軽自動車の福祉車両おすすめ人気15車種を徹底解説
高齢化が進む社会において、福祉車両のニーズは年々高まっています。その中でも、燃費が良く維持費が抑えられ、街中での取り回しに優れた軽自動車タイプの福祉車両は特に注目されています。
この記事では、車椅子利用者と介助者の双方にとって使いやすい以下の機能を備えた軽自動車の福祉車両を紹介します。
- 車椅子のまま乗車できるスロープ付き
- 助手席または後部座席が回転・昇降するタイプ
スズキの「スペーシア 車いす移動車」やホンダの「N-BOXスロープ」など、各メーカーが展開する代表的な15車種の特徴・スペック・選び方のポイントをまとめて解説します。なお、記事内の車種情報は掲載時点のものです。各車種の現行状況や最新スペックは購入前にメーカー・販売店にご確認ください。
「ワゴンR カスタムZ 昇降シート車」は助手席に専用アームレスト・フットレストを装備した利用者目線の福祉車両
「ワゴンR カスタムZ 昇降シート車」は、スポーティなデザインで男性ユーザーからも支持されるワゴンR カスタムZをベースとする福祉車両です。助手席には専用のアームレストとフットレストが標準装備されており、長時間の移動でも快適に過ごせます。
助手席昇降システムは、ドアを全開にした状態でワイヤレスリモコンの「下」ボタンを押すと作動し、シートがスライド・回転・下降します。乗車時はリモコンの「上」ボタンを押すと回転・上昇し、完了を知らせるブザーが鳴ったことを確認してからドアを閉めます。昇降と連動してリクライニングする機構により、頭部がドア上端にぶつかるリスクも低減されています。
| 全長 | 3,395mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 | 1,650mm |
| ホイールベース | 2,460mm |
| 最小回転半径 | 4.4m |
| 燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
| 乗車定員 | 4名 |
| 車両重量 | 890kg |
| エンジン | R06D型 水冷4サイクル直列3気筒 |
| 総排気量 | 657cc |
| ボディカラー | 8色 |
| 駆動方式 | フルタイム4WD |
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| ベース車両 | ワゴンR カスタムZをベースとした福祉車両。スポーティなデザインが幅広いユーザーに支持 |
| 助手席の専用装備 | アームレストとフットレストを標準装備し、長時間の利用でも快適性を確保 |
| 昇降システムの作動方法 | ドアを全開にした状態でワイヤレスリモコンの「下」ボタンを押すとシートがスライド・回転・下降 |
| 乗車時の操作 | リモコンの「上」ボタンを押すとシートが回転・上昇し、完了ブザー音を確認後にドアを閉める |
| 安全への配慮 | 昇降と連動してリクライニングし、頭部がドア上端にぶつからないよう設計 |
| ボディカラー | デニムブルーメタリックを含む全8色展開 |
車内装備が充実しデザイン性も高い「スペーシア 車いす移動車」 スズキのWITHシリーズを代表する福祉車両
「スペーシア 車いす移動車」は、スズキの福祉車両シリーズ「WITH(ウィズ)」からラインナップされる車いす移動車です。後部座席足元に温風を送るリヤヒーターダクトや、プライバシー保護に役立つロールサンシェードを装備するなど、快適性への配慮が充実しています。
両側スライドドアを採用しているため、駐車スペースが狭い場所でもスムーズな介助が可能です。リヤシートは背もたれを倒して回転させることで車いすをそのまま乗せられるスペースを確保できます。
スロープには滑り止め加工が施されており、雨の日でも安全に車いすを乗降させられます。黄色い矢印の車いす停止マークが視認性向上に役立っています。
| 全長 | 3,395mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 | 1,785mm |
| ホイールベース | 2,460mm |
| 最小回転半径 | 4.4m |
| 燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
| 乗車定員 | 4名 |
| 車両重量 | 920kg |
| エンジン | R06A型水冷4サイクル直列3気筒 |
| 総排気量 | 658cc |
| ボディカラー | 3色 |
