スズキ・イグニスの内装インテリアをチェック!グレードごとの違い
2016年に販売をスタートした、クロスオーバーSUV型コンパクトカーのスズキ・イグニスの内装を解説します。
5ドアコンパクトカーのイグニスは、同社から販売されているソリオ/ソリオバンディットとパワートレインやプラットフォームを共有しています。シンプルでありながらもアイコニックで、過去のスズキ車を思わせる要素を随所に取り入れた外装は、多くの車好きの心をくすぐります。
ハイブリッドMZ・ハイブリッドMX・ハイブリッドMGの3グレードが展開しているイグニスの内装を、コックピットやシートデザイン、ラゲッジルームをメインにまとめました。装備差やデザインの違いのほか、特別仕様車の内装についても注目していきます。
イグニスに特別仕様車「HYBRID MGリミテッド」が登場!上質な内装に特別装備が充実した満足度の高いモデル
スズキは2019年7月11日、イグニスの特別仕様車としてHYBRID MGをベース車とした「イグニスHYBRID MGリミテッド」を発売しました。今回の特別仕様車は充実した装備に加え、シンプルでシックな内外装デザインに仕上がっているのが特徴です。
イグニスHYBRID MGリミテッドの内装はスポーティーな黒色で統一されていて、先進性に満ちたメーター機器や操作性しやすいフルオートエアコンを完備。メッキ・サテンメッキ調の加飾によって上質感のある室内となっています。
安全装備には予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」を標準装備し、デュアルカメラブレーキサポートを搭載します。全方位モニター用カメラ[フロント/サイド(左右)/バックカメラ]はメーカーオプションで装備することができます。
スズキ・イグニスの内装シートやコックピットはスポーツテイストを押し出したアクティブデザイン
スズキ・イグニスは、蒸れにくく座り心地の良いファブリックシートが全グレードに採用されています。シートの素材はどれも同じですがボディカラーやグレードによって内装色が異なり、オレンジ・チタン・ブラックの3タイプが設定されます。
ハイブリッドMZとハイブリッドMXはオレンジインテリアかチタンインテリア、ハイブリッドMGはブラックインテリアのみの展開です。
コックピットのインパネ周りも、ハイブリッドMZとハイブリッドMXは明るいホワイトですが、ベースグレードのハイブリッドMGはブラックで統一されています。
上級グレードであるHYBRID MZには本革巻のステアリングホイールとシフトノブが標準装備となっています。エアコン周りにはサテンメッキ調の加飾が施されていて高級感があります。
イグニスのフロントシート・リアシートはどちらも余裕があってリラックスして座れます。ISOFIX対応のチャイルドシートもしっかり固定できます。
イグニスのメーターは先進的なネオンブルーのイルミネーションが目を引くデザインです。アイドリングストップ時間や平均燃費のほか、エコスコアを表示してエコドライブをサポートします。
走行中のスマートなシフトチェンジが可能となるパドルシフトは、イグニスのハイブリッドMZにのみ標準装備となっています。車を操る楽しさとスポーティな走り味が味わえます。
なお、イグニスの内装向けの純正アクセサリーとしては、定番の革調シートカバーやフロアマットのほか、コンソールボックスガーニッシュ・インナーハンドルガーニッシュ・インパネガーニッシュ・シフトノブカバー・エアコンダクトガーニッシュの5点が揃うカラーアクセントパッケージ(89,964円)が販売されています。
そのままイグニス標準装備のブラックベースの内装を楽しむのもありですが、ボディカラーに合わせてより個性的な内装にカスタムしたいオーナーにはこちらのセットがおすすめです。
イグニスはラゲッジルーム・収納スペースも充実!小さく見えてかなりの荷物を積める
一見コンパクトサイズのイグニスですが、ラゲッジルームは広々と使えます。特にHYBRID MZとHYBRID MXの2グレードにはリヤシートスライドを採用しているため、多彩なシートアレンジが可能です。荷室容量はリヤシートを倒すと258Lから415Lにまで拡大できます。
後部座席を倒すリクライニング操作は、スライド操作と同様、シート上部に設置されているレバーで行います。ラゲッジルーム側からの操作も可能です。
イグニスのHYBRID MZとHYBRID MXにはサブトランクも搭載されます。2WD車と4WD車では容量が異なりますが、ちょっとした工具類や人目に付きたくない荷物を保管するのに使えるスペースです。サブトランクの容量は2WD車が106L、4WD車が36Lとなっています。
ドライバーの手の届きやすいコックピット周りはもちろん、助手席や後部座席に座るゲストのための収納も充実しているイグニス。ユーティリティの高い作りでレジャーシーンから通勤まで活躍してくれます。
スズキ・セーフティサポート搭載のスズキ・イグニスは高い安全性能が認められている
セーフティパッケージ装着車のスズキ・イグニスは、2016年度の予防安全性能評価においてASV++(ダブルプラス)の評価を得ています。イグニスに装備されているスズキ・セーフティサポートの機能は以下の6つです。
- デュアルカメラブレーキサポート
- 誤発進抑制機能
- 車線逸脱警報機能
- ふらつき警報機能
- 先行車発進お知らせ機能
- 全方位モニター用カメラ
イグニスの4WD車には、ぬかるんだ道や雪道などの悪路を力強く突破できるグリップコントロールが標準装備となります。グリップ輪に駆動力を集めて安定した走り出しを実現します。
また、傾斜のある下り坂の走行時に、スピードを調整するヒルディセントコントロールスイッチも4WDモデルならではの特別装備です。余計なブレーキ操作が要らないので、より運転に集中できるようになります。
特別仕様車イグニスFリミテッドの内装は上質感のあるすっきりとしたデザイン
イグニス HYBRID MZをベース車としている特別仕様車イグニスFリミテッドには、スポーティで飽きのこないブラックの内装カラーが採用されています。
特別装備として上質なシルバーステッチ入りの専用本革ステアリングホイールやシフトブーツ、助手席シートヒーターなどを備えています。センターコンソールやインサイドドアグリップの一部に施されたカーキ塗装も個性的でおしゃれです。
特別仕様車イグニスSセレクションの内装は装備を強化することで快適性がアップ
イグニスのほか、ラパンやソリオでもラインナップしているのが特別仕様車Sセレクションです。ベース車両はイグニス HYBRID MXで、内装については助手席シートヒーターや本革ステアリングホイールが特別装備となります。
さらにデュアルカメラブレーキサポートや誤発進抑制機能などを備え、安全性能も強化されているお得感のある特別仕様車です。
イグニスの内装は個性的なエクステリアにマッチするスポーティな装い
ハスラーとエスクードの間を埋めるスモールクロスオーバーSUVとしてラインナップに加わったスズキ・イグニスの内装は、都市でも自然の中でも馴染むエクステリアと同様、どんなシーンで走っていてもしっくりくる飽きのこないデザインとなっています。それぞれのボディカラーに合わせたシート生地やカラフルなインパネカラーもイグニスの大きな魅力のひとつです。
また、スズキ・セーフティサポートを備えるイグニスは安全性能も高く、荷室は多彩なシートアレンジで拡大可能です。デザインと実用性を兼ね備えたスズキのスタンダードモデルとして駆け抜けていくでしょう。