RAV4のモデルチェンジ情報 デザイン・基本スペック
現在販売されているクロスオーバーSUVの元祖と言われるRAV4は1994年に誕生。
RAV4の発売当時の日本ではクロスオーバーSUVのジャンルがまだなく、RAV4の成功によりホンダのCR-V、日産のエクストレイル、スバルのフォレスターなど、各自動車メーカーで人気車種となるクロスオーバーSUVが次々登場しました。
RAV4は2度のフルモデルチェンジを経て、日本では2016年7月30日に惜しまれつつも市場から姿を消しましたが、海外では第四世代のRAV4の販売が続けられ、トヨタの車種で最も売れている車となっています。
RAV4のスタイリングやスペックを振り返りながら、歴代RAV4の歴史を振り返ります。
RAV4の2024年12月頃の改良では新たな特別仕様車を設定する可能性
RAV4の一部改良は2024年12月頃に実施する噂。
改良内容はグレード整理や安全装備のトヨタセーフティセンスのアップデートに。また新たな特別仕様車を追加する可能性あるようです。
RAV4が早くて2024年頃にモデルチェンジか 改良型TNGA-Kで剛性も向上
6代目RAV4を早くて2024年頃、遅くても2025年頃までに発表するという噂。
5代目RAV4は2018年に北米でデビュー、約1年後の2019年から日本市場も発売開始しました。
日本市場では2024年10月頃にマイナーチェンジ(一部改良)の情報もあるため、5代目と同様2024年に北米市場でワールドプレミア、2025年から日本市場で発売開始になることも考えられます。
6代目新型RAV4は改良型TNGA-Kプラットフォームにスポット溶接を増やすことで、車両剛性を向上、2024年から2025年の時期を考慮すると内燃機関以外にも、電動パワートレインのBEV、引き続きPHEV(プラグインハイブリッド)もラインナップすると予想します。
ホイールベースを延長することで5代目モデルよりも室内空間を効率的に使うことも可能に。エクステリアはオフロード系の無骨なスタイルを継承しつつ、ランドクルーザー250や北米で販売するピックアップトラックのタコマに近いものになるという噂もあります。
RAV4の年次改良は2023年10月 2024年モデルのイヤーチェンジのみで変更点なし
RAV4が2023年10月に年次改良を実施しましたが、2024年モデルのイヤーチェンジのみで、予想されたグレード・ボディカラーの整理などは実施されませんでした。
RAV4の2024年モデルの販売価格は据え置きで、2023年モデルとかわりません。
2024年央にもマイナーチェンジ(一部改良)の噂 特別仕様車の追加なども期待
RAV4は2022年にマイナーチェンジを実施。
センターディスプレイを一新するなど先進性を高めましたが、2024年央にも改良するという情報があります。
詳しい内容はわかっていませんが、2022年の改良から2年後ということで、特別仕様車の追加、ボディカラーの追加、欧州市場で発売した専用内外装のGRスポーツの追加などが行われると予想。
同時期にプラットフォームを共有するハリアーもマイナーチェンジするという噂もあり、安全装備や機能追加、エクステリアの刷新などが行われるようです。RAV4もハリアーと同用の変更内容になると考えるため、エクステリアの変更も伴うビッグマイナーチェンジになる可能性もあるでしょう。
RAV4のGRスポーツを欧州市場で発表 日本市場にも導入する噂も
RAV4の新グレード、GRスポーツを欧州市場で発表し2023年に発売しました。
エクステリアはグロスブラックのメッシュグリル、GRスポーツのグレードを示すGRバッジ、フォグランプガーニッシュが装着されており、従来のRAV4よりスポーティな外観が特徴です。
パワートレインの変更はありませんが、足回りに高剛性スプリングをインストロールすることで、ハンドリング性能を高めるチューンナップに。
シートのヘッドレストなどにもGRのロゴをエンボス加工しており所有満足度の高いグレードになっています。
RAV4 GRスポーツの発売は欧州市場のみですが、日本市場にも投入するという噂もあります。
ヤリスクロスのGRスポーツは欧州市場で発表後、1年ほどで日本市場にも投入されているため、RAV4 GRスポーツも2023年から2024年頃にも日本市場で発売される可能性が考えられます。
RAV4に特別仕様車オフロードパッケージ2の追加やディスプレイオーディオのアップデートを含む一部改良を実施
RAV4は2022年10月4日に、一部改良を実施。
改良内容は、メーターパネルの液晶ディスプレイをXグレードが7インチに、Xグレード以上で新型ハリアーと同じ12.3インチに大型化すること、現在ラインナップする特別仕様車のオフロードパッケージに替えて、オフロードパッケージ2をガソリンとハイブリッドに設定すること。販売価格は2,938,000円から5,633,000円で、改良前の価格から164,000円から247,000円上昇しました。
RAV4特別仕様車のオフロードパッケージは2にアップグレードして、従来のガソリンエンジンのほか、ハイブリッドもラインナップします。
GORI GORI BLACK(ゴリゴリブラック)というインパクトのあるネーミングを採用したチップブラック塗装(デコボコした傷に強い塗装)のパーツを各所に配置してオフロード感を強調したモデルになりました。
オフロードパッケージ2の販売価格はガソリンモデルが3,884,000円、ハイブリッドモデルが4,503,000円で、RAV4 PHVを除くと最上級グレードに該当します。
RAV4特別仕様車オフロードパッケージ2の装備
- チップブラック塗装 スキッドプレート(フロント、リヤ)
- チップブラック塗装 フロントバンパー(ツートーンカラー選択時のみ)
- チップブラック塗装 ドアミラーカバー
- ブリッジ型ルーフレール
- マット調ブラック塗装 バックドアガーニッシュ(ツートーンカラー選択時のみ)
- マット調ブラック塗装 225/60R18オールテレインタイヤ&18╳7Jアルミホイール
- OFFROAD package 専用リヤマーク
- 最低地上高10mmアップ
新型ノアと同様の10.5インチのディスプレイオーディオPLUSをオプション設定、安全装備トヨタセーフティセンスのアップデートもあり、最も注目される12.3インチのコクピットディスプレイはベースグレードのX以外は標準装備します。
グレード | エンジン | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|---|
X | ガソリン | 2WD | 2,938,000円~ |
4WD | 3,169,000円~ | ||
G | 4WD | 3,666,000円~ | |
アドベンチャー | 3,684,000円~ | ||
GZパッケージ | 3,836,000円~ | ||
オフロードパッケージ2 | 3,884,000円~ | ||
ハイブリッド X | ハイブリッド | 2WD | 3,538,000円~ |
4WD (E-Four) |
3,791,000円~ | ||
ハイブリッド G | 4,304,000円~ | ||
ハイブリッド アドベンチャー | 4,303,000円~ | ||
ハイブリッド オフロードパッケージ2 | 4,503,000円~ | ||
Z(RAV4 PHV) | プラグインハイブリッド | 5,633,000円~ |
またRAV4 PHVについて、2022年のマイナーチェンジ前まではRAV4と別モデル扱いでしたが、2022年のマイナーチェンジ後にRAV4と統合。
グレード体系に変更があり、RAV4 PHVをRAV4のZグレードとしてグレード設定します。
RAV4が2021年12月1日の一部改良でアドベンチャーハイブリッド追加
RAV4へ2021年12月1日に改良が入り、アドベンチャーにハイブリッドシステムを搭載した新グレードを追加。エクステリアの変更点は、ハイブリッドモデルとPHVモデルのヘッドライトデザインを変更すること、アドベンチャーのホイールをマットグレー塗装に、Xのホイールをグレーメタリック塗装に変更したことです。
その他の改良内容はアドベンチャー、GZ、Gグレードにシートベンチレーションを標準化、室内灯やフォグランプをLEDに変更して、置くだけ充電を廃止します。
ボディカラーは2トーンのグレイッシュブルーを追加して、2トーンのグレーメタリック、シアンメタリックを廃止。
特別仕様車のオフロードパッケージは引き続き販売され、ベースになっているアドベンチャー同様に、シートベンチレーションやLED室内灯、バックガイドモニターや、ブラインドスポットモニターを標準化しました。
グレード | エンジン | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|---|
X | ガソリン | 2WD | 2,774,000円~ |
4WD | 3,005,000円~ | ||
G | 4WD | 3,447,000円~ | |
アドベンチャー | 3,487,000円~ | ||
GZパッケージ | 3,595,000円~ | ||
特別仕様車オフロードパッケージ | 3,637,000円~ | ||
X | ハイブリッド | 2WD | 3,374,000円~ |
4WD | 3,627,000円~ | ||
G | 4WD | 4,085,000円~ | |
アドベンチャーハイブリッド | 4,106,000円~ |
RAV4に特別仕様車オフロードパッケージ(OFFROAD package)を2020年10月2日に追加
新型RAV4が初めての特別仕様車になるオフロードパッケージを追加。
ベースモデルは走破性の高いアドベンチャーグレードで、ルーフレールやクロスバーが追加された、名前の通りのオフロード仕様になっています。
RAV4特別仕様車オフロードパッケージの装備
- 225/60R18オールテレーンタイヤ(ファルケンWILDPEAK)
- マットブラック18×7Jアルミホイール
- グレーメタリック塗装専用フロント/リアスキッドプレート
- ブリッジ型ルーフレール
- アドベンチャークロスバー(オプション設定)
- フロント/リアサスペンション
- 最低地上高10mm上げるリフトアップ
- 専用バッヂ
- 専用レッドステッチ合皮シート
- 専用レザーインパネ加飾
- 専用ドアトリムショルダー
- 専用レッド+ブラックのフロントカップホルダー
- 専用センターオープントレイ
RAV4オフロードパッケージのボディカラーは、スーパーホワイト2、グレーメタリック、アティチュードブラックマイカのモノトーンカラー3色のみ選択できます。アドベンチャーのイメージカラーになっているアーバンカーキや2トーンカラーが選択できないのが少し残念ですが、待望のスーパーホワイト2が追加されたのは嬉しいトピックです。