| 駆動方式 | 2WD |
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| シリーズ | スズキの福祉車両「WITH」シリーズにラインナップ |
| ボディカラー | オフブルーメタリック、シルキーシルバーメタリック、ピュアホワイトパールの3色 |
| 車内装備 | リヤヒーターダクトで後席足元を暖め、ロールサンシェードでプライバシーも確保 |
| スライドドア | 両側スライドドアを採用し、狭いスペースでもスムーズな介助が可能 |
| 車いすスペース | リヤシートを折り畳んで回転させることで車いすをそのまま載せられるスペースを確保 |
| スロープの工夫 | 滑り止め加工済みで、黄色い矢印と車いす停止マーク付きの安全設計 |
スズキ「エブリイ 車いす移動車」は車いすスペースにゆとりを持たせたWITHシリーズの福祉車両
「エブリイ 車いす移動車」は、ワンボックスタイプの軽自動車エブリイをベースとするスズキの福祉車両シリーズWITHにラインナップされた車いす移動車です。全高1,880mmというワンボックス特有の高さを活かし、車いすスペースを広く確保しています。
リヤシートは助手席側のみに設置され、不要なときに折りたたむことで車いすスペースを確保できます。回転式の手すりは握りやすい位置に調整可能で、介助者が扱いやすい専用3点式シートベルトも標準装備されています。
| 全長 | 3,395mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 | 1,880mm |
| ホイールベース | 2,430mm |
| 最小回転半径 | 4.1m |
| 燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
| 乗車定員 | 4名 |
| 車両重量 | 960kg |
| エンジン | R06A型水冷4サイクル直列3気筒 |
| 総排気量 | 658cc |
| ボディカラー | 2色 |
| 駆動方式 | 2WD |
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| ベース車両 | ワンボックスタイプの軽自動車「エブリイ」をベースにした福祉車両 |
| ボディカラー | シルバーメタリックとホワイトの2色展開 |
| リヤシートの工夫 | 助手席側のみ装備し、不要時は折りたたんで車いすスペースを確保 |
| 手すり | 回転式で握りやすい位置に動かせ、介助をスムーズにする |
| 安全装備 | 車いす利用者専用の3点式シートベルトを標準装備。介助者が扱いやすい設計 |
「エブリイワゴン 車いす移動車」は左右分割リヤシートを搭載し多彩なシートアレンジが可能な福祉車両
「エブリイワゴン 車いす移動車」は、乗用タイプのエブリイワゴンをベースに開発された福祉車両です。左右分割リヤシートを搭載しており、乗車人数や目的に応じた幅広いシートアレンジが可能なのが最大の特徴です。
車いすを車内に乗せる際は、リヤスペース左側のベルトフリーボタンを押してウインチベルトを引き出し、車いすのフレームにフックをかけて電動ウインチで引き込みます。操作手順がシンプルで、介助に慣れていない方でも扱いやすい設計です。
| 全長 | 3,395mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 | 1,895mm |
| ホイールベース | 2,430mm |
| 最小回転半径 | 4.5m |
| 燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
| 乗車定員 | 4名 |
| 車両重量 | 1,010kg |
| エンジン | R06A型水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ |
| 総排気量 | 658cc |
| ボディカラー | 3色 |
| 駆動方式 | 2WD |
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| ベース車両 | 乗用タイプの「エブリイワゴン」をベースに開発された福祉車両 |
| ボディカラー | クールカーキパールメタリック、パールホワイト、シルキーシルバーメタリックの3色 |
| リヤシート | 左右分割式リヤシートを搭載し、人数や用途に合わせて多彩なシートアレンジが可能 |
