RVRの内装をチェック!GとMの装備差やデザインの違いは?
三菱から販売されているSUVのRVRの内装を紹介します。RVRは現在コンパクトクロスオーバーSUVとして販売・製造されていますが、元々、初代と2代目のRVRのボディタイプはトールワゴンでした。3代目を迎えるモデルのRVRは、アウトランダーPHEVの弟分的ポジションとして2010年から販売されています。
2019年8月にマイナーチェンジが行われた三菱RVRですが、内装には他の車種と比べてどのような特徴があるのでしょうか。RVRのグレード構成はGとMの2タイプのみですので、2つの違いにも触れながら三菱RVRの内装について解説していきます。
2019年8月22日RVRがマイナーチェンジ!内装はどこがどう変わった?
三菱自動車は2019年8月22日、RVRのマイナーチェンジを発表しました。今回の改良では安全装備の強化やエクステリアデザインの変更がメインとなりますが、インテリアにも一部変更があります。
内装カラーは従来型と変わらずブラックで統一されているRVR。今回はルーフライニングの色を黒に変更し、上級グレード「G」のシートデザインに幾何学パターンを採用しています。
その他にもNVECS-III6 6速スポーツモードCVTに「Mポジション」を追加したり、予防安全技術「e-Assist」に誤発進抑制機能(前進時)を追加してサポカーSワイドに該当させるなどのテコ入れが行われています。それでいて車両価格は従来と比べて据え置き、または値下げするといった充実ぶりです。
RVRのコックピットはGとMでどんな装備差が?
三菱RVRのG・Mのコックピット画像を見比べてみると、デザインに大きな違いはありませんが、加飾の有無や素材、装備に違いがあります。
RVRのGグレードの場合、ステアリングホイールとシフトカバーには高級感のある本革巻が採用されます。Mグレードはウレタン製ですが、メーカーオプションによりGグレードと同じ本革巻に変えることができます。
さらに、RVRのGグレードには車を操る楽しさが味わえるパドルシフトと、高速道路などでアクセルを踏まずに定速走行が可能となるクルーズコントロール機能が搭載されています。パドルシフトはオプショナルパーツとしてラインナップしているので、RVRのMグレードにも装着可能です。
プッシュボタン式のドライブモードセレクターは4WD車のみに搭載されています。「4WDオート」に設定すれば、駆動力を適切にコントロールして雪道などの悪路でも力強く安定した走りを実現してくれます。
その他、燃費のよい走りとなる「2WD」や安定したトラクションがかかる「4WDロック」など、全部で3つのモードに切り替えられます。
Gグレードにはオートエアコンが搭載されますが、Mグレードにはマニュアルエアコンが標準装備となります。どちらもダイヤル式で操作性に優れていて、RVR車内の室温を快適に維持します。
RVRはエアコン送風口に採用されているガーニッシュもグレードごとに異なります。Gグレードにはピアノブラック、Mグレードにはカーボン調が採用されています。どちらも重厚感のある加飾で、スタイリッシュなインテリアを演出してくれます。
インパネセンターの下にはスマートフォンを保管できるスペースを設置しています。スマートフォントレイは着脱可能なので、ホコリが溜まったときなどのお手入れも簡単に行えます。
三菱RVRのシートデザインはメーカーオプション含め3タイプがラインナップ
三菱RVRのMグレードはストライプパターンに赤色のステッチが入った上級ファブリックシート、最上級モデルとなるGグレードはハニカムパターンのファブリックシートが標準装備されています。
Gグレードにはメーカーオプションで赤ステッチ入りのスエード調と合成皮革のコンビシートに変更が可能です。スエード調生地部分には高級感のある「グランリュクス」を採用しています。
三菱RVRの特別仕様車「アクティブギア」の内装は黒×オレンジのエネルギッシュなデザイン
三菱のアクティブギアシリーズは、高い機能性を主張するオレンジカラーを取り入れた特別仕様車です。RVRのほか、デリカD5・ekカスタム・ekスペースがラインナップしています。車離れが著しいとされている若者たちにもウケるスポーティでかっこいい外装・内装が魅力的です。
ディーラーオプション扱いとなるアクティブギアコンプリートパッケージには、ブラック×オレンジのフロアマットが前後席セットでついてきます。
ステアリングやシフトノブ、パーキングブレーキ、シートにはそれぞれオレンジステッチが施されています。派手過ぎず、しかし独自の個性を放つデザインです。
エアコンダイヤルにもオレンジの加飾が採用されています。黒の内装色に鮮やかなオレンジカラーがとても映えます。
RVRのラゲッジルームはフレキシブルに使える大容量スペースが広がる!