RAV4特別仕様車オフロードパッケージのボディカラー
- スーパーホワイト2
- グレーメタリック
- アティチュードブラックマイカ
RAV4特別仕様車オフロードパッケージの販売価格は3,460,000円で、通常モデルのRAV4と比較すると150,000円の価格差になっています。
装備内容を考えるととてもお得なモデルで、RAV4をハードに使いたい方には最適なモデルになるでしょう。
RAV4が2020年8月7日に一部改良を実施してパノラミックビューモニターやディスプレイオーディオを装備
RAV4が一部改良を実施しました。2020年8月7日に行われた一部改良では、9インチのディスプレイオーディオ(DA)とインテリジェントクリアランスソナーを全車で標準装備するほか、Gグレード以上ではパノラミックビューモニターを標準装備(アドベンチャーはオプション)しました。
安全装備ではインテリジェントクリアランスソナーが全車標準装備しています。
他にも、バンパーの下に足をかざすとトランクルームが開くハンズフリーパワーバックドアを、ハイブリッドGに標準装備して、アドベンチャーにはオプションで選択できるようになっています。
エクステリアやインテリアなどに変更はなく、ボディカラーはシアンメタリックを廃止、内装カラーの追加はありません。ディスプレイオーディオはスマートフォンアプリのアンドロイドオート(Android Auto)やアップルカープレイ(Apple CarPlay)を利用してナビゲーション機能などを拡張できるのが特徴ですが、CDやDVDが使えないなどのデメリットもあります。
グレード | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|
X | 2WD(FF) | 2,743,000円~ |
4WD | 2,974,000円~ | |
G | 4WD | 3,391,000円~ |
G Zパッケージ | 4WD | 3,539,000円~ |
アドベンチャー | 4WD | 3,310,000円~ |
ハイブリッドX | 2WD(FF) | 3,343,000円~ |
4WD(E-Four) | 3,596,000円~ | |
ハイブリッドG | 4WD(E-Four) | 4,029,000円~ |
RAV4 PHVの注文を一時停止 再開時期は未定
RAV4 PHVがバッテリー生産能力以上の受注を受けたため、注文を一時停止することを公式発表。納期は1年以上との噂もあったため、2021年度のPHVに対する補助金が不明瞭な点も一時停止の要因になったとのことです。
RAV4 PHVは日本で販売されている車種でもトップクラスの走行性能を持ち、さらにEV走行距離が95kmもある実用的なPHVということで発売前から注目を集めました。
注文の再開についてはRAV4 PHVの公式サイト改めてアナウンスするとのことです。
RAV4のプラグインハイブリッド「RAV4 PHV」が2020年6月8日発売 グレードは3種類で4,690,000円から
RAV4のプラグインハイブリッドRAV4 PHVが2020年6月8日発売。システム最高出力306PS、0-100km/h加速6.0秒の鋭い加速が特徴のスポーツSUVが誕生しました。
グレード構成はエントリーグレードの「G」、中間グレードの「G Z」、上級グレードの「BLACK TONE」の3つを設定、全てE-Four(4WD駆動)になっています。
グレード | 価格一覧 |
---|---|
G | 4,690,000円~ |
G Z | 4,990,000円~ |
BLACK TONE | 5,390,000円~ |
装備はエントリーグレードのGでも十分な内容で、Bi-Beam LEDヘッドライトやバックガイドモニターを標準装備、既存のRAV4では素地だったフロントバンパーやリヤバンパーなどが全てグロスブラックへ変更します。
RAV4 PHVのGグレードの装備
- Bi-Beam LEDヘッドライト、LEDデイライト、LEDターンランプ
- LEDリヤコンビネーションランプ
- バックガイドモニター
- 自動防眩インナーミラー
- グロスブラック フロントバンパー
- グロスブラック メッシュフロントグリル
- グロスブラック リヤバンパー
- グロスブラック サイドスポイラー
- 運転席・助手席・後席シートヒーター
- 運転席 電動ランバーサポート
- ステアリングヒーター など
RAV4 PHVのG Zグレードの追加装備
- パノラミックビューモニター
- ブラインドスポットモニター
- 運転席シートメモリー
- 助手席4way式電動パワーシート
- 運転席・助手席シートベンチレーション
RAV4 PHVのBLACK TONEグレードの追加装備
- 235/55R19タイヤ
- 19インチ7.5J 切削光輝+ブラック塗装アルミホイール
- 2トーンボディカラー
- デジタルインナーミラー
- カラーヘッドアップディスプレイ(HUD)
中間グレードにはパノラミックビューモニターや運転席と助手席にシートベンチレーションを装備、上級グレードにはさらにカラーヘッドアップディスプレイや新意匠の19インチアルミホイールを装備します。
2トーンカラーを選択できるのも上級グレードのBLACK TONEのみ。グレードごとのボディカラーは以下の通りです。
RAV4 PHV 「G Z」と「G」に設定されるボディカラー
- ホワイトパールクリスタルシャイン(33,000円高)
- エモーショナルレッドII(55,000円高)
- アティチュードブラックマイカ
- シルバーメタリック
- グレーメタリック
- ダークブルーマイカ
RAV4 PHV「BLACK TONE」に設定されるボディカラー
- アティチュードブラックマイカ×ホワイトパールクリスタルシャイン(77,000円高)
- アティチュードブラックマイカ×シルバーメタリック(55,000円高)
- アティチュードブラックマイカ×グレーメタリック(55,000円高)
- アティチュードブラックマイカ×エモーショナルレッドII(99,000円高)
- アティチュードブラックマイカ×ダークブルーマイカ(55,000円高)
RAV4 PHVのWLTCモードEV走行距離は95kmで、ライバルのアウトランダーPHEVのEV走行距離が57.6km、充電が無くなったときのハイブリッド走行時のWLTCモード燃費はRAV4 PHVが22.2km/Lに対してアウトランダーPHEVが16.4km/Lのため、スペック上RAV4 PHVが優位に立っています。
RAV4 PHV G | アウトランダーPHEV | |
---|---|---|
全長 | 4,600mm | 4,695mm |
全幅 | 1,855mm | 1,800mm |
全高 | 1,690mm | 1,710mm |
ホイールベース | 2,690mm | 2,670mm |
車両重量 | 1,900kg | 1,900kg |
最低地上高 | 195mm | 190mm |
室内長 | 1,890mm | 1,900mm |
室内幅 | 1,515mm | 1,495mm |
室内高 | 1,230mm | 1,235mm |
最小回転半径 | 5.5m | 5.3m |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
総排気量 | 2.487cc | 2.359cc |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | 無鉛レギュラーガソリン |
エンジン最高出力 | 130kW(177PS)/6,000rpm | 94kW(128PS)/4,500rpm |
エンジン最大トルク | 219Nm(22.3kgm)/3,600rpm | 199Nm(20.3kgm)/4,500rpm |
フロントモーター最高出力 | 134kW(182PS) | 60kW(82PS) |
フロントモーター最大トルク | 270Nm(27.5kgm) | 137Nm(14.0kgm) |
リヤモーター最高出力 | 40kW(54PS) | 70kW(95PS) |
リヤモーター最大トルク | 121Nm(12.kgm) | 195Nm(19.9kgm) |
ハイブリッド燃費 | 22.2km/L | 16.4km/L |
EV走行換算距離 | 95km | 57.6km |
販売価格 | 4,690,000円~ | 4,309,800円~ |
RAV4 PHVの欧州仕様車がジュネーブモーターショー2020で初公開予定だったが中止に
トヨタの欧州部門が、2020年3月に行われるジュネーブモーターショー2020でRAV4 PHVの欧州モデルを発表予定でしたが、ジュネーブモーターショーは2020公開は中止になりました。
発表予定だったRAV4 PHVのエクステリアはロアバンパーにミッドグリル、スポーツテイストの強いメッシュグリルを採用。アクセントとして取り入れたピアノブラックが精悍な印象を与えます。足回りは大径タイヤに18インチや19インチのアルミホイールを装着します。
リチウムイオンバッテリーをフロア下にレイアウトし、ガソリン車に匹敵する広さを確保。低重心となるため、走りの安定性もアップしています。
キャビン内には大型の9インチディスプレイオーディオやヘッドアップディスプレイ、高効率な電力消費に貢献するヒートポンプオートエアコンなどを用意。ステアリングには、走行中に手元でシフト操作が可能なパドルシフトが搭載されています。
RAV4 PHVのパワートレインはハイブリッドモデルよりも84hpパワーアップしており、システム全体で306hpに到達します。駆動方式は電気式4WDシステム「E-Four」を採用。0~100km/h加速は6.2秒です。EVモードでは最大で65kmのゼロエミッション走行(最高速135km/h)を実現します。
RAV4 PHV(プライム)の発売を欧州トヨタが公式発表 発売は2020年後半を予定
ロサンゼルスオートショー2019で発表され話題になったRAV4プライムが欧州市場で「RAV4 PHV」という名称で発売することをトヨタが公式発表、発売は2020年後半を予定していることから、2020年夏に発売予定の北米市場や日本市場から少し遅れて発売することがわかりました。
仕様はRAV4プライムと同じ、TNGA-Kプラットフォームをベースにした2.5Lダイナミックフォースガソリンエンジンと電気モーターのプラグインハイブリッド(PHV)仕様で、0-100km/h加速6.2秒のピュアスポーツ並みの運動性能が魅力のフラッグシップPHVです。
新型RAV4のPHVモデルがロサンゼルスオートショーでワールドプレミア!
