RAV4のモデルチェンジ

RAV4のモデルチェンジ情報:2026年11月2日に初の一部改良へ!マルチテレイン追加で約5万円値上げ

6代目へのフルモデルチェンジから1年、RAV4に初の一部改良(仕様変更)が迫っています。追加される走行モードMUD&SAND/ROCK&DIRT、HEV・PHEVの改良後価格、納期、米国市場の動向まで、購入前に押さえたい情報をまとめました。

RAV4のモデルチェンジ情報 2026年11月2日に初の一部改良へ

クロスオーバーSUVの草分けであるトヨタRAV4は、2025年12月に6代目へフルモデルチェンジしました。純ガソリンエンジンは姿を消し、ハイブリッド(HEV)とプラグインハイブリッド(PHEV)の2本立てへ。2026年3月9日にPHEVのZとGR SPORTが追加され、現在はZ(HEV・PHEV)、Adventure(HEV)、GR SPORT(PHEV)という4グレード構成で販売中です。
そして発売から1年を迎える前に、6代目にとって初の一部改良が控えています。実施は2026年11月2日とされ、先代で好評だったマルチテレインセレクトの追加と、全グレード約5万円の価格改定がセットになる見込み。先行受注はすでに2026年10月2日から各販売店で始まっているとされ、PHEVについてはCEV補助金の受付終了時期とも絡むため、契約のタイミングがそのまま負担額を左右する局面に入っています。
なお、この一部改良についてはトヨタからの正式リリースが出ていないため、本稿では販売現場で共有されている先行情報に基づく見通しとして扱います。確定情報は公式発表をもってご確認ください。

6代目RAV4は2026年11月2日に初の一部改良 マルチテレインセレクトが復活

6代目RAV4は、デビューから1年を待たずして最初の手直しを受けます。発表・発売は2026年11月2日(月)で、いわゆる2027年モデルへの切り替わりに相当します。先行受注の受付は2026年10月2日(金)からスタートしており、生産の切り替え時期はHEVが2026年11月2日から、PHEVはやや遅れて2027年1月からとされています。

最大のトピックは、5代目には用意されていたものの6代目で見送られていたマルチテレインセレクトの追加です。路面状況に応じて駆動配分やブレーキ制御を最適化する機能で、改良後の走行モードは以下の構成になる見通しです。

改良後RAV4の走行モード(マルチテレイン)

  • NORMAL
  • SPORT
  • SNOW
  • MUD&SAND(新規追加)
  • ROCK&DIRT(新規追加)

砂地や泥濘路、岩場やダート路面といった条件ごとに最適な制御を割り当てられるようになるため、Adventureを選ぶようなアウトドア志向のユーザーにとっては実質的な戦力アップといえます。6代目は登場時点でTRAILモードとSNOWモードこそ備えていたものの、先代ほど細かく路面を選べない点に物足りなさを指摘する声がありました。今回の追加は、その穴を素直に埋めにきた格好です。

一方で、変更はこの一点に絞られます。内外装の意匠に手は入らず、ボディカラーや内装色の追加・廃止もなし。新グレードの設定やグレード体系の組み替えも行われない見込みです。つまり「走行モードが2つ増えるだけの改良」であり、商品力の底上げとしては控えめな内容にとどまります。

改良後の価格は全グレードで約5万円アップ

気になる価格ですが、改良後は全グレードで5万円前後の引き上げが見込まれています。改良前後の比較は次の通りです。

改良型RAV4(2027年モデル)の価格見通し(税込)
グレード 改良前 改良後(見込み) 差額
HEV Adventure 4,500,000円 4,549,600円 +49,600円
HEV Z 4,900,000円 4,950,000円 +50,000円
PHEV Z 6,000,000円 6,050,000円 +50,000円
PHEV GR SPORT 6,300,000円 6,350,300円 +50,300円

値上げ幅は49,600円~50,300円。駆動方式はいずれもE-Fourで、2WDの設定はありません。

ここ数年のトヨタ車の価格改定と比べれば上げ幅そのものは穏当ですが、見返りが走行モード2つという点を踏まえると、割に合うかどうかは人によって評価が割れそうです。悪路を走る機会がほとんどないユーザーからすれば実質的な値上げに近く、逆に先代のマルチテレインセレクトを知っている人、雪国やキャンプ場のダート路を日常的に走る人にとっては、5万円で先代と同等の装備が戻ってくると考えれば納得感はあるでしょう。
なお、販売店によっては値上げ分を値引きで吸収する対応も見られるとされ、ディーラーオプションの装着量に応じて割引率を変えるケース、装着内容にかかわらず一律で値引くケースなど、対応は店舗ごとにまちまちです。最終的な支払額は現場の条件で変わるため、改良前の在庫車と改良後の受注分を並べて見積もりを取るのが現実的な比較手段になります。

