む事ができるアルミ製のスロープの設置や、介護する人の負担を減らして安全に乗り降りができる電動ウインチを導入するなど、福祉車両の可能性を広げました。
N-BOXは、アルミスロープの床下にある収納スペースとマルチボートを利用することで、介護以外の買い物や子育てのシーンでも便利に使える車でもあります。
全長 | 3,395mm |
---|---|
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,780mm |
室内長 | 1,885mm |
室内幅 | 1,350mm |
室内高 | 1,400mm |
ホイールベース | 2,520mm |
最小回転半径 | 4.5m |
燃費 | 24.4km/L |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 1,020kg |
エンジン | 水冷直列3気筒横置 |
総排気量 | 658CC |
ボディカラー | 9色 |
駆動方式 | FF |
日産 デイズ LVは車椅子を固定するゴムネットや助手席リクライニングを設定するなど快適性に優れた福祉車両
インテリジェント軽とのキャッチコピーのある日産デイズからも福祉車両がラインナップされています。日産では福祉車両の事をライフケアビーグル・LV(Life Care Vehicle)と呼び、日々の暮らしの中でやってくる様々な場面において、人々の助けとなる乗り物を目指して車の開発を行っています。
車内には車椅子を折り畳んだまま荷台に固定できるゴムネット、助手席の両側にはアームレストが付いてリクライング機能を付けるなど乗り心地の面でも充実化が図られています。
全長 | 3,395mm |
---|---|
全幅 | 1,475 mm |
全高 | 1,620 mm |
室内長 | 2,085 mm |
室内幅 | 1,295 mm |
室内高 | 1,280 mm |
ホイールベース | 2,520 mm |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 880kg |
駆動方式 | 2WD |
福祉車両に関する税制度や助成制度について
福祉車両を購入・利用する際には、「消費税」「自動車税(軽自動車税)」「自動車取得税」で税制上の恩恵を受ける事が出来ます。福祉車両への改造が一定レベルならば、ベースとなっている車と同じくエコカー減税の対象車となります。また、お住みになられている自治体に申請を行えば助成制度を受ける事も可能です。
福祉車両に関する税制度の恩恵|消費税は非課税となる・自動車税や自動車取得税は減免
車椅子などを自動車に乗せるための昇降装置と、自動車の中で車椅子を固定するために必要となるアクセサリーを装備している福祉車両は、車の購入費用やリース料などにかかる消費税は非課税となります。
車本体への価格 | 非課税 |
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車の販売メーカーのアクセサリー等 | 非課税(車を購入した場合) |
届け出書類の手数料等 | 課税 |
リース契約の料金 | 非課税 |
自動車税(軽自動車税)や自動車取得税は、福祉車両に限らず「身体に不自由を抱えている方が自分で運転する自動車」「体に不自由を抱えている方と一緒に暮らしている家族の方が運転する自動車」などの条件を満たしていれば、申請を行うことでそれらの税金は減免されます。
詳細や諸手続き事項に関しては、お住みになられている地区にある税務署や福祉事務所、各市区町村の税務担当課で確認する事が出来ます。
福祉車両に関する助成制度や貸付制度
身体に不自由を抱えている方が自動車を購入するケース・車の免許を取得する・車を福祉車両に改造する際などの必要に応じて、各自治体は様々な貸付・助成制度を設けています。
項目 | 内容 | |
---|---|---|
貸付制度 | 自動車購入資金 | 通勤・通院・通学など日々の暮らしが便利となるため、社会参加のために車が必要であれば資金を貸付ける |
車の免許取得費用 | 自営または働く事を目的として車の免許を取得する場合に、費用の貸付を行う | |
助成制度 | 自動車購入資金 | 身体に不自由を抱えている方を雇う事業主に対する制度。従業員が通勤用に利用する自動車に適用されます |
車の免許・技能習得費用 | 自営または働く事を目的として車の免許を取得しようと場合に、費用を助成します | |
福祉車両への改造資金 | 身体に不自由を抱えている方が就労等で車を改造する必要がある場合に、その費用を助成します | |
車の燃料代 | 身体に不自由を抱えている方やその家族が運転する車のガソリン代を助成します。 |
その他にも有料道路の通行料金が割り引かれる制度などもあって、それらも含めた制度を利用できるかについては、お住みになられている自治体や福祉事務所で確認する事ができます。
福祉車両の軽自動車のニーズはこれから高まる
これからの社会はさらなる高齢化が予想され、福祉車両のニーズが高まる可能性があります。
ご家族の方に介護が必要となれば、介護制度や助成制度は整えられておりますが、予想以上に出費が膨らんでしまいます。通院の際や買い物など際にあると便利な車は、ご家族の中に体が不自由な方がいれば車椅子も乗せられる福祉車両が必要となります。
軽自動車タイプの福祉車両は、購入費用や維持費も安いのでその他の出費の事も考えると、選択肢とする方がこれからも増えていくのでニーズは更に高まっていきます。