たびたび開発車両の目撃情報があった新型RAV4のPHVモデルですが、ついに2019年11月20日開催のロサンゼルスオートショーにて「RAV4 Prime」としてワールドプレミアされました。日本国内では2020年8月頃に発売が予定されています。
トヨタ公式は新型RAV4 Primeについて「軽快なハンドリングとパワフルな加速を実現する一台」と言及していて、2.5Lのダイナミックフォースエンジンと新開発のリチウムイオンバッテリーやモーターの搭載でシステム出力302hpの高出力を実現。EV航続距離はおよそ62kmで、0-96km/h加速5.8秒と加速性能にも優れます。
駆動方式はRAV4のハイブリッドモデルにも採用される電気式4WDシステムの「E-Four」を設定し、高い悪路走破性も実現。高効率な電力消費に貢献するヒートポンプオートエアコンも採用しています。
新型RAV4 Primeには新しいボディカラーとして「スーパーソニック・レッド」を追加。ミッドグリルやロアバンパーにも専用デザインを取り入れるほか、ピアノブラックを採用した新意匠のメッシュグリルでスポーティーなスタイルを演出しています。
新型RAV4 Primeのインテリアカラーは、ブラック基調にレッドのステッチを取り入れています。9インチのディスプレイオーディオやヘッドアップディスプレイを搭載しますが、これらの装備はRAV4では初採用。また、車を操る楽しさを味わえるパドルシフトも装備されています。
トヨタ・RAV4に高性能モデル”GRスポーツ”が登場!発売時期は2021年以降か
2019年4月より日本市場に復活したトヨタ・RAV4。好調な売れ行きを見せるなか、現在RAV4のハイパフォーマンスモデルの「GRスポーツ」が開発中であるとの情報を入手しました。
元々高いオフロード性能が売りのRAV4ですが、GRスポーツではあえてオンロード走行でのパフォーマンスを重視。ブラックのフェンダーモールを車体色と同色としたり、車高を下げるなどの変更があるとされています。TNGAプラットフォームはそのままに、スポーツサスペンションの導入や車体の剛性強化を行います。
新型RAV4の発売1か月後の受注状況は約24,000台で月販目標の8倍を受注
新型RAV4が発売後1か月で約24,000台を受注する好調な立ち上がりを見せています。2019年4月10日に約3年振りの日本復帰を果たしたRAV4は、流行中の街乗りSUVと一線を画すRV寄りの本格派SUVとしてデビュー、約9割のユーザーが自慢の走行性能を実感できる4WD駆動を選択しているようです。
また、9割の4WDユーザーの中で世界初採用のダイナミックトルクベクタリングAWD搭載車が3割を占めているということで、RAV4の走りに期待するユーザーが多くいたことがわかります。
RAV4を購入するユーザーの年代では4割が20代と30代を占めることから、トヨタが目指した「力強さと洗練さを融合したデザイン」が幅広い年代に支持されていることがわかります。
インテリジェントクリアランスソナー非装着車は約8割がオプション追加、ハンズフリーパワーバックドアも約6割がオプション追加しています。
アドベンチャーグレードのみ設定する快適温熱シート+シートベンチレーションは約6割のユーザーがオプション追加しています。
新型RAV4の人気ボディカラーはホワイトパールクリスタルシャインで約4割、アティチュードブラックマイカで約3割、アドベンチャーのみ選択できるアーバンカーキが約4割で、アドベンチャーを選ぶ方の多くはアーバンカーキを選択していることがわかります。
アドベンチャーとアーバンカーキの組み合わせは新型RAV4の象徴とも言えるため、とても人気のあるモデルになっています。
新型RAV4のグレードはガソリンモデルが4つとハイブリッドモデルが2つ 人気のアドベンチャーも設定
日本で販売する新型RAV4のグレードはガソリンモデルに「X」「G」「G Zパッケージ」を用意して「アドベンチャー」を加えた4つのグレードを設定、ハイブリッドモデルは「ハイブリッドX」「ハイブリッドG」の2つのグレードを設定しています。
2WDはベースグレードになる「X」と「ハイブリッドX」に設定され、その他の全てのグレードは全て4WD駆動になっています。
グレード | 駆動方式 | 排気量 | ホイールサイズ | エンジン種類 |
---|---|---|---|---|
X | 2WD(FF)/4WD | 1.998L | 17インチ | ガソリン |
G | 4WD | 1.998L | 18インチ | ガソリン |
G Zパッケージ | 4WD | 1.998L | 19インチ | ガソリン |
アドベンチャー | 4WD | 1.998L | 19インチ | ガソリン |
ハイブリッドX | 2WD(FF)/4WD | 2.487L | 17インチ | ハイブリッド |
ハイブリッドG | 4WD | 2.487L | 18インチ | ハイブリッド |
グレードの特徴として、ファブリックシートがベースグレードの「X」と「ハイブリッドX」に、合成皮革はその他のグレードに標準装備されていて運転席にはシートメモリー付きの8wayパワーシートやシートヒーターなども標準装備しています。
アドベンチャーには特別装備として涼しい風を送るシートベンチレーションとステアリングヒーターも標準装備します。
またタイヤサイズもグレードにより違いがあり、ガソリンモデルのベースグレード「X」とハイブリッドのベースグレード「ハイブリッドX」が17インチ、「G」「ハイブリッドG」が18インチ、「G Zパッケージ」「アドベンチャー」が19インチになっています。
海外仕様のRAV4ではアドベンチャーグレードに19インチを採用していて、日本仕様のアドベンチャーも19インチを採用します。
XとハイブリッドXの主要標準装備
- 17インチアルミホイール
- 電動パーキングブレーキ
- ブレーキホールド
- セカンダリーコリジョンブレーキ
- ヒルスタートアシストコントロール
- プライバシーガラス
- ルーフモール
- 3灯式LEDヘッドランプ(ハイブリッドはプロジェクター式LEDヘッドライト)
- LEDサイドターンランプ
- LEDテールランプ
- トヨタセーフティセンス(夜昼歩行者検知)
- 先行車発進告知機能
- スマートエントリー
- 4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ
- ドライブモードセレクト
- パワーウインドウ
- ファブリックシート表皮
- オーバーヘッドコンソール
- 盗難防止システム(イモビライザー+オートアラーム)
- アクセサリーソケット2個(DC12V+120W)
- 6スピーカー
- 専用通信機DCM
- 充電用USB端子4個
GとハイブリッドGの主要標準装備
X/ハイブリッドXの装備に追加
- 18インチアルミホイール
- フロント/リヤスキッドプレート
- ガンメタリックフロントグリル
- カラードサイドドアハンドル
- バックドアガーニッシュ
- リヤ/リヤサイドスポイラー
- パワーバックドア
- 足元照明
- 自動防眩ドアミラー
- インテリジェントクリアランスソナー
- リヤクロストラフィックオートブレーキ
- ブラインドスポットモニター
- バックカメラ
- 本革巻きステアリングホイール
- 7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ
- 運転席8wayパワーシート
- 電動ランバーサポート
- 運転席シートメモリー
- 運転席/助手席快適温熱シート
- 合成皮革シート表皮
- ドアトリムショルダー/オープントレイ/ドアグリップソフト化
- クリアブルー室内イルミネーション
G Zパッケージの主要標準装備
Gの装備に追加
- 19インチアルミホイール
- ダウンヒルアシストコントロール
- ダイナミックトルクベクタリング4WD
- デジタルインナーミラー
- キック式パワーバックドア
- ダイヤル式マルチテレインセレクトスイッチ
アドベンチャーの主要標準装備
Xの装備に追加
- 19インチアルミホイール
- ダウンヒルアシストコントロール
- ダイナミックトルクベクタリング4WD
- 専用バンパー
- 専用フォグランプベゼル
- 専用フロントグリル
- 専用ホイールアーチモール
- 専用フロント/リヤスキッドプレート
- 専用グレードエンブレム
- フロントフォグランプ
- 自動防眩インナーミラー
- 7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ
- ダイヤル式マルチテレインセレクトスイッチ
- 運転席8wayパワーシート
- 電動ランバーサポート
- 専用合成皮革シート表皮
- センターコンソールボックス
- ドアトリムショルダー/オープントレイ/フロントドアグリップソフト化
- 室内イルミネーション(クリアブルー)
新型RAV4のボディカラーは全8色でアドベンチャーには2トーンカラー4色を設定
新型RAV4のエクステリアの決め手になるボディカラーはモノトーンで8色、2トーンで4色設定しています。ボディカラーのラインナップは「アドベンチャー」とその他のグレードに分けられていて、アドベンチャーは特別に2トーンカラーも用意されています。
また日本のRAV4公式サイトにある、ボディがホワイトパールクリスタルシャインとブラックルーフの2トーンカラー(白/黒2トーン)は設定されていません。
新型RAV4のボディカラー一覧
- ホワイトパールクリスタルシャイン(33,000円高/アドベンチャー以外に設定)
