クロスビーとイグニスの違い

クロスビーとイグニスの違いを比較 ボディサイズ・エンジン・装備・価格を解説

クロスビーとイグニスの違いが知りたい方へ。室内空間・燃費・安全装備の差を表で分かりやすく解説します。イグニスが生産終了した現在、クロスビーの現行モデル情報もあわせてご確認いただけます。

クロスビーとイグニスの違いを比較 ボディサイズ・エンジン・装備・価格を解説

クロスビーとイグニスの違いを比較 ボディサイズやエンジンはどう違う?

スズキのコンパクトクロスオーバーSUVとして登場したクロスビー(2017年12月〜)とイグニス(2016年1月〜)。どちらも5ナンバーサイズに収まる個性的なデザインのSUVです。

ただし、イグニスは2024年2月末に国内生産を終了し、同年4月26日をもって国内販売も終了しました。新車での購入はできません。一方、クロスビーは2025年10月にビッグマイナーチェンジを受け、エンジンを1.0Lターボから1.2Lマイルドハイブリッドへと刷新して現在も販売中です。

本記事では両車のボディサイズ・インテリア・エンジン・安全装備・価格をまとめて比較します。イグニスの中古車購入を検討している方や、クロスビーとの違いを知りたい方の参考になれば幸いです。

クロスビーとイグニスのエクステリアとボディサイズ比較

クロスビーのエクステリアクロスビーのエクステリア

イグニスのエクステリアイグニスのエクステリア

外観はどちらも個性的ですが、方向性は異なります。クロスビーは全高1,705mmのハイトワゴン的なシルエットで、存在感のある縦型ライトと丸みを帯びた四角いボディが特徴です。イグニスは全高1,595mmと低く構え、クラムシェルボンネットや3本スリットなど歴代スズキ車のデザインエッセンスを取り入れた欧州車テイストの外観が個性的でした。

ボディサイズは全長・全幅ともに数センチの差しかなく、ホイールベースは同じ2,435mmです。最も大きな違いは全高で、クロスビーがイグニスより110mm高くなっています。

クロスビーとイグニスのボディサイズ比較
クロスビー(現行) イグニス(販売終了)
全長 3,760mm 3,700mm
全幅 1,670mm 1,660mm
全高 1,705mm 1,595mm
ホイールベース 2,435mm 2,435mm
最低地上高 180mm 180mm
車両重量 970〜1,030kg 880〜920kg
乗員定員 5人 5人
最小回転半径 4.7m 4.7m

全長3.7m台・最小回転半径4.7mと、どちらも4mクラスのコンパクトカーより扱いやすいサイズ感です。クロスビーの全高1,705mmは立体駐車場の高さ制限(一般的に1,550mmや1,800mm)に注意が必要な場合があるため、事前に確認しておきましょう。

ボディカラーはクロスビーが現行モデルでモノトーン・ツートン・3トーンの全13パターン、イグニスは販売当時13色をラインナップしていました。どちらも豊富なカラーバリエーションで個性を出せる1台でした。

クロスビーとイグニスのインテリアと室内空間比較

クロスビーの内装クロスビーのインテリア

イグニスの内装イグニスのインテリア

インテリアのキャラクターも対照的です。クロスビーは現行モデルでレザー調インパネとドアトリムを採用し質感を向上、ポップで明るい雰囲気が特徴です。一方イグニスは近未来的なデザインのセンターパネルや専用設計のエアコンパネルが特徴で、欧州車を連想させるシックな雰囲気でした(なお、このエアコンパネルデザインは後にクロスビーにも採用されました)。

室内空間は全高が高いクロスビーのほうが室内長・室内高ともに広く、荷室幅も大きく上回ります。後部座席を倒した状態の荷室長はイグニスのほうが長くなりますが、荷室の幅はクロスビーが大幅に広いため、大きな荷物を積む際はクロスビーが有利です。

