シャトルのマイナーチェンジ

シャトルのマイナーチェンジ 後期型へ移行してホンダセンシングを標準装備

シャトルのマイナーチェンジは2019年5月10日に行われ、安全装備のホンダセンシングを全タイプで標準装備します。2017年の一部改良では価格が若干上がり1,808,400円~2,772,000円の価格帯になりました。新型シャトルのマイナーチェンジ内容をチェックしてみましょう。

シャトルはマイナーチェンジで内外装を刷新 2019年5月10日に行われた改良内容

シャトルのマイナーチェンジが2019年5月10日に実施されました。シャトルはフィットをベースにした、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトでクラストップレベルの室内空間の広さが魅力の5ナンバーステーションワゴンで、走りの良さも人気の理由です。

2019年5月10日に行ったマイナーチェンジではエクステリアやインテリアを中心にデザインを変更して、洗練された上質感を追求するモデルになりました。
販売台数をさらに伸ばす起爆剤になるシャトルのマイナーチェンジの改良点を解説します。

ホンダ新型シャトルのエクステリアはマイナーチェンジでフォグランプとリヤコンビネーションランプの形状を変更

登場から4年で初めてマイナーチェンジを受けたシャトル

シャトルのマイナーチェンジは2019年5月10日に行われました。フィットシャトルの後継車として2015年5月15日に独立して誕生したシャトルは、2016年と2017年に一部改良を受け、2018年には仕様変更を行いましたが、マイナーチェンジは初めて行います。

新型シャトルの大きな変更点はフロントのフォグランプとリヤコンビネーションランプの形状を変えたこと

マイナーチェンジなのでフルモデルチェンジと比較すると変更点は少ないですが、特に目につくのがフロントに配置するフォグランプが丸目からラインライトに変更されたこと、リヤコンビネーションランプも2本の赤いラインに変更されています。

専用ホイールも新規デザインを採用してボディ同色だったドアノブのカラーも変更

ホイールデザインも既存のシャトルと違う、シルバーとブラックの切削光輝ホイールを採用、フロントとリヤのドアノブはボディカラーとは違う色になっています。ドアピラーは艶のあるピアノブラックではない樹脂製を採用しているのがわかります。

シャトルのボディカラーは8色を設定 プレミアムベルベットパープル・パールはオプションカラー

新型シャトルのボディカラーはオプションカラー4色を含む8色を設定します。新たに設定されたグリーン系のボディカラー「ブリティッシュグリーンパール」は無償で選択できますが、新型シャトルのテーマカラーになっている「プレミアムベルベットパープル・パール」はオプションカラーになっています。

  • プラチナホワイト・パール(33,000円高)
  • プレミアムベルベットパープル・パール(33,000円高)
  • ミッドナイトブルービーム・メタリック(33,000円高)
  • プレミアムクリスタルレッド・メタリック(55,000円高)
  • ルナシルバー・メタリック
  • シャイニンググレー・メタリック
  • クリスタルブラック・パール
  • ブリティッシュグリーン・パール

新型シャトルのボディカラー一覧

  • プラチナホワイト・パール(33,000円高)
  • プレミアムベルベットパープル・パール(33,000円高)
  • ミッドナイトブルービームメタリック(32,400円高)
  • プレミアムクリスタルレッドメタリック(54,000円高)
  • ルナシルバー・メタリック
  • シャイニンググレーメタリック
  • クリスタルブラック・パール
  • ブリティッシュグリーンパール

オプションカラーの「プレミアムクリスタルレッドメタリック」や「ミッドナイトブルービームメタリック」はホンダらしさを感じる鮮やかなボディカラーなので個性を表現したい方にピッタリです。
おすすめのボディカラーは新型シャトルのテーマカラーにもなっている「プレミアムベルベットパープル・パール」で上質感を表現するリッチなボディカラーになっています。

新型シャトルのインテリアに初めて本革シートオプションを設定

新型シャトルはシートデザインなどを変更

新型シャトルはマイチェン前のインテリアに大きな変化はありませんが、シートデザインやインパネに変化があります。また最上級グレードの「ハイブリッドZ ホンダセンシング」グレードにはシャトルで初めての本革シートを採用します。

シャトルのラゲッジスペースは570Lで後席を倒すと最大1,141Lまで拡大

シャトルの特徴の一つ、広い室内を実現するセンタータンクレイアウトを引き続き採用しているため後席を畳むと最長184cmのフラットで広大な空間が生まれます。この空間は車中泊に便利な広さで足を広げても快適に過ごすことができるでしょう。