三菱RVRのラゲッジルームは荷室幅がおよそ1000mm~1350mm、奥行きはおよそ1510mmよなっています。テールゲートの開口部が広いので、サイズの大きな重い荷物も積みやすい作りとなっています。リヤシートには6:4分割可倒式を採用することで、荷物の形状に合わせた多彩なシートアレンジが可能です。
フラットで使いやすい荷室の下には、仕切りのついたアンダーボックスを搭載しています。なお、スペアタイヤを選択した場合、アンダーボックスは未装着となります。
三菱RVRは「サポカー」対象車として高い安全性が評価
衝突被害軽減ブレーキシステムや車線逸脱警報システム、オートマチックハイビームをはじめとした三菱の先進安全装備「e-Assist」を標準装備しているRVRは、高齢ドライバーを含む全ての運転手に推奨される「サポカー」に該当するモデルです。なお、e-Assistのうち、後側方車両検知警報システムと後退時車両検知警報システムはパッケージメーカーオプションとなります。
その他にも、後ろの車のヘッドライトを防眩する自動防眩ルームミラーやアクティブスタビリティコントロール/ヒルスタートアシスト機能を標準装備するなど、RVRはどちらのグレードも高い安全性能を誇ります。
三菱自動車のRVRに装着可能なおすすめ純正アクセサリーやカスタムパーツは?
フロントドアスピーカーイルミネーションとフロアイルミネーションをセットで装着すれば、夜のドライブがもっと盛り上がります。ライトの色はどちらもブルーが設定されています。
ファブリックシートを本革調シートに変えるだけで、RVRのインテリアが上質なものにドレスアップされます。グレーのパイピングやステッチ、センター部のディンプル加工など、細かなディテールから職人のこだわりが感じられます。
荷室のユーティリティを高めるラゲッジマットやトノカバーもおすすめです。ラゲッジマットはラグジュアリータイプとスタンダードタイプの2種類から選べます。
荷物の形状やサイズに応じてすっきりと収納するラゲッジネットやラゲッジトレイ、パーティションボックスも購入可能です。カーゴサイドボックス専用のサイドトレイリッドは、床面をフラットにして使い勝手を良くしてくれます。
アルマイト処理にブラックレザーを合わせた球形のシフトノブは、ドライバーの走りへの期待感を高めてくれます。スポーティな見た目とシフトノブの握り心地の良さにテンションが上がります。
オート防眩ルームミラーは三菱RVR全車にオプションで装着可能です。夜間のドライブでの悩みの種である後続車のヘッドライトの眩しさを軽減して、ドライバーが運転に集中しやすい環境を作ってくれます。
RVRのGグレードにのみ装着できるパノラマガラスルーフは、LEDイルミネーションとUVカット機能付きです。天気の良い日には開放的なドライブを快適に楽しめます。LEDイルミネーションには温かみのあるアンバーカラーが設定されていて、開閉時に光ります。
高精細で見やすい7インチWVGAディスプレイメモリーナビゲーションや、Apple CarPlayやandroid autoなど、スマートフォンとの連携を強化してドライブ中のエンターテインメント性を高めるディスプレイオーディオもおすすめです。
なお、三菱RVRのGグレードでは、メーカーオプションでロックフォードフォズゲート プレミアムサウンドシステムをセレクトすることもできます。
RVRの内装はスポーティで万人受けするデザイン!今後の更なる成長が期待
コンパクトSUVの魅力が詰め込まれたMITSUBISHIのRVRは、黒に赤をアクセントカラーとして加えたスポーティな内装となっていて、メーカーオプションの装備でさらに上質で高級感あふれるインテリアに変化します。
SUVらしい走りを最大限に楽しめるコックピット設計で、快適な運転環境が確保されています。シートアレンジも可能な荷室は、様々な荷物をスムーズに積載する工夫がいっぱいです。「e-Assist」の一部を標準装備しており、サポカーの基準をクリアする安全性能も魅力のひとつでしょう。
三菱車の中では、アウトランダーなど他の人気車種の影に隠れて今ひとつ販売台数が伸び悩んでいるモデルではありますが、今後モデルチェンジを経てどう成長していくのか注目が集まります。