| 電動ウインチ | リヤスペース左側のベルトフリーボタンで引き出し、車いすをフックで固定して作動 |
「アトレー スローパー」はワンタッチ操作のスロープと電動ウインチを搭載したダイハツの福祉車両
「アトレー スローパー」は、ダイハツの軽規格ワンボックスカー「アトレー」をベースとする福祉車両です。2021年末のフルモデルチェンジで車椅子エリアの足元にゆとりを持たせるなど改良が加えられ、使い勝手が向上しました。
片手でも簡単に引き出せるリトラクタブルスロープはスロープ角度14°と緩やかで、車椅子利用者の乗降だけでなく日常の買い物時にも活用できます。
電動ウインチを搭載しているため、女性や高齢者でも安全に介助できます。車いす利用者が体を支えやすい手すりも装備されており、介助者・利用者の双方に配慮した設計です。
| 全長 | 3,395mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 | 1,890mm |
| 室内長(車いすスペース) | 1,645mm |
| 室内幅(車いすスペース) | 770mm |
| 室内高(車いすスペース) | 1,380mm |
| ホイールベース | 2,450mm |
| 最小回転半径 | 4.2m |
| 燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
| 乗車定員 | 4名 |
| 車両重量 | 1,030kg |
| エンジン | 水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボ |
| 総排気量 | 658cc |
| ボディカラー | 6色 |
| 駆動方式 | 2WD |
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| ベース車両 | ダイハツの軽ワンボックス「アトレー」をベースに開発された福祉車両 |
| スロープ仕様 | 傾斜角14°の緩やかなリトラクタブルスロープ。片手でも引き出せるワンタッチ操作 |
| 電動ウインチ | 電動サポートにより介助が容易で、女性や高齢者でも安全に車いすを乗降させられる |
| 安全配慮 | 利用者自身が体を支えられるよう手すりも装備 |
「タント ウェルカムターンシート」はミラクルオープンドアとの組み合わせで誰でも乗り降りしやすいダイハツの福祉車両
タントの福祉車両には、車いすのまま乗車できるスローパー方式と、助手席が回転して迎え入れるウェルカムターンシート方式の2タイプが用意されています。ここで紹介するのはウェルカムターンシート方式で、タント最大の特徴であるミラクルオープンドアと組み合わせることで乗降のしやすさが大きく向上します。
助手席のターンシートは30°回転する設計で、乗車する方が握りやすいラクスマグリップを設置。介助者がサポートしやすいベストな角度に設計されています。ディーラーオプションで幅広ステップを追加すると、ミラクルオープンドアの開閉と連動して乗降をさらにサポートします。
ラゲッジルームには車椅子をしっかり固定できる固縛ベルトが装備されており、積み降ろしをサポートするパワークレーンや、バンパーを傷つけない保護カバーも付属しています。
| 全長 | 3,395mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 | 1,775mm |
| 室内長 | 2,155mm |
| 室内幅 | 1,350mm |
| 室内高 | 1,370mm |
| ホイールベース | 2,460mm |
| 最小回転半径 | 4.4m |
| 燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
| 乗車定員 | 4名 |
| 車両重量 | 910kg |
| エンジン | 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置 |
| 総排気量 | 658cc |
| ボディカラー | 11色 |
| 駆動方式 | 2WD |
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 方式 | 助手席が30°回転して迎え入れるウェルカムターンシート方式を採用 |
| ターンシート | ラクスマグリップ付きで介助しやすい角度に設計。乗員も安心して乗降可能 |
| ディーラーオプション | ミラクルオープンドアと連動する幅広ステップを追加でき、乗降性がさらに向上 |