車中泊できる車を求めるユーザーへ、トヨタはシエンタのファンベースなど、ホンダをフリードプラスなどを発売していますが、新型シャトルも快適に車中泊できる車になりました。

ドアパネルやセンターコンソールは新意匠に

新型フィットのセンターコンソール部分には光沢のあるピアノブラックを採用して、マイナーチェンジのコンセプトである「洗練された上質感を追求」したことがわかります。インパネやドアパネルにも新意匠のデザインパネルを採用しています。

シャトル初の本革シートは最上級グレードのハイブリッドZホンダセンシングに設定

シャトルで初めて採用する本革シートは最上級グレードのみ選択できるオプション装備になっています。ブラックの本革シートはクラスでもトップレベルで高級感のある装備になるでしょう。

快適な室内空間で居住性がアップされた新しいシャトル

新型シャトルの広々とした後部座席

シャトルの室内空間は、頭上空間が高いことで圧迫感がないだけではなく、後部座席にもリクライニング機構があり、足が組めるほど広々としていて、リラックスした姿勢でドライビングを満喫することができます。

また、エアコンや送風に連動して高濃度プラズマクラスター25000が作動します。

新型シャトルの価格帯
グレード エンジン トランスミッション 駆動方式 販売価格
HYBRID・Honda SENSING 1.5L アトキンソンDOHC i-VTEC+i-DCD 高出力モーター内蔵7速DCT 2WD(FF) 2,158,200円
4WD 2,356,200円
HYBRIDX・Honda SENSING 2WD(FF) 2,418,900円
4WD 2,616,900円
HYBRIDZ・Honda SENSING 2WD(FF) 2,607,000円
4WD 2,772,000円
G・Honda SENSING 1.5L直噴DOHC i-VTEC CVT 2WD(FF) 1,808,400円
4WD 2,006,400円

シャトルのマイナーチェンジ(一部改良)は2017年9月15日!追加される装備まとめ

2015年5月にフルモデルチェンジして発売した5ナンバーステーションワゴンの「シャトル」が、2017年9月15日にマイナーチェンジ(一部改良)して後期型へと移行しました。変更されるポイントは、エクステリアやインテリアの変更、安全装備であるホンダセンシングの標準装備、搭載エンジンの改良が行われました。
一部改良したシャトルのエクステリアやインテリア、搭載装備や発売日・価格帯などを紹介します。

新型シャトルのエクステリア

シャトル前期型のエクステリア

一部改良後のシャトルのエクステリアは、前期型のエクステリアをベースによりスポーティで若者向けのデザインになると考えられます。前期型のライト類は、ヘッドライトとリヤテールがLEDになっていてフォグランプはハロゲンですが、後期型になるとフォグランプもLEDタイプが採用されました

サイドビューは、フロントからリヤにかけて吊り上がっていくラインが特徴的で、スタイリッシュな印象を受けます。ボディタイプは5ドアハッチバックワゴンで、フロント・リヤともに横開きのヒンジドアに変更点はありません。

リヤビューもLEDテールランプを装備し後続車からも見やすいデザインになっています。シャークフィンアンテナやメッキガーニッシュを装備しリヤビューもスタイリッシュな印象を受けます。

ボディカラーに変更はなく、全7色設定となっています。

  • ホワイトオーキッド・パール(32,400円高)
  • ルナシルバー・メタリック
  • ルーセブラック・メタリック(32,400円高)
  • クリスタルブラック・パール
  • ミッドナイトブルービーム・メタリック(33,000円高)
  • ミスティックガーネット・パール(32,400円高、HYBRID X・HYBRID Zのみ)
  • プレミアムクリスタルレッド・メタリック(55,000円高)
新型シャトルのボディサイズ
全長 4,400mm
全幅 1,695mm
全高 1,545mm(4WD:1,570mm)
ホイールベース 2,530mm
最低地上高 130mm(4WD:145mm)

また、2017年の一部改良後のシャトルのボディサイズは変更なしで、前期型と同様の5ナンバー枠に収まるボディサイズになると考えられます。

新型シャトルのインテリア

新型シャトルのインテリア変更点は、質感向上やドリンクホルダーの使い勝手が向上など、大幅な変更点はありません。インテリアカラーは5パターン用意されていて、グレードによって分けられています。