- センシュアルレッドマイカ(33,000円高)
- アティチュードブラックマイカ
- グレーメタリック
- シルバーメタリック(アドベンチャー以外に設定)
- ダークブルー(アドベンチャー以外に設定)
- アーバンカーキ(新色/アドベンチャーのみ設定)
- シアンメタリック(アドベンチャーのみ設定)
- アッシュグレーメタリック/グレーメタリック(2トーンカラー/55,000円高/アドベンチャーのみ設定)
- アッシュグレーメタリック/アティチュードブラックマイカ(2トーンカラー/55,000円高/アドベンチャーのみ設定)
- アッシュグレーメタリック/アーバンカーキ(2トーンカラー/55,000円高/アドベンチャーのみ設定)
- アッシュグレーメタリック/シアンメタリック(2トーンカラー/55,000円高/アドベンチャーのみ設定)
-
ホワイトパールクリスタルシャイン(33,000円高/アドベンチャー以外に設定) -
センシュアルレッドマイカ(33,000円高) -
アティチュードブラックマイカ -
グレーメタリック -
シルバーメタリック(アドベンチャー以外に設定) -
ダークブルー(アドベンチャー以外に設定) -
アーバンカーキ(新色/アドベンチャーのみ設定) -
シアンメタリック(アドベンチャーのみ設定) -
アッシュグレーメタリック/グレーメタリック(2トーンカラー/55,000円高/アドベンチャーのみ設定) -
アッシュグレーメタリック/アティチュードブラックマイカ(2トーンカラー/55,000円高/アドベンチャーのみ設定) -
アッシュグレーメタリック/アーバンカーキ(2トーンカラー/55,000円高/アドベンチャーのみ設定) -
アッシュグレーメタリック/シアンメタリック(2トーンカラー/55,000円高/アドベンチャーのみ設定)
新色のアーバンカーキは海外でワールドプレミアされたRAV4アドベンチャーに使われていたボディカラーで、日本でも待ち望んでいるファンが多いと思います。海外では「ルナロック」という名前のボディカラーで「日本には導入されない」という噂もありましたが、日本仕様のRAV4アドベンチャーにも設定されているため安心しましょう。
新型RAV4のボディサイズは全長4,600mm・全幅1,855mm・全高1,640mm・ホイールベース2,690mmで国産車ではエクストレイルやCX-5に近い
トヨタのラインナップではC-HRよりも大きく、ハリアーよりもコンパクトなボディサイズになる新型RAV4ですが、他社が販売しているSUVに最も近いサイズ感のSUVがあります。
それが日産のエクストレイルとマツダのCX-5になります。
車種 | 新型RAV4 | 新型RAV4アドベンチャー | エクストレイル | CX-5 |
---|---|---|---|---|
全長 | 4,600mm | 4,610mm | 4,690mm | 4,545mm |
全幅 | 1,855mm | 1,865mm | 1,820mm | 1,840mm |
全高 | 1,690mm | 1,690mm | 1,730mm | 1,690mm |
ホイールベース | 2,690mm | 2,690mm | 2,705mm | 2,700mm |
最低地上高 | 200mm | 200mm | 205mm | 210mm |
エクストレイルは次期RAV4より全長が90mm長く、全幅は35mm少なく、全高は60mm高くなっています。CX-5は次期RAV4より全長が55mm短く、全幅は15mm少なく、全高は40mm高くなっています。RAV4・エクストレイル・CX-5の中で最も全長が長く全高が高いのがエクストレイルで、最も全幅があるのがRAV4です。
しかしこの3車種のボディサイズの数値は大きな差があるわけではないため、RAV4のサイズ感を知るためにはエクストレイルとCX-5を参考にしましょう。
またRAV4アドベンチャーグレードは全長4,610mm、全幅1,865mm、全高1,690mm、ホイールベース2,690mmになっていて、標準タイプのRAV4よりも全長と全幅は10mm長くなっています。
RAV4の国内販売価格はガソリンモデルが2,608,200円から ハイブリッドモデルが3,202,200円から
5代目となる新型RAV4の日本での販売価格はガソリンモデルが2,608,200円から3,348,000円、ハイブリッドモデルが3,202,200円から3,817,800円になっています。専用フロントグリルを装備したRAV4の高い走破性を感じる本格派のアドベンチャーグレードは3,137,400円で、シートベンチレーションのオプション価格はシートヒーターと本革巻きステアリングもセットで79,920円になっています。
すでに海外で販売している新型RAV4の価格やインターネットなどの予想価格を下回る購入しやすい価格帯になりました。
新型RAV4の寒冷地仕様は通常モデルの販売価格より、ハイブリッドモデルで19,800円高、ガソリンモデルで23,100円高になっています。
グレード | 駆動方式 | エンジン種類 | 販売価格 | 寒冷地仕様の販売価格 |
---|---|---|---|---|
X | 2WD(FF) | ガソリン | 2,656,500円~ | 2,679,600円~ |
4WD | ガソリン | 2,887,500円~ | 2,910,600円~ | |
G | 4WD | ガソリン | 3,261,500円~ | 3,284,600円~ |
G Zパッケージ | 4WD | ガソリン | 3,410,000円~ | 3,433,100円~ |
アドベンチャー | 4WD | ガソリン | 3,195,500円~ | 3,218,600円~ |
ハイブリッドX | 2WD(FF) | ハイブリッド | 3,261,500円~ | 3,281,300円~ |
4WD | ハイブリッド | 3,514,500円~ | 3,534,300円~ | |
ハイブリッドG | 4WD | ハイブリッド | 3,888,500円~ | 3,908,300円~ |
新型RAV4 | C-HR | ハリアー | |
---|---|---|---|
ガソリンモデル | 2,656,500円~3,410,000円 | 2,367,000円~2,732,000円 | 3,004,100円~4,125,000円 |
ハイブリッドモデル | 3,261,500円~3,888,500円 | 2,730,000円~3,095,000円 | 3,844,500円~4,689,300円 |
復活した新型RAV4は2列シート5人乗りを設定 噂された3列シート6人乗り・7人乗りを設定はなくモデルチェンジや一部改良で追加される可能性が高い
2019年4月10日にフルモデルチェンジするRAV4は後継車種のC-HRと差別化するために、北米仕様の3代目RAV4で採用したロングボディの3列シート6人~7人乗りをラインナップすると噂されていましたが、実際には2列5人乗り仕様のみラインナップしています。
北米市場で販売しているRAV4は3列シートを採用するグレードもあるため、新型RAV4がモデルチェンジ、または一部改良のタイミングでグレードに追加すると考えます。また3列シート6人乗りは2列目がキャプテンシートになる可能性もあるでしょう。
2019年現在で3列シートを持つトヨタのSUVはランドクルーザーとランドクルーザープラドの2車種のみです。2017年11月14日マツダから初めての3列シートを持つCX-8が登場し2018年6月30日にホンダの3列シートを採用するCR-Vが復活したことから、日本国内はミニバンから3列シートを持つSUVへ乗り換える流れが多くなってきています。
同じトヨタから販売するC-HRは低燃費という個性を持ち、RAV4はこれからの高い需要を満たすべく今後3列6人~7人乗りシートで個性を発揮するでしょう。
RAV4のパワートレインは2.5Lハイブリッドと2.0L自然吸気NAガソリンエンジンの2種類
新型RAV4のパワートレインにはハイブリッドと自然吸気(NA)のガソリンエンジンが採用されます。2.0Lガソリンモデルの「X」と2.5Lハイブリッドの「ハイブリッドX」では2WD(FF)と4WDを選択できますが「アドベンチャー」「G」「G Zパッケージ」「ハイブリッドG」は全て4WD駆動になります。
2.0Lのダイナミックフォースガソリンエンジンはハイブリッドと組み合わせられる2.5Lエンジンと同様の新開発の次世代エンジンです。トランスミッションはATとMTの2種類を用意してスポーツ走行や車を操る楽しさを感じられるダイレクトシフトCVT(ギヤ機構付自動無段変速機+10速シーケンシャルシフトマチック)を搭載します。4WDモデルのみの機能で後輪を停止して燃費性能を高めるディスコネクト機構も搭載しています。
新型RAV4の燃費はガソリンモデルの2WDで15.8km/L ハイブリッドモデルの2WDで21.4km/L
新型RAV4の燃費はJC08モード燃費よりも実燃費に近いWLTCモード燃費で、ガソリンモデルの2WDが15.8km/L、4WDが15.2km/Lです。
ハイブリッドモデルの2WDが21.4km/L、4WDが20.6km/Lで車重の割りにはとても優秀な燃費性能になっていることがわかります。
RAV4のライバルになるCX-5のWLTCモード燃費がガソリンモデルの2WDで14.6km/L、4WDで13.0km/L、ディーゼルモデルの2WDで19.4km/L、4WDで18.6km/Lなので、RAV4はミドルクラスSUVではトップの燃費性能を持つことは確実です。