| 固縛ベルト | ラゲッジルームに車椅子を安定的に固定できる固縛ベルトを装備 |
| サポート装備 | パワークレーン(車いす積み降ろし補助)とバンパー保護カバーも付属 |
「N-WGN 助手席回転シート車」は専用設計シートで安定した乗降を実現したホンダの福祉車両
「N-WGN 助手席回転シート車」は、ホンダN-WGNをベースとする福祉車両で、2022年9月のマイナーチェンジで従来の「助手席回転シート車 Honda SENSING」から車名が変更されました。Honda SENSINGを全車に標準装備しており、安全性の高さも魅力です。
助手席ドアを完全に開けた状態でシート下部の操作レバーを倒すと、シートが一定角度まで回転して乗車可能な状態になります。
回転シートは専用構造で、クッション先端部の曲率を緩やかに設計することで安定した着座姿勢と介助者の足抜きやすさを両立しています。折りたたみ式フットプレートで旋回時の足の接触も防止。吊革グリップやシートバックグリップはディーラーオプションで追加できます。
| 全長 | 3,395mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 | 1,675mm |
| ホイールベース | 2,520mm |
| 最小回転半径 | 4.5m |
| 燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
| 乗車定員 | 4名 |
| 車両重量 | 870kg |
| エンジン | 水冷直列3気筒横置 |
| 総排気量 | 658cc |
| ボディカラー | 6色 |
| 駆動方式 | 2WD |
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| ベース車両 | ホンダ「N-WGN」をベースに開発された福祉車両 |
| 名称変更 | 2022年9月のマイナーチェンジで「助手席回転シート車 Honda SENSING」から名称を変更 |
| シート操作 | 助手席ドアを全開し、シート下の操作レバーを倒すと回転し乗車可能な状態に |
| 専用設計 | クッション先端を緩やかにした専用形状で、安定性と足抜きのしやすさを両立 |
| フットプレート | 旋回時に足をぶつけないよう折り畳み式フットプレートを設置 |
| 追加オプション | 吊革グリップやシートバックグリップをディーラーオプションで追加可能 |
「日産ルークス 助手席スライドアップシート」は助手席が車いすと同じ高さまで下降する軽自動車の福祉車両
「ルークス 助手席スライドアップシート」は、日産ルークスをベースに日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社が架装した軽自動車規格の福祉車両(ライフケアビークル)です。日産では福祉車両をLV(Life Care Vehicle)と呼んでおり、同車はそのラインナップを代表する1台です。
助手席シートは回転するだけでなく、車いすとほぼ同じ高さまで下降する機能を持ち、介助者の負担を大きく軽減します。シート旋回時も足元スペースに余裕があり、利用者が足をぶつけにくい設計です。
車いすはラゲッジスペースへの積載に加え、フロントシートとリヤシートの間のスペースにも収納できます。折り畳んだ状態でスライドドアから横方向に乗せることも可能で、固定用ゴムネットで走行中の安定を確保します。
| 全長 | 3,395mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 | 1,780mm |
| 室内長 | 2,200mm |
| 室内幅 | 1,335mm |
| 室内高 | 1,390mm |
| 燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
| 乗車定員 | 4名 |
| 車両重量 | 1,220kg |
| 駆動方式 | 2WD |
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| ベース車 | 日産ルークスをベースに日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社が架装した軽自動車規格の福祉車両 |
| 助手席シートの機能 | 回転+車いすと同じ高さまで下降する機能付き。介助者の負担を軽減 |
| 安全性 | シート旋回時も足元スペースに余裕があり、足をぶつけにくい設計 |