クロスビーとイグニスの室内空間比較
クロスビー イグニス
室内長 2,175mm 2,020mm
室内幅 1,355mm 1,365mm
室内高 1,280mm 1,250mm
荷室長(5人乗り) 525mm 430〜595mm
荷室長(2人乗り) 1,165mm 1,230mm
荷室幅 1,305mm 1,160mm
荷室高 800mm 725〜950mm

クロスビーとイグニスのエンジン・燃費比較

クロスビーのエンジンクロスビーのエンジン(参考:K10C型)

イグニスのエンジンルームイグニスのエンジンルーム

エンジンは両車で大きく異なります。クロスビーは2025年10月のビッグマイナーチェンジで、従来の1.0Lターボ(6AT)から1.2L直噴マイルドハイブリッド+CVTへと刷新されました。これによりWLTCモード燃費は2WDで22.8km/L(4WDは21.0km/L)に向上しています。ターボがなくなりCVTに変わったことで、高速域でのパンチ感よりも日常域での滑らかさと燃費性能を重視した特性になっています。

イグニスは1.2Lのデュアルジェットエンジン+マイルドハイブリッドをCVTと組み合わせていました。燃費はJC08モードで最大28.8km/L(HYBRID MG 2WD)と非常に優秀で、現行クロスビーもWLTCベースで近い燃費水準に達しています。

クロスビーとイグニスのエンジン・燃費比較
クロスビー(現行) イグニス(参考:販売終了時)
型式 Z12E K12C
種類 直列4気筒マイルドHV 直列4気筒マイルドHV
排気量 1,197cc 1,242cc
トランスミッション CVT CVT
WLTCモード燃費(2WD) 22.8km/L 約20.4km/L(参考値)
WLTCモード燃費(4WD) 21.0km/L 約18.6km/L(参考値)

なお、元記事に記載されていた旧型クロスビー(1.0Lターボ・6AT)の燃費(JC08モード:20.6〜22.0km/L)と旧型イグニスの燃費(JC08モード:25.4〜28.0km/L)の優劣は、現行クロスビーがCVT+自然吸気マイルドHV化したことで大幅に縮まっています。

クロスビーとイグニスの安全装備比較

イグニスの予防安全装備

安全装備は両車の大きな差異のひとつでした。イグニスでは上位グレードでも衝突被害軽減ブレーキやカーテンエアバッグなどの安全装備がセーフティパッケージ(メーカーオプション)扱いで、別途97,200円(当時)の追加が必要でした。

現行クロスビーは全車標準装備の「スズキ セーフティ サポート」に単眼カメラ+ミリ波レーダーを組み合わせた「デュアルセンサーブレーキサポートII」を採用し、交差点での出合い頭・右左折時の歩行者・自転車・二輪車の検知にも対応しています。アダプティブクルーズコントロール・車線維持支援・ブラインドスポットモニター・標識認識機能なども全車標準装備となり、安全性は大幅に向上しています。

クロスビー(現行・MZ)とイグニス(MZ、販売終了時)の安全装備比較
装備 クロスビー(現行) イグニス(参考)
衝突被害軽減ブレーキ 標準装備(DSBS II) メーカーオプション(DCBS)
アダプティブクルーズコントロール 標準装備 非設定
車線維持支援 標準装備 メーカーオプション(車線逸脱警報)
ブラインドスポットモニター 標準装備 非設定
SRSカーテンエアバッグ 標準装備 メーカーオプション
電動パーキングブレーキ 標準装備(MZ) 非設定
全方位モニター用カメラ メーカーオプション メーカーオプション

クロスビーとイグニスの価格帯比較

全方位モニター

現行クロスビーの価格はHYBRID MX(2WD)215万7,100円〜、HYBRID MZ(4WD)250万300円となっています。2025年10月のビッグマイナーチェンジで安全装備の大幅拡充などが行われた一方で、価格も従来型から約14〜15万円上昇しています。

クロスビーの現行価格(2025年10月改良後)
グレード 2WD 4WD
HYBRID MX 215万7,100円 233万3,100円
HYBRID MZ 233万5,300円 250万300円

イグニスは国内新車販売を終了しています。購入を検討する場合は中古車市場での探索となります。な