ダイハツの軽トールワゴン ウェイクが2017年11月30日にマイナーチェンジ
軽自動車No.1の室内高を持つウェイクが2017年11月30日にマイナーチェンジを果たしました。今回のマイナーチェンジではエクステリア、インテリア、パワートレインの変更はされず、安全装備をグレードアップしました。
現在のスマートアシスト2からスマートアシスト3へ、大きな全高でも運転しやすいように死角センサーも新たに採用します。
クラストップレベルの快適性を持つウェイクの変更点を、現行ウェイクのエクステリアやインテリアを振り返りながら紹介します。
ウェイクが生産終了 タントが後継グレードを追加する可能性
ウェイクはスライドドアと高天井の人気ポイントを抑えた軽自動車でしたが、販売台数は振るわず、2022年8月11日に販売終了することがダイハツの公式サイトで発表されました。
ダイハツにはウェイクに似たコンセプトのタフトがあり、今後はタフトがウェイクの役割を引き継ぐことに。
タントにもアクティブなイメージを与えた、新グレードを用意するという噂もあるようです。
ウェイクへアウトドアに最適な装備を追加した特別仕様車VSを設定
日常からレジャーまで活躍するウェイクの特別仕様車VS
ウェイクがレジャーやアウトドアに最適な、防水の樹脂製フロアやマルチフックを装備した特別仕様車のVSを2021年5月10日に設定。
一部改良も行い、運転中は常に作動する仕様変更したオートライトを全グレードに標準装備しています。
ウェイク特別仕様車VSの装備
- LEDヘッドランプ(Lグレード)
- 15インチアルミホイール(Gターボ)
- LEDフロントパーソナルランプ
- LEDリヤパーソナルランプ
- LEDラゲージルームランプ
- LEDバックドアランプ
- イージーケアフロア
- ユーティリティフック
- 荷室床面フック
- 固定ベルト
- 上下2段階調節式デッキボード(Lグレード)
- ドライビングサポートパック
- パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパック
またサイドミラーも大型化して安全性を向上しています。一部改良したウェイクの販売価格は1,377,200円から1,875,500です。
特別仕様車のL VS SA3は2WDが1,644,500円、4WDが1,771,000円、Gターボ VS SA3は2WDが1,749,000円、4WDが1,875,500円です。
特別仕様車リミテッドをウェイクに2018年9月3日に追加
ウェイクの特別仕様車リミテッドが登場!
2018年9月3日に軽自動車のウェイクへ特別仕様車のリミテッドが追加されました。ベースのウェイク L SA3へ「スペシャルリミテッドSA3」「リミテッドSA3」が追加され、ターボモデルのウェイク Gターボ SA3へ「リミテッドSA3」を設定。
全ての特別仕様車リミテッドにパノラマモニターが標準装備され、その他にもLED装備が強化されています。
ウェイク L スペシャルリミテッドSA3の特別装備
- パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパック
- 左側パワースライドドア
- 左側スライドドアイージークローザー
- 14インチフルホイールキャップ
ウェイク L リミテッドSA3の特別装備
- パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパック
- LEDスタイルパック
- LEDヘッドランプ
- LEDフォグランプ
ウェイク Gターボ リミテッドSA3の特別装備
- パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパック
- 15インチアルミホイール
- LEDフロントパーソナルランプ
- LEDリヤパーソナルランプ
- LEDラゲージルームランプ
- LEDバックドアランプ
グレード | 駆動 | 販売価格 |
---|---|---|
ウェイク Lスペシャルリミテッド SA3 | 2WD | 1,518,000円~ |
4WD | 1,644,500円~ | |
ウェイク Lリミテッド SA3 | 2WD | 1,644,500円~ |
4WD | 1,771,000円~ | |
ウェイク Gターボリミテッド SA3 | 2WD | 1,749,000円~ |
4WD | 1,875,500円~ |