| 車いすの積載 | 折り畳んでスライドドアから横方向に乗せられる。固定用ゴムネットで走行中も安定 |
| 積載アレンジ | ラゲッジスペースに加え、フロントとリヤシートの間にも収納可能 |
「クリッパーリオ チェアキャブ」は折り畳み式スロープと電動ウインチを備えた日産の軽ワンボックス福祉車両
「クリッパーリオ チェアキャブ」は、スズキのエブリイワゴンをOEM供給により日産ブランド化し、日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社が福祉仕様に改良した車両です。2024年3月に「NV100クリッパーリオ チェアキャブ」から「クリッパーリオ チェアキャブ」へ車名が変更されました。
折り畳み式スロープは解除ノブを引き上げるだけで地面に設置でき、女性一人でも扱いやすい設計です(耐荷重最大200kg)。最大120kgの昇降能力を持つ電動ウインチはワイヤレスリモコンで操作でき、固定用フックと車いす用シートベルトで安全に乗降させられます。室内左右にはオレンジ色の視認性の高い手すりも設置されています。
| 全長 | 3,395mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 | 1,895mm |
| 最小回転半径 | 4.5m |
| 燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
| 乗車定員 | 4名 |
| 車両重量 | 1,050kg |
| 駆動方式 | 4WD |
| 車種 | 日産 クリッパーリオ チェアキャブ(旧称:NV100クリッパーリオ チェアキャブ) |
|---|---|
| ベース車 | スズキ エブリイワゴンのOEM供給を受け、日産モータースポーツ&カスタマイズが改良 |
| スロープ | 折り畳み式で女性一人でも容易に出し入れ可能。耐荷重は最大200kg |
| 手すり | 室内左右にオレンジ色の視認性の高い手すりを設置 |
| 電動ウインチ | ワイヤレスリモコンで操作可能。最大120kgの昇降をサポート |
| 安全装備 | 車いす固定用フックとシートベルトを標準装備 |
「マツダ フレアワゴン 車いす移動車」は雨の日でも安心な滑り止め加工付きスロープを備えた福祉車両
「フレアワゴン 車いす移動車」は、スズキのスペーシアからOEM供給を受けてマツダブランドで販売されている福祉車両です。スペーシアの車いす移動車とほぼ同等の機能を備えており、マツダのディーラーで購入できる点が特徴です。
スロープは1枚構造のテールゲート一体型で、解除ノブを操作して倒すだけのワンアクション仕様。スロープとシートに滑り止め加工が施されており、雨の日でも安全に車いすを乗降させられます。
| 全長 | 3,395mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 | 1,785mm |
| 室内長 | 2,050mm |
| 室内幅 | 1,345mm |
| 室内高 | 1,395mm |
| ホイールベース | 2,460mm |
| 最小回転半径 | 4.4m |
| 燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
| 乗車定員 | 4名 |
| 車両重量 | 910kg |
| エンジン | 水冷4サイクル直列3気筒DOHC12バルブVVT |
| 総排気量 | 658cc |
| 駆動方式 | 2WD |
| 車種 | マツダ フレアワゴン 車いす移動車 |
|---|---|
| ベース車 | スズキ スペーシアからOEM供給を受けてマツダブランドで販売 |
| スロープ仕様 | テールゲート一体型の1枚構造スロープ。ノブ解除で倒すだけの簡単操作 |
| 滑り止め加工 | スロープとシートに滑り止め加工を施し、雨天でも安全に利用可能 |
| 傾斜角 | 緩やかに設計されており、車椅子の乗せ降ろしが容易 |
「タントスローバー」は車椅子のまま乗車できるスロープ付きのダイハツ福祉車両
「タントスローバー」は、ダイハツのタントをベースに車椅子のまま乗車できる福祉車両として開発されたモデルです。タントの特徴である高い室内高を活かし、車椅子に乗ったままでも窮屈さを感じにくい広々とした室内空間を実現しています。
リヤの両サイドには回転式で取り外し可能な手すりが設置されており、走行中の揺れでも体をしっかり支えられます。スロープは折り畳み式でコンパクトに収納でき、専用ベルトで車椅子を固定すれば4人乗車も可能です。