ブラック/ファブリック

ベースグレードのHYBRID、ガソリン車のGに装備されているブラック内装は、ファブリック素材を使ったスタンダードなスタイルです。

ブラック/プライムスムースコンビシート

アイボリー/プライムスムースコンビシート

上級グレードのHYBRID Xに装備されているブラック内装、アイボリー内装は、プライムスムースとファブリックのコンビシートです。座面と背面にはファブリックを使い快適に、ヘッドレストやシートサイドなどの手が触れやすい部分には質感のいいプライムスムースを使っている実用的なコンビシートです。

クラッシーブラック/プライムスムースコンビシート

リゾーターブラウン/プライムスムースコンビシート

最上級グレードのHYBRID Zに装備されているシート素材はHYBRID Xと同様にプライムスムースとファブリックのコンビシートですがインテリアカラーは、上品な「クラッシーブラック」と、落ち着いた「リゾーターブラウン」の2種類です。ステッチもシングルではなくダブルになっていて、耐久性もあります。

また、パネルガーニッシュなどの見た目も他のグレードではメタリック塗装ですが、最上級グレードのHYBRID Zでは高級感がある木目調のものになっています。

マイナーチェンジ(一部改良)後シャトルの搭載装備

コンパクトステーションワゴンのシャトルには、先進安全装備の「Honda SENSING」が搭載されておらず、2017年9月15日の一部改良で全車標準装備になりました

2017年6月以降、コンパクトカーのフィットやハイブリッドセダンのGRACE、軽自動車のN-BOXがマイナーチェンジやモデルチェンジすると同時にHonda SENSINGを搭載してきているので、シャトルも同様に搭載となりました。

ホンダセンシング(Honda SENSING)の内容

  • 衝突軽減ブレーキ
  • 誤発進抑制機能
  • 歩行者事故低減ステアリング
  • 路外逸脱抑制機能
  • アダプティブ・クルーズ・コントロール
  • 車線維持支援システム
  • 先行車発進お知らせ機能
  • 標識認識機能

特に「衝突軽減ブレーキ」と「誤発進抑制機能」は、不注意や操作間違いによる事故の確率をグッと減らしてくれる素晴らしい機能ですが、すべての状況で必ず作動するというわけではないので過信は禁物です。

マイナーチェンジ(一部改良)後シャトルの搭載エンジン

一部改良後のシャトルに搭載されるエンジンは、現在のハイブリッドエンジンを改良したものが装備されて燃費が若干向上しています。

LEB-H1諸元
種類 直列4気筒
排気量 1,496cc
エンジン最高出力 110PS/6,000rpm
エンジン最大トルク 13.7Nm/5,000rpm
モーター型式 H1
モーター最高出力 29.5PS/1,313-2,000rpm
モーター最大トルク 16.3Nm/0-1,313rpm

シャトル ハイブリッド前期型の燃費はFFの2WDで34.0km/L、4WDで27.6km/Lですが、改良を加えたエンジンの搭載により、2WDは34.4km/L、4WDは27.8km/Lへと燃費が向上しています。

新型シャトルの発売日は2017年9月15日・価格帯

新型シャトルの一部改良の発売日は、2017年9月15日です。価格帯は、安全装備のホンダセンシングが標準装備され、1,770,120円~2,631,960円の価格帯となっています。

2017年にマイナーチェンジ(一部改良)したシャトルの販売価格一覧
駆動方式 販売価格
G ホンダセンシング 2WD 1,770,120円~
4WD 1,964,520円~
ハイブリッド ホンダセンシング 2WD 2,080,080円~
4WD 2,274,480円~
ハイブリッドX ホンダセンシング 2WD 2,310,120円~
4WD 2,504,520円~
ハイブリッドZ ホンダセンシング 2WD 2,469,960円~
4WD 2,631,960円~

シャトルはホンダセンシングを搭載してより安全な車に

2015年に発売しホンダのラインナップの中では唯一の5ナンバーステーションワゴンのシャトルは、2019年5月10日にマイナーチェンジを行い進化します。

エクステリアがスポーティな見た目になり安全装備であるホンダセンシング(Honda SENSING)を全タイプで標準装備し、搭載エンジンを改良して燃費も若干向上の34.4km/Lになります。
荷物も積めるステーションワゴンで、安全装備も充実する新型シャトルが2019年5月10日に登場しました。