マイナーチェンジでウェイクはスマアシ2からスマアシ3へ進化
ウェイクの安全装備はスマートアシスト2を採用しています。
今回のマイナーチェンジでは新型ミライースにも採用された最新の安全予防技術スマートアシスト3を採用して安全性を進化させます。
スマアシ2とスマアシ3の違い
- 車両検知に加え、歩行者検知も可能に
- シングルカメラからステレオカメラに
- 自動ブレーキ作動域の拡大
- オートハイビームの採用
ウェイクに搭載されるスマートアシスト3の機能を具体的に紹介します。
衝突警報機能と衝突回避支援ブレーキ機能
スマートアシスト2では車両のみでしたが、スマートアシスト3では歩行者も検知して安全性が進化しています。ウェイクは安全装備の進化で家族みんな楽しめる軽自動車に進化しています。
1.衝突警報
車両や歩行者と衝突の危険性があると判断した場合に、ブザー音とコクピット内のメーター表示でドライバーに注意喚起します。
対車両 | 約4~約100km/h走行時 |
---|---|
対歩行者 | 約4~約50km/h走行時 |
2.事前ブレーキ
車両や歩行者に衝突する危険性がさらに高まった場合は、自動で事前ブレーキをかけます。
対車両 | 約4~約80km/h走行時 |
---|---|
対歩行者 | 約4~約50km/h走行時 |
3.被害軽減ブレーキアシスト
事前ブレーキの作動中に、ドライバーがブレーキをかけるとシステムが制動力を高めるようにアシストします。
対車両 | 約30~約80km/h走行時 |
---|---|
対歩行者 | 約30~約50km/h走行時 |
4.緊急ブレーキ
車両や歩行者との衝突が避けられないとシステムが判断した場合は、衝突回避、被害軽減するように強いブレーキでサポートします。
対車両 | 約4~約80km/h走行時 |
---|---|
対歩行者 | 約4~約50km/h走行時 |
車線逸脱警報機能
車線のかすれや汚れなない場合、方向指示器を使っていない場合、車線を逸脱しそうになると警報と車線の維持をドライバーへお知らせします。
居眠り運転やわき見運転による事故を防ぐための安全予防技術です。
誤発進抑制制御機能
前方約4m以内に障害物ある時に前方方向へ急発進した場合、後方約2~3m先に障害物がある時に後方へ急発進した場合に動作を抑制します。
約10km/h以下で作動する安全予防技術で、近年増加しているペダルの踏み間違えによる事故を防ぐ役割があります。
先行車発進お知らせ機能
信号待ちで前方の車の発進に気づかない場合に、音とコクピット内の表示でお知らせする機能です。
約10m以内の先行車が約3m以上進んでも止まったままで、自車がブレーキを踏んでいる場合に限り作動します。
オートハイビーム
対向車の光を検知して対向車がいない場合はハイビーム、対向車がいない場合は自動でロービームに切り替えます。約25km/hで作動して視界の悪い夜間のドライブをサポートします。
死角センサーやガイド線キット搭載で安心をプラス
ミライースの死角センサー
ウェイクはスマートアシストの進化以外にも更なる安全性を持つべく、四隅に死角センサーを搭載します。
軽自動車では初めての技術でダイハツの車でしか採用されていない、フロント2個、リヤ2個の2コーナーセンサーは障害物に接近すると警告音とメーター内のマルチインフォメーションディスプレイに作動状況を表示します。
後退する時にはガイド線を表示するため、バック駐車が苦手な方も安心できます。
マイナーチェンジしたウェイクの全14色の個性的なエクステリア
ウェイクはマイナーチェンジによるエクステリアの変更はありません。
ボディカラーにはフレッシュグリーンメタリックやトニコオレンジメタリックなどビビッドなカラー展開を継続してアクティブなイメージに磨きをかけます。
2トーンカラー展開も豊富で、可愛らしい自分だけのウェイクを全14色から選ぶことができます。
- フレッシュグリーンメタリック
- ミストブルーマイカメタリック
- トニコオレンジメタリック
- ブルーマイカメタリック
- パールホワイト3
- プラムブラウンクリスタルマイカ
- タングステングレーメタリック
- オフビートカーキメタリック
- ブラックマイカメタリック
- パールホワイト3×トニコオレンジメタリック
- パールホワイト3×ブルーマイカメタリック
- パールホワイト3×オフビートカーキメタリック
- パールホワイト3×フレッシュグリーンメタリック
- パールホワイト3×ミストブルーマイカメタリック
快適で便利な室内スペースも健在
