E-PACE(Eペイス)はジャガーブランド第二弾のコンパクトSUV
ジャガーEペイスは同社初のコンパクトSUVで、ガソリン・ディーゼルエンジンを搭載した車種です。ジャガーのSUVといえば、2016年に発売した高級SUVの「Fペイス」がありますが、どのくらいコンパクトになるのか?搭載エンジンはどのようなものなのか?
ジャガーEペイスのエクステリアやインテリア、搭載されるエンジンや装備、発売日や価格帯、Fペイスとの比較を紹介します。
新型E-PACEのプロトタイプを目撃!ワールドプレミアは2020年後半か
厚いカモフラージュが施された新型E-PACEのプロトタイプがカメラに捉えられました。
改良版のE-PACEでは、グリルとバンパーを再設計し、ヘッドライト・テールライトも意匠を変更するとのこと。車内には12.3型デジタルインストルメントクラスタや最新のTouch Pro Duoインフォテインメントシステム、新しいステアリングホイール、ギアシフターを採用します。
また、パワートレインは2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンや2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボが採用されると予想。その他、マイルドハイブリッドなどのオプションも選択できる可能性があります。
E-PACEに特別仕様車「Sensory Performance Edition」が登場!
2019年11月14日、ジャガーがE-PACEの特別仕様車「Sensory Performance Edition(センサリー・パフォーマンス・エディション)」の受注をスタートしました。ジャガーE-PACE Sensory Performance Editionは100台限定で販売され、ベース車両はE-PACE S ディーゼルD180。価格は5,555,000円からとなります。
ボディカラーは「フジ・ホワイト(45台)」「カルデラレッド(15台)」「サントリーニブラック(40台)」の3色を用意。サイドベントやフロントグリルなどはグロスブラックで塗装し、クールで引き締まったスタイルに仕上がっています。
足回りにはサテンダークグレイフィニッシュの19インチアルミホイールを装着。ダイナミックなE-PACEのエクステリアによくマッチしています。
Sensory Performance Editionにはそれぞれ「エボニー」「ライトオイスター」のインテリアカラーを設定(カルデラレッドのみライトオイスター)。ハイスピードエマージェンシーブレーキやアダプティブクルーズコントロール、ブラインドスポットアシストなどの先進安全装備をパッケージ化したドライブパックを標準装備するほか、視線移動を最小限とするヘッドアップディスプレイも設置されています。
ボディカラー | フジ・ホワイト (ソリッドカラー) |
カルデラレッド (ソリッドカラー) |
サントリーニブラック (メタリックカラー) |
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インテリアカラー | エボニー | ライトオイスター | エボニー |
販売台数 | 45台 | 15台 | 40台 |
価格 | 5,555,000円 | 5,600,000円 | 5,645,000円 |
ジャガーE-PACEのエクステリアは迫力のある足回りとシャープなスタイルが特徴
ジャガーEペイスのエクステリアは、Fペイスをひと回り小さくしたデザインで、Fペイスの優雅な佇まいが継承されています。モデルはベースモデルの「E-PACE」、スポーティモデルの「E-PACE R-DYNAMIC」、発売から1年間だけの限定モデル「E-PACE FIRST EDITION」の3つあります。
ヘッドライトにはLEDを使用していて、導光タイプのポジションランプを採用しています。マトリックスLEDヘッドランプを使っていて、ウインカーはアニメーションで動きますので周りのドライバーだけではなく、歩行者からも認識しやすくなっています。
また、IHBA(インテリジェントハイビームアシスト)、AFL(アダプティブフロントライト)を装備しているので対向車は眩しくなく、自分は明るい視界を確保できます。
オプションで用意されているホイールは、21インチまであり迫力があります。ベースモデルに装着されているホイールサイズは17インチなので、4インチまでインチアップすることができます。
全長 | 4,395mm |
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全幅 | 1,984mm(2,088mm) |
全高 | 1,649mm |
ホイールベース | 2,681mm |
最低地上高 | 204mm |
車両重量 | 1,843kg |
ジャガーEペイスのボディサイズは全長4,395mm、全幅1,984mm、全高1.65mで、長さはコンパクトサイズですが、幅が2メートル近くあり、全高も1,649mmですので立体駐車場では入れない場合があったり幅が広くて駐車するスペイスを探すのに苦労するかもしれません。
ジャガーE-PACEのインテリアは収納スペイスも豊富でカラーは落ち着いた色からスポーティな色まで揃う
スポーティモデルのR-DYNAMICでは黒基調のインテリア、ベースモデルではベージュ基調のインテリアパターンになっています。
収納スペイスにもこだわっていて、センターコンソールにはカップホルダーだけではなくUSBソケットと携帯電話の収納スペイスがあることが分かります。
シフトノブなどのインテリアランプは、10種類のカラーに変更することが可能な「インテリアムードランプ」を採用しています。落ち着いて運転したい時は水色、ダイナミックに運転したい時はスポーティな赤など、気分によってインテリアカラーを変えられます。
パノラミックルーフを装備していて、夏場だけではなく冬場にも開放感あふれるドライビングを楽しむことができます。フロントシートからリアシートまで乗員全員が楽しめるサンルーフなので、開放感は抜群です。
ジャガーE-PACE(Eペイス)の搭載エンジンはディーゼルターボとガソリンターボをラインナップ
ジャガーEペイスに搭載されるエンジンは、インジニウムと呼ばれるエンジンが搭載されていて、「2,000ccのディーゼルターボエンジン」、「2,000ccの250PSガソリンターボエンジン」、「2,000ccの300PSガソリンターボエンジン」の3種類が用意されています。
排気量 | 1,999cc |
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最高出力 | 180PS/4,000rpm |
