スープラのレース仕様車であるGRスープラGT4コンセプトがジュネーブモーターショーで初公開!白・黒・オレンジ・赤などの多彩なボディカラーが目を引くモデル
トヨタが満を持して発表した90スープラのスポーティモデルであるGRスープラに、GT4コンセプトなるモデルが披露されました。2019年3月に行われたジュネーブモーターショー2019で世界初公開され、ボディサイズや搭載エンジンを発表。
ボディカラーは白のほかに、シルバー・赤・オレンジ・黒などに塗り分けられていて、市販車よりも軽量化を行いロールゲージやリヤウィングなどの競技部品も装着しています。FIA-GT4の走りを体験できるGRスープラGT4は、どのような車に仕上がったのでしょうか?さっそくチェックしてみましょう。
GRスープラGT4のブレーキ・ハンドリング性能を向上したパフォーマンスモデルGRスープラGT4 EVOを2023年10月28日に発売
GRスープラGT4をモデルチェンジしてGRスープラGT4 EVOへ名称変更。
ブレーキ・ハンドリング・エンジン性能を向上し、2023年シーズンのモータースポーツへ投入します。
EVOのパワートレインはGRスープラGT4と同じ3.0L直列6気筒ターボチャージャーを採用。最高出力や最大トルクも同じです。
販売地域は欧州、北米、アジア(日本を含む)で、186,000ユーロ(日本円で約2,745万円)で販売します。
GRスープラGT4コンセプトの搭載エンジンは3.0Lの直6シングルターボ!軽量化とロールゲージの追加などが行われた
GRスープラGT4コンセプトは、GT4クラスのレース仕様車に仕上げたコンセプトモデルです。ボディサイズは全長4,460mm・全幅1,855mm・全高1,250mmで、ベースのスープラよりも少し長く低くなっていますが、幅は狭くなっています。
GT4コンセプト | ベースモデル | |
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全長 | 4,460mm | 4,380mm |
全幅 | 1,855mm | 1,865mm |
全高 | 1,250m | 1,290~1,295mm |
GT4コンセプトでは全長が80mm伸びていて、全高は40mm下がっていますが、全幅は10mm狭くなっています。ボディカラーはマルチカラーになっていて、正面向かって左側にはオレンジ、右側はホワイト、ルーフにはレッドやシルバー、リア向かって左にはブラックが使われています。
GT4コンセプトモデルの開発担当はトヨタモータースポーツ有限会社で、ロールゲージやサスペンション・ブレーキ、そしてリヤウィングが装着されていて、レース仕様車ということが分かります。
搭載しているエンジンは、3.0L直列6気筒のシングルターボエンジンと発表されていて、通常モデルのRZに搭載されているエンジンと同様のスペックでしょう。最高出力は340PS、最大トルクは500Nmで0-100km/h加速は、4.3秒を記録しています。
GT4コンセプト | |
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種類 | 直列6気筒 |
過給機 | ツインスクロールターボ |
排気量 | 2,998cc |
最高出力 | 250kW(340PS)/5,000~6,500rpm |
最大トルク | 500Nm/1,600~4,500rpm |
GRスープラGT4はFIA-GT4のスーパー耐久シリーズやニュルブルクリンク耐久シリーズなどのレースに参戦したレース専用モデル
GRスープラGT4コンセプトは、FIA-GT4レギュレーションに沿って開発された車両でGRスープラをベースとしたレーシングスタディモデルです。すでにベース車両に手を加えられているため、スーパー耐久シリーズやニュルブルクリンク耐久シリーズにそのまま参戦することができます。
また、トヨタはGRスープラをNASCARやニュルブルクリンク24時間耐久レース、そしてGT500クラスのSUPER GTに参戦しています。
GRスープラGT4 EVOはGRスープラをベースにしたレーシングスタディモデルでGT4レギュレーションに沿って開発
GRスープラGT4コンセプトは、ジュネーブモーターショー2019で発表されたコンセプトモデルで、GT4レギュレーションを想定した開発をトヨタモータースポーツ有限会社が行っています。
GRスープラは2019年春に発売すると予定されていて、全世界で展開するグローバルモデルとなります。価格帯は400~700万円の範囲となり、GT4コンセプトと同様と思われる3.0LエンジンはRZグレードに搭載されています。
今後はレクサスLCに変わって2020年からトヨタの看板を背負いSUPER GTに参戦するGRスープラGT4 EVOから目が離せません。