ダイハツの先進安全装備「スマートアシスト」を搭載している点も福祉車両として評価されるポイントです。万一の際の自動ブレーキや誤発進抑制機能が安心感を高めています。
| 全長 | 3,395mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 | 1,750mm |
| 室内長 | 1,930mm |
| 室内幅 | 1,350mm |
| 室内高 | 1,365mm |
| ホイールベース | 2,455mm |
| 最小回転半径 | 4.4m |
| 燃費 | 26.0km/L |
| 燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
| 乗車定員 | 4名 |
| 車両重量 | 980kg |
| エンジン | 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置 |
| 総排気量 | 658cc |
| ボディカラー | 10色 |
| 駆動方式 | 2WD |
| 車種 | ダイハツ タントスローバー |
|---|---|
| 室内設計 | 高い室内高と広いスペースで、車椅子のまま乗車しても窮屈さが少ない |
| 手すり | リヤ両サイドに回転式・取り外し可能な手すりを設置し、走行中も体をしっかり支える |
| スロープ | 折り畳み式でコンパクトに収納可能。専用ベルトで車椅子を固定し4人乗車にも対応 |
| 安全装備 | スマートアシスト搭載で自動ブレーキや誤発進抑制機能を装備 |
「ダイハツ ムーヴ フロントシートリフト」は助手席が昇降するリモコン操作対応の福祉車両(生産終了)
「ムーヴ フロントシートリフト」は、ダイハツのムーヴをベースとした助手席昇降タイプの福祉車両です。なお、ベース車のムーヴは2023年6月に生産を終了しており、現在は新車での購入はできません。中古車市場での流通が中心となりますので、購入を検討される方はその点をご確認ください。
助手席シートリフトはリモコン操作で簡単に昇降でき、シート側面のリモコンポケットに収納できます。シート下部には折り畳み式フットレストを装備しており、不使用時は片手でコンパクトに収納可能です。
車椅子収納スペースにはホールド力の強い「車いす固縛ベルト」が設置されています。走行中に車椅子が動く心配がなく、リヤガラスへの接触も防止できます。
| 全長 | 3,395mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 | 1,630mm |
| 室内長 | 2,080mm |
| 室内幅 | 1,320mm |
| 室内高 | 1,280mm |
| ホイールベース | 2,455mm |
| 最小回転半径 | 4.4m |
| 燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
| 乗車定員 | 4名 |
| 車両重量 | 870kg |
| エンジン | 水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボ横置 |
| 総排気量 | 658cc |
| ボディカラー | 10色 |
| 駆動方式 | 2WD |
| 車種 | ダイハツ ムーヴ フロントシートリフト(ベース車は2023年6月に生産終了) |
|---|---|
| 助手席シート | 昇降タイプでリモコン操作可能。シート側面にリモコンポケット付き |
| フットレスト | 折り畳み式で片手で収納可能 |
| 車椅子固定 | ホールド力の強い車いす固縛ベルトで、走行中の車椅子の移動を防止 |
「スズキ ワゴンR ウィズ」は車高を高くした室内空間の広さが特徴の福祉車両パイオニア
スズキのワゴンRは、軽自動車の弱点だった室内空間の狭さを車高を高くすることで克服したパイオニア的な車です。スズキは自社の車をWITH(ウィズ)シリーズとして福祉車両にラインナップしており、ワゴンR ウィズは助手席昇降タイプの福祉車両として提供されています。
昇降スイッチを押すと、シートはゆっくり旋回しながら車椅子とほぼ同じ高さまで降下します。車椅子から助手席への移乗がスムーズに行える設計で、助手席シートには胸部固定用ベルト・専用アームレスト・フットレストも装備されています。
安全性能も充実しています。単眼カメラと高性能レーダーを組み合わせた自動ブレーキや誤発進抑制機能などの安全サポートシステムを搭載しています。