RAV4とはCX-5と同じくライバルになるスバルのミドルクラスSUVフォレスターも併せて燃費性能を比較します。
エンジン | 駆動方式 | 新型RAV4 | CX-5 | フォレスター |
---|---|---|---|---|
ガソリンモデル | 2WD | 15.8km/L | 14.6km/L | – |
4WD | 15.2km/L | 13.0km/L | 13.2km/L | |
ハイブリッドモデル (CX-5はディーゼルモデル) |
2WD | 21.4km/L | 19.4km/L | – |
4WD | 20.6km/L | 18.6km/L | 14.0km/L |
またタンク容量はガソリンモデルとハイブリッモデルとも共通の55Lです。特にハイブリッドモデルはバッテリーを搭載する関係でタンク容量が少なくなる傾向がありますが、新型RAV4はガソリンモデルと同じ容量のため、単純な航続距離も上昇します。
新型RAV4の航続距離
- 15.8km/L走るガソリンモデルの場合は1度の満タン給油で869km走行可能
- 21.4km/L走るハイブリッドモデルの場合は1度の満タン給油で1,177km走行可能
世界初!RAV4のために開発された新4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」で快適なドライビングを実現
世界初となる新4WDシステムの「ダイナミックトルクベクタリングAWD」が新型RAV4のために開発されました。
マルチインフォメーションディスプレイで、前後の各輪へのトルク配分の状況を確認することができます。
トルクベクタリング機構は前後輪へのトルク配分だけではなく、走行状態によって左右それぞれの後輪トルクを制御することで、旋回時に車の安定性をアップさせます。
トルクベクタリング機構
ハンドルを回し始めた瞬間から前後輪にもっとも適したトルクを配分し、後輪それぞれのトルクを独立制御します。ドライバーが思い描く旋回ラインをしっかりと捉えることで車の姿勢が安定し、路面にエンジンパワーがしっかりと伝わり、高い走行性を実現しました。
ディスコネクト機構
4輪駆動の必要がない2輪駆動の定常走行時には、ディスコネクトで後輪に動力を伝える駆動を切り離し、瞬時に駆動系の回転を停止しすることで、無駄な動力を減らし、燃費向上させます。
4輪駆動が必要な場合はコネクト状態にすばやく切り替わり、4WD走行にスイッチします。
新型RAV4は電子システムも新しい!天候に左右されない安定した走行を実現
新型RAV4 GとXに標準装備されているのが「ダイナミックトルクコントロール4WD」で、前輪駆動と4輪駆動の状態を自動で電子制御するシステムです。
燃費効率をよくするために、通常で走行する場合は前輪駆動で、発進時や濡れた路面などでの走行時は車の状態を自動で判断し、もっとも適しているトルクを後輪に割り当てます。
車を旋回させる際は、ステアリング操作量からドライバーが思うラインを自動で読み取り、トルクを後輪に割り当てるため、ドライ路面や雨、雪路などの天候に左右されやすい道路状況に関係なく、安定した走りを可能としました。
電子制御されたトルク変化は、マルチインフォメーションディスプレイでリアルタイムに確認できます。
発進・走行をアシストする新型E-Fourが新型RAV4でさらなる進化を遂げる
E-Fourは電気式4WDシステムのことで、走行や車の動きを安定させるシステムです。機構式4WDとは機構や性能が違い、走行シーンに合わせて前輪駆動や4輪駆動を自動で制御するシステムです。
4輪駆動に切り替える際、後輪トルクへのパワーをアップし、前輪駆動でトルクが前輪に100%配分されていたものを、駆動配分を20:80と自動に切り替えて制御し、道路状況に左右されない安定した走行を実現しています。
状況に応じたトルク配分を賢く判断して行うことで、無駄な動力を抑えて燃費向上を実現します。マルチインフォメーションディスプレイによって、リアルタイムにトルクの状態が確認できます。
新型RAV4のプラットフォームはカムリと同じGA-Kプラットフォームを採用 新4WDシステムも採用して高い走破性を実現
日本でも発売される次期RAV4のプラットフォームはTNGAに基づく「GA-Kプラットフォーム」を採用しています。トヨタではセダンのカムリ、レクサスではミドルシップセダンのESに採用されているものと同一で、高剛性化と低重心化を両立する次世代プラットフォームです。
新たな4WDシステムのダイナミックトルクベクタリングAWDをガソリンモデルに、新型E-Fourをハイブリッドモデルに投入することで操舵性と走行安定性を高めています。
新型RAV4に設定されるアドベンチャーグレードなどは新技術を堪能したオフロード走行も思い切り楽しめるのではないでしょうか。
予防安全装備は夜間の歩行者と昼間の自転車を検知する次世代トヨタセーフティセンスを搭載して搭乗者とRAV4を万が一の事故から守る
新型RAV4の予防安全装備は2018年にマイナーチェンジしたアルファードとヴェルファイアで初めて搭載された最新の「トヨタセーフティセンス」を採用します。
最新型のトヨタセーフティセンスは以前のCやPの記号を外した予防安全装備で、今後全ての車種に最新型のトヨタセーフティセンスを採用することになっています。
主な特徴は夜間の歩行者や昼間の自転車も検知できることで、ほぼ全ての障害物を検知できる仕様になっていることです。
道路標識を確認して安全運転を促すロードサインアシストも搭載し安全面でも最先端のSUVになるでしょう。
新型RAV4に搭載される次世代トヨタセーフティセンスの内容
- 全車速追従機能付レーダークルーズコントロール(LCC)
- 車線維持を支援するレーントレーシングアシスト(LTA)
- ステアリング制御機能付レーンディパーチャーアラート(LDA)
- オートマチックハイビーム(AHB)
- 道路標識をディスプレイ表示するロードサインアシスト(RSA)…など
快適・便利なサービス「コネクティッドサービス」が基本利用料3年間無料に
「コネクティッドサービス」とは、トヨタのスマートセンターと車を通信システムで24時間つながることでカーライフをサポートし、T-Connectナビを装着することで、更なる充実したサポートを受けることができます。
たとえ運転中でもオペレーターがドライバーに代わり、行ってみたいお店や近くのガソリンスタンドを調べるなど、さまざまなサービスを受けることができます。
RAV4には、コネィティッドサービスを利用するための機器、DCMを全車に標準装備していますが、T-Connectの契約が必要です。基本利用料金は3年間無料となり、4年目以降は年間12,960円の費用がかかります。
※T-Connectオンラインサービスは、サービスが電波状況によって利用できない場合もあります。また、走行中の安全のため、画面表示が制限されます。
運転中でもオペレーターがリクエストに応える便利なサービス
目的地や行ってみたい場所の地名や店名が曖昧な場合でも、専属のオペレーターが24時間対応して目的地を調べ、カーナビに設定・送信してくれます。目的地で車をどこに停めていいのかわからない場合などでも、駐車場を調べてナビに送信してくれます。
ナビに話しかけるだけで簡単な音声対話サービス
コネクティッドサービスの利用方法はとても簡単です。用件をナビに話しかけると音声をエージェントが認識し、話しかけられた内容を把握。目的地やドライバーが知りたい情報を調べ、目的地へのナビのセットをして送信してくれるので、運転中でも安全使えるサービスです。
マップオンデマンドでナビゲートも正確でスムーズに
ナビで常に新しい道路情報をダウンロードし、更新できます。高速道路や有料道路は整備状況で3ヶ月程度かかる場合もありますが、平均10日程度の最短即日で更新でき、一般道路は整備が出来次第、順次配信され、常に新しい道路情報を利用することができます。
ナビの情報更新は最長5年間無料となります。ナビを購入した日がサービス開始日になり、3年間利用した後に販売店で「全更新(最新版地図ソフト<1回のみ無償>を購入し、すべての地図データを更新)」をすると、さらに2年間利用できるため、合計5年間無料更新となります。
注意が必要なのは、「全更新」を登録初年度に行った場合、無料で利用できる期間はサービス利用開始日から3年間となり、最長の5年間とはなりません。
eケア走行アドバイスで警告灯が点灯しても的確な対処法がわかる
車の警告灯が点灯すると、何を警告しているのか、どう対処すればいいのか分からない事態も起こりえます。そんな時は、eケアコールセンターにナビ画面から連絡することで、そのまま運転しても問題がないのか、また、対処法をアドバイスしてもらえます。
コールセンターが対応した内容は販売店にも連絡し、サービス入庫を進められる場合もあります。
エアバッグ連動タイプのヘルプネット®でドライバーの緊急事態にも対応
運転中の急病時や思いもよらぬ事故の時、ヘルプネット®ボタンを押すだけで、車のいる位置情報や車両のデータが送信できるサービスで、利用にはサービス利用開始操作が必要です。エアバッグが作動した際には、自動で情報がオペレーターに接続され、通報を速やかに行うことで、警察や消防の現場への急行がスムーズに行われます。また、ドクターヘリの早期出動判断を行うサービス、D-Call Net®にも対応しているサービスです。
マイカーSecurityで離れた場所でも車の状況がわかる