PHEVを狙うならCEV補助金の締切に要注意

改良型を待つか、今の仕様を押さえるか。PHEVに限っては、この判断にもうひとつ重い要素が加わります。CEV補助金の受付終了時期です。

RAV4のPHEVは最大85万円のCEV補助金の対象ですが、一般社団法人次世代自動車振興センターは2026年9月4日付で、申請受付の終了見込みを2026年12月上旬~下旬めどと公表しています。予算の消化が想定より早く進んだことによる前倒しで、申請は事務局への到着日順の先着受付となるため、予算上限に達した時点で締め切られます。

ここで効いてくるのが生産スケジュールです。改良型PHEVの生産開始は2027年1月の見込みで、そこから納車・登録・申請と進めば、85万円の枠に間に合わない可能性が高くなります。85万円は車両価格の1割を優に超える金額ですから、仮に改良型で5万円の値上げを避けられたとしても、補助金を取り逃がせば差し引きは大幅なマイナス。PHEVを検討しているなら、マルチテレインセレクトの有無よりも補助金の確保を優先し、2026年内の契約・登録を目指すほうが総額では有利になりやすい、というのが率直なところです。
ただし補助金の執行状況は流動的で、終了見込みは今後も更新される可能性があります。契約前に最新の公表内容と、販売店側が見込む登録時期の両方を確認しておきたいところです。

新型RAV4の受注は好調 月販基準台数はHEV3,000台・PHEV700台

6代目RAV4は発売直後から引き合いが集中しました。トヨタが設定した月販基準台数はHEVが3,000台、PHEVが700台。とくにPHEVは生産枠に限りがあるため、都市圏では一時的に新規受注を見合わせる販売店も出ています。

登録実績で見ると、2026年2月の販売台数は4,111台。これは納車が追いついていない段階の数字で、実際の受注残はこれを大きく上回っていたとみられます。納期の目安は媒体の調査でHEVが2~6か月、PHEVが半年~1年程度とされ、販売会社の公開情報ではHEVの工場出荷が約3か月先という例も確認できます。サブスクのKINTO経由では3~4か月程度が目安とされてきました。いずれにせよグレードとメーカーオプションの組み合わせで振れ幅が大きく、契約前の個別確認は欠かせません。

この納期状況は、11月の一部改良ともつながってきます。いま改良前の仕様を契約しても、納車が改良後にずれ込むケースは十分あり得るからです。どちらの仕様で生産枠が確保されるのかは、販売店に明示的に確認しておくべきポイントでしょう。

生産は、5代目に続きトヨタ自動車高岡工場(愛知県豊田市)と豊田自動織機長草工場(愛知県大府市)の2拠点が担当しています。

価格面では、PHEVが最大85万円のCEV補助金の対象となる点が効いています。PHEVのZは600万円ですが、補助金を差し引けばHEVのZ(490万円)との実質差は縮まり、条件次第ではAdventure(450万円)に近い負担でPHEVに届くケースも出てきます。WLTCモード燃費はHEVが22.5km/L、PHEVのZが22.2km/Lで、EV走行を主体に使える環境があればランニングコストの差はさらに開きます。自宅充電が可能な戸建てユーザーにとって、PHEVの割高感は数字ほど大きくないというのが実情です。

新型RAV4(PHEV)を発売 航続距離1.5倍&「GR SPORT」新設定

RAV4 PHEV

トヨタ自動車は、新世代のプラグインハイブリッドシステムを搭載した新型RAV4(PHEV)を2026年2月19日に発表し、3月9日に発売しました。EV走行距離はZで151km、GR SPORTで145kmに達し、日常の移動の大部分を電気のみでカバーできる環境性能を実現しています。ラインナップには、洗練されたデザインの「Z」に加え、専用サスペンションや空力パーツで操縦安定性を高めたスポーティな「GR SPORT」が新たに設定されました。また、大容量バッテリーを活用した最大1,500Wの外部給電機能を備えており、レジャーから災害時の非常用電源まで幅広い用途に対応します。カーボンニュートラルの実現に向けた重要な選択肢として、走行性能と実用的な給電能力を高い次元で両立させたモデルです。

新型RAV4のPHEVモデルのエクステリアの特徴

新型RAV4のPHEVモデル(2026年3月9日発売)のエクステリアは、従来のRAV4らしい「塊感のある力強いデザイン」をベースに、グレードごとの個性を強調する専用装備が採用されています。

