レクサスESの日本仕様は2018年10月24日発売 明らかになったインテリアをチェック
レクサスESは日本ではトヨタ・ウィンダムとして2006年まで販売されていたモデルです。7代目となるモデルが日本レクサスでも販売されることが決まり、2018年10月24日に発売されました。
カムリと同様のプラットフォームであるGA-Kプラットフォームを使い、ボディサイズもひと回り大きくなったレクサスESは、2.5Lのハイブリッドエンジンを搭載した「ES300h」が日本に導入されました。新しくなったレクサスESのインテリアはどのようになっているのでしょうか?
レクサスESはGSにも迫る高級感のあるインテリアが魅力的で豊富なカラーバリエーションがある
レクサスESはレクサスの中でも中間に位置するセダンで、LS・GSに次ぐ位置のミドルクラスセダンです。運転席メーターフードから助手席まで貫くシルバーメッキのラインが上品で、中央にはワイド画面のインフォテインメントディスプレイが備え付けられています。
ディスプレイの枠にはアナログ時計が埋め込まれていて、レクサスブランドの貫禄が漂っています。ディスプレイ下にはエアコン送風口とハザードランプスイッチが、その下にはボタン類が並んでいて白色で統一されているため主張しすぎずシンプルなインテリアになっています。
インフォテインメントディスプレイ付近を詳しくみると、並んでいたボタンはエアコン操作ボタンということがわかります。頻繁に操作する運転席側(左)には、ボタン1つでエアコンを快適に調整することができるAUTOボタンや、エアコンを停止するOFFボタンが配置されているなど、ドライバーのことを第1に考えた設計だと感じます。設定温度の下にはナノイーのロゴが見えるため、車内の空気を綺麗にしてくれる機能も備わっていることが分かります。
レクサスESはフロアシフトになっていて、シフトブーツを履いたストレートタイプのシフトノブです。P・R・N・DなどのレンジのほかにSプラスマイナスレンジが見えるためドライバーの好きなようにギアを変えられるモードが搭載されています。
シフトレバーの下にはモーターだけで走行するEVモードのボタンとパーキングブレーキホールドと呼ばれる信号待ちなどでブレーキから足を離しても停車し、アクセルを踏むことで解除される機能のボタンが装備されています。
ブラックとシルバーのインテリアのほかにも、Fスポーツに情熱的な赤いシートを使ったインテリア、ブラウンとアイボリーの落ち着きのある大人なインテリアがラインナップしています。
メーターはデジタルメーターで、イグニッションONの状態では丸いリング内にシフトレンジや走行モード、時速の表示がされていて、左側には時刻や外気温、レーン状況や認識した標識を示しています。その下には水温計とガソリン残量計が配置されています。
メーターの端には小さなダイヤルが装備されていて、走行モードを選ぶことができます。オールマイティなノーマルモードのほかにエコモードやスポーツモードが搭載されています。
走行モードを切り替えるとデジタルメーターのデザインも変わるようになっていて、エコモードでは落ち着いた配色ですが、スポーツモードにするとメーター針が赤色になりやる気に満ち溢れます。エンジンのレッドゾーンは6,500rpmに設定されています。
ドアにはマークレビンソンのスピーカーが備え付けられていて、中音を担当するミッドスピーカーのほかにも高音を担当するツイーター、低音を担当するウーファーと役割を分けて配置していると考えます。
レクサスESの後部座席は足元も広く乗員すべてがくつろぎながら移動可能
レクサスESの後部座席は、足元も広々とした空間が広がっていて狭い思いをすることがありません。ベンチシートの3人がけになっていますが、センターのコンソールを取り出すと大き目のアームレストになり2人で使っても余裕のある大きさになっています。
ドア側のシートにはテザーアンカーが装備されていて、ISOFIXに対応したチャイルドシートを固定することができるため、安心して取りつけることができます。
レクサスESのレッドの内装は肩口の部分に黒いワンポイントが施されていておしゃれです。チャイルドシートテザーアンカーのカバーはシート色に合わせているため目立たたない工夫をしているところもレクサスらしい気配りです。
ブラックの内装も落ち着いた雰囲気でシックな空間が広がっています。ブラックインテリアのISOFIXはブラックカバーになっていてうまくインテリアに溶け込んでいるのが分かります。
レクサスESはレクサスのミドルクラスセダンで豪華すぎずちょうど良いサイズ感がある車
レクサスESは、トヨタではウィンダムとして販売されていた車でミドルクラスのセダンです。日本のレクサスブランドで新発売するESは、トヨタのカムリと同様のプラットフォームやパワートレインを使った仕様です。
レクサスESの内装はセダンによくあるアイボリー調だけではなく、ブラックを全体的にあしらったシックなコーディネートや、スポーティなレッドを使ったパターンがあります。後部座席は足元も広くてゆったりと乗れるため長時間の移動でも疲れにくくなっています。
運転席もゆったりとした作りで、デジタルメーターやインフォメーションディスプレイも見やすく、エアコンなどの操作ボタンも分かりやすくシンプルデザインです。目上の人よりいい車に乗ってはいけない雰囲気がある場合でも、レクサスLSやGSのようにアッパークラスではないレクサスESは満足感も所有欲も満たしてくれる名車です。