マイカーSecurityは「My TOYOTA for T-Connect」で利用できるサービスで、オートアラームの作動が検地された際、登録している電話番号やメールアドレス、スマホアプリなどに連絡をしてくれ、要請があった場合は車両の位置も追跡してくれます。また、車の全ドアの開閉状態やドアロックのし忘れも、スマホアプリから確認することができます。
車が自分で自分を診断・アドバイスするドライブ診断
「My TOYOTA for T-Connect」で利用できるサービスです。
運転状態を車が自動で診断し、スマホアプリに配信するサービスです。月間診断レポートで運転を見直すことができます。
スマホアプリ「My TOYOTA for T-Connect」でさまざまなT-Connectサービスを受けよう
「My TOYOTA for T-Connect」を無料ダウンロードすることで、車の状態やセキュリティをスマホでチェックできます。
販売店とのコミュニケーションや事故や車の故障のときにはアプリが助けてくれます。ぜひダウンロードしましょう。
新型RAV4のインテリアは洗練されたデザインで機能性にも優れている
-
新型RAV4 Adventureのコックピット:オーキッドブラウン -
新型RAV4 G“Z package”のコックピット:ブラック -
新型RAV4 HYBRID Gのコックピット:ライトグレー
新型RAV4のコックピットは、機能性と先進的なデザインがバランスよく両立しており、インパネの位置やオーディオの操作のしやすさなどが、安全に走行できるように工夫されています。
7.0インチのTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイとオプティトロンメーターがAdventure・G“Z package”・G・HYBRID Gには標準装備されていて、メーターは夜間の運転の際に視界の邪魔にならないよう、照度コントロール機能がついています。
-
新型RAV4 Adventureの専用合成皮革シート -
新型RAV4 G “Z package”・G・HYBRID Gの合成皮革シート -
新型RAV4 HYBRID Xのファブリックシート
シートは3つのラインナップがあり、高級感あふれるオーキットブラウンの合成皮革シートはAdventure専用シートです。G “Z package”・G・HYBRID Gには落ち着いたブラックの合成皮革シート、HYBRID Xには布製のファブリックシートが設定されています。
トヨタブランドで初めてデジタルインナーミラー(電子ルームミラー)を採用 パノラマルーフで白黒ツートンカラーも可能
RAV4がトヨタブランドで初めて搭載するデジタルインナーミラー(デジタルリヤビューミラー)とは室内に配置されるルームミラーに車両の後席カメラの映像を映す「電子ルームミラー」のことを指します。
スイッチでルームミラーとリヤビューを切り替えるため、今後はバックモニターの替わりになることも考えられます。社外品などで販売されている電子ルームミラーはまだまだ普及していないため新型RAV4の強みです。
デジタルインナーミラーはガソリンモデルの最上級グレード「G Zパッケージ」に標準装備され、その他のグレードはメーカーオプション装備になっています。
また新型RAV4を白黒ツートンカラーにするためにルーフの色を黒にしたい方もいると思います。メーカーオプションのパノラマムーンルーフはガソリンモデルの「G」「アドベンチャー」「G Zパッケージ」とハイブリッドモデルの「ハイブリッドG」にメーカーオプション設定されています。(「X」と「ハイブリッドX」は面積の狭いムーンルーフを設定)
パノラマムーンルーフを選択すると屋根がブラックになるため白黒ツートンにでき、アドベンチャー限定ボディカラーのアーバンカーキをブラックルーフにすることもできます。
新型RAV4はカローラ店とネッツ店で販売 将来的には全店舗で販売される可能性が高い
2018年現在トヨタには「ランドクルーザー」「ランドクルーザープラド」「C-HR」「ハリアー」の4つのSUVがラインナップされています。その中で「ランドクルーザー」「ランドクルーザープラド」はトヨタ店で、「ハリアー」はトヨペット店でそれぞれ専売されています。
「C-HR」はトヨタの全ての販売店で取り扱っているため除外されますが、販売店のカローラ店とネッツ店には専売SUVがないため、新型RAV4はカローラ店とネッツ店の専売車種になり月販目標は3,000台に設定しています。
新型RAV4の上位グレードの価格帯はハリアーに近く、コンセプトはプラドにも近いものがあるため競合を避ける目的もあるでしょう。
また2019年4月から始まるトヨタ販売系列の4チャンネル統合に伴い将来的にはそれぞれのチャンネルで販売されている専売車種は消滅すると予想できます。そのためカローラ店とネッツ店の専売車種として発売される新型RAV4も将来的にはトヨタの全チャンネルで販売されるでしょう。
新型RAV4の発売前情報まとめ RAV4の歴史や海外で先行発売されたRAV4について解説
新型RAV4が2019年4月10日に発売されましたが、海外では日本よりも先に販売されていました。北米はRAV4最大の市場になっていることから、初公開もシカゴオートショー2019で行われるなど、海外でも注目度の高いモデルでした。
日本発売前の新型RAV4の情報や、かつて日本で販売していたRAV4に歴史などを紹介します。
新型RAV4の日本仕様(プロトタイプ)が公式サイトで公開
新型RAV4の日本仕様がトヨタ公式サイトで公開されました。公開された新型RAV4はプロトタイプのため変更される可能性がありますが、ほぼ市販モデルと同じだと考えます。
北米仕様と日本仕様のRAV4の違いはアドベンチャーに見られます。北米仕様のRAV4はルーフレールが付いているのに対して、日本仕様はルーフレールレスが標準になっている可能性があります。
アドベンチャーの内装はボルボXC40に使われているような鮮やかなオレンジカラーをコンソールなどの内張りに採用しています。立体的でオシャレな印象になり、グレーの内装カラーと相性抜群です。
アドベンチャー以外の新型RAV4のエクステリアは北米版と同じです。アドベンチャーとの違いはグリル形状やバンパーで、街乗りメインのシティーユースにぴったりです。
日本仕様の新型RAV4で気になるのがセンターコンソールにモニターが付いていない「オーディオレス」になっていることです。北米版はディスプレイが標準装備され、アップルカープレイやアンドロイドオートに対応していました。
オーディオレスが標準装備の場合は北米仕様よりも販売価格が抑えられるのではないかと考えます。
日本仕様新型RAV4のカスタムパーツ「TRD」と「モデリスタ」も発表
新型RAV4の公式サイトにはカスタマイズとして「TRD」と「モデリスタ」が用意されています。シカゴオートショー2019でワールドプレミアされたTRDモデルとは違うアグレッシブなカスタムが楽しめます。
TRD仕様のカスタムパーツは新型RAV4アドベンチャーによく似合うオフロード仕様になっています。フロントスポイラーとリヤスポイラーのデザインを変更してバンパーにはスクエアデザインのフォグランプを追加しています。
モデリスタのカスタムパーツは新型RAV4をスタイリッシュなスタイルにして、都会派クロスオーバーに磨きをかけます。フロントスポイラーが特徴的で迫力が増しました。
アドベンチャーはルーフレールがオプションなっていると考えられ、カスタムパーツとしてトヨタ公式サイトにも紹介されています。アドベンチャーグレードに相応しい存在感のあるルーフレールです。
新型RAV4の予約は2019年3月10日に開始か 生産は2019年4月1日から始まるという情報も
新型RAV4の予約は2019年3月10日に始まるという情報があります。すでに予約しているという情報もSNSにありますが、これはディーラーの順番待ちの予約で、グレードや仕様を決める本予約は2019年3月10日に始まり、同時に販売価格を発表して見積もりも開始されるでしょう。ディーラーや地域差もあるため詳しくはお近くの販売店でご確認ください。
また発売日が2019年4月10日を予定しているため、生産は2019年4月1日に行われるということです。また販売価格やオプション価格も2019年3月10日に情報解禁する可能性が高いです。
新型RAV4の北米価格・燃費・グレード発表 ベースグレードのLEは日本円で約2,879,000円から
新型RAV4の北米価格とグレードが判明しベースグレードのLEのガソリンモデルが25,500(日本円で約2,879,000円)、LEのハイブリッドモデルが(日本円で約3,128,000円)になっています。
ブラックアウトされたグリルが特徴的で、日本でも注目されているグレードのアドベンチャーは32,900ドル(日本円で約3,714,196円)からで、235/55R19のタイヤと19インチの専用ホイールが特徴です。トヨタのプリウスやスバルのレヴォーグなどに搭載されている、速度により開閉するアクティブグリルシャッターも搭載します。
燃費はガソリンモデルが約12.33km/L、ハイブリッドモデルが約16.58km/L、アドベンチャーグレードが約11.48km/Lになっています。日本で販売されるRAV4の燃費はJC08モード燃費ではわずかに上昇し、WLTCモード燃費ではこの燃費に近い数字になると予想します。
エンジン | ガソリン(2WD) | ガソリン(AWD) | ハイブリッド(AWD) |
---|---|---|---|
LE | 25,500ドル(日本円で約2,878,860円) | 26,900ドル(日本円で約3,036,566円) | 27,700ドル(日本円で約3,126,872円) |