RAV4 PHEVのエクステリア

「Z」グレード:先進的で洗練されたスタイル

「Z」グレードは、都会的でスポーティな印象を与えるPHEV専用デザインが特徴です。フロントフェイスには、艶やかなピアノブラック塗装の専用フロントロアバンパーと、昼夜の被視認性を高め個性を演出する専用LEDアクセントランプを装備しています。フロントまわり、アンダーボディ、足元をブラックのアクセントで引き締めることで先進的な印象を際立たせており、足元には20インチの大径アルミホイール(ブラック塗装)を標準装備し、精悍な佇まいを実現しています。

「GR SPORT」グレード:機能美を追求したデザイン

新設定の「GR SPORT」は、モータースポーツの知見を活かした空力性能とデザインの融合(機能美)を追求しています。コンピューター解析(CFD)と風洞試験を重ねて開発された専用フロントリップスポイラー、ウイングタイプのリヤスポイラー、リヤサイドスポイラー(いずれもピアノブラック)を装備しています。これらのパーツは、高速域だけでなく低中速域からでもダウンフォースを発生させ、操縦安定性を飛躍的に高める役割を担っています。フロントとリヤには「GR」の称号を示す専用グレードマークが配され、足元にはレッド塗装のブレーキキャリパー(フロントはGRロゴ付)と専用20インチアルミホイールを採用しています。なお、GR SPORTはパノラマルーフの設定がなく、代わりにアルミルーフレールをオプションで選べる構成です。

共通のライト類・カラー

1灯の光源でハイ/ロービームを切り替えるBi-Beam LEDヘッドランプや、ワイド感を強調するLEDリヤコンビネーションランプなど、すべての光源をLED化しています。カラーバリエーションには「ブラック×プラチナホワイトパールマイカ」や「ブラック×エモーショナルレッドⅡ」といった、ルーフを塗り分けた2トーンカラーも設定されています。さらに、純正用品の一部は「UPGRADE SELECTIONS by KINTO FACTORY」を通じて、2026年春からオンラインで購入・後付けできるようになりました。

新型RAV4のPHEVモデルのインテリアの特徴

新型RAV4のPHEVモデルのインテリアは、「手を伸ばした先に、欲しい機能を配した」ブラック基調の空間としてまとめられています。

RAV4 PHEVのインテリア

先進的なコックピットとディスプレイ

12.9インチのタッチディスプレイを採用し、スマートフォンのような直感的な操作や音声認識に対応しています。12.3インチTFTカラーメーターとマルチインフォメーションディスプレイを搭載した3画面構成で、ナビゲーションや安全機能などの情報を自由に表示可能です。「Z」と「GR SPORT」にはカラーヘッドアップディスプレイとエレクトロシフトマチックを標準装備しています。

快適装備とユーザビリティ

PHEV特有の機能として、外部電源からの充電中にエアコンやオーディオを使用できる「マイルームモード」を搭載しています。「Z」に標準装備される「空調オールオート制御」により、設定温度に応じてシートヒーターやシートベンチレーション、ステアリングヒーターが自動で連動します。ラゲージルームにはAC100V・1500Wのアクセサリーコンセントが設置されており、「Z」「GR SPORT」にはトヨタ初となるPD対応45WのUSB端子をフロントに2個装備しています。

「GR SPORT」専用のスポーティな意匠

GRロゴ付の専用スポーティシートには合成皮革と「ブランノーブ®」を組み合わせた表皮にレッドステッチが施されています。GRロゴ付の専用オープニング画面が表示されるメーターや、足元をスポーティに演出するアルミペダルも装備されています。また、ブラックのスエード調表皮にレッドステッチを施した専用フロントコンソールサイドニーパッドが正確なステアリング操作をサポートします。

収納と空間

PHEVモデルのラゲージ容量は672L(デッキボード下段設定なし)を確保しており、ミディアムSUVクラスでトップレベルの積載量を誇ります。コンソールボックスには左右両開きが可能で、裏返すとトレイとしても使用できるリバーシブルアームレストを採用しています。

新型RAV4のPHEVモデルの走行性能

新型RAV4のPHEVモデル(2026年3月9日発売)は、トヨタ初採用の新世代プラグインハイブリッドシステムを搭載し、圧倒的な動力性能と環境性能、そして優れた操縦安定性を実現しています。

RAV4 PHEVの走行性能

パワフルな動力性能と進化したEV走行

システム最高出力は242kW(329PS)に達し、HEVの240PSに対しておよそ1.4倍。あらゆるシーンで高い加速性能を発揮します。電力ロスを低減するSiC(シリコンカーバイド)半導体をPCUに採用することで、EV航続距離は従来型の約95kmからZで151km、GR SPORTで145kmへと大幅に伸長しました。走行モードは「EVモード」「AUTO EV/HVモード」「HVモード」をスイッチ一つで切り替え可能です。充電は6kWの普通充電に加えて50kWのDC急速充電にも対応し、約30分で満充電の80%まで回復します。