運転し易さを追求した運転席
シートアレンジ豊富なミラクルラゲージ
ウェイクは軽自動車最大の室内高を持つ車で使い勝手も軽自動車トップレベルとなっています。
車内空間を変幻自在に変えられる5つのシートアレンジを持つミラクルラゲージ機能、目線の高さを1,387mmとして運転し易さを追求したファインビジョン機能など、日常使いを快適で便利にする機能が詰め込まれた使いやすい軽自動車です。
ウェイクはマイチェン後もボディサイズやパワートレインに変化なし
ウェイクには現行と同じシャーシが採用されるため、マイナーチェンジ後もパワートレインやボディサイズの変更はありません。
価格はスマートアシストのグレードアップや死角センサーを搭載した分上昇するでしょう。しかし新型タントなど販売価格を据え置きされた車種もあるため、もともと高めのウェイクの価格では据え置かれる可能性もあります。現在販売されているウェイクのグレード別価格、車両スペックを紹介します。
グレード | 駆動 | 販売価格 |
---|---|---|
D | 2WD | 1,375,000円~ |
– | – | |
D SA3 | 2WD | 1,441,000円~ |
– | – | |
L スペシャルリミテッド SA3 | 2WD | 1,518,000円~ |
4WD | 1,644,500円~ | |
L SA3 | 2WD | 1,584,000円~ |
4WD | 1,710,500円~ | |
L レジャーエディション SA3 | 2WD | 1,628,000円~ |
4WD | 1,754,500円~ | |
L リミテッド SA3 | 2WD | 1,644,500円~ |
4WD | 1,771,000円~ | |
G ターボ SA3 | 2WD | 1,705,000円~ |
4WD | 1,831,500円~ | |
G ターボ レジャーエディション SA3 | 2WD | 1,749,000円~ |
4WD | 1,875,500円~ | |
G ターボ リミテッド SA3 | 2WD | 1,749,000円~ |
4WD | 1,875,500円~ |
全長 | 3,395mm |
---|---|
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,835mm |
室内長 | 2,215mm |
室内幅 | 1,345mm |
室内高 | 1,455mm |
ホイールベース | 2,455mm |
最小回転半径 | 4.4m |
最低地上高 | 140mm |
車両重量 | 1,000kg |
エンジン種類 | 水冷直列3気筒DOHC横置 |
総排気量 | 658L |
最高出力 | 38kW(52PS)/6,800rpm |
最大トルク | 60Nm(6.1kgm)/5,200rpm |
ボディカラー | 14色 |
乗車定員 | 4人 |
JC08モード燃費 | 25.5km/L |
価格 | 1,598,400円~ |
ウェイクのライバルはスペーシアとN-BOX
ホンダ N-BOX
スズキ スペーシア カスタムZ
ウェイクのライバルはホンダのN-BOXとスズキのスペーシアです。
どちらの車種も室内空間が広く、使いやすさをアピールしている点でウェイクと競合しています。
N-BOXは年間販売台数1位を走り続ける不動の人気車種、スペーシアもN-BOXには劣りますが軽自動車トップクラスの燃費性能を武器に2016年の年間販売台数では6位に入るなど人気の車種となっています。
ウェイクは2016年の年間販売台数は13位となっているため、ライバル車種の中では人気が低迷していますが、今回のマイナーチェンジにより安全装備が強化されるため、販売台数で追いつける可能性もあります。
今後の課題は軽自動車No.1の室内高を活かした更なる利便性の向上や、スペーシアのようなマイルドハイブリッドを採用した燃費性能の向上です。
ウェイクのフルモデルチェンジではN-BOXとスペーシアの魅力に負けない個性を期待しましょう。
ウェイクは安全装備が充実してファミリーカーにおすすめ
マイナーチェンジ前のウェイクの予防安全装備はスマートアシスト2にとどまり、ダイハツのラインナップでも前時代のものでしたが、2017年11月30のマイナーチェンジにより待望のスマートアシスト3を搭載することとなりました。
広い室内空間と最先端の予防安全装備を持つウェイクは、軽自動車No.1のファミリーカーとなるでしょう。