XLE | 27,300ドル(日本円で約3,081,719円) | 28,700ドル(日本円で約3,239,756円) | 29,500ドル(日本円で約3,330,063円) |
XLE プレミアム | 29,500ドル(日本円で約3,330,063円) | 30,900ドル(日本円で約3,488,409円) | – |
アドベンチャー | – | 32,900ドル(日本円で約3,714,196円) | – |
XSE | – | – | 33,700ドル(日本円で約3,804,510円) |
リミテッド | 33,500ドル(日本円で約3,781,932円) | 34,900ドル(日本円で約3,939,983円) | 35,700ドル(日本円で約4,030,297円) |
日本でXSE・アドベンチャー・リミテッドの3グレードで展開した場合、アドベンチャーの3,714,196円がベース価格になります。
しかし3,714,196円ベースになった場合はハリアーと価格差が少なくなることからXLEをベースグレードにして販売することも考えらます。その場合はベース価格が3,081,719円まで下がるためC-HRとハリアーの中間の価格 になる購入しやすくなるでしょう。
グレード展開次第でRAV4の印象が大きく変わるため、新しい情報が入り次第紹介します。
北米版の新型RAV4のボディカラーは注目のルナロックを含めた全12色
北米版の新型RAV4はワールドプレミアのときに注目を集めた新色のルナロックを含めた、モノトーンカラー9色と2トーンカラー3色の全12色になっています。特にルナロックはワールドプレミアのときにアドベンチャーグレードに採用されて注目を浴び、日本でも人気のボディカラーになるでしょう。
北米版の新型RAV4ボディカラー一覧
- MAGNETIC GRAY METALLIC(マグネチックグレーメタリック)
- LUNAR ROCK(ルナロック)
- BLUE FLAME(ブルーフレイム)
- BLIZZARD PEARL(ブリザードパール/有料色)
- SUPER WHITE(スーパーホワイト)
- MIDNIGHT BLACK METALLIC(ミッドナイトブラックメタリック)
- RUBY FLARE PEARL(ルビーフレアパール/有料色)
- BLUEPRINT(ブループリント)
- SILVER SKY METALLIC(シルバースカイメタリック)
- LUNAR ROCK×ICE EDGE ROOF(ルナロック×アイスエッジルーフ/有料色)
- MIDNIGHT BLACK METALLIC×ICE EDGE ROOF(ミッドナイトブラックメタリック×アイスエッジルーフ/有料色)
- BLUE FLAME×ICE EDGE ROOF(ブルーフレイム×アイスエッジルーフ/有料色)
-
MAGNETIC GRAY METALLIC(マグネチックグレーメタリック) -
LUNAR ROCK(ルナロック) -
BLUE FLAME(ブルーフレイム) -
BLIZZARD PEARL(ブリザードパール/有料色) -
SUPER WHITE(スーパーホワイト) -
MIDNIGHT BLACK METALLIC(ミッドナイトブラックメタリック) -
RUBY FLARE PEARL(ルビーフレアパール/有料色) -
BLUEPRINT(ブループリント) -
SILVER SKY METALLIC(シルバースカイメタリック) -
LUNAR ROCK×ICE EDGE ROOF(ルナロック×アイスエッジルーフ/有料色) -
MIDNIGHT BLACK METALLIC×ICE EDGE ROOF(ミッドナイトブラックメタリック×アイスエッジルーフ/有料色) -
BLUE FLAME×ICE EDGE ROOF(ブルーフレイム×アイスエッジルーフ/有料色)
日本で市販される新型RAV4で北米版の全ボディカラーが登場する可能性は低いと考えます。
世界戦略車として登場したC-HRは北米と欧州では発売と同時に2トーンカラーのラインナップがありましたが、日本ではモノトーンカラーのみ販売して、後れて2トーンカラーを追加しました。
そのため新型RAV4もマイナーチェンジ(一部改良やグレード追加)のタイミングで2トーンカラーを追加する可能性が高いでしょう。
新型RAV4アドベンチャーのTRD仕様をシカゴオートショー2019で初公開 オフロード仕様の逞しいスタイル
新型RAV4アドベンチャーグレードのTRDオフロード仕様車がアメリカのシカゴで行われているシカゴオートショー2019で世界初公開しました。
エクステリアはホイール、ルーフレール、フロントグリル、フェンダーなどがTRD専用パーツになっています。
インテリアにはシートのヘッドレストやスキットプレートにTRDのロゴが入り特別感満載の「RAV4 TRD オフロード」になっています。 インストルメントパネルやメーターには変化が見られアフターパーツで内装もオフロードスタイルにすることができるのかもしれません。
新型RAV4は街乗りしやすいハイブリッドモデルもラインナップしていますが、日本でも販売するオフロードスタイルのアドベンチャーグレードも注目されています。
トヨタの新型車は発表とほぼ同時にモデリスタとTRDからエアロパーツが販売されるため、アドベンチャーグレード向けにTRDが販売するエアロパーツには今回発表された「RAV4 TRD オフロード」に変更できるパーツが販売されるかもしれないので期待しましょう。
北米版RAV4には最新のコネクティビティを搭載したマルチメディアシステム「Entune 3.0 オーディオ」を搭載
北米版の新型RAV4には最新コネクティビティを搭載したマルチメディアシステム「Entune 3.0 オーディオ」が装備されています。インパネ中央に配置されるタッチスクリーンは3種類が設定され、標準で7インチ、「Entune 3.0 プラス」で8インチ、「Entune 3.0 プレミアムオーディオ」では8インチでさらにナビゲーション機能がついてきます。
Entuneとはトヨタが北米で展開するマルチメディアシステムで北米国内のWi-fiホットスポットの利用やアマゾンが日本でも販売している音声認識システム「アレクサ」に対応しています。
またアップルカープレイにも対応しているのでナビゲーション機能がなくとも、アイフォンがあれば目的地まで迷うことなく案内してくれます。
新型RAV4ハイブリッドが欧州で受注開始 納車は2019年春を予定
新型RAV4ハイブリッドの受注開始を欧州トヨタが発表しました。納車次期は2019年春を予定しています。欧州で販売するRAV4もガソリンモデルとハイブリッドモデルを販売、FFのハイブリッドモデルは最高出力215hpで4WDは219hpを発揮します。
4WDモデルは日本や北米で販売する新開発の電気式E-Fourを装備しています。トルク配分を可変にして最適な動力を分配する新システムで、日本でも上陸するのが楽しみな駆動方式です。
新型RAV4が遂に生産開始 愛知県長草工場から世界へデリバリー
2019年に日本で復活する新型RAV4のラインオフ式典が2018年11月22日に行われました。生産場所は愛知県長草工場で海外では12月に発売される新型RAV4を生産、2019年には日本向けの新型RAV4も生産します。
2018年11月に目撃例が増えたので、実際にはこのころから展示車などを生産していて海外向けの展示会や販売店などへデリバリーしていたと考えます。
2018年11月28日から行われるロサンゼルモーターショー2018では新型RAV4の展示も決定しているため、その場では日本仕様の詳細情報も入っていくるかもしれません。
5代目にフルモデルチェンジした新型RAV4がニューヨークモーターショー2018で世界初公開
2018年3月28日に行わたニューヨークモーターショーで日本導入が決定したRAV4の新型車が登場しました。
フルモデルチェンジした新型RAV4は丸くシャープな印象の4代目モデルから、エッジの利いた直線的なデザインに変更されました。世界的なグローバルモデルのモデルチェンジはキープコンセプト(前モデルのデザインを踏襲すること)を取るメーカーもある中、オフローダー寄りの大きな変化は世界中のファンを驚かせました。
世界初公開された「アドベンチャー」「リミテッド」「XSE ハイブリッド」の3つのグレード展開で「XSE ハイブリッド」には新開発の2.5Lハイブリッドエンジンとトヨタ初の新型E-Fourが採用されます。
北米では2018年末に販売され、ハイブリッドモデルは少し遅れて2019年初を予定しています。
日本では2019年4月10日に発表・発売が予定され、燃費性能の高いC-HR、ラクジュアリーなハリアーに加え、オフローダー色の強いRAV4がトヨタのSUVラインナップに追加されます。
世界一売れているSUV!RAV4の歴史
1994年に誕生したRAV4は3ドアの可愛いルックスで大ヒットしました。
1995年には5ドアモデルを投入、クロスオーバーSUVとしての地位を固め人気を博します。
2000年5月にフルモデルチェンジした2代目RAV4では海外で勝負する世界戦略車としてボディサイズを拡大、3ナンバーサイズとなり登場しました。
国内ではRVブームも下火になり販売台数は伸びませんでしたが、北米や欧州では爆発的な人気となりました。
2005年のフルモデルチェンジで3代目となったRAV4は2008年にマイナーチェンジを経て2016年7月30日、後継車種のC-HRへ後を譲り日本販売を終了しました。