高い操縦安定性を支える基本性能

大容量リチウムイオンバッテリーを車体中央の低い位置に配置することで、低重心化と最適な重量バランスを追求しています。ボディ剛性の向上やサスペンション支持剛性のアップに加え、微少な振動を取り除く「高減衰接着剤」を採用。E-Four(電気式4WDシステム)により、パワフルな駆動力を効率よく路面に伝えます。

走りの質を極めた「GR SPORT」の専用装備

駆動用電池を補強部材として活用することでボディ剛性をさらに高めています。GRパフォーマンスダンパー®とGRブレースにより走行中のボディの変形や不快なねじれを素早く収束させ、ダイレクトな操舵感と直進安定性を向上させています。専用サスペンションと専用EPSチューニングにより、微低速域から安定した操縦性を実現します。

あらゆる路面に対応する制御機能

新電子制御ブレーキシステム(新ECB)がコーナリング時のロール抑制やラフロードでの脱出性能向上に寄与します。TRAILモード/SNOWモードにより悪路や雪道での安定走行をサポートし、NORMAL/ECO/SPORT/CUSTOMのドライブモードセレクトで状況に応じた走りを選択できます。前述の通り、2026年11月の一部改良ではここにマルチテレイン系の2モードが加わる見込みです。

新型RAV4 GR SPORT(PHEV)の特徴は?

新型RAV4の「GR SPORT(PHEV)」は、2026年3月9日に発売された、スポーティなスタイルと高い操縦性能を追求するフラッグシップモデルです。スポーツカーシリーズ「GR」の世界観を反映し、モータースポーツの知見を活かして開発されました。

RAV4 GR SPORT(PHEV)

走りの質を磨き上げた専用の足回り

「意のままの走り」を実現するため、専用チューニングサスペンション、GRパフォーマンスダンパー®(フロント)、GRブレース(リヤサスペンションメンバー)、専用EPSチューニングを標準採用しています。これらにより、優れた操縦安定性とダイレクトな操舵感を実現しています。

空力性能と機能美を両立したエクステリア

フロントリップスポイラー、ウイングタイプのリヤスポイラー、リヤサイドスポイラー(いずれもピアノブラック)を装備し、低中速域からダウンフォースを発生させて車両挙動を安定させています。レッド塗装のブレーキキャリパー(フロントはGRロゴ付)と専用20インチアルミホイール(235/50R20タイヤ)を採用し、フロントとリヤには専用「GR」グレードマークが配されています。

高揚感を高める専用インテリア

内装色はブラックで統一され、GRロゴ付のスポーティシート(合成皮革+ブランノーブ®、レッドステッチ)、アルミペダル、GRロゴ付専用オープニング画面の12.3インチカラーメーター(タコメーター付)、スエード調のフロントコンソールサイドニーパッドなどスポーツマインドを刺激する装備が揃っています。

進化したPHEVシステムと実用性

トヨタ初採用の新世代PHEVシステムにより、システム最高出力242kW(329PS)、EV航続距離145kmを実現しています。最大1,500Wの外部給電が可能で、非常時にはガソリン満タン・満充電の状態で最大約7日間の電力を供給できます。駆動用電池を補強部材として活用することでさらなる低重心化も図られています。メーカー希望小売価格(税込)は6,300,000円で、Z(PHEV)に対して300,000円高という設定です(2026年11月の一部改良後は6,350,300円になる見通し)。また、2026年春からは「UPGRADE SELECTIONS」による純正用品のオンライン購入も始まっています。

6代目RAV4は2025年12月17日に日本国内で発売 Z(CORE)・ADVENTURE・GR SPORTの3スタイル設定

  • RAV4 Z(CORE)
  • RAV4 Z(CORE)
  • RAV4 Z(CORE)
  • RAV4 Z(CORE)
  • RAV4 Z(CORE)
  • RAV4 Z(CORE)
  • RAV4 Z(CORE)
  • RAV4 Z(CORE)
  • RAV4 Z(CORE)
  • RAV4 Z(CORE)のラゲッジ
  • RAV4 Z(CORE)のアルミホイールとタイヤ
  • RAV4 Z(CORE)のコックピット
  • RAV4 ADVENTURE(アドベンチャー)
  • RAV4 ADVENTURE(アドベンチャー)
  • RAV4 ADVENTURE(アドベンチャー)
  • RAV4 ADVENTURE(アドベンチャー)
  • RAV4 ADVENTURE(アドベンチャー)
  • RAV4 ADVENTURE(アドベンチャー)
  • RAV4 ADVENTURE(アドベンチャー)
  • RAV4 GR SPORT(GRスポーツ)
  • RAV4 GR SPORT(GRスポーツ)
  • RAV4 GR SPORT(GRスポーツ)
  • RAV4 GR SPORT(GRスポーツ)
  • RAV4 GR SPORT(GRスポーツ)
  • RAV4 GR SPORT(GRスポーツ)
  • RAV4 GR SPORT(GRスポーツ)
  • RAV4 GR SPORT(GRスポーツ)
  • RAV4 GR SPORT(GRスポーツ)