ワゴンRはヘッドアップディスプレイを搭載しており、ダッシュボード上に車速や安全システムの作動状況を表示することで視線移動を最小限に抑え、運転に集中できる環境を提供しています。
| 全長 | 3,395mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 | 1,650mm |
| ホイールベース | 2,460mm |
| 最小回転半径 | 4.4m |
| 燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
| 乗車定員 | 4名 |
| 車両重量 | 870kg |
| エンジン | 水冷4サイクル直列3気筒DOHC12バルブ吸排気VVT |
| 総排気量 | 658cc |
| ボディカラー | 10色 |
| 駆動方式 | 4WD |
| トランスミッション | CVT |
| 車種 | スズキ ワゴンR ウィズ |
|---|---|
| 特徴 | 車高を高くして室内空間を広くした福祉車両のパイオニア。WITHシリーズとして展開 |
| 助手席シート | 昇降タイプでスイッチ操作により車椅子と同じ高さまで降下・旋回しスムーズに移乗可能 |
| 補助装備 | 胸部固定ベルト・専用アームレスト・フットレストで車椅子移乗をサポート |
| 安全性能 | 単眼カメラと高性能レーダーによる自動ブレーキ・誤発進抑制など安全サポートが充実 |
| 運転支援 | ヘッドアップディスプレイを搭載し、速度や安全情報を表示して運転をサポート |
「ホンダ N-BOXスロープ」はスロープと電動ウインチで介助者の負担を大幅に軽減する軽自動車の福祉車両
ホンダの軽自動車N-BOXをベースとする福祉車両「N-BOXスロープ」は、2023年10月に3代目へフルモデルチェンジされました。累計販売台数でもトップクラスの人気を誇るN-BOXをベースとしており、通常モデルとほぼ変わらない外観デザインを維持しつつ、車椅子利用者と介助者の双方に配慮した機能を盛り込んでいます。
テールゲートから車椅子のまま乗降できるスロープを採用。速度調整・進路補正機能付きの電動ウインチを全車に標準装備しており、介助者の負担を大幅に軽減します。ウインチベルトにはシートベルトと同素材を採用し、走行中の横揺れも低減します。
スロープは「スーパーフレックススロープ」を採用し、収納時はフラットな荷室床面として活用できます。スロープ下のスペースも荷室として使えるため、普段使いの利便性が高く、買い物や趣味のアウトドア活用にも対応します。Honda SENSINGを標準装備しており、先進安全機能も充実しています。
| 全長 | 3,395mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 | 1,790mm |
| 室内長 | 2,060mm |
| 室内幅 | 1,350mm |
| 室内高 | 1,400mm |
| ホイールベース | 2,520mm |
| 最小回転半径 | 4.5m |
| 燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
| 乗車定員 | 4名 |
| 車両重量 | 960kg |
| エンジン | 水冷直列3気筒DOHC12バルブ横置 |
| 総排気量 | 658cc |
| 駆動方式 | FF / 4WD |
| 車種 | ホンダ N-BOXスロープ(2023年10月に3代目へFMC) |
|---|---|
| スロープ | スーパーフレックススロープを採用。収納時はフラット荷室として活用可能 |
| 電動ウインチ | 速度調整・進路補正機能付きで全車標準装備。介助者の負担を大幅軽減 |
| 安全装備 | Honda SENSINGを標準装備。車いす固定にはモーター式の強固な固定機構を採用 |
| 収納・利便性 | スロープ下スペースも荷室として活用可能。4WD車もラインナップ |
「日産デイズ LV」は車椅子固定ゴムネットと快適な助手席装備を備えた福祉車両
-
2代目デイズには福祉車両もラインナップ -
横から見た2代目デイズ -
後ろから見た2代目デイズ
日産デイズからも福祉車両(ライフケアビークル・LV)がラインナップされています。日産では福祉車両のことをLV(Life Care Vehicle)と呼び、日常のさまざまな介助シーンに対応できる車両の開発を進めています。