日本では3代目で販売終了しましたが、主戦場が海外のRAV4は2013年に3度目のフルモデルチェンジを果たし4代目へ移行しています。
日本ではRAV4のプラットフォームを採用した3代目ハリアーがデビューしたため4代目RAV4は未発売となっています。
2016年には全世界累計販売台数が約536,000台となり、世界で最も売れているSUVとなりました。そんなRAV4が2019年4月10日のフルモデルチェンジのタイミングで日本に再上陸を果たします。
4代目にフルモデルチェンジしたRAV4のエクステリアはトヨタのデザインアイコン「キーンルック」を強調
4代目RAV4はトヨタのデザインアイコン「キーンルック」を色濃く反映したデザインとなっています。日本よりも海外で販売台数を伸ばしているコンパクトカー オーリスに似た特徴的なフロントマスクは一目でトヨタの車と認識できる個性があります。
日本ではホンダのヴェゼルのようなクーペ風SUVが増える中、RAV4は後席まで広く使えるように工夫されています。
また海外では日産のエクストレイルのようなアウトドア使いもこなせる車として、高い評価をうけています。防水シートを搭載しトヨタ版エクストレイルのように売り出すことも考えられます。
RAV4は上品なブラウンカラーのインテリア
シートには優しいブラウンカラーのシートが採用されています。豪華というよりは上品にまとまった、どのようなシーンにもフィットする汎用性の高い室内となっています。
インストルメントパネルにもシート同じカラーリングを持つソフトパッドが採用され、埋め込まれたパワースイッチや丁寧なステッチがRAV4の品位を高めています。
センターコンソールは日本車にはない、センス溢れる独特のデザインとなっています。スマートフォンを置くスペースを専用に設けてありとても便利に使うことができます。
天井部には大開口のパノラマルーフを装備しています。
室内の空気循環にも便利で開放的な雰囲気を味わえます。スバルのフォレスターや日産のエクストレイル並みの大開口を持っているので、日本で購入する際は是非とも付けたい装備です。
先代モデルRAV4に搭載されるエンジン・ボディサイズなどのスペック
2013年にフルモデルチェンジを果たした4代目RAV4は、北米仕様車に2.5L 直4DOHCガソリンエンジンと2.5Lハイブリッドエンジンを搭載、欧州仕様車に2.0L 直4DOHCガソリンエンジン、2.2Lと2.0Lの直4DOHCディーゼルエンジン、2.5Lのハイブリッドエンジンを搭載します。
北米と欧州でパワートレインが異なるのも世界戦略車らしい需要を満たすラインナップとなっています。
北米仕様のスペックと後期車種C-HRのガソリンモデルのスペックを比較し紹介します。
RAV4 | C-HR | |
---|---|---|
全長 | 4,605mm | 4,360mm |
全幅 | 1,845mm | 1,795mm |
全高 | 1,675mm | 1,550mm |
室内長 | – | 1,800mm |
室内幅 | – | 1,455mm |
室内高 | – | 1,210mm |
ホイールベース | 2,660mm | 2,640mm |
車両重量 | 1,570kg | 1,440kg |
最低地上高 | – | 140mm |
最小回転半径 | – | 5.2m |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
ボディカラー | 全13色 | 全16色 |
JC08モード燃費 | – | 30.2km/L |
価格 | 24,410ドル~ | 2,646,000円~ |
2019年4月10日にフルモデルチェンジ!国内販売を再開したRAV4の画像21枚
-
RAV4 G Z package -
RAV4 G Z package -
RAV4 G Z package -
RAV4 G Z package -
RAV4 G Z package -
RAV4 G Z package -
RAV4 G Z package
-
RAV4 HYBRID X -
RAV4 HYBRID X -
RAV4 HYBRID X -
RAV4 HYBRID X -
RAV4 HYBRID X -
RAV4 HYBRID X
-
RAV4 HYBRID G -
RAV4 HYBRID G -
RAV4 HYBRID G -
RAV4 HYBRID G -
RAV4 HYBRID G -
RAV4 HYBRID G -
RAV4 HYBRID G -
RAV4 HYBRID G
SUVらしいパワフルさを感じる世界戦略車 RAV4のモデルチェンジ遍歴
RAV4はトヨタが販売しているクロスオーバーSUVです。初代は5ナンバーでしたが、2代目以降はボディサイズが拡大して3ナンバーになっています。
RAV4 初代 XA1#型(1994年~2000年)
1994年5月、初代RAV4が誕生しました。本格的なフルタイム4WDで、直列4気筒2.0L 3S-FE型ガソリンエンジンを搭載しています。
1995年4月、ホイールベースを延長して室内空間を広く、居住性、利便性を他高めた5ドアの「RAV4 Ⅴ」を追加しました。
1996年8月、マイナーチェンジで、3ナンバーでスポーツモデルの「Type G」と、「3ドアソフトトップ」モデルが追加されました。
2000年5月、2代目と入れ替わりのため、販売を終了しました。
RAV4 2代目 XA20W型(2000年~2005年)
2000年5月、世界戦略車として2代目になりました。グレード体系は「X」「X-G」「エアロスポーツ」「ワイドスポーツ」の4グレードが用意されました。ボディサイズも拡大され、3ナンバーとなります。
2003年8月、マイナーチェンジを実施。MT仕様と「エアロスポーツ」が廃止されました。
2005年11月、3代目と入れ替わりのため、販売を終了しました。
RAV4 3代目 XA30W型(2005年~2016年)
2005年11月、新MCプラットフォームを採用し、ボディサイズはさらに拡大されました。5ドアモデルのみで、海外向けでは荷室を延長したロングボディが設定されています。グレードは「X」「G」「スポーツ」の3グレードになります。
2007年9月、特別仕様車「X Limited」を発売。
2008年9月、マイナーチェンジを実施し、スペアタイヤを装備しない新グレードの「STYLE」を追加し、「G」を廃止。グレードごとにエクステリアを差別化しました。
2009年10月、北米仕様ベースのロングボディを勧告で販売を開始。
2012年12月、一部改良で「STYLE」に既存グレードを集約し、「STYLE ”S Package”」を新設しました。
2015年5月、一部改良で「STYLE ”S Package”」を廃止し、ボディカラーも4色に削減されました。
2016年8月、販売を終了しました。
RAV4 4代目 XA40型(2013年~2018年)
2013年1月、北米市場で、欧州市場では3月に4代目RAV4の販売を開始しました。日本では4代目の投入がなく、海外専売車となります。北米仕様では2.0Lガソリンモデル、2.2Lディーゼルモデル、2.0Lディーゼルエンジンモデルが用意されました。
2015年のマイナーチェンジでフロントにキーンルックを採用。2AR-FXE型2500cc直列4気筒ハイブリッドユニット搭載モデルも追加になりました。
RAV4 5代目 XAA50/XAH50/XAP50型(2018年~)
2018年11月、米国で5代目RAV4が登場しました。ハイブリッド車は翌年3月の発売となります。
2019年4月、約年8か月ぶりに日本仕様がフルモデルチェンジしました。ガソリン車には「X」「G」「Adventure」と、ハイブリッド車の「HYBRID X」「HYBRID G」の設定があります。
2020年6月、プラグインハイブリッドの「RAV4 PHV」を発売。グレードは「G」「BLACK TONE」のラインナップ。8月、一部改良で安全装備を充実。10月には日本仕様に特別仕様車「Adventure ”OFFROAD Package”」を設定しました。
2021年12月、日本仕様の一部改良で、「Adventure」にハイブリッドの「HYBRID Adventure」を追加しました。
2022年10月、日本仕様を一部改良で安全装備の強化やボディカラーの変更が実施され、同時に特別仕様車「Adventure ”OFFROAD package Ⅱ”」が発売されました。10月には新グレードの「GR スポーツ」をベルギーで発表し、ヨーロッパで導入されました。
RAV4のモデル | 販売年表 |
---|---|
初代 XA1#型 | 1994年~2000年 |
2代目 XA20W型 | 2000年~2005年 |
3代目 XA30W型 | 2005年~2016年 |
4代目 XA40型 | 2013年~2018年 |
5代目 XAA50/XAH50/XAP50型 | 2018年~ |
SUVブームに乗り国内市場でのRAV4人気が復活
トヨタは国内販売車種を見直し2030年までにEV30車種を投入する計画を発表。
SUVラインアップでは異質の存在感を放つRAV4は、今後唯一無二のオフロードBEVの立場を確立することでしょう。
2019年のSUV販売台数でも日本一から勢いにのるRAV4には2020年に待望のPHV(プラグインハイブリッド)も追加。PHVは家庭で充電できるため経済的で、緊急用の家庭用電源としても利用できるため需要が高まっているため、待ち望んでいたユーザーも多いでしょう。