RAV4の6代目モデルは2025年5月21日にワールドプレミアされ、日本国内では2025年12月17日に発売されました。
まずハイブリッドのZ(発表時のグレード名COREからZへ変更)とAdventureが先行して登場し、ZとGR SPORTの両PHEVモデルは2026年3月9日に加わっています。

新型RAV4は「Life is an Adventure」をコンセプトに、SUVハンマーヘッドを採用したバンパー一体グリルデザインが特徴のZ(CORE)、縦比率の高い大型グリルでラギッドな雰囲気が特徴のオフロードグレードADVENTURE(アドベンチャー)、Functional MATRIXグリル採用で走りの楽しさを表現するハイパフォーマンスグレードGR SPORT(GRスポーツ)の3スタイルを設定しています。

パワートレインは先代モデルまで設定していた純ガソリンエンジン搭載モデルを廃止し、トヨタ初搭載の第6世代HEV(ハイブリッド)と新開発のPHEV(プラグインハイブリッド)の2本立てになりました。
第6世代に進化したPHEVはV2Hに対応して利便性を高めるとともに、DC急速充電を追加することで約30分で満充電の80%まで充電可能に。
EV航続距離も従来の95kmからZで151km、GR SPORTで145kmまで向上しています。

HEV Z(CORE) ADVENTURE GR SPORT (PHEV)
6代目RAV4のスペック(諸元)
全長 4,600mm 4,620mm 4,645mm
全幅 1,855mm 1,880mm
全高 1,680mm 1,680mm 1,685mm
ホイールベース 2,690mm
室内長 1,880mm
室内幅 1,525mm
室内高 1,220mm
車両重量 1,720kg 1,710kg –
最小回転半径 5.7m
最低地上高 190mm 185mm
パワーユニット 2.5L HEV 2.5L HEV 2.5L PHEV
エンジン型式 A25A-FXS A25A-FXS
エンジン総排気量 2.487L
システム最高出力 約240PS 242kW(329PS)
EV走行距離 – – 145km
燃料タンク容量 55L
駆動方式 E-Four(4WD)
乗車定員 5名
6代目トヨタRAV4の販売価格一覧(現行仕様)
グレード エンジン 値段
Z HEV 4,900,000円
PHEV 6,000,000円
Adventure HEV 4,500,000円
GR SPORT PHEV 6,300,000円

PHEVのZは、HEVのZに対して110万円高という設定です。数字だけを見れば大きな開きですが、最大85万円のCEV補助金が適用されるため、実質的な差額は25万円程度まで縮まります。充電環境を用意できるかどうかが、グレード選びの分かれ目になるでしょう。ただし前述の通り補助金の申請受付は2026年12月ごろに締め切られる見通しのため、この「実質25万円差」が成り立つ期間は限られる点に留意してください。

RAV4のボディカラーはZ・Adventure専用カラー含む9色設定

RAV4のエクステリアの決め手になるボディカラーは、ZとAdventure向けにモノトーンが7色、2トーンカラーが2色設定されています。Z・Adventureでしか選択できない専用カラーが多数あり、注目のアーバンロックやブラックルーフの2トーンカラーもAdventure専用。
定番カラーのプラチナホワイトパールマイカ、カローラクロスやヤリスクロスなどに設定する人気のマッシブグレーはZの専用カラーになっています。なお、PHEVにはこれとは別に「ブラック×プラチナホワイトパールマイカ」「ブラック×エモーショナルレッドⅡ」といった専用の2トーンカラーが用意されています。2026年11月の一部改良ではカラー構成に変更はなく、追加・廃止とも行われない見込みです。