車内には折り畳んだ車椅子を荷台に固定できるゴムネットを装備。助手席には両側アームレストとリクライニング機能が設けられており、移動中の快適性にも配慮されています。コンパクトなボディサイズながら運転支援技術「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」なども搭載しており、安全面でも評価が高い1台です。
| 全長 | 3,395mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 | 1,620mm |
| 室内長 | 2,085mm |
| 室内幅 | 1,295mm |
| 室内高 | 1,280mm |
| ホイールベース | 2,520mm |
| 燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
| 乗車定員 | 4名 |
| 車両重量 | 880kg |
| 駆動方式 | 2WD |
| 車種 | 日産 デイズ LV |
|---|---|
| 特徴 | 日常の介助シーンに対応した福祉車両。日産ではLV(ライフケアビークル)と呼称 |
| 車椅子固定 | 折り畳んだ車椅子を荷台に固定できるゴムネットを装備 |
| 助手席 | 両側アームレスト装備。リクライニング機能付きで移動中の快適性を確保 |
福祉車両の購入・利用で受けられる税制優遇と助成制度
福祉車両を購入・利用する際には、消費税・自動車税(軽自動車税)・自動車取得税の面で税制上の優遇を受けることができます。福祉車両への改造が一定レベルであれば、ベース車と同様にエコカー減税の対象になる場合もあります。また、お住まいの自治体に申請することで助成制度を活用できるケースもあります。
消費税は非課税、自動車税・自動車取得税は申請で減免
車椅子などを乗せるための昇降装置と、車内で車椅子を固定するためのアクセサリーを装備した福祉車両は、車の購入費用やリース料にかかる消費税が非課税となります。
| 項目 | 消費税 |
|---|---|
| 車本体の価格 | 非課税 |
| メーカーのアクセサリー等 | 非課税(車を購入した場合) |
| 届け出書類の手数料等 | 課税 |
| リース契約の料金 | 非課税 |
自動車税(軽自動車税)や自動車取得税は、「身体に不自由を抱えている方が自分で運転する自動車」「不自由を抱えている方と同居する家族が運転する自動車」などの条件を満たせば、申請により減免を受けられます。詳細は、お住まいの地区の税務署・福祉事務所・各市区町村の税務担当課でご確認ください。
自治体の助成制度・貸付制度も積極的に活用しよう
身体に不自由を抱えている方が自動車を購入する場合や、運転免許を取得する場合、車を福祉車両に改造する場合などに応じて、各自治体はさまざまな貸付・助成制度を設けています。
| 項目 | 内容 | |
|---|---|---|
| 貸付制度 | 自動車購入資金 | 通勤・通院・通学など社会参加に必要な場合に購入資金を貸付 |
| 運転免許取得費用 | 自営または就労を目的として免許を取得する場合に費用を貸付 | |
| 助成制度 | 自動車購入資金 | 身体に不自由を抱えている方を雇用する事業主が対象。通勤用自動車に適用 |
| 免許・技能習得費用 | 就労目的での運転免許取得費用を助成 | |
| 福祉車両への改造資金 | 就労等で車を改造する必要がある場合にその費用を助成 | |
| 燃料代 | 身体に不自由を抱えている方やその家族が運転する車のガソリン代を助成 |
このほか、有料道路の通行料金が割り引かれる制度もあります。利用できる制度の詳細は、お住まいの自治体や福祉事務所でご確認ください。制度の内容は自治体によって異なるため、複数の窓口に問い合わせることをおすすめします。
軽自動車の福祉車両は高齢化社会においてますます重要な存在に
日本の高齢化はさらに進んでおり、福祉車両のニーズは今後も高まり続けると考えられます。家族に介護が必要になったとき、通院・買い物・外出のたびに車椅子ごと乗れる福祉車両があれば、介助者の負担と利用者のストレスを大幅に軽減できます。
軽自動車タイプの福祉車両は、購入費用や維持費が普通車に比べて安く抑えられるうえ、取り回しがしやすい点も大きなメリットです。消費税非課税などの税制優遇や各種助成制度を活用すれば、実質的な負担をさらに下げることができます。
車種を選ぶ際には「スロープタイプか昇降シートタイプか」「利用者の体格や車椅子のサイズに合うか」「介助者が一人でも安全に操作できるか」を確認するのがポイントです。購入前にはディーラーで実際に操作体験をすることをおすすめします。