最大トルク | 430Nm/1,750rpm |
最高速度 | 205km/h |
0-100km加速 | 9.3秒 |
2,000ccのディーゼルターボエンジンは、最高出力が180PSで、最大トルクは430Nmあります。Eペイスの全てのモデル・グレードに搭載されているエンジンです。ラインナップされているエンジンの中では、1番トルクがあるパワフルなエンジンです。
排気量 | 1,998cc |
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最高出力 | 249PS/5,500rpm |
最大トルク | 365Nm/1,200-4,500rpm |
最高速度 | 230km/h |
0-100km加速 | 7.0秒 |
2,000ccのガソリンターボエンジンは、最高出力・最高速度ともにディーゼルエンジンを上回っていますが、最大トルクは下回っています。250PSのガソリンターボエンジンも、すべてのモデル・グレードに搭載されているエンジンです。
排気量 | 1,998cc |
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最高出力 | 300PS/5,500rpm |
最大トルク | 400Nm/1,500-4,500rpm |
最高速度 | 243km/h |
0-100km加速 | 6.4秒 |
FIRST EDITIONを除くモデルのSグレード以上に搭載されているエンジンが、最高出力300PSのガソリンターボエンジンです。最高速度・0-100km/h加速ともに3種類のエンジンの中でトップの性能がありますが、最大トルクはディーゼルエンジンのほうがパワフルです。
ジャガーE-PACEの搭載装備は先進安全技術とドライバーアシスト機能
ジャガーEペイスには、ドライバーアシスト機能として「自動緊急ブレーキ」「レーンキープアシスト」「クルーズコントロール」「パーキングセンサー」「サラウンドカメラシステム」などが搭載しています。他には、ハイビームを使っている時に対向車が眩しくないよう配光する「マトリックスLEDヘッドランプ」、事故を起こした時にフロントウィンドウにエアバッグを展開して歩行者を守る「歩行者保護エアバッグ」などが装備されています。
車内のセンタークラスターには、10.2インチのモニターが設置されていてナビはもちろんのこと、電話やエンターテインメント、内外気温など、様々な情報を表示してくれます。
バックドアは、ボディ下に足をかざすだけで自動的に開閉してくれるシステムも備えていて、荷物で両手が塞がっている時に便利です。
ヘッドアップディスプレイも装備されているので、前方から視線を外さずにナビの道案内などを確認することができます。センタークラスターに設置されているナビを見ると、どうしても前方から視線が外れてよそ見運転になることがあるので、実用性と安全性を兼ね備えた素晴らしい装備です。
ジャガーE-PACE(Eペイス)の発売は2018年で販売価格は4,430,000円から
ジャガーEペイスの発売日は2018年で気になる価格帯は、モデルとグレードによって違い、ベースモデルの標準グレードでは4,430,000円からになっています。また、発売日から1年間の限定で販売される「FIRST EDITION」は、738万円からになっています。
E-PACE | R-DYNAMIC | |
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E-PACE | 4,430,000円~ | 4,860,000円~ |
E-PACE S | 5,010,000円~ | 5,440,000円~ |
E-PACE SE | 5,560,000円~ | 5,990,000円~ |
E-PACE HSE | 6,110,000円~ | 6,550,000円~ |
ジャガーEペイスと一回り大きな兄弟車Fペイスとの比較
2016年に発売したジャガー初のSUV「F-PACE」は、ラグジュアリーでスポーティなSUVとして人気が出ています。コンパクトSUVとして発表された「E-PACE」と、何が違うのかチェックしておきましょう。
E-PACE | F-PACE | |
---|---|---|
全長 | 4,395mm | 4,740mm |
全幅 | 1,984mm | 1,935mm |
全高 | 1,649mm | 1,665mm |
ホイールベース | 2,681mm | 2,875mm |
最低地上高 | 204mm | 215mm |
最小回転半径 | 5.7m | 5.6m |
駆動方式 | 4WD | 4WD |
全長、全高ともにF-PACEと比べるとサイズダウンしていますが、全幅は拡大しています。また、搭載されるエンジンは180PSのディーゼルターボエンジンが同型のものですが、F-PACEに搭載されているV型6気筒3,000ccのエンジンはE-PACEにラインナップしていません。
他には、価格帯がE-PACEが451万円からF-PACEは640万円からと、189万円も差が開いています。
ジャガー初のコンパクトSUV E-PACEのモデルチェンジ遍歴
ジャガー・Eペイスはイギリスのジャガーが販売する、ガソリン・ディーゼルエンジンを搭載したコンパクトクロスオーバーSUVです。
ジャガー・E-PACE 初代 X540/2018年~
2018年2月、日本市場にガソリンエンジン「P250」「P300」と、ディーゼルエンジン「D180」が導入されました。12月には2019年モデルが発表され、ターボモデルの「P200」が追加されました。
2019年2月、日本での1周年を記念する特別仕様車「コネクテッド」を発表。7月には特別仕様車「KEI NISHIKORI EDITION」が発表されました。
ジャガー・E-PACEのモデル | 販売年表 |
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初代 X540 | 2018年~ |
ジャガー第二弾SUVのE-PACEは完成度の高さが魅力
ジャガー初のSUVであるF-PACEに続き発売されるコンパクトSUV「E-PACE」は、2018年に発売して価格帯は4,430,000円からとF-PACEに比べてとてもリーズナブルです。
駆動方式は4WDを採用し、パワフルなディーゼルターボエンジンと、250PSと300PSのガソリンターボエンジンが搭載されています。車線逸脱警報や緊急ブレーキなどの安全装備はもちろんのこと、ヘッドアップディスプレイも搭載したジャガーE-PACEが誕生しました。