6代目トヨタRAV4のボディカラー一覧

  • プラチナホワイトパールマイカ(33,000円高、Z専用カラー)
  • マッシブグレー(Z専用カラー)
  • アティチュードブラックマイカ
  • アバンギャルドブロンズメタリック(Z専用カラー)
  • ダークブルーマイカ(Z専用カラー)
  • アーバンロック(Adventure専用カラー)
  • エバーレスト(Adventure専用カラー)
  • ブラック×アーバンロック(55,000円高、Adventure専用カラー)
  • ブラック×エバーレスト(55,000円高、Adventure専用カラー)
  • プラチナホワイトパールマイカ(33,000円高、Z専用カラー)
  • マッシブグレー(Z専用カラー)
  • アティチュードブラックマイカ
  • アバンギャルドブロンズメタリック(Z専用カラー)
  • ダークブルーマイカ(Z専用カラー)
  • アーバンロック(Adventure専用カラー)
  • エバーレスト(Adventure専用カラー)
  • ブラック×アーバンロック(55,000円高、Adventure専用カラー)
  • ブラック×エバーレスト(55,000円高、Adventure専用カラー)

6代目RAV4のインテリアコンセプトはアイランドアーキテクチャー

  • RAV4 Zのインストルメントパネル
  • RAV4 Zのシート
  • RAV4 Zのコクピットメーター
  • RAV4 Zのセンターコンソール
  • RAV4 Zのセンターコンソールの裏側
  • RAV4 Zのチルト&スライド電動パノラマムーンルーフ
  • RAV4 ADVENTURE(アドベンチャー)のインストルメントパネル
  • RAV4 ADVENTURE(アドベンチャー)のシート
  • RAV4 ADVENTURE(アドベンチャー)センターコンソール
  • RAV4 ADVENTURE(アドベンチャー)センターコンソールの裏側
  • RAV4 GR SPORT(GRスポーツ)インテリア
  • RAV4 GR SPORT(GRスポーツ)インテリア
  • RAV4 GR SPORT(GRスポーツ)インテリア
  • RAV4 GR SPORT(GRスポーツ)センターコンソール
  • RAV4 GR SPORT(GRスポーツ)センターコンソールの裏側

RAV4が新たに採用するアイランドアーキテクチャーはディスプレイやシフトなどを一体的に配置するデザインで、上面を約40mm低くした水平インストルメントパネルと最小限の目線移動にとどめる12.9インチディスプレイオーディオやメーター、レジスタ位置を最適化することで平衡感覚や操作性を向上する配置になっています。

  • カラーヘッドアップディスプレイは立面表示から斜め表示へ
  • Zにはトヨタ初の一方向操作方式エレクトロシフトマチック採用
  • タッチ式の大画面12.9インチディスプレイオーディオは全グレード標準装備

トヨタ初の一方向操作方式エレクトロシフトマチック、スロープ(斜め)表示のカラーヘッドアップディスプレイ、3Dビュー対応のパノラミックビューモニターも魅力。
HEVのラゲッジ容量は749Lで、先代RAV4の733Lから16L拡大することでゴルフバッグは7個ほど格納可能。PHEVは駆動用バッテリーを積むため672Lとなります。
収納や機能をシンプルにすることでモダンな雰囲気と使い勝手も両立されています。
もっとも、物理スイッチを減らしてタッチパネルへ集約した操作系については、使い込むほどに賛否が分かれるポイントでもあります。走行中のブラインド操作のしやすさという点では先代のほうが優れていたという見方もあり、この辺りは試乗時に自分の感覚と照らし合わせて確認しておきたいところです。

トヨタ初採用のソフトウェアづくりプラットフォームAreneをRAV4に搭載

Arene(アリーン)はウーブン・バイ・トヨタ株式会社で開発が進められているソフトウェアづくりプラットフォームで、運転中のデータなどを用いて安全支援のアップデートに役立てるシステムです。
中国で発表された新型ESに搭載することが発表されていましたが、トヨタでは6代目RAV4で初めて採用されました。
Areneにより実現した機能で音声認識の応答速度と理解精度を向上した新世代のマルチメディア、進化したドライバー異常時対応システムと急加速抑制をToyota Safety Senseに組み込むことが発表されています。ソフトウェアの開発期間を短縮できる点が大きく、今後は複数機能を同時にアップデートすることも視野に入れられています。

米国ではCR-Vに首位を明け渡す 生産切り替えの影響が直撃

国内では受注好調が伝えられるRAV4ですが、主戦場である北米では事情が異なります。2026年上半期の米国販売で、RAV4は153,955台にとどまり前年同期比で約36%減。ホンダCR-Vの226,114台、フォードF-150の209,311台に水をあけられ、首位の座から後退しました。

要因は人気の低下ではなく、供給サイドにあります。6代目への切り替えに伴う工場の大掛かりな入れ替えで生産が落ち込み、販売現場の在庫が払底した状態が続いたためです。F-150もアルミ供給元の火災によって減産を強いられており、相対的にCR-Vが漁夫の利を得た構図といえます。実際、新型RAV4は入荷すれば即売れる状況が続いており、需要そのものは衰えていません。供給が正常化すれば順位は再び動く可能性が高いでしょう。

この北米の需給ひっ迫は、日本市場の納期にも間接的に影響します。世界中で奪い合いになるモデルだけに、国内向けの生産枠確保は引き続きタイトな状態が続きそうです。

RAV4の歴史と歴代モデルの変遷

世界一売れているSUV!RAV4の歴史

初代RAV4のエクステリア

1994年に誕生したRAV4は3ドアの可愛いルックスで大ヒットしました。
1995年には5ドアモデルを投入、クロスオーバーSUVとしての地位を固め人気を博します。

2代目RAV4のエクステリア

2000年5月にフルモデルチェンジした2代目RAV4では海外で勝負する世界戦略車としてボディサイズを拡大、3ナンバーサイズとなり登場しました。
国内ではRVブームも下火になり販売台数は伸びませんでしたが、北米や欧州では爆発的な人気となりました。

北米仕様3代目RAV4のエクステリア

2005年11月のフルモデルチェンジで3代目となったRAV4は2008年9月にマイナーチェンジを受け、2016年7月に生産を終えて同年8月に日本での販売を終了しました。その後、同年12月に登場したC-HRが、都市型SUVとしての役割を実質的に引き継いでいます。

後継車種のC-HR

日本では3代目で販売終了しましたが、主戦場が海外のRAV4は2012年11月にワールドプレミアを迎え、翌2013年から4代目へ移行しています。
日本では2013年11月にRAV4と同じプラットフォームを採用した3代目ハリアーがデビューしたため4代目RAV4は未発売となりました。当時は国内でのSUV人気が現在ほど高くなかったことも、投入見送りの理由に挙げられています。

北米で販売されている4代目RAV4

4代目は世界的に好調で、2016年と2017年には世界のSUV販売台数で1位を記録しました。そんなRAV4が2019年4月10日のフルモデルチェンジのタイミングで日本に再上陸を果たします。日本仕様の5代目は2019-2020日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、2020年にはシリーズ累計販売1,000万台に到達。2025年には米国市場で長年首位を守ってきたフォードF-150を上回り、最も売れたモデルの座に就いています。

SUVらしいパワフルさを感じる世界戦略車 RAV4のモデルチェンジ遍歴

RAV4はトヨタが販売しているクロスオーバーSUVです。初代は5ナンバーでしたが、2代目以降はボディサイズが拡大して3ナンバーになっています。

RAV4 初代 SXA1#型(1994年~2000年)

1994年5月、初代RAV4が誕生しました。ベベルギア式センターデフを備える本格的なフルタイム4WDで、直列4気筒2.0L 3S-FE型ガソリンエンジン(135ps)を搭載しています。
1995年4月、ホイールベースを延長して室内空間を広げ、居住性と利便性を高めた5ドアの「RAV4 V」を追加しました。
1996年8月、マイナーチェンジで、3S-GE型エンジンを積む3ナンバーボディのスポーツモデル「Type G」と、「3ドアソフトトップ」モデルが追加されました。
2000年4月に生産を終了し、同年5月に2代目と入れ替わる形で販売を終了しました。

RAV4 2代目 ZCA2#W/ACA2#W型(2000年~2005年)

2000年5月、世界戦略車として2代目になりました。同年のジュネーブモーターショーで海外先行デビューを飾っています。グレード体系は「X」「X-G」「エアロスポーツ」「ワイドスポーツ」の4グレードで、エンジンは2WD用の1ZZ-FE型1.8Lと4WD用の1AZ-FSE型2.0L直噴を用意。ボディサイズも拡大され、3ナンバーとなります。
2003年8月、マイナーチェンジを実施。MT仕様と「エアロスポーツ」が廃止されました。
2005年10月に生産を終了し、同年11月に3代目と入れ替わる形で販売を終了しました。

RAV4 3代目 ACA3#W型(2005年~2016年)

2005年11月14日、新MCプラットフォームを採用し、ボディサイズはさらに拡大されました。エンジンは2AZ-FE型2.4Lのみ、トランスミッションはCVTのみの設定です。5ドアモデルのみで、海外向けでは荷室を延長したロングボディが設定されています。グレードは「X」「G」「スポーツ」の3グレードになります。
2007年8月、ロングボディ仕様が日本では派生車種「ヴァンガード」として投入されました。
2007年9月、特別仕様車「X Limited」を発売。
2008年9月、マイナーチェンジを実施し、スペアタイヤを装備しない新グレードの「STYLE」を追加し、「G」を廃止。グレードごとにエクステリアを差別化しました。
2012年12月3日、一部改良でS-VSCやヒルスタートアシストコントロールなどを標準装備。既存グレードを「STYLE」に集約し、「STYLE ”S Package”」を新設しました。
2015年5月、一部仕様の整理で「STYLE ”S Package”」を廃止し、ボディカラーも4色に削減されました。
2016年7月に生産を終え、同年8月に販売を終了しました。

RAV4 4代目 XA40型(2013年~2018年)

2012年11月のロサンゼルス・モーターショーでワールドプレミアを行い、2013年1月に北米市場、同年3月に欧州市場で販売を開始しました。日本では4代目の投入がなく、海外専売車となります。北米仕様は2.5Lガソリン、欧州仕様は2.0Lガソリンと2.2Lディーゼル、そして新開発の2.0Lディーゼルが用意されました。
2015年のマイナーチェンジでフロントにキーンルックを採用。2AR-FXE型2,500cc直列4気筒ハイブリッドユニット搭載モデルも追加になりました。
2016年・2017年と、世界のSUV販売台数で1位を獲得しています。

RAV4 5代目 MXAA5#/AXAH5#/AXAP54型(2018年~2025年)

2018年3月28日、ニューヨーク国際自動車ショーで5代目RAV4を世界初披露。同年11月20日に米国で発表され、ガソリン車は12月、ハイブリッド車は2019年3月下旬の発売となります。
2019年4月10日、約2年8か月ぶりに日本仕様が復活しフルモデルチェンジしました。ガソリン車には「X」「G」「Adventure」と、ハイブリッド車の「HYBRID X」「HYBRID G」の設定があります。発売から約1か月で月販目標3,000台の8倍にあたる約24,000台を受注しました。
2019年12月6日、2019-2020日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。トヨタ車としては3代目プリウス以来10年ぶりの受賞となりました。
2020年6月8日、プラグインハイブリッドの「RAV4 PHV」を発売。グレードは「G」「BLACK TONE」で、システム最高出力は225kW(306PS)。7月にはスズキの欧州市場向けに「スズキ・アクロス」としてOEM供給されることが発表されました。8月7日の一部改良ではディスプレイオーディオとDCMを全車標準装備。10月2日には特別仕様車「Adventure ”OFFROAD Package”」を設定しました。
2021年12月1日、日本仕様の一部改良で、「Adventure」にハイブリッドの「HYBRID Adventure」を追加しました。
2022年10月4日、日本仕様を一部改良し、Toyota Safety Senseの機能拡大やコネクティッドナビ対応ディスプレイオーディオの採用が行われ、同時に特別仕様車「Adventure ”OFFROAD package Ⅱ”」が発売されました。この改良でRAV4 PHVはRAV4へ統合され、プラグインハイブリッド専用グレード「Z」として設定されています。同月19日には新グレードの「GR SPORT」をベルギーで発表し、ヨーロッパで導入されました。
2024年11月28日、5代目最後の一部改良を実施(ガソリン車・ハイブリッド車は同年12月16日、プラグインハイブリッド車は2025年1月6日発売)。「X」に設定されていた2WD車を廃止して全車4WD化し、「X」にブラインドスポットモニターなどを、それ以外のグレードに10.5インチディスプレイオーディオPlusを標準装備しました。
2025年12月、6代目にバトンを渡して販売を終了しました。

RAV4 6代目 XAN60型(2025年~)

2025年5月21日、6代目RAV4を世界初公開。CORE・Adventure・GR SPORTの3スタイルを設定し、パワートレインは純ガソリンエンジンを廃止してハイブリッド(HEV)とプラグインハイブリッド(PHEV)を設定しました。
2025年12月17日、日本で正式発表・発売。日本市場ではCOREグレードをZグレードに改称し、ZとAdventureのHEVモデルが先行しました。価格はZが490万円、Adventureが450万円です。
2026年2月19日にPHEVを発表、3月9日に発売。Z(PHEV)が600万円、新設定のGR SPORT(PHEV)が630万円で、EV航続距離は151km/145kmとなっています。
2026年11月2日には初の一部改良が予定されており、マルチテレインセレクト(MUD&SAND/ROCK&DIRT)の追加と、約5万円の価格改定が行われる見込みです。

RAV4のモデルチェンジ遍歴
RAV4のモデル 販売年表
初代 SXA1#型 1994年~2000年
2代目 ZCA2#W/ACA2#W型 2000年~2005年
3代目 ACA3#W型 2005年~2016年
4代目 XA40型 2013年~2018年
5代目 MXAA5#/AXAH5#/AXAP54型 2018年~2025年
6代目 XAN